JP2567931Y2 - ガス絶縁開閉装置の導体接続部 - Google Patents

ガス絶縁開閉装置の導体接続部

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JP2567931Y2
JP2567931Y2 JP1992066031U JP6603192U JP2567931Y2 JP 2567931 Y2 JP2567931 Y2 JP 2567931Y2 JP 1992066031 U JP1992066031 U JP 1992066031U JP 6603192 U JP6603192 U JP 6603192U JP 2567931 Y2 JP2567931 Y2 JP 2567931Y2
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conductor
shield
flange
insulated switchgear
gas insulated
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義彰 橘高
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Nissin Electric Co Ltd
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Nissin Electric Co Ltd
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  • Connections By Means Of Piercing Elements, Nuts, Or Screws (AREA)
  • Gas-Insulated Switchgears (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ガス絶縁開閉装置(以
下「GIS」という)に関し、特にGIS内部の導体接
続の技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のGIS内部の導体接続部の例を図
11を用いて説明する。図11は、GISの絶縁スペー
サ部分の要部断面図である。GISは、GISを構成す
る機器を数気圧のSF6 ガスと共に容器1内に封入して
構成される。このGISは、絶縁スペーサ2により容器
1を複数の区画に分割する。この絶縁スペーサ2には埋
込導体3が埋め込まれ、この埋込導体3に導体5を接続
することにより各区画間の接続が行われる。4は、容器
1と絶縁スペーサ2との間の気密を保持するためのOリ
ングである。
【0003】埋込導体3と導体5の接続は、両導体の端
面を突き合わせ、導体5のフランジ部5aをボルト6に
より埋込導体3に固定して両導体3、5を接続する。こ
のボルト6部分は耐圧上好ましくない形状となるため、
フランジ部5aの端部からシールド部5bがボルト6を
カバーする方向に延長され、その先端をアール状に形成
して導体5の端面の電界の集中を防止している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】以上説明したような導
体接続を行うため、導体5にはボルト6をフランジ部5
aのボルト孔に挿入するためのくびれ部8を形成する。
このくびれ部8も耐電圧上好ましくないため、シールド
部5bの先端と導体5のくびれ部8開始点の隙間aはで
きるだけ小さくする必要がある。しかしながら、ボルト
6を挿入する必要上a寸法は小さくすることができず、
シールド部5bの先端が耐電圧上の弱点となるケースが
あった。本考案は、GISの内部接続部のシールド効果
を高めることを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は上記目的を達成
するため、2つの導体の端面同士を接触させて、ボルト
により締め付け固定することにより2つの導体を接続す
るガス絶縁開閉装置の導体接続部において、一方の導体
の端部に形成され、端部に段差部を有するフランジと、
このフランジに締め付け用ボルトを貫通させるために形
成したボルト孔と、一方の導体側からボルト孔にボルト
を通すため、一方の導体に設けられたくびれ部と、他方
の導体の端面にボルト孔に対向して形成したネジ孔と、
フランジとボルトの外側表面を覆うように形成され、そ
の内周に嵌合部を形成したシールドとを設け、シールド
の嵌合部が、フランジの段差部と他方の導体の端面との
間に嵌合するようにする。
【0006】
【作用】上記手段により、ボルトを導体のフランジに挿
入する際にシールドが邪魔になることがないため、シー
ルドがボルト部および導体のくびれ部を覆う部分の長さ
を十分にとることができるので、GISの導体接続部の
シールド効果を高めることができる。
【0007】
【実施例】以下本考案の実施例について図1〜図10を
用いて説明する、各図において、同一の作用を有するも
のには、同一の符号を付して重複する説明は省略する。
【0008】〔実施例1〕 本考案の導体接続部を絶縁スペーサと導体の接続部に適
用した第1の実施例を図1〜図4を用いて説明する。図
1は図2のA部拡大図、図2はGISの導体の接続部の
側面断面図、図3はシールドと導体のフランジ部の詳細
を示す断面図である。GISは、GISを構成する機器
(図示せず)を数気圧のSF6 ガスと共に容器1内に封
入して構成される。このGISは、絶縁スペーサ2によ
り容器1を複数の区画に分割する。4は容器1と絶縁ス
ペーサ2の気密を保持するためのOリングである。この
絶縁スペーサ2には埋込導体3が埋め込まれ、この埋込
導体3に導体5を接続することにより各区画間の接続が
行われる。
【0009】導体5の端部には複数のボルト孔を有する
フランジ部5aが形成され、このフランジ部5aのボル
ト孔にボルト6を通して導体5を埋込導体3に固定す
る。導体5には、ボルト6を挿入するためのくびれ部8
が形成される。このボルト6部分を覆うシールド7は、
導体5とは別部品で作られる。シールド7の内周には内
側に突出する嵌合部7aが形成される。また、シールド
7の埋込導体3に対向する面には、Oリング19を装着
するための溝状の装着部9が形成される。また、導体5
のフランジ部5aの外周には、段差部5cが形成され、
この段差部5cと端部の間の部分を他の部分より直径を
小さくして導体5の嵌合部5dとする。そして、シール
ド7の嵌合部7aの長さl1 と導体5の嵌合部5dの長
さl2 は、図3に示すようにl2 >l1 の関係とする。
【0010】次に、導体5と埋込導体3の接続を行うに
は、図4に示すように、あらかじめボルト6をフランジ
部5aに挿入してからシールド7をフランジ部5aに被
せてボルト6を埋込導体3に締め付ける。図4から明ら
かなように、ボルト6をフランジ部5aのボルト孔に挿
入する場合に、シールド7が邪魔になることがないか
ら、シールドの長さbを十分に長くすることができるた
め、図1に示すように接続が終了した場合に、シールド
7の先端と導体5のくびれ部8開始点の隙間aを小さく
することができる。したがって、導体接続部のシールド
効果を高めることができる。
【0011】また、前記のようにシールド7の嵌合部7
aの長さl1 と導体5のフランジ部5aの段差部5cと
端部の間の長さl2 は、l2 >l1 の関係となっている
から、主通電路を形成する埋込導体3と導体5は必ず導
体同士で接触して、シールド7を挟むことにより導体間
の接触が不完全になるという事態は生じない。なお、ボ
ルト6を締め付けたとき、シールド7に装着されたOリ
ング19の反発力でシールド7が導体5の段差部5cに
確実に接触し、シールド7が電気的にフロートしないよ
うに配慮している。
【0012】〔実施例2〕 ところで、絶縁スペーサ2と埋込導体3の接する部分に
は、電極(埋込導体3)、固体絶縁物(絶縁スペーサ
2)およびSF6 ガスの三者により形成される三重点1
0が存在することが知られている。この三重点10は耐
電圧上の弱点となりやすいため、耐圧性能のばらつきを
押さえるためにも何らかのシールドで保護する必要があ
る。この三重点10のシールドを導体接続部のシールド
を加工することにより行う例を、実施例2として図5を
用いて説明する。本例においては、埋込導体3と導体5
の接続部のボルト6部分の表面を覆うシールド7の絶縁
スペーサ2に対向する部分を延長し、その先端をアール
状に形成して三重点10の近傍に位置させるものであ
る。これにより、三重点10のための付加的なシールド
を設けることなく、効率的にシールドすることができ
る。 〔その他の実施例〕 次に、シールド7と埋込導体3または導体5との電気的
接触を確実に行わせるための実施例を図6〜図10を用
いて以下に説明する。図6に示す実施例は、シールド7
の嵌合部7aとフランジ部5aの段差部5cとの間に皿
バネ11またはバネ座金状に形成した線材を介在させ、
その弾力により、シールド7を埋込導体3に押し付け
て、電気的接触を確実にするものである。図7に示すも
のは、シールド7の嵌合部7aとフランジ部5aの段差
部5cとの間にコイルバネ12を介在させ、その弾力に
より、シールド7を埋込導体3に押し付けて、電気的接
触を確実にするものである。図8に示すものは、前記の
実施例1の図1に示したものにおいて、Oリングとして
導電性ゴム13を使用して、シールド7をフランジ部5
aに押し付けると同時に、導電性ゴム13自体がシール
ド7と埋込導体3との電気的接触を行い、電気的接触を
確実にするものである。図9に示すものは、シールド7
の端部を削り出して、バネ性を有する部分14を形成
し、このバネ性によりシールド7が導体5と埋込導体3
の両方に接触して電気的接触を確実にするものである。
図10に示すものは、シールド7の内面にバネ15によ
り外側に付勢されたボール16を収納した装着穴17を
複数設け、一方導体5のフランジ部5aの外周にボール
16が係合する環状のV溝18を設ける。このバネ15
とボール16により、導体5とシールド7の電気的接触
を確実にするものである。
【0013】
【考案の効果】本考案によれば、GISの導体接続部の
ボルト部分を覆うシールドを導体と別体に形成したた
め、導体接続時にボルトを導体のフランジに挿入する際
にシールドが邪魔にならないため、シールドがボルト部
および導体のくびれ部を覆う部分の長さを十分にとるこ
とができるので、シールド効果を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2のA部拡大図。
【図2】本考案の実施例1のGISの導体の接続部の側
面断面図。
【図3】図3のシールドとフランジ部の詳細を示す側面
断面図。
【図4】図2の接続作業途中の状態を示す側面断面図。
【図5】本考案の実施例2のGISの導体の接続部の側
面断面図。
【図6】本考案の実施例3のGISの導体の接続部の要
部断面図。
【図7】本考案の実施例4のGISの導体の接続部の要
部断面図。
【図8】本考案の実施例5のGISの導体の接続部の要
部断面図。
【図9】本考案の実施例6のGISの導体の接続部の要
部断面図。
【図10】本考案の実施例7のGISの導体の接続部の
要部断面図。
【図11】従来のGISの導体の接続部の側面断面図。
【符号の説明】
1…容器 2…絶縁スペーサ 3…埋込導体 4,19…Oリング 5…導体 5a…フランジ部 5b…シールド部 5c…段差部 5d…嵌合部 6…ボルト 7…シールド 7a…嵌合部 8…くびれ部 9…装着部 10…三重点 11…皿バネ 12…コイルバネ 13…導電性ゴム 14…部分 15…バネ 16…ボール 17…装着穴 18…V溝

Claims (5)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つの導体の端面同士を接触させて、ボ
    ルトにより締め付け固定することにより2つの導体を接
    続するガス絶縁開閉装置の導体接続部において、 一方の導体の端部に形成され、端部に段差部を有するフ
    ランジと、 このフランジに前記締め付け用ボルトを貫通させるため
    に形成したボルト孔と、 前記一方の導体側から前記ボルト孔にボルトを通すた
    め、前記一方の導体に設けられたくびれ部と、 他方の導体の端面に前記ボルト孔に対向して形成したネ
    ジ孔と、 前記フランジと前記ボルトの外側表面を覆うように形成
    され、その内周に嵌合部を形成したシールドと を具備
    し、前記シールドの嵌合部が、前記フランジの 段差部と
    前記他方の導体の端面との間に嵌合することを特徴とす
    るガス絶縁開閉装置の導体接続部。
  2. 【請求項2】 前記シールドの嵌合部の長さl1 と、前
    記導体の段差部と端面の間の長さl2 を、l2 >l1
    関係とすることにより、前記シールドを前記両導体間に
    嵌合して前記両導体を接続する際、必ず両導体同士が接
    触するようにしたことを特徴とする請求項1記載のガス
    絶縁開閉装置の導体接続部。
  3. 【請求項3】 導体とシールドの間に介在する弾性を有
    する部材を設けることによりシールドと導体の間の電気
    的接触を確保することを特徴とする請求項1記載のガス
    絶縁開閉装置の導体接続部。
  4. 【請求項4】 弾性を有する部材を導体の端部または段
    差部とシールドの端部との間に介在させたことを特徴と
    する請求項3記載のガス絶縁開閉装置の導体接続部。
  5. 【請求項5】 シールド自体に弾力を有する部分を形成
    し、その弾力により前記シールドと導体の間の電気的接
    触を確保することを特徴とする請求項1記載のガス絶縁
    開閉装置の導体接続部。
JP1992066031U 1992-09-22 1992-09-22 ガス絶縁開閉装置の導体接続部 Expired - Lifetime JP2567931Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5638505U (ja) * 1979-08-30 1981-04-11
JPS6393707U (ja) * 1986-12-10 1988-06-17

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