JPS637180Y2 - - Google Patents

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JPS637180Y2
JPS637180Y2 JP1439585U JP1439585U JPS637180Y2 JP S637180 Y2 JPS637180 Y2 JP S637180Y2 JP 1439585 U JP1439585 U JP 1439585U JP 1439585 U JP1439585 U JP 1439585U JP S637180 Y2 JPS637180 Y2 JP S637180Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、一般家屋、集合住宅をはじめオフイ
スビル、工場、倉庫などあらゆる建造物におい
て、床下、天井裏及び壁面内等に配管されて用い
られるセントラルクリーナー用の空気導管に関す
るものである。
<従来の技術> 従来この種のセントラルクリーナー用の空気導
管としては、硬質の塩化ビニール管が使用されて
いた。
<考案が解決しようとする問題点> この種硬質の塩化ビニール管は、材料費が安
く、かつ、入手し易く、押出成形法により大量に
生産することができるため市場に安価に提供され
ていること、及び、本考案にいうセントラルクリ
ーナー用の空気導管として使用しても、硬質管で
あるため管内空気の吸引減圧によつて変形するお
それがないこと等の利点を有するものであるが、
剛直管であるため配管に当つて建造物寸法に合せ
て正確な寸法に逐一採寸截断しなければならず、
各コーナー毎にエルボを用いて連結しなければな
らない。しかも、直角配管しかできないため、配
管工事に多大な手数を要するのみならず、全体と
して長尺の管を必要とする欠点があつた。
また、このような剛的配管しかできないため、
夏冬の温度変化に伴う管材の物理的伸縮に対応す
ることができず、エルボやT字管部分等の継手部
分において隙間や亀裂が生ずるという経年劣化破
損現象が生じ易く、ひいては気密性が破壊されク
リーナーの吸引性能を悪化させる原因となつてい
た。
更に、該従来の管は、硬質管であるため、クリ
ーナーによつて釦、ホツクその他の硬質固形物を
吸引すると流れに沿つて不愉快な硬質音を発する
という好ましくない現象をも生ずるのであつた。
そこで、本考案は従来管におけるこれらの諸欠
点を悉く解決することを目的としてなされたもの
で、配管に必要な適当な可撓性を有し、曲線状の
配管が可能で、曲折部において遂一切断してエル
ボなどの連結具を使用して連結する必要がなく、
対角線配管など必要な最短距離配管ができ、それ
でいて管内空気の吸引減圧に充分耐え変形するこ
となく、かつ、管内空気の淀みのない円滑な移動
ができ、夏冬の温度変化による物理的伸縮に対応
でき、口金等への連結部に経年破損を生ずること
が極めて少なく、永年の使用にも管自体の原因に
よる気密性低下を招くことがなく、更に、硬質固
形塵埃の管内移動に際しても不快な硬質音を発生
することがない空気導管を提案するものである。
<問題点を解決するための手段> その技術解決手段を、実施例として示した第1
図乃至第4図を参考として説明すると、本考案に
おけるセントラルクリーナー用空気導管は、帯状
に押出成形された素材を螺旋状に巻回して形成
し、かつ、管壁の内面をほぼ直線状に形成した可
撓管であつて、軟質又は半硬質の合成樹脂、合成
ゴム、又はこれらの材料の混合素材等を用いてそ
の内部に硬質合成樹脂、鋼線等の硬質補強材3を
内包させた厚肉の主体部1aと、その上面寄り部
分の右側から横外方に向つて長く突出させた突出
縁部1bを一体的に形成した帯状素材1を螺旋状
に巻回し、この巻回時において、相隣る主体部1
a,1a同士が接当しないように所要の間隔を隔
てて巻回し、これら相隣る主体部1a,1aの相
対向する側面1c,1dと前記突出縁部1bと該
突出縁部1bに対向する管の内周壁形成部2とで
囲繞された空洞部4を、前記の補強材3,3間に
それぞれ形成した構造としたものである。
<作用> 本考案にかかるセントラルクリーナー用空気導
管は、上記のような極めて特殊な構造のものとし
たから、建造物中に配管するに当つて、曲折部に
おいては各補強材3,3……間に形成した空洞部
4,4……が変形し、該空洞部4形成部分の緊張
及び弛緩作用によつて管を彎曲させることができ
るので、遂一曲折部毎に切断しエルボ等の連結具
を用いて連結するという必要がなく、かつ、傾斜
配管・対角線配管等の最短距離配管ができ、配管
作業を、全体として少材料、少部品で短時間に完
了することができる。
<実施例> 以下本考案の実施例について、図面に基いて説
明する。
前記のとおり、第1図乃至第4図に示した実施
例は、第4図に示した断面形状とした帯状素材1
を巻回する前に、断面形状横一の字状の偏平帯状
素材2aを、略半幅分宛重合させて巻回し、管の
周壁形成部2を形成し、該偏平帯状素材2aの左
右両端縁2b,2cの重合部上に、前記帯状素材
1の主体部1aを重合させ、突出縁部1bの基部
をその反対面に短かく突出させた突縁1e上に重
合させ、その終端部が主体部1aの補強材3上で
終る姿勢として重合し、各重合部を融着一体化し
たものである。該融着後の管壁部の断面形状は第
2図に示した如く、一連一体のものとなる。第3
図は巻回姿勢を示すために各重合部を示した図で
ある。以下に示す各実施例における重合部分につ
いても、成形後には一体化されていて重合線は肉
眼では見えないものである。
第5図に示した実施例は、第6図に示した断面
形状とした帯状素材1を、前記実施例の場合と同
様に偏平帯状素材2aの巻回によつて形成された
管の内周壁部2上に、巻回し一体化したものであ
る。この場合、空洞部4の形状は、第5図に示し
たように左右非対称形となるが、使用上において
は何等の支障をも生ずるものではない。
第7図に示した実施例は、第8図に示したよう
に、前記第6図に示した帯状素材1と略同形の断
面形状を有する帯状素材を上下逆転させた状態の
形状とした帯状素材1を巻回し、主体部1aの下
面寄り左側に突出させた突出縁部1bで、管の内
周壁部を形成し、主体部1a上に偏平帯状素材2
aを巻回して管の外周壁部2を形成するととも
に、補強材3,3間の空洞部4の外周壁を形成し
たものである。該空洞部4の形状は第7図にみら
れるように、管の偏内周面側が狭小で外周面側が
広幅となつている形状のものであつてもよい。
第9図に示した実施例は、第10図に示したよ
うに、帯状素材1の主体部1aから、第6図に示
した突出縁部1bと同様の突出縁部1bのほか
に、下面側左横外方にも別の突出縁2bを突出形
成した帯状素材1を、第9図に示す如く巻回し
て、前記別の突出縁2bをして管の内周壁部2を
形成した構造としたものである。この実施例の場
合にも、補強材3,3間に形成された空洞部4
は、主体部1aの左右両側面1d,1cと突出縁
部1bと内周壁部2を形成する前記別の突出縁2
bとで囲繞された構造となつている。
また、管の外周面は、前記第5図及び該第9図
に示した実施例のように、補強材3の内装位置の
外周面5a円弧状に突出され、管の軸方向の外形
を滑らかな波形としたものとしてもよい。
以上の各実施例において、補強材3の形成材料
としては硬質塩化ビニール、その他の硬質合成樹
脂材のほか、鋼線、細幅鋼帯、ケーブルのような
それ自体圧縮変形に耐える性質を有する材料がよ
く、また、補強材を内包する帯状素材1の材料と
しては半硬質又は軟質の塩化ビニール、その他の
半硬質又は軟質の合成樹脂材または既述のとお
り、合成ゴムまたは合成樹脂と合成ゴムとの混合
物などを用いてもよい。
<考案の効果> 本考案は、以上の説明から既に明らかなよう
に、管壁が所要肉厚を有し、かつ、内面が略直線
状に形成され、管壁内に補強材が螺旋状に埋設さ
れ、更に、帯状素材の巻回時において該帯状素材
を極めて特殊な手段によつて巻回することによつ
て各補強材間に空洞部を位置させた構造としたこ
とによつて、該空洞部の存在と空洞部を囲繞する
部分が半硬質又は軟質材で形成されていることと
によつて、管全体に可撓性を持たせ、曲線配管を
可能なものとし、同時に該可撓部分において外気
温度変化に伴なう管自体の物理的伸縮を吸収する
作用を果させ、かつ、外圧及び管内空気の減圧に
対しては補強材が対抗し変形を生じさせないもの
とし、管内面の略直線状形成面と相俟つて、管内
を通過する塵埃の円滑な流動を保償することがで
きるものとしたので、セントラルクリーナー用空
気導管として建造物中に配管するとき、建造物の
形状に従つて曲折部分毎にエルボ等による継手作
業を必要とすることなく、彎曲配管、傾斜配管、
蛇行配管等が可能であるため、壁面等のクリーナ
ー連結口からT字管等の分岐部まで、または、バ
キユーム本機までの直結配管が可能となり、配管
作業が極めて迅速にできる許りでなく、配管途中
における淀みの少ない空気の流通案内ができる配
管をすることができるという顕著な効果を有す
る。しかも、配管後における永年の使用に際して
も、前記のとおり、管自体が外気温による伸縮変
化を吸収することができるので、T字管やバキユ
ーム本機への連結部に隙間や亀裂を生じさせるこ
とを回避でき、減圧のない安定した空気案内を永
年に亘つて保償でき、更に、管壁が半硬質又は軟
質材で形成されていることにより、釦等の硬質固
形物の流動に際しても不快な硬質音を発生するこ
とがないという使用上における顕著な効果をも併
けて期待することができるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図乃
至第4図は一実施例の一部切欠全体正面図、要部
の拡大断面図、要部の拡大説明図及び帯状素材の
拡大断面図、第5図乃至第10図はそれぞれ別の
実施例を示す図で、第5図、第7図及び第9図は
それぞれ要部の拡大説明図、第6図、第8図及び
第10図はそれぞれ帯状素材の拡大断面図であ
る。 図中1は帯状素材、1aは主体部、1bは突出
縁部、1c,1dは主体部の側面、2は周壁形成
部、3は補強材、4は空洞部を示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 帯状に押出成形された素材が螺旋状に巻回さ
    れて形成された管であつて、管壁の内面がほぼ
    直線状に形成されている可撓管において、柔軟
    材料製の帯状素材の主体部1aが厚肉に形成さ
    れ、その内部に硬質の補強材3が内包され、か
    つ、該主体部1aの上下面寄り部分の少くとも
    一方から横外方に向つて長く突出した突出縁部
    1bが一体的に形成された帯状素材1が、螺旋
    状巻回時において、相隣る主体部1a,1aが
    離間して巻回され、これら相隣る主体部1a,
    1aの相対向する側面1c,1dと前記突出縁
    部1bと該突出縁部1bに対向する管の周壁形
    成部2とで囲繞された空洞部4が、前記補強材
    3,3間にそれぞれ形成位置されているセント
    ラルクリーナー用空気導管。 帯状素材1が半硬質又は軟質の合成樹脂材で
    形成されている実用新案登録請求の範囲第項
    に記載のセントラルクリーナー用空気導管。 補強材3が硬質の合成樹脂材で形成されてい
    る実用新案登録請求の範囲第項に記載のセン
    トラルクリーナー用空気導管。 補強材3が鋼線によつて形成されている実用
    新案登録請求の範囲第項に記載のセントラル
    クリーナー用空気導管。 管の周壁形成部2が、帯状素材1とは別の、
    偏平帯状素材2aによつて形成されている実用
    新案登録請求の範囲第項に記載のセントラル
    クリーナー用空気導管。 管の周壁形成部2が、帯状素材1の主体部1
    aから、前記突出縁部1bの突出方向とは反対
    側横外方に向けて突出形成された突出縁2bに
    よつて形成されている実用新案登録請求の範囲
    第項に記載のセントラルクリーナー用空気導
    管。 補強材3の内装位置の外周面が円弧状に突出
    し、管の外形が軸方向に沿つて滑らかな波形に
    形成されている実用新案登録請求の範囲第項
    に記載のセントラルクリーナー用空気導管。 帯状素材1が半硬質又は軟質の塩化ビニール
    材によつて形成されている実用新案登録請求の
    範囲第項又は第項に記載のセントラルクリ
    ーナー用空気導管。 補強材1aが硬質の塩化ビニール材によつて
    形成されている実用新案登録請求の範囲第項
    又は第項に記載のセントラルクリーナー用空
    気導管。
JP1439585U 1985-02-04 1985-02-04 Expired JPS637180Y2 (ja)

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JP4875598B2 (ja) * 2007-12-04 2012-02-15 カナフレックスコーポレーション株式会社 可撓性耐圧ホース
GB2552185B (en) * 2016-07-13 2018-12-05 Dyson Technology Ltd A tool for a vacuum cleaner

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