JPH05225845A - 電気機器のブツシング - Google Patents

電気機器のブツシング

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JPH05225845A
JPH05225845A JP2955292A JP2955292A JPH05225845A JP H05225845 A JPH05225845 A JP H05225845A JP 2955292 A JP2955292 A JP 2955292A JP 2955292 A JP2955292 A JP 2955292A JP H05225845 A JPH05225845 A JP H05225845A
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JP
Japan
Prior art keywords
insulating support
voltage conductor
conductor
tip
housing
Prior art date
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Pending
Application number
JP2955292A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuyuki Orito
伸行 折戸
Minoru Nakahata
稔 中畑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2955292A priority Critical patent/JPH05225845A/ja
Publication of JPH05225845A publication Critical patent/JPH05225845A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 構造が簡単で電界緩和効果に優れた電気機器
のブツシングを得ることを目的とする。 【構成】 絶縁支持体2を成型し、導電塗料を塗布して
導電層10を形成した後、リング状の部材であるシールド
リング9を絶縁支持体2の先端ガイド部2aの溝2cにはめ
込む。 【効果】 導電層10と絶縁支持体9とは電気的に一体と
なり、絶縁支持体9の断面形状に沿ってこの付近の等電
位線が曲げられ、その傾斜がなだらかとなることによっ
て電界が緩和される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気機器のブツシング
における電界緩和に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、特開平2ー117026号公報に示され
ているように、電気機器における電界緩和の方法として
絶縁体の表面に導電層を設けることが一般に知られてい
る。この電界緩和の方法を施した従来の電気機器のブツ
シングを図2を用いて説明する。
【0003】図2において、高電圧導体1は絶縁支持体
2およびボルト8等を介して筐体3の開孔端部3aに固定
されている。フインガーコンタクト4はそのねじ部4aが
高電圧導体1と螺合することにより高電圧導体1と電気
的及び機械的に接続されている。例えば、プラグイン式
のケーブルコネクタ6に絶縁保持された導体5の棒状コ
ンタクト部5aは、フインガーコンタクト4に挿入され接
触することにより高電圧導体1と電気的に接続される。
また、ケーブルコネクタ6は、その先端ガイド部6aが絶
縁支持体2の先端部ガイド2aと係合することにより機械
的に接続される。
【0004】絶縁支持体2の先端部2aの内周面2bには、
高電圧導体1とフインガーコンタクト4との螺合部から
フインガーコンタクト4の先端部に対向する付近にかけ
て導電塗料が塗布され、導電層10が形成されている。さ
らに、絶縁支持体2の先端ガイド部2aの内部で、かつフ
インガーコンタクト4と棒状コンタクト部5aとの接続部
近傍には、シールド7が埋め込まれている。シールド7
は導電層10の先端部付近の電界を緩和するためのもので
ある。すなわち、もし、シールド7がなかったとする
と、導電層10の先端部分がシャープエツジとなっている
ため、この付近で等電位線が集中し、かえって電界を悪
くすることになる。シールド7、特にその先端部のリン
グ状部分7aを設けることによって、この付近の等電位線
の分布がなだらかとなり、電界緩和の効果が発揮され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
電気機器のブツシングでは、シールド7は絶縁支持体2
の先端部2aの内部に埋め込まれているため、絶縁支持体
2の構造が複雑であり、これを製作にあたって製造工程
が複雑になり費用もかさむという問題点を有していた。
【0006】この発明は以上の様な問題点を解決するた
めになされたものであり、構造が簡単で電界緩和効果に
優れた電気機器のブツシングを得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる電気機
器のブツシングは、少なくとも一方の端部に係合部を有
する高電圧導体と、前記高電圧導体を内部に収容する筐
体と、前記筐体の開孔端部に固定され、前記高電圧導体
の係合部側が前記筐体の外部に露出するように前記高電
圧導体を前記筐体に対して絶縁支持し、前記係合部側の
断面に開孔を有する先端ガイド部を有する絶縁支持体
と、前記絶縁支持体の先端ガイド部の内側に設けられ前
記高電圧導体の係合部と係合するフインガーコンタクト
と、前記フインガーコンタクトと係合する棒状コンタク
ト部を端部に有する導体と、前記導体を絶縁支持し、前
記棒状コンタクトと同心的に設けられ前記絶縁支持体の
先端ガイド部の外周部と係合する先端ガイド部を有する
ケーブルコネクタと、前記絶縁支持体の先端ガイド部の
内側表面で、かつ前記フインガーコンタクトと前記高電
圧導体との係合部から前記フインガーコンタクトと前記
導体の棒状コンタクト部との係合する部分に対向する部
分までに塗布された導電層と、前記絶縁支持体の先端ガ
イド部の内側表面で、かつ前記導電層の先端部と電気的
に接続するように設けられた、ブツシングの接続方向に
おける断面において少なくとも円弧状部分を有するシー
ルドリングと、を具備している。
【0008】
【作用】シールドリング及び導電層はともに導電性を有
し、かつ、電気的に接続されているため、電気的に一体
とみなすことができる。導電層は例えば、導電性塗料を
塗布したものであり、一般にその厚さはミクロン(μ
m)の単位である。一方、シールドリングは、例えば線
材をリング状に形成したものであり、ブツシングの接続
方向におけるシールドリングの断面は少なくとも円弧状
部分を有し、その円弧状部分の直径は一般に1/10ミリ〜
数ミリ(mm)の範囲にある。従って、シールドリング
の直径は導電層の厚さに較べてきわめて大きく、シール
ドリングによって導電層の先端部のシヤープエツジは解
消され、シールドリングの断面形状に沿って等電位線が
曲げられ、等電位線の分布がなだらかとなり、この付近
での電界が緩和される。
【0009】
【実施例】この発明にかかる電気機器のブツシングを図
1を用いて説明する。なお、従来例と同一の番号を付し
た部材は同一又は同一の機能を有するものとする。図1
において、高電圧導体1は絶縁支持体2およびボルト8
等を介して筐体3の開孔端部3aに固定されている。絶縁
支持体2は筐体3の開孔端部3aに固定され、高電圧導体
1の係合部側1aが筐体3の外部に露出するように高電圧
導体1を筐体3に対して絶縁支持し、係合部1a側にその
断面に開孔部を有する先端ガイド部2aを有する。フイン
ガーコンタクト4はそのねじ部4aが高電圧導体1と螺合
することにより高電圧導体1と電気的及び機械的に接続
されている。例えば、プラグイン式のケーブルコネクタ
6に絶縁保持された導体5の棒状コンタクト部5aは、フ
インガーコンタクト4に挿入され接触することにより高
電圧導体1と電気的に接続される。また、ケーブルコネ
クタ6は、その先端ガイド部6aが絶縁支持体2の先端部
ガイド2aと係合することにより機械的に接続される。
【0010】絶縁支持体2の先端部2aの内周面2bには、
高電圧導体1とフインガーコンタクト4との螺合部(係
合部)からフインガーコンタクト4と導体5の棒状コン
タクト部5aの接続部に対向する付近にかけて導電塗料が
塗布され、導電層10が形成されている。絶縁支持体2の
先端ガイド部2aの内側表面2bで、かつ導電層10の先端部
と電気的に接続するようにシールドリング9が設けられ
ている。シールドリング9は、例えば線材をリング状に
形成したものであり、ブツシングの接続方向において円
形断面を有し、その直径は一般に1/10ミリ〜数ミリ(m
m)の範囲内である。シールドリング9を固定するた
め、絶縁支持体2の先端部2aの内周面2bにはシールドリ
ング9の円形断面の直径とほぼ等しい直径の半円形断面
を有する溝2cが設けられており、シールドリング9はこ
の溝2cと係合することにより、絶縁支持体2から脱落す
ることはない。さらに、導電性塗料をこの溝2cの部分ま
で塗布することにより導電層10とシールドリング9との
電気的接続が確実かつ容易になる。
【0011】ここで、導電層10とシールドリング9とは
電気的に一体であるとみなすことができ、図2に示した
従来例におけるシールド7と実質的に同一の形状であ
り、同様の作用を行なう。すなわち、シールドリング9
の円形断面の形状に沿ってこの付近の等電位線が曲げら
れ、等電位線の間隔が広がることによって電界が緩和さ
れる。
【0012】
【発明の効果】以上のように、この発明にかかる電気機
器のブツシングは、絶縁支持体2を成型し、導電塗料を
塗布して導電層10を形成した後、リング状の部材である
シールドリング9を絶縁支持体2の先端ガイド部2aの開
孔部から溝2cにはめ込むことによって組み立てられるた
め、従来にものに較べて構造が簡単であり組み立ても容
易であるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる電気機器のブツシングの構造
を示す断面図
【図2】従来の電気機器のブツシングの構造を示す断面
【符号の説明】
1 高電圧導体 2 絶縁支持体 3 筐体 4 フインガーコンタクト 5 導体 6 ケーブルコネクタ 9 シールドリング 10 導電層
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年6月15日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】ここで、導電層10とシールドリング9とは
電気的に一体であるとみなすことができ、図2に示した
従来例におけるシールド7と実質的に同一の形状であ
り、同様の作用を行なう。すなわち、シールドリング9
の円形断面の形状に沿ってこの付近の等電位線が曲げら
れ、等電位線の間隔が広がることによって電界が緩和さ
れる。なお、上記実施例ではシールドリング9を溝2cに
はめ込む構成としたが、絶縁支持体2にあらかじめ注型
してもよく、上記実施例と同様の効果を奏する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一方の端部に係合部を有する
    高電圧導体と、 前記高電圧導体を内部に収容する筐体と、 前記筐体の開孔端部に固定され、前記高電圧導体の係合
    部側が前記筐体の外部に露出するように前記高電圧導体
    を前記筐体に対して絶縁支持し、前記係合部側の断面に
    開孔を有する先端ガイド部を有する絶縁支持体と、 前記絶縁支持体の先端ガイド部の内側に設けられ前記高
    電圧導体の係合部と係合するフインガーコンタクトと、 前記フインガーコンタクトと係合する棒状コンタクト部
    を端部に有する導体と、 前記導体を絶縁支持し、前記棒状コンタクトと同心的に
    設けられ前記絶縁支持体の先端ガイド部の外周部と係合
    する先端ガイド部を有するケーブルコネクタと、 前記絶縁支持体の先端ガイド部の内側表面で、かつ前記
    フインガーコンタクトと前記高電圧導体との係合部から
    前記フインガーコンタクトと前記導体の棒状コンタクト
    部との係合する部分に対向する部分までに塗布された導
    電層と、 前記絶縁支持体の先端ガイド部の内側表面で、かつ前記
    導電層の先端部と電気的に接続するように設けられたシ
    ールドリングと、 を具備する電気機器のブツシング。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009048810A (ja) * 2007-08-16 2009-03-05 Hitachi High-Technologies Corp 荷電粒子線装置
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CN112489901A (zh) * 2020-11-27 2021-03-12 中国南方电网有限责任公司超高压输电公司检修试验中心 一种用于直流穿墙套管用末屏引出装置
KR20220071712A (ko) * 2020-11-24 2022-05-31 인텍전기전자 주식회사 전계완화용 쉴드 내장형 부싱

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