JP3082856B1 - 螺旋補強ホース - Google Patents
螺旋補強ホースInfo
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16L11/04—Hoses, i.e. flexible pipes made of rubber or flexible plastics
- F16L11/08—Hoses, i.e. flexible pipes made of rubber or flexible plastics with reinforcements embedded in the wall
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Abstract
体を接地不能にしながら一般的な平バンドでもホース全
体を均一に圧縮する。 【解決手段】 補強材2が扁平な上、外周の平滑な接地
部2aをホース本体1の外周面1aから僅かに突出して
露出させることにより、ホース本体1の肉厚寸法が薄く
成形可能になると共に使用時には硬質樹脂製の接地部2
aが接地し、しかも一般的な平バンドCでホース全体を
締め付けた場合には、軟質樹脂製のホース本体1が弾性
変形して硬質樹脂製の補強材2を完全に埋没させ、これ
ら接地部2aとホース本体1の外周面1aとが略面一と
なる。
Description
ホースやダクトホースなどの低圧又は負圧で用いられる
耐圧性に優れた螺旋補強ホースに関する。更に詳しく
は、軟質合成樹脂製のホース本体に、硬質合成樹脂製の
補強材を螺旋状に埋設した螺旋補強ホースに関する。
例えば図3に示す如くホース本体1′の外周面1a′に
断面円形の補強材2′を外方へ突出させて埋設すること
により、ホース外壁面A2′が波形に突出するものがあ
る。また、図4に示す如くホース本体1′の内部に断面
円形の補強材2′を埋設した状態でホース本体1′の肉
厚寸法を均一することにより、ホース外壁面A2′が平
滑なものがある。
な従来の螺旋補強ホースでは、使用時に地面又は床面と
接地するホース外壁面が、摩擦抵抗の大きな軟質合成樹
脂で形成されるため、接地時には滑りが悪くて使用勝手
が悪く、しかも摩耗し易くて寿命が短いという問題もあ
る。更に、ホース外壁面が波形に突出する従来のものの
場合には、補強材が埋設されない壁部分の肉厚寸法が薄
いため、屈曲し易くて軽量であるものの、これを例えば
一般的な平バンドで締め付けてホース本体の内周面全体
がホースニップルに密着させるようとした場合には、波
形に突出する補強材が埋設された螺旋部分を部分的に圧
縮可能であるが、補強材が埋設されない壁部分は圧縮不
能なため、気密性に劣って、ホース内を通る流体の内圧
が高くなると、流体の漏れやホース抜けが発生する恐れ
があるという問題がある。これを防止するには、高価な
専用ホースバンドを使用する必要があった。また、ホー
ス外壁面が平滑な従来のものの場合には、例えば帯バン
ドなどの一般的な平バンドの締め付けにより、ホース全
体を均一に圧縮できて気密性に優れるものの、補強材が
埋設されない壁部分の肉厚寸法が厚くなるため、屈曲し
難くて重くなるという問題がある。
ス全体の肉厚を薄くすると共にホース本体を接地不能に
しながら一般的な平バンドでもホース全体を均一に圧縮
することを目的としたものである。請求項2記載の発明
は、請求項1に記載の発明の目的に加えて、ホース本体
に対して補強材を強固に連結することを目的としたもの
である。
ために、本発明のうち請求項1記載の発明は、補強材の
断面形状を、その外周面が平滑となるようにホース本体
の軸方向へ扁平状に形成し、この平滑な外周面部分を除
いた大部分が、ホース本体の外周面に埋設され、該補強
材の外周面には、ホース本体の外周面から僅かに突出し
て露出する平滑な接地部を形成し、ホース全体の締め付
け時には、軟質合成樹脂製のホース本体が弾性変形して
硬質合成樹脂製の補強材を完全に埋没させたことを特徴
とするものである。請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明の構成に、前記補強材の内周面のみに、ホース
本体の中心へ向け突出する凸部又は凹部を形成して、ホ
ース本体との接触面積を増大させた構成を加えたことを
特徴とする。
平滑な接地部をホース本体の外周面から僅かに突出して
露出させることにより、ホース本体の肉厚寸法が薄く成
形可能になると共に使用時には硬質合成樹脂製の接地部
が接地し、しかも一般的な平バンドでホース全体を締め
付けた場合には、軟質合成樹脂製のホース本体が弾性変
形して硬質合成樹脂製の補強材を完全に埋没させ、これ
ら接地部とホース本体の外周面とが略面一となるもので
ある。請求項2の発明は、請求項1記載の構成に対し
て、前記補強材の内周面のみに、ホース本体の中心へ向
け突出する凸部又は凹部を形成して、ホース本体との接
触面積を増大させた構成を追加したので、補強材とホー
ス本体との接着強が向上する。
づいて説明する。この実施例は、図1及び図2に示す如
く、螺旋補強ホースAの一端内周面A1にホースニップ
ルBを挿入し、その外周面A2には例えば帯バンドなど
の一般的な平バンドCを巻き付けて締め付けることによ
り、該螺旋補強ホースAの一端内周面A1をホースニッ
プルBに圧接させるものである。
ビニールなどの軟質合成樹脂を加熱軟化して第1の押出
し機(図示せず)から帯状のホース本体1が押出される
と共に、例えば硬質塩化ビニールなどの硬質合成樹脂を
加熱軟化して第2の押出し機(図示せず)から線状の補
強材2が押出され、これら両者を合流させた後、ホース
軸方向へ螺旋状に巻き付けて溶着することにより、補強
材2を埋設したホース本体1が連続的に製造される。図
示例の場合には、軟質合成樹脂として透明な軟質塩化ビ
ニールを使用し、硬質合成樹脂として有色の硬質塩化ビ
ニールを使用している。
す如くホース本体1の軸方向へ扁平状に形成し、その少
なくとも外周面を除いた大部分が、ホース本体1の外周
面1aに埋設され、該補強材2の外周面には、図2に示
す如くホース本体1の外周面1aから僅かに突出して露
出する平滑な接地部2aを形成する。
本体1との接触面積を少しでも広くするために、ホース
本体1の中心へ向け突出する凸部2b又は凹部を形成す
る。本実施例の場合には、ホース本体1の軸方向中央へ
向かうのに従って徐々にホース本体1の中心へ向け突出
する断面略蒲鉾形の凸部2bを形成している。しかし、
断面略蒲鉾形の凸部2bに限定されず、ホース本体1と
の接触面積を少しでも広くできれば、図示せぬが他の形
状の凸部や凹部であっても良い。
樹脂や金属などで構成され、図示例の場合には、その軸
方向一端に竹の子状のホース接続筒部B1を形成し、他
端には他機へ接続するために円筒状の接続筒部B2を突
設して、その外周面には例えばネジなどの連結部B3を
形成している。
方法について説明する。先ず、図1に示す如く螺旋補強
ホースAの一端内周面A1にホースニップルBのホース
接続筒部B1を挿入し、この状態で、該螺旋補強ホース
Aの一端外周面A2には、帯状に形成された一般的な平
バンドCを巻き付け、徐々に締め付ける。
硬質樹脂製の補強材2のみが内方へ押圧され、その付近
に配置された軟質樹脂製のホース本体1が弾性変形して
該補強材2が完全に埋没し、これら接地部2aとホース
本体1の外周面1aとが略面一となる。その結果、上記
接地部2a及びホース本体1の外周面1aが均一に圧縮
され、螺旋補強ホースAの一端内周面A1はホースニッ
プルBのホース接続筒部B1に沿って変形し密着する。
従って、螺旋補強ホースAの内部を通る流体の内圧が高
くなった場合にも、流体の漏れやホース抜けが発生しな
い。
材2が扁平な上、外周の接地部2aをホース本体1の外
周面1aから僅かに突出して露出させたから、ホース本
体1の肉厚寸法が薄く成形でき、その結果、軽量で可撓
性に優れる。しかも使用時には、硬質樹脂製の接地部2
aが地面又は床面と接地するから、摩擦抵抗が大きな軟
質樹脂製のホース本体1の外周面1aが接地するものに
比べて滑り易く摩耗し難い。
1の中心へ向け突出する凸部2bを形成したから、補強
材2とホース本体1との接触面積が増大して両者の接着
強が向上する。その結果、ホース本体1に対して補強材
2を強固に連結でき、ホース本体1から補強材2が剥離
しない。
外周面A2に、一般的な平バンドCを巻き付けて締め付
けることにより、螺旋補強ホースAの一端内周面A1を
ホースニップルBに圧接させる場合を示したが、これに
限定されず、上述した一般的な平バンドCに代えて、螺
旋補強ホースAの外周面A2に加圧変形可能なパイプを
被せてカシメることにより、螺旋補強ホースAの一端内
周面A1をホースニップルBに圧接させて連結しても良
い。更に、ホースニップルBの軸線方向一端に、他機へ
の接続するために円筒状の接続筒部B2を一体に突設し
たが、これに限定されず、接続筒部B2を一体に突設し
なくとも良い。
項1記載の発明は、補強材が扁平な上、外周の平滑な接
地部をホース本体の外周面から僅かに突出して露出させ
ることにより、ホース本体の肉厚寸法が薄く成形可能に
なると共に使用時には硬質合成樹脂製の接地部が接地
し、しかも一般的な平バンドでホース全体を締め付けた
場合には、軟質合成樹脂製のホース本体が弾性変形して
硬質合成樹脂製の補強材を完全に埋没させ、これら接地
部とホース本体の外周面とが略面一となるので、ホース
全体の肉厚を薄くすると共にホース本体を接地不能にし
ながら一般的な平バンドでもホース全体を均一に圧縮で
きる。従って、ホース外壁面が波形に突出する従来のも
のや平滑な従来のものに比べ、軽量で可撓性に優れると
共に、接地時には滑り易くて使用勝手が良く、摩耗し難
くて寿命が長く長期に亘って使用できる。更に一般的な
平バンドであってもホースニップルに密着でき、ホース
内を通る流体の内圧が高くなった場合にも、流体の漏れ
やホース抜けが発生せず安全であり、更に高価な専用の
ホースバンドを使用する必要もないから経済的である。
に加えて、補強材とホース本体との接触面積が増大して
両者の接着強が向上するので、ホース本体に対して補強
材を強固に連結できる。従って、ホース本体から補強材
が剥離しない。
部切欠正面図である。
面図である。
である。
である。
Claims (2)
- 【請求項1】 軟質合成樹脂製のホース本体(1)に、
硬質合成樹脂製の補強材(2)を螺旋状に埋設した螺旋
補強ホースにおいて、前記補強材(2)の断面形状を、
その外周面が平滑となるようにホース本体(1)の軸方
向へ扁平状に形成し、この平滑な外周面部分を除いた大
部分が、ホース本体(1)の外周面(1a)に埋設さ
れ、該補強材(2)の外周面には、ホース本体(1)の
外周面(1a)から僅かに突出して露出する平滑な接地
部(2a)を形成し、ホース全体の締め付け時には、軟
質合成樹脂製のホース本体(1)が弾性変形して硬質合
成樹脂製の補強材(2)を完全に埋没させたことを特徴
とする螺旋補強ホース。 - 【請求項2】 前記補強材(2)の内周面のみに、ホー
ス本体(1)の中心へ向け突出する凸部(2b)又は凹
部を形成して、ホース本体(1)との接触面積を増大さ
せた請求項1記載の螺旋補強ホース。
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