JP4616050B2 - 可撓管 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば電力ケーブル及び通信ケーブル等を地中に埋設するときに、これらのケーブルを保護する保護管として用いるのに好適な可撓性を有する可撓管に関する。
従来、例えば電力ケーブル及び通信ケーブル等を地中に埋設するときに、これらのケーブルを例えば地下水から保護すべく収容し且つケーブルの配線姿勢に応じて曲げることができる可撓管1が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
このような可撓管1は、図8に示すように、例えばポリ塩化ビニルのような合成樹脂材料からなる帯状のプロファイル2を螺旋状に巻回することにより形成されている。プロファイル2の一方の側縁部2aには、該側縁部の側面に開放しプロファイル2の長手方向に沿って伸びる凹部3を有する嵌合部4が設けられており、その他方の側縁部2bには、プロファイル2の巻回時に隣接する嵌合部4の凹部3内に遊嵌される首部5が設けられている。凹部3の開口縁部3aには、該開口縁部から凹部3の内方へ互いに相近づくように突出する一対の抜止部6が形成されている。また、首部5の先端5aには、凹部3内からの首部5の抜け出しを防止すべく各抜止部6に係止する一対の係止突部7が形成されている。一対の抜止部6のうち、可撓管1を形成すべくプロファイル2を巻回したときに、可撓管1の外方側に位置する一方の抜止部6には、凹部3内への首部5の嵌合状態で該首部と前記一方の抜止部6との間をシールするための弾性変形可能なシール部材8が設けられている。シール部材8は、プロファイル2の成形時に前記一方の抜止部6に一体成形される。
嵌合部4の凹部3内に挿入された首部5を凹部3内で該凹部への挿入方向及び凹部3からの引き抜き方向へ移動させることにより、可撓管1を伸縮させることができ且つ曲げることができる。可撓管1の軸線が描く円弧の曲率が最大となるように可撓管1を曲げたときすなわち可撓管1を最大の中心曲率で曲げたとき、可撓管1の軸線が描く円弧の外側すなわち可撓管1の外周側に位置する首部5の各係止突部7がそれに隣接する嵌合部4の各抜止部6にそれぞれ係止され、且つ、可撓管1の内周側に位置する嵌合部4の凹部3の開口縁部3aがそれに隣接する嵌合部4の凹部3の開口と反対側に位置する側部3bに当接する。
可撓管1を製管する際、製管装置によりプロファイル2を巻回しながら首部5を嵌合部4の凹部3内に該凹部の開口縁部3aからねじ込むように挿入し、これにより、筒状の可撓管1を形成することができる。
特開2004−297946号(第3項、図3)
しかしながら、例えば可撓管の製管時に首部を嵌合部の凹部内にねじ込んだときにシール部材が首部から受ける圧縮力により潰れたり、プロファイルの成形時に、一方の抜止部に一体成形されたシール部材に製造誤差が生じたりすることにより、図9に示すように、シール部材が嵌合部の凹部内に大きく突出した場合、可撓管を曲げたときに首部が凹部内からの抜け出し方向へ移動したとき、前記一方の抜止部に対応する一方の係止突部は、前記一方の抜止部に当接することなく、シール部材の凹部内に突出した部分に当接する。このため、両係止突部が両抜止部に当接する移動位置すなわち可撓管の中心曲率が最大となるときの移動位置へ向けての首部の移動が規制されてしまい、可撓管の最大中心曲率が設
定された最大中心曲率よりも小さくなってしまう。
このため、例えば可撓管内に収容されるケーブルを所定の曲率で曲げて配線する必要がありケーブルの曲率に応じて可撓管の最大中心曲率が設定されている場合、可撓管内に収容されたケーブルを所定の曲率で曲げることができなくなり、ケーブルを地中に適正に配線することができない。
そこで、本発明の目的は、シール部材の潰れや製造誤差に拘わらず、設定された最大の中心曲率で曲げることができる可撓管を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、帯状部材を螺旋状に巻き回すことにより形成され、前記帯状部材の一方の側縁部には、該側縁部の外側方に開放し前記帯状部材の長手方向に沿って伸びる凹部を有し、該凹部の開口縁部に該開口縁部から前記凹部の内方へ相近づくように突出する一対の抜止部が形成された嵌合部が設けられており、前記帯状部材の他方の側縁部には、前記凹部の開口と反対側に位置する側部から前記凹部の外側方へ延設され、前記各抜止部に係止されることにより前記凹部内からの抜け出しを防止するための一対の係止突部が先端に形成された首部が設けられており、一方の前記抜止部に、前記一方の抜止部と前記首部との間を止水するための弾性変形可能なシール部材が設けられた可撓管であって、他方の前記係止突部が他方の前記抜止部に係止された状態で、前記シール部材の前記凹部内に突出した部分が前記一方の抜止部に対応する一方の前記係止突部に干渉することを防止するためのシール部材干渉防止手段が設けられており、前記一方の係止突部は、その前記嵌合部側に位置する側面が前記他方の係止突部の前記嵌合部側に位置する側面よりも前記嵌合部から離れて位置するように形成されており、前記シール部材干渉防止手段は、前記他方の係止突部が前記他方の抜止部に係止された状態で、前記一方の係止突部の前記側面と前記一方の抜止部の前記凹部の内側の側面との間に形成される隙間であることを特徴とする。
請求項1に記載の構成では、首部の先端に形成された一対の係止突部のうち、シール部材が設けられた一方の抜止部に対応する一方の係止突部に前記シール部材の前記凹部内に突出した部分が干渉することを防止するためのシール部材干渉防止手段が設けられていることから、例えばシール部材の潰れや製造誤差等によりシール部材が嵌合部の凹部内に大きく突出した場合でも、首部が凹部内からの抜け出し方向へ移動したときに、シール部材の凹部内に突出した部分が前記一方の係止突部に干渉することが防止されるので、他方の係止突部が他方の抜止部に当接する移動位置すなわち可撓管の中心曲率が最大となるときの移動位置へ向けての首部の移動が、凹部内に突出したシール部材に前記一方の係止突部が干渉することによる規制を受けることを確実に防止することができる。
さらに、前記一方の係止突部の前記嵌合部側に位置する側面が前記他方の係止突部の嵌合部側に位置する側面よりも嵌合部から離れて位置するように前記一方の係止突部を形成することにより、前記他方の係止突部が前記他方の抜止部に係止された状態で、前記一方の係止突部の前記側面と前記一方の抜止部の前記凹部の内側の側面との間に隙間を形成することができ、該隙間内に、シール部材の嵌合部の凹部内に突出した部分を受け入れることができる。これにより、可撓管の中心曲率が最大となるときの移動位置へ向けての首部の移動が、凹部内に突出したシール部材に前記一方の係止突部が干渉することによる規制を受けることを確実に防止することができる。
また、可撓管が最大中心曲率で曲がったときに前記他方の抜止部に当接する前記他方の係止突部の側面を基準にして、前記一方の係止突部の前記嵌合部側に位置する側面の位置が規定されていることから、帯状部材の幅寸法に変更を加えることなく前記一方の係止突部及び前記一方の抜止部の互いに対向する側面間に隙間を形成することができる。
請求項2に記載の発明は、帯状部材を螺旋状に巻き回すことにより形成され、前記帯状部材の一方の側縁部には、該側縁部の外側方に開放し前記帯状部材の長手方向に沿って伸びる凹部を有し、該凹部の開口縁部に該開口縁部から前記凹部の内方へ相近づくように突出する一対の抜止部が形成された嵌合部が設けられており、前記帯状部材の他方の側縁部には、前記凹部の開口と反対側に位置する側部から前記凹部の外側方へ延設され、前記各抜止部に係止されることにより前記凹部内からの抜け出しを防止するための一対の係止突部が先端に形成された首部が設けられており、一方の前記抜止部に、前記一方の抜止部と前記首部との間を止水するための弾性変形可能なシール部材が設けられた可撓管であって、他方の前記係止突部が他方の前記抜止部に係止された状態で、前記シール部材の前記凹部内に突出した部分が前記一方の抜止部に対応する一方の前記係止突部に干渉することを防止するためのシール部材干渉防止手段が設けられており、前記他方の係止突部は、その前記嵌合部側に位置する側面が前記一方の係止突部の前記嵌合部側に位置する側面よりも前記嵌合部側に位置するように形成されており、前記シール部材干渉防止手段は、前記他方の係止突部が前記他方の抜止部に係止された状態で、前記一方の係止突部の前記嵌合部側に位置する側面と前記一方の抜止部の前記凹部の内側の側面との間に形成される隙間であることを特徴とする。
請求項2に記載の構成では、首部の先端に形成された一対の係止突部のうち、シール部材が設けられた一方の抜止部に対応する一方の係止突部に前記シール部材の前記凹部内に突出した部分が干渉することを防止するためのシール部材干渉防止手段が設けられていることから、例えばシール部材の潰れや製造誤差等によりシール部材が嵌合部の凹部内に大きく突出した場合でも、首部が凹部内からの抜け出し方向へ移動したときに、シール部材の凹部内に突出した部分が前記一方の係止突部に干渉することが防止されるので、他方の係止突部が他方の抜止部に当接する移動位置すなわち可撓管の中心曲率が最大となるときの移動位置へ向けての首部の移動が、凹部内に突出したシール部材に前記一方の係止突部が干渉することによる規制を受けることを確実に防止することができる。
さらに、前記他方の係止突部の前記嵌合部側に位置する側面が前記一方の係止突部の前記嵌合部側に位置する側面よりも前記嵌合部側に位置するように前記他方の係止突部を形成することにより、前記他方の係止突部が前記他方の抜止部に係止された状態で、前記一方の係止突部の前記嵌合部側に位置する側面と前記一方の抜止部の前記凹部の内側の側面との間に隙間を形成することができ、該隙間内に、シール部材の嵌合部の凹部内に突出した部分を受け入れることができる。
また、前記他方の係止突部の前記嵌合部側に位置する側面が前記一方の係止突部の前記嵌合部側に位置する側面よりも前記嵌合部側に位置するように前記他方の係止突部を形成することにより、首部の伸長方向に沿った幅寸法が大きくなることから、前記他方の係止突部の前記幅方向に沿った剛性が高まるので、前記他方の抜止部への前記他方の係止突部の係止強度を高めることができる。
請求項3に記載の発明は、帯状部材を螺旋状に巻き回すことにより形成され、前記帯状部材の一方の側縁部には、該側縁部の外側方に開放し前記帯状部材の長手方向に沿って伸びる凹部を有し、該凹部の開口縁部に該開口縁部から前記凹部の内方へ相近づくように突出する一対の抜止部が形成された嵌合部が設けられており、前記帯状部材の他方の側縁部には、前記凹部の開口と反対側に位置する側部から前記凹部の外側方へ延設され、前記各抜止部に係止されることにより前記凹部内からの抜け出しを防止するための一対の係止突部が先端に形成された首部が設けられており、一方の前記抜止部に、前記一方の抜止部と前記首部との間を止水するための弾性変形可能なシール部材が設けられた可撓管であって、他方の前記係止突部が他方の前記抜止部に係止された状態で、前記シール部材の前記凹部内に突出した部分が前記一方の抜止部に対応する一方の前記係止突部に干渉することを防止するためのシール部材干渉防止手段が設けられており、前記他方の抜止部は、その前記凹部の内側に位置する側面が前記一方の抜止部の前記凹部の内側に位置する前記側面よりも前記凹部の前記側部側に位置するように形成されており、前記シール部材干渉防止手段は、前記他方の係止突部が前記他方の抜止部に係止された状態で、前記一方の係止突部の前記嵌合部側に位置する前記側面と前記一方の抜止部の前記側面との間に形成される隙間であることを特徴とする。
請求項3に記載の構成では、首部の先端に形成された一対の係止突部のうち、シール部材が設けられた一方の抜止部に対応する一方の係止突部に前記シール部材の前記凹部内に突出した部分が干渉することを防止するためのシール部材干渉防止手段が設けられていることから、例えばシール部材の潰れや製造誤差等によりシール部材が嵌合部の凹部内に大きく突出した場合でも、首部が凹部内からの抜け出し方向へ移動したときに、シール部材の凹部内に突出した部分が前記一方の係止突部に干渉することが防止されるので、他方の係止突部が他方の抜止部に当接する移動位置すなわち可撓管の中心曲率が最大となるときの移動位置へ向けての首部の移動が、凹部内に突出したシール部材に前記一方の係止突部が干渉することによる規制を受けることを確実に防止することができる。
さらに、前記他方の抜止部の凹部の内側に位置する側面が前記一方の抜止部の凹部の内側に位置する側面よりも凹部の側部側に位置するように前記他方の抜止部を形成することにより、前記他方の係止突部が前記他方の抜止部に係止された状態で、前記一方の係止突部の嵌合部側に位置する側面と前記一方の抜止部の側面との間に隙間を形成することができ、該隙間内に、シール部材の嵌合部の凹部内に突出した部分を受け入れることができる。
請求項4に記載の発明は、帯状部材を螺旋状に巻き回すことにより形成され、前記帯状部材の一方の側縁部には、該側縁部の外側方に開放し前記帯状部材の長手方向に沿って伸びる凹部を有し、該凹部の開口縁部に該開口縁部から前記凹部の内方へ相近づくように突出する一対の抜止部が形成された嵌合部が設けられており、前記帯状部材の他方の側縁部には、前記凹部の開口と反対側に位置する側部から前記凹部の外側方へ延設され、前記各抜止部に係止されることにより前記凹部内からの抜け出しを防止するための一対の係止突部が先端に形成された首部が設けられており、一方の前記抜止部に、前記一方の抜止部と前記首部との間を止水するための弾性変形可能なシール部材が設けられた可撓管であって、他方の前記係止突部が他方の前記抜止部に係止された状態で、前記シール部材の前記凹部内に突出した部分が前記一方の抜止部に対応する一方の前記係止突部に干渉することを防止するためのシール部材干渉防止手段が設けられており、前記一方の抜止部は、その前記凹部の内側に位置する前記側面が前記他方の抜止部の前記凹部の内側に位置する側面よりも前記凹部の前記側部から離れて位置するように形成されており、前記シール部材干渉防止手段は、前記他方の係止突部が前記他方の抜止部に係止された状態で、前記一方の係止突部の前記嵌合部側に位置する前記側面と前記一方の抜止部の前記側面との間に形成される隙間であることを特徴とする。
請求項4に記載の構成では、首部の先端に形成された一対の係止突部のうち、シール部材が設けられた一方の抜止部に対応する一方の係止突部に前記シール部材の前記凹部内に突出した部分が干渉することを防止するためのシール部材干渉防止手段が設けられていることから、例えばシール部材の潰れや製造誤差等によりシール部材が嵌合部の凹部内に大きく突出した場合でも、首部が凹部内からの抜け出し方向へ移動したときに、シール部材の凹部内に突出した部分が前記一方の係止突部に干渉することが防止されるので、他方の係止突部が他方の抜止部に当接する移動位置すなわち可撓管の中心曲率が最大となるときの移動位置へ向けての首部の移動が、凹部内に突出したシール部材に前記一方の係止突部が干渉することによる規制を受けることを確実に防止することができる。
さらに、前記一方の抜止部の凹部の内側に位置する側面が前記他方の抜止部の凹部の内側に位置する側面よりも凹部の側部から離れて位置するように前記一方の抜止部を形成することにより、前記他方の係止突部が前記他方の抜止部に係止された状態で、前記一方の係止突部の嵌合部側に位置する側面と前記一方の抜止部の側面との間に隙間を形成することができ、該隙間内に、シール部材の嵌合部の凹部内に突出した部分を受け入れることができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の発明において、前記他方の抜止部は、その前記凹部の内側に位置する側面が前記一方の抜止部の前記凹部の内側に位置する前記側面よりも前記凹部の前記側部側に位置するように形成されており、前記シール部材干渉防止手段は、前記他方の係止突部が前記他方の抜止部に係止された状態で、前記一方の係止突部の前記嵌合部側に位置する前記側面と前記一方の抜止部の前記側面との間に形成される隙間であることを特徴とする。
請求項5に記載の構成は、前記他方の抜止部の凹部の内側に位置する側面が前記一方の抜止部の凹部の内側に位置する側面よりも凹部の側部側に位置するように前記他方の抜止部を形成することにより、前記他方の係止突部が前記他方の抜止部に係止された状態で、前記一方の係止突部の嵌合部側に位置する側面と前記一方の抜止部の側面との間に隙間を形成することができ、該隙間内に、シール部材の嵌合部の凹部内に突出した部分を受け入れることができる。
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の発明において、前記一方の抜止部は、その前記凹部の内側に位置する前記側面が前記他方の抜止部の前記凹部の内側に位置する側面よりも前記凹部の前記側部から離れて位置するように形成されており、前記シール部材干渉防止手段は、前記他方の係止突部が前記他方の抜止部に係止された状態で、前記一方の係止突部の前記嵌合部側に位置する前記側面と前記一方の抜止部の前記側面との間に形成される隙間であることを特徴とする
請求項6に記載の構成では、前記一方の抜止部の凹部の内側に位置する側面が前記他方の抜止部の凹部の内側に位置する側面よりも凹部の側部から離れて位置するように前記一方の抜止部を形成することにより、前記他方の係止突部が前記他方の抜止部に係止された状態で、前記一方の係止突部の嵌合部側に位置する側面と前記一方の抜止部の側面との間に隙間を形成することができ、該隙間内に、シール部材の嵌合部の凹部内に突出した部分を受け入れることができる。
本発明によれば、シール部材の潰れや製造誤差等によりシール部材が嵌合部の凹部内に大きく突出した場合でも、可撓管が設定された最大の中心曲率で曲がったときの移動位置へ向けての首部の移動が規制されることを確実に防止することができるので、シール部材の潰れや製造誤差に拘わらず、可撓管を設定された最大の中心曲率で確実に曲げることができる。
本発明を図示の実施例に沿って説明する。
本発明に係る可撓管10は、従来よく知られているように、例えば図示しない電力ケーブル及び通信ケーブル等を地中に埋設するときに、これらのケーブルを例えば地下水から保護すべく収容するための保護管として用いられており、図1に示すように、帯状のプロファイル11を螺旋状に巻き回すことにより、円筒状に形成される。
プロファイル11は、例えばポリ塩化ビニル及びポリエチレン等の合成樹脂材料で成形された長尺体からなり、図2に示すように、その一方の側縁部11aに設けられた嵌合部12と、その他方の側縁部11bに設けられ、プロファイル11の巻回時に対向する嵌合部12内に挿入される首部13とを有する。
嵌合部12は、互いに間隔をおき且つほぼ平行に配置された板状の一対の平行壁14と、該両平行壁をそれぞれの一縁部14aで連結する側壁15とを有し、横断面が全体的に二股状をなしている。両平行壁14及び側壁15で、可撓管10の前記一方の側縁部11aの側面及びプロファイル11の長手方向の両端面に開放する凹部16が規定されている。首部13は、プロファイル11の巻回時に、凹部16内に該凹部の深さ方向に沿って移動可能に挿入される。凹部16の開口縁部すなわち各平行壁14の他縁部14bには、嵌合部12の凹部16内への首部13の嵌合状態で該首部の後述する一対の係止突部17,18がそれぞれ係止可能な一対の抜止部19,20が形成されている。各抜止部19,20は、それぞれ嵌合部12への首部13の嵌合状態で該首部を挟み込むように、各平行壁14の他縁部14bから互いに近づくように突出している(図4参照。)。一対の抜止部19,20のうち、可撓管10を形成すべくプロファイル11を螺旋状に巻回したときに、可撓管10の外方側に位置する一方の抜止部19の突出端面19aは、平坦面であり、該突出端面には、前記一方の抜止部19と首部13との間をシールするためのシール部材21が設けられている。シール部材21は、例えばゴムのような弾性変形可能な高分子化合物からなり、プロファイル11の成形時に前記一方の抜止部19に一体に成形される。
シール部材21は、図示の例では、その横断面が前記一方の抜止部19の突出端面19aから他方の抜止部20へ向けて先細る三角形状をなすように形成されている。
首部13は、凹部16の開口と反対側に位置する側部すなわち嵌合部12の側壁15から嵌合部12の外側方へ両平行壁14に平行に張り出す板状をなしている。首部13は、その板厚方向に向かい合う各側面13b,13cがそれぞれプロファイル11の巻回時に隣接する嵌合部12の各抜止部19,20に対向するように挿入される。首部13の嵌合部12への挿入方向の長さ寸法すなわち嵌合部12の側壁15からの首部13の長さ寸法は、図示の例では、嵌合部12の凹部16の深さ寸法よりも小さくなるように設定されている。また、首部13の板厚寸法は、嵌合部12の凹部16内への挿入状態で、その一方の側面13bが前記一方の抜止部19に設けられたシール部材21に摺動可能となり且つ他方の側面13cが他方の抜止部20の突出端面20aに摺動可能となる大きさに設定されている。シール部材21が首部13の一方の側面13bに摺動可能に当接することにより、可撓管10の外方から嵌合部12及び首部13間を経て可撓管10内に水が浸入することを防止することができる。首部13の先端13aには、嵌合部12の各抜止部19,20に嵌合部12の内方から係止可能な前記した一対の係止突部17,18が首部13の先端13bから相反する方向へ突出して形成されている。一対の係止突部17,18のうち前記一方の抜止部19に対応する一方の係止突部17は、図2に示す例では、その嵌合部12側に位置する側面17aが前記他方の係止突部18の嵌合部12側に位置する側面18aよりも嵌合部12から離れて位置するように形成されている。
可撓管10を製管する際、従来よく知られているように、図示しない製管装置によりプロファイル11を巻回しながら首部13を嵌合部12の凹部16内にねじ込むように挿入し、これにより、筒状の可撓管10が形成される。
可撓管10をその軸線方向に沿って伸縮させるときは、首部13をその凹部16内からの引き抜き方向へ又は凹部16内への挿入方向へ可撓管10の軸線に沿って移動させる。
また、可撓管10を、例えば内部に収容された図示しないケーブルの配線方向に応じて曲げる必要があるときは、図3に示すように、可撓管10の軸線に関して一側(図3で見て可撓管10の軸線よりも上側である。)に位置する首部13を、凹部16内からの引き抜き方向へ移動させ、且つ、可撓管10の軸線に関して他側(図3で見て可撓管10の軸線よりも下側である。)に位置する首部13を、その凹部16内への挿入方向へ移動させる。
可撓管10を徐々に曲げていくと、可撓管10の軸線が描く円弧の内側すなわち曲げられた可撓管10の内周側に位置する嵌合部12の側壁15とそれに隣接する嵌合部12の各平行壁14の他縁部14bとが、図4に示すように、互いに当接する。
また、可撓管10を徐々に円弧状に曲げていくと、可撓管10の軸線が描く円弧の外側すなわち曲げられた可撓管10の外周側に位置する首部13の前記他方の係止突部18は、図5に示すように、嵌合部12の前記他方の抜止部20に凹部16の内方から係止される。これにより、凹部16内からの首部13の抜け出しが防止される。また、可撓管10の外周側に位置する首部13の前記一方の係止突部17は、前記したように、その嵌合部12側に位置する側面17aが前記他方の係止突部18の嵌合部12側に位置する側面18aよりも嵌合部12から離れて位置するように形成されていることから、前記他方の係止突部18が前記他方の抜止部20に係止された状態で、前記一方の係止突部17の側面17aと前記一方の抜止部19の嵌合部12の凹部16の内方側に位置する側面19bとの間に隙間Sが形成される。
従って、可撓管10が曲げられたときに該可撓管の軸線が描く円弧の最大の中心曲率すなわち可撓管10の最大中心曲率は、可撓管10の外周側に位置する首部13の前記他方の係止突部18が嵌合部12の前記他方の抜止部20に係止され且つ可撓管10の内周側に位置する嵌合部12の側壁15とそれに隣接する嵌合部12の各平行壁14の他縁部14bとが互いに当接することにより規定される。
本実施例によれば、前記したように、可撓管10が最大中心曲率で曲がったときすなわち前記他方の係止突部18が前記他方の抜止部20に係止された状態では、前記一方の係止突部17及び前記一方の抜止部19の互いに対向する側面17a及び側面19b間に隙間Sが形成されることから、例えば可撓管10の製管時に首部13を凹部16内にねじ込んだときに、シール部材21が首部13から受ける圧縮力により潰れたり、シール部材21の成形時に製造誤差が生じたりすることにより、シール部材21が嵌合部の凹部内に大きく突出した場合でも、首部13が凹部16内からの抜け出し方向へ移動したときに、図5に示すように、シール部材21の凹部16内に突出した部分を前記一方の係止突部17と前記一方の抜止部19との間に形成された空間S内に受け入れることができる。これにより、他方の係止突部18が他方の抜止部20に当接する首部13の移動位置すなわち可撓管10の中心曲率が最大となるときの移動位置へ向けての首部13の移動が、凹部16内に突出したシール部材21に前記一方の係止突部17が干渉することによる規制を受けることを確実に防止することができる。
従って、シール部材21の潰れや製造誤差に拘わらず、可撓管10を設定された最大の中心曲率で確実に曲げることができる。
また、可撓管10が最大中心曲率で曲がったときに前記他方の抜止部20に当接する前記他方の係止突部18の側面18aを基準にして、前記一方の係止突部17の嵌合部12側に位置する側面の位置が規定されていることから、プロファイル11の幅寸法に変更を加えることなく前記一方の係止突部17及び前記一方の抜止部19の互いに対向する側面17a,19b間に隙間Sを形成することができる。
以上、本発明の実施例を図面に沿って説明したが、具体的な構成は、上記した構成に限らず、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更がされた構成も本発明に含まれる。
例えば、本実施例では、前記一方の係止突部17の嵌合部12側に位置する側面17aが前記他方の係止突部18の嵌合部12側に位置する側面18aよりも嵌合部12から離れて位置するように前記一方の係止突部17が形成された例を示したが、これに代えて、前記他方の係止突部18の嵌合部12側に位置する側面18aが前記一方の係止突部17の嵌合部12側に位置する側面17aよりも嵌合部12側に位置するように前記他方の係止突部18を形成することができる。
この場合、前記他方の係止突部18が前記他方の抜止部20に係止された状態で、前記一方の係止突部17及び前記一方の抜止部19の互いに対向する側面17a及び側面19b間に隙間Sを形成することができ、該隙間内に、シール部材21の嵌合部12の凹部16内に突出した部分を受け入れることができる。
また、前記他方の係止突部18の側面18aが前記一方の係止突部17の側面17aよりも嵌合部12側に位置するように前記他方の係止突部18を形成することにより、首部13の伸長方向に沿った幅寸法が大きくなることから、前記他方の係止突部18の前記幅方向に沿った剛性が高まるので、前記他方の抜止部20への前記他方の係止突部18の係止強度を高めることができる。
更に、図1乃至5に示した例に代えて、図6に示すように、前記他方の抜止部20を、その凹部16の内方側に位置する側面20aが一方の抜止部19の凹部16の内方側に位置する側面19bよりも嵌合部12の側部15側に位置するように形成することができる。
これにより、前記他方の係止突部18の嵌合部12側の側面18aが前記他方の抜止部20の側面20aに当接したとき、前記一方の係止突部17と前記一方の抜止部19との間に隙間S2が形成されるので、この隙間S2内に、シール部材21の嵌合部12内に突出した部分を受け入れることができる。
また、図6に示した例に代えて、前記一方の抜止部19の凹部16の内側に位置する側面19bが前記他方の抜止部20の凹部16の内側に位置する20a側面よりも嵌合部12の側部15から離れて位置するように前記一方の抜止部19を形成することにより、前記他方の係止突部18が前記他方の抜止部20に係止された状態で、前記一方の係止突部17の側面17aと前記一方の抜止部19の側面19bとの間に隙間を形成することができ、該隙間内に、シール部材21の嵌合部12内に突出した部分を受け入れることができる。また、図1乃至図6に示した例を、組み合わせることができる。
更に、本実施例では、シール部材21は、その横断面が前記一方の抜止部19の突出端面19aから他方の抜止部20へ向けて先細る三角形状をなすように形成されている例を示したが、これに代えて、図7(a)に示すように、シール部材21を、前記一方の抜止部19の突出端面19aに沿った平板状のシール部材23を用いることができる。この場合、可撓管10の製管時に、嵌合部12の凹部16内に首部13をねじ込んだとき、シール部材23が首部13から受ける圧縮力により潰れることを確実に抑制することができる。
また、図1乃至図6に示したシール部材21に代えて、シール部材24を、図7(b)に示すように、前記一方の抜止部19の凹部16の外方側に位置する側面19cに設けることができる。この場合、可撓管10の製管時に嵌合部12の凹部16内に首部13をねじ込んだとき、シール部材24の下端部が首部13から受ける圧縮力によりたとえ潰れたとしても、潰れたシール部材24の下端部が凹部16内に大きく突出することを確実に抑制することができる。
更に、図1乃至図6に示したシール部材21に代えて、図7(c)に示すように、シール部材に、前記一方の抜止部19の突出端面19aに沿って設けられた基部25と、該基部の嵌合部12の凹部16の外方側に位置する側縁25aから凹部16の外側方へ伸びる伸長部26とを有するシール部材27を用いることができる。
伸長部26は、外圧を受けたとき、図7(c)に二点鎖線で示すように、該外圧により、前記一方の抜止部19に対向する首部13の側面13bに向けて基部25の側縁25aを中心に回動し、首部13の側面13bに押し付けられる。これにより、伸長部26が受ける外圧を利用して該伸長部を首部13の側面13bに押し付けられることから、外圧が強くなるに従って、首部13の側面13bへの伸長部26の密着度が高まる。
従って、伸長部26に圧力が作用していないときは、嵌合部12の一方の抜止部19と首部13との間をシール部27の基部25でシールすることができ、地中に埋設された可撓管10が例えば地下水から強い圧力を受けたときは、一方の抜止部19と首部13との間を基部25に加えて伸長部26でより確実にシールすることができる。これにより、シール部材を一方の抜止部19と首部13との間に単に挟むように設けた場合に比べて、一方の抜止部19と首部13との間のシール性をより確実に高めることができる。
また、図1乃至図6に示したシール部材21に代えて、図7(d)に示すように、シール部材に、前記一方の抜止部19の凹部16の外方側の側面19cに沿って設けられ、縁部28aが前記一方の抜止部19の突出端面19aを超えて両抜止部19,20間に突出する基部28と、該基部の縁部28aから嵌合部12の凹部16の外側方へ向けて伸びる伸長部29とを有するシール部材30を用いることができる。
伸長部29は、該伸長部が外圧を受けたとき、図7(d)に二点鎖線で示すように、その外圧により、前記一方の抜止部19に対向する首部13の側面13bに向けて基部28の縁部28aを中心に回動し、首部13の側面13bに押し付けられる。これにより、伸長部29に圧力が作用していないときは、前記一方の抜止部19と首部13との間を基部28の縁部28aでシールすることができ、地中に埋設された可撓管10が例えば地下水から強い圧力を受けたときは、伸長部29が首部13の側面13bに密着することにより、前記一方の抜止部19の側面19cと首部13の側面13bとで規定される隅部をシール部材30で気密的に覆うことができるので、前記一方の抜止部19と首部13との間のシール性をより確実に高めることができる。
更に、図1乃至図6に示したシール部材21に代えて、図7(e)に示すように、シール部材に、前記一方の抜止部19の突出端面19aに沿って設けられた基部31と、該基部の嵌合部12の凹部16の外方側に位置する縁部31aから前記一方の抜止部19の凹部16の外方側に位置する側面19cに沿って伸びる第一の伸長部32と、基部31の縁部31aから凹部16の外側方へ向けて伸びる第二の伸長部33とを有するシール部材34を用いることができる。
第二の伸長部33は、該伸長部が外圧を受けたとき、図7(e)に二点鎖線で示すように、その外圧により、前記一方の抜止部19に対向する首部13の側面13bに向けて基部31の縁部31aを中心に回動し、首部13の側面13bに押し付けられる。これにより、第二の伸長部33に圧力が作用していないときは、首部13と前記一方の抜止部19との間を基部31でシールすることができ、地中に埋設された可撓管10が例えば地下水から強い圧力を受けたときは、前記一方の抜止部19と首部13との間を、シール部材34の基部31でシールすることに加え、第二の伸長部33が首部13の側面13bに密着することにより、前記一方の抜止部19の凹部16の外方側に位置する側面19cと首部13の側面13bとで規定される隅部を第一及び第二の両伸長部32,33で気密的に覆うことができるので、前記一方の抜止部19と首部13との間のシール性をより確実に高めることができる。
本発明に係る可撓管を概略的に示す一部破断した平面図である。 本発明に係るプロファイルの一部を概略的に示す斜視図である。 本発明に係る可撓管を曲げた状態を概略的に示す縦断面図である。 可撓管を曲げたときに嵌合部の各平行壁の他縁部が嵌合部の側壁に当接した状態を概略的に示す横断面図である。 可撓管を曲げたときに首部の他方の係止突部が嵌合部の他方の抜止部に係止された状態を概略的に示す横断面図である。 図1乃至図6に示す実施例とは別の実施例に係る可撓管を概略的に示す横断面図である。 (a)乃至(e)は、それぞれシール部材の他の形状の例を概略的に示す横断面図である。 従来の可撓管を概略的に示す縦断面図である。 凹部内に突出したシール部材により首部の移動が規制された状態を概略的に示す縦断面図である。
符号の説明
10 可撓管
11 帯状部材(プロファイル)
11a 一方の側縁部
11b 他方の側縁部
12 嵌合部
13 首部
14b 開口縁部(各平行部の他縁部)
15 側部
16 凹部
17,18 係止突部
19,20 抜止部
21 シール部材
S,S2 シール部材干渉防止手段(隙間)

Claims (6)

  1. 帯状部材を螺旋状に巻き回すことにより形成され、前記帯状部材の一方の側縁部には、該側縁部の外側方に開放し前記帯状部材の長手方向に沿って伸びる凹部を有し、該凹部の開口縁部に該開口縁部から前記凹部の内方へ相近づくように突出する一対の抜止部が形成された嵌合部が設けられており、前記帯状部材の他方の側縁部には、前記凹部の開口と反対側に位置する側部から前記凹部の外側方へ延設され、前記各抜止部に係止されることにより前記凹部内からの抜け出しを防止するための一対の係止突部が先端に形成された首部が設けられており、一方の前記抜止部に、前記一方の抜止部と前記首部との間を止水するための弾性変形可能なシール部材が設けられた可撓管であって、他方の前記係止突部が他方の前記抜止部に係止された状態で、前記シール部材の前記凹部内に突出した部分が前記一方の抜止部に対応する一方の前記係止突部に干渉することを防止するためのシール部材干渉防止手段が設けられており、前記一方の係止突部は、その前記嵌合部側に位置する側面が前記他方の係止突部の前記嵌合部側に位置する側面よりも前記嵌合部から離れて位置するように形成されており、前記シール部材干渉防止手段は、前記他方の係止突部が前記他方の抜止部に係止された状態で、前記一方の係止突部の前記側面と前記一方の抜止部の前記凹部の内側の側面との間に形成される隙間であることを特徴とする可撓管。
  2. 帯状部材を螺旋状に巻き回すことにより形成され、前記帯状部材の一方の側縁部には、該側縁部の外側方に開放し前記帯状部材の長手方向に沿って伸びる凹部を有し、該凹部の開口縁部に該開口縁部から前記凹部の内方へ相近づくように突出する一対の抜止部が形成された嵌合部が設けられており、前記帯状部材の他方の側縁部には、前記凹部の開口と反対側に位置する側部から前記凹部の外側方へ延設され、前記各抜止部に係止されることにより前記凹部内からの抜け出しを防止するための一対の係止突部が先端に形成された首部が設けられており、一方の前記抜止部に、前記一方の抜止部と前記首部との間を止水するための弾性変形可能なシール部材が設けられた可撓管であって、他方の前記係止突部が他方の前記抜止部に係止された状態で、前記シール部材の前記凹部内に突出した部分が前記一方の抜止部に対応する一方の前記係止突部に干渉することを防止するためのシール部材干渉防止手段が設けられており、前記他方の係止突部は、その前記嵌合部側に位置する側面が前記一方の係止突部の前記嵌合部側に位置する側面よりも前記嵌合部側に位置するように形成されており、前記シール部材干渉防止手段は、前記他方の係止突部が前記他方の抜止部に係止された状態で、前記一方の係止突部の前記嵌合部側に位置する側面と前記一方の抜止部の前記凹部の内側の側面との間に形成される隙間であることを特徴とする可撓管。
  3. 帯状部材を螺旋状に巻き回すことにより形成され、前記帯状部材の一方の側縁部には、該側縁部の外側方に開放し前記帯状部材の長手方向に沿って伸びる凹部を有し、該凹部の開口縁部に該開口縁部から前記凹部の内方へ相近づくように突出する一対の抜止部が形成された嵌合部が設けられており、前記帯状部材の他方の側縁部には、前記凹部の開口と反対側に位置する側部から前記凹部の外側方へ延設され、前記各抜止部に係止されることにより前記凹部内からの抜け出しを防止するための一対の係止突部が先端に形成された首部が設けられており、一方の前記抜止部に、前記一方の抜止部と前記首部との間を止水するための弾性変形可能なシール部材が設けられた可撓管であって、他方の前記係止突部が他方の前記抜止部に係止された状態で、前記シール部材の前記凹部内に突出した部分が前記一方の抜止部に対応する一方の前記係止突部に干渉することを防止するためのシール部材干渉防止手段が設けられており、前記他方の抜止部は、その前記凹部の内側に位置する側面が前記一方の抜止部の前記凹部の内側に位置する前記側面よりも前記凹部の前記側部側に位置するように形成されており、前記シール部材干渉防止手段は、前記他方の係止突部が前記他方の抜止部に係止された状態で、前記一方の係止突部の前記嵌合部側に位置する前記側面と前記一方の抜止部の前記側面との間に形成される隙間であることを特徴とする可撓管。
  4. 帯状部材を螺旋状に巻き回すことにより形成され、前記帯状部材の一方の側縁部には、該側縁部の外側方に開放し前記帯状部材の長手方向に沿って伸びる凹部を有し、該凹部の開口縁部に該開口縁部から前記凹部の内方へ相近づくように突出する一対の抜止部が形成された嵌合部が設けられており、前記帯状部材の他方の側縁部には、前記凹部の開口と反対側に位置する側部から前記凹部の外側方へ延設され、前記各抜止部に係止されることにより前記凹部内からの抜け出しを防止するための一対の係止突部が先端に形成された首部が設けられており、一方の前記抜止部に、前記一方の抜止部と前記首部との間を止水するための弾性変形可能なシール部材が設けられた可撓管であって、他方の前記係止突部が他方の前記抜止部に係止された状態で、前記シール部材の前記凹部内に突出した部分が前記一方の抜止部に対応する一方の前記係止突部に干渉することを防止するためのシール部材干渉防止手段が設けられており、前記一方の抜止部は、その前記凹部の内側に位置する前記側面が前記他方の抜止部の前記凹部の内側に位置する側面よりも前記凹部の前記側部から離れて位置するように形成されており、前記シール部材干渉防止手段は、前記他方の係止突部が前記他方の抜止部に係止された状態で、前記一方の係止突部の前記嵌合部側に位置する前記側面と前記一方の抜止部の前記側面との間に形成される隙間であることを特徴とする可撓管。
  5. 前記他方の抜止部は、その前記凹部の内側に位置する側面が前記一方の抜止部の前記凹部の内側に位置する前記側面よりも前記凹部の前記側部側に位置するように形成されており、前記シール部材干渉防止手段は、前記他方の係止突部が前記他方の抜止部に係止された状態で、前記一方の係止突部の前記嵌合部側に位置する前記側面と前記一方の抜止部の前記側面との間に形成される隙間であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の可撓管。
  6. 前記一方の抜止部は、その前記凹部の内側に位置する前記側面が前記他方の抜止部の前記凹部の内側に位置する側面よりも前記凹部の前記側部から離れて位置するように形成されており、前記シール部材干渉防止手段は、前記他方の係止突部が前記他方の抜止部に係止された状態で、前記一方の係止突部の前記嵌合部側に位置する前記側面と前記一方の抜止部の前記側面との間に形成される隙間である請求項1乃至3のいずれか1項に記載の可撓管。
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