JP3028866U - 金属可とう電線管 - Google Patents

金属可とう電線管

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JP3028866U
JP3028866U JP1996002491U JP249196U JP3028866U JP 3028866 U JP3028866 U JP 3028866U JP 1996002491 U JP1996002491 U JP 1996002491U JP 249196 U JP249196 U JP 249196U JP 3028866 U JP3028866 U JP 3028866U
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wire
flexible
conductive
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metal
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JP1996002491U
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Inventor
健 見上
文夫 吉川
伸夫 高橋
Original Assignee
大和電業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金属可とう電線管は、管に可とう性を持たせ
るため、噛み合わせ部は隙間が形成されているため、強
い電磁界で使用した場合、電磁障害の影響を受けやす
い。 【解決手段】 中央立ち上り部をはさんで相反するほぼ
コ字状の外周噛み合わせ部と内周噛み合わせ部を有する
長尺の帯状体の一対を噛み合わせ部を向い合わせて軸方
向に巻回してなる可とう管本体の外面軸方向に複数の導
電性細線をまとめて形成した導電性編組線たとえば銅
線、鉄線等の導電性金属の撚線、複合撚線、編組線等を
縁つなぎ線として添接してなる構成の金属可とう電線管
を提供する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、工作機械等に使用する電線や管類の保護管又は誘導管として使用さ れる金属可とう電線管に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般にこの種の金属可とう電線管1は、図4及び図5に示すように、亜鉛引鉄 板等を素材とし、中央の立ち上り部2aをはさんで外周環状部2bと係合部2d 、内周環状部2cと係合部2eとにより相反するほぼコ字状の外周噛み合わせ部 と内周噛み合わせ部が形成された帯状体2の一対を噛み合わせ部を向い合わせて 係合部2d、2cを介して噛み合わせ、軸方向に螺旋状に巻回した可とう管本体 3の外回りに軟質塩化ビニル等による被覆5を圧着されて形成されている。
【0003】 このようにしてなる金属可とう電線管は、管に可とう性を持たせるため、噛み 合わせ部は隙間6を設けて、螺旋状の長手方向に遊び代を付けている。この隙間 6は細長い隙間となり、一対の帯状体2の巻き始めから巻き終りまで続いている 。
【0004】 そのため、このような可とう電線管を強い電磁界で使用した場合、可とう電線 管の外部電磁波が隙間より侵入する。また、帯状体は、導電性金属が使用されて いるため、この隙間付近では強い電磁波となって侵入される。
【0005】 この現象は、可とう電線管の内部に強い電磁界がある場合も同様に内部から外 部へと電磁波が漏れ出る。
【0006】 この結果、可とう電線管内の配線路には、この漏れた不要電磁波に起因した電 磁結合が発生し、配線路には本来の機能を阻害する電磁障害が発生する。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、このような課題、すなわち噛み合わせ部に形成された隙間によって 生ずる電磁障害を以下の手段によって解決しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本考案では、立ち上り部をはさんで相反する断面ほ ぼコ字状の外周噛み合わせ部と内周噛み合わせ部を有する長尺の帯状体の一対を 噛み合わせ部を向い合わせて軸方向に螺旋状に巻回してなる可とう管本体の外面 軸方向に、複数の導電性細線をまとめて形成した導電性編組線を縁つなぎ線とし て添接してなる構成の金属可とう電線管を提供する。
【0009】 ここで、複数の導電性の細線をまとめて形成した導電性編組線は、銅線、鉄線 等の導電性金属の撚線、複合撚線、編組線又は導電性繊維であることを例とする 。
【0010】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の具体的な実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。 図1(a)は、本考案による金属可とう電線管を絶縁チューブの一部を切り欠 いて示した正面図、図1(b)は、図1(a)のA−A線方向断面概略図、図2 (a)乃至(f)は、図1(a)のA−A線方向の複数の実施の形態を示す断面 概略図であって、導電性編組線が(a)乃至(c)は丸形、(d)乃至(f)は 平形の場合について、それぞれ1条、2条、4条である場合を示す。図3は、シ ールド効果周波数特性を示す線図、図4は、従来の金属可とう電線管を絶縁チュ ーブの一部を切り欠いて示した要部正面図、図5は、同金属可とう電線管におい て被覆の一部を切り欠くとともに可とう管本体の上半一部を切り欠いて示した要 部正面図である。
【0011】 図1(a)において、1は金属可とう電線管、2は帯状体、3は可とう管本体 、4は導電性編組線、5は被覆である。
【0012】 帯状体2は、従来例で図示するとおり中央立ち上り部2aをはさんで外周環状 部2bと係合部2d、内周環状部2cと係合部2eとにより相反する断面ほぼコ 字状の外周噛み合わせ部と内周噛み合わせ部が形成され、長尺にしてなっている 。このようにしてなる帯状体は二本一対で可とう管本体3を形成する。
【0013】 可とう管本体3は、一対の帯状体2を、従来例で図示するとおり、外周噛み合 わせ部と内周噛み合わせ部を向い合わせ、係合部2d、2eを介して噛み合わせ て軸方向に螺旋状に巻回して形成されている。このとき噛み合わせ部には可とう 性を持たせるため隙間6が形成される。
【0014】 このようにしてなる可とう管本体3には、導電性編組線4が螺旋状の巻き始め から巻き終りまでの一巻一巻の相互間を電気的に接続するようにしてビニル被覆 5により圧接されて添接される。
【0015】 導電性編組線4は、接触抵抗が少なく、導電性であり、可とう性を維持するた め、銅線又は鉄線等の導電性細線をまとめることにより形成される。たとえば、 導電性金属の撚線、複合撚線、編組線、等が用いられる。
【0016】 図2(a)は、導電性編組線として丸形編組線を使用した例を示し、図2(b )は、導電性編組線として平形編組線を使用した例を示す。
【0017】 被覆5は、軟質塩化ビニル等からなり、可とう管本体3の外回りに圧着されて いる。
【0018】 このようにして、全体として、立ち上り部2aをはさんで相反する断面コ字状 の外周噛み合わせ部と内周噛み合わせ部を有する長尺の帯状体2の一対を外周噛 み合わせ部と内周噛み合わせ部を向い合わせて噛み合わせて軸方向に螺旋状に巻 回するとともにこの噛み合わせ部に形成される軸方向の隙間6に、複数の導電性 細線をまとめて形成した導電性編組線4を挿通してなる金属可とう電線管1が形 成される。
【0019】 このようにしてなる金属可とう電線管1は、使用にあたっては金属性コネクタ 7に組み込まれ、電気的に導通される。コネクタ7は外箱などに取り付けられて 接地される。
【0020】 つぎに、導電性編組線を添接していない金属可とう電線管と導電性編組線を添 接した金属可とう電線管におけるシールド効果周波数特性を図4に示す。
【0021】 導電性編組線として銅線1条、銅線2条、銅線4条、平1条のそれぞれに添接 した金属可とう電線管は、無添架の金属可とう電線管に比し、いずれもそのシー ルド効果の優れていることが認められる。
【0022】
【考案の効果】
本考案は、上述のようにしてなるのでつぎの効果を有する。
【0023】 可とう管本体の外面軸方向に複数の導電性細線をまとめて形成した導電性編組 線を添接することにより、帯状体の一巻一巻相互間が接続されるので、電気的抵 抗を小さくして、対アース性を増すため、シールド効果が向上する。
【0024】 添接する導電性編組線の条数を増やすほどシールド効果が良くなるが、目的と するシールド効果の程度や電線管の径や構造、製造の容易さなどから条数を選択 することができる。
【0025】 上述のように、本考案は、不要電磁波に対する耐性を高めることのできる優れ た考案である。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本考案に係る金属可とう電線管を絶縁
チューブの一部を切り欠いて示した正面図、(b)は
(a)のA−A線方向断面概略図である。
【図2】図1(a)のA−A線方向断面概略図で、
(a)乃至(f)はそれぞれ別の実施の形態を示す。
【図3】シールド効果特性を示す線図である。
【図4】従来の金属可とう電線管を絶縁チューブの一部
を切り欠いて示した要部正面図である。
【図5】同金属可とう電線管において、被覆の一部を切
り欠くとともに可とう管本体の上半一部を切り欠いて示
した要部正面図である。
【符号の説明】
1 金属可とう電線管 2 帯状体 2a 立ち上り部 4 導電性編組線

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 立ち上り部をはさんで相反する断面ほぼ
    コ字状の外周噛み合わせ部と内周噛み合わせ部を有する
    長尺の帯状体の一対を外周噛み合わせ部と内周噛み合わ
    せ部を向い合わせて軸方向に螺旋状に巻回してなる可と
    う管本体の外面軸方向に複数の導電性細線をまとめて形
    成した導電性編組線を縁つなぎ線として添接したことを
    特徴とする金属可とう電線管。
  2. 【請求項2】 複数の導電性細線をまとめて形成した導
    電性編組線は、銅線又は鉄線等の導電性金属の撚線、複
    合撚線、編組線であって柔軟かつ弾力性のあるものであ
    ることを特徴とする請求項1に記載の金属可とう電線
    管。
JP1996002491U 1996-03-11 1996-03-11 金属可とう電線管 Expired - Lifetime JP3028866U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008096740A1 (ja) * 2007-02-05 2008-08-14 Sharp Kabushiki Kaisha 流路形成体
JP2016152713A (ja) * 2015-02-18 2016-08-22 矢崎総業株式会社 外装部材及びワイヤハーネス

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