JPH059578Y2 - - Google Patents

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JPH059578Y2
JPH059578Y2 JP17110387U JP17110387U JPH059578Y2 JP H059578 Y2 JPH059578 Y2 JP H059578Y2 JP 17110387 U JP17110387 U JP 17110387U JP 17110387 U JP17110387 U JP 17110387U JP H059578 Y2 JPH059578 Y2 JP H059578Y2
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water
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fitting
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locking
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  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えば電線やケーブル等の保護管を
はじめ広範に用いられる伸縮性および可撓性を有
する螺旋管に関する。
(従来の技術) この螺旋管としては、例えば実開昭57−30484
号公報に所載のものが知られている。その螺旋管
は、第4図に示すように、一側縁に、二股状で且
つ開口端内縁に抜止部b,bが対設された嵌合部
aを有し、他側縁に、該嵌合部a内に摺動可能に
嵌入係止される係止部cを有する帯状の合成樹脂
製プロフアイルdを、螺旋状に巻回するととも
に、巻回状態において互いに隣合う前記嵌合部a
と係止部cとを嵌合させて筒状に形成してなり、
係止部cにおける嵌合部aの内壁面と当接する部
分e,eを軟質に構成するとともに、残りの全て
の部分を硬質に構成したものである。そして、こ
のようになる螺旋管は、係止部cを嵌合部a内に
おいて管の軸方向にスライドさせることにより伸
縮させたり曲げたりすることができ、また、係止
部cを嵌合部a内において管の周方向にスライド
させることにより管径を自由に変化させることが
でき、さらには係止部cにおける嵌合部aの内壁
面と当接する部分e,eにより、水密性、気密性
を得ることができるものである。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、上記従来の螺旋管にあつては次
のような問題があつた。
すなわち、この種螺旋管は、埋設時においては
所望の形状に自由に屈曲できることは勿論のこ
と、埋設後においては最初に決められた形状を維
持して内部に挿通された電線やケーブル等の地下
埋設物を地盤の変動による損傷から護ることが望
まれるが、前記した従来の螺旋管は、常に係止部
cが嵌合部a内を自由にスライドするため、埋設
後において地盤の変動が起こると、その変動に伴
つて容易に屈曲形状が変化し(例えば、元の直線
状に戻つたりあるいは必要以上に屈曲したりす
る。)、その結果、管内部の電線やケーブル等に過
剰の張力が加わつて、最悪の場合には断線したり
するといつた問題があつた。
(問題点を解決するための手段) 本考案に係る螺旋管は、一側縁に、二股状で且
つ開口端内縁に抜止部が対設された嵌合部を有
し、他側縁に、該嵌合部内に摺動可能に嵌入係止
される係止部を有する帯状の合成樹脂製プロフア
イルが、螺旋状に巻回されるとともに該巻回状態
において互いに隣合う前記嵌合部と係止部とが嵌
合され筒状に形成されてなる伸縮性および可撓性
を有する螺旋管であつて、前記嵌合部の内壁面も
しくは嵌合部内に位置する係止部の外壁面に、水
膨張性弾性体が前記プロフアイルの全長にわたつ
て貼着されているものである。
(作用) 螺旋管を所定形状に屈曲して配管した後、嵌合
部内に水を強制的に注水するか、あるいは嵌合部
内に水(例えば地下水等)が浸入することによ
り、水膨張性弾性体がその水を吸収して膨張し、
この膨張した水膨張性弾性体により嵌合部内の空
間が埋められる。よつて、係止部のスライド動作
が阻止され、螺旋管は外力を受けても所定の屈曲
形状を維持し続ける。また、上記膨張によつて管
外部から嵌合部内を経て管内部に浸入しようとす
る水が阻止される。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明
する。
第1図は、本考案に係る螺旋管を示す部分断面
図である。
この螺旋管は、一側縁に、二股状で且つ開口端
内縁に抜止部11,11が対設された嵌合部1を
有し、他側縁に、該嵌合部1内に摺動可能に嵌入
係止される係止部2を有する帯状の合成樹脂製プ
ロフアイル3が、螺旋状に巻回されるとともに該
巻回状態において互いに隣合う前記嵌合部1と係
止部2とが嵌合され筒状に形成されてなり、前記
嵌合部1の内壁面に、水膨張性弾性体5が前記プ
ロフアイル3の全長にわたつて貼着されたもので
ある。
上記水膨張性弾性体5は、嵌合部1内に強制的
に注水した水、あるいは管の外周側に位置する抜
止部11の部分から浸入してきた水(例えば地下
水)と接触すると、該水を吸収して膨張し、第2
図に示すように、係止部2を包むように保持して
嵌合部1内における係止部2のスライド動作を阻
止するとともに、上記水が管の内部に浸入するの
を阻止する。この水膨張性弾性体5としては、例
えば、天然ゴム、ポリブテン、ポリイソブチレ
ン、ポリプタジエンゴム、ポリイソプレンゴム、
ブチルゴム、SBR、EPDM、IR、NBR、CR、
BR等のゴムまたはエラストマーに、特殊吸水性
ポリマー(例えば、水膨張性ウレタン樹脂が挙げ
られる)を混入した弾性体、もしくは、クロロプ
レンゴムまたはクロロスルホン化ポリエチレンに
ポリイソプレン(例えばクラレイソプレンケミカ
ル株式会社製:商品名−クラプレンLIR−30)を
配合した弾性体(この場合、例えばクロロプレン
ゴム100重量部にポリイソプレン1重量部を配合
し、膨張率を8倍程度としたもの)が好適に用い
られる。このような水膨張性弾性体5を嵌合部1
内に設けるにあたつては、嵌合部1の内壁面にお
ける係止部2と接する部分4の肉厚を他の部分の
およそ半分とし、該厚みと略等しい厚みの水膨張
性弾性体5をプロフアイル3とともに2層同時押
出成形にて形成すればよい。但しその際、水膨張
性弾性体5が嵌合部1内に突出して係止部2のス
ライド動作の邪魔にならないようにする。また該
成形時、水冷は行わないようにする。
次に、上記のようになる本考案の螺旋管の施工
手順を説明する。
まず、螺旋管を所定位置に所定形状に屈曲させ
ながら配管する。通常、螺旋管は既設の埋設物
(例えば、ガス管や水道管等)を迂回する部分な
ど、曲がり部分に多用される。このとき、係止部
2は何にも邪魔されることなく嵌合部1内をスラ
イドするので、管を容易に所定形状に屈曲するこ
とができる。
上記配管が終了したならば、嵌合部1内に水を
強制的に注水し、水膨張性弾性体5に水を吸水さ
せて膨張させる。この膨張によつて嵌合部1内の
空間が埋められ、係止部2のスライド動作が阻止
されて管の屈曲形状が固定される。なお、地下水
が多いところでは上記注水を必ずしも行う必要は
なく、その場合水膨張性弾性体5は嵌合部1内に
浸入してきた地下水を吸収して膨張する。
上記作業を終えたならば、堀り起こした土砂を
埋め戻して螺旋管内に地下埋設物(電線やケーブ
ル等)を引き込み、施工を完了する。第3図は、
本考案に係る螺旋管の他の実施例を示す部分断面
図である。
この螺旋管は一側縁に、二股状で且つ開口端内
縁に抜止部11,11が対設された嵌合部1を有
し、他側縁に、該嵌合部1内に摺動可能に嵌入係
止される係止部2を有する帯状の合成樹脂製プロ
フアイル3が、螺旋状に巻回されるとともに該巻
回状態において互いに隣合う前記嵌合部1と係止
部2とが嵌合され筒状に形成されてなり、前記嵌
合部1内に位置する係止部2の外壁面に、水膨張
性弾性体5が前記プロフアイル3の全長にわたつ
て貼着されたものである。
水膨張性弾性体5を、係止部2の外壁面に設け
るにあたつては、係止部2の厚みを嵌合部1の内
壁面の隙間よりも若干薄くし、該係止部2に水膨
張性弾性体5を貼着して、嵌合部1の内壁面の隙
間と略等しくする。また、水膨張性弾性体5は、
抜止部11との係止面又は/及び先端面に貼着し
てもよい。
水膨張性弾性体5の材質、螺旋管の施工手順等
は、第1図の実施例と同じである。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案の螺旋管は、嵌合
部の内壁面もしくは嵌合部内に位置する係止部の
外壁面に、水膨張性弾性体が前記プロフアイルの
全長にわたつて貼着されたものであるから、配管
時においては係止部が嵌合部内を自由に移動で
き、管を容易に屈曲することができる。したがつ
て、施工性に優れている。また、配管後において
は水膨張性弾性体の膨張によつて嵌合部内におけ
る係止部のスライド動作が阻止され、螺旋管は外
力を受けても所定の屈曲形状を維持し続ける。し
たがつて、施工後において地盤の変動が生じて
も、それによつて屈曲形状が変化するようなこと
がなく、常に螺旋管内の電線やケーブル等を安全
且つ確実に保護することができる。
また、水膨張性弾性体の膨張によつて管外部か
ら嵌合部内を経て管内部に浸入しようとする水を
阻止することができ、水密性および気密性にも優
れている。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案に係る螺旋管の一
実施例を示し、第1図は水膨張性弾性体が膨張す
る前の状態を示す部分断面図、第2図は水膨張性
弾性体が膨張した後の状態を示す部分断面図、第
3図は本考案に係る螺旋管の他の実施例を示す部
分断面図、第4図は従来の螺旋管を示す一部切欠
正面図である。 1……嵌合部、2……係止部、3……プロフア
イル、5……水膨張性弾性体、11……抜止部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 一側縁に、二股状で且つ開口端内縁に抜止部が
    対設された嵌合部を有し、他側縁に、該嵌合部内
    に摺動可能に嵌入係止される係止部を有する帯状
    の合成樹脂製プロフアイルが、螺旋状に巻回され
    るとともに該巻回状態において互いに隣合う前記
    嵌合部と係止部とが嵌合され筒状に形成されてな
    る伸縮性および可撓性を有する螺旋管であつて、 前記嵌合部の内壁面もしくは嵌合部内に位置す
    る係止部の外壁面に、水膨張性弾性体が前記プロ
    フアイルの全長にわたつて貼着されていることを
    特徴とする螺旋管。
JP17110387U 1987-11-09 1987-11-09 Expired - Lifetime JPH059578Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP17110387U JPH059578Y2 (ja) 1987-11-09 1987-11-09

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JP17110387U JPH059578Y2 (ja) 1987-11-09 1987-11-09

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Publication Number Publication Date
JPH0175684U JPH0175684U (ja) 1989-05-23
JPH059578Y2 true JPH059578Y2 (ja) 1993-03-09

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