JP4616655B2 - 直状保護カバーの連結カバー - Google Patents

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Description

本発明は、ケーブル、エアコン用冷媒管、給水管、給湯管等の配線・配管材を収容して保護する直状保護カバーどうしの連結部を覆う直状保護カバーの連結カバーに関するもので、特に、前記直状保護カバーを前記連結部に接続して増設できる直状保護カバーの連結カバーに関するものである。
従来より、建物の内外壁には、図14に示すように、前記各種の配線・配管材を内部に収容する長尺の直状保護カバー41を壁面Wに沿って配設して、前記配線・配管材を保護することが行なわれている。前記直状保護カバー41は配線、配管の経路に応じて付属のT字状の連結カバー61に接続され、相互に連結或いは分岐されている。この種の付属の連結カバーに関する技術は、例えば、特開平10−311490号公報に開示されている。
特開平10−311490号公報
しかし、従来の連結カバーは、その接続、分岐の態様が配線、配管の経路に応じて多様であるため、当該態様に応じて、直状の連結カバー、図14に示すT字状のチーズカバー、四方出の十字カバーなど各種のものを用意し、使い分けなければならなかった。このため、施工作業が煩雑で、経済的にも好ましいものではなかった。
また、直状保護カバーを設置した後に、配線・配管経路の追加が必要となった場合は、その都度付属の連結カバーを取外し、別種の連結カバーに付け替えなければならなかった。そして、付属の連結カバーを付け替える際には、別種の連結カバーを付け替えることによって直状保護カバーとの接続位置が変化するため、前記連結カバーを交換するだけでなく、これに連結されている直状保護カバーについても壁面に固定するためのビスを取外し、取付位置をずらして位置調整する作業も必要となり、増設においては面倒な作業、多大な負担を強いられていた。
そこで、本発明は、1種類で各種の配線・配管経路に対応して直状保護カバーの連結部を保護できるとともに、設置後に、取り替えることなく簡単に直状保護カバーを増設できる直状保護カバーの連結カバーの提供を課題とするものである。
請求項1に係る直状保護カバーの連結カバーは、基台と蓋体とからなる二分割体の組付けにより、底面が平坦なT字状の筒形本体で形成され、直状保護カバーどうしを連結すべく、該直状保護カバーとの接続口が三方に突出するよう前記T字状の水平部の両端及び垂直部の先端に開口形成された、直状保護カバーの連結カバーであって、
前記筒形本体における前記T字状の垂直部と反対側の側部には、前記3つの接続口に接続される直線保護カバーとは別に増設する直状保護カバーをさらに接続可能とする接続可能部が設けられ、
前記接続可能部は、前記蓋体の側壁に、前記増設する直状保護カバーが挿入可能な挿入開口を形成すべく、該増設する直状保護カバーの外形状と対応する除去可能部が形成されているとともに、前記基台の底壁に、前記蓋体の除去可能部の除去によって該蓋体の側壁に形成された挿入開口からの前記増設する直状保護カバーの前記筒形本体内への進入を許容すべく、許容凹部が形成されたことを特徴とするものである。
ここで、前記筒形本体は、中空体で形成されており、その断面空間は四角形状、半円形状、蒲鉾状、三角形状をなすものなどが含まれる。
前記連結カバーは建物の内外壁に取付けられた直状保護カバーどうしの連結部を覆って保護するものであり、底面が平坦なT字状の筒形本体で形成された、いわゆるチーズカバーとなっており、前記T字状の水平部の両端及び垂直部の先端の計3方に第1〜第3の直状保護カバーが接続される接続口が形成されている。なお、前記接続口は通常、第1〜第3の直状保護カバーの先端の一部を内部に挿入できるようになっている。前記連結カバーは、設置時の作業性、設置後のメンテナンス或いは直状保護カバーの増設時の作業性のため、基台と蓋体とに二分割され、壁面に基台をビス等で固定した後、その上方から蓋体を着脱自在に取着できるようになっている。前記基台は連結カバーにおける平坦なT字状の底面を形成しており、これに対応して蓋体もT字状に形成されている。
前記筒形本体における前記T字状の垂直部の反対側の側部には増設する直状保護カバーをさらに接続可能とする接続可能部が設けられており、この接続可能部は、挿入開口の密閉性を確保し、また、見栄えを良くするため、第1〜第3の直状保護カバーの接続口と同様に、直状保護カバーの先端の一部を内部に挿入できるようになっている。なお、この接続可能部は、通常、筒形本体の側部において、T字状の垂直部の真反対に設けられ、四方出の十字カバーとして接続されるが、必ずしも前記T字状の垂直部の真反対でなくてもよく、直状保護カバーの配設状態に応じて真反対の位置からいずれか側に寄った位置に設けることを妨げるものではない。
前記蓋体の除去可能部は、通常は筒形本体の側部の接続開口を閉塞しており、配線・配管経路の態様に応じて設置時或いは設置後にこれを除去して直状保護カバーの挿入開口を新たに形成するものであり、例えば、筒形本体の側壁にノックを形成して打抜きとすることができる。或いは、前記蓋体の除去可能部は、別部材としての板材で形成し、その周縁端面に外方に突出する嵌合突起を形成するとともに、筒形本体の挿入開口の周縁端面に前記嵌合突起が嵌合する嵌合溝を形成して、両者が嵌合した状態で開口面に沿って移動させることにより、開口させることができる。
前記基台の許容凹部は、前記増設する直状保護カバーの先端の一部を進入せしめるべく、前記直状保護カバーの先端形状に対応させて、例えば、コ字状の切欠によって形成することができる。
前記連結カバーは設置時において或いは設置後において、前記除去可能部を除去することによって前記増設する直状保護カバーをさらに接続し、合計4個の直状保護カバーが接続されるものとなる。
請求項2に係る直状保護カバーの連結カバーは、基台と蓋体とからなる二分割体の組付けにより、底面が平坦な筒形本体で形成され、直状保護カバーどうしを連結すべく、該直状保護カバーとの接続口が両端に形成された、直状保護カバーを連結する直状の連結カバーであって、
前記筒形本体における両接続口間の一方または両方の側部には、前記2つの接続口に接続される直状保護カバーとは別に増設される直状保護カバーをさらに接続可能とする接続可能部が設けられ、
前記接続可能部は、前記蓋体の側壁に、前記増設する直状保護カバーが挿入可能な挿入開口を形成すべく、該増設する直状保護カバーの外形状と対応する除去可能部が形成されているとともに、前記基台の底壁に、前記蓋体の除去可能部の除去によって該蓋体の側壁に形成された挿入開口からの前記増設する直状保護カバーの前記筒形本体内への進入を許容すべく、許容凹部が形成されたことを特徴とするものである。
この連結カバーは、設置時に或いは設置後において、両端の接続口間の側部の一方または両方に設けられた除去可能部を除去して1個または2個の直状保護カバーをさらに接続し、合計3〜4個の直状保護カバーが接続されるものとなる。
ここで、前記増設される直状保護カバーとは、筒形本体の両端の接続口に接続されている既設の第1及び第2の直状保護カバーに対して連結カバーの側部において新たに増設される1個または2個の直状保護カバーを総称するものである。
なお、請求項1及び請求項2において、増設されるの直状保護カバーは一旦増設した後これを取外し、再度増設前の状態に戻すこともできる。この場合には、増設された直状保護カバーを取外した後、連結カバーの蓋体の挿入開口に除去可能部を取付けて再度閉塞すればよい。
請求項3に係る直状保護カバーの連結カバーは、請求項1または請求項2に記載の増設される直状保護カバーが、ベースとカバーとからなる二分割体の組付けにより形成され、基台の許容凹部が、前記直状保護カバーのベースを前記基台に接続する際の位置決めとなるものである。前記直状保護カバーは、例えば、ベースを断面を略コ字状に形成し、その底板部を壁面にビス等で固定してから、内部に配線・配管材を収容した後、上方からカバーを取付けるようにしてある。ここで、前記直状保護カバーは塩化ビニル等の合成樹脂で形成することにより、例えば、ベースの幅方向の両端部に嵌合凹溝を形成し、カバーの幅方向の両端部に長手方向に沿ってフランジを形成し、前記ベースの嵌合凹溝に上方から弾性的に前記カバーのフランジを嵌合させて着脱自在に取付けるものとすることができる。
前記基台の許容凹部は、例えば、コ字状に切欠し、挿入開口の幅を前記直状保護カバーのベースの幅と同一に形成してあり、前記直状保護カバーのベースが前記挿入開口の幅方向にずれるのを防止している。これにより、前記直状保護カバーのベースは前記基台の許容凹部によって蓋体の挿入開口に挿入される直状保護カバーのカバーに対応する、挿入開口の幅方向の所定位置に取付けることができる。
請求項4に係る直状保護カバーの連結カバーは、請求項3に記載の基台の許容凹部に、大きさの異なる前記増設する直状保護カバーのベースを基台に接続させる際の位置が表示されたものである。前記許容凹部への位置の表示手段としては、例えば、突条の目盛を直状保護カバーのベースの取付位置に対応して形成したものとすることができ、前記ベースの幅を許容凹部に設けられた表示の幅に合致させることにより、連結カバーの基台に対する直状保護カバーの幅方向における位置決めを行なうことができる。
請求項5に係る直状保護カバーの連結カバーは、請求項3に記載の基台の許容凹部が、大きさの異なる直状保護カバーに対応して段階的にその開口の幅が小さく形成され、ベースを基台に接続させる際の位置決めとなるものである。この種の直状保護カバーは内部に収容される配線・配管材に対応した大きさのものが使用されるので、この直状保護カバーのベースに対応して基台の許容凹部の開口の幅を段階的に小さく形成している。ここで、前記基台の許容凹部は予め段階的に小さく形成したものとしてもよいが、打抜きによって直状保護カバーに対応する大きさの開口の幅に形成するものとしてもよい。後者の場合には、ベースを取付けた後、打抜くまでの間に、壁面と許容凹部との間に隙間が形成されるのを防止して、前記隙間から埃等が侵入するのを防止する効果を高めることができる。
請求項6に係る直状保護カバーの連結カバーは、請求項3乃至請求項5のいずれか1項に記載の基台の許容凹部が、前記増設する直状保護カバーのベースを前記基台に接続する際の奥行方向への進入量を規制すべく形成されたものである。前記許容凹部は挿入開口の密閉性を確保し、また、見栄えを良くするため、内部への直状保護カバーの進入を許容するものであるが、前記直状保護カバーの内部への進入量が大き過ぎると、連結カバー内に配線、配管された配線・配管材と干渉し、また、連結カバー内に配線・配管材を配線、配管する際に支障となるので、前記許容凹部の奥行寸法はそれらの支障とならない範囲に設定される。
請求項7に係る直状保護カバーの連結カバーは、請求項3乃至請求項6のいずれか1項に記載の蓋体の挿入開口における内壁に、前記増設する直状保護カバーのカバーを前記蓋体に挿入する際の奥行方向への進入量を規制する進入規制突起が設けられたものである。前記進入規制突起の奥行寸法は、請求項6と同様に、連結カバー内の配線・配管材の支障とならない範囲に設定される。
請求項8に係る直状保護カバーの連結カバーは、基台の許容凹部における前記増設する直状保護カバーのベースの奥行方向への進入量が、請求項7に記載の蓋体の進入規制突起によって規制される前記増設する直状保護カバーのカバーの奥行方向への進入量と同一に形成されている。
請求項9に係る直状保護カバーの連結カバーは、請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載の蓋体に形成された除去可能部に、大きさの異なる前記増設する直状保護カバーの外形状と対応するノックが形成されている。
請求項1及び請求項2の発明は、筒形本体の側部に、増設する直状保護カバーをさらに接続可能な接続可能部が設けられているので、蓋体に形成された除去可能部を除去して挿入開口を形成することができ、これによって、1種類で各種の配線・配管経路に対応して、請求項1では、三方出のチーズカバーだけでなく、四方出の十字カバーとして連結部を保護することもできる。そして、請求項2では、二方出の筒形のカバーだけでなく、チーズカバー、十字カバーとして連結部を保護することもできる。
また、設置後に、連結カバーを取り替えることなく前記増設する直状保護カバーを簡単に増設することができる。これにより、従来は、直状保護カバーを増設する度に、別種の連結カバーを付け替えることによって直状保護カバーとの接続位置が変化するために、前記連結カバーを交換するだけでなく、これに連結されている直状保護カバーについても壁面に固定するためのビスを取外し、取付位置をずらして位置調整する作業も必要となって面倒な作業、多大な負担を強いられていたという不具合を解消することができる。
更に、直状保護カバーの先端部が進入した状態で取付けられるので、挿入開口の密閉性を確保し、また、接続部における見栄えを良くすることができる。そして、直状保護カバーの増設前においては、挿入開口は蓋体の除去可能部で閉塞されているので、挿入開口からの埃、雨水等の侵入を防止できるとともに、連結部の見栄えを保つことができる。
加えて、筒形本体は基台と蓋体とに二分割されているので、壁面に基台を設置した状態で、或いは、更に内部に配線・配管材を収容した状態で、前記基台の上方から蓋体を取付け或いは取外すことができる。その結果、設置時の取付け、設置後のメンテナンス或いは直状保護カバーの増設における作業性が向上する。
請求項3に係る直状保護カバーの連結カバーは、前記増設する直状保護カバーが、ベースとカバーとからなる二分割体の組付けにより形成されているので、カバーを取り外してベースを壁面に取着し、内部が上方開口に露出した状態で、その上方から内部に配線・配管材を収容することができ、配線、配管作業を楽に行なうことができる。
また、基台の許容凹部が、直状保護カバーのベースを前記基台に接続させる際の挿入開口の幅方向における位置決めとなるので、ベースを壁面に取着した後、前記基台に蓋体を取付ける際に、前記基台の許容凹部の位置と除去可能部を除去して前記蓋体に形成された挿入開口の位置とを合致させることができ、前記直状保護カバーを連結カバー内に進入させた状態で取付けることが可能となる。
請求項4に係る直状保護カバーの連結カバーは、許容凹部に、大きさの異なる前記増設する直状保護カバーのベースを基台に接続させる際の位置が表示されているから、前記ベースの幅を許容凹部に設けられた表示の幅に合致させることにより、連結カバーの基台に対する直状保護カバーのベースの位置決めを簡単に行なうことができる。
請求項5に係る直状保護カバーの連結カバーは、基台の許容凹部をその開口の幅を段階的に小さくしているから、大きさの異なる前記増設する直状保護カバーに対応してベースを基台に接続させる際の位置決めを行なうことができる。
請求項6に係る直状保護カバーの連結カバーは、基台の許容凹部が、前記増設する直状保護カバーのベースを前記基台に接続する際の奥行方向への進入量を規制すべく形成されているので、直状保護カバーを内部に一定量挿入させて挿入開口の密閉性を確保し、また、見栄えを良くすることができるとともに、一定量以上の進入を阻止して連結カバー内に配線、配管された配線・配管材との干渉を防止し、或いは、連結カバー内に配線・配管材を配線、配管する際に支障となるのを回避できる。
請求項7に係る直状保護カバーの連結カバーは、蓋体の挿入開口における内壁に、前記増設する直状保護カバーのカバーを前記蓋体に挿入する際の奥行方向への進入量を規制する進入規制突起が設けられているので、請求項6と同様の効果を奏する。
請求項8に係る直状保護カバーの連結カバーは、基台の許容凹部における前記増設する直状保護カバーのベースの奥行方向への進入量が、蓋体の進入規制突起によって規制される前記増設する直状保護カバーのカバーの奥行方向への進入量と同一に形成されているので、特に、直状保護カバーのベースの先端面と該直状保護カバーのカバーの先端面とが位置ずれることなく揃った状態で連結カバーに接続することができる。
請求項9に係る直状保護カバーの連結カバーは、蓋体に形成された除去可能部に、大きさの異なる前記増設する直状保護カバーの外形状と対応するノックが形成されているから、これを打抜くことにより、大きさの異なる前記増設する直状保護カバーに対応する挿入開口を簡単に形成することができる。
〈第一実施形態〉
以下、本発明の第一実施形態を図1乃至図11に基づいて説明する。ここで、図1は本発明の実施形態の直状保護カバーの連結カバーを示す斜視図、図2は図1の連結カバーの分解斜視図、図3は図2の除去可能部を示す斜視図、図4は図1の直状保護カバーの分解斜視図である。
図1乃至図4において、連結カバー1は、三方に突出する受口2に図示しない配線・配管材を収容する長尺の直状保護カバー41を組付けて該直状保護カバー41どうしを連結するT字状のチーズカバーであって、基台11と蓋体21とからなる二分割体を組付けることにより、底面が平坦で断面空間が略四角形状をなすT字状の筒形本体で形成されたものとなっている。そして、前記筒形本体はT字状の水平部の両端及び垂直部の先端に直状保護カバー41が接続される接続口3が形成されている。更に、前記連結カバー1は両端の接続口3の間において前記T字状の垂直部の真反対側の側部4には、本願発明の特徴とする、前記増設する直状保護カバー41を増設するための接続可能部5が設けられている。前記接続可能部5は、前記追加の直状保護カバー41の端部が挿入される挿入開口24を着脱自在に閉塞し、増設時に除去して前記挿入開口24を形成する除去可能部31が形成され、前記増設する直状保護カバー41における後述するベース42の先端部の前記連結カバー1内への進入を許容すべく前記基台11の底壁12に許容凹部13が形成されている。なお、前記連結カバー1において三方に突出する受口2間の直角方向の屈曲部は内部に収容される配線・配管材をなだらかに屈曲させるため、湾曲した曲がり部6となっている。
前記連結カバー1の一つを構成する基台11は、図2に示すように、底壁12が略T字状の平面で形成され、三方に突出する受口2の接続口3の部分には既設の直状保護カバー41の先端部の進入を許容する許容凹部14が形成されており、また、両端の接続口3の中間部分には、前述のように、増設する直状保護カバー41のベース42の先端部の進入を許容する許容凹部13が形成されている。直状保護カバー41の先端部の進入を許容するのは、接続部分に隙間が生ずるのを防止するとともに、見栄えを良くするためである。前記許容凹部13及び許容凹部14は略コ字状に切欠されており、その奥行寸法は、直状保護カバー41の内部への進入量が大き過ぎると、連結カバー1内に配線、配管された配線・配管材と干渉し、或いは、連結カバー内に配線・配管材を配線、配管する際に支障となることから、それらの支障とならない範囲に設定されている。更に、前記底壁12には、前記基台11を壁面Wにビス等の固定具で固定するための取付孔15が適宜間隔をおいて穿設されている。
また、前記基台11は、底壁12において前記直状保護カバー41の接続口3及び許容凹部13を除く周縁に、前記蓋体21を組付けるための側壁16が該周縁に沿って立設されている。更に、前記側壁16には、前記蓋体21の内壁と当接して該蓋体21の内壁が内部側にたわむのを抑える突片17が適宜間隔をおいて突設され、該蓋体21との組付け状態を安定に保持している。そして、前記突片17の間には内部側に突出する鈎状の係合爪18が設けられている。
次に、前記連結カバー1の他の一つを構成する蓋体21は、図2に示すように、前記基台11の形状に対応して全体が略T字状に形成されており、前記蓋体21の天壁22における前記直状保護カバー41の接続口3を除いた周縁には前記基台11に組付けられる側壁23が該周縁に沿って下方に突設されて、断面が略コ字状に形成されている。そして、左右一対の接続口3の中間部における側壁23には、略コ字状に切欠した挿入開口24が形成されている。この挿入開口24の周縁における左右及び上部の端面には嵌合溝25が形成されている。但し、前記挿入開口24は、必ずしも左右一対の接続口3の中間部における側壁23に形成しなくてもよく、前記中間部からいずれか一方に寄った位置に形成することを妨げるものではない。更に、前記側壁23には前記基台11の係合爪18と対応する位置に係合突片26が突設されており、更にその先端には、前記基台11の係合爪18に弾性的に係合する弾性爪27が設けられている。既設の直状保護カバー41が挿入される3箇所の接続口3及び増設の直状保護カバー41が挿入される挿入開口24の部分には、前記天壁22の下面において、前記接続口3、挿入開口24から所定距離内部側に離間した位置に、前記直状保護カバー41の先端部が前記所定距離分だけ内部に進入するのを許容し、それ以上の進入を規制する進入規制突起28が内部側に向けて突設されている。
ここで、前記接続口3、挿入開口24から内部側に離間した進入規制突起28までの距離は、前記基台11の許容凹部13及び許容凹部14と同様に、連結カバー1内に配線、配管された配線・配管材と干渉せず、また、連結カバー内に配線・配管材を配線、配管する際に支障とならない範囲に設定しておくことが必要である。なお、前記基台11の許容凹部13及び許容凹部14における直状保護カバー41のベース42の奥行方向への進入量は、蓋体21の進入規制突起28によって規制される直状保護カバー41の後述するカバー51の奥行方向への進入量と同一に形成しておくのが望ましく、この場合には、前記直状保護カバー41のベース42の先端の位置と該直状保護カバー41のカバー51の先端の位置とが揃った状態で連結カバー1に接続することができる。
更に、前記増設される直状保護カバー41が接続される挿入開口24は平板状に形成された蓋板からなる除去可能部31が着脱自在に取付けられており、該除去可能部31は増設しないときは、前記挿入開口24に取付けられてこの開口全体を閉塞している。この除去可能部31は蓋板の三方の周縁端面に、前記蓋体21の挿入開口24の周縁端面に形成された嵌合溝25に嵌入する嵌合突起32が突設されており、前記除去可能部31を図2の下方から前記挿入開口24の周縁端面に沿って摺動させて挿入すれば、前記嵌合溝25と嵌合するようになっている。前記除去可能部31の幅は前記基台11の許容凹部13の開口の幅とほぼ同一に形成されている。更に、前記除去可能部31の平面部分には大きさの異なる各種の直状保護カバー41と対応する細溝を形成することにより、打抜いて大小3個の開口を形成できる、大ノック33a、中ノック33b及び小ノック33cを備えたノック33が設けられている。なお、前記大小の各ノック33の他、除去可能部31の全体をノック構造としてもよい。
次に、前記直状保護カバー41は、図4に示すように、ベース42とカバー51とからなる二分割体の組付けにより形成され、塩化ビニル等の合成樹脂材、アルミニウム等の金属材などによって一体に形成されている。前記直状保護カバー41は内部に各種の配線・配管材を収容できるようになっており、前記配線・配管材の種類、大きさ、収容数に応じて各種サイズのものが用意されている。前記ベース42は全体が略コ字状をなす断面一定の長尺体に形成されており、平板状の底壁43の幅方向における両端部にそれぞれ側壁44が立設されている。前記底壁43の幅方向の中央部には配線・配管材を区画するための仕切壁45が長手方向に沿って立設されている。前記側壁44の上端部には断面が略コ字状をなす嵌合凹溝46が長手方向に形成されており、その上部は前記カバー51の幅方向の両端部における内面と面当接する湾曲面が延設されている。更に、前記底壁43には適宜間隔をおいて、ビスを使用して建物の壁面に取付けるためのビス孔47が穿設されており、側壁44の下端部には、建物の壁面の突出部等に結束するための針金、紐等が挿通される結束孔48が穿設されている。
一方、前記直状保護カバー41のカバー51は全体が偏平な略C字状に形成されており、幅方向の両端部には前記ベース42の嵌合凹溝46内に嵌合するフランジ52が長手方向に設けられている。このカバー51は前記ベース42を塩化ビニル等の合成樹脂材で形成すれば、両側の側壁44の上部を外側方から水平方向に押圧することにより弾性的に内方に撓ませて上部開口の幅を狭くできるので、単にカバー51をベース42の上方から下方に押付けるだけで、フランジ52をベース42の嵌合凹溝46に上方から嵌合させて取付けることができる。したがって、設置工事においては、先に、ベース42のみをビス等を使用して建物の壁面に固定した後、その上部開口から内部に配線・配管材を収容し、次いで、ベース42の上方から即ち正面側からカバー51を押付けてフランジ52を嵌合凹溝46に嵌合させて取付けることができる。
次に、このように構成された本実施形態の連結カバーに既設としての直状保護カバーを組付ける方法を図5及び図6に基づいて説明する。ここで、図5は図1の連結カバーの設置時における基台及び直状保護カバーのベースを示す斜視図、図6は図5の基台へのベースの配置状態を示す平面図である。
まず、図5に示すように、連結カバー1の基台11の許容凹部14に直状保護カバー41のベース42の先端部を進入させ、図6に示すように、前記基台11の許容凹部14の内部先端の突当部14aに当接させた状態で前記連結カバー1及び3個の直状保護カバー41のベース42を壁面Wの所定位置に配置する。次に、この配置状態において、連結カバー1の基台11の取付孔15にビス等を挿通し、壁面Wに螺着して該基台11を該壁面Wに固定するとともに、直状保護カバー41のベース42のビス孔47にビスを挿通して壁面Wに螺着し、或いは、結束孔48に針金、紐等を挿通して壁面Wの突起物等に結束して前記直状保護カバー41のベース42を壁面Wに固定する。
次いで、図示しないが、連結カバー1の基台11に直状保護カバー41のベース42がT字状に連結された状態で、各部材の上方開口から配線・配管材を内部に収容して布設する。その後、前記直状保護カバー41のベース42の上方に、先端が許容凹部14の突当部14aから少し外方に離間した状態で、カバー51を配置した後、このカバー51を下方に押付けてベース42の嵌合凹溝46に弾性的にカバー51のフランジ52を嵌合させて取付ける。次に、連結カバー1の基台11にその上方即ち正面側から蓋体21を取付ける。このとき、前記蓋体21の係合突片26の弾性爪27は基台11の係合爪18と弾性的に係合し、前記基台11の突片17は蓋体21の窪み面29内に当接した状態となる。このため、前記蓋体21の係合突片26の弾性爪27と基台11の係合爪18との係合により前記蓋体21が基台11から上方に外れてしまうのが阻止されるとともに、前記基台11の突片17と蓋体21の窪み面29とが当接することにより基台11及び蓋体21の組付けががたついたり、形状が崩れたりするのが防止される。前記基台11に蓋体21が組付けられたら、前記直状保護カバー41のカバー51を連結カバー1の内部側に摺動させてその先端を蓋体21の天壁22に突設された進入規制突起28に突当てる。これにより、前記直状保護カバー41の先端が所定距離だけ連結カバー1内に進入した状態で3個の該直状保護カバー41は連結カバー1にT字状に連結される。
次に、上記のように3個の既設としての直状保護カバー41をT字状に連結した連結カバー1に更に1個の直状保護カバー41を増設し、追加の配線・配管材を布設する方法を図7及び図8に基づいて説明する。ここで、図7は図1の連結カバーに直状保護カバーを増設するときの接続箇所を示す斜視図、図8は図7の基台への増設される直状保護カバーのベースの配置状態を示す平面図である。
図7に示すように、3個の直状保護カバー41が連結された連結カバー1に更に1個の直状保護カバー41を増設するには、まず、連結カバー1から蓋体21を取外す。蓋体21を取外すには、蓋体21の係合突片26を外側から押圧して弾性爪27と基台11の係合爪18との係合を解除し、前記蓋体21を上方に引抜けばよい。次に、蓋体21の側壁23における挿入開口24を着脱自在に閉塞している平板状の除去可能部31を図2の下方に移動させて取出す。これにより、蓋体21の側壁23には増設の直状保護カバー41が挿入される挿入開口24が開口する。そこで、前述と同様の方法で、図8に示すように、蓋体21を取外した基台11の許容凹部13に直状保護カバー41のベース42の先端部を該許容凹部13の突当部13aまで進入させる。そして、直状保護カバー41のベース42のビス孔47にビスを挿通して壁面Wに螺着し、或いは、結束孔48に針金、紐等を挿通して壁面Wの突起物等に結束して前記直状保護カバー41のベース42を前記壁面Wに固定する。
次に、既設のうちカバー51の取外しを必要とする直状保護カバー41について、例えば、図8においては下側の直状保護カバー41について、そのカバー51をベース42の嵌合凹溝46に沿って移動させながら先端部を連結カバー1の接続口3から引出してから上方に引上げて弾性変形させながら前記嵌合凹溝46からフランジ52を抜出して前記カバー51を取外す。これにより、図8に示すように、基台11に既設の1個のベース42、増設の1個のベース42及び2個の直状保護カバー41が基台11に十字状に接続した状態となる。そこで、連結カバー1の基台11及び直状保護カバー41のベース42の上方開口からその内部に増設の配線・配管材を収容し、布設する。そして、増設の配線・配管材の布設が完了したら、前述と同様の要領で、カバー51を前記直状保護カバー41のベース42の上方に配置し、下方に押付けて取付けるとともに、連結カバー1の基台11にその上方から蓋体21を組付ける。そして、前記直状保護カバー41のカバー51を摺動させてその先端を蓋体21の天壁22に突設された進入規制突起28に突当てる。これにより、増設の直状保護カバー41は先端が連結カバー1内に進入した状態で連結カバー1に連結され、内部に増設の配線・配管材が布設される。
ところで、上記実施形態の図7及び図8に示す態様においては、連結カバー1に直状保護カバー41を増設する際には、連結カバー1の蓋体21を取外し、前記蓋体21から除去可能部31を図2の下方に摺動させて取外し、これによって形成された挿入開口24に直状保護カバー41を挿入し、取付けるものを示しているが、配線・配管材の種類、大きさ、収容数等に応じて収容断面積のより小さい直状保護カバー41を取付ける場合には、その大きさに応じて、除去可能部31のノック33を打抜いて、側部4に開口面積の小さい挿入開口24を形成すればよい。なお、図3においては、3段階の大きさのノック33を形成しているが、その数は適宜選択することができる。また、除去可能部31のノック33の部分は、これに代えて、周縁端面に嵌合突起32と同様の嵌合突起を突設して図3の下方に摺動して取外す構造としてもよい。
また、除去可能部31は直状保護カバー41の増設時には、図2に示すように、蓋体21から下方に引出すものとしているが、これに限るものではなく、例えば、図9に示すように、除去可能部31の嵌合突起32を両側の周縁部のみに設け、これを蓋体21の挿入開口24の両側方の嵌合溝25と正面側から弾性的に嵌合するものとし、増設時には摺動させることなくそのまま上方即ち正面側に引抜く構造としてもよい。この場合には、直状保護カバー41の増設時に、基台11から蓋体21を取外すことなく、ドライバー等を使用して嵌合溝25と嵌合突起32との嵌合を弾性的に解除して除去可能部31のみを正面側に引抜いて取外し、挿入開口24を形成することができる。その後、増設の直状保護カバー41を取付けるには、図7及び図8の場合と同様にして、ベース42を許容凹部13内に突当部13aに当接するまで挿入し、この位置でビスを使用して前記ベース42を壁面Wに固定した後、前記ベース42の上部からカバー51を押込み、次いで、前記カバー51の先端部を挿入開口24内に天壁22の進入規制突起28に突当たるまで挿入すればよい。
次に、収容断面積が小さい直状保護カバー41を増設するときには、前記直状保護カバー41のベース42を基台11の許容凹部13の正確な位置に挿入しないと、ノック33を打抜いて形成された挿入開口24と前記許容凹部13に挿入された前記ベース42とが干渉し、蓋体21を基台11に取付けられないことがある。そこで、基台11の許容凹部13の突当部13aには、ベース42の先端部を前記許容凹部13に挿入する際の幅方向の位置決めのため、例えば、図10に示すように、前記ベース42の先端部の当接位置を表示する表示目盛19を突条或いは溝条等によって基台11に形成しておくとよい。図10においては、収容断面積が3番目に大きい直状保護カバー41のベース42を取付ける際の位置決め状態を示しており、ベース42の幅方向の両端を外側から2番目の表示目盛19に合致させるものを示している。この場合には、前記直状保護カバー41のベース42を基台11の2番目の表示目盛に合致させて壁面に固定し、カバー51を取付けるとともに、連結カバー1の除去可能部31の2番目の中ノック33bを打抜いて小さめの挿入開口24を形成すれば、前記直状保護カバー41が前記挿入開口24内に的確に挿入された状態で、前記蓋体21を基台11に組付けることができる。
また、基台11の許容凹部13の突当部13aに形成した表示目盛19に代えて、図11に示すように、前記基台11の許容凹部13の突当部13aに、直状保護カバー41の大きさに対応するコ字状の切欠20を階段状に複数設けて許容凹部13の開口の幅を段階的に小さく形成したものとしてもよい。図11は、収容断面積が3番目に大きい直状保護カバー41のベース42を取付ける際の位置決め状態を示しており、ベース42の幅方向の両端を開口の幅が2番目に大きい切欠20に合致させて挿入するものを示している。この場合も、同様に、前記直状保護カバー41のベース42を基台11の許容凹部13の2番目に大きい切欠20内に挿入した状態で該ベース42を壁面Wに固定した後、カバー51を取付けるとともに、連結カバー1の除去可能部31の2番目の中ノック33bを打抜いて小さめの挿入開口24を形成し、前記直状保護カバー41が前記挿入開口24内に的確に挿入された状態で、蓋体21を基台11に組付けることができる。
〈第二実施形態〉
次に、本発明の第二実施形態を図12及び図13に基づいて説明する。図12は本発明の第二実施形態の連結カバーに直状保護カバーを増設するときの接続箇所を示す斜視図、図13は図12の基台への増設される直状保護カバーのベースの配置状態を示す平面図である。
図12及び図13において、連結カバー1は二方に突出する受口2に直状保護カバー41を組付け、該直状保護カバー41どうしを連結する直状のカバーであって、基台11と蓋体21とからなる二分割体を組付けることにより、底面が平坦な直状の筒形本体で形成されている。この連結カバー1は両端の接続口3の間の両方の側部4にそれぞれ、本願発明の特徴とする、1個または2個の増設する直状保護カバー41を増設するための接続可能部5が設けられている。前記各接続可能部5は、追加される1個または2個の前記増設する直状保護カバー41の端部が挿入される挿入開口24を着脱自在に閉塞し、増設時に除去して前記挿入開口24を形成する除去可能部31が形成され、前記増設する直状保護カバー41のベース42の先端部を前記連結カバー1内に進入させるべく前記基台11の底壁12に許容凹部13が形成されている。また、前記二方の受口2において基台11には直状保護カバー41の端部が挿入される許容凹部14が形成されている。前記許容凹部13及び許容凹部14は略コ字状に切欠されており、前記直状保護カバー41のベース42の先端部の進入を許容するとともに、連結カバー1内に配線、配管される配線・配管材と干渉しない奥行寸法に形成されている。更に、接続口3及び挿入開口24から所定距離内部に離間した位置における天壁22の下面には、図示しないが、直状保護カバー41のカバー51の一定以上の進入を防止する、第一実施形態の進入規制突起28と同様の進入規制突起が内部側に突設されている。
この第二実施形態の連結カバー1は、三方に突出する受口2を備えた前記第一実施形態の連結カバー1と比較して、受口2は二方に突出し、既設の直状保護カバー41は前記二方の受口2に接続されており、これに一個または二個の増設する直状保護カバー41を増設できる点において相違する。
したがって、図12で2個の直状保護カバー41を接続した後、新たに増設する直状保護カバー41を増設するには、前記第一実施形態と同様の要領で、まず、基台11から蓋体21を取外した後、図13に示すように、前記基台11の許容凹部13に直状保護カバー41のベース42を接続するとともに、前記蓋体21から両方の側部4に着脱自在に取付けられている除去可能部31のうち一方または両方を除去して挿入開口24を形成し、次いで、追加の配線・配管材を増設の前記増設する直状保護カバー41のベース42内に布設した後、直状保護カバー41のベース42にカバー51を取付け、更に、前記基台11に蓋体21を組付ければよい。このようにして直状保護カバー41が接続された連結カバー1は、前記増設する直状保護カバー41を1個増設した場合には、チーズカバーとして、また、前記増設する直状保護カバー41を2個増設した場合には、十字カバーとして連結部を保護するものとなる。
なお、この実施形態においては、接続可能部5は両接続口3間の両方の側部4に設けられているが、いずれか一方の側部4のみに設けてもよい。
ところで、上記第一実施形態では連結カバー1を三方の受口を有するチーズカバーに適用した例を示し、第二実施形態では二方に受口を有する直状のカバーに適用した例を示しているが、本発明は、これに限られるものではなく、例えば、四方或いは六方に受口を有するカバー等にも同様に適用して直状保護カバー41を増設することができる。
また、前記除去可能部31は板材からなる別部材によって形成し、挿入開口24の開口面に沿って移動させたり、ノック33の打抜きによって挿入開口24を形成しているが、挿入開口24の三方の周縁のいずれか一方の接続部を薄肉としたヒンジ構造とし、他の二方の周縁の接続部は打抜くものとして、蓋板が左右方向または上下方向に回動して挿入開口24を形成するものとすることもできる。
なお、既設の直状保護カバー41が接続されている受口2にも、増設するための接続可能部5と同様に、接続口3の周縁の内面部分に除去可能部31の嵌合突起32と嵌合する嵌合溝25を形成しておけば、既設の直状保護カバー41のうち不要となったものを建物の壁面から取外したときに、接続口3に前記除去可能部31と同様の除去可能部を取付けて該接続口3を閉塞することができる。これにより、不要となった直状保護カバー41を取外した後に形成される接続口3から連結カバー1の内部に埃、雨水等が侵入するのを防止でき、内部の配線・配管材を保護できるとともに、その部分の見栄えを良くすることができる。
本発明の第一実施形態の直状保護カバーの連結カバーを示す斜視図である。 図1の連結カバーの分解斜視図である。 図2の除去可能部を示す斜視図である。 図1の直状保護カバーの分解斜視図である。 図1の連結カバーの設置時における基台及び直状保護カバーのベースを示す斜視図である。 図5の基台へのベースの配置状態を示す平面図である。 図1の連結カバーに直状保護カバーを増設するときの接続箇所を示す斜視図である。 図7の基台への増設される直状保護カバーのベースの配置状態を示す平面図である。 図1の連結カバーから除去可能部を上方に取出す状態を示す斜視図である。 図6の基台の変形例を示す平面図である。 図6の基台の別の変形例を示す平面図である。 本発明の第二実施形態の連結カバーに直状保護カバーを増設するときの接続箇所を示す斜視図である。 図12の基台への増設される直状保護カバーのベースの配置状態を示す平面図である。 従来の連結カバーが建物の壁面に取付けられた状態を示す斜視図である。
1 連結カバー
3 接続口
4 側部
5 接続可能部
11 基台
12 底壁
13 許容凹部
18 係合爪
19 表示目盛
20 切欠
21 蓋体
24 挿入開口
26 係合突片
27 弾性爪
28 進入規制突起
31 除去可能部
33 ノック
33a 大ノック
33b 中ノック
33c 小ノック
41 直状保護カバー
42 ベース
51 カバー

Claims (9)

  1. 基台と蓋体とからなる二分割体の組付けにより、底面が平坦なT字状の筒形本体で形成され、直状保護カバーどうしを連結すべく、該直状保護カバーとの接続口が三方に突出するよう前記T字状の水平部の両端及び垂直部の先端に開口形成された、直状保護カバーの連結カバーであって、
    前記筒形本体における前記T字状の垂直部と反対側の側部には、前記3つの接続口に接続される直線保護カバーとは別に増設する直状保護カバーをさらに接続可能とする接続可能部が設けられ、
    前記接続可能部は、前記蓋体の側壁に、前記増設する直状保護カバーが挿入可能な挿入開口を形成すべく、該増設する直状保護カバーの外形状と対応する除去可能部が形成されているとともに、前記基台の底壁に、前記蓋体の除去可能部の除去によって該蓋体の側壁に形成された挿入開口からの前記増設する直状保護カバーの前記筒形本体内への進入を許容すべく、許容凹部が形成されたことを特徴とする直状保護カバーの連結カバー。
  2. 基台と蓋体とからなる二分割体の組付けにより、底面が平坦な筒形本体で形成され、直状保護カバーどうしを連結すべく、該直状保護カバーとの接続口が両端に形成された、直状保護カバーを連結する直状の連結カバーであって、
    前記筒形本体における両接続口間の一方または両方の側部には、前記2つの接続口に接続される直状保護カバーとは別に増設される直状保護カバーをさらに接続可能とする接続可能部が設けられ、
    前記接続可能部は、前記蓋体の側壁に、前記増設する直状保護カバーが挿入可能な挿入開口を形成すべく、該増設する直状保護カバーの外形状と対応する除去可能部が形成されているとともに、前記基台の底壁に、前記蓋体の除去可能部の除去によって該蓋体の側壁に形成された挿入開口からの前記増設する直状保護カバーの前記筒形本体内への進入を許容すべく、許容凹部が形成されたことを特徴とする直状保護カバーの連結カバー。
  3. 前記増設する直状保護カバーは、ベースとカバーとからなる二分割体の組付けにより形成され、前記基台の許容凹部は、前記直状保護カバーのベースを前記基台に接続する際の前記挿入開口の幅方向における位置決めとなるべく形成されたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の直状保護カバーの連結カバー。
  4. 前記基台の許容凹部に、大きさの異なる前記増設する直状保護カバーのベースを前記基台に接続する際の前記挿入開口の幅方向における接続位置が表示されたことを特徴とする請求項3に記載の直状保護カバーの連結カバー。
  5. 前記基台の許容凹部は、その開口の幅が大きさの異なる前記増設する直状保護カバーに対応して段階的に小さく形成され、前記直状保護カバーのベースを基台に接続する際の前記開口の幅方向における位置決めとなるべく形成されたことを特徴とする請求項3に記載の直状保護カバーの連結カバー。
  6. 前記基台の許容凹部は、前記増設する直状保護カバーのベースを前記基台に接続する際の奥行方向への進入量を規制すべく形成されたことを特徴とする請求項3乃至請求項5のいずれか1項に記載の直状保護カバーの連結カバー。
  7. 前記蓋体の挿入開口における内壁に、前記増設する直状保護カバーのカバーを前記蓋体に挿入する際の奥行方向への進入量を規制する進入規制突起が設けられたことを特徴とする請求項3乃至請求項6のいずれか1項に記載の直状保護カバーの連結カバー。
  8. 前記基台の許容凹部における前記増設する直状保護カバーのベースの奥行方向への進入量は、前記蓋体の進入規制突起によって規制される前記増設する直状保護カバーの奥行方向への進入量と同一に形成されたことを特徴とする請求項7に記載の直状保護カバーの連結カバー。
  9. 前記蓋体に形成された除去可能部は、大きさの異なる前記増設する直状保護カバーの外形状と対応するノックが形成されたことを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載の直状保護カバーの連結カバー。
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