JPH058716Y2 - - Google Patents

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JPH058716Y2
JPH058716Y2 JP1987008011U JP801187U JPH058716Y2 JP H058716 Y2 JPH058716 Y2 JP H058716Y2 JP 1987008011 U JP1987008011 U JP 1987008011U JP 801187 U JP801187 U JP 801187U JP H058716 Y2 JPH058716 Y2 JP H058716Y2
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shielding
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  • Non-Insulated Conductors (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、通信ケーブル、計装ケーブル、電
気・電子機器のコード、各種電線等に巻回するこ
とにより電磁波の漏洩防止または静電気障害の防
止を図るためのテープに関するものである。
従来の技術 通信ケーブル、計装ケーブル、電気・電子機器
のコード、各種電線等は、電磁波の漏洩の防止、
静電気障害の防止のために金属体でシールドを行
うことが要求される。そのため、ケーブル、コー
ド、電線の製造にあたつては、導体と外被との間
に、金属箔(軟アルミニウムテープ、軟銅テープ
等)、紙テープ/アルミニウム箔貼合物、ポリエ
ステルテープ/アルミニウム箔貼合物、編組した
軟銅線などを、縦添い、巻回、編組などの方法に
より介在させてシールド性を付与することがなさ
れている。
ところが、上述のようなシールド対策を施した
ケーブル、コード、電線等を用いても、実際に配
線して使用してみると、なおシールド性が不完全
であることが判明する場合がある。
このような場合、事後的にケーブル、コード、
電線に、金属線をメリヤス編みしたメツシユテー
プと称される筒状テープを扁平にした状態で巻く
ことが行われているが、この金属メツシユ製のテ
ープを巻回するだけではシールド性、特に高周波
領域における電磁波シールド性が十分ではない。
本考案者らは、この点を解決するために、筒状
の金属メツシユテープの内部に高周波領域におけ
る電磁波シールド性のすぐれたアルミニウム箔製
のテープを内挿配置することを試みたが、このテ
ープはアルミニウム箔製のテープの剛性が大きい
ため、このテープを巻くとケーブルやコードが剛
直になつて屈曲しなくなるという問題に直面し
た。
また、これを解決するために、可撓性に富むシ
ールド用導電性シートを金属メツシユで包接させ
ることもできるが、長さ方向に伸長するためにテ
ープの巾が屈曲により変化して不均一となつてし
まい、細くなつたテープの部分ではテープ同士の
接触性が悪く、電磁波を漏らしてしまう。
本考案は、このような問題点を生じないシール
ド用テープを提供することを目的になされたもの
である。
問題点を解決するための手段 本考案のシールド用複合テープハ、金属箔テー
プ1を金属メツシユ2で包接してなる複合テープ
において、前記金属箔テープ1として、テープ状
の金属箔にテープの長さ方向の多数の切れ目1a
を設けた金属箔テープを用いることを特徴とする
ものである。
以下本考案を詳細に説明する。
金属箔テープ1 本考案においては、金属箔テープ1として、テ
ープ状の金属箔にテープの長さ方向の多数の切れ
目1aを設けた金属箔テープを用いる。
金属箔としては、アルミニウム箔、銅箔、鉄
箔、これらの複合箔などが用いられる。これらの
中では、高周波領域における電磁波シールド性が
すぐれかつコスト的にも有利なシルミニウム箔お
よび鉄箔が特に重要である。
この金属箔からなるテープの長さ方向に沿つて
適当な長さの多数の切れ目1aを設けると、テー
プ状の金属箔は巾方向にも長さ方向にも自由に屈
曲できるようになる。しかも、テープの長さ方向
には伸びることがないので、巾が一定でしつかり
と漏れなく巻回させておくことができ、巻回後の
被巻回物(各種ケーブル、コード、電線等)のシ
ールド性を屈曲時にも極めて高く保つことができ
る。
第2図は、このような金属箔テープ1の一例を
示した部分平面図であり、切れ目1aは、巾方向
に隣接するもの同士は同じ長さで等間隔に、長さ
方向に隣接するもの同士は片方の終端と他方の始
端とが若干ずれて入り組むように設けてある。
金属メツシユ2 金属メツシユ2を構成する金属線としては、
銅、銅合金、銅被鋼、アルミニウム、アルミニウ
ム合金などでできた金属線や、アルミニウム覆鋼
線、メツキ線などがあげられる。
この金属線を1本ないし複数本用いて編組して
いくことにより、金属メツシユ2が形成される。
金属メツシユ2は、フラツト状であつても筒状で
あつてもよいが、金属線をメリヤス編みにより筒
状に形成したものが実用的である。
シールド用複合テープ 上記のようにして得られた金属箔テープ1を金
属メツシユ2で包接することにより、本考案のシ
ールド用複合テープが構成される。
包接の態様としては、 フラツトな金属メツシユ2または筒状の金属
メツシユ2を扁平にしたものの上にこれより巾
の狭い金属箔テープ1を当てがい、ついで前者
2の両耳端を折り曲げて後者1を覆うようにし
たもの、 金属箔テープ1を筒状の金属メツシユ2の内
部に挿入するか、筒状の金属メツシユ2の製造
を金属箔テープ1周りに行うことにより、金属
箔テープ1を筒状の金属メツシユ2の内部に配
置したもの、 などがあげられる。これらの中では、特にの態
様が実用性が高い。
第1図は、上記の態様における本考案のシー
ルド用複合テープの一例を示した平面図であり、
一部切欠き表示してある。
用 途 本考案のシールド用複合テープは、各種のケー
ブル、コード、電線等の電磁波の漏洩防止または
静電気障害の防止を図るための巻回用テープとし
て有用である。
作 用 本考案のシールド用複合テープをケーブル、コ
ード、電線等にテープの端部が重なるようにしな
が蝶旋状に巻回すれば、直ちにシールド性が付与
される。
このシールド用複合テープは、金属メツシユ2
に金属箔テープ1を複合させているので、金属箔
テープ1の材質を選ぶことにより、電界波、磁界
波はもちろん、高帯域にわたりシールド効果の向
上が望める。
金属メツシユ2は柔軟で屈曲性がある。またそ
れに包接された金属箔テープ1も、多数の切れ目
1aにより多数の短冊状小片1bが縦横に連続し
た状態に形成されているため、長さ方向および巾
方向に屈曲可能である。従つて巻回操作は円滑に
なされ、しかも巻回後のケーブル、コード、電線
等の可撓性も保たれる。さらに、テープの長さ方
向には伸びることがないので、巾が一定でしつか
りと漏れなく巻回させておくことができ、巻回後
の被巻回物(各種ケーブル、コード、電線等)の
シールド性を屈曲時にも極めて高く保つことがで
きる。
金属メツシユ2は伸縮性を有するため、外部か
ら加わる力を緩和する役割も果たす。
実施例 次に実施例をあげて、本考案をさらに説明す
る。
厚み50μ、巾18mmのアルミニウム箔の長さ方向
に沿つて、第2図に示したように多数の切れ目1
aを設けた。
すなわち、長さ6mmの長さ方向に沿う切れ目を
巾方向に等間隔に7列または8列に設け、次の区
画の切れ目1aの始端は前の区画の切れ目1aの
終端と1mmずらし、入り組むようにした。
このように切れ目1aを設けることにより、多
数の短冊状小片1bが縦横に連続した状態に形成
された金属箔テープ1が得られた。
次に、この金属箔テープ1周りにメリヤス編み
によりスズメツキ銅線を編組していつて、筒状の
金属メツシユ2を形成させた。
これにより、金属箔テープ1が筒状の金属メツ
シユ2で包接されたシールド用複合テープが得ら
れた。
この複合テープをケーブル、コードまたは電線
にテープの耳端部が重なるようにしながら蝶旋状
に巻回したが、複合テープが屈曲性に富むため巻
回作業を円滑に行うことができ、しかも、巻回後
のケーブル、コードまたは電線の可撓性も保たれ
た。さらに、テープの長さ方向には伸びることが
なく、巾が一定でしつかりと漏れなく巻回させて
おくことができ、巻回後の被巻回物(各種ケーブ
ル、コード、電線等)のシールド性を屈曲時にも
極めて高く保つことができた。
考案の効果 本考案のシールド用複合テープは、共に電磁波
シールド性、静電気シールド性のすぐれた金属箔
テープ1と金属メツシユ2とを複合したものであ
るため、これをケーブル、コード、電線等に巻回
すれば、すぐれたシールド性が付与される。この
ようなすぐれたシールド性は、従来の金属メツシ
ユテープによつては到底期待できない。
特に、金属箔テープ1としてアルミニウム箔製
のものを用いると、高周波領域における電磁波シ
ールドが確実になされる。また鉄箔製のものを用
いると、磁気のシールド性が良好になる。
そして、金属メツシユ2は柔軟で屈曲性があ
り、それに包接された金属箔テープ1も、その独
特の切れ目1a入り構成の故に、長さ方向および
巾方向に屈曲可能である。そのため巻回操作が円
滑になされ、しかも巻回後のケーブル、コード、
電線等の可撓性も保たれる。さらに、テープの長
さ方向には伸びることがないので、巾が一定でし
つかりと漏れなく巻回させておくことができ、巻
回後の被巻回物(各種ケーブル、コード、電線
等)のシールド性を屈曲時にも極めて高く保つこ
とができる。
このシールド用複合テープにおいては、金属メ
ツシユ2と金属箔テープ1との相互作用として、
外部から大きな力が加わつても、伸縮性の大きい
金属メツシユ2が外力を緩和し、破損を防ぐ。ま
た万一金属箔テープ1が切断しても、外皮である
金属メツシユ2が包接しているため導電性は保た
れ、シールド効果に悪影響を及ぼさない。
本考案のシールド用複合テープは、上記のよう
にすぐれた性能を有する上、その製造も容易であ
るので、実用上極めて有用である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案のシールド用複合テープの一
例を示した平面図である。第2図は、金属箔テー
プ1の一例を示した部分平面図である。 1……金属箔テープ、1a……切れ目、1b…
…短冊状小片、2……金属メツシユ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 金属箔テープ1を金属メツシユ2で包接して
    なる複合テープにおいて、前記金属箔テープ1
    として、テープ状の金属箔にテープの長さ方向
    の多数の切れ目1aを設けた金属箔テープを用
    いることを特徴とするシールド用複合テープ。 2 金属箔テープ1を筒状の金属メツシユ2の内
    部に包接してある実用新案登録請求の範囲第1
    項記載のシールド用複合テープ。
JP1987008011U 1987-01-21 1987-01-21 Expired - Lifetime JPH058716Y2 (ja)

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JPS63115296U JPS63115296U (ja) 1988-07-25
JPH058716Y2 true JPH058716Y2 (ja) 1993-03-04

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