JP2002165351A - ケーブル端末部およびこれを用いたケーブル終端接続部 - Google Patents

ケーブル端末部およびこれを用いたケーブル終端接続部

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JP2002165351A JP2000354903A JP2000354903A JP2002165351A JP 2002165351 A JP2002165351 A JP 2002165351A JP 2000354903 A JP2000354903 A JP 2000354903A JP 2000354903 A JP2000354903 A JP 2000354903A JP 2002165351 A JP2002165351 A JP 2002165351A
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英克 西
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Abstract

(57)【要約】 【課題】部分放電特性が良好で、コンパクト化でき、ま
た可撓性の良好なケーブル端末部を提供すると共に高周
波パルス電圧に対する安定した絶縁耐力を有する高信頼
性のケーブル終端接続部を提供する。 【解決手段】ケーブル絶縁体1bの外周に絶縁モールド
体4を一体に設け、この絶縁モールド体4の外周に埋設
されたストレスコーン金具5の後方に、内周にスプリン
グ8を収納する筒状の保護金具7を移動可能に配設す
る。そして、ブッシングの受容孔に、上記構成のケーブ
ル端末部を、ブッシングの壁面とケーブル端末部の保護
金具7の先端部間に間隙が形成される如くして装着し、
保護金具7を介してスプリング8をブッシングの壁面側
に向けて押圧し、この状態を維持して保護金具7をブッ
シングの壁面に取付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ケーブル端末部
およびこれを用いたケーブル終端接続部に係わり、特
に、半導体露光装置のレーザー光源用電源ケーブルのケ
ーブル端末部およびこれを用いたケーブル終端接続部を
形成する場合に有用なケーブル端末部およびこれを用い
たケーブル終端接続部に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、半導体露光装置のレーザー光線用
電源ケーブルの需要が急増しており、これに合わせて、
レーザー光線用電源ケーブルの特性の良好なケーブル端
末部およびこれを用いたケーブル終端接続部の開発も要
請されている。
【0003】ここで、半導体露光装置のレーザー光線用
の電源ケーブルには、2〜4kHzの高周波の直流電圧
が印加されることから、レーザー光線用電源ケーブルの
端末部としては、直流電圧が印加される直流ケーブルの
端末部の構成を利用することが考えられている。
【0004】図3は、従来の直流ケーブルの端末部の一
部断面図を示している。同図において、符号20は、5
0kV用のレントゲン用ケーブルを示しており、このレ
ントゲン用ケーブル20の端部は、段剥処理によって導
体(不図示)、高圧絶縁体20a、ケーブル半導電層2
0bおよび遮蔽編組20cが露出されている。しかし
て、露出された導体には筒状の電極21が電気的に接続
され、また、高圧絶縁体20aの外周には筒状の電極2
1とケーブルシース20d間に跨ってエチレンプロピレ
ンゴム(以下、「EPゴム」という。)のモールド体2
2が一体に設けられており、このモールド体22には取
付金具23が埋設されている。ここで、取付金具23
は、ケーブル外部半導電層20bの端部近傍からケーブ
ルの端部に向かって末広がり状に拡径するベルマウス部
23aと、このベルマウス部23aの後端部外周に連設
された環状の取付フランジ部23bを備えており、ベル
マウス部23aの大径部側をケーブルの端部に向け、か
つベルマウス部23aの小径部側内周をケーブル外部半
導電層20bの外周に接触させる如くしてモールド体2
2に埋設されている。なお、取付金具23は、ケーブル
外部半導電層20bを介して遮蔽編組20cに電気的に
接続されている。
【0005】以上のような直流ケーブルの端末部は、図
示しない機器のブッシングの受容孔に装着され、かつ取
付金具23の取付フランジ部23bを図示しない取付ボ
ルトを介して機器の壁面に固定することによりケーブル
終端接続部が形成されることになる。
【0006】ところで、このようなケーブルの端末部の
構成をレーザー光線用電源ケーブルの端末部に適用する
と次のような難点がある。すなわち、このような構成の
ケーブルの端末部においては、ケーブルの端末部を構成
するモールド体22の先端部外周面と機器のブッシング
の受容孔の内周面との当接面、すなわち界面はモールド
体22を構成するEPゴムの弾性に依存しており、この
ため、ケーブルの端末部が機器の壁面にいわゆる取付ボ
ルトの締め殺しで固定されると、モールド体22を構成
するEPゴムが温度変化や長期間の使用による経年変化
によって変化し、ひいては前記界面における面圧が低下
するおそれがある。また、半導体露光装置用の電源ケー
ブルには、直流電圧がパルス的に2〜4kHzの高周波
で印加されることから、直流電圧のみならず交流電圧に
対する検討も必要であるところ、従来の直流ケーブルの
端末部では、交流電圧に対する実験データがなく、この
ため、上記のようなケーブルの端末部においては長期信
頼性に欠けるおそれがあった。更に、半導体露光装置用
の電源ケーブルにおいては、ケーブルの可撓性が要求さ
れ、またケーブル端末部のコンパクト化および前記の使
用電圧に対して部分放電が発生しない等の条件が付加さ
れている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】一方、界面における面
圧特性が優れているケーブル終端接続部としては、いわ
ゆるプレモールド絶縁型終端接続部が知られている。図
4は、架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブル(以
下、「CVケーブル」という。)用のプレモールド絶縁
型終端接続の一部断面図を示している。同図において、
符号30は、CVケーブルを示しており、このCVケー
ブル30の端部は段剥されて、ケーブル導体30a、ケ
ーブル絶縁体30b、ケーブル外部半導電層30c、ケ
ーブル遮蔽層30dが露出されている。しかして、露出
させたケーブル絶縁体30bの外周にはプレモールドス
トレスコーン31が嵌挿されており、かかるプレモール
ドストレスコーン31は、このプレモールドストレスコ
ーン31の後方に配設した押し金具32やスプリング3
3等で構成される押圧手段を介してブッシング34の受
容孔34aに押圧されている。
【0008】このような構成のケーブル終端接続部にお
いては、プレモールドストレスコーン31が押圧手段を
介して常時ブッシング34の受容孔34a側に押圧さ
れ、ひいては、プレモールドストレスコーン31のテー
パ部31aとブッシング34の受容孔34aとの界面に
適正な面圧が付与されていることから、直流電圧がパル
ス的に2〜4kHzの高周波で印加されるケーブル終端
接続部としても好適するものと考えられる。
【0009】しかしながら、このような構成のケーブル
終端接続部においては、CVケーブル30、プレモール
ドストレスコーン31および押し金具32やスプリング
33等で構成される押圧手段がそれぞれ別体で構成され
ているため、ケーブル端末を曲げると前記界面がずれ
て、面圧が不安定になり易く、また、プレモールドスト
レスコーン31の他にこれをブッシング34の受容孔3
4a側に向けて押圧する押圧手段を必要とすることか
ら、ケーブル端末部全体をコンパクト化することができ
ないという難点があった。更に、ケーブル外部半導電層
30cとケーブル絶縁体30bとの間に段差が生じ、こ
の結果、この段差部分上に配置されるプレモールドスト
レスコーン31の立上がり部に微少の間隙が生じること
になり、ひいては部分放電特性が低下するという難点が
あった。加えて、CVケーブル自体の可撓性も良好でな
いという難点もあった。
【0010】本発明は、上述の難点を解決するためにな
されたもので、直流電圧がパルス的に2〜4kHzの高
周波で印加されるレーザー光線用電源ケーブルの端末部
およびこれを用いたケーブル終端接続部として好適する
ケーブル端末部およびこれを用いたケーブル終端接続部
を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るため、本発明のケーブル端末部は、ケーブルの端末を
段剥して露出させたケーブル絶縁体の外周にこのケーブ
ル絶縁体と一体に設けられた絶縁モールド体と、この絶
縁モールド体の外周にこの絶縁モールド体と一体に設け
られたストレスコーン金具と、このストレスコーン金具
の後方に軸方向に移動可能に配設され、内周にスプリン
グを収納する筒状の保護金具とを備えることを特徴とし
ている。
【0012】本発明のケーブル端末部によれば、従来の
直流ケーブルの端末部と同様に、ケーブル絶縁体の外周
に絶縁モールド体が一体に設けられているので、ケーブ
ル絶縁体と電界緩和機能を備える絶縁モールド体との間
に微少な間隙を生ずるおそれがなく、ひいては部分放電
特性の良好なケーブル端末部を提供することができる。
また、ケーブル絶縁体の外周にプレモールドストレスコ
ーンを嵌挿する必要がないことから、このプレモールド
ストレスコーンの後方に、長尺の押し金具、スプリング
および内周にスプリングの係止手段を有する長尺の保護
金具等で構成される押圧手段を配設する必要がなく、ひ
いては、ケーブル端末部をコンパクト化できる。また、
ケーブルとして、可撓性の良好なゴム絶縁ゴムシースケ
ーブルを用い、これにゴム状弾性を有する絶縁モールド
体を一体にモールドすれば、従来の直流ケーブルの端末
部と同様に、ケーブル端末部の可撓性を向上させること
ができる。
【0013】また、本発明のケーブル終端接続部は、ブ
ッシングの受容孔に、請求項1記載のケーブル端末部
を、前記ブッシングの壁面と前記ケーブル端末部の保護
金具の先端部間に間隙が形成される如くして装着し、前
記保護金具を介して前記スプリングを前記ブッシングの
壁面側に向けて押圧し、この状態を維持して前記保護金
具を前記ブッシングの壁面に取付けて成ることを特徴と
している。
【0014】本発明のケーブル終端接続部によれば、従
来のCVケーブルの端末部と同様に、電界緩和機能を有
する絶縁モールド体がスプリングを介してブッシングの
受容孔側に向けて押圧されているので、常時、絶縁モー
ルド体とブッシングの受容孔との界面に適正な面圧が付
与され、ひいては高周波パルス電圧に対する安定した絶
縁耐力を有する高信頼性のケーブル終端接続部を提供す
ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明のケーブル端末部お
よびこれを用いたケーブル終端接続部の好ましい実施の
形態例について、図面を参照して説明する。
【0016】図1(a)は、本発明におけるケーブル端
末部の一部断面図、図1(b)は、本発明のケーブル端
末部における保護金具のA矢視図を示している。図1
(a)おいて、符号1は、EPゴム絶縁ポリクロロプレ
ンシースケーブル(以下、「PNケーブル」という。)
を示しており、このPNケーブル1の端部は段剥され
て、ケーブル導体1a、EPゴムから成るケーブル絶縁
体1b、半導電EPゴムから成るケーブル外部半導電層
1c、半導電テープ巻回層1dおよびスズメッキ軟銅線
の編組から成る遮蔽編組1eがそれぞれ所定長露出され
ている。そして、露出したケーブル導体1aの先端部は
プラグ2の挿入孔2aに挿入されて圧縮接続され、ま
た、遮蔽編組1eはケーブルシース1f側に折り返され
て纏められ、スリーブ3に挿入されて圧着接続されてい
る。
【0017】一方、ケーブル絶縁体1bの外周には、プ
ラグ2間に跨ってEPゴムから成る紡錘形状の絶縁モー
ルド体4が設けられており、また、この絶縁モールド体
4の頂部外周には、筒状のストレスコーン金具5が埋設
されている。この場合、絶縁モールド体4は電界解析で
最適な形状に設計される。ここで、上記のプラグ2、ケ
ーブル絶縁体1bおよびストレスコーン金具5は絶縁モ
ールド体4を構成するEPゴムを介して一体化されてい
る。
【0018】ここで、本実施例においては、ケーブルと
してPNケーブルを使用し、また絶縁モールド体の形成
材料としてEPゴムを用いた場合について述べている
が、ケーブルとしてブチルゴム絶縁ケーブルやシリコー
ンゴム絶縁ケーブルを使用し、絶縁モールド体の形成材
料としてブチルゴム若しくはシリコーンゴム等を用いる
こともできる。
【0019】ストレスコーン金具5は、円筒状のストレ
スコーン本体5aを備えており、このストレスコーン本
体5aの内周側には後端部から先端部に向けて末広がり
状に拡径するベルマウス部5bが設けられ、また、スト
レスコーン本体5aの後端部外周には径方向外方に突出
する外向きフランジ5cが連設されている。
【0020】また、露出したケーブル絶縁体1bの外周
には、ストレスコーン本体5aとケーブル外部半導電層
1c間に跨ってカーボン等を配合した導電性塗料(不図
示)が塗布され、この塗布層の外周には半導電性の自己
融着性テープ6a、絶縁性の自己融着性テープ6bおよ
び粘着性ビニルテープ6cの巻回層から成る保護層6が
設けられている。また、この保護層6の外側には、筒状
の保護金具7がストレスコーン金具5とケーブルシース
1fの端部間に跨って配設されている。
【0021】保護金具7は、先端部内周に雌ネジ(又は
雄ネジ)7aを有する円筒状の保護金具本体7bと、こ
の保護金具本体7bの先端部外周に連設された矩形状の
取付フランジ7cと、保護金具本体7bの後端部内周に
内方に突出して連設された内向きフランジ7dと、この
内向きフランジ7dの内周縁に後端部に向かって突出す
るように連設された小径円筒部7eとを備えている。こ
こで、保護金具本体7bの内径はストレスコーン金具5
の外向きフランジ5cの外径と略同径若しくはこれより
若干大径とされ、また小径円筒部7eの内径はケーブル
シース1fの外径と略同径もしくはこれより若干大径と
されている。なお、矩形状の取付フランジ7cの4隅に
はボルト挿通孔7f(図1(b)参照)が設けられてい
る。
【0022】しかして、保護金具7の内周でかつ内向き
フランジ7dとストレスコーン金具5の外向きフランジ
5c間には、コイル状のスプリング8が配設されてお
り、この保護金具7の先端部内周には、すなわち保護金
具本体7bの雌ネジ(又は雄ネジ)7aには、外周に雄
ネジ(又は雌ネジ)を有する環状のスプリング押え金具
9が螺着されている。そして、このスプリング押え金具
9のケーブルシース1f側への螺進によってスプリング
8が押圧され、これにより、スプリング自体にバネ力が
付勢され、ひいてはこのスプリング8のバネ力によって
保護金具7がストレスコーン金具5と一体化される。
【0023】なお、図中、符号3aはスリーブ3に圧着
接続されたスズメッキ平編銅線、3bはこのスズメッキ
平編銅線の外側を覆う透明なビニルホースを示してい
る。
【0024】図2(a)は、上記のケーブル端末部が装
着されるブッシングの一部縦断面図、図2(b)はB矢
視図を示している。図2(a)において、ブッシング1
0は、エポキシ樹脂のモールド体より成る略L字状のブ
ッシング本体10aを備えており、このブッシング本体
10aの垂直部10bには垂直部10bの端部からブッ
シング本体10aの折曲部10cに向かって先細り状に
縮径する円錐状の受容孔10dが設けられ、水平部10
eの端部には環状のフランジ10fを介してブッシング
本体10bよりも小径の口出部10gが連設されてい
る。また、ブッシング本体10aの垂直部10bの端部
側の外形は矩形状(図2(b)参照)とされ、その4隅
には螺孔を有する埋込金具10hがその螺孔を露出する
如くして埋設されている。
【0025】符号11は、ブッシング本体10aの折曲
部10cの内部に埋設されたロッド状の電極金具を示し
ており、この電極金具11にはケーブル端末部のプラグ
2を受容し得る挿入孔11aが設けられている。なお、
この挿入孔11aの内周には図示しない環状の凹溝が設
けられ、この環状の凹溝には図示しないマルチラムバン
ド等から成るテープ状の導体接続子が円周方向に沿って
配設されている。また、ブッシング本体10aの水平部
10eおよび口出部10gの内部中心には、電極金具1
1の左側に電気的に接続された棒状の電極12が水平に
埋設されており、この棒状電極12の先端部12aは口
出部10gの端部より突出されている。なお、ブッシン
グ本体10aの外表面にはカーボン等を配合した導電塗
料13が塗布されている。
【0026】次に、本発明におけるケーブル端末部をブ
ッシングに取付けて成るケーブル終端接続部について述
べる。
【0027】先ず、図1に示すケーブル端末部をブッシ
ング10の受容孔10dに挿入して、ケーブル端末部の
プラグ2を電極金具11の挿入孔11aにプラグイン接
続すると共にケーブル端末部の絶縁モールド体4のテー
パ部4aをブッシング本体10aの受容孔10dの内周
面に当接させる。ここで、絶縁モールド体4のテーパ部
4aとブッシング本体10aの受容孔10dは、当該絶
縁モールド体4のテーパ部4a外周をブッシング本体1
0aの受容孔10dの内周面に当接させた状態におい
て、ブッシング10の壁面10iと保護金具7の取付フ
ランジ7cの先端部側の端面との間に若干の隙間が有す
るように設計されている。
【0028】次いで、保護金具7の取付フランジ7cの
各ボルト挿通孔7fにボルト(不図示)をそれぞれ挿通
し、各ボルトの先端部をブッシング10の埋込金具10
hの螺孔に螺合させ、保護金具7の取付フランジ7cを
ブッシング10の壁面10i側に向かって締め付け、固
定する。これにより、保護金具7内のスプリング8にバ
ネ力が付勢され、ひいては絶縁モールド体4のテーパ部
4aとブッシング10の受容孔10d間の当接面、すな
わち界面に適正な面圧が付与される。
【0029】なお、前述の実施例においては、半導体露
光装置のレーザー光源用電源ケーブルの端末部およびこ
れを用いたケーブル終端接続部について述べているが、
レントゲン等の電子顕微鏡用のケーブルや溶接機等の電
源ケーブルの端末部およびこれを用いたケーブル終端接
続部に適用しても、本発明と同様の効果を発揮する。ま
た、前述の実施例においては、ブッシング本体の垂直部
の端部側および保護金具の取付フランジの外形を矩形状
にした場合について述べているが、円形若しくは多角形
としてもよい。
【0030】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のケーブル端末部によれば、ケーブル絶縁体の外周に絶
縁モールド体が一体に設けられているので、部分放電特
性が良好で、コンパクト化したケーブル端末部を提供す
ることができる。またケーブルとして、ゴム絶縁ゴムシ
ースケーブルを用い、これにゴム状弾性を有する絶縁モ
ールド体を一体に設けた場合においては、ケーブル端末
部の可撓性を向上させることができる。
【0031】更に、本発明のケーブル終端接続部によれ
ば、電界緩和機能を有する絶縁モールド体がスプリング
を介してブッシングの受容孔側に向けて押圧されている
ので、高周波パルス電圧に対する安定した絶縁耐力を有
する高信頼性のケーブル終端接続部を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は、本発明におけるケーブル端末部
の一部断面図、図1(b)は、本発明のケーブル端末部
における保護金具のA矢視図。
【図2】図2(a)は、本発明のケーブル終端接続部に
おけるブッシングの一部断面図、図2(b)は、図2
(a)のB矢視図。
【図3】図3は、従来の直流ケーブル端末部の一部断面
図。
【図4】図4は、従来のCVケーブル端末部の一部断面
図。
【符号の説明】
1b・・・・・・・ケーブル絶縁体 4・・・・・・・・・絶縁モールド体 5・・・・・・・・・ストレスコーン金具 8・・・・・・・・・スプリング 7・・・・・・・・・保護金具 10・・・・・・・ブッシング 10d・・・・・受容孔 10i・・・・・ブッシングの壁面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5G016 DA06 DA29 5G333 AA09 AA12 AB05 BA02 CB19 DA03 DC01 EA02 5G355 AA03 BA08 BA18 CA23 5G375 AA02 BA22 BB46 CA02 CA18 CB05 CB14 CB27 CB34 DB04

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケーブルの端末を段剥して露出させたケー
    ブル絶縁体の外周にこのケーブル絶縁体と一体に設けら
    れた絶縁モールド体と、この絶縁モールド体の外周にこ
    の絶縁モールド体と一体に設けられたストレスコーン金
    具と、このストレスコーン金具の後方に軸方向に移動可
    能に配設され、内周にスプリングを収納する筒状の保護
    金具とを備えることを特徴とするケーブル端末部。
  2. 【請求項2】ブッシングの受容孔に、請求項1記載のケ
    ーブル端末部を、前記ブッシングの壁面と前記ケーブル
    端末部の保護金具の先端部間に間隙が形成される如くし
    て装着し、前記保護金具を介して前記スプリングを前記
    ブッシングの壁面側に向けて押圧し、この状態を維持し
    て前記保護金具を前記ブッシングの壁面に取付けて成る
    ことを特徴とするケーブル終端接続部。
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