JPH0919040A - 電気機器の終端接続部構造 - Google Patents
電気機器の終端接続部構造Info
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- JPH0919040A JPH0919040A JP7186408A JP18640895A JPH0919040A JP H0919040 A JPH0919040 A JP H0919040A JP 7186408 A JP7186408 A JP 7186408A JP 18640895 A JP18640895 A JP 18640895A JP H0919040 A JPH0919040 A JP H0919040A
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Landscapes
- Cable Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ブッシング14の機械的強度の低下を招くこ
となく、電気力線の好適な分散を図ることにより、終端
接続部構造10の耐圧性の向上を図る。 【構成】 電気絶縁材料からなる全体に筒状の本体部分
38と該本体部分の一方の端面を覆う半導電層部分39
とを備え、該半導電層部分が挿入孔13の開放端側に位
置するように筒状ブッシング14の挿入孔13内でケー
ブル11を取り巻いて配置されるストレスコーン37を
含む終端接続部構造10において、ストレスコーン37
の筒状ブッシング14内への所定の挿入位置で、半導電
層部分39の最も挿入孔の先端側に位置する先端部39
Aは板状取付け部12の両面の内、挿入孔13の開口か
ら遠い位置にある内面12Bの近傍にありかつ該内面の
位置よりも挿入孔13の開口側に位置し、取付け部12
の内面12Bの取付け開口17の縁部17Aは、丸めら
れている。
となく、電気力線の好適な分散を図ることにより、終端
接続部構造10の耐圧性の向上を図る。 【構成】 電気絶縁材料からなる全体に筒状の本体部分
38と該本体部分の一方の端面を覆う半導電層部分39
とを備え、該半導電層部分が挿入孔13の開放端側に位
置するように筒状ブッシング14の挿入孔13内でケー
ブル11を取り巻いて配置されるストレスコーン37を
含む終端接続部構造10において、ストレスコーン37
の筒状ブッシング14内への所定の挿入位置で、半導電
層部分39の最も挿入孔の先端側に位置する先端部39
Aは板状取付け部12の両面の内、挿入孔13の開口か
ら遠い位置にある内面12Bの近傍にありかつ該内面の
位置よりも挿入孔13の開口側に位置し、取付け部12
の内面12Bの取付け開口17の縁部17Aは、丸めら
れている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばGIS(ガス絶
縁開閉装置)のような電気機器の終端接続部構造に関す
る。
縁開閉装置)のような電気機器の終端接続部構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】GISの終端接続部は、例えばCVケー
ブルのようなゴム、プラスチック絶縁ケーブルの接続の
ために、この機器の壁体のような板状取付け部に設けら
れる。この終端接続部は、機器の内部導体とケーブルの
電気的接続部を包囲する電気絶縁材料からなる筒状のブ
ッシングを備え、このブッシングは機器の板状取付け部
に設けられた開口を貫通するように該取付け部に固定さ
れている。接続されるケーブルは、機器の外部へ開放す
る筒状ブッシングの挿入孔からこのブッシング内に挿入
され、ブッシングに設けられた電気接続部で機器の内部
導体に接続される。
ブルのようなゴム、プラスチック絶縁ケーブルの接続の
ために、この機器の壁体のような板状取付け部に設けら
れる。この終端接続部は、機器の内部導体とケーブルの
電気的接続部を包囲する電気絶縁材料からなる筒状のブ
ッシングを備え、このブッシングは機器の板状取付け部
に設けられた開口を貫通するように該取付け部に固定さ
れている。接続されるケーブルは、機器の外部へ開放す
る筒状ブッシングの挿入孔からこのブッシング内に挿入
され、ブッシングに設けられた電気接続部で機器の内部
導体に接続される。
【0003】このような機器の接続部には、数十kVの
電圧が印加されることから、ブッシングを含む接続部の
耐電圧特性の向上のために、ブッシング内でケーブルを
覆って配置されるストレスコーンが組み込まれている。
ストレスコーンは、ブッシングの挿入孔とケーブルとの
間に配置される筒状の電気絶縁材料からなる本体部分
と、この本体部分の外端面を覆う半導電層部分とを備
え、この半導電層部分は電気力線の集中を防止すること
により、ストレスコーン全体の耐圧性を高める。
電圧が印加されることから、ブッシングを含む接続部の
耐電圧特性の向上のために、ブッシング内でケーブルを
覆って配置されるストレスコーンが組み込まれている。
ストレスコーンは、ブッシングの挿入孔とケーブルとの
間に配置される筒状の電気絶縁材料からなる本体部分
と、この本体部分の外端面を覆う半導電層部分とを備
え、この半導電層部分は電気力線の集中を防止すること
により、ストレスコーン全体の耐圧性を高める。
【0004】さらに、耐電圧特性の向上を図るために、
ブッシングの内部にシールド部材を配置し、電界の緩和
を図ることが試みられている。このブッシング内に埋設
されるシールド部材は、ストレスコーンの本体部分と半
導電層部分との接合先端縁部近傍での電気力線を好適に
分散させることにより、耐電圧特性を向上させる。
ブッシングの内部にシールド部材を配置し、電界の緩和
を図ることが試みられている。このブッシング内に埋設
されるシールド部材は、ストレスコーンの本体部分と半
導電層部分との接合先端縁部近傍での電気力線を好適に
分散させることにより、耐電圧特性を向上させる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ブッシング
は電気絶縁材料からなり、このようなブッシングに導電
材料からなるシールド部材のような異種材料を埋設する
ことは、ブッシングの製造工程の複雑化を招くばかりで
はなく、機械的強度を低下させる虞れがある。そこで、
本発明は、ブッシング内にシールド部材を埋設すること
なく、従って、ブッシングの機械的強度の低下を招くこ
となく、電気力線の好適な分散を図ることにより、終端
接続部の耐圧性の向上を図ることにある。
は電気絶縁材料からなり、このようなブッシングに導電
材料からなるシールド部材のような異種材料を埋設する
ことは、ブッシングの製造工程の複雑化を招くばかりで
はなく、機械的強度を低下させる虞れがある。そこで、
本発明は、ブッシング内にシールド部材を埋設すること
なく、従って、ブッシングの機械的強度の低下を招くこ
となく、電気力線の好適な分散を図ることにより、終端
接続部の耐圧性の向上を図ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、終端接続部の
ブッシングを支持する板状取付け部は、導電材料から構
成されていることに着目し、この取付け部に、ストレス
コーンの電気力線が集中し易い部分から電気力線を好適
に分散させる機能を担わせることを基本的構想とする。
ブッシングを支持する板状取付け部は、導電材料から構
成されていることに着目し、この取付け部に、ストレス
コーンの電気力線が集中し易い部分から電気力線を好適
に分散させる機能を担わせることを基本的構想とする。
【0007】ために、本願発明は、ケーブルの端部を受
入れる一端開放の挿入孔が規定され、該ケーブルを電気
機器の内部導体に接続する電気接続部を取り巻く電気絶
縁材料からなり、電気機器に設けられた板状取付け部に
形成された取付け開口を貫通しかつ該取付け部に固定し
て配置される筒状ブッシングと、電気絶縁材料からなる
全体に筒状の本体部分と該本体部分の一方の端面を覆う
半導電材料からなる半導電層部分とを備え、該半導電層
部分が挿入孔の開放端側に位置するように筒状ブッシン
グの挿入孔内で前記ケーブルを取り巻いて配置される筒
状のストレスコーンとを含む終端接続部構造において、
ストレスコーンの筒状ブッシング内への所定の挿入位置
で、半導電層部分の最も挿入孔の先端側に位置する先端
部は板状取付け部の両面の内、挿入孔の開口から遠い位
置にある内面の近傍にありかつ該内面の位置よりも挿入
孔の開口側に位置し、取付け部の前記内面の取付け開口
の縁部は、取付け部の横断面で見て丸められていること
を特徴とする。
入れる一端開放の挿入孔が規定され、該ケーブルを電気
機器の内部導体に接続する電気接続部を取り巻く電気絶
縁材料からなり、電気機器に設けられた板状取付け部に
形成された取付け開口を貫通しかつ該取付け部に固定し
て配置される筒状ブッシングと、電気絶縁材料からなる
全体に筒状の本体部分と該本体部分の一方の端面を覆う
半導電材料からなる半導電層部分とを備え、該半導電層
部分が挿入孔の開放端側に位置するように筒状ブッシン
グの挿入孔内で前記ケーブルを取り巻いて配置される筒
状のストレスコーンとを含む終端接続部構造において、
ストレスコーンの筒状ブッシング内への所定の挿入位置
で、半導電層部分の最も挿入孔の先端側に位置する先端
部は板状取付け部の両面の内、挿入孔の開口から遠い位
置にある内面の近傍にありかつ該内面の位置よりも挿入
孔の開口側に位置し、取付け部の前記内面の取付け開口
の縁部は、取付け部の横断面で見て丸められていること
を特徴とする。
【0008】
【作用】本発明の終端接続部構造では、電気力線の集中
が生じ易いストレスコーンの半導電層部分の先端部近傍
は、ストレスコーンを受け入れるブッシングが貫通して
配置される取付け部の内面に近接して配置され、この内
面の取付け開口の縁部は丸められている。しかも、この
丸められた縁部を有する内面よりも、半導電層部分の先
端部はブッシングの挿入孔の開口側に位置する。この丸
められた縁部を有する内面と半導電層部分の先端部との
位置関係は重要であり、前記した関係を満たすことによ
り、半導電層部分先端部からの電気力線の発散方向に縁
部が丸められた取付け部の内面を位置させることがで
き、これにより、電気力線を集中させることなく好適に
分散させることができる。両者の位置関係が逆、例え
ば、縁部を有する内面が半導電層部分の先端部よりもブ
ッシングの挿入孔の開口側にあると、半導電層部分の先
端部からの電気力線は発散方向と逆の挿入孔の開放孔側
に急激に向きを変えられることから、電気力線の部分的
な集中を招き、耐圧性の低下を招いてしまう。
が生じ易いストレスコーンの半導電層部分の先端部近傍
は、ストレスコーンを受け入れるブッシングが貫通して
配置される取付け部の内面に近接して配置され、この内
面の取付け開口の縁部は丸められている。しかも、この
丸められた縁部を有する内面よりも、半導電層部分の先
端部はブッシングの挿入孔の開口側に位置する。この丸
められた縁部を有する内面と半導電層部分の先端部との
位置関係は重要であり、前記した関係を満たすことによ
り、半導電層部分先端部からの電気力線の発散方向に縁
部が丸められた取付け部の内面を位置させることがで
き、これにより、電気力線を集中させることなく好適に
分散させることができる。両者の位置関係が逆、例え
ば、縁部を有する内面が半導電層部分の先端部よりもブ
ッシングの挿入孔の開口側にあると、半導電層部分の先
端部からの電気力線は発散方向と逆の挿入孔の開放孔側
に急激に向きを変えられることから、電気力線の部分的
な集中を招き、耐圧性の低下を招いてしまう。
【0009】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例に沿って詳細に
説明する。図1は、本発明の終端接続部を部分的に破断
して示す断面図である。本発明に係る終端接続部構造1
0は、例えばGISのような電気機器にケーブル11を
接続するために、機器の金属性壁体のような板状の取付
け部12に設けられる。終端接続部構造10は、一端開
放のケーブル挿入孔13が規定された筒状ブッシング1
4を含む。筒状ブッシング14は、例えばエポキシ樹脂
のような電気絶縁材料からなり、ケーブル挿入孔13が
開放する基部15の近傍には、径方向外方に伸びる環状
フランジ部16が一体的に形成されている。
説明する。図1は、本発明の終端接続部を部分的に破断
して示す断面図である。本発明に係る終端接続部構造1
0は、例えばGISのような電気機器にケーブル11を
接続するために、機器の金属性壁体のような板状の取付
け部12に設けられる。終端接続部構造10は、一端開
放のケーブル挿入孔13が規定された筒状ブッシング1
4を含む。筒状ブッシング14は、例えばエポキシ樹脂
のような電気絶縁材料からなり、ケーブル挿入孔13が
開放する基部15の近傍には、径方向外方に伸びる環状
フランジ部16が一体的に形成されている。
【0010】筒状ブッシング14は、その基部15と反
対側の端部を先端として、機器の外部側から取付け部1
2に形成された取付け開口17を貫通するように、フラ
ンジ部16を取付け部12の外面12Aに当接されて配
置されている。筒状ブッシング14の基部15には、フ
ランジ部16を覆う環状の固定板18が嵌合されてい
る。固定板18には、フランジ部16を受け入れる環状
凹所19が設けられている。凹所19の深さ寸法は、フ
ランジ部16の厚さ寸法よりも僅かに小さく、固定板1
8が取付け部12に螺合するボルト20のような締結具
により締め付けられると、フランジ部16が固定板18
と取付け部12との間で適度な押圧力で挟持され、これ
により筒状ブッシング14が取付け部12に固定され
る。
対側の端部を先端として、機器の外部側から取付け部1
2に形成された取付け開口17を貫通するように、フラ
ンジ部16を取付け部12の外面12Aに当接されて配
置されている。筒状ブッシング14の基部15には、フ
ランジ部16を覆う環状の固定板18が嵌合されてい
る。固定板18には、フランジ部16を受け入れる環状
凹所19が設けられている。凹所19の深さ寸法は、フ
ランジ部16の厚さ寸法よりも僅かに小さく、固定板1
8が取付け部12に螺合するボルト20のような締結具
により締め付けられると、フランジ部16が固定板18
と取付け部12との間で適度な押圧力で挟持され、これ
により筒状ブッシング14が取付け部12に固定され
る。
【0011】取付け部12の外面12Aおよび反対側の
内面12Bの内、筒状ブッシング14のケーブル挿入孔
13の開口すなわち基部15の端面から見て、外面12
Aより遠い位置にある内面12Bにおける取付け開口1
7の縁部17Aは、取付け部12の横断面で見て、円形
に丸められて、角が落とされている。
内面12Bの内、筒状ブッシング14のケーブル挿入孔
13の開口すなわち基部15の端面から見て、外面12
Aより遠い位置にある内面12Bにおける取付け開口1
7の縁部17Aは、取付け部12の横断面で見て、円形
に丸められて、角が落とされている。
【0012】筒状ブッシング14の先端部側には、機器
の内部回路に接続される内部導体21が埋設されてい
る。内部導体21には、ケーブル挿入孔13に連なり、
一端が閉鎖された連通孔22が形成されており、これに
よりケーブル挿入孔13は筒状ブッシング14の先端部
側で閉鎖されている。ケーブル挿入孔13に挿入される
ケーブル11の終端部は、端末処理によりシース23か
ら遮蔽層24、半導電層25、絶縁層26および導体2
7が順次露出され、導体27に内部導体21との接続の
ための電気接続部を構成する着脱機構28が設けられて
いる。
の内部回路に接続される内部導体21が埋設されてい
る。内部導体21には、ケーブル挿入孔13に連なり、
一端が閉鎖された連通孔22が形成されており、これに
よりケーブル挿入孔13は筒状ブッシング14の先端部
側で閉鎖されている。ケーブル挿入孔13に挿入される
ケーブル11の終端部は、端末処理によりシース23か
ら遮蔽層24、半導電層25、絶縁層26および導体2
7が順次露出され、導体27に内部導体21との接続の
ための電気接続部を構成する着脱機構28が設けられて
いる。
【0013】着脱機構28は、図示の例では、導体27
に圧縮により接続された接続導体29が係止され、連通
孔22に挿入される接続アダプタ30と、該アダプタの
縁部に連なる導電性の外方筒状部材31と、この外方筒
状部材31の軸線方向に滑動可能な導電性の内方筒状部
材32とを備える。外方筒状部材31には、球体33が
内部導体21の凹溝34内に突出可能に保持されてい
る。外方筒状部材31と内方筒状部材32との間には、
該内方部材を球体33の引込位置に保持させる圧縮コイ
ルスプリング35が配置されている。
に圧縮により接続された接続導体29が係止され、連通
孔22に挿入される接続アダプタ30と、該アダプタの
縁部に連なる導電性の外方筒状部材31と、この外方筒
状部材31の軸線方向に滑動可能な導電性の内方筒状部
材32とを備える。外方筒状部材31には、球体33が
内部導体21の凹溝34内に突出可能に保持されてい
る。外方筒状部材31と内方筒状部材32との間には、
該内方部材を球体33の引込位置に保持させる圧縮コイ
ルスプリング35が配置されている。
【0014】この圧縮コイルスプリング35のばね力に
打ち勝って内方筒状部材32を外方筒状部材31に押し
込むことにより、球体33を凹溝34内に突出させるこ
とができ、これにより着脱機構28は導体27をロック
状態で内部導体21に接続する。また、内方筒状部材3
2への押込力を解除することにより、ケーブルの導体2
7を着脱機構28と一体的に内部導体21の連通孔22
から引き抜くことができる。接続導体29と接続アダプ
タ30との間およびこの接続アダプタ30と内部導体2
1との間に、電気的接続を図るための従来よく知られた
筒状板ばね部材からなる筒状の接続子36をそれぞれ配
置することが望ましい。
打ち勝って内方筒状部材32を外方筒状部材31に押し
込むことにより、球体33を凹溝34内に突出させるこ
とができ、これにより着脱機構28は導体27をロック
状態で内部導体21に接続する。また、内方筒状部材3
2への押込力を解除することにより、ケーブルの導体2
7を着脱機構28と一体的に内部導体21の連通孔22
から引き抜くことができる。接続導体29と接続アダプ
タ30との間およびこの接続アダプタ30と内部導体2
1との間に、電気的接続を図るための従来よく知られた
筒状板ばね部材からなる筒状の接続子36をそれぞれ配
置することが望ましい。
【0015】ケーブル挿入孔13内には、ケーブル11
の絶縁層26と筒状ブッシング14との間に、耐電圧特
性を高めるためのストレスコーン37が配置されてい
る。このストレスコーン37は全体的に両端が先細る筒
状の外形を示す。このストレスコーン37の構造自体
は、従来におけると同様であり、全体に筒状の絶縁材料
からなりケーブル挿入孔13の傾斜面13Aに適合して
先端部がテーパ状の本体部分38と、該本体部分のケー
ブル挿入孔13の開放端側に位置する端部を覆う半導電
層部分39とを備え、両部分38および39は一体的に
接合されている。半導電層部分39は、本体部分38と
反対側でストレスコーン37の減径端部を規定し、ケー
ブル11の半導電層25に接触してこれに沿ってケーブ
ル挿入孔13の開口端側へ延びる伸長部40が設けられ
ている。
の絶縁層26と筒状ブッシング14との間に、耐電圧特
性を高めるためのストレスコーン37が配置されてい
る。このストレスコーン37は全体的に両端が先細る筒
状の外形を示す。このストレスコーン37の構造自体
は、従来におけると同様であり、全体に筒状の絶縁材料
からなりケーブル挿入孔13の傾斜面13Aに適合して
先端部がテーパ状の本体部分38と、該本体部分のケー
ブル挿入孔13の開放端側に位置する端部を覆う半導電
層部分39とを備え、両部分38および39は一体的に
接合されている。半導電層部分39は、本体部分38と
反対側でストレスコーン37の減径端部を規定し、ケー
ブル11の半導電層25に接触してこれに沿ってケーブ
ル挿入孔13の開口端側へ延びる伸長部40が設けられ
ている。
【0016】ストレスコーン37の本体部分38は、従
来におけると同様に、筒状ブッシング14のケーブル挿
入孔13の傾斜面13Aに押圧されることにより、耐電
圧特性を高め、また半導電層部分39は電気力線の分散
化を図ることにより、耐電圧特性を高める作用をなす。
来におけると同様に、筒状ブッシング14のケーブル挿
入孔13の傾斜面13Aに押圧されることにより、耐電
圧特性を高め、また半導電層部分39は電気力線の分散
化を図ることにより、耐電圧特性を高める作用をなす。
【0017】ストレスコーン37の外端部すなわち半導
電層部分39側には、この半導電層部分39に当接する
押し金具41と、この押し金具41を介してストレスコ
ーン37をケーブル挿入孔13の傾斜面13Aに押圧す
るための圧縮コイルスプリング42とが配置され、基部
15の端面には、オー・リングのような環状シール部材
43を有する保護金具44がボルト45により、基部1
5の端面に固定されている。
電層部分39側には、この半導電層部分39に当接する
押し金具41と、この押し金具41を介してストレスコ
ーン37をケーブル挿入孔13の傾斜面13Aに押圧す
るための圧縮コイルスプリング42とが配置され、基部
15の端面には、オー・リングのような環状シール部材
43を有する保護金具44がボルト45により、基部1
5の端面に固定されている。
【0018】保護金具44の取付けにより、先に述べた
ように、ストレスコーン37は圧縮コイルスプリング4
2のばね力により傾斜面13Aに押圧される所定の挿入
位置に保持される。このストレスコーン37の所定の挿
入位置では、該ストレスコーンの先端に設けられたスト
ッパ46が着脱機構28の内方筒状部材32を球体33
の突出位置に押し込むことから、ケーブル11は、電気
機器の挿入孔13からの脱落を確実に防止されている。
ように、ストレスコーン37は圧縮コイルスプリング4
2のばね力により傾斜面13Aに押圧される所定の挿入
位置に保持される。このストレスコーン37の所定の挿
入位置では、該ストレスコーンの先端に設けられたスト
ッパ46が着脱機構28の内方筒状部材32を球体33
の突出位置に押し込むことから、ケーブル11は、電気
機器の挿入孔13からの脱落を確実に防止されている。
【0019】また、ストレスコーン37の所定の挿入位
置では、半導電層部分39の最も挿入孔13の先端側す
なわち基部15の端面から最も離れた位置にある先端部
39Aが、板状取付け部12の開口17縁部が丸められ
た内面12Bの近傍にあり、かつ該内面12Bの位置よ
りも挿入孔13の開口側すなわち基部15の端面側に位
置する。この位置関係をより明確に説明すると、例えば
ケーブル11の長手方向軸線と取付け部12とが直角関
係にあるとすると、ケーブル11の長手方向軸線と直角
でありかつ半導電層部分39の先端部39Aを通る仮想
面Pは、取付け部12の内面12Bよりも距離H分、基
部15の端面側に位置する。ケーブル11と取付け部1
2とを直角関係に配置することは、要件ではなく説明の
簡素化のためであり、ケーブル11を取付け部12に角
度的に配置することができる。
置では、半導電層部分39の最も挿入孔13の先端側す
なわち基部15の端面から最も離れた位置にある先端部
39Aが、板状取付け部12の開口17縁部が丸められ
た内面12Bの近傍にあり、かつ該内面12Bの位置よ
りも挿入孔13の開口側すなわち基部15の端面側に位
置する。この位置関係をより明確に説明すると、例えば
ケーブル11の長手方向軸線と取付け部12とが直角関
係にあるとすると、ケーブル11の長手方向軸線と直角
でありかつ半導電層部分39の先端部39Aを通る仮想
面Pは、取付け部12の内面12Bよりも距離H分、基
部15の端面側に位置する。ケーブル11と取付け部1
2とを直角関係に配置することは、要件ではなく説明の
簡素化のためであり、ケーブル11を取付け部12に角
度的に配置することができる。
【0020】図2は、通電状態における半導電層部分3
9の先端部39A近傍を含む図1に符号IIで示した領域
を拡大して等電位線を示す説明図である。本発明の終端
接続部構造10では、図2に示されているように、等電
位線が密集し易いストレスコーン37の半導電層部分3
9の先端部39A近傍は、ストレスコーン37を受け入
れるブッシング14が貫通して配置される取付け部12
に近接して配置され、しかも電気力線の発散方向にある
取付け部12の内面12Bにおける取付け開口17の縁
部17Aが丸められていることから、先端部39A近傍
の等電位線は適正に分散されている。
9の先端部39A近傍を含む図1に符号IIで示した領域
を拡大して等電位線を示す説明図である。本発明の終端
接続部構造10では、図2に示されているように、等電
位線が密集し易いストレスコーン37の半導電層部分3
9の先端部39A近傍は、ストレスコーン37を受け入
れるブッシング14が貫通して配置される取付け部12
に近接して配置され、しかも電気力線の発散方向にある
取付け部12の内面12Bにおける取付け開口17の縁
部17Aが丸められていることから、先端部39A近傍
の等電位線は適正に分散されている。
【0021】従って、半導電層部分39の先端部39A
近傍での電気力線の集中を防止し、電界の緩和を図るこ
とにより、耐電圧特性を高めることができる。また、筒
状ブッシング14の取付け部となるフランジ部16に従
来のようなシールド部材を埋め込む必要はなく、フラン
ジ部からなるブッシング取付け部の機械的強度を高める
ことができる。
近傍での電気力線の集中を防止し、電界の緩和を図るこ
とにより、耐電圧特性を高めることができる。また、筒
状ブッシング14の取付け部となるフランジ部16に従
来のようなシールド部材を埋め込む必要はなく、フラン
ジ部からなるブッシング取付け部の機械的強度を高める
ことができる。
【0022】本発明は以上の実施例に限定されない。電
気機器としてGISの例について説明したが、本発明の
終端接続部はこれに限らず種々の電気機器に適用するこ
とができる。また、ケーブルを着脱可能に接続する終端
接続部の例を示したが、ケーブルの固定的な接続にも本
願発明を適用することができる。また、筒状ブッシング
をエポキシ樹脂で構成した例を示したが、本発明ではブ
ッシング内にシールド部材を埋設する必要がないことか
ら、ブッシングの材質の如何に拘らず、例えばブッシン
グとして碍管を使用するような終端接続部にも好適に本
願発明を適用することができる。
気機器としてGISの例について説明したが、本発明の
終端接続部はこれに限らず種々の電気機器に適用するこ
とができる。また、ケーブルを着脱可能に接続する終端
接続部の例を示したが、ケーブルの固定的な接続にも本
願発明を適用することができる。また、筒状ブッシング
をエポキシ樹脂で構成した例を示したが、本発明ではブ
ッシング内にシールド部材を埋設する必要がないことか
ら、ブッシングの材質の如何に拘らず、例えばブッシン
グとして碍管を使用するような終端接続部にも好適に本
願発明を適用することができる。
【0023】
【発明の効果】以上説明した本発明の終端接続部では、
半導電層部分先端部からの電気力線の発散方向に縁部が
丸められた取付け部の内面を位置させることができ、こ
れにより、電気力線を集中させることなく好適に分散さ
せることができる。従って、本発明によれば、ブッシン
グ内にシールド部材を埋設することなく、このシールド
部材の埋設によるブッシングの機械的強度の低下を招く
ことなく、電気力線の好適な分散を図ることができ、こ
れにより終端接続部の耐圧性の向上を図ることができ
る。
半導電層部分先端部からの電気力線の発散方向に縁部が
丸められた取付け部の内面を位置させることができ、こ
れにより、電気力線を集中させることなく好適に分散さ
せることができる。従って、本発明によれば、ブッシン
グ内にシールド部材を埋設することなく、このシールド
部材の埋設によるブッシングの機械的強度の低下を招く
ことなく、電気力線の好適な分散を図ることができ、こ
れにより終端接続部の耐圧性の向上を図ることができ
る。
【図1】本発明の終端接続部を部分的に破断して示す断
面図である。
面図である。
【図2】本発明の終端接続部の通電状態における電気力
線を示す説明図である。
線を示す説明図である。
10 終端接続部構造 11 ケーブル 12 取付け部 12A 内面 13 挿入孔 14 筒状ブッシング 17 取付け開口 17A 開口縁部 21 内部導体 28 (着脱機構)電気接続部 37 ストレスコーン 38 本体部分 39 半導電層部分 39A 先端部
Claims (1)
- 【請求項1】 電気機器にケーブルを接続するために設
けられる終端接続部構造であって、 前記ケーブルの端部を受入れる一端開放の挿入孔が規定
され、該ケーブルを電気機器の内部導体に接続する電気
接続部を取り巻く電気絶縁材料からなり、前記電気機器
に設けられた板状取付け部に形成された取付け開口を貫
通しかつ該取付け部に固定して配置される筒状ブッシン
グと、 電気絶縁材料からなる全体に筒状の本体部分と該本体部
分の一方の端面を覆う半導電材料からなる半導電層部分
とを備え、該半導電層部分が前記ケーブル挿入孔の開放
端側に位置するように筒状ブッシングの前記挿入孔内で
前記ケーブルを取り巻いて配置される筒状のストレスコ
ーンとを含み、 該ストレスコーンの前記筒状ブッシング内への所定の挿
入位置で、前記半導電層部分の最も前記挿入孔の先端側
に位置する先端部は、前記板状取付け部の両面の内、前
記挿入孔の開口から遠い位置にある内面の近傍にありか
つ該内面の位置よりも前記挿入孔の開口側に位置し、 前記取付け部の前記内面の前記開口の縁部は、前記取付
け部の横断面で見て丸められていることを特徴とする、
電気機器の終端接続部構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7186408A JPH0919040A (ja) | 1995-06-29 | 1995-06-29 | 電気機器の終端接続部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7186408A JPH0919040A (ja) | 1995-06-29 | 1995-06-29 | 電気機器の終端接続部構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0919040A true JPH0919040A (ja) | 1997-01-17 |
Family
ID=16187900
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7186408A Pending JPH0919040A (ja) | 1995-06-29 | 1995-06-29 | 電気機器の終端接続部構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0919040A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6751526B2 (en) | 1997-08-22 | 2004-06-15 | Sony Corporation | Method for describing robot structure and part of robot |
CN103457227A (zh) * | 2013-01-09 | 2013-12-18 | 平顶山市普汇电气有限责任公司 | 一种220kV高压开关设备用电缆终端 |
KR101685623B1 (ko) * | 2016-08-11 | 2016-12-12 | 구주기술 주식회사 | 케이블 종단접속재 |
KR101685624B1 (ko) * | 2016-08-11 | 2016-12-12 | 구주기술 주식회사 | 케이블 접속재 |
-
1995
- 1995-06-29 JP JP7186408A patent/JPH0919040A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6751526B2 (en) | 1997-08-22 | 2004-06-15 | Sony Corporation | Method for describing robot structure and part of robot |
CN103457227A (zh) * | 2013-01-09 | 2013-12-18 | 平顶山市普汇电气有限责任公司 | 一种220kV高压开关设备用电缆终端 |
KR101685623B1 (ko) * | 2016-08-11 | 2016-12-12 | 구주기술 주식회사 | 케이블 종단접속재 |
KR101685624B1 (ko) * | 2016-08-11 | 2016-12-12 | 구주기술 주식회사 | 케이블 접속재 |
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