JP2009291033A - ケーブル終端接続部 - Google Patents

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Abstract

【課題】ブッシングのフランジ部(ブッシングフランジ部)の強度の向上、絶縁筒の沿面距離の増加およびケーブル終端接続部のコンパクト化を図る。
【解決手段】ケーブル終端接続部は、電力用機器を収容する機器ケース1の開口部11に気密に装着されるブッシング2と、ブッシングの受容口25に装着されるケーブル端末3と、ケーブル端末に装着されるストレスコーン4をブッシング側に向けて押圧する押圧装置5とを備えている。ブッシングの後端部側には径方向外方に向けて突出するフランジ部(ブッシングフランジ部)22が設けられ、フランジ部の後端面側には環状の突起部26がフランジ部と同心状に設けられ、突起部の内周側には押圧装置を構成する環状の押し金具フランジ部52が空間Gを介してブッシングと同心状に配設されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、ケーブル終端接続部に係わり、特に、ブッシングの後端部側に径方向外方に向けて突出するフランジ部を備えたケーブル終端接続部に関する。
一般に、機器直結型ケーブル終端接続部においては、電力ケーブルの遮蔽層と電力用機器を収容する機器ケースの間を電気的に縁切りするために、エポキシ樹脂等から成る絶縁筒が組み込まれている。
従来、このような絶縁筒を有する機器直結型ケーブル終端接続部としては、図7に示すように、機器ケース100の開口部110の周縁部にエポキシブッシング200を気密に内設し、当該エポキシブッシング200の受容口210にケーブル端末300を装着し、当該ケーブル端末300の外周を機器ケース100の開口部110を貫通する下部金具310、絶縁筒320およびケーブル保護金具330で包被して成るものが知られている(例えば、特許文献1、2)。
しかしながら、このような構成の機器直結型ケーブル終端接続部においては、絶縁筒320が機器ケース100の開口部110を貫通する下部金具310とケーブル保護金具330との間に配設されているため、ケーブル終端接続部が必要以上に長尺化し、全体的に大型化するという難点があった。また、絶縁筒320を下部金具310とケーブル保護金具330との間に配設しなければならないことから、部品点数が多くなり、コスト的にも割高になるという難点があった。
このため、図8に示すように、エポキシブッシング400の後端部側に絶縁筒500を直接取付け、当該絶縁筒500の後端部側に押し金具600を配設して成るケーブル終端接続部が案出されている。ここで、絶縁筒500および押し金具600は次のようにして組立て固定されている。先ず、絶縁筒500のエポキシブッシング400と対向する側に設けられたフランジ部(以下「絶縁筒フランジ部」という。)510はエポキシブッシング400の後端部側に設けられた金具から成るフランジ部(以下「ブッシングフランジ部」という。)410に当接され、また、絶縁筒フランジ部510の後端面側には環状の押え金具700が配設されており、当該押え金具700のボルト挿通孔に挿通した第1のボルトv1の先端部を機器ケース800に螺着することで、予め第3のボルトv3でブッシングフランジ部410に固定された絶縁筒500がエポキシブッシング400に固定される。一方、押し金具600の絶縁筒500と対向する側に設けられたフランジ部(以下「押し金具フランジ部」という。)610は絶縁筒500の後端面側に当接され、押し金具フランジ部610のボルト挿通孔に挿通した第2のボルトv2の先端部を絶縁筒500に埋設された埋込金具520に螺着することで、押し金具600が絶縁筒500に固定されることになる。
しかしながら、このような構成のケーブル終端接続部によれば、図7に示すケーブル終端接続部と比較すれば、下部金具310が存在しない分だけケーブル終端接続部を短くし得るものの、第1のボルトv1が機器ケース800と導電位とされ、第2のボルトv2が押し金具600と同電位とされていることから、絶縁筒500の沿面距離、すなわち、第1のボルトv1と第2のボルトv1間の沿面距離が短くなり、十分な電気的性能が得られないという難点があった。
実開平6−9340号公報 特開2001−16756号公報
本発明は、上述の難点を解決するためになされたもので、ブッシングの後端部側に設けられるフランジ部の強度を向上させ、また、絶縁筒の沿面距離を長くとることができ、さらに、ケーブル終端接続部のコンパクト化を図ることができるケーブル終端接続部を提供することを目的としている。
本発明の第1の態様であるケーブル終端接続部は、電力用機器を収容する機器ケースの開口部に気密に装着されるブッシングと、ブッシングの受容口に装着されるケーブル端末と、ケーブル端末に装着されるストレスコーンをブッシング側に向けて押圧する押圧装置とを備え、ブッシングの後端部側には径方向外方に向けて突出するフランジ部が設けられ、フランジ部の後端面側には環状の突起部がモールドによってフランジ部と同心状に一体的に設けられ、突起部の内周側には押圧装置を構成する環状の押し金具フランジ部がブッシングと同心状に配設され、突起部の内周面と押し金具フランジ部の外周面との間には突起部の頂部から押し金具フランジ部の機器ケースと対向する端面の外周縁側までの沿面距離を増加させる空間が設けられているものである。
本発明の第2の態様であるケーブル終端接続部は、第1の態様のケーブル終端接続部において、ブッシングのフランジ部の機器ケースと対向する面は、機器ケースの開口部の外面に気密に当接されているものである。
本発明の第の態様は、第1の態様または第2の態様のケーブル終端接続部において、環状の突起部の内周面には、突起部の頂部から押し金具フランジ部の機器ケースと対向する端面の外周縁側に向かって縮径する円錐状のテーパ面が設けられているものである。
本発明のケーブル終端接続部によれば、第1に、ブッシングのフランジ部(ブッシングフランジ部)に環状の突起部を設けることで、絶縁筒を有しない既存のケーブル終端接続部と比較すれば、当該突起部に絶縁筒としての機能を持たせることができると共に、ブッシングフランジ部の応力が緩和され、ひいてはブッシングフランジ部の強度を向上させることができる。第2に、このような環状の突起部をブッシングフランジ部に設けることで、既存のケーブル終端接続部と比較すれば、ブッシングの絶縁筒部分を長尺にしなくても沿面距離を長くとることができ、ひいては十分な電気的性能を確保することができる。第3に、本発明のケーブル終端接続部においては、環状の突起部の内側にストレスコーンの押圧装置の一部(押し金具フランジ部)を配設することができることから、押圧装置を突起部の内側に配設した分だけ、ケーブル終端接続部を短くすることができ、ひいては、ケーブル終端接続部のコンパクト化を図ることができる。
以下、本発明のケーブル終端接続部を適用した好ましい実施の形態例について、図面を参照して説明する。なお、以下の説明において、ブッシング、内部導体、押圧装置およびケーブル保護金具の「先端部」とは、それぞれ図中上方向をいい、また、ブッシング、内部導体、押圧装置およびケーブル保護金具の「後端部」とは、先端部と反対側の端部をいい、図中では下方向に相当するものとして説明する。
図1は、本発明のケーブル終端接続部を適用した154kV級CVケーブルのガス中終端接続部の一部断面図、図2は同ガス中終端接続部におけるブッシングの要部拡大断面図を示している。
図1において、本発明におけるガス中終端接続部は、開閉器や変圧器等の電力用機器(不図示)を気密に収容する機器ケ−ス1と、先端部が機器ケ−ス1内に位置し、後端部が機器ケ−ス1の開口部11の周縁部に開口部11を閉塞するように気密に取り付けられるブッシング2と、ブッシング2内に装着されるケーブル端末3と、ケーブル端末3に装着されるストレスコーン4をブッシング2の先端部側に向けて軸方向に押圧する環状の押圧装置5とを備えている。
ブッシング2は、先端部に設けられた円筒状の頭部21と、後端部側に径方向外方に向けて突出するように設けられたフランジ部(以下「ブッシングフランジ部」という。)22と、頭部21の後端部側に設けられた湾曲凸面形状を呈する湾曲部23と、湾曲部23とブッシングフランジ部22との連設部分に設けられた電界緩和部24とを備えており、ブッシング2内には電界緩和部24に対応する位置から湾曲部23に対応する位置に向かって順次縮径するテーパ状の受容口25がブッシング2と同心状にかつ後述する導体挿入孔64と連通するように設けられている。
また、ブッシングフランジ部22の後端面側には、環状の突起部26がブッシング2と同心状にかつブッシングフランジ部22と一体的に設けられ、この突起部26の内周面側には後述するストレスコーン4の押圧装置5の一部(押し金具フランジ部52)が後述する空間Gを介してブッシング2と同心状に配設されている。
環状の突起部26は、図2に示すように、外周部にブッシングフランジ部22と直交する鉛直面26aを有しており、突起部26の内周部と押し金具フランジ部52の外周面との間には突起部26の頂部26bから押し金具フランジ部52の機器ケース1(図1参照)と対向する端面(以下「先端面」という。)52aまでの沿面距離を増加させる空間Gが設けられている。具体的には、環状の突起部26の内周部に突起部26の頂部26bから押し金具フランジ部52の先端面52aの外周縁側に向かって縮径する円錐状のテーパ面26cを設けることで、環状の突起部26の頂部26bと押し金具フランジ部52の先端面52a間の沿面距離が増加されている。この実施例においては、突起部26の頂部26bと当該頂部26bに対応する押し金具フランジ部52の外周面間の寸法を22mm程度とし、また、突起部26の立ち上がり部(ブッシングフランジ部22の後端面側と突起部26との連設部分)の内周縁側(以下「内周縁側立ち上がり部」という。)26dと当該内周縁側立ち上がり部26dに対応する押し金具フランジ部52の先端面52aの外周間の寸法を5mm程度とすることで、前記の沿面距離を確保している。また、ブッシングフランジ部22の外周縁側の厚さT1は40mm程度とされ、ブッシングフランジ部22の外周縁側の後端面から突起部26の頂部26bに至る高さ寸法H1はブッシングフランジ部22の厚さT1と略同程度若しくはこの厚さT1より若干大きくされている。さらに、ブッシングフランジ部22の内周縁側の後端面から突起部26の頂部26bに至る高さ寸法H2は前記の高さ寸法H1よりも短くされている。これにより、ブッシングフランジ部22の内周縁側の厚さT2がブッシングフランジ部22の外周縁側の厚さT1よりも若干厚く形成されている。
ここで、ブッシング2および突起部26はエポキシ樹脂等の硬質の絶縁体から成り、後述する内部導体6と共に一体にモールドされている。また、ブッシングフランジ部22の外径は機器ケース1の開口部11の口径より大径とされ、突起部26の内周縁側立ち上がり部26dの内径は押し金具フランジ部52の外径よりも大径とされている。さらに、電界緩和部24の外表面には、導電塗料(不図示)が塗布されている。なお、図2中、符号27はブッシングフランジ部22に円周方向に沿って等配するように埋設された複数個(例えば6個)の埋込金具(図には1個のみを表示している)を示している。
内部導体6は、図1に示すように、ブッシング2の頭部21の頂部21aから突出される導体引出部61と、導体引出部61の後端部側に首部62を介して連接されブッシング2の頭部21内にブッシング2と同心状に埋設される円筒状部63とを備えており、円筒状部63内には円筒状部63の後端部から首部62近傍に跨って横断面視円形の導体挿入孔64が設けられている。また、円筒状部63の奥壁(不図示)の中心部には後述する接続端子7と対向するように円柱状のボス(不図示)が導体挿入孔64と同心状に突設されており、当該ボスにはチューリップコンタクトとしてのリング状接触子(不図示)の一端部側が挿入・係止されている。
ケーブル端末3は、CVケーブルの端末を段剥処理して露出させたケーブル絶縁体31を備えており、ケーブル絶縁体31の外周には、ケーブルの外部半導電層32に跨って紡錘形状のストレスコーン4が装着されている。ここで、ストレスコーン4は、エチレンプロピレンゴム(EPR)等のゴム状弾性を有する絶縁部41と半導電部42とから成り、絶縁部41の外周には受容口25の内周壁と対応する先細り状のテーパ部が設けられている。
押圧装置5は、ストレスコーン4の半導電部42のコーン状の外周面に当接されるラッパ状の開口部51aを有する環状の押し金具51と、当該押し金具51の外周に配設される環状の押し金具フランジ部52とを備えており、押し金具51の後端部側には円周方向に沿ってスプリング挿入孔51bが複数個等配され、当該スプリング挿入孔51bにはそれぞれコイル状のスプリング53が装着されている。また、押し金具フランジ部52は円筒部材52bと円筒部材52bの後端部側に径方向内方に突設された環状の押え部材52cとを備えている。ここで、押し金具51の外径は、ブッシングフランジ部22に設けられた挿入孔25a(図2参照)の口径より若干小径とされ、また、押し金具フランジ部52の円筒部材52bの外径は環状の突起部26の内周縁側立ち上がり部26d(図2参照)の内径より若干小径とされている。また、環状の押え部材52cの内径はケーブルコアとしてのケーブルの外部半導電層32の外径より若干大径とされている。なお、このような構成の押し金具51、押し金具フランジ部52およびスプリング53は予め図に示すように一体に組み立てられている。
次に、このように構成される本発明におけるガス中終端接続部の組立方法について説明する。
先ず、ブッシング2の頭部21および湾曲部23を機器ケース1内に位置させると共にブッシングフランジ部22の機器ケースと対向する面をOリング12を介して機器ケース1の外面に当接すると共に、ブッシングフランジ部22の後端面側に環状の押え金具9を配設する。そして、環状の押え金具9に円周方向に沿って等配するように設けられた複数個(例えば12個)のボルト挿通孔91(図には2個のみを表示している)に第1のボルトV1を挿通し、当該第1のボルトV1の先端部を機器ケース1に螺着することで、ブッシング2(ブッシングフランジ部22)が機器ケース1に気密に固定される。
次に、ケーブル端末3をブッシング2内に挿入して接続端子7をチューリップコンタクトとしてのリング状接触子(不図示)の他端部側にプラグイン接続するとともに、予めケーブル端末3側に嵌挿しておいた押し金具51の開口部51aをストレスコーン4の半導電部42に当接し、さらに、押し金具フランジ部52の円筒部材52bを突起部26の内側に配設する。
次いで、押し金具フランジ部52を構成する円筒部材52bに予め円周方向に沿って等配された複数個(例えば6個)のボルト挿通孔(不図示)に第2のボルト(不図示)を挿通し、当該第2のボルトの先端部をブッシングフランジ部22に埋設した埋込金具27(図2参照)の螺孔に螺着する。そして、第2のボルトを回動すれば、第2のボルトの螺進により、押え部材52cがブッシング2側に向けて進入し、ひいては各スプリング53がブッシング2側に向けて押圧され各スプリング53に軸方向のバネ力が付与される。これにより、ストレスコーン4の先細り状のテーパ部が受容口25の内周壁に押し付けられ、ひいては、受容口25の内周壁とストレスコーン4のテーパ部間における界面の絶縁性能およびケーブル絶縁体31とストレスコーン4の界面の絶縁性能が確保される。
次に、予めケーブル端末3側に嵌挿しておいたアルミニウム合金金物などから成るケーブル保護金具8を所定位置に戻し、ケーブル保護金具8の先端部に形成されたフランジ部81を押し金具フランジ部52の後端面に当接し、両者を第3のボルト(不図示)により締結する。
なお、図1中、符号43はストレスコーン4の先端部に配設された環状のストッパー、54はブッシングフランジ部22と押し金具フランジ部52間に配設されたOリング、TはCVケーブルのシースとケーブル保護金具8間に跨って巻回された防食層、92はナットを示している。
以上のように、本発明のケーブル終端接続部によれば、第1に、ブッシングフランジ部22に環状の突起部26を設けることで、絶縁筒を有しない既存のケーブル終端接続部と比較すれば、当該突起部26に絶縁筒としての機能を持たせることができると共に、ブッシングフランジ部22の応力が緩和され、ひいてはブッシングフランジ部22の強度を向上させることができる。第2に、このような環状の突起部26をブッシングフランジ部22に設けることで、既存のケーブル終端接続部と比較すれば、ブッシングの絶縁筒部分を長尺にしなくても沿面距離を長くとることができ、ひいては十分な電気的性能を確保することができる。具体的には、図3(a)に示すように、従来のケーブル終端接続部においては、沿面距離LaはおよそL10(押え金具700´の内周から押え金具700´およびボルトV1´によって機器ケース800´に固定されたブッシングフランジ部410´の厚肉部410a´の外周に至るまでの寸法)+L20(ブッシングフランジ部410´の段差部分の鉛直面の距離「ブッシングフランジ部410´の薄肉部410b´と厚肉部410a´との連設部分の外周縁側からブッシングフランジ部410´の厚肉部410a´の後端面の外周に至るまでの寸法」)+L30(ブッシングフランジ部410´の厚肉部410a´の外周からブッシングフランジ部410´の厚肉部410a´の後端部に配設された押圧装置600´の外周に至るまでの寸法)となり、この部分が絶縁筒として機能するのに対して、本発明のケーブル終端接続部においては、図3(b)に示すように、沿面距離LbはおよそL0(押え金具9の内周から突起部26の立ち上がり部「ブッシングフランジ部22の後端面側と突起部26との連設部分」の外周縁側(以下「外周縁側立ち上がり部」という。)26eに至るまでの寸法)+L1(突起部26の鉛直面26a「外周縁側立ち上がり部26eから突起部26の頂部26bに至るまでの寸法」)+L2(突起部26の頂部26bの水平距離)+L3(突起部26の頂部26bから突起部26の内周縁側立ち上がり部26dに至るまでの寸法)+L4(突起部26の内周縁側立ち上がり部26dから押圧装置5の外周に至るまでの寸法)となり、後者の沿面距離Lbが前者の沿面距離Laよりも大きくなる(Lb>La)ことから、本発明のケーブル終端接続部の方が沿面距離を大きくとることができる。第3に、本発明のケーブル終端接続部においては、環状の突起部26の内側にストレスコーン4の押圧装置5の一部(押し金具フランジ部52)を配設することができることから、押圧装置5を突起部26の内側に配設した分だけ、ケーブル終端接続部を短くすることができ、ひいては、ケーブル終端接続部のコンパクト化を図ることができる。
前述の実施例においては、図面に示した特定の実施の形態をもって本発明を説明しているが、本発明はこれらの実施の形態に限定されるものではなく、本発明の効果を奏する限り、次のように構成してもよい。
第1に、前述の実施例においては、突起部の内周部にテーパ面26cを形成しているが、当該テーパ面26cには、図4に示すように、環状の切欠部261を形成し、若しくは図5に示すように、階段状の凹凸262を形成してもよい。
第2に、前述の実施例においては、突起部の外周部に鉛直面26aを形成しているが、図6に示すように、鉛直面26aに代えて、突起部26の頂部からブッシングフランジ部22の外周縁部の後端面側に向かって拡径する円錐状のテーパ面263を形成してもよい。
第3に、前述の実施例においては、ストレスコーン4をエチレンプロピレンゴム(EPR)で形成した場合について説明しているが、シリコーンゴム等で形成してもよい。
第4に、前述の実施例においては、気中終端接続部に適用した場合について説明しているが、ガス中終端接続部あるいは油中終端接続部に適用してもよい。
第5に、前述の実施例においては、適用電圧が154kV級の気中終端接続部について説明しているが、これらの電圧に限定されない。
本発明のケーブル終端接続部の一例を示す一部断面図。 図1に示すケーブル終端接続部のブッシングの要部拡大断面図。 既存のケーブル終端接続部における絶縁部分の沿面距離と本発明のケーブル終端接続部における絶縁部分の沿面距離との比較を示す説明図。 本発明のケーブル終端接続部におけるブッシングの他の実施例を示す要部拡大断面図。 本発明のケーブル終端接続部におけるブッシングの他の実施例を示す要部拡大断面図。 本発明のケーブル終端接続部におけるブッシングの他の実施例を示す要部拡大断面図。 従来のケーブル終端接続部の一例を示す一部断面図。 従来のケーブル終端接続部の一例を示す一部断面図。
1・・・機器ケース
11・・・開口部
2・・・ブッシング
22・・・フランジ部(ブッシングフランジ部)
25・・・受容口
26・・・突起部
26c・・・テーパ面
3・・・ケーブル端末
4・・・ストレスコーン
5・・・押圧装置
52・・・押し金具フランジ部
G・・・空間

Claims (4)

  1. 電力用機器を収容する機器ケースの開口部に気密に装着されるブッシングと、前記ブッシングの受容口に装着されるケーブル端末と、前記ケーブル端末に装着されるストレスコーンを前記ブッシング側に向けて押圧する押圧装置とを備え、
    前記ブッシングの後端部側には径方向外方に向けて突出するフランジ部が設けられ、
    前記フランジ部の後端面側には環状の突起部が前記フランジ部と同心状に設けられ、
    前記突起部の内周側には前記押圧装置を構成する環状の押し金具フランジ部が空間を介して前記ブッシングと同心状に配設されていることを特徴とするケーブル終端接続部。
  2. 前記フランジ部の前記機器ケースと対向する面は、前記機器ケースの開口部の外面に気密に当接されていることを特徴とする請求項1記載のケーブル終端接続部。
  3. 前記突起部の内周面と前記押し金具フランジ部の外周面との間には前記突起部の頂部から前記押し金具フランジ部の前記機器ケースと対向する端面の外周縁側までの沿面距離を増加させる空間が設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2記載のケーブル終端接続部。
  4. 前記突起部の内周面には、前記突起部の頂部から前記押し金具フランジ部の前記機器ケースと対向する端面の外周縁側に向かって縮径する円錐状のテーパ面が設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項3何れか1項記載のケーブル終端接続部。
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