JPH0453506Y2 - - Google Patents

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JPH0453506Y2
JPH0453506Y2 JP17110487U JP17110487U JPH0453506Y2 JP H0453506 Y2 JPH0453506 Y2 JP H0453506Y2 JP 17110487 U JP17110487 U JP 17110487U JP 17110487 U JP17110487 U JP 17110487U JP H0453506 Y2 JPH0453506 Y2 JP H0453506Y2
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sealing material
fitting part
fitting
tube
pipe
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えば電線やケーブル等の保護管を
はじめ広範に用いられる伸縮性および可撓性を有
する螺旋管に関する。
(従来の技術) この種螺旋管としては、例えば実開昭52−
96414号公報に所載のものが知られている。その
螺旋管は、第6図に示すように、一側縁に、二股
状で且つ開口端内縁に抜止部b,bが対設された
嵌合部aを有し、他側縁に、該嵌合部a内に摺動
可能に嵌入係止される係止部cを有する帯状の合
成樹脂製プロフアイルdを、螺旋状に巻回すると
ともに、巻回状態において互いに隣合う前記嵌合
部aと係止部cとを嵌合させて筒状に形成してな
り、係止部cには軟質シール材eをラミネートす
る一方、前記抜止部b,bの対向面には鋸歯状凹
凸f,fを形成したものである。そして、このよ
うになる螺旋管は、係止部cを嵌合部a内におい
て管の軸方向にスライドさせることにより伸縮さ
せたり曲げたりすることができ、また、係止部c
を嵌合部a内において管の周方向にスライドさせ
ることにより管径を自由に変化させることがで
き、さらには係止部cに設けた軟質シール材eが
嵌合部aの内壁面と気密的に接するとともに、該
軟質シール材eが抜止部b,bの鋸歯状凹凸f,
fに食い込むことによつて、水密性、気密性を得
ることができるものである。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、上記従来の螺旋管にあつては次
のような問題があつた。
すなわち、軟質シール材eの塗布量が不足して
いたり塗布ムラがあつたりした場合、また地下へ
の埋設作業中に嵌合部aの抜止部b,bと軟質シ
ール材eとの間に土砂が侵入したりした場合に、
軟質シール材eの止水機能が損なわれ、地下水等
が外周側の抜止部bと軟質シール材eとの間から
嵌合部a内を経て管内部に侵入してしまうといつ
た問題があつた。
また、地下埋設後、年数が経つにつれて特に外
周側において露出している軟質シール材eが劣化
し、上述の場合と同様に管内部に地下水等が浸入
するといつた問題があつた。
しかも、軟質シール材eが係止部cの全体を包
むように設けられているため、プロフアイルd全
体の剛性が高くなつてしまい、螺旋管本来の機能
である屈曲性が損なわれ、施工性が悪いといつた
問題があつた。
さらに、軟質シール材eのために、製管時にお
いて嵌合部a内への係止部cの嵌入が難しく、製
管作業が煩瑣となり、生産性に劣るといつた問題
があつた。
(問題点を解決するための手段) 本考案に係る螺旋管は、一側縁に、二股状で且
つ開口端内縁に抜止部が対設された嵌合部を有
し、他側縁に、該嵌合部内に揺動可能に嵌入係止
される係止部を有する帯状の合成樹脂製プロフア
イルが、螺旋状に巻回されるとともに該巻回状態
において互いに隣合う前記嵌合部と係止部とが嵌
合され筒状に形成されてなる伸縮性および可撓性
を有する螺旋管であつて、前記嵌合部の抜止部と
前記係止部との間に形成される2つの螺旋状の空
間のうち管の外周側に位置する方の空間内に、柔
軟な膜状のシール材が介装され、このシール材の
一端部が前記係止部に止着される一方、該シール
材の他端部が前記空間から管の外部に導出される
とともに折り返され前記嵌合部の外周面に止着さ
れたものである。
(作用) 本考案の作用を、本考案の一実施例を示す第1
図および第2図を参照して説明する。
管の外周側の抜止部11と係止部2との隙間か
ら浸入した水は、管の外周側に位置する方の空間
41に設けられたシール材5により阻止され、嵌
合部1内を経て管内部に浸入することはない。
また、シール材5は柔軟な膜状のものであるか
ら、プロフアイル3の可撓性が損なわれるような
ことがなく、管の屈曲性に何等影響を与えない。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明
する。
第1図は本考案に係る螺旋管を構成するプロフ
アイルの斜視図、第2図は第1図に示すプロフア
イルにより製管された螺旋管の縮退時における部
分断面図である。
この螺旋管は、一側縁に、二股状で且つ開口端
内縁に抜止部11,11が対設された嵌合部1を
有し、他側縁に、該嵌合部1内に摺動可能に嵌入
係止される断面矢尻状の係止部2を有する帯状の
合成樹脂製プロフアイル3が、螺旋状に巻回され
るとともに該巻回状態において互いに隣合う前記
嵌合部1と係止部2とが嵌合され筒状に形成され
てなり、嵌合部1の抜止部11,11と係止部2
との間に形成される2つの螺旋状の空間41,4
2のうち管の外周側に位置する方の空間41内
に、柔軟な膜状のシール材5が介装され、このシ
ール材5の一端部51が係止部2に止着される一
方、該シール材5の他端部52が空間41から管
の外部に導出されるとともに折り返され嵌合部1
の外周面に止着されたものである。
上記シール材5は、嵌合部1の抜止部11と係
止部2との隙間から嵌合部1内を経て管内部に浸
入しようとする水(例えば地下水)を阻止するた
めのものである。このシール材5としては、シー
ト状またはフイルム状であつて、嵌合部1内にお
ける係止部2のスライド動作を妨げることなく該
動作に十分追従できるだけの柔軟性を有し、且つ
管が最も縮退したとき(係止部2が嵌合部1の最
奥部に位置するとき)に延びきらない長さのもの
で、例えば塩化ビニルフイルムやポリエチレンフ
イルム等が好適に用いられる。このようになるシ
ール材5は、前記した空間41内に介装され、そ
の一端部51が係止部2に止着される一方、他端
部52が空間41から管の外部に導出されるとと
もに折り返され嵌合部1の外周面に止着されるの
であるが、その手順は、例えば次のようにして行
われる。まず、プロフアイル3の押出成形時に、
シール材5の一端部51を、係止部2の管の外周
側に位置する方の側面21に例えば融着手段によ
りまたは接着剤等により止着する。次に、プロフ
アイル3を螺旋状に巻回するとともに該巻回状態
において互いに隣合う嵌合部1と係止部2とを嵌
合させ、製管する。この段階では、シール材5は
その他端部52が各プロフアイル3…同士の間隙
から管の外部に出ている。そして最後にシール材
5の他端部52を折り返し、該他端部52を融着
手段によりまたは接着剤等により止着して、作業
を完了する。
しかして、管の外周側の抜止部11と係止部2
との隙間から浸入した水はシール材5により完全
に阻止され、管内部に入り込むおそれは全くな
い。このように、本考案の螺旋管はシール材5に
より管内部に浸入しようとする水を完全に阻止す
ることができものであるから、例えば第3図に示
すように、嵌合部1の抜止部11,11と、係止
部2に連なる嵌入部6との間の隙間が少々大きく
ても何等支障はない。したがつて、その隙間を大
きくとることによつて、係止部2を嵌合部1内に
嵌入し易くし、製管工程をより簡便にすることが
できる。
以上のようになるシール材5は、前記空間41
の外周側だけに限らず、第4図および第5図に示
すように、両空間41,42の両方に設けてもよ
い。
この場合、空間41に介装したシール材5をも
う1枚用意し、これを上記と同様の手段により空
間42に設けてもよく、また上記シール材5のお
よそ2倍の幅を有する1枚のシール材を、その幅
方向中央部を係止部2の先端に合わせて係止部2
に被せるようにして設けてもよい。以上のように
して両空間41,42にシール材5を設けた場
合、水密性がより一層高いものとすることができ
る。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案の螺旋管は、嵌合
部内の抜止部と係止部との間に形成される2つの
螺旋状の空間のうち、少なくとも管の外周側に位
置する方の空間内に、柔軟な膜状のシール材が介
装され、このシール材の一端部が係止部に止着さ
れる一方、該シール材の他端部が前記空間から管
の外部に導出されるとともに折り返され嵌合部の
外周面に止着されたものであるから、管の全長に
わたつて水等の浸入をシール材で確実に阻止する
ことができ、従来のように地下水等の水が嵌合部
内を通過して管内部に浸入するといつたことがま
つたくない。したがつて、螺旋管内の電線やケー
ブル等を安全に保護することができる。
しかも、シール材は柔軟な膜状のものであるか
ら、プロフアイルの可撓性が損なわれるようなこ
とはなく、管を所定の形状に容易に屈曲すること
ができる。したがつて、施工性に優れている。
さらに、嵌合部と係止部の嵌合があまくてもそ
れに関係なくシール材により高い水密性が得られ
るから、嵌合部と係止部との嵌合を容易にするこ
とができ、製管工程を簡便にすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案に係る螺旋管の一
実施例を示し、第1図は螺旋管を構成するプロフ
アイルの斜視図、第2図は第1図に示すプロフア
イルにより製管された螺旋管の縮退時における部
分断面図、第3図は嵌合部の抜止部と嵌入部との
間に隙間がある場合の螺旋管の縮退時における部
分断面図、第4図および第5図は本考案に係る螺
旋管の他の実施例を示し、第4図は螺旋管を構成
するプロフアイルの斜視図、第5図は第4図に示
すプロフアイルにより製管された螺旋管の縮退時
における部分断面図、第6図は従来の螺旋管を示
す部分断面図である。 1……嵌合部、11……抜止部、2……係止
部、3……プロフアイル、41,42……空間、
5……シール材、51……一端部、52……他端
部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 一側縁に、二股状で且つ開口端内縁に抜止部が
    対設された嵌合部を有し、他側縁に、該嵌合部内
    に摺動可能に嵌入係止される係止部を有する帯状
    の合成樹脂製プロフアイルが、螺旋状に巻回され
    るとともに該巻回状態において互いに隣合う前記
    嵌合部と係止部とが嵌合され筒状に形成されてな
    る伸縮性および可撓性を有する螺旋管であつて、 前記嵌合部の抜止部と前記係止部との間に形成
    される2つの螺旋状の空間のうち管の外周側に位
    置する方の空間内に、柔軟な膜状のシール材が介
    装され、このシール材の一端部が前記係止部に止
    着される一方、該シール材の他端部が前記空間か
    ら管の外部に導出されるとともに折り返され前記
    嵌合部の外周面に止着されたことを特徴とする螺
    旋管。
JP17110487U 1987-11-09 1987-11-09 Expired JPH0453506Y2 (ja)

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