JPH0732055B2 - スパークプラグケーブルおよびそれに組合わされたブーツ用の頑丈な外被 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はスパークプラグの絶縁体に関するものであり、
更に詳しくいえば、長い距離まで届くことができ、スパ
ークプラグケーブルを通すことができ、かつ取付けおよ
び取外し用のハンドルを有するスパークプラグケーブル
絶縁体用の頑丈な外被に関するものである。

〔従来の技術〕

最近の自動車においては、内燃機関は、無駄な空間が非
常に小さい区画内にしばしば配置される。そのような状
況においては、フードのような車体部品が適切にスパー
クプラグケーブルから離れるようにするために、スパー
クプラグケーブルをかなり急な角度で延長しなければな
らないことがしばしばである。最近の自動車において遭
遇する別の状況は、スパークプラグをエンジンの深いく
ぼみの中に配置するようなエンジン、または近くにエン
ジン部品が存在するために近づくことが困難であるよう
なエンジンにおいてである。それらの状況においては、
スパークプラグケーブルの端子と、それに組合わされて
いるブーツをスパークプラグの上に正しく位置させるこ
とは困難である。第１図はこの状況を示すものである。
スパークプラグ10がエンジンブロック14のくぼみ12の中
に配置される。スパークプラグケーブル16がスパークプ
ラグへ電気的に接続され、その接続場所が弾性のあるブ
ーツ18により覆われる。そのブーツは接続部を湿気に対
して封止する。図からわかるように、ブーツがかぶせら
れているスパークプラグケーブルをスパークプラグの上
に置くことは、くぼみの壁に妨げられるために、困難で
ある。

有望なスパークプラグケーブル接続装置を得るためにい
くつかの試みが従来行われてきた。

１つの種類のスパークプラグケーブル接続装置は、スパ
ークプラグに対してスパークプラグケーブル端子が90度
の角度で曲げられる場所であるスパークプラグケーブル
端子保護器を含む。

米国特許第1,245,931号明細書には落下した物体から損
傷を受け、かつ水により短絡を生じさせられスパークプ
ラグの問題を解決する技術が開示されている。その技術
では、スパークプラグケーブルとスパークプラグへ留め
られるＬ形の金属外被を設けることによりその問題を解
決している。

米国特許第1,376,844号明細書には、スパークプラグと
スパークプラグケーブルの間の電気的接触を良くする問
題の解決技術が記載されている。その米国特許では、一
端にスパークプラグケーブルを有し、スパークプラグを
挿入する穴が他端にあけられてスパークプラグケーブル
端子へ接触するようにしたスパークプラグケーブルを有
するＬ形絶縁体を設けることによりその問題を解決して
いる。

米国特許第2,301,570号明細書には、航空機用エンジン
において要求されるうな、スパークプラグケーブルのス
パークプラグへの良好な機械的および電気的接続を行う
ことが困難である問題を解決する技術が記載されてい
る。この米国特許明細書に開示されている技術は、電磁
遮へいと、カバーと、線を突きさす要素と、絶縁体と、
スパークプラグケーブルを通すハウジングとを設けるこ
とによりその問題を解決している。カバーに結合された
ハウジングはスパークプラグへ永久に取付けられるよう
に構成され、スパークプラグケーブルとは独立していな
い。

米国特許第2,323,399号明細書には、スパークプラグ端
子からの電磁波の伝播について記載されている。その米
国特許明細書に記載されている技術は、内側のゴムシー
ルドと外側の導電性ゴムシールドとの２つの層で構成さ
れたシールドを用いることにより、その問題を解決して
いる。

米国特許第2,382,805号明細書には、航空機用エンジン
の運転環境において遭遇する諸問題が記載されている。
その米国特許に記載されている発明は、スパークプラグ
ケーブルと、スパークプラグケーブルの上端部との上に
キルンで焼成したセラミックの外被を設けることによ
り、それらの問題を解決している。

米国特許第2,686,511号明細書には、エンジンの運転中
にスパークプラグの端子が吹き飛ばされる問題が取扱わ
れている。この米国特許明細書に開示されている技術
は、スパークプラグにカバーをかぶせることによりその
問題を解決している。カバー中の鋼製シールドの内部
に、セラミックで覆われたスパークプラグケーブルが軸
線方向に位置させられる。

米国特許第4,443,047号明細書にはスパークプラグから
スパークプラグ端子を取外している最中にそのスパーク
プラグ端子が変形する問題が取扱われている。その米国
特許明細書に開示されている発明は、２つの部品で構成
されたＬ形ブーツカバーを用いてその問題を解決してい
る。ブーツカバーはブーツのすでに存在している形およ
びスパークプラグケーブルの向きに合致し、スパークプ
ラグからの取外しを助ける手掛りを供給する。

第２の種類のスパークプラグケーブル接続装置は、スパ
ークプラグに対してまつすぐ（すなわち、180度）であ
るスパークプラグケーブル端子用の保護器を含む。

米国特許第2,685,872号明細書には、スパークプラグか
らの電気的な洩れの問題が取扱われている。この問題
を、スパークプラグの部品を囲む２部分絶縁体を用いる
ことにより解決する技術がその米国特許明細書に開示さ
れている。とくに、その技術は、ベース絶縁体を機械加
工可能な材料で製作し、上側絶縁体をより安価な絶縁材
料で製作した、改良した種類のスパークプラグに向けら
れている。

米国特許第3,076,113号明細書には、スパークプラグケ
ーブルブーツの誘電体の効果が時間の経過とともに失わ
れる問題を解決する技術が開示されている。その技術
は、スパークプラグ自体の内部にスパークプラグケーブ
ル端子を設けることによりその問題を解決している。保
護用のゴム製ブーツも設けられる。

米国特許第3,128,139号明細書には、スパークプラグか
ら出る電磁波の問題が記載されている。その米国特許明
細書には、スパークプラグケーブル端子取付けの領域に
金属シールドを設けることによりその問題を解決できる
ことが述べられている。

米国特許第3,803,529号明細書には、湿気の侵入と導電
体のねじれが起ることがあるスパークプラグ端子に関連
する諸問題が記載されている。その米国特許明細書に開
示されている発明によれば、ボデーとケーシングの双方
に熱硬化性材料の絶縁層を被覆し、それらの層の間の空
隙を弾性材料で充すことによりそれらの問題は解決され
る。

米国特許第3,914,003号明細書に開示されている技術
は、スパークプラグの内部が時間の経過につれてもろく
なり、劣化するようになる問題を解決するものである。
その問題は、スパークプラグの外部に熱硬化性プラスチ
ックを被覆し、内部に弾性材料を被覆することにより解
決している。スパークプラグの最上端部を熱硬化性プラ
スチックで囲み、弾性プラスチックを用いてスパークプ
ラグケーブル導体のみを保護する。

米国特許第4,621,881号明細書には、スパークプラグに
きつちりはめこまれる寸法に弾性ブーツが作られている
ために、スパークプラグからそのブーツを取外すことが
困難である問題が示されている。その米国特許明細書に
開示されている発明は、弾性材料を囲む堅い材料を設け
ることによりその問題を解決している。その弾性材料は
スパークプラグの上端部からスパークプラグケーブルの
初めまで延びるが、スパークプラグケーブルとは同じ長
さではない。外側の物質は封止目的だけのために内側の
物質に組合わされる。

使用上の問題と環境上の問題に対してシールドにより電
気的接続部を保護する装置も開発されている。

米国特許第3,845,459号明細書には、誘電体降伏と、大
きすぎる雄型コネクタを挿入することから起る機械的な
疲労を生ずる雌型コネクタの問題が示されている。その
米国特許明細書に開示されている技術は、雌型コネクタ
を囲む橋絡絶縁体を用いることによりその問題を解決し
ている。それに用いる絶縁体として示唆されている材料
はテフロン（登録商標）である。その技術は、スパーク
プラグ線にとくに向けられていないが、電気接点を覆う
堅固な誘電体を示すために興味のあるものである。

米国特許第4,614,392号明細書には、くぼみ流体から電
気的接続部を保護する問題が記載されている。その米国
特許明細書では、一緒にスナップ式に留められる弾性カ
バーを設けることによりその問題を解決している。その
カバーは外部保護被覆を有する。

しかし、上記諸文献のいずれも、最近の自動車における
上記諸問題を解決する技術を示していない。したがつ
て、長い距離まで届くことができ、スパークプラグケー
ブルを通すことができ、かつ取付けおよび取外し用のハ
ンドルを有する、スパークプラグケーブル用の頑丈なカ
バーと、それに組合わされるブーツとに対する需要が依
然としてある。

〔発明が解決しようとする課題〕

したがって、本発明の目的は、柱状強度を持たせ、スパ
ークプラグケーブルと、そのスパークプラグケーブルに
組合わされるブーツの取付けを容易かつ効率的に行える
ようにするスパークプラグケーブルおよびそれに組合わ
されるブーツのための頑丈な外被を得ることである。

本発明の別の目的は、複雑でなく、取付けが容易なスパ
ークプラグケーブルおよびそれに組合わされるブーツ用
の頑丈なカバーを得ることである。

本発明の別の目的は、90度のようなかなり急な曲り経路
に沿うスパークプラグの経路を明確に定める、スパーク
プラグを通す性能を得ることである。

本発明の別の目的は、スパークプラグケーブルおよびそ
れと組合わされるブーツ用の取付けおよび取外しのため
のハンドル構造を得ることである。

本発明の更に別の目的は、スパークプラグブーツをそれ
が封止しているスパークプラグから自由にすることを助
けるために、スパークプラグブーツのリブを受ける細長
いスロットを有する、スパークプラグブーツ用の頑丈な
外被を得ることである。

〔課題を解決するための手段〕

本発明によれば、次のような、スパークプラグケーブル
およびそれに組合わされたブーツ用の頑丈な外被が提供
される。すなわち、頑丈な第１外被半部にして、半円筒
形をなしていて前記ブーツの長手方向に沿った半分を受
ける下側部分および、前記スパークプラグケーブルの長
手方向に沿った半分を受ける上側部分を含む第１外被半
部と；頑丈な第２外被半部にして、半円筒形をなしてい
て前記ブーツの長手方向に沿った残りの半分を受ける下
側部分および、前記スパークプラグケーブルの長手方向
に沿った残りの半分を受ける上側部分を含む第２外被半
部とを備え、この第２外被半部は前記第１外被半部に組
み合わされることにより、前記ブーツにきつく接触する
下方部と前記スパークプラグケーブルの前記所定部分を
囲む上方部とを含む外被本体部を形成し；この外被本体
部の上端部には、前記スパークプラグケーブルを引き込
めるよう前記外被本体部の上方部に連通する穴があいた
少なくとも１つの端部を有するハンドルが設けられ；前
記第１外被半部と第２外被半部は、相互に結合した状態
に保持する手段を有しており；前記外被本体部が動かさ
れたときに、前記外被本体部と前記ブーツとが一体的に
動くよう、それらの間をインターロックする手段が設け
られ、このインターロック手段が、前記ブーツの一端の
外周においてその長手方向に沿ってそれぞれ延びてい
る、一組のリブと、これらのリブにインターロックする
よう、前記外被本体部の内周においてその長手方向に沿
ってそれぞれ延びている、一組の細長いスロットとを含
んでいる、頑丈な外被が提供される。

〔実施例〕

以下、図面を参照して本発明を詳しく説明する。

図面を参照して、第２図は、内燃機関24の深いくぼみ22
の中に使用している本発明20を示す。本発明は、ナイロ
ン等のプラスチックのような硬い材料を薄くして構成し
た頑丈な外被26であつて、弾性ブーツ28と、それに関連
するスパークプラグケーブル30の一部を覆う。本発明20
は、スパークプラグケーブル30の一部と関連するブーツ
28に長手方向の強度を持たせて、スパークプラグがエン
ジンのくぼみ22のような限られた空間内に置かれる時で
も、スパークプラグを適切に置くことができるように機
能する。本発明の頑丈な外被は、スパークプラグケーブ
ルとブーツをスパークプラグに取付けたり、スパークプ
ラグから取外すことを容易にする「Ｔ形」ハンドル34も
有する。本発明は頑丈な外被の形をとつているから、そ
の外被はスパークプラグケーブルのための定められた経
路も与えるように機能する。この経路は「Ｔ」形ハンド
ル34内にほぼ90度の曲り部36を含み、自動車のボンネッ
トのような自動車部品からの間隙を確保する。スパーク
プラグケーブル30は「Ｔ」形ハンドルの端部38Rまたは3
8Lから引き出される。

頑丈な外被26の上方部40の内径（すなわち内部空間の直
径）が、スパークプラグケーブル30の外径より少し大き
く、下方部42の内径が、弾性ブーツ28の外径よりも少し
大きい。

頑丈な外被26の下方部42は、ブーツ28にインターロック
状態にされていて、スパークプラグ32でブーツ封じを破
るために頑丈な外被26がどのように動かされても、頑丈
な外被26に必ず追従するようにされている。相互にイン
ターロックする場所はいくつかある。第１に、頑丈な外
被26の最上端部において、ブーツ28の環状リップ44が頑
丈な外被26の環状凹部46により囲まれる。第２に、頑丈
な外被26の最下端部48において、外被26の環状フランジ
50がブーツ28を囲むように機能する。フランジ50の穴52
をスパークプラグ32が通ってブーツに入ることができ
る。第３に、第６図も参照して、ブーツの下端部56にお
いて長手方向にそれぞれ延びる複数のリブ54が、頑丈な
外被26の表面の（環状フランジ50に近い部分で）長手方
向にそれぞれ延びて前記リブに対向する複数の細長いス
ロット58とインターロックする。頑丈な外被26とブーツ
28との間の上記した相互のインターロック関係により、
ブーツ28は、頑丈な外被26内にしっかりと保持され、頑
丈な外被26の動きに応じて動かされる。上記した相互の
インターロックのために、頑丈な外被26に加えられるね
じる動き、引く動きおよび押す動きは、ブーツへ直接的
に加えられる。したがって、スパークプラグが近くの構
造体により囲まれて、従来の技術ではそのスパークプラ
グへ接近することがかなり困難であるような場合でも、
ブーツをスパークプラグから取り外したり、スパークプ
ラグへ取り付けたりすることが容易にできる。

頑丈な外被26は半円筒状の第１および第２の外被半部
（ハーフ）60A,60Bで構成される。各外被半部は、外被2
6の長手方向軸線に関して対称的である。第３図は、頑
丈な外被26にすべく相互に結合する寸前の状態に配置し
た一対の外被半部60A,60Bを示す。それらの外被半部60A
と60Bとを、相互に結合した状態に保持すべく相互に機
械的にインターロックするために、各外被半部に複数の
クリップ64とスロット66とが設けられていることが第３
図および第４図から分かる。

第４図は、連結するための位置にある外被半部60A,60B
の断面を示す。第５図は、２つの外被半部60A,60Bが連
結された後の頑丈な外被26を示す。

第６図は、前述したように、ブーツ28の複数のリブ54
と、外被26の複数の細長いスロット58とのインターロッ
クを示している。

第７図は、「Ｔ」形ハンドル34の代わりに「Ｌ」形ハン
ドル34′を用いた本発明の他の実施例を示す。その他の
面では、頑丈な外被26′は、上に説明した外被26と同じ
である。

次に本発明の動作を説明する。２つの外被半部60A,60B
は、第３図に示すように、相互に整列させられた位置に
置かれる。スパークプラグケーブル30の所定部分と、そ
れに組合わされたブーツ28とは、外被半部60A,60Bの間
に位置させられる。次に、スパークプラグケーブルおよ
びそれに組合わされたブーツ28は、外被半部60A,60Bの
一方の中に置かれ、スパークプラグケーブルは「Ｔ」形
ハンドル34の端部38L,38Rの何れかから引き出される。
それから、外被半部60A,60Bの他方が、スパークプラグ
ケーブルの所定部分およびそれに組み合わされているブ
ーツの長手方向に沿った半分を既に受けている、外被半
部60A,60Bの前記一方と連結される。外被半部60A,60Bを
相互に押し付けることによってクリップ64は受けスロッ
ト66にスナップ式にはめ込まれ、これによって、スパー
クプラグケーブルおよび組み合わされているブーツが、
頑丈な外被内に封じ込まれる。連結した後で外被半部60
A,60Bを破壊することなしに、クリップ作用を開放でき
ることが望ましい。以上と同様に、第７図に示す実施例
も機能するが、こちらの場合には、「Ｌ」形ハンドル3
4′によりスパークプラグケーブルの引き出し用の経路
が１つのみ与えられる。

スパークプラグケーブルおよびそれに組合わされたブー
ツをスパークプラグ32へ取付けるために、作業者は
「Ｔ」形ハンドル34または「Ｌ」形ハンドル34′をつか
み、それにより頑丈な外被をスパークプラグ上に案内す
る。押す作用が、希望によりねじれ作用に組合わされ
て、スパークケーブル端子68をスパークプラグ電極70へ
電気的に接続させ、ブーツ28をその接続場所の上に正し
く封止させる。頑丈な外被内の曲りのために、スパーク
プラグケーブルは安全に導かれ、エンジン室内の物体に
より起り得る妨害から確実に避けられる。

スパークプラグケーブルおよびそれに組合わされている
ブーツをスパークプラグから外すために、作業者は
「Ｔ」形ハンドル34または「Ｌ」形ハンドル34′を再び
つかんで上へ引くと同時にねじる。頑丈な外被26とブー
ツ28の間のインターロック関係のために、そのねじれ作
用によりスパークプラグに対するブーツの封止が破れ、
スパークプラグケーブルに対するブーツの封止が破れ、
スパークプラグケーブルとそれに組合わされているブー
ツをスパークプラグから容易に取外すことができる。

【図面の簡単な説明】 第１図はエンジンのくぼみの中に設けられているスパー
クプラグに使用されている従来のスパークプラグケーブ
ルおよびそれに組合わされたブーツを示す断面図、第２
図はエンジンの深いくぼみの中で使用されている本発明
のスパークプラグケーブルおよびそれに組合わされてい
るブーツを示す断面図、第３図は本発明の外被を形成す
るために連結されようとしている２つの対称的な外被半
部（ハーフ）の側面図、第４図は本発明の外被を形成す
るために連結されようとしている２つの対称的な外被半
部（ハーフ）の第３図の４−４線に沿う断面図、第５図
は２つの外被半部が連結されて外被を形成している状態
の側面図、第６図は本発明の頑丈な外被の第５図の５−
５線に沿う端部図、第７図は「Ｌ」形ハンドルを含む別
の実施例を示す本発明の横断面側面図である。 26,26′……頑丈な外被、28……ブーツ、30……スパー
クプラグケーブル、34,34′……ハンドル、46……外被2
6の下側部分、44……環状リップ、46……外被の凹形部
分、48……外被の最下端部、50……外被の環状フラン
ジ、52……フランジの穴、54……ブーツのリブ、58……
スロット、60A,60B……外被半部（ハーフ）、68……ス
パークプラグケーブル端子。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】スパークプラグケーブル端子（68）が機械
   的・電気的に接続されているスパークプラグケーブル
   （30）とともに、そして前記スパークプラグケーブル端
   子（68）を包囲するとともに前記スパークプラグケーブ
   ルの所定部分を包囲し且つスパークプラグ（32）を一端
   に受けられる弾性ブーツとともに使用する頑丈な外被で
   あって： 頑丈な第１外被半部（60A）にして、半円筒形をなして
   いて前記ブーツの長手方向に沿った半分を受ける下側部
   分および、前記スパークプラグケーブルの長手方向に沿
   った半分を受ける上側部分を含む第１外被半部と； 頑丈な第２外被半部（60B）にして、半円筒形をなして
   いて前記ブーツの長手方向に沿った残りの半分を受ける
   下側部分および、、前記スパークプラグケーブルの長手
   方向に沿った残りの半分を受ける上側部分を含む第２外
   被半部とを備え、この第２外被半部は前記第１外被半部
   に組み合わされることにより、前記ブーツにきつく接触
   する下方部と前記スパークプラグケーブルの前記所定部
   分を囲む上方部とを含む外被本体部（60）を形成し； この外被本体部の上端部には、前記スパークプラグケー
   ブルを引き込めるよう前記外被本体部（60）の上方部に
   連通する穴があいた少なくとも１つの端部を有するハン
   ドル（34,34′）が設けられ； 前記第１外被半部と第２外被半部は、相互に結合した状
   態に保持する手段を有しており； 前記外被本体部（60）が動かされたときに、前記外被本
   体部（60）と前記ブーツ（28）とが一体的に動くよう、
   それらの間をインターロックする手段が設けられ、 このインターロック手段は、前記ブーツ（28）の一端の
   外周においてその長手方向に沿ってそれぞれ延びてい
   る、一組のリブ（54）と、これらのリブにインターロッ
   クするよう、前記外被本体部（60）の内周においてその
   長手方向に沿ってそれぞれ延びている、一組の細長いス
   ロット（58）とを含んでいる ことを特徴とする、スパークプラグケーブルおよびそれ
   に組合わされたブーツ用の頑丈な外被。