JPS6041617Y2 - ブツシング - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はブッシングに係り、特に密封ケーシング内に収
納された導体が導出される部分のブッシング構造に関す
る。

概に提案されているブッシングは第１図に示スように、
端子金物１を導体２と一体に連結し、がい管３、支持金
具４およびグランドパツキン受け５により密封ケーシン
グを形威し、上記導体２の他端にバネ６を設け、上記各
部品を締め付けて構成する、いわゆる、センタークラン
プ構造である。

そして、この密封ケーシング内には、絶縁油のような絶
縁媒体７が充填されている。

更に上記各部品の外側を覆うようにシールド１３が設け
られている。

また、導体２が密封ケーシングを貫通する部分Ａは、第
２図の拡大図に示すように、グランドパツキン受け５に
グランドパツキン８が挿入され、グランド押え９、バネ
、６、どくネ押え１０およびロックナツト１１で締め付
けられている。

これらのグランドパツキン受け５、グランド押え９、バ
ネ６、バネ押え１０等はいずれも導電性の金属でできて
いる。

しかしながら、上記構造では、グランドパツキン受け５
のパツキン溝加工公差やグランドパツキン８の製作公差
によって、グランドパツキン受け５とグランド押え９間
に微少ギャップ１２が生じる。

このため、グランドパツキン受け５が電気的にフロート
状態となり、グランドパツキン受け５と導体２、グラン
ド押え９およびシールド１３との間にコロナ放電などが
発生する欠点があった。

本考案は、加工公差や製作公差があっても、コロナ放電
などを生じないようにすると共に、部品接触の信頼性お
よび安全性を向上させたブッシングを提供することを目
的とする。

以下、本考案を図の実施例に基づいて説明する。

第３図は本考案によるブッシングの要部拡大図を示した
もので、図中、第２図と同一符号は同−又は相当部分を
示し、図の構成で、第２図と異なる点は、グランドパツ
キン受け５とグランド押え９間に導電性の接触バネ１４
を介在させた点である。

上記構成により、グランドパツキン受け５の溝公差やグ
ランドパツキン８の製作公差により微少ギャップ１２が
生じても、グランドパツキン受け５とグランド押え９間
は常に安定した状態で接触バネ１４により電気的接触が
保たれ、この結果、グランドパツキン受け５と導体２、
グランド押え９およびシールド１３との間にコロナ放電
が生じる虞れは一切なくなる。

以上、述べたように本考案によれば、密封ケーシング内
に収納された導体をパツキンを介して導出したブッシン
グにおいて、パツキンの受けと押えの金物間に導電性の
接触バネを介在させたのでパツキンの受けと押えは常に
安定した状態で電気的に接触し、コロナ放電や絶縁破壊
などを生ずる虞れはなくなり、信頼性の高いブッシング
が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は既に提案されているブッシングの断面図、第２
図は第１図中のＡ部拡大断面図、第３図は本考案による
ブッシングの要部断面図である。 ２・・・・・・導体、３・・・・・・がい管、４・・・
・・・支持金具、５・・・・・・グランドパツキン受け
、６・・・・・・バネ、訃・・・・・グランドパツキン
、９・・・・・・グランド押え、１４・・・・・・接触
バネ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 端子金物を導体と二律に連結し、かい管、支持金具およ
   びグランドパツキン受けにより密封ケーシングを形威し
   、前記導体の他端にバネを設は前記各部品を締め付けて
   構成されるセンタークランプ構造のブッシングにおいて
   、前記グランドパツキン受けにグランドパツキンを挿入
   し、金属製のグランド押え、バネ、バネ押えおよびロッ
   クナツトによりグランドパツキンを締め付け、前記グラ
   ンドパツキン受けとグランド押えの間に導電性の接触バ
   ネを介在させたことを特徴とするブッシング。