JP3421002B2 - 金属管の連結構造 - Google Patents

金属管の連結構造

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JP3421002B2
JP3421002B2 JP2000204182A JP2000204182A JP3421002B2 JP 3421002 B2 JP3421002 B2 JP 3421002B2 JP 2000204182 A JP2000204182 A JP 2000204182A JP 2000204182 A JP2000204182 A JP 2000204182A JP 3421002 B2 JP3421002 B2 JP 3421002B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する利用分野】本発明は、地中に埋設したり
天井裏や壁裏などの建物の屋内外にわたって配管される
金属管どうしを連結する金属管の連結構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば水道管などのように地中に
埋設したり、建物の屋内外にわたって露出して配管され
る金属管には、ステンレススチール製の金属管が用いら
れている。水道管の場合、給水管の分岐部分から宅地内
の水道メータ部分へ配管され、更に水道メータ部分より
建物内に向かって配管される。この場合、水道管が道路
を横切って配管される場合や障害物を避けて配管される
場合には埋設される深さや経路が変わると金属管を折り
曲げて配管する必要がある。また、建物の屋内外にわた
って配管される場合には、天井裏や壁裏に沿って障害物
を避けながら折り曲げて配管されるため、金属管どうし
の連結部分には、カップリングジョイントなどの継手が
用いられる
【0003】このカップリングジョイントについて、図
11を参照して説明する。筒状の胴体51の両側開口端
部内壁にゴムパッキン52が各々嵌め込まれた該両側開
口端部外壁に袋ナット53が各々嵌め込まれている。こ
の袋ナット53の内壁側には、外周にゴム輪54が装着
され胴体51の開口端に突き当てて係止するワッシャー
55、ワッシャー55に隣接して設けられ、袋ナット5
3の内壁面に沿って嵌め込まれたリテーナ56及び該リ
テーナ56に保持された食込み環57、リテーナ56に
隣接して設けられたゴム輪58などが設けられている。
カップリングジョイント59には、両側開口端部より金
属管60が嵌め込まれる。金属管60の開口端部近傍の
外壁面には開口端より所定長位置に食込み環57が食込
み可能なリング溝61が形成されている。また、金属管
60の外壁面には、金属管60をカップリングジョイン
ト59に嵌め込んだときに、リング溝61に食込み環5
7が嵌め込まれた状態を確認するための指標が袋ナット
53の端面位置に形成されている。
【0004】金属管60どうしをカップリングジョイン
ト59により連結する場合には、胴体51の両側に嵌め
込まれた袋ナット53を緩めておき、金属管60を両側
開口端部よりリング溝61に食込み環57が嵌り込む位
置まで挿入する。即ち、金属管60の外壁面に形成され
た指標位置に袋ナット53の端面位置が到達するまで挿
入する。そして、袋ナット53を締付けることにより、
食込み環57のリング溝61への食込みが強まると共
に、ワッシャー55と胴体51の開口端面及びゴムパッ
キン52への圧接状態を強め更にはゴムパッキン52の
金属管60への圧接状態を強めて水密性を維持して連結
するようになっている。
【0005】また、金属管どうしを連結する連結構造の
他例として、図12(a)(b)に示すいわゆるヴィク
トリックジョイントによる連結構造がある。図12
(a)において、ヴィクトリックジョイント70は、内
壁面に凹部が形成されたジョイントハウジング71どう
しをヒンジ72により開閉可能になっており、リング状
に閉じたジョイントハウジングどうしに連繋するボルト
73をナット74により締付けることによって金属管ど
うしを連結固定するようになっている。図12(b)に
おいて、金属管75の開口端部近傍の外壁面にはリング
溝76が形成されており、該金属管75の開口端77ど
うしを近接して対向させた状態でゴムリング78(図1
2(a)参照)を連結部に嵌め込む。このゴムリング7
8は、金属管75のリング溝76に嵌り込む凸条を内壁
面に有すると共に軸方向に開口端77どうしの隙間を覆
って嵌め込まれる。このゴムリング78が嵌め込まれた
連結部を、ジョイントハウジング71内の凹部に収容し
該ジョイントハウジング71どうしをクランプしてボル
ト73にナットを締付けることにより金属管75どうし
を水密性を保って連結するようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図11に示すカップリ
ングジョイント59は、袋ナット53を胴体51の両側
で締付けると金属管60のリング溝61に食込み環57
の食込みが強まり、ゴムパッキン52による金属管60
への圧接が強まるため、金属管60はカップリングジョ
イント59に対して軸方向に伸縮するよう移動可能に連
結するものではない。このため、水道管工事により配管
に空気が混入した場合、ウォーターハンマ現象が生じて
急激な水圧がカップリングジョイント59に加わった場
合や土圧或いは交通振動が作用した場合に、連結部で衝
撃、曲げ応力や振動を吸収できないため、連結構造が破
損するおそれがある。例えば水圧により食込み環57と
リング溝61との食込みが外れたり、食込み環57が変
形したりするおそれがある。また、カップリングジョイ
ント59を構成する部品点数が多く製造コストが嵩むう
えに、金属管60のリング溝61に袋ナット53の食込
み環57を確実に食込ませるために、金属管60のジョ
イントへの挿入量を示す指標が必要であり、金属管60
を工事現場で切断して使用するには使い勝手が悪い。
【0007】また、図12(a)(b)に示すヴィクト
リックジョイント70による連結構造も、金属管75ど
うしをジョイントハウジング71に対して軸方向に伸縮
するよう移動可能に連結するものではないうえに、金属
管75の開口端77どうしを近接して対向させた状態で
ゴムリング78を連結部に嵌め込む作業が面倒であり、
しかも金属管75の開口端部近傍の外壁面にはゴムリン
グ78の凸条が嵌り込むリング溝76を要するため、予
め金属管75に切削加工を要する点で使い勝手が悪い。
【0008】本発明の目的は、上記従来技術の課題を解
決し、配管工事現場等で金属管どうしを極めて簡単な作
業でしかも確実に連結作業が行え、しかも金属管どうし
の接続信頼性を高めた金属管の連結構造を提供すること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は次の構成を備える。地中に埋設される金属
管どうしを継手により連結する金属管の連結構造におい
て、一方の金属管の開口端部外周に、外方に膨出した膨
出部が形成されており、他方の金属管の開口端部外周
に、外方に突出した突出部が形成されており、前記一方
の金属管の開口端部内に他方の金属管の開口端部が嵌め
込まれ、前記一方の金属管の開口端とは反対側の前記膨
出部の側壁面とハウジング部内壁面との間及び/又は前
記他方の金属管の開口端とは反対側の前記突出部の側壁
面とハウジング部内壁面との間に隙間を設けて前記膨出
部及び突出部が継手のハウジング部に収容され、金属管
どうしの伸縮を許容して連結されることを特徴とする。
【0010】また、他方の金属管は、開口端部近傍に蛇
腹状突出部が形成されており、蛇腹状突出部の開口端と
は反対側の側壁面を前記継手の係止部に係止可能に連結
されていることを特徴とする。また、他方の金属管は、
開口端部近傍にリング溝が形成され、該リング溝に外方
に突出した断面逆U字状に成形された係止リングが嵌め
込まれており、該係止リングの開口端とは反対側の側壁
面を継手の係止部に係止可能に連結されていることを特
徴とする。この場合、係止リングは金属製のリングであ
り、その両側周縁部にはスリットが形成されているのが
装着性を高める上で望ましい。また、継手は、内壁面に
係止部が形成されたハウジング部がヒンジを介して開閉
可能設けられており、一方のハウジング部内に金属管の
開口端部どうしが嵌め込まれた膨出部及び突出部を収容
して他方のハウジング部とでクランプして連結すること
を特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について添付図面と共に詳述する。本実施例では、金属
管として例えばステンレススチール製の水道管どうしを
連結する金属管の連結構造について説明する。 [第1実施例]図1は一方の金属管の開口端を示す説明
図、図2は他方の金属管としてフレキシブル管を用いた
場合を示す説明図、図3は継手のクランプ状態を示す斜
視図、図4は一方の金属管と他方の金属管とを連結した
状態の断面図、図5は金属管の開口端部どうしを嵌め込
んで隣接した膨出部及び突出部を継手のハウジング部に
収容した状態を示す説明図、図6(a)(b)は継手に
より連結した金属管に伸びが生ずる前後の状態を示す断
面説明図である。
【0012】先ず、図5を参照して、金属管の連結構造
の概略構成について説明する。1は一方の金属管(外筒
側)であり、開口端部2の内壁に止水パッキン3が嵌め
込まれている(図4参照)。この開口端部2には該開口
端部2に続く配管4の外壁面より外方に膨出した膨出部
5が形成されている。6は他方の金属管(内筒側)であ
り、開口端部7の近傍に配管8の外壁面より外方に突出
した突出部9が蛇腹状に形成されている。金属管1の開
口端部3内には、金属管6の開口端部7が嵌め込まれ
る。10は継手であり、金属管1に金属管6が嵌め込ま
れた状態で連結する。継手10は膨出部5及び突出部9
を外側から囲包し、一方の金属管1の開口端とは反対側
の膨出部5の側壁面5aと、他方の金属管6の開口端と
は反対側の突出部9の側壁面9aとに係止可能な係止部
11が設けられている。
【0013】次に、各部の構成について図1〜図5を参
照して具体的に説明する。図1は、金属管1の開口端部
2の近傍を示すものであり、開口端部2の内壁に止水パ
ッキン3が嵌め込まれ(図4参照)、開口端部2外周に
外方に膨出した膨出部5が形成されている。開口端部2
は、該開口端部2に続く配管4の外周より外方に膨らん
で成形されており、この開口端部2内には金属管6の開
口端部7が嵌め込まれて二重筒状に連結される。膨出部
5は後述する継手10により外側から囲包され、開口端
とは反対側の側壁面5aが係止部11に係止可能に連結
される。金属管1はステンレススチールなどの金属管
(例えばフレキシブル管、螺旋管など)が用いられる。
【0014】図2において、金属管6の開口端部7の近
傍を示すものであり、蛇腹状突出部9が形成されてい
る。この開口端部7は金属管1の開口端部2へ嵌め込ま
れて止水パッキン3によりシールされて二重筒状に連結
される。この金属管6は、継手10により蛇腹状突出部
9を部分的に(例えば開口端部7側の1の突出部9を)
外側から囲包される(図5参照)。そして、蛇腹状突出
部9の開口端とは反対側の側壁面9aを継手10の係止
部11に係止可能に連結される。尚、金属管6はステン
レススチールなどの金属管(例えばフレキシブル管、螺
旋管など)が用いられる。フレキシブル管、螺旋管は、
蛇腹状突出部9が所定間隔で設けられた金属管であり、
工事現場で蛇腹状突出部9にて自在に折り曲げできるの
で水道管の配管工事に好適に用いられる。
【0015】図3において、継手10は、内壁面に係止
部11が形成された筒状ハウジング部12がヒンジ13
を介して開閉可能設けられている。この筒状ハウジング
部12は、一方のハウジング部12a内に金属管1、6
の開口端部2、7どうしが嵌め込まれて隣接した膨出部
5及び蛇腹状突出部9を収容して他方のハウジング部1
2bとでクランプして連結する。係止部11は、膨出部
5に係止する側に段差壁11aが形成され(図5参
照)、突出部9に係止する側に係止突起11bが形成さ
れている。この継手10としては、例えばステンレスス
チールなどの金属材が用いられる。図5において、継手
10は一方のハウジング部12aの凹部12cに膨出部
5及び突出部7を収容し、凹部12dが形成された他方
のハウジング部12bとでクランプし、ハウジング部1
2a、12bより延設された当接部14a、14bに連
繋して設けられたねじ棒15にナット16を締付けて連
結される。よって、金属管1の膨出部5や金属管6の突
出部9など金属管に固有の形状を利用して継手10によ
り囲包して連結できるので極めて簡単な作業でしかも確
実に連結作業が行える。また、筒状ハウジング部12の
大きさは、係止部11が軸方向に金属管1の膨出部5や
金属管6のいずれかの突出部9に係止可能な大きさであ
れば足り、段差壁11aと膨出部5の側壁面5aとの間
や係止突起11bと突出部9の側壁面9aとの間には隙
間Sが生じていてもよい(図6(a)参照)。尚、継手
10の係止突起11bが金属管6の蛇腹状突出部9と係
止する係止位置は、開口端部7側の1個目の突出部9に
限らず2個目或いは3個目等何れの位置で係止するよう
にしても良い。
【0016】次に金属管どうしの連結作業について図4
及び図5を参照して説明する。図4において、金属管1
の開口端部2に金属管6の開口端部7を挿入して嵌め込
む。このとき、開口端部2、7に形成された膨出部5と
突出部9とが隣接した状態にある。また、金属管6と金
属管1の隙間は、止水パッキン3によりシールされてい
る。そして、図5に示すように、一方のハウジング部1
2aの凹部12cに膨出部5と突出部9とを収容して他
方のハウジング部12bとでクランプし、当接部14
a、14bに連繋して設けられたねじ棒15にナット1
6を締付けて連結される(図3参照)。この継手10に
よる金属管どうしの連結強度は、1.96MPa(20
kgf/cm2)程度の水圧に十分耐え得る耐久性を有
する。
【0017】上述した金属管の連結構造を用いれば、金
属管1の膨出部5や金属管6の突出部9など金属管の開
口端部に設けられた固有の形状を利用して継手10によ
り囲包して連結できるので極めて簡単な作業でしかも確
実に連結作業が行える。また、図6(a)に示すよう
に、継手10は係止部11と膨出部5や突出部9との間
に隙間Sを許容して金属管1、6どうしを連結している
ので、ウォーターハンマ現象や土圧が作用したり交通振
動、地震などの振動が作用しても、図6(b)の矢印に
示すように金属管1、6の伸縮を許容して衝撃を吸収で
き、耐震性に優れており、連結部11は二重筒状に連結
されるので連結強度に優れている。また、金属管1、6
が伸縮しても、継手10の係止部11と膨出部5や突出
部9が確実に係止して金属管1、6どうしの連結が離脱
することが無いので接続信頼性を高めることができる。
【0018】[第2実施例]次に金属管の連結構造の他
例について、図7〜図10を参照して説明する。尚、第
1実施例と同一部材には同一番号を付して説明を援用す
るものとする。図7は他方の金属管である金属管の他例
を示す説明図、図8は一方の金属管と他方の金属管とを
連結した状態の断面図、図9は金属管の開口端部どうし
を嵌め込んで隣接した膨出部及び係止リングを継手のハ
ウジング部に収容した状態を示す説明図、図10(a)
(b)は継手により連結した金属管に伸びが生ずる前後
の状態を示す断面説明図である。尚、金属管1及び継手
10は第1実施例と同様のものを用いるものとする。
【0019】図7において、金属管17は、開口端部1
8側の外周にリング溝19が形成され、該リング溝19
に断面逆U字状に成形された係止リング20の周縁部が
嵌め込まれて係止している。金属管17は、例えばステ
ンレススチールなどの金属管が用いられる。また、係止
リング20は例えばステンレススチールなどの金属製の
リングであり、その両側周縁部にはスリット21が穿設
されている。このスリット21により、係止リング20
の拡径を許容して金属管17の開口端部より嵌め込んで
スライドさせリング溝19に係止させることができる。
係止リング20は、開口端部18に続く配管22より外
方に突出して断面逆U字状に嵌め込まれている。この係
止リング20は、例えば帯状の金属板の幅方向両側より
スリット21を交互に形成された該金属板をU字状に折
り曲げてからリング状に成形されたものが用いられる。
【0020】金属管17は、その開口端部18が金属管
1の開口端部2内へ嵌め込まれて二重筒状に連結され
る。この金属管17は、継手10により係止リング20
の外側から囲包される。そして、係止リング20の開口
端とは反対側の側壁面20aを継手10の係止部11
(係止突起11b)に係止可能に連結される(図9参
照)。段差壁11aと膨出部5の側壁面5aとの間や係
止突起11bと係止リング20の側壁面20aとの間に
は隙間Sが生じていてもよい(図10(a)参照)。
【0021】図8において、金属管17は開口端部18
が、金属管1の開口端部2内へ嵌め込まれて二重筒状に
連結される。このとき、開口端部2、18に形成された
膨出部5と係止リング20とは隣接した状態にある。ま
た、金属管17と金属管1の隙間は、止水パッキン3に
よりシールされている。そして、図9に示すように、一
方のハウジング部12aの凹部12cに膨出部5と係止
リング20とを収容して他方のハウジング部12bとで
クランプし、当接部14a、14bに連繋して設けられ
たねじ棒15にナット16を締付けて連結される(図3
参照)。
【0022】上述した金属管の連結構造を用いても、金
属管1の膨出部5や金属管17の係止リング20など金
属管の開口端部に設けられた固有の形状を利用して継手
10により囲包して連結できるので極めて簡単な作業で
しかも確実に連結作業が行える。また、図10(a)に
示すように継手10は係止部11と膨出部5や係止リン
グ20との間に隙間Sを許容して金属管1、17どうし
を連結しているので、ウォーターハンマ現象や土圧が作
用したり交通振動、地震などの振動が作用しても、図1
0(b)の矢印に示すように金属管1、17の伸縮を許
容して衝撃を吸収でき、耐震性に優れており、開口端部
2、18は二重筒状に連結されるので連結強度に優れて
いる。また、金属管1、17が伸縮しても、継手10の
係止部11と膨出部5や係止リング20が確実に係止し
て金属管どうしの連結が離脱することが無いので接続信
頼性を高めることができる。
【0023】以上、本発明の好適な実施例について種々
述べてきたが、本発明は上述した各実施例に限定される
のものではなく、金属管1、6、17は地中に埋設して
配管されるものに限らず、建物の屋内外で配管されるも
のであっても良い。また、金属管1、6、17の開口端
部2、7、18の形状は任意に設計変更可能であり、例
えば金属管1の開口端部2を外側に膨出させると共に、
金属管6、17の開口端部7、18側の外壁に凹溝を設
けて止水パッキン3を設けても良い。更には、継手10
の係止部11の形状は、金属管の開口端部の形状に応じ
て段差状、突起状など任意の形状にしても良い等、発明
の精神を逸脱しない範囲で多くの改変を施し得るのはも
ちろんである。
【0024】
【発明の効果】本発明に係る金属管の連結構造を用いる
ことにより、一方の金属管の膨出部や他方の金属管の突
出部など金属管の開口端部に設けられた固有の形状を利
用して継手により囲包して連結できるので極めて簡単な
作業でしかも確実に連結作業が行える。また、継手は係
止部と膨出部や突出部との間に隙間を許容して金属管ど
うしを連結しているので、ウォーターハンマ現象や土圧
が作用したり交通振動、地震などの振動が作用しても管
の伸縮を許容して衝撃を吸収でき、耐震性に優れてお
り、連結部は二重筒状に連結されるので連結強度に優れ
ている。また、金属管が伸縮しても、継手の係止部と膨
出部や突出部が確実に係止して金属管どうしの連結が離
脱することが無いので接続信頼性を高めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係る一方の金属管の開口端を示す
説明図である。
【図2】第1実施例に係る他方の金属管としてフレキシ
ブル管を用いた場合を示す説明図である。
【図3】第1実施例に係る継手のクランプ状態を示す斜
視図である。
【図4】第1実施例に係る一方の金属管と他方の金属管
とを連結した状態の断面図である。
【図5】第1実施例に係る金属管どうしを連結した連結
部を開放した継手の凹部に収容した状態を示す説明図で
ある。
【図6】第1実施例に係る継手により連結した金属管に
伸びが生ずる前後の状態を示す断面説明図である。
【図7】第2実施例に係る他方の金属管である金属管の
他例を示す説明図である。
【図8】第2実施例に係る一方の金属管と他方の金属管
とを連結した状態の断面図である。
【図9】第2実施例に係る金属管どうしを連結した連結
部を開放した継手の凹部に収容した状態を示す説明図で
ある。
【図10】第2実施例に係る継手により連結した金属管
に伸びが生ずる前後の状態を示す断面説明図である。
【図11】従来の金属管を連結するカップリングジョイ
ントの一部断面説明図である。
【図12】従来の金属管を連結するヴィクトリックジョ
イント及び金属管の開口端部を示説明図である。
【符号の説明】
1、6、17 金属管 2、7、18 開口端部 3 止水パッキン 4、8、22 配管 5 膨出部 5a、9a、20a 側壁面 9 突出部 10 継手 11 係止部 11a 段差壁 11b 係止突起 12 筒状ハウジング部 12a、12b ハウジング部 12c、12d 凹部 13 ヒンジ 14a、14b 当接部 15 ねじ棒 16 ナット 20 係止リング 21 スリット

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地中に埋設される金属管どうしを継手に
    より連結する金属管の連結構造において、 一方の金属管の開口端部外周に、外方に膨出した膨出部
    が形成されており、他方の金属管の開口端部外周に、外
    方に突出した突出部が形成されており、前記一方の金属
    管の開口端部内に他方の金属管の開口端部が嵌め込ま
    れ、前記一方の金属管の開口端とは反対側の前記膨出部
    の側壁面とハウジング部内壁面との間及び/又は前記他
    方の金属管の開口端とは反対側の前記突出部の側壁面と
    ハウジング部内壁面との間に隙間を設けて前記膨出部及
    び突出部が継手のハウジング部に収容され、金属管どう
    しの伸縮を許容して連結されることを特徴とする金属管
    の連結構造。
  2. 【請求項2】 前記他方の金属管は、開口端部近傍に蛇
    腹状突出部が形成されており、蛇腹状突出部の開口端と
    は反対側の側壁面を前記継手の係止部に係止可能に連結
    されていることを特徴とする請求項1記載の金属管の連
    結構造。
  3. 【請求項3】 前記他方の金属管は、開口端部近傍にリ
    ング溝が形成され、該リング溝に外方に突出した断面逆
    U字状に成形された係止リングが嵌め込まれており、該
    係止リングの開口端とは反対側の側壁面を前記継手の係
    止部に係止可能に連結されていることを特徴とする請求
    項1記載の金属管の連結構造。
  4. 【請求項4】 前記係止リングは金属製のリングであ
    り、その両側周縁部にはスリットが形成されていること
    を特徴とする請求項3記載の金属管の連結構造。
  5. 【請求項5】 前記継手は、内壁面に係止部が形成され
    たハウジング部がヒンジを介して開閉可能設けられてお
    り、一方のハウジング部内に前記金属管の開口端部どう
    しが嵌め込まれた前記膨出部及び突出部を収容して他方
    のハウジング部とでクランプして連結することを特徴と
    する請求項1記載の金属管の連結構造。
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