JP2005323432A - 配線・配管材の保護カバー - Google Patents

配線・配管材の保護カバー Download PDF

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Abstract

【課題】 保護カバーを、壁面に穿設された引出孔の位置などの状況に適宜対応して、建物の直交する二つの壁面で構成される隅部に設置する。
【解決手段】 室内の直交する天井壁面31と側壁面32とで構成される隅部33に取付け、ケーブルCを保護する保護カバー1であって、前記側壁面32に取着される基台2と、前記基台2に取着されるカバー体11とを備え、前記カバー体11に互いに直交した大開口面12及び小開口面13を形成するとともに、第一側壁15及び第一側壁16を閉塞状態から開放状態に形成可能とし、前記大開口面12の長さL1と小開口面13の長さL2とを相違させた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、建物の直交する二つの壁面の隅部に取付けられ、壁面に穿設された引出孔から引出されたりした配線・配管材を保護する配線・配管材の保護カバーに関するものである。
従来のこの種の配線・配管材の保護カバーとして、例えば、意匠登録第1035477号公報に掲載のものが開示されており、これを図17乃至図19に示す。
図17において、建物の直交する二つの壁面である天井壁面31と側壁面32との隅部33には該天井壁面31にケーブルCを室内側に引出すための引出孔34が穿設されている。一方、側壁面32には前記引出孔34から引出されて該側壁面32に沿って垂下するケーブルCを覆って保護する直状保護カバー36が取付けられている。前記天井壁面31の引出孔34と直状保護カバー36の上端部との空きスペースには基台52とカバー体53とからなる保護カバー51が着脱自在に取着されるものとなっている。
前記保護カバー51は前記天井壁面31と対向する開口面及び側壁面32と対向する開口面が形成されており、先に該側壁面32に基台52を取着した後、カバー体53を正面側から押込むことによって前記基台52に該カバー体53を取着できるようになっている。また、前記カバー体53の底面にはケーブルCを挿通させるためのノックアウト54が形成されている。
このように構成された保護カバー51を前記天井壁面31と側壁面32との隅部33に取付けるには、まず、該天井壁面31の引出孔34と対応する位置において該側壁面32に前記基台52を取付ける。次に、前記基台52の下端に直状保護カバー36の上端を当接し、該直状保護カバー36を設置する。これと併せて、前記カバー体53のノックアウト54を打抜いておく。そして、図16に示すように、前記基台52の正面側から該カバー体53を取付け、その下端部を前記直状保護カバー36と接続するとともに、上端部において前記引出孔34を覆う。
これにより、前記保護カバー51で引出部34を覆ってその部分の見栄えを保つとともに該引出孔34から引出されたケーブルCを保護することができる。
意匠登録第1035477号公報
ところで、前記天井壁面31に穿設される引出孔34は、室内外観上、できる限り該天井壁面31と側壁面32とが直交する隅部33に近接させて目立たないように設けることが望ましい。
しかし、施工現場の状況によっては、前記隅部33に天井裏の下地材が配設されていてその部分から室内中央側にずらさないと引出孔34を穿設できないことがあり、また、作業的に足場が悪くて隅部33に近接して設けることができないことがある。このような場合には、引出孔34は隅部33から室内中央側に離れた位置に設けざるを得ない。
ところで、このような場合には、従来の意匠登録第1035477号公報に掲載の配線・配管材の保護カバー51などでは、前記引出孔34の全体を覆うことができず、図19に示すように、該引出孔34の一部或いは全部が前記カバー体53からはみ出してしまう。このため、室内の見栄えが損なわれ、また、室内外の空気が流出入して室内に塵埃等が侵入したり、室内の空調が不十分となるなどの不具合が発生した。その結果、引出孔34の穿設位置を別の箇所に変更せざるを得ず、引出孔34の設置位置を自在に設定することができなかった。
そこで、本発明は、建物の直交する二つの壁面で構成される隅部に設置されるものであって、壁面に穿設された引出孔の位置などの状況に適宜対応して設置することができる配線・配管材の保護カバーの提供を課題とするものである。
請求項1に係る配線・配管材の保護カバーは、建物の直交する二つの壁面で構成された隅部に設置され、該隅部において配線・配管材を保護するものであって、前記隅部を構成する壁面に固定される基台と、該基台に取着されるカバー体とからなり、前記カバー体は、前記基台に取着された状態で、前記二つの壁面に沿ってそれぞれ配置される互いに直交した二つの開口面を有するとともに、前記二つの開口面と対向する反対側の二つの第一側壁が、該第一側壁から前記配線・配管材を引き出し可能とすべく、閉塞状態から開放状態に形成可能とされ、前記カバー体の二つの開口面は、前記直交する方向の長さが相違して形成され、前記カバー体を前記壁面に固定された基台に取着する際、該カバー体の二つの開口面が配置される前記二つの壁面を変更できるように、該基台に対する二方向の取着向きを選択可能に形成されている。
前記基台はいずれか一方の壁面に取着され、または、二つの壁面に跨って取着される。前記基台は例えば樹脂材等で略平板状等に形成され、ねじ孔を設けておくことにより、ねじで壁面に取着することができる。また、少なくとも片面を平面に形成しておくことにより、両面接着テープ等によって壁面に取着することもできる。
一方、カバー体は前記基台に取付けることによって前記二つの壁面で構成された隅部に取着可能であり、直交する二つの開口面は直交方向の長さ即ち壁面の隅部に取着された状態において二つの壁面が直交する部分の直交軸から直交方向に該壁面に沿って配置される長さが相違して形成されている。更に、前記カバー体の開口面は壁面に設けられた引出孔を覆被可能な大きさに形成されている。
前記カバー体を直交する壁面で形成された隅部に取付けるには、前記カバー体をいずれの向きで取着するかを引出孔の穿設位置等との関係から決定し、前記カバー体の取着向きに応じて基台を壁面に取着する。併せて、前記カバー体における、前記壁面に沿って配設された直状保護カバーに対向する側の第一側壁を、配線・配管材を引出すために開放状態とする。次に、カバー体を前記基台に取付ける。
請求項2に係る配線・配管材の保護カバーは、請求項1に記載の基台が、カバー体の壁面の隅部への取着向きに対応して、全長即ち壁面の隅部に取着された状態において二つの壁面が直交する方向の長さが変位可能に形成されている。
請求項3に係る配線・配管材の保護カバーは、請求項2に記載の基台の全長が、折取りまたは折曲によって変位するものである。
請求項4に係る配線・配管材の保護カバーは、基台の端部が、一方の壁面に当接した状態で他方の壁面に取着されるものである。
請求項5に係る配線・配管材の保護カバーは、二つの第一側壁における配線・配管材の保護材との接続部に配線・配管材が挿通される挿通口が形成され、該挿通口にこれを閉塞する閉塞体が着脱自在に取付けられたことにより、閉塞状態から開放状態に形成可能とされている。ここで、前記配線・配管材の保護材は、内部に配線・配管材を収容してこれを保護する直状保護カバー、ダクト、モール等が該当する。
請求項6に係る配線・配管材の保護カバーは、二つの第一側壁にノックアウトが形成されている。
請求項7に係る配線・配管材の保護カバーは、カバー体に、壁面の隅部に取着された状態で二つの壁面の直交軸と直交し、相対向する一対の第二側壁が形成され、該第二側壁に、該壁面の隅部に沿って配設された障害物との干渉を防止するための除去部が形成されている。
前記除去部は、薄肉に形成することにより、ニッパ等の工具を用いて該障害物の外形状に合わせて切断、除去することができる。なお、前記第二側壁の除去部はノックアウトで形成することもできる。
請求項8に係る配線・配管材の保護カバーは、カバー体の除去部が、第二側壁における二つの開口面が直交する角部に設けられている。
請求項9に係る配線・配管材の保護カバーは、カバー体の除去部が、工具により切断可能な薄肉部で形成されている。
請求項10に係る配線・配管材の保護カバーは、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のカバー体が、基台の前方から取付け可能に形成されている。
請求項11に係る配線・配管材の保護カバーは、請求項10に記載の基台及びカバー体に、それぞれ互いに係合する係合部が設けられ、前記カバー体は、その係合部が基台の係合部と係合することによって前記基台に取付けられるものである。
請求項12に係る配線・配管材の保護カバーは、請求項11に記載のカバー体の係合部が、第二側壁に設けられている。
請求項13に係る配線・配管材の保護カバーは、請求項12に記載のカバー体の係合部が、第二側壁において除去部を除くより開口面に近い部分に設けられている。
請求項14に係る配線・配管材の保護カバーは、請求項13の記載のカバー体の係合部が、各第二側壁において二つの壁面とそれぞれ対向する二箇所に設けられている。
請求項15に係る配線・配管材の保護カバーは、請求項11乃至請求項14のいずれか1項に記載のカバー体の係合部が、基台の係合部に弾性的に係合するものである。
請求項1の配線・配管材の保護カバーは、カバー体を壁面の隅部に取着する際、壁面の引出孔の穿設位置等の各種状況に応じて、該カバー体の二つの開口面が配置される前記二つの壁面を適宜選択することができる。これにより、壁面に引出孔が設けられている場合に、前記引出孔が壁面の直交軸から離れた位置に設けられていても、該引出孔の全体を覆うことができ、配線・配管材を確実に保護するとともに、引出孔を介して屋内外の空気が屋内に流出入するのを防止して塵埃等の侵入を防ぐことができ、室温の変動を防止することもできる。そして、特に、前記引出孔が前記壁面の直交軸に近接した位置に設けられている場合は、保護カバーの室内側への張り出し量が小さいすっきりした外観で取着することができ、室内の見栄えを大きく向上することができる。
請求項2の配線・配管材の保護カバーは、請求項1に記載の基台の全長が、カバー体の取着向きに対応して変位可能に形成されているから、基台の全長を調整し、その端部を一方の壁面に当接するだけで、前記基台を所定位置に簡単に取付けることができる。
請求項3に係る配線・配管材の保護カバーは、請求項2に記載の基台の全長が、折取りまたは折曲によって変位するから、基台の全長を簡単に調整することができる。
請求項4に係る配線・配管材の保護カバーは、基台の端部が、一方の壁面に当接した状態で他方の壁面に取着される。したがって、請求項2と同様に、基台の端部を一方の壁面に当接するだけで該基台を所定位置に簡単に取付けることができる。
請求項5に係る配線・配管材の保護カバーは、二つの開口面と対向する反対側の二つの第一側壁における配線・配管材の保護材との接続部に配線・配管材が挿通される挿通口が形成され、該挿通口にこれを閉塞する閉塞体が着脱自在に取付けられている。これにより、配線・配管材の保護材と対向する側の第一側壁を簡単に閉塞状態から開放状態とすることができ、必要に応じて開放状態の挿通口に閉塞体を取付けて、簡単にカバー体の取着向きを変更でき、また、カバー体を再使用することもできる。
請求項6に係る配線・配管材の保護カバーは、二つの開口面と対向する反対側の二つの第一側壁にノックアウトが形成されたことにより、閉塞状態から開放状態に形成可能とされている。これにより、配線・配管材の保護材と対向する側の第一側壁を簡単に閉塞状態から開放状態とすることができる。
請求項7に係る配線・配管材の保護カバーは、カバー体の相対向する一対の第二側壁に、該壁面に沿って配設された障害物との干渉を防止する部分を除去可能な除去部が形成されている。これにより、二つの壁面の隅部に見切り材等の障害物が配設されている場合に、これとの干渉を簡易な構造で簡単に防止することができる。
請求項8に係る配線・配管材の保護カバーは、カバー体の除去部が、第二側壁における二つの開口面で形成された角部に設けられている。したがって、二つの壁面の隅部に配設された見切り材等の障害物の位置とが合致し、障害物への対応が容易である。
請求項9に係る配線・配管材の保護カバーは、カバー体の除去部が、工具により切断可能な薄肉部で形成されている。したがって、見切り材等の障害物に合致した形状に除去することが容易である。
請求項10に係る配線・配管材の保護カバーは、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のカバー体が、基台にその前方から取付けられる。したがって、壁面に沿って配線・配管材の保護材が配設されている状態において、カバー体を取付けることができる。
請求項11に係る配線・配管材の保護カバーは、請求項10に記載の基台及びカバー体に、それぞれ互いに係合する係合部が設けられ、前記カバー体は、その係合部が基台の係合部と係合することによって前記基台に取付けられる。したがって、カバー体を基台の前方から取付けることができる。
請求項12に係る配線・配管材の保護カバーは、請求項11に記載のカバー体の係合部が、第二側壁に設けられている。したがって、カバー体の係合部を基台の係合部に適した位置に設けることができる。
請求項13に係る配線・配管材の保護カバーは、請求項12に記載のカバー体の係合部が、第二側壁において除去部を除くより開口面に近い部分に設けられている。したがって、除去部を除去することにより、係合部も除去されてしまうのを防止できる。
請求項14に係る配線・配管材の保護カバーは、請求項13の記載のカバー体の係合部が、各第二側壁において二つの壁面と対向する二箇所に設けられている。したがって、基台に対する二方向の取着向きの選択が可能である。
請求項15に係る配線・配管材の保護カバーは、請求項11乃至請求項14のいずれか1項に記載のカバー体の係合部が、基台の係合部に弾性的に係合する。したがって、カバー体の係合部と基台の係合部との係合が容易である。
本発明の配線・配管材の保護カバーは、建物の直交する二つの壁面で構成された隅部に取付けられる。前記保護カバーは、一般には、一方の壁面に配線・配管材を引出すための引出孔が設けられ、他方の壁面に前記引出孔から引出された配線・配管材を保護する直状保護カバー等の保護材が該他方の壁面に沿って取付けられており、この引出孔と直状保護カバーとの間に取付けられて配線・配管材を保護する。前記保護カバーは、その他には、二つの保護材が壁面に沿って直交する状態で配設されているとき、これらの直交する二つの保護材が直交する角部に取付けられて配線・配管材を保護する実施形態などがある。以下、これらの実施形態について順に説明する。
まず、本発明の一般的な実施形態を図1乃至図8に基づいて説明する。
ここで、本実施形態及び他の実施形態においては、建物の直交する二つの壁面として、水平面をなす天井壁面31と垂直面をなす側壁面32とを例として挙げた。但し、本発明を実施する場合には、これに限られるものではない。なお、壁面の直交軸とは、直交する二つの壁面が交差する部分に形成される直線を意味するものであり、図で示せば、天井壁面31と側壁面32とが交差する部分に直線として形成される直交軸35である。
図1及び図2において、屋内の直交する二つの壁面である天井壁面31と側壁面32とで構成される隅部33には、前記天井壁面31に穿設された引出孔34から引出された配線・配管材としてのケーブルCを覆う保護カバー1が取付けられるものとなっている。前記引出孔34は前記天井壁面31と側壁面32とが交差する直交軸35に最も近い周縁が前記直交軸35から距離S1だけ離間して公知のホルソー等の穿孔具を使用して穿設されている。また、前記側壁面32には前記引出孔34から引出されて該側壁面32に沿って垂下するケーブルCを覆う直状保護カバー36が天井壁面31から所定距離離間して該側壁面32に沿って配設されている。なお、前記直状保護カバー36は請求項の配線・配管材の保護材に相当し、該保護材の一例として挙げたものである。
前記保護カバー1は側壁面32の上端部に取付けられる基台2とケーブルCを覆って保護するカバー体11とで構成されており、詳細を図3乃至図6に示す。
まず、基台2は、図3及び図4に示すように、全体が略平板状に形成され、その全長H1は前記直交軸35と前記直状保護カバー36の上端との間隔と同一に形成されている。ここで、前記基台2の全長とは前記側壁面32に取付けられた状態における上下方向の長さを意味し、後述する該基台2の幅とはそれと直交する方向の長さを意味する。
前記基台2は、室内に面する表面3側に前記側壁面32に図示しない螺子で取着するための取着孔4及び長孔5が穿設されている。更に、前記基台2の下部の左右両端部には左右一対の基台係合部6が設けられている。前記基台係合部6は前方に突出する略柱状の係合凸部6aと、係合後、後述するカバー体11の開口側の係合突条が収容される係合凹部6bとで形成され、該係合凸部6aの前部の外側角部には前記カバー体の係合突条間への挿入を容易とするための面取り加工が長さ方向に施され、略45度に傾斜する面取り部6cが形成されている。そして、上端から所定距離下方に離間した位置には幅方向に細長の溝孔7が形成されており、この部分で基台2を指で90度前方に折曲し、或いは、幅方向に折取れるようになっている。また、基台2の表面3の両端部には後述する図9、図10に示す見切り材37等との干渉を防止すべくカッタ等で幅方向に切断して全長H1を調整するための目印となる等間隔或いは適宜間隔の目盛8が付されている。
前記基台2の裏面9側即ち前記側壁面32と面する側は、図4に示すように、平坦面に形成され、全体が該側壁面32に密接するものとなっており、前述のように螺子を使用して該側壁面32に取着できるとともに、周知の両面接着テープを貼着することによっても取付けることができるようになっている。前記表面3の略中央部にはケーブルCを図示しないバインド線、紐等で結束して一定位置に保持しておくための略コ字板状に形成された結束部10が一体に設けられている。なお、前記基台2の裏面9は螺子のみで取付けるものとすれば、必ずしも平坦面に形成しなくてもよい。また、逆に、両面接着テープのみを使用して取付けるものとすれば、必ずしも取着孔4及び長孔5は設けなくてもよい。
次に、前記カバー体11は、図3乃至図6に示すように、直方体の一部に傾斜面14を形成して全体が略五角柱状をなす形状に形成されている。このうち互いに直交する2面は全体が開口する開口面に形成されており、開口面積の大きい大開口面12と小さい小開口面13とで構成されている。前記大開口面12と小開口面13とは幅Wが同一で直交方向の長さが相違しており、図5に示すように、該大開口面12の長さL1>該小開口面13の長さL2の関係となっている。前記大開口面12と小開口面13とは直交しているので、前記大開口面12を側壁面32に沿って、前記小開口面13を天井壁面31に沿って同時に配置することができ、また、前記大開口面12を天井壁面31に沿って、前記小開口面13を側壁面32に沿って同時に配置することもできる。なお、前記小開口面13の長さL2は少なくとも直交軸35から引出孔34の前記直交軸35に最も近い周縁までの距離S1と引出孔34の直径を加えた長さより大きく形成されており、また、カバー体11の幅Wは少なくとも引出孔34の直径より大きく形成されている。したがって、前記カバー体11の大開口面12を側壁面32に対向して取付け、前記カバー体11の小開口面13を天井壁面31に対向して取付けたとき、図2に示すように、前記引出孔34はカバー体11からはみ出ることなく、全体がこのカバー体11によって覆われることとなる。
また、前記大開口面12と対向する反対側には第一側壁15が、前記小開口面13と対向する反対側には第一側壁16が形成されている。前記第一側壁15及び第一側壁16にはそれぞれ、図5及び図1に示すように、直状保護カバー36の端部と接続可能であってケーブルCを引出し可能な接続口17及び接続口18が設けられている。そして、前記接続面15の接続口17及び接続面16の接続口18には閉塞体19が着脱自在に取付けられていて、ケーブルCを引出して前記直状保護カバー36の端部に挿通しないときには前記閉塞体19を取付けて閉塞状態とし、該ケーブルCを保護するものとなっている。前記接続口17の内周壁17a及び接続口18の内周壁18aにはそれぞれその全長に至って凹状溝17b及び凹状溝18bが形成されている。一方、前記閉塞体19の外周壁19aには前記凹状溝17b及び凹状溝18bに対応する形状に形成された突条19bがその全長に至って形成されており、前記凹状溝17b及び凹状溝18bに前記突条19bを嵌合することにより、前記閉塞体19を前記接続口17及び接続口18に着脱自在に取付けるようになっている。
更に、図5に示すように、前記閉塞体19の内部は小接続口19cが設けられており、この小接続口19cには小閉塞体20が着脱自在に取付けられている。前記小接続口19の内周壁19dにはその全長に至って凹状溝19eが形成されている。一方、前記小閉塞体20の外周壁20aには閉塞体19の凹状溝19eに対応する形状に形成された突条20bがその全長に至って形成されており、前記凹状溝19eに前記突条20bを嵌合することにより、前記小閉塞体20を閉塞体19の小接続口19cに着脱自在に取付けるようになっている。
更に、該小閉塞体20の内部に打抜きによって開口するノックアウト21が設けられている。前記閉塞体19はこのように内部に小閉塞体20、更には、その小閉塞体20の内部にノックアウト21が設けられているので、直状保護カバー36の開口断面形状、大きさに対応して、閉塞体19、小閉塞体20及びノックアウト21のいずれかを除去し、前記直状保護カバー36に接続することができる。但し、他の手段によって前記直状保護カバー36に接続できることはいうまでもない。
次に、前記カバー体11には、前記隅部33に取着された状態で、天井壁面31と側壁面32との直交軸35と直交し、相対向する一対の略五角形状の第二側壁22が形成されている。前記一対の第二側壁22の内壁面には、前記接続口17及び接続口18に近接した位置にそれぞれ前記基台2の基台係合部6と係合するカバー体係合部23及びカバー体係合部24が設けられている。前記カバー体係合部23は小開口面13と平行する開口側の係合突条23a及び内部側の係合突条23bで形成され、また、前記カバー体係合部24は大開口面12と平行する開口側の係合突条24a及び内部側の係合突条24bで形成されており、前記基台2の基台係合部6の係合凸部6aが前記カバー体11の第二側壁22における平行する2本の係合突条の間に嵌入することにより、前記基台2の正面側から該基台2に対して真直ぐにカバー体11を押込んで取付けることができるようになっている。なお、前記基台2の係合部の係合凸部6aの角部には略45度に傾斜した面取り部6cが形成されているので、この面取り部6cが嵌入の案内となり、楽にカバー体11を取付けることができる。
また、前記カバー体11の第二側壁22において、大開口面12と小開口面13とが直交する角部側には矩形状の薄肉部からなる除去部25が形成されている。この除去部25は天井壁面31と側壁面32とで構成された隅部33において直交軸35に沿って配設された後述する見切り材37や側壁面32に沿って配設された前記直状保護カバー36などとの干渉を防止するために逃がし空間を形成するものであり、ニッパ等の工具で任意形状に切断できるものとなっている。なお、前記第二側壁22の内壁面に形成されたカバー体係合部23及びカバー体係合部24は前記除去部25が形成されているためにそれぞれこの除去部25から離間したより小開口面13及び大開口面12に近い位置に設けられている。
ここで、前記基台2とカバー体11との寸法関係について説明する。前記基台2の幅とカバー体11の大開口面12及び小開口面13の幅Wとは同一寸法に形成されている。前記基台2の図1等に示す全長H1はカバー体11の図5に示す大開口面12の長さL1と同一に、また、前記基台2の図1等に示す溝孔7から下端までの長さH2はカバー体11の図5に示す小開口面13の長さL2と同一に形成されている。
次に、このように構成された本実施形態の保護カバーの取付けについて図1及び図2に基づいて説明する。なお、図1及び図2に示す態様においては、引出孔34は天井壁面31と側壁面32との直交軸35に最も近い周縁から該直交軸35までが距離S1だけ離間した、該直交軸35に近接した位置に設けられ、保護カバー1は上下方向に縦長の状態で取付けられる場合を示す。
まず、天井壁面31にホルソー等の穿孔具を使用して前記直交軸35に最も近い周縁が該直交軸35から距離S1だけ離間した位置に引出孔34を穿設する。次いで、前記引出孔34に対応した位置において基台2の上端部を天井壁面31に当接し、この状態で取着孔4及び長孔5に螺子を挿入して側壁面32に螺着し、前記基台2を取付ける。ここで、基台2の上端部が天井壁面31に当接するので、該基台2を水平面と垂直をなす方向即ち鉛直方向に固定することができる。なお、螺子の螺着に替えて、前記基台2の裏面8に予め両面接着テープを貼着しておき、前記側壁面32に貼着することもできる。なお、先に前記基台2を側壁面32に取付けた後、この基台2の位置に対応して天井壁面31に引出孔34を穿設してもよい。
次に、前記基台2の下端に直状保護カバー36の上端を当接し、該直状保護カバー36を側壁面32に沿って取付ける。前記直状保護カバー36は、図示しないが、ベース板とカバー部材とで構成されており、まず、両面接着テープ等を使用してベース板を側壁面32に取着した後、このベース板にカバー部材を嵌着することによって取付けられる。これにより、天井壁面31と直状保護カバー36の上端部との間に空きスペースが形成される。
このようにして、基台2及び直状保護カバー36を側壁面32に取着したら、或いは、取着する前に、カバー体11の第一側壁16から閉塞体19を取外して接続口18を形成する。そして、カバー体11を該基台2に前方から押込む。すると、前記基台2の基台係合部6の係合凸部6aがカバー体11のカバー体係合部24における開口側の係合突条24a内に弾性的に挿入された後、係合突条24bとの間に嵌合する。これにより、前記カバー体11は前記基台2に着脱自在に取付けられる。
ここで、基台2の図1に示す全長H1はカバー体11の図5に示す大開口面12の長さL1と同一に形成されているので、図2に示すように、前記天井壁面31と直状保護カバー36の上端部との間の空きスペースは隙間を生ずることなく前記カバー体で覆われることになる。また、前記接続口18は直状保護カバー36の断面形状、大きさに対応して形成されているので、前記カバー体11の接続口18と直状保護カバー36の上端との間は隙間を生ずることなく接続されることになる。なお、前記直状保護カバー36の断面が小さい場合には、それに対応して、カバー体11の第一側壁16から小閉塞体20のみを取外し、或いは、ノックアウト21を打抜いて該直状保護カバー36と接続する。
これによって、引出孔34は前記カバー体11の小開口面13によって完全に閉塞され、引出孔34の一部がカバー体の小開口面13からはみ出すことがない。そして、これにより、引出孔34を介して室内外の空気の流出入を防ぐことができるとともに、特に、次に述べるように、室内の見栄えを著しく向上できる。
ここで、この図1及び図2に示す実施形態においては、次に述べる、図7及び図8に示す実施形態のように、保護カバー1を水平方向に横長の状態で取付けても引出孔34を覆うことができ、横長で取付ければ、寸法的に余裕をもって前記引出孔34を覆うことができる。しかし、横長であると、保護カバー1が室内側大きく張り出すため、室内外観を低下させることになる。この点、本実施形態においては、保護カバー1を上下方向に縦長の状態としたことにより、特に、前記保護カバー1を格別違和感なくすっきりした形態で取付けることができ、横長の状態と比べて室内の見栄えを著しく向上できる。
次に、引出孔34が、図7に示すように、天井壁面31と側壁面32との直交軸35に最も近い周縁が該直交軸35から距離S2だけ離間した、該直交軸35から離れた位置に設けられた場合の保護カバー1の取付けについて、図7及び図8に基づいて説明する。なお、前記引出孔34が直交軸35から離れた位置に穿設されるのは、隅部33に天井裏の下地材が配設されており、その部分から室内中央側にずらさないと引出孔34を穿設できないことがあり、また、作業的に足場が悪くて隅部33に近接して設けることができないなどの事情による。このように引出孔34が直交軸35から離れた位置に設けられている場合には、これを覆うべく、保護カバー1は横長の状態で取付けることが必要となる。
前記保護カバー1を横長の状態で取付けるには、まず、図3に示す全長H1の基台2を溝孔7で折取って図7に示すように全長H2とする。なお、基台2を溝孔7の部分で正面側に向けて90度折曲して同じく全長H2とすることもできる。次に、このように基台2を全長H2に形成したら、該基台2の上端を天井壁面31と当接し、この状態で側壁面32に固定する。以下、前述の縦長状態と同様にして、カバー体11の第一側壁15から閉塞体19或いは小閉塞体20等を除去して接続口17を形成する。次いで、前記カバー体11を前記基台2の正面側から真直ぐに押込んで取付ける。これにより、図8に示すように、カバー体11は第一側壁15の接続口17と垂直方向の直状保護カバー36の上端との間に隙間を生ずることなく取付けられる。そして、引出孔34はカバー体11からはみ出すことなく完全に覆われる。
なお、図9、図10に示すように、天井壁面31と側壁面32との隅部33において見切り材37が直交軸35に沿って設けられている場合がある。この場合には、基台2を前記見切り材37の高さと対応する目盛8の部分においてカッタ等の工具を使用して幅方向に切断して全長を短縮するとともに、カバー体11の薄肉形成された除去部25において前記見切り材37と干渉する部分をニッパ等の工具を使用して切断し、図9、図10に示すように、前記基台2及びカバー体11を取付けることができる。
ところで、上記実施形態において、基台2は、図11に示すように、その上端部中央に正面側に90度突出する鋭角三角形状の指針で形成した位置合わせ部41を一体に設けておくこともできる。この位置合わせ部41を設けた基台2は該位置合わせ部41の先端を引出孔34において最も直交軸35に近い周縁に一致させることにより、該基台2を引出孔34に対して水平方向に位置ずれしない状態で側壁面32に取着することができ、該引出孔34が該カバー体11の幅方向にはみ出るのを確実に防止することができる。
また、上記各実施形態では、基台2とカバー体11とは該基台2の基台係合部6と該カバー体11のカバー体係合部23またはカバー体係合部24とを弾性的に係合させて一体化しているが、これに限られるものではなく、例えば、図12に示すように、該基台2の表面3の下部に前方に突出するピン体42を一体に設け、該カバー体11の対応する位置に該ピン体42が弾性的に圧入される挿入孔43を設けたものとすることもできる。この場合には、カバー体11の大開口面12或いは小開口面13が基台2の表面3と当接するまで押込むことにより、簡易な構造で基台2にカバー体11を取着することができる。
更に、図13に示すように、前記カバー体11の大開口面12及び小開口面13の周端面全長に至って細溝を形成し、この細溝に円形、角形等の断面形状一定のゴム、軟質樹脂等からなるシール部材44を嵌入して取付けておけば、該カバー体11と基台2及び天井壁面31との間の密閉性を高めることができる。なお、前記シール部材44は基台2の表面3の周縁部にも取付けてもよい。また、前記シール部材は接着剤等を使用して取付けることもできる。
次に、他の実施形態の保護カバーを図14乃至図16に基づいて説明する。この実施形態では、二つの保護材が壁面に沿って直交する状態で配設されており、配線・配管材の保護カバーが前記二つの保護材が直交する角部に取付けられる。この実施形態においては、壁面には引出孔34は設けられていない。
図14及び図15において、側壁面32には垂直方向の保護材としての直状保護カバー36と水平方向の保護材としての直状保護カバー38とが配設され、各直状保護カバーはいずれも断面一定のコ字状をなす板材で形成され、側壁面32に開口面を対向させた状態で配設されている。
このように配設された垂直方向の保護カバー36と水平方向の直状保護カバー38との角部の空きスペースに保護カバー1を取付けるには、まず、基台2を前記角部の所定位置に取着する。そして、これと平行して、保護カバー1の第一側壁16から閉塞体19或いは小閉塞体20等を取外して接続口18を形成する。また、前記水平方向の直状保護カバー38の断面形状、大きさに対応して、ニッパ等の工具を用いて一方の第二側壁22の除去部25を切断する。次に、前記基台2の下端部に垂直方向の直状保護カバー36の上端を当接するとともに該基台2の側端部に水平方向の直状保護カバー38の端部を当接する。次いで、基台2の正面側からカバー体11を押込んで該基台2に取着する。これにより、図15に示すように、二つの直状保護カバーの角部への保護カバー1の取付けが完了する。
次に、図16に示すように、水平方向の直状保護カバー38が天井壁面31に開口面を対向させた状態で配設されている場合には、保護カバー1を図14及び図15に示す上下方向に縦長の状態で取付けようとしても、前記水平方向の直状保護カバー38の断面寸法がカバー体11の矩形状に薄肉形成された除去部25の範囲を超え、工具で前記直状保護カバー38に対応した形状に切断するのが困難である。そこで、この場合には、カバー体11を、図16に示すように、水平方向に横長の状態で取付ければ、前記水平方向の直状保護カバー38の断面形状に対応して除去部25を切断することができ、両直状保護カバー間の角部に保護カバー1を取付けることができる。
即ち、この図14乃至図16に示す実施形態においては、直状保護カバーの配置状態に応じて保護カバー1の二方向の取着向きを選択することにより、直交する二つの直状保護カバー間の角部に前記保護カバー1を取付けることも可能である態様を示す。
ところで、前記カバー体11は、図示はしないが、複数のケーブルCを例えば強電用ケーブルと弱電用ケーブルとに区画するためのセパレータを、或いは、引出孔34から引出された複数のケーブルCを分岐して一定方向に導くためのガイド板を内部に一体にまたは着脱自在に設けておくこともできる。
本発明の実施形態における配線・配管材の保護カバーを天井壁面と側壁面との隅部に取付ける前の状態を示す斜視図である。 図1の保護カバーを天井壁面と側壁面との隅部に取付けた状態を示す斜視図である。 図1の保護カバーをカバー体側から見た分解斜視図である。 図1の保護カバーを基台側から見た分解斜視図である。 図3のカバー体の分解斜視図である。 図3のカバー体の平面図である。 図1の保護カバーを図1と別の向きで天井壁面と側壁面との隅部に取付ける前の状態を示す斜視図である。 図7の隅部に保護カバーを取付けた状態を示す斜視図である。 図1の隅部に見切り材が取付けられている場合において配線・配管材の保護カバーを取付けた状態を示す斜視図である。 図1の隅部に見切り材が取付けられている場合において図9と別の向きで配線・配管材の保護カバーを取付けた状態を示す斜視図である。 図1の基台の変形例を示す斜視図である。 図1の保護カバーの変形例を示す側面図である。 図1のカバー体の変形例を示す斜視図である。 本発明の他の実施形態における配線・配管材の保護カバーを天井壁面と側壁面との隅部に取付ける前の状態を示す斜視図である。 図14の保護カバーを天井壁面と側壁面との隅部に取付けた状態を示す斜視図である。 図14の保護カバーを図14と別の向きで天井壁面と側壁面との隅部に取付けた状態を示す斜視図である。 従来の配線・配管材の保護カバーを天井壁面と側壁面との隅部に取付ける前の状態を示す斜視図である。 図17の保護カバーを天井壁面と側壁面との隅部に取付けた状態を示す斜視図である。 図17と別の位置に引出孔が穿設された場合の図17の保護カバーを天井壁面と側壁面との隅部に取付けた状態を示す斜視図である。
符号の説明
1 保護カバー
2 基台
6 基台係合部
6a 係合凸部
6b 係合凹部
6c 面取り部
11 カバー体
12 大開口面
13 小開口面
15、16 第一側壁
17、18 接続口
19 閉塞体
20 小閉塞体
21 ノックアウト
22 第二側壁
23、24 カバー体係合部
23a、23b、24a、24b 係合突条
25 除去部
31 天井壁面
32 側壁面
33 隅部
34 引出孔
35 直交軸
36、38 直状保護カバー
42 ピン体
43 挿入孔
44 シール部材
C ケーブル

Claims (15)

  1. 建物の直交する二つの壁面で構成された隅部に設置され、該隅部において配線・配管材を保護する配線・配管材の保護カバーであって、
    前記隅部を構成する壁面に固定される基台と、該基台に取着されるカバー体とからなり、
    前記カバー体は、前記基台に取着された状態で、前記二つの壁面に沿ってそれぞれ配置される互いに直交した二つの開口面を有するとともに、前記二つの開口面と対向する反対側の二つの第一側壁が、該第一側壁から前記配線・配管材を引き出し可能とすべく、閉塞状態から開放状態に形成可能とされ、
    前記カバー体の二つの開口面は、前記直交する方向の長さが相違して形成され、
    前記カバー体を前記壁面に固定された基台に取着する際、該カバー体の二つの開口面が配置される前記二つの壁面を変更できるように、該基台に対する二方向の取着向きを選択可能に形成されたことを特徴とする配線・配管材の保護カバー。
  2. 前記基台は、その全長がカバー体の取着向きに対応して変位可能に形成されたことを特徴とする請求項1に記載の配線・配管材の保護カバー。
  3. 前記基台は、折取りまたは折曲によって全長が変位することを特徴とする請求項2に記載の配線・配管材の保護カバー。
  4. 前記基台は、その端部が一方の壁面に当接した状態で他方の壁面に取着されることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の配線・配管材の保護カバー。
  5. 前記カバー体は、二つの開口面と対向する反対側の二つの第一側壁における配線・配管材の保護材との接続部に配線・配管材が挿通される挿通口が形成され、該挿通口にこれを閉塞する閉塞体が着脱自在に取付けられたことにより、閉塞状態から開放状態に形成可能とされたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の配線・配管材の保護カバー。
  6. 前記カバー体は、二つの開口面と対向する反対側の二つの第一側壁にノックアウトが形成されたことにより、閉塞状態から開放状態に形成可能とされたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の配線・配管材の保護カバー。
  7. 前記カバー体は、壁面の隅部に取着された状態で二つの壁面の直交軸と直交し、相対向する一対の第二側壁が形成されており、該第二側壁に、壁面に沿って配設された障害物との干渉を防止するための除去部が形成されたことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の配線・配管材の保護カバー。
  8. 前記カバー体の除去部は、第二側壁における二つの開口面が直交する角部に設けられたことを特徴とする請求項7に記載の配線・配管材の保護カバー。
  9. 前記カバー体の除去部は、工具により切断可能な薄肉部で形成されたことを特徴とする請求項7または請求項8に記載の配線・配管材の保護カバー。
  10. 前記カバー体は、基台にその前方から取付け可能に形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか1項に記載の配線・配管材の保護カバー。
  11. 前記基台及びカバー体に、それぞれ互いに係合する係合部が設けられ、
    前記カバー体は、その係合部が基台の係合部と係合することによって前記基台に取付けられることを特徴とする請求項10に記載の配線・配管材の保護カバー。
  12. 前記カバー体の係合部は、第二側壁に設けられたことを特徴とする請求項11に記載の配線・配管材の保護カバー。
  13. 前記カバー体の係合部は、第二側壁において除去部を除くより開口面に近い部分に設けられたことを特徴とする請求項12に記載の配線・配管材の保護カバー。
  14. 前記カバー体の係合部は、各第二側壁において二つの壁面とそれぞれ対向する二箇所に設けられたことを特徴とする請求項13に記載の配線・配管材の保護カバー。
  15. 前記カバー体の係合部は、基台の係合部に弾性的に係合することを特徴とする請求項11乃至請求項14のいずれか1項に記載の配線・配管材の保護カバー。
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