JP2858691B2 - 螺旋補強ホース及びその製造方法 - Google Patents
螺旋補強ホース及びその製造方法Info
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Description
ホースやダクトホースなどの低圧又は負圧で用いられる
螺旋補強ホース及びその製造方法に関する。更に詳しく
は、ホース軸方向へ螺旋状に巻き付けられた軟質帯状体
からなる内管の外面に硬質補強線体を螺旋状に巻き付け
て一体に溶着した螺旋補強ホース、及び、マンドレル上
の回転駆動するスパイラルシャフトに、第1の押出し機
から供給される軟質帯状体を、その一部がオーバーラッ
プするようにホース軸方向へ巻き付けながら溶着して内
管を形成し、該内管の外面に第2の押出し機から供給さ
れる硬質補強線体をホース軸方向へ螺旋状に巻き付けな
がら上記内管と溶着した螺旋補強ホースの製造方法に関
する。
公平7−38786号公報や実開昭48−52922号
公報や実開昭50−117413号公報に開示される如
く、外面に硬質補強線体が螺旋状に巻き付けられた軟質
帯状体からなる内管を屈曲することにより、内管の硬質
補強線体の間に配置される部分が、該内管の内側へ突出
して逃げ襞を作るように形成して、可撓性を高めて屈曲
し易くしたものがある。また、螺旋補強ホースの製造方
法として例えば特公昭59−19811号公報に開示さ
れる如く、片持ちされたマンドレルの外周面に沿って複
数のスパイラルシャフトを螺旋状に突設し、これらスパ
イラルシャフトへ向けて押出し機から供給される軟質帯
状体及び硬質補強線体を供給すると共に、駆動手段でス
パイラルシャフトを同一方向へ同一回転数で回転させる
ことにより、軟質帯状体の一部が一定幅でオーバーラッ
プするように巻き付けられて内管を形成しながら、該内
管の外面に硬質補強線体を螺旋状に巻き付けて、上記内
管の硬質補強線体の間に配置される部分を該内管の内側
へ凹んだ螺旋補強ホースを製造するものがある。
な従来の螺旋補強ホース及びその製造方法では、内管を
屈曲すると、内管の硬質補強線体の間に配置された可撓
性管肉部の屈曲方向内側部分が、該ホースの径方向内側
へ突出して逃げ襞を作るため、可撓性に劣るだけでな
く、使用時に内管内を通る流体の抵抗が増大して、流量
変化が発生したり、乱流や脈動が発生するという問題が
ある。
は、可撓性を高く維持しながら屈曲時に内管内へ逃げ襞
が突出するのを防止することを目的としたものである。
請求項2記載の発明は、請求項1に記載の発明の目的に
加えて、軟質帯状体と硬質補強線体との相互の接着強度
を高めることを目的としたものである。請求項4記載の
発明は、請求項3に記載の発明の目的に加えて、軟質帯
状体同志の接着強度を高めて剥離を防止しながら軟質帯
状体の積層により発生する内管の段差が少なく均一な肉
厚寸法にすることを目的としたものである。請求項5記
載の発明は、請求項3または4に記載の発明の目的に加
えて、軟質帯状体同志の接着強度をより一層高めながら
接合段部の露出防止して外観を向上することを目的とし
たものである。請求項6記載の発明は、請求項5に記載
の発明の目的に加えて、内管に対する硬質補強線体の接
着強度をより一層高めることを目的としたものである。
ために、本発明のうち請求項1記載の発明は、内管の硬
質補強線体の間に配置される可撓性管肉部を、ホース径
方向外側へ湾曲状に膨出変形させて螺旋状の変形可能な
波形に形成したことを特徴とするものである。請求項2
記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に、前記可撓
性管肉部を、内管内面へのエアー吹き出しによりホース
径方向外側へ湾曲状に膨出変形させた構成を加えたこと
を特徴とする。請求項3記載の発明は、マンドレルから
未硬化状態の内管の内面へ向けエアーを吹き出し、該内
管の硬質補強線体の間に配置される可撓性管肉部を、ホ
ース径方向外側へ拡径させて螺旋状の波形に形成したこ
とを特徴とするものである。請求項4記載の発明は、請
求項1記載の発明の構成に、前記第1の押出し機から供
給される軟質帯状体を、その幅方向の略2/3がオーバ
ーラップするように巻き付けた構成を加えたことを特徴
とする。請求項5記載の発明は、請求項3または4記載
の発明の構成に、前記軟質帯状体の重なり合いで形成さ
れたホース径方向外側へ螺旋状に突出する接合段部に、
該接合段部を覆うように同じピッチで硬質補強線体を巻
き付けて溶着した構成を加えたことを特徴とする。請求
項6記載の発明は、請求項5記載の発明の構成に、前記
第2の押出し機から供給される硬質補強線体に、内管の
外面と対向する接合平面と、この接合平面に形成された
上記軟質帯状体の接合段部と嵌め合う嵌合部とを設けた
構成を加えたことを特徴とする。
ース径方向外側へ湾曲状に膨出変形させて変形可能な螺
旋状の波形に形成することにより、屈曲時に可撓性管肉
部の屈曲方向外側に位置する波形部分が、略直線状に伸
び、これと逆側の屈曲方向内側に位置する波形部分が、
圧縮応力を吸収してホース径方向外側へ突出する逃げ襞
が作られるものである。請求項2の発明は、請求項1記
載の構成に対して、前記前記可撓性管肉部を、内管内面
へのエアー吹き出しによりホース径方向外側へ湾曲状に
膨出変形させた構成を追加したので、吹き出されたエア
ーにより可撓性管肉部は、ホース径方向外側へ膨出して
拡径するが、硬質補強線体と対向する外面部分は、外側
へ拡径できずに硬質補強線体の接合平面に対して強く押
し付けられる。請求項3の発明は、吹き出されたエアー
が未硬化状態の可撓性管肉部をホース径方向外側へ拡径
して、螺旋状の波形に形成することにより、屈曲時に可
撓性管肉部の屈曲方向外側に位置する波形部分が、略直
線状に伸び、これと逆側の屈曲方向内側に位置する波形
部分が、圧縮応力を吸収してホース径方向外側へ突出す
る逃げ襞が作られるものである。請求項4の発明は、請
求項3記載の構成に対して、前記第1の押出し機から供
給される軟質帯状体を、その幅方向の略2/3がオーバ
ーラップするように巻き付けた構成を追加したので、軟
質帯状体が略2/3オーバーラップして3層に重ね合わ
されることにより、軟質帯状体同志の接着面積が広くな
ると共に、軟質帯状体の肉厚寸法を薄くできる。請求項
5の発明は、請求項3または4記載の構成に対して、前
記軟質帯状体の重なり合いで形成されたホース径方向外
側へ螺旋状に突出する接合段部に、該接合段部を覆うよ
うに同じピッチで硬質補強線体を巻き付けて溶着した構
成を追加したので、剥離し易い軟質帯状体の接合段部を
硬質補強線体により押さえて溶着する。請求項6の発明
は、請求項5記載の構成に対して、前記第2の押出し機
から供給される硬質補強線体に、内管の外面と対向する
接合平面と、この接合平面に形成された上記軟質帯状体
の接合段部と嵌め合う嵌合部とを設けた構成を追加した
ので、第2の押出し機から供給された硬質補強線体の嵌
合部を、軟質帯状体の接合段部に嵌め合わせて巻き付け
られる。
づいて説明する。この実施例は、図2及び図3に示す如
く片持ちされたマンドレルAの外周面に沿って6本のス
パイラルシャフトB…を、夫々例えば約6度位の傾斜角
度で螺旋状に突設し、これらスパイラルシャフトB…だ
けを夫々図示しない駆動手段で同一方向へ同一回転数で
回転させると共に、該スパイラルシャフトB…へ向けて
第1の押出し機Cから供給された軟質帯状体1を、その
幅方向一部がオーバーラップするようにホース軸方向へ
螺旋状に巻き付け、その後、この巻き付けられた軟質帯
状体1の外面に、第2の押出し機Dから供給された硬質
補強線体3をホース軸方向へ螺旋状に巻き付けて、螺旋
補強ホースHを連続的に製造したものである。
であり、例えば軟質塩化ビニールなどの軟質合成樹脂を
加熱軟化して押出すことにより、肉厚寸法が極めて薄い
軟質帯状体1を成形すると共に、この未硬化状態の軟質
帯状体1をスパイラルシャフトB…へ向けて供給する。
本実施例では、図4に示す如く第1の押出し機Cから供
給された軟質帯状体1を、その幅方向略2/3がオーバ
ーラップするように巻き付けることにより、未硬化状態
の軟質帯状体1がホース軸方向へ3層ずつ略均一な肉厚
に重ね合わされながら、スパイラルシャフトB…の回転
に伴ってホース軸方向へ送り出される。上述した軟質帯
状体1の重なり合いで、ホース径方向外側へ螺旋状に接
合段部1aが突出した内管2を構成する。
と同様に従来周知構造のものであり、例えば硬質塩化ビ
ニールなどの硬質合成樹脂を加熱軟化して押出すことに
より、断面略半円形か又は蒲鉾形の硬質補強線体3を成
形すると共に、この未硬化状態の硬質補強線体3を、上
記ホース軸方向へ送り出された内管2の外面へ向け供給
して螺旋状に巻き付ける。本実施例では、硬質補強線体
3の押出し成形時において、内管2の外面と対向する接
合平面3aと、この接合平面3aに形成された上記軟質
帯状体1…の接合段部1aと嵌め合う嵌合部3bとを設
け、この嵌合部3bが上記軟質帯状体1の接合段部1a
と嵌め合って覆うように該硬質補強線体3を同じピッチ
で巻き付ける。
向中途部A1からスパイラルシャフトB…に巻き付けら
れた未硬化状態の内管2の内面へ向けエアーを吹き出す
エアー吹き出し手段4を設け、該エアー吹き出し手段4
から吹き出されるエアーにより、未硬化状態の内管2を
ホース径方向外側へ押圧する。エアー吹き出し手段4
は、本実施例の場合、上記マンドレルAが中空なパイプ
状に形成されて、その内部にエアー供給路4aをホース
軸方向へ区画形成し、該エアー供給路4aの基端に連絡
管4a′を介して図示しないエアーコンプレッサーなど
の空気供給源と連通させると共に、該エアー供給路4a
の軸方向中途部からマンドレルAの外側へ貫通する複数
のエアー吹き出し口4b…を放射状に開設している。ま
た本実施例の場合には、上記マンドレルAの外周に、ホ
ース軸方向へ適宜間隔毎に複数のスペーサーB1…を固
定配置して、これらスペーサーB1…に前記スパイラル
シャフトB…を夫々回転自在に支持する複数の係合孔B
2…を開設することにより、該スパイラルシャフトB…
の浮き上がりを防止している。更に、上記エアー供給路
4aには、マンドレルA及びスペーサーB1…を介して
スパイラルシャフトB…を、ホース軸方向へ略水平状に
支持するためのシャフトB3を回転不能に配設してい
る。
について説明する。先ず、図2に示す如くマンドレルA
の同一方向へ同一回転数で回転するスパイラルシャフト
B…に対し、第1の押出し機Cから供給した未硬化状態
の軟質帯状体1が、その幅方向略2/3をオーバーラッ
プするようにホース軸方向へ螺旋状に巻き付けられる。
これにより図4に示す如く軟質帯状体1が、未硬化状態
のまま3層ずつ略均一な肉厚に重ね合わせられる同時
に、これら軟質帯状体1の重なり合いで、ホース径方向
外側へ螺旋状に接合段部1aが突出する。
つ重ね合わられたままの状態で、それ以降、徐々に熱溶
着されて内管2となる。その結果、重なり合った軟質帯
状体1同志の接触面積が広いので、軟質帯状体1同志の
接着強度が高まって剥離の危険がないと共に、軟質帯状
体1の肉厚寸法を薄くできるから、該軟質帯状体1の積
層により発生する内管2の段差が少なくて、内管2全体
の肉厚寸法は均一となる。
帯状体1は、図2に示す如くスパイラルシャフトB…の
回転によってホース軸方向へ送り出され、これが所定位
置に到達した時点で、第2の押出し機Dから供給した硬
質補強線体3が、その接合平面3aの嵌合部3bを上記
接合段部1aと嵌め合って覆うように同じピッチでホー
ス軸方向へ螺旋状に巻き付けられる。
が軟質帯状体1の接合段部1aに嵌め合わされ、該接合
段部1aを覆ったままの状態で、それ以降、徐々に熱溶
着される。その結果、剥離し易い軟質帯状体1の接合段
部1aを硬質補強線体3により押さえて溶着するので、
軟質帯状体1同志の接着強度をより一層高められると共
に、接合段部1aが露出しないから外観を向上でき、更
に、硬質補強線体3の嵌合部3bを、軟質帯状体1の接
合段部1aに嵌め合わせて巻き付けるので、内管2に対
する硬質補強線体3の接着強度をより一層高められる。
強線体3は、スパイラルシャフトB…の回転によって、
未硬化状態の内管2と一緒に硬質補強線体3は、ホース
軸方向へ送り出され、これらが上記マンドレルAの軸方
向中途部A1に到達した時点で、図3に示す如くエアー
吹き出し手段4のエアー吹き出し口4b…から該内管2
の内面へ向けエアーが放射状に吹き出されてホース径方
向外側へ押圧する。これにより、未硬化状態の内管2の
硬質補強線体3,3の間に配置される可撓性管肉部2a
は、ホース径方向外側へ膨出して拡径されるが、硬質補
強線体3を巻き付けた接合段部1a付近の部分は、硬質
補強線体3の接合平面3aに対して押し付けられるだけ
で、ホース径方向外側へ拡径できないまま螺旋補強ホー
スHとなる。その結果、硬質補強線体3を巻き付けた接
合段部1a付近の部分は、吹き出されたエアーにより外
側へ拡径できずに硬質補強線体3の接合平面3aに対し
て強く押し付けられるので、軟質帯状体と硬質補強線体
との相互の接着強度を高められる。
スパイラルシャフトB…から送り出されるが、回転して
いるので図示しない水槽に浮かべられ、一定長さで切断
し完成される。
ホースHは、図1(a)に示す如く上記可撓性管肉部2
aが、ホース径方向外側へ膨出拡径して螺旋状の波形に
形成される。従って、図1(b)に示す如く螺旋補強ホ
ースHを屈曲すると、可撓性管肉部2aの屈曲方向外側
に位置する波形部分は、略直線状に伸び、これと逆側の
屈曲方向内側に位置する波形部分は、圧縮応力を吸収し
てホース径方向外側へ突出する逃げ襞2bが作られる。
その結果、螺旋補強ホースHは、可撓性が高く維持され
て屈曲し易いと共に、屈曲使用時に内管内を通る流体の
抵抗が増大せず、流量変化がないと共に、乱流や脈動を
発生しない。
体1が、ホース径方向外側へ最も突出したとしても、該
螺旋補強ホースHの表面である硬質補強線体3の外端よ
り外へ出ないようにして、ホースの滑りを低下させた
り、逃げ襞2bを構成する軟質帯状体1が損傷するのを
防止することが好ましい。
は、図示したものに限定されず、同様に機能を有すれ
ば、他の構造でも良い。更に、スパイラルシャフトB…
を夫々回転自在に支持するスペーサーB1…の構造も、
図示したものに限定されず、同様に機能を有すれば、他
の構造でも良い。
項1記載の発明は、内管の可撓性管肉部を、ホース径方
向外側へ湾曲状に膨出変形させて変形可能な螺旋状の波
形に形成することにより、屈曲時に可撓性管肉部の屈曲
方向外側に位置する波形部分が、略直線状に伸び、これ
と逆側の屈曲方向内側に位置する波形部分が、圧縮応力
を吸収してホース径方向外側へ突出する逃げ襞が作られ
るので、可撓性を高く維持しながら屈曲時に内管内へ逃
げ襞が突出するのを防止できる。従って、内管の屈曲時
に該内管の硬質補強線体の間に配置される部分が内側へ
突出して逃げ襞を作る従来のものに比べ、屈曲し易く維
持しながら屈曲使用時に内管内を通る流体の抵抗が増大
せず、流量変化がないと共に、乱流や脈動を発生しな
い。更に請求項2の発明は、請求項1の発明の効果に加
えて、吹き出されたエアーにより可撓性管肉部は、ホー
ス径方向外側へ膨出して拡径するが、硬質補強線体と対
向する外面部分は、外側へ拡径できずに硬質補強線体の
接合平面に対して強く押し付けられるので、軟質帯状体
と硬質補強線体との相互の接着強度を高められる。
未硬化状態の可撓性管肉部をホース径方向外側へ拡径し
て、螺旋状の波形に形成することにより、屈曲時に可撓
性管肉部の屈曲方向外側に位置する波形部分が、略直線
状に伸び、これと逆側の屈曲方向内側に位置する波形部
分が、圧縮応力を吸収してホース径方向外側へ突出する
逃げ襞が作られるので、可撓性を高く維持しながら屈曲
時に内管内へ逃げ襞が突出するのを防止できる。従っ
て、内管の屈曲時に該内管の硬質補強線体の間に配置さ
れる部分が内側へ突出して逃げ襞を作る従来のものに比
べ、屈曲し易く維持しながら屈曲使用時に内管内を通る
流体の抵抗が増大せず、流量変化がないと共に、乱流や
脈動を発生しない。また、吹き出されたエアーにより可
撓性管肉部は、ホース径方向外側へ膨出して拡径する
が、硬質補強線体と対向する外面部分は、外側へ拡径で
きずに硬質補強線体の接合平面に対して強く押し付けら
れるので、軟質帯状体と硬質補強線体との相互の接着強
度を高められる。
に加えて、軟質帯状体が略2/3オーバーラップして3
層に重ね合わされることにより、軟質帯状体同志の接着
面積が広くなると共に、軟質帯状体の肉厚寸法を薄くで
きるので、軟質帯状体同志の接着強度を高めて剥離を防
止しながら軟質帯状体の積層により発生する内管の段差
が少なく均一な肉厚寸法にできる。
明の効果に加えて、剥離し易い軟質帯状体の接合段部を
硬質補強線体により押さえて溶着するので、軟質帯状体
同志の接着強度をより一層高めながら接合段部の露出防
止して外観を向上できる。
に加えて、第2の押出し機から供給された硬質補強線体
の嵌合部を、軟質帯状体の接合段部に嵌め合わせて巻き
付けられるので、内管に対する硬質補強線体の接着強度
をより一層高められる。
切欠正面図であり、(a)が直線上に延ばした状態を示
し、(b)が屈曲時の状態を示す。
施例を示す一部切欠正面図である。
図である。
直後の未硬化状態を部分的に拡大して示す縦断正面図で
ある。
部 3 硬質補強線体 3a 接合平面 3b 嵌合部 A マンドレル A1 軸方向中途部 B スパイラルシ
ャフト C 第1の押出し機 D 第2の押出し
機
Claims (6)
- 【請求項1】 ホース軸方向へ螺旋状に巻き付けられた
軟質帯状体(1)からなる内管(2)の外面に硬質補強
線体(3)を螺旋状に巻き付けて一体に溶着した螺旋補
強ホースにおいて、前記内管(2)の硬質補強線体
(3,3)の間に配置される可撓性管肉部(2a)を、
ホース径方向外側へ湾曲状に膨出変形させて螺旋状の変
形可能な波形に形成したことを特徴とする螺旋補強ホー
ス。 - 【請求項2】 前記可撓性管肉部(2a)を、内管
(2)内面へのエアー吹き出しによりホース径方向外側
へ湾曲状に膨出変形させた請求項1記載の螺旋補強ホー
ス。 - 【請求項3】 マンドレル(A)上の回転駆動するスパ
イラルシャフト(B)に、第1の押出し機(C)から供
給される軟質帯状体(1)を、その一部がオーバーラッ
プするようにホース軸方向へ巻き付けながら溶着して内
管(2)を形成し、該内管(2)の外面に第2の押出し
機(D)から供給される硬質補強線体(3)をホース軸
方向へ螺旋状に巻き付けながら上記内管(2)と溶着し
た螺旋補強ホースの製造方法において、前記マンドレル
(A)から未硬化状態の内管(2)の内面へ向けエアー
を吹き出し、該内管(2)の硬質補強線体(3,3)の
間に配置される可撓性管肉部(2a)を、ホース径方向
外側へ拡径させて螺旋状の波形に形成したことを特徴と
する螺旋補強ホースの製造方法。 - 【請求項4】 前記第1の押出し機(C)から供給され
る軟質帯状体(1)を、その幅方向の略2/3がオーバ
ーラップするように巻き付けた請求項3記載の螺旋補強
ホースの製造方法。 - 【請求項5】 前記軟質帯状体(1)の重なり合いで形
成されたホース径方向外側へ螺旋状に突出する接合段部
(1a)に、該接合段部(1a)を覆うように同じピッ
チで硬質補強線体(3)を巻き付けて溶着した請求項3
または4記載の螺旋補強ホースの製造方法。 - 【請求項6】 前記第2の押出し機(D)から供給され
る硬質補強線体(3)に、内管(2)の外面と対向する
接合平面(3a)と、この接合平面(3a)に形成され
た上記軟質帯状体の接合段部(1a)と嵌め合う嵌合部
(3b)とを設けた請求項5記載の螺旋補強ホースの製
造方法。
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1996
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