JP2002250497A - エアコン冷媒管の分岐部保護カバー - Google Patents

エアコン冷媒管の分岐部保護カバー

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JP2002250497A JP2001048849A JP2001048849A JP2002250497A JP 2002250497 A JP2002250497 A JP 2002250497A JP 2001048849 A JP2001048849 A JP 2001048849A JP 2001048849 A JP2001048849 A JP 2001048849A JP 2002250497 A JP2002250497 A JP 2002250497A
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芳治 金森
Koji Nishiwaki
康治 西脇
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Abstract

(57)【要約】 【課題】壁貫通孔と自身の管挿通孔との正確な位置合わ
せを行わずに設置可能なエアコン冷媒管の分岐部保護カ
バーの提供である。 【解決手段】基台V0 と、蓋体L0 とから成り、建物の
外壁Wの同一直線上に設置される二本の直状保護カバー
1,C2 を接続して、該カバーC1,C2 内に収容保護さ
れるエアコン冷媒管Pの一部を壁内側に分岐配管させる
分岐部保護カバーであって、前記基台V0 に、前記外壁
Wに形成された壁貫通孔3から引き出されたエアコン冷
媒管Pが挿通可能な管挿通孔23を形成して、該管挿通
孔23を、前記エアコン冷媒管Pの配管方向Qに沿って
延びる長孔状にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の壁面に沿っ
て直線的に取付けられる二本の直状保護カバーを接続し
て、該カバー内に収容保護されるエアコン冷媒管の一部
を壁内側に分岐配管させるエアコン冷媒管の分岐部保護
カバーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記した分岐部保護カバーは、例えば、
建物の一階と二階との間にエアコン冷媒管(以下、単に
「冷媒管」と略す場合もある)を通し配管して、その途
中において、冷媒管の一部を壁内側に分岐配管させる場
合等に使用される。従来の分岐部保護カバーとしては、
実開平5−40695号公報に開示されているものが知
られている。
【0003】上記公報に開示の分岐部保護カバーは、基
台と蓋体とから成って、両端部に直状保護カバーの端部
を接続可能な接続部が設けられて、直状保護カバーどう
しの接続を可能にしていると共に、前記基台に管挿通孔
が設けられていて、該管挿通孔から冷媒管を内部に引込
み可能にしてあり、上下の各部屋に設置されたエアコン
の各冷媒管を、各部屋に形成された壁貫通孔から引き出
して、各冷媒管を、建物の外壁面の同一直線上に設置さ
れた直状保護カバー内に収容可能にしてある。
【0004】しかし、従来の分岐部保護カバーにおいて
は、基台に形成された前記管挿通孔は、壁に形成された
壁貫通孔とほぼ同じ大きさと形状になっている(多くの
場合は、ほぼ同一内径の円形孔)ため、分岐部保護カバ
ーを外壁面に設置する際に、自身の管挿通孔と壁貫通孔
との位置を合わせて設置しなくてはならず、その位置合
わせが非常に面倒であった。
【0005】上記位置合わせのために、まず、上階に形
成された壁貫通孔を覆う端末保護カバーの基台の固定
と、下階に形成された壁貫通孔を覆う上記分岐部保護カ
バーの基台の固定とを行った後に、上下の各階の壁面に
取付けられた端末及び分岐部の各保護カバーの基台間の
長さを測定して、この長さに合わせて直状保護カバーを
切断して準備しなくてはならず、この長さ合わせの作業
は、非常に面倒であった。また、各保護カバーの設置に
おいても、上下の各部屋を何回も移動しなくてはなら
ず、作業性が非常に悪かった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、壁貫
通孔と自身の管挿通孔との正確な位置合わせを行わずに
設置可能なエアコン冷媒管の分岐部保護カバーの提供で
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
の請求項1の発明は、基台と、蓋体とから成り、建物の
壁面の同一直線上に設置される二本の直状保護カバーを
接続して、該カバー内に収容保護されるエアコン冷媒管
の一部を壁内側に分岐配管させる分岐部保護カバーであ
って、前記基台には、前記壁面に形成された壁貫通孔か
ら引き出されたエアコン冷媒管が挿通可能な管挿通孔が
形成されて、該管挿通孔は、前記エアコン冷媒管の配管
方向に沿って延びる長孔状になっていることを特徴とし
ている。
【0008】請求項1の発明によれば、基台に形成され
た管挿通孔は、エアコン冷媒管の配管方向に沿って延び
る長孔状になっているため、外壁面に分岐部保護カバー
を設置する際に、該外壁面に形成された壁貫通孔に対す
る前記管挿通孔の位置は、エアコン冷媒管の配管方向に
沿って所定の許容範囲があるため、両孔の中心位置を正
確に位置合わせさせる必要はない。このため、上階と、
その下階との間に取付けられる直状保護カバーの長さに
関しても、所定の許容範囲があって、該直状保護カバー
の切断長が、設定長に対して多少の長短があっても、該
直状保護カバーと分岐部保護カバーとの接続が可能とな
る。よって、分岐部保護カバーよりも上階の直状保護カ
バーの基台を固定した後に、該分岐部保護カバーの基台
を固定することが可能となって、上階から下階に向けて
全ての配管作業を順次行うことができ、配管作業の能率
が高まる。
【0009】また、請求項2の発明は、請求項1の発明
を前提として、前記基台におけるエアコン冷媒管の配管
方向に沿った端部には、前記直状保護カバーに内嵌され
る位置決め突片が形成され、壁面に設置した状態で、該
壁面と前記位置決め突片との間には、前記直状保護カバ
ーの基台が挿入可能な空間部が形成されていることを特
徴としている。
【0010】請求項2の発明によれば、分岐部保護カバ
ーよりも上方の直状保護カバーの基台を外壁面に固定し
た後に、該分岐部保護カバーの基台に形成された位置決
め突片を、固定状態の前記直状保護カバーの基台に内嵌
することができる。よって、分岐部保護カバーの後設置
(後付け)作業を一層容易にできると共に、直状保護カ
バーは、前記位置決め突片によって、分岐部保護カバー
に対して、配管方向と直交する方向に沿った位置決めが
行われて、直状及び分岐部の両保護カバーの横方向のず
れを防止して、両保護カバーを確実に接続できる。
【0011】また、請求項3の発明は、請求項1又は2
の発明を前提として、前記位置決め突片は、基台におけ
るエアコン冷媒管の配管方向に沿った両端部に形成され
て、その少なくとも一方は、複数サイズの直状保護カバ
ーに対応可能とすべく前記配管方向に沿って先細り階段
状に形成されて、蓋体の接続部には、直状保護カバーの
サイズ差を吸収するソケットカバーが取付可能な取付部
が形成されていることを特徴としている。
【0012】請求項3の発明によれば、分岐部保護カバ
ーに対してサイズの異なる複数の直状保護カバーを、配
管方向と直交する方向の位置決めを行って接続可能とな
る。また、分岐部保護カバーと直状保護カバーとを接続
する際に、前記分岐部保護カバーに形成された先細り階
段状の位置決め突片により、前記配管方向と直交する方
向の位置決めを行って、サイズの異なる直状保護カバー
を接続すると、各直状保護カバーによって、その接続端
(下端)の位置が配管方向に沿って異なることがある。
しかし、分岐部保護カバーの基台に形成された管挿通孔
は、配管方向に沿って延びているため、サイズの異なる
各直状保護カバーの接続端(下端)の前記配管方向に沿
った位置ずれは、前記管挿通孔によって吸収されて、サ
イズの異なる直状保護カバーと分岐部保護カバーとが接
続された状態で、分岐部保護カバーの基台の管挿通孔に
対してエアコン冷媒管を挿通配管できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、実施例を挙げて、本発明を
更に詳細に説明する。図1は、本発明に係る分岐部保護
カバーC0 を用いてサイズの異なる二本の直状保護カバ
ーC1,C2 を接続した状態の斜視図であり、図2は、分
岐部保護カバーC0 を構成する基台V 0 と蓋体L0 とを
表面側から見た分解斜視図であり、図3は、同じく裏面
側から見た分解斜視図であり、図4は、基台V0 の横断
面図であり、図5は、同じく縦断面図である。
【0014】図1に示されるように、建物の一階と二階
との室内側には、それぞれエアコンの室内機1が取付け
られ、屋外には、エアコンの室外機2が建物の外壁面W
aに近接して設置されている。また、建物の外壁面Wa
には、冷媒管収容空間の異なる大小2本の各直状保護カ
バーC1,C2 が一直線状となって設置されて、下方の直
状保護カバーC1 の上端部と、上方の直状保護カバーC
2 の下端部とは、分岐部保護カバーC0 を介して接続さ
れ、各直状保護カバーC1,C2 内には、それぞれ所定本
数の冷媒管Pが配管収容される。建物の一階部分に設置
されたサイズの大きな直状保護カバーC1 には、二つの
室内機1にそれぞれ接続される冷媒管Pが収容され、建
物の二階部分に取付けられたサイズの小さな直状保護カ
バーC2には、二階の室内機1のみに接続される半数の
冷媒管Pが収容される。
【0015】また、図9に示されるように、各直状保護
カバーC1,C2 は、ビス(図示せず)を介して建物の外
壁面Waに密着状態で固定される基台V1,V2 と、該基
台V 1,V2 に対して嵌着状態で覆蓋される蓋体L1,L2
とから成って、両者で形成される空間部が冷媒管収容空
間A1,A2(図13参照)となっている。なお、図1にお
いて、C11は、二階の室内機1の部分から室外に引き出
された冷媒管Pを覆って保護する端末保護カバーを示
す。
【0016】次に、サイズの異なる二本の各直状保護カ
バーC1,C2 を接続して、その内部に収容されている冷
媒管Pを分岐配管可能にするための分岐部保護カバーC
0 について説明する。この分岐部保護カバーC0 は、図
2ないし図5に示されるように、建物の外壁Wに貫設さ
れた壁貫通孔3の周囲を取り囲むようにして、その外壁
面Waに固定される基台V0 と、該基台V0 とで冷媒管
収容空間A0(図13参照)を形成して、これに覆蓋され
る蓋体L0 とで構成される。
【0017】また、基台V0 は、底板部11の幅方向の
両端よりも僅かに内側の部分に、高さの低い側板部12
が冷媒管Pの配管方向Qに沿って設けられ、前記底板部
11の配管方向Qに沿った両端部には、当該部分に接続
される直状保護カバーC1,C 2 に内嵌される位置決め突
片13,14がそれぞれ形成されて、固定状態おいて上
端となる前記位置決め突片13は、サイズの異なる複数
種類の直状保護カバーに内嵌可能なように先細り階段状
となっている。即ち、固定状態おいて上端となる位置決
め突片13は、サイズの異なる3種類の直状保護カバー
1 〜C3 の幅方向の位置決めを行って接続可能になっ
ていて、最大サイズの直状保護カバーC 1 を接続する部
分のみの幅方向の両端には、前記側板部12と同一高さ
の突片側板部15が形成されている。また、固定状態に
おいて下端となる位置決め突片14は、その突出長の全
長に亘って、その幅方向の両端に突片側板部16が形成
されている。一対の側板部12の間隔は、一対の突片側
板部15及び一対の突片側板部16の間隔よりも僅かに
広く形成され、各側板部12の両端の別の突片側板部1
5,16と接続される部分には、これと直交する方向の
リブ17が設けられている。
【0018】また、前記各位置決め突片13,14は、
その基台V1,V2 が外壁面Waに密着した直状保護カバ
ーC1,C2 に内嵌可能にするために、図5に示されるよ
うに、基台V0 を外壁面Waに取付けた状態において、
前記各位置決め突片13,14と前記外壁面Waとの間
には、所定の空間部18,19が形成される。このた
め、底板部11の配管方向Qに沿った両端と前記各位置
決め突片13,14との間には、段差が形成されて、前
記底板部11の四隅の前記段差に臨む部分は、前記各位
置決め突片13,14と同一平面となるように部分的に
厚肉に形成されて、該厚肉部21に、前記配管方向Qと
直交する方向に長くなった長孔状のビス挿通孔22が形
成されている。
【0019】また、基台V0 を構成する前記底板部11
のうち、左右一対の側板部12と、上下二対の厚肉部2
1で囲まれる部分は、配管方向Qに沿って長くなった長
方形状に切り欠かれて、管挿通孔23となっている。ま
た、図4及び図5に示されるように、固定状態で縦長と
なった前記管挿通孔23の横長は、外壁Wに設けられた
前記壁貫通孔3の内径よりも僅かに大きくなっていて、
その縦長(配管方向Qに沿った長さ)は、前記壁貫通孔
3の内径よりも遙に長くなっている。
【0020】また、建物の外壁Wに設けられた貫通孔3
の外壁面Waの側には、冷媒管Pによる孔周縁部の欠損
防止のために鍔付リング4が嵌め込まれることが多い。
これに対応可能にするために、図4に示されるように、
前記基台V0 の裏面側には、前記管挿通孔23の幅方向
(配管方向Qと直交する方向)の両側に、該管挿通孔2
3と接続する空間部24がそれぞれ設けられて、外壁面
Waに基台V0 を固定した状態において、その底板部1
1と前記鍔付リング4の鍔部とが干渉しない構造にして
ある。即ち、基台V0 の底板部11の幅方向の両端部で
あって、各側板部12の外方に位置する部分は、配管方
向Qに沿って厚肉に形成されて、該厚肉部25の裏面側
に前記空間部24が同方向に形成されている。
【0021】また、裏面側に空間部24が設けられた前
記各厚肉部25の長手方向(取付状態で上下方向)の中
央部には、高さ方向に向けて係合突起体26が形成さ
れ、その内側に係合段差部27が設けられている。
【0022】次に、図2、図3及び図12を参照して、
前記基台V0 に覆蓋される蓋体L0について説明する。
この蓋体L0 は、断面U字状をしていて、その両側板部
31の開口側の部分には、基台V0 の前記厚肉部25に
嵌合可能なように嵌合凹部32が形成されている。ま
た、両側板部31の長手方向の中央部には、僅かに内側
に膨出した膨出部33が設けられて、該膨出部33の外
側には、蓋体L0 の外面に対して凹設された凹部34が
設けられて、該凹部34に、前記基台V0 の係合段差部
27に係合される係合爪35が形成されている。また、
蓋体L0 の長手方向の両端部の内側には、当該部分に後
述のソケットカバーSを嵌合させた場合に、該ソケット
カバーSの外側の嵌合突起5と嵌合する複数の嵌合凹部
36が設けられている。
【0023】そして、上記した分岐部保護カバーC0
使用して、サイズの異なる二本の直状保護カバーC1,C
2 を接続すると共に、該接続部において冷媒管Pを分岐
配線するには、以下のようにして行う。まず、外壁Wの
二階部分に設けられた壁貫通孔を覆うようにして、前記
端末保護カバーC11の基台を外壁面Waに固定した後
に、予め設計長に切断された直状保護カバーC2 の基台
2 を、前記端末保護カバーC11の基台に接続させて、
外壁面Waに固定する。その後に、二階の室内機1から
引き出された複数本の冷媒管Pを前記直状保護カバーC
2 の基台V2 に収容して、前記端末保護カバーC11の基
台に蓋体を覆蓋させる。図6には、この状態の直状保護
カバーC2 の下端部が示されており、直状保護カバーC
2 の下端は、外壁Wの一階部分に設けられた壁貫通孔3
の直上に臨んでいる。なお、図6ないし図9において
は、冷媒管Pの表示を略してある。
【0024】次に、横方向に沿っては、外壁Wの一階部
分の壁貫通孔3を覆うことができ、しかも縦方向に沿っ
ては、固定済の直状保護カバーC2 の基台V2 と接続可
能な位置を選択して、当該位置に、複数本のビス28を
使用して、分岐部保護カバーC0 の基台V0 を固定す
る。分岐部保護カバーC0 の基台V0 は、図3に示され
るように、その裏面側に設けた空間部24の存在によっ
て、壁貫通孔3の外側の周縁部に嵌め込まれた鍔付リン
グ4の鍔部と干渉することなく、外壁面Waに固定でき
る。また、図7、図11及び図13に示されるように、
前記基台V0 の上端側に形成された先細り階段状の位置
決め突片13の最先端の位置決め部は、直状保護カバー
2 の基台V2 に内嵌されると共に、該基台V2 を構成
する底板部41の下端部は、前記基台V0 の底板部11
と外壁面Waとの間に形成された空間部18に挿入され
て、直状保護カバーC2 の基台V2 は、分岐部保護カバ
ーC 0 の基台V0 に対して、その幅方向の位置決めが行
われる。
【0025】ここで、分岐部保護カバーC0 を構成する
基台V0 には、配管方向Qに沿って長くなった長方形状
の管挿通孔23が形成されているために、図11に示さ
れるように、外壁Wに設けられた壁貫通孔3の中心M1
と、その上方に設置される直状保護カバーC2 の基台V
2 の下端縁との間の距離B、換言すれば、直状保護カバ
ーC2 の切断長は、一定の許容範囲内であれば、分岐部
保護カバーC0 の部分において、冷媒管Pの分岐配管が
可能となる。図11で示される設置例では、壁貫通孔3
の中心M1 と、分岐部保護カバーC0 の基台V0 に設け
られた管挿通孔23の中心M2 とは、合致している。
【0026】次に、図7及び図8に示されるように、外
壁面Waに固定された分岐部保護カバーC0 の基台V0
に対して直状保護カバーC1 の基台V1 を、上記直状保
護カバーC2 と同様にして接続して、外壁面Waに固定
する。即ち、図11及び図13の各断面図に示されてい
るように、固定済の分岐部保護カバーC0 の基台V0
下方の位置決め突片14と外壁面Waとの間に形成され
た空間部19に、直状保護カバーC1 の基台V1 を構成
する底板部42を挿入して、前記位置決め突片14を前
記基台V1 に内嵌させると、分岐部保護カバーC0 の基
台V0 に対して直状保護カバーC1 の基台V1 が配管方
向Qと直交する方向に沿って位置決めされる。その後
に、図11ないし図13に示されるように、一階の室内
機1から引き出された冷媒管Pと、二階部分から垂れ下
がっている別の冷媒管Pとを、分岐部保護カバーC0
基台V0 の部分で合流配管させて、一階及び二階の各部
分の冷媒管Pを束ねて、直状保護カバーC1 の基台V1
に収容させる。
【0027】そして、図9に示されるように、二階部分
の直状保護カバーC2 の基台V2 に蓋体L2 を覆蓋した
後に、一階部分の直状保護カバーC1 の基台V1 に蓋体
1を覆蓋し、最後に、分岐部保護カバーC0 の基台V
0 に、その蓋体L0 とソケットカバーSとを覆蓋させる
と、前記ソケットカバーSにより、上下の各直状保護カ
バーC1,C2 のサイズ差が吸収されて、図10に示され
るように、冷媒管Pの分岐配管部が保護カバーC0 で覆
われる。
【0028】即ち、分岐部保護カバーC0 の蓋体L0
両側板部31を内側に弾性変形させた状態で、該蓋体L
0 を基台V0 に覆蓋させると、蓋体L0 の嵌合凹部32
に基台V0 の厚肉部25が嵌合されると共に、基台V0
の係合段差部27と蓋体L0の係合爪35とが係合し
て、両者V0,L0 が一体となる。また、ソケットカバー
Sの外周面に設けられた嵌合突起5と、前記蓋体L0
接続部の内周面に設けられた嵌合凹部36とが互いに嵌
合して、前記蓋体L0 とソケットカバーSとが一体とな
る。
【0029】これにより、二階から一階に向けてほぼ全
ての配管作業を順次行うことができて、配管作業の能率
が高められる。また、二階部分の壁貫通孔から冷媒管を
引き出して、該二階部分の外壁面Waに設置された直状
保護カバーC2 の基台V2 に前記冷媒管を収容した後
に、直ちに、該基台V2 に蓋体L2 を覆蓋させることも
可能であって、これにより、全配管作業を二階から一階
に向けて順次行うことが可能となる。
【0030】また、図14には、上記とは別の配管例が
示されている。この配管例では、二階部分の外壁面Wa
に設置される直状保護カバーC3 は、前記直状保護カバ
ーC 2 よりも大きくて、直状保護カバーC1 よりも小さ
なものであって、分岐部保護カバーC0 の基台V0 に設
けられた位置決め突片13の中間の位置決め部に位置決
めされる大きさになっている。このため、設置状態にお
いて、直状保護カバーC3 に対する位置決め突片13の
嵌入長は、前記直状保護カバーC2 のそれよりも長くな
る。
【0031】よって、直状保護カバーC3 の切断長が、
前記直状保護カバーC2 のそれと同一である場合には、
外壁Wに設けられた壁貫通孔3の中心M1 と、その上方
に設置される直状保護カバーC3 の基台V3 の下端縁と
の間の距離Bは同一となって、分岐部保護カバーC0
基台V0 は、壁貫通孔3に対して、前記位置決め突片1
3の嵌入長が長くなった分だけ、上方に設置されること
になる。このような場合でも、前記基台V0 に設けられ
た管挿通孔23は、配管方向Qに沿って長くなった長方
形状をしているために、壁貫通孔3は、管挿通孔23内
に収まって、分岐部保護カバーC0 の部分において冷媒
管Pを支障なく分岐配管できる。
【0032】また、分岐部保護カバーC0 の基台V0
上方に設置される直状保護カバーC 1 〜C 3 の切断長に
多少のばらつきがあっても、許容範囲内〔基台V0 の管
挿通孔23の長手方向の長さをEとして、壁貫通孔3の
内径をDとした場合には、(E−D)〕であれば、分岐
部保護カバーC0 の部分における分岐配管が可能とな
る。このため、配管作業が容易となる。
【0033】
【発明の効果】本発明に係る分岐部保護カバーは、その
基台に、壁面に形成された壁貫通孔から引き出された冷
媒管を挿通可能な管挿通孔が形成されて、該管挿通孔
は、前記冷媒管の配管方向に沿って延びる長孔状になっ
ているために、壁貫通孔と自身の管挿通孔との正確な位
置合わせを行わなくても設置可能であるので、上端側に
連結される直状保護カバーの長さに多少の長短があって
も、接続可能である。
【0034】このため、分岐部保護カバーよりも上階の
直状保護カバーの基台を固定した後に、該分岐部保護カ
バーの基台を固定することが可能となって、上階から下
階に分けて全ての配管作業を順次行うことができて、配
管作業の能率が高まる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る分岐部保護カバーC0 を用いてサ
イズの異なる二本の直状保護カバーC1,C2 を接続した
状態の斜視図である。
【図2】分岐部保護カバーC0 を構成する基台V0 と蓋
体L0 とを表面側から見た分解斜視図である。
【図3】同じく裏面側から見た分解斜視図である。
【図4】基台V0 の横断面図である。
【図5】同じく中央縦断面図である。
【図6】一階部分の壁貫通孔3より上方の直状保護カバ
ーC2 の基台V2 を外壁面Waに設置した状態の斜視図
である。
【図7】一階部分の壁貫通孔3よりも上方に設置された
直状保護カバーC2 の基台V2に対して分岐部保護カバ
ーC0 の基台V0 を接続して設置した状態の斜視図であ
る。
【図8】一階部分の壁貫通孔3の部分に設置された分岐
部保護カバーC0 の基台V0 の下方に、一階部分の直状
保護カバーC1 の基台V1 を接続して設置した状態の斜
視図である。
【図9】一階及び二階の各部分の直状保護カバーC1,C
2 の基台V1,V2 に蓋体L1,L 2 を覆蓋された状態の斜
視図である。
【図10】一階及び二階の各部分の直状保護カバーC1,
2 を分岐部接続カバーC0 及びソケットカバーSによ
って接続した状態の斜視図である。
【図11】同様の状態の平面断面図(図12のX−X線
断面図)である。
【図12】同様の状態の横断面図である。
【図13】同様の状態の中央縦断面図である。
【図14】別の配管例の中央縦断面図である。
【符号の説明】
0 :分岐部保護カバー C1 〜C3 :直状保護カバー L0 :分岐部保護カバーの蓋体 P:エアコン冷媒管 Q:配管方向 S:ソケットカバー V0 :分岐部保護カバーの基台 W:外壁 Wa:外壁面 3:壁貫通孔 13,14:位置決め突片 18,19:位置決め突片と外壁面との空間部 23:管挿通孔 36:ソケットカバーの嵌合凹部(取付部)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台と、蓋体とから成り、 建物の外壁面の同一直線上に設置される二本の直状保護
    カバーを接続して、該カバー内に収容保護されるエアコ
    ン冷媒管の一部を壁内側に分岐配管させる分岐部保護カ
    バーであって、 前記基台には、前記外壁面に形成された壁貫通孔から引
    き出されたエアコン冷媒管が挿通可能な管挿通孔が形成
    されて、該管挿通孔は、前記エアコン冷媒管の配管方向
    に沿って延びる長孔状になっていることを特徴とするエ
    アコン冷媒管の分岐部保護カバー。
  2. 【請求項2】 前記基台におけるエアコン冷媒管の配管
    方向に沿った端部には、前記直状保護カバーに内嵌され
    る位置決め突片が形成され、外壁面に取付けた状態で、
    該外壁面と前記位置決め突片との間には、前記直状保護
    カバーの基台が挿入可能な空間部が形成されていること
    を特徴とする請求項1に記載のエアコン冷媒管の分岐部
    保護カバー。
  3. 【請求項3】 前記位置決め突片は、基台におけるエア
    コン冷媒管の配管方向に沿った両端部に形成されて、そ
    の少なくとも一方は、複数サイズの直状保護カバーに対
    応可能とすべく前記配管方向に沿って先細り階段状に形
    成されて、蓋体の接続部には、直状保護カバーのサイズ
    差を吸収するソケットカバーが取付可能な取付部が形成
    されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のエ
    アコン冷媒管の分岐部保護カバー。
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