JPH0727767Y2 - ガス絶縁機器 - Google Patents

ガス絶縁機器

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JPH0727767Y2
JPH0727767Y2 JP1987093704U JP9370487U JPH0727767Y2 JP H0727767 Y2 JPH0727767 Y2 JP H0727767Y2 JP 1987093704 U JP1987093704 U JP 1987093704U JP 9370487 U JP9370487 U JP 9370487U JP H0727767 Y2 JPH0727767 Y2 JP H0727767Y2
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JP
Japan
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metal
bush
gas
insulating member
washer
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Expired - Lifetime
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JP1987093704U
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English (en)
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JPS63202115U (ja
Inventor
修造 谷垣
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Meidensha Corp
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Meidensha Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本考案は、閃絡事故の発生を防止したガス絶縁機器に関
する。
B.考案の概要 本考案は、平座金に挿通したボルトを、絶縁部材に埋設
したブツシユへ挿通して金属にねじ込むことで金属に絶
縁部材を取り付け、絶縁部材で高圧導体を支持するガス
絶縁機器において、 平座金とブツシユとの間にスペーサを介在させ、スペー
サの外径寸法を平座金の外径寸法よりも小さくするとと
もにブツシユの長手方向の中間部の外径寸法を他の部分
よりも大きくすることにより、 平座金の外周面と高圧導体との間で閃絡事故が生じるこ
とを防止したものである。
C.従来の技術 ガス絶縁機器の内部において高圧導体を支持するには、
従来第2図のようにしている。即ち、絶縁部材1の一端
に埋設した金属製のブツシユ2に、予めバネ座金3と平
座金4とを挿通したボルト5を挿通し、このボルト5を
金属6にねじ込んで絶縁部材1を金属6に固定し、絶縁
部材1の他端に形成した孔7に高圧導体8を挿通してい
る。なお、9はOリングであり、金属6は接地されてい
る。
D.考案が解決しようとする問題点 ところが、金属製の平座金と絶縁部材と絶縁ガスとの接
点は一般的に知られているように局部的に強電界とな
り、絶縁ガスとしてのSF6ガスの電界依存性がきわめて
高いことと相重なり、平座金と高圧導体との間で閃絡を
生じ易い。
そこで本考案は、斯かる問題を解決したガス絶縁機器を
提供することを目的とする。
E.問題点を解決するための手段 斯かる目的を達成するための本考案の構成は、絶縁ガス
が充填された筐体の内部において、接地された金属に絶
縁部材を介して高圧導体を支持し、金属と絶縁部材との
結合は、金属製の平座金に挿通したボルトを、絶縁部材
に埋設した金属製のブツシユへ挿通して金属へねじ込む
ことによつて行なつたガス絶縁機器において、前記平座
金と前記ブツシユとの間にスペーサを介在させ、スペー
サの外径寸法を平座金の外径寸法よりも小さくするとと
もに前記ブッシュの長手方向の中間部の外径寸法を他の
部分より大きくしたことを特徴とする。
F.作用 平座金とブツシユとの間にスペーサを介装することによ
り、平座金はスペーサの厚さ分だけ絶縁部材の表面から
離れる。従つて、高圧導体に近い平座金の外周面で、金
属と絶縁部材と絶縁ガスとの接点が存在しなくなる。
また、ブツシユの長手方向の中間位置の外径寸法を他の
部分よりも大きくしたので、導体であるボルト,平座
金,ブツシユ,金属と高圧導体との間での等電位線がボ
ルトと略平行な滑らかなカーブとなり、平座金の外周部
での電界が緩和される。
以上のことから、平座金の外周面と高圧導体との間での
閃絡が防止される。
G.実施例 以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて説明する。
なお、本実施例は従来のガス絶縁機器の一部を改良した
ものなので、同一部分には同一符号を付して説明を省略
し、異なる部分のみを説明する。
第1図に示すように、平座金4とブツシユ11との間に
は、平座金4よりも外径寸法が小さいスペーサ10が介在
している。このスペーサ10の厚さtは2〜12mmに設定さ
れている。なお、スペーサは平座金4と一体に形成して
もよい。
一方、ブツシユ11は、円筒形のブツシユの長さ方向の中
間部の外径寸法を他の部分よりも大きくしたものであ
る。平座金4の外径寸法をD1とすると、ブツシユ11の
中間部の外径寸法D2は、D2≒D1である。
次に、斯かるガス絶縁機器の作用を説明する。
平座金4の外周部は、絶縁ガスとの接点ではあるが、絶
縁部材1との接点ではないことになる。従つて、平座金
4の外周部は、金属と絶縁部材と絶縁ガスとの接点では
なくなる。
次に、等電位線の状態について調べてみる。導体として
のボルト5,バネ座金3,平座金4,スペーサ10,ブツシユ11,
金属6を一体として考えると、等電位線は図中に二点鎖
線で示すようになる。図中の左端の等電位線は、ブツシ
ユ11の長手方向の中央部の外径寸法が平座金4の外径寸
法と同じ値なので、平座金4の近傍ではボルト5と略平
行に図中の上下方向へ伸びる。従つて、平座金4の外周
部に電界が集中することはない。
以上のことから閃絡電圧が向上し、従来のガス絶縁機器
に比べて本考案のものでは、インパルス閃絡値が約1.5
倍であつた。
H.考案の効果 以上説明したように本考案によるガス絶縁機器によれ
ば、平座金とブツシユとの間にスペーサを介在させ、ス
ペーサの外径寸法を平座金の外径寸法よりも小さくする
とともにブツシユの長手方向の中間部の外径寸法を他の
部分よりも大きくしたので、平座金の外周部に金属と絶
縁部材と絶縁ガスとの接点が位置することはなく、かつ
電界集中することもない。従つて、高圧導体と平座金の
外周部との間で閃絡が生じにくく、インパルス閃絡値は
従来の1.5倍となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるガス絶縁機器の実施例を示す部分
詳細図、第2図は従来のガス絶縁機器の部分詳細図であ
る。 1…絶縁部材、4…平座金、5…ボルト、6…金属、8
…高圧導体、10…スペーサ、11…ブツシユ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁ガスが充填された筐体の内部におい
    て、接地された金属に絶縁部材を介して高圧導体を支持
    し、金属と絶縁部材との結合は、金属製の平座金に挿通
    したボルトを、絶縁部材に埋設した金属製のブッシュへ
    挿入して金属へねじ込むことによって行ったガス絶縁機
    器において、 前記平座金と前記ブッシュとの間にスペーサを介在さ
    せ、スペーサの外径寸法を平座金の外径寸法よりも小さ
    くするとともに前記ブッシュの長手方向の中間部の外形
    寸法を他の部分より大きくしたことを特徴とするガス絶
    縁機器。
JP1987093704U 1987-06-18 1987-06-18 ガス絶縁機器 Expired - Lifetime JPH0727767Y2 (ja)

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JP1987093704U JPH0727767Y2 (ja) 1987-06-18 1987-06-18 ガス絶縁機器

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JP1987093704U JPH0727767Y2 (ja) 1987-06-18 1987-06-18 ガス絶縁機器

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JPS63202115U JPS63202115U (ja) 1988-12-27
JPH0727767Y2 true JPH0727767Y2 (ja) 1995-06-21

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55166114U (ja) * 1979-05-16 1980-11-29
JPS6015376A (ja) * 1983-07-04 1985-01-26 三菱電機株式会社 エレベ−タの機械室用かご呼び発生装置
JPS6015376U (ja) * 1983-07-13 1985-02-01 森 康三 サ−フボ−ドプロテクタ

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JPS63202115U (ja) 1988-12-27

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