JPH06710Y2 - 螺施管 - Google Patents
螺施管Info
- Publication number
- JPH06710Y2 JPH06710Y2 JP4229888U JP4229888U JPH06710Y2 JP H06710 Y2 JPH06710 Y2 JP H06710Y2 JP 4229888 U JP4229888 U JP 4229888U JP 4229888 U JP4229888 U JP 4229888U JP H06710 Y2 JPH06710 Y2 JP H06710Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fitting portion
- profile
- tube
- spiral tube
- synthetic resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えば電線やケーブル等の保護管をはじめ広
範に用いられる伸縮性および可撓性を有する螺旋管に関
する。
範に用いられる伸縮性および可撓性を有する螺旋管に関
する。
(従来の技術) 従来、この種の螺旋管としては、例えば第9図に示すよ
うなものが知られている。この螺旋管は、一側縁に、二
股状で且つ開口端内縁に抜止部b,bが対設された嵌合
部aを有し、他側縁に、該嵌合部a内に摺動可能に嵌入
係止される係止部cを有する帯状の合成樹脂製プロファ
イルdを、螺旋状に巻回するとともに、巻回状態におい
て互いに隣合う前記嵌合部aと係止部cとを嵌合させて
筒状に形成してなるものである。そして、このようにな
る螺旋管は、係止部cを嵌合部a内において管の軸方向
にスライドさせることにより伸縮させたり曲げたりする
ことができ、また、係止部cを嵌合部a内において管の
周方向にスライドさせることにより管径を自由に変化さ
せることができるものである。なお、図中、符号eで示
すものは、嵌合部aの抜止部bと係止部cとの間に形成
される螺旋状の空間内に介装されたシール材である。
うなものが知られている。この螺旋管は、一側縁に、二
股状で且つ開口端内縁に抜止部b,bが対設された嵌合
部aを有し、他側縁に、該嵌合部a内に摺動可能に嵌入
係止される係止部cを有する帯状の合成樹脂製プロファ
イルdを、螺旋状に巻回するとともに、巻回状態におい
て互いに隣合う前記嵌合部aと係止部cとを嵌合させて
筒状に形成してなるものである。そして、このようにな
る螺旋管は、係止部cを嵌合部a内において管の軸方向
にスライドさせることにより伸縮させたり曲げたりする
ことができ、また、係止部cを嵌合部a内において管の
周方向にスライドさせることにより管径を自由に変化さ
せることができるものである。なお、図中、符号eで示
すものは、嵌合部aの抜止部bと係止部cとの間に形成
される螺旋状の空間内に介装されたシール材である。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記従来の螺旋管にあっては、その内周
面が略平滑であるため、その中に通される各種ケーブル
や管材との接触面積が大きなものとなり、したがってそ
れらケーブル等の引き込みや引き抜きを行う際に該ケー
ブル等との間に大きな抵抗が生じ、このため施工がしに
くいばかりでなく、ケーブル等の表面が損傷し易いとい
った問題があった。
面が略平滑であるため、その中に通される各種ケーブル
や管材との接触面積が大きなものとなり、したがってそ
れらケーブル等の引き込みや引き抜きを行う際に該ケー
ブル等との間に大きな抵抗が生じ、このため施工がしに
くいばかりでなく、ケーブル等の表面が損傷し易いとい
った問題があった。
(課題を解決するための手段) 本考案に係る螺旋管は、一側縁に、二股状で且つ開口端
内縁に抜止部が対設された嵌合部を有し、他側縁に、該
嵌合部内に摺動可能に嵌入係止される係止部を有する帯
状の合成樹脂製プロファイルを、螺旋状に巻回するとと
もに、巻回状態において互いに隣合う前記嵌合部と係止
部とを嵌合させて筒状に形成してなる伸縮性および可撓
性を有する螺旋管であって、該管の内周側に位置する前
記嵌合部の外壁面に、少なくとも1本の突条もしくは多
数個の突起が前記プロファイルの長手方向に沿って設け
られたものである。
内縁に抜止部が対設された嵌合部を有し、他側縁に、該
嵌合部内に摺動可能に嵌入係止される係止部を有する帯
状の合成樹脂製プロファイルを、螺旋状に巻回するとと
もに、巻回状態において互いに隣合う前記嵌合部と係止
部とを嵌合させて筒状に形成してなる伸縮性および可撓
性を有する螺旋管であって、該管の内周側に位置する前
記嵌合部の外壁面に、少なくとも1本の突条もしくは多
数個の突起が前記プロファイルの長手方向に沿って設け
られたものである。
(作用) 管の内周側に位置する嵌合部の外壁面に、少なくとも1
本の突条もしくは多数個の突起がプロファイルの長手方
向に沿って突設されたことによって、管内周面と、管内
に通されるケーブル等との接触面積が小さなものとな
る。
本の突条もしくは多数個の突起がプロファイルの長手方
向に沿って突設されたことによって、管内周面と、管内
に通されるケーブル等との接触面積が小さなものとな
る。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明する。
第1図は、本考案に係る螺旋管を示す断面図である。
この螺旋管は、一側縁に、二股状で且つ開口端内縁に抜
止部11,11が対設された嵌合部1を有し、他側縁
に、該嵌合部1内に摺動可能に嵌入係止される係止部2
を有する帯状の合成樹脂製プロファイル3を、螺旋状に
巻回するとともに、巻回状態において互いに隣合う嵌合
部1と係止部2とを嵌合させて筒状に形成してなり、こ
の管の内周側に位置する嵌合部1の外壁面12に、1本
の突条4がプロファイル3の長手方向に沿って設けられ
たものである。
止部11,11が対設された嵌合部1を有し、他側縁
に、該嵌合部1内に摺動可能に嵌入係止される係止部2
を有する帯状の合成樹脂製プロファイル3を、螺旋状に
巻回するとともに、巻回状態において互いに隣合う嵌合
部1と係止部2とを嵌合させて筒状に形成してなり、こ
の管の内周側に位置する嵌合部1の外壁面12に、1本
の突条4がプロファイル3の長手方向に沿って設けられ
たものである。
上記合成樹脂製プロファイル3の材料としては、この管
の中に通される各種ケーブルの被覆材や管材との滑りが
よいように摩擦係数の小さいものが好ましく、例えばポ
リ4フッ化エチレン、ポリアミド、ポリアセタール、ポ
リエチレン等が挙げられる。なお、プロファイル3の材
料は上記したような摩擦係数の小さい合成樹脂材に限る
ものではなく、例えば摩擦係数の大きい塩化ビニル等で
あってもよい。
の中に通される各種ケーブルの被覆材や管材との滑りが
よいように摩擦係数の小さいものが好ましく、例えばポ
リ4フッ化エチレン、ポリアミド、ポリアセタール、ポ
リエチレン等が挙げられる。なお、プロファイル3の材
料は上記したような摩擦係数の小さい合成樹脂材に限る
ものではなく、例えば摩擦係数の大きい塩化ビニル等で
あってもよい。
前記突条4は、管の内周面と、管内に通される各種ケー
ブルや管材の外周面との接触面積を小さくするためのも
のである。本例では第1図および第2図に示すように突
条4の形状を断面略半円状としているが、第3図に示す
ような断面略台形状であっても、また第4図に示すよう
な断面略U字状であっても、あるいは第5図に示すよう
な断面略正方形状であってもよい。また、突条4の本数
も1本に限らず、2本以上であってもよい。さらに、こ
の突条4に代えて、第6図に示すように、多数個の突起
5…をプロファイル3の長手方向に沿って設けてもよ
く、突起5の形状は図示例のものに限定されない。
ブルや管材の外周面との接触面積を小さくするためのも
のである。本例では第1図および第2図に示すように突
条4の形状を断面略半円状としているが、第3図に示す
ような断面略台形状であっても、また第4図に示すよう
な断面略U字状であっても、あるいは第5図に示すよう
な断面略正方形状であってもよい。また、突条4の本数
も1本に限らず、2本以上であってもよい。さらに、こ
の突条4に代えて、第6図に示すように、多数個の突起
5…をプロファイル3の長手方向に沿って設けてもよ
く、突起5の形状は図示例のものに限定されない。
なお、第1図および第6図において、符号6で示すもの
は、止水を目的として嵌合部1の抜止部11と係止部2
との間に形成される螺旋状の空間内に介装されたシール
材である。
は、止水を目的として嵌合部1の抜止部11と係止部2
との間に形成される螺旋状の空間内に介装されたシール
材である。
第7図は、合成樹脂製プロファイル3の他の実施例を示
し、このプロファイル3は、嵌合部1の外壁面12に設
けられた突条4の内部がプロファイル3の全長にわたっ
て中空7となされたものである。このようになるプロフ
ァイル3により製管された螺旋管を第8図に示す。この
螺旋管の突条4の中空7内には、例えば水やフレオン等
の冷媒が通される。このような螺旋管は、特に熱が問題
となる例えば電力ケーブル等の保護管として用いる場合
に好適である。すなわち、螺旋管は、その構造上、管断
面に中空部(嵌合部1における空間)を有するが、この
中空部が保温層として作用し、ケーブルへの通電などに
より発生する管内部の熱を管外部に放熱しないといった
性質をもっている。このような性質は、保温を必要とす
るものの保護管として用いられる場合には好ましいが、
これとは逆に冷却を必要とするものの保護管として用い
る場合には問題となる。例えば、管の内部に通されるも
のが電力ケーブルの場合、通電時に電力ケーブルから発
生する熱が管内部に蓄積され、管内部の温度が場合によ
っては90゜Cぐらいまで上昇し、このため電力ケーブル
の電気抵抗が高くなって電力ロスが大きくなるといった
不都合が生じる。ところが、前記したように突条4内を
中空7とし、この中空7内に冷媒を通して管全体を冷却
してやれば、上記したような放熱についての問題は解消
されるのである。
し、このプロファイル3は、嵌合部1の外壁面12に設
けられた突条4の内部がプロファイル3の全長にわたっ
て中空7となされたものである。このようになるプロフ
ァイル3により製管された螺旋管を第8図に示す。この
螺旋管の突条4の中空7内には、例えば水やフレオン等
の冷媒が通される。このような螺旋管は、特に熱が問題
となる例えば電力ケーブル等の保護管として用いる場合
に好適である。すなわち、螺旋管は、その構造上、管断
面に中空部(嵌合部1における空間)を有するが、この
中空部が保温層として作用し、ケーブルへの通電などに
より発生する管内部の熱を管外部に放熱しないといった
性質をもっている。このような性質は、保温を必要とす
るものの保護管として用いられる場合には好ましいが、
これとは逆に冷却を必要とするものの保護管として用い
る場合には問題となる。例えば、管の内部に通されるも
のが電力ケーブルの場合、通電時に電力ケーブルから発
生する熱が管内部に蓄積され、管内部の温度が場合によ
っては90゜Cぐらいまで上昇し、このため電力ケーブル
の電気抵抗が高くなって電力ロスが大きくなるといった
不都合が生じる。ところが、前記したように突条4内を
中空7とし、この中空7内に冷媒を通して管全体を冷却
してやれば、上記したような放熱についての問題は解消
されるのである。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案の螺旋管は、管の内周側に
位置する嵌合部の外壁面に、少なくとも1本の突条もし
くは多数個の突起がプロファイルの長手方向に沿って設
けられたものであるから、管の中に通される各種ケーブ
ルや管材との接触面積が小さく、したがって各種ケーブ
ル等の引き込みや引き抜きを行う際に該ケーブル等との
間に大きな抵抗が生じるようなことがなく、施工が容易
に行えるとともに、ケーブル等の表面が損傷するおそれ
がない。
位置する嵌合部の外壁面に、少なくとも1本の突条もし
くは多数個の突起がプロファイルの長手方向に沿って設
けられたものであるから、管の中に通される各種ケーブ
ルや管材との接触面積が小さく、したがって各種ケーブ
ル等の引き込みや引き抜きを行う際に該ケーブル等との
間に大きな抵抗が生じるようなことがなく、施工が容易
に行えるとともに、ケーブル等の表面が損傷するおそれ
がない。
第1図は本考案に係る螺旋管の一実施例を示す断面図、
第2図は第1図に示す螺旋管を構成する合成樹脂製プロ
ファイルを示す部分斜視図、第3図乃至第5図はそれぞ
れ合成樹脂製プロファイルの他の実施例を示す部分斜視
図、第6図は本考案に係る螺旋管の他の実施例を示す断
面図、第7図は合成樹脂製プロファイルのさらに他の実
施例を示す部分断面図、第8図は第7図に示す合成樹脂
製プロファイルにより製管された螺旋管を示す断面図、
第9図は従来の螺旋管を示す断面図である。 1…嵌合部 11…抜止部 12…外壁面 2…係止部 3…合成樹脂製プロファイル 4…突条 5…突起
第2図は第1図に示す螺旋管を構成する合成樹脂製プロ
ファイルを示す部分斜視図、第3図乃至第5図はそれぞ
れ合成樹脂製プロファイルの他の実施例を示す部分斜視
図、第6図は本考案に係る螺旋管の他の実施例を示す断
面図、第7図は合成樹脂製プロファイルのさらに他の実
施例を示す部分断面図、第8図は第7図に示す合成樹脂
製プロファイルにより製管された螺旋管を示す断面図、
第9図は従来の螺旋管を示す断面図である。 1…嵌合部 11…抜止部 12…外壁面 2…係止部 3…合成樹脂製プロファイル 4…突条 5…突起
Claims (1)
- 【請求項1】一側縁に、二股状で且つ開口端内縁に抜止
部が対設された嵌合部を有し、他側縁に、該嵌合部内に
摺動可能に嵌入係止される係止部を有する帯状の合成樹
脂製プロファイルを、螺旋状に巻回するとともに、巻回
状態において互いに隣合う前記嵌合部と係止部とを嵌合
させて筒状に形成してなる伸縮性および可撓性を有する
螺旋管であって、 該管の内周側に位置する前記嵌合部の外壁面に、少なく
とも1本の突条もしくは多数個の突起が前記プロファイ
ルの長手方向に沿って設けられたことを特徴とする螺旋
管。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4229888U JPH06710Y2 (ja) | 1988-03-29 | 1988-03-29 | 螺施管 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4229888U JPH06710Y2 (ja) | 1988-03-29 | 1988-03-29 | 螺施管 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01144586U JPH01144586U (ja) | 1989-10-04 |
JPH06710Y2 true JPH06710Y2 (ja) | 1994-01-05 |
Family
ID=31268709
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4229888U Expired - Lifetime JPH06710Y2 (ja) | 1988-03-29 | 1988-03-29 | 螺施管 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06710Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6206050B1 (en) * | 1999-03-31 | 2001-03-27 | Certainteed Corporation | Hose used to install loose fill insulation |
-
1988
- 1988-03-29 JP JP4229888U patent/JPH06710Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01144586U (ja) | 1989-10-04 |
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