JPH043404Y2 - - Google Patents

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JPH043404Y2
JPH043404Y2 JP2381985U JP2381985U JPH043404Y2 JP H043404 Y2 JPH043404 Y2 JP H043404Y2 JP 2381985 U JP2381985 U JP 2381985U JP 2381985 U JP2381985 U JP 2381985U JP H043404 Y2 JPH043404 Y2 JP H043404Y2
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conductor
insulator
branch
heat
cable
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JP2381985U
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  • Connections By Means Of Piercing Elements, Nuts, Or Screws (AREA)
  • Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、ケーブル分岐用接続体、詳しくは電
線、ケーブル等の幹線から分岐をとるケーブル分
岐接続体に関するものである。
[従来の技術] 架空電線から変圧器、地下ケーブル等への分
岐、あるいは地下ケーブルから需要家等への分岐
は、分岐部で電線、ケーブルを切断し分岐接続体
を挿入して引き出す方法、あるいはケーブルに分
岐体を直接接続し、接続部を絶縁テープ、絶縁カ
バー等により被覆するなどの絶縁処理を施して行
なう方法等が周知である。
[考案が解決しようとする問題点] ところが、この分岐作業は柱上での高所作業や
共同溝、管路等の狭い場所での作業となるので、
従来の方法では短時間での作業や活線状態での作
業を簡易に行なうことが困難となつていた。
従つて、従来から活線接続が短時間作業で行な
えるケーブル分岐接続体が強く要望されており、
特に需要家等への分岐を活線接続できれば、幹線
を無停電にでき、他の需要家に影響を及ぼさず、
かつ停電作業のため夜間が主となつていた分岐作
業の時間制約も大幅に緩和できる。
[問題点を解決するための手段] 本考案の目的は、上述の従来からの要望を解決
し、ケーブル分岐接続作業を簡便、かつ活線下で
行なうことができるケーブル分岐接続体を提供す
ることにある。
本案によるケーブル分岐接続体は、先端部に幹
線導体を抱き込むための溝状の幹線導体接続部を
形成すると共に、同接続部の内面に刃状凹凸部等
からなる突部を設け、後端部にケーブル導体接続
用の筒状部を形成した分岐導体と、この導体の上
記後端部がわを垂直部が被覆する、断面形状が略
T字状を呈する絶縁体とを具備してなり、幹線導
体の絶縁体層外周から上記幹線導体接続部を圧着
し、同接続部内に幹線導体を抱き込ませたとき、
接続部内に設けた突部を導体まで接触させて接続
し、しかるのち、幹線導体を抱き込んだ接続部の
外周を上記絶縁体の非熱収縮性絶縁体および熱収
縮性絶縁体で包囲被覆するようにしたことを特徴
とするもので、絶縁性、防水性に優れた分岐部の
形成および分岐作業を容易に行なうことができ
る。
[実施例] 以下、本考案を図示の一実施例によつて詳細に
説明する。
第1図は、本考案によるケーブル分岐接続体の
断面図であつて、第2図はその平面図である。
本実施例の分岐接続体は、銅、アルミニウム等
で形成される分岐導体1と、この分岐導体1の幹
線導体接続部2の内面に、銅、銅合金、アルミニ
ウム、アルミニウム合金等の材料で作られて設け
られる刃状または針状の凹凸からなる突部8と、
ケーブル絶縁体に使用されるゴム、プラスチツク
またはその改良配合品で作られていて、上記分岐
導体1の後端部がわを被覆すると共に非熱収縮性
絶縁体6および熱収縮性絶縁体4を一体的に有す
る絶縁体3とで、その主要部が構成されている。
上記幹線導体接続部2は、分岐導体1の先端部
に可撓性を有して設けられており、その形状は幹
線導体10(第3,4図参照)を抱き込み易いよ
うに、縦断面形状がU字型を呈する溝状に形成さ
れている。そして、この導体接続部2の内面に上
記刃状または針状の凹凸からなる突部8が設けら
れている。この突部8は例えば接続部2の内面の
対向位置に複数個並設された、先端の鋭い刃部で
形成されていて、接続部2内に幹線導体10を抱
き込んだときには、銅幹線導体10の絶縁被覆体
層11(第3,4図参照)を切り破つて内部の導
体10に接触する。また、この突部8は接続部2
の内面に対して分離可能に設けてもよい。上記接
続部2の形成された先端部の反対がわに延び出し
た後端部にはケーブル導体接続用の筒状部9が形
成されている。この筒状部9はケーブル導体が圧
着、圧縮、接触子による挿入等で電気的に分岐導
体1に接続されれば、その形状は任意でよい。
上記絶縁体3は、上記分岐導体1の後端部がわ
を、上記筒状部9よりも若干、長く被覆するよう
に形成されていて、上記導体接続部2の基部寄り
まで被つた上部の一側がわには、可撓性の帯状の
上記非熱収縮性絶縁体6の基端部が連設されてお
り、またこの絶縁体6の基端部寄りの、上記被覆
絶縁体3の上部外周には、嵌合受入部7が設けら
れている。そして、被覆絶縁体3の上部の他側が
わには、可撓性の帯状であつて、上記絶縁体6よ
りも長い形状の熱収縮性絶縁体4の基端部が連設
されており、その先端縁部には上記嵌合受入部7
に緊密に嵌着される非熱収縮性の嵌合挿入部5が
取り付けられている。
なお、上記被覆絶縁体3、熱収縮性絶縁体4お
よび非熱収縮性絶縁体6の形成は、金型を用いて
分岐導体1と一体的に形成する方法、あるいは上
記絶縁体3,4,6の絶縁体だけを単独で形成し
たのち、導体1を挿入する方法等が採用される。
次に、このように構成された本実施例のケーブル
分岐接続体を、幹線に取り付けて分岐を行なう場
合について説明する。先ず、絶縁被覆体層11を
有する幹線導体10を前記幹線導体接続部2内に
挿入し、同接続部2に圧着、圧縮力を加え、内部
に幹線導体10を抱き込む。すると、突部8は絶
縁被覆体層11を切り破つて幹線導体10に、そ
の先端を接触させるので、ここに分岐導体1は幹
線導体10に電気的に接続される。しかるのち、
第3図および第4図に示す如く、非熱収縮性絶縁
体6を導体接続部2の外周面に沿わせて湾曲させ
ると共に熱収縮性絶縁体4を、上記幹線導体10
を抱き込んだ接続部2および上記非熱収縮性絶縁
体6の外周面に密着するように巻き付けて、これ
らを包囲しその先端縁部の嵌合挿入部5を嵌合受
入部7に嵌着する。次で熱源により熱収縮性絶縁
体4を加熱して収縮させて幹線の絶縁被覆体層お
よび導体接続部を密着させ、これらを一体化させ
る。
また、本考案において、分岐導体1、導体接続
部2および幹線の絶縁被覆体層11との接触面
に、体積抵抗率が108〜1013Ω・cmの高抵抗層あ
るいは粘着層、高粘度の絶縁油層等を設けること
によつて分岐接続体の電気的、機械的特性または
防水特性を改善することができる。
更にまた、突部8を導体接続部2と分離可能に
設けることにより、幹線導体サイズ、絶縁層厚の
変化に対し突部8を交換することで幹線導体10
との接続を確実強固にすることができる。
なお、前記非熱収縮性絶縁体6は熱収縮性絶縁
体4との界面距離(第3図参照)を長くするため
のもので、当該界面部分における耐浸水特性、耐
電圧特性を向上させる効果を発揮する。従つて、
この非熱収縮性絶縁体6の最も好ましい長さは幹
線導体接続部2の全周を覆う長さがよい。しか
し、この非熱収縮性絶縁体6は絶対に無ければな
らないというものではなく、これを設ければ上述
のような効果を発揮するので、在ればより好まし
いというものである。
[考案の効果] 本考案によれば、ケーブル分岐接続体を前記の
ように構成したので、次のような顕著な効果が得
られる。
(1) 刃状または針状の凹凸からなる突部が被覆絶
縁体を突き破つて自動的に幹線導体に接触する
ので、幹線ケーブルの接続のための処理作業を
不要にでき、更に任意の箇所から分岐接続を短
時間のうちに容易にできる。
(2) 絶縁作業も加熱のみでよく、狭い場所等の作
業環境にも適する。
(3) 絶縁された圧縮および圧着用工具等を用いれ
ば、幹線導体が活線状態でも活線部に触れない
で分岐導体を接続でき、また筒状部も絶縁体で
被覆されているため、他の作業時に活線状態と
なつている分岐導体に接触することもなく、更
にまた絶縁性の盲栓を筒状部と絶縁体の空間に
着脱自在に装着しておけばケーブル取付時まで
の間の浸水、降雨等による閃絡事故を防止する
こともできる。
(4) 導体と絶縁体との一体成形品を用いるため、
特に分岐部の絶縁性、防水性に優れている。
(5) 分岐導体は幹線導体に対して任意の方向に引
き出すことができ、筒状部へのケーブル取付作
業が極めて容易になる。
(6) 筒状部へのケーブル導体取付を着脱自在な接
触接続方式とすれば、分岐ケーブルがわの事故
発生時に切り離し作業が極めて容易となり、幹
線への長時間の送電停止を防止することもでき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例を示すケーブル分
岐接続体の側断面図、第2図は、上記第1図のケ
ーブル分岐接続体の平面図、第3図は、上記第1
図のケーブル分岐接続体をケーブル幹線に取り付
けた状態を示す断面図、第4図は、第3図中の
−線に沿う断面図である。 1……分岐導体、2……幹線導体接続部、3…
…絶縁体、4……熱収縮性絶縁体、5……嵌合挿
入部、6……非熱収縮性絶縁体、7……嵌合受入
部、8……突部、9……筒状部、10……幹線導
体、11……絶縁被覆体層。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 先端部に形成されていて幹線導体を抱き込む
    ための溝状の幹線導体接続体と、同接続体の溝
    状の内側面に設けられた接続導体接触用の突部
    と、後端部に形成されたケーブル導体接続用の
    筒状部とを有する分岐導体と、 この分岐導体の上記後端部がわを上記筒状部
    よりも長く被覆する絶縁体と、 この被覆絶縁体の上部の一側がわに連設され
    ていて、絶縁体層を有する幹線導体を抱き込ん
    だ上記幹線導体接続部を包囲するための非熱収
    縮性絶縁体と、 上記被覆絶縁体の上部の他側がわに連設され
    ていて、幹線導体を抱き込んだ上記幹線導体接
    続部と上記非熱収縮性絶縁体とを包囲するため
    の熱収縮性絶縁体と、 この熱収縮性絶縁体の先端に設けられた嵌合
    挿入部と、 上記非熱収縮性絶縁体の基部に設けられた嵌
    合受入部と、 を具備してなるケーブル分岐接続体。 (2) 接続導体接触用の突部は、上記幹線導体接続
    部の溝状の内側面に対して分離可能になつてい
    る実用新案登録請求の範囲第1項記載のケーブ
    ル分岐接続体。
JP2381985U 1985-02-21 1985-02-21 Expired JPH043404Y2 (ja)

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JPS61139574U JPS61139574U (ja) 1986-08-29
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