JP2002248148A - 椅子式マッサージ機 - Google Patents
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Abstract
ト4を枢支したもので、フットレストを、座部に枢支さ
れる座部側フレーム24と、座部側フレームの自由端側
に回動自在に基端部が枢支されるマッサージユニット2
5とから構成し、マッサージユニットの先端部には、表
側、裏側及び先端側の3方の面がマッサージ面となる施
療体41、42を具備する。 【効果】 座部側フレーム24の座部2に対する回動位
置や、マッサージユニット25の座部側フレーム24に
対する回動位置の組み合わせによって、マッサージユニ
ットの表側のマッサージ面でマッサージを施したり、裏
側のマッサージ面でマッサージを施したり、あるいは先
端側のマッサージ面でマッサージを施すことができ、施
療者の多種多様の要望に応じた使用態様が可能になる。
Description
動自在にフットレストを枢支した椅子式マッサージ機
で、特に脚部のマッサージを行えるようにしたものに関
する。
レストを枢支して脚部のマッサージを行えるものとし
て、特開平9−271501号公報(A61H23/0
2)に示すように、ふくらはぎや足裏をマッサージでき
るものが知られている。
ふくらはぎの限られた部分しかマッサージできない。ま
た人体の平面的な部分しかマッサージできず、例えば、
折れ曲がった状態の膝の裏側のような部分はマッサージ
できない。
らアキレス腱、ふくらはぎの広範囲に亘って、更には折
れ曲がった状態の膝の裏側のような部分もマッサージで
きる椅子式マッサージ機を提供することを課題とする。
に回動自在にフットレストを枢支した椅子式マッサージ
機で、フットレストを、座部に枢支される座部側フレー
ムと、該座部側フレームの自由端側に回動自在に基端部
が枢支されるマッサージユニットとから構成し、マッサ
ージユニットの先端部には、表側、裏側及び先端側の3
方の面がマッサージ面となる施療体を具備したものであ
る。
垂下した状態から座部とほぼ同一高さまでの範囲回動自
在とし、この間の任意の角度にて保持されるようにす
る。
ムに沿った折り畳み状態から座部側フレームのほぼ延長
線上まで拡げた開放状態まで節動的に回動自在とする。
に対する回動位置や、マッサージユニットの座部側フレ
ームに対する回動位置の組み合わせによって、マッサー
ジユニットの表側のマッサージ面でマッサージを施した
り、裏側のマッサージ面でマッサージを施したり、ある
いは先端側のマッサージ面でマッサージを施すことがで
きる。
らはぎの広範囲に亘って、更には折れ曲がった状態の膝
の裏側のような部分もマッサージ可能となる。
動中心軸と平行な軸を中心に回転する円筒状回転体と、
この円筒状回転体の外周面に配設された複数の刺激用突
部とを有するものを例示できる。
状回転体の外周面上の刺激用突部がマッサージユニット
の表側、裏側及び先端側の3方のマッサージ面を構成す
る。即ち、一つの施療体で3方のマッサージ面が構成で
きる。
は、マッサージユニットを回動させる際の取っ手を形成
すると好都合である。
ーム間に、マッサージユニットを回動する際にブレーキ
をかけるブレーキ機構を設ける。ブレーキ機構は、例え
ばマッサージユニットの回動中心軸のまわりに設けら
れ、マッサージユニットと座部側フレームの互いの摺動
面に回動中心軸に沿う方向の圧力をかける弾性部材から
なるものである。
不用意に自重で急激に回動して床面などに激しく衝突す
ることを防止できる。
る節動機構としては、マッサージユニットと座部側フレ
ームのいづれか一方側に設けられマッサージユニットの
回動中心軸を中心とした円周上に配設された複数の係合
孔及びマッサージユニットと座部側フレームのいづれか
他方側に設けられ前記係合孔と係合する方向に常時付勢
された係合部材とを例示できる。
ームに沿って折り畳まれた状態では前記係合孔と係合部
材の係合力を弱め、マッサージユニットが座部側フレー
ムに対してほぼ90度になる前には係合力を強くすれ
ば、マッサージユニットを折り畳まれた状態から回動し
て開く際の操作力を小さくでき、一方で床面に不用意に
激しく衝突することを防止できる。
ムのほぼ延長線上まで拡げられた開放状態になる前で前
記係合孔と係合部材の係合力を強め、開放状態では係合
力を弱くするか又はなくして、マッサージユニットの回
動を規制する規制手段により開放状態を保持するように
すれば、マッサージユニットを開放状態から折り畳む方
向へ回動させる際の操作力を小さくでき、一方でマッサ
ージユニットが急激に開放状態まで回動するのを防止し
て、マッサージユニットや座部側フレームを保護するこ
とができる。
実施例として示した各図に基づき説明する。ここでは、
便宜上椅子に座った被施療者の足先側を先端側、腰側を
後方側という。
2は正面図で、座部2と、座部2の後方側に起倒自在に
設けられる背もたれ部3と、座部2の先端側に回動自在
に設けられるフットレスト4と、座部2の左右両側の後
方側に位置して設けられる脚カバー5と、座部2の先端
側から後方側にわたってその左右両側に設けられた肘掛
け部6と、これらを支持する後述のフレーム機構より椅
子本体が構成される。この背もたれ部3や座部2はクッ
ションで覆われている。また、脚カバー5にはポケット
7形成されており、このポケット7にマッサージ動作等
を指示する操作ボックス8が収納可能となっている。
いる。
で、左右両側の左右フレーム10と、その先端側と後方
側で左右フレーム10、10間を連結する架設フレーム
11、12で構成されている。この左右フレーム10の
後方側は床面Y側に屈曲されて第1の脚13を構成し、
この第1の脚13が床面Yに当接する。第1の脚13に
は、床面Yとの間に隙間を有する状態でローラ14が設
けられており、このローラ14にてマッサージ機1を容
易に搬送できる。
本の支柱パイプ15とその下端を連結する水平パイプ1
6からなる第2の脚17が溶接にて固着されており、こ
の第2の脚17の水平パイプ16が床面Yと接し、前記
第1の脚13と共にマッサージ機1の全重量を受ける。
また、第2の脚17の2本の支柱パイプ15間を連結す
る連結パイプ(図示せず)と座部フレーム9間は、取付
パイプ18で連結されている。
たれ部3の内部には、椅子に座った被施療者の首筋から
腰にかけて揉みマッサージ、叩きマッサージ、ローリン
グマッサージ等を行うマッサージ装置20が上下に移動
自在に内蔵されている。このマッサージ装置20につい
ては周知のものであり、説明を省略する。なお、図で
は、背もたれ部の内部にあって外からは見えないマッサ
ージ装置20を、便宜上実線で表している。
の先端側裏面間には、背もたれ部3を起倒させるリクラ
イニング機構21が装備されている。このリクライニン
グ機構21は、例えばモータ22により駆動される周知
のものが用いられる。
スト4について説明する。フットレスト4は、座部フレ
ーム9の先端(左右フレーム10の先端)に支軸23に
て枢支された座部側フレーム24と、座部側フレーム2
4の自由端側に枢支されたマッサージユニット25より
構成される。
と、この左右フレーム間を架設する架設フレーム27
と、これらの左右フレーム26と架設フレーム27間に
足が入るのを防止する板材28から構成されており(図
3参照)、この板材の周囲は図示しない布製のカバーが
巻回されている。左右フレーム26の上端が支軸23に
て枢支されている。
に座部2に対してほぼ垂下した状態から、図8や図9の
ように座部2とほぼ同一高さまで持ち上がった状態まで
回動自在となっている。この座部側フレーム24の回動
操作機構を図3に基づき説明する。
同軸上の図示しない別の軸にて枢支され、座部側フレー
ム24とは独立して回動可能なアームで、座部側フレー
ム24の架設フレーム27の後方側の面に当接可能であ
る。30はシリンダ31とシリンダ31内をモータ32
により移動するロッド33を具備する駆動部で、ロッド
33が前記アーム29に枢支34され、シリンダ31が
前記取付パイプ18に枢支35されている。
を突出させることにより、アーム29、架設フレーム2
7を介して座部側フレーム24を押して持ち上げてゆ
き、図8や図9の状態にする。反対にロッド33を収納
する方向に移動させることで、座部側フレーム24は自
重によりアーム29に当接しながら後方側に回動して図
1や図7の状態に戻る。モータ32を途中で停止すれ
ば、その位置で座部側フレーム24はアーム29を介し
てロッド33により支えられる。
は関係なく、手動でも回動できる。図3は駆動部30と
関係なく座部側フレーム24を実線の状態から二点鎖線
状態に回動した状態を示す。なお、この意味については
後述する。
する。マッサージユニット25は左右両側にあるサイド
ケース36、36と、サイドケースに36、36に挟ま
れたメインケース37とで外郭ケースが構成される。両
ケース36、37は、合成樹脂製で、夫々図3において
上下方向に2分割され、適宜ネジで結合されている。図
4に示すようにサイドケース36、36の内方側は、メ
インケース37の左右両端部に形成された溝38に嵌合
してメインケース37と一体化されている。
ような金属製でパイプ状のユニットフレーム39が適宜
ネジ等で固着され、マッサージユニット25の骨組みと
なる。このユニットフレーム39の左右両端部が前記座
部側フレーム24の左右フレーム26の自由端側に、夫
々後述する機構により節動的で且つ回動自在に枢支され
る。この枢支部は、マッサージユニット25全体の基端
部に位置する。これにより、マッサージユニット25が
座部側フレーム24に対して回動自在となる。
基端部に対する先端部より、左右一対の窪み部40が形
成されており、この左右一対の窪み部40内に、夫々施
療体41、42が配置されている。 施療体41、42
は、夫々マッサージユニット25の枢支部(回動中心
軸)と平行な軸を中心に回転する円筒状回転体43、4
4とこれら円筒状回転体の外周面に配設された多数の刺
激用突部となるローラ45を有する。
端盤47、46と、この端盤46、47によって挟持さ
れる6本のローラ軸48と、この各ローラ軸48に回転
自在に挿入された刺激用突部となる4個のローラ45
と、左右の端盤46、47より夫々互いに向き合うよう
に突設されて突き合わされる6本のボス49、50とで
外郭が構成される。ローラ軸48とボス49、50は、
図5に示すように円筒状回転体43の回転中心を中心と
した円周上に交互に等間隔で配置される。突き合わせた
ボス49、50をネジ51で締結することにより、ロー
ラ軸48が端盤46、47にて挟持される。
52が配設されている。モータ52の右端からは固定軸
53が突設され、左端からは減速ギア部54を介して回
転軸55が突設されている。固定軸53は、メインケー
ス37に形成した受け部56にゴムクッション57を介
して支持される。受け部56は2分割された夫々のメイ
ンケース37、37に形成された凹部からなる。この固
定軸53の周りにベアリング58を介して前記右側の端
盤46が回転自在に軸支されている。回転軸55はメイ
ンケース37の中央部に設けたベアリング59により回
転自在に支持される。回転軸55にはピン60が挿入さ
れ、前記左側の端盤47がこのピン60と係合してい
る。従ってモータ52の回転は、このピン60を介して
左側端盤47に伝えられ、右側端盤46へも回転が伝え
られ、右側の円筒状回転体43は回転する。
端盤61、62と、この端盤61、62によって挟持さ
れる6本のローラ軸48と、この各ローラ軸48に回転
自在に挿入された刺激用突部となる4個のローラ45
と、左右の端盤61、62より互いに向き合うように突
設されて突き合わされてネジ51で締結される6本のボ
ス63、64とで外郭が構成される。このローラ軸48
とボス63、64との関係も右側の円筒状回転体43と
同様、円筒状回転体44の回転中心を中心とした円周上
に交互に等間隔で配置される。左側の円筒状回転体44
の内部は、左右の端盤61、62より互いに向き合うよ
うに突設されて突き合わされて形成される筒部65とな
っている。右側の円筒状回転体43に左側の円筒状回転
体44のように筒部65が形成されていないのは、空気
を通してモータ52を冷却するためである。
部に挿入されたピン66と係合して回転が伝えられる。
また右側の端盤62には中心軸67が固着され、この中
心軸67は左側の端盤61を突き抜けてメインケース3
7に設けたベアリング68により回転自在に軸支されて
いる、この中心軸67と左側の端盤61とは、中心軸に
挿入されたピン69により結合されている。従って回転
軸55の回転により、左側の円筒状回転体44も回転す
る。
40に回転自在に配備されることにより、刺激用突部で
あるローラ45が窪み部40から外方へ現れて、マッサ
ージユニットの表側、裏側(便宜上、図1においてマッ
サージユニット25の座部側フレーム24側を表側、反
対を裏側とする)それに基端部に対する先端側にマッサ
ージを施すことのできるマッサージ面を形成する。メイ
ンケース37と施療体41、42は、図2、図4、図5
において破線で表す布製のカバー70で覆われている。
施療体41、42を回転することにより、多数のローラ
45がカバー70を介して足等の被施療部位に刺激を与
えてマッサージする。
フレーム24に対して回動自在で、座部側フレーム24
が座部2に対して回動自在であるので、座部側フレーム
24とマッサージユニット25の位置によって図6乃至
図10に示すような代表的なマッサージが可能となる。
してほぼ直角に垂下していると共に、マッサージユニッ
ト25が座部側フレーム24に沿って折り畳まれた状態
であり、かかる状態で施療体41、42を回転すること
により、裏側に現れたローラ45が足のふくらはぎの中
央部に刺激を与えてマッサージすることができる。(裏
側のマッサージ面を使用) 図7は、座部側フレーム24が座部2に対してほぼ直角
に垂下していると共に、マッサージユニット25を座部
側フレーム24に対してほぼ90度回動させて、マッサ
ージユニット25の先端側底部を床面Yに設置した状態
であり、この状態で施療体41、42を回転し、足裏を
施療体上に載せることにより、表側に現れたローラ45
が足裏を刺激して足裏をマッサージすることができる。
(表側のマッサージ面を使用)なお、マッサージユニッ
ト25の先端側底部には、後述する脚用ローラ96が設
けられており、このローラ96が床面に当たっている。
ぼ同一高さまで持ち上げられると共に、マッサージユニ
ット25が座部側フレーム24に沿って折り畳まれた状
態であり、この状態で施療体41、42を回転すること
により、裏側に現れたローラ45がふくらはぎの膝より
側に刺激を与えてマッサージすることができる。(裏側
のマッサージ面を使用) 図9は、座部側フレーム24が座部2とほぼ同一高さま
で持ち上げられると共に、マッサージユニット25が座
部側フレームのほぼ延長線上まで回動した状態であり、
この状態で施療体41、42を回転することにより、表
側に現れたローラ45が踵からアキレス腱付近を刺激し
てマッサージすることができる。(表側のマッサージ面
を使用) また図10は、マッサージユニット25がほぼ垂直に立
つように座部側フレーム24とマッサージユニット25
の回動位置を調整した状態であり、この状態で施療体4
1、42を回転することにより、裏側と先端側に現れた
ローラ45によって、折れ曲げた状態の膝の裏側に刺激
を与えてマッサージすることができる。(裏側のマッサ
ージ面と先端側のマッサージ面を使用) これ以外にも座部側フレーム24とマッサージユニット
25の位置の組み合わせによって、マッサージ態様を拡
げることができる。例えば、足裏をマッサージする際
に、座った状態が窮屈な人は、図3の二点鎖線で示す如
く、マッサージユニット25をもう少し前へ引き出し
て、足裏を楽な姿勢で施療体41、42上に載せられる
ようにすればよい。
ケース37には、図5に示すように、その基端部側の裏
表両面に発泡ウレタン等よりなるクッション72を貼り
付けている。これにより、足裏やふくらはぎ等を載せた
際の感触をソフトにすることができる。特にマッサージ
をしないで椅子に座ってくつろぐ際にリラックスでき
る。このクッション72の厚みは、図7のように足裏を
マッサージする際に足裏を適当な角度で施療体41、4
2に接触させるような厚みに設定されている。
2の円筒状回転体43、44には、ローラ軸48とロー
ラ軸48の間にボス49、50、63、64が位置して
いるが、これらのボスは図5から明らかなように、ロー
ラ45の外径を結んだ円上より少し内側に位置してい
る。こうすることにより、ローラ軸48とローラ軸48
間の隙間が狭くなって、足を載せた際に受ける感触をソ
フトな感触とすることができる。またマッサージする際
に円筒状回転体43、44をなめらかに回転させること
ができ、エネルギー損失を少なくできる。また、ローラ
軸48間に指等が入りにくくなり、安全性を向上でき
る。またこのボス49、50、63、64により、円筒
状回転体43、44の強度も向上できる。
用と左右に分割して、マッサージには通常使用しないメ
インケース37中央部分73で左右の施療体41、42
を連結し、且つベアリング59で回転軸55を支持して
いるので、メインケース37の中央部分を有効に活用で
きる。またこの中央部分37は、施療体41、42の外
径とほぼ同じ外径の円筒状になっているので、マッサー
ジ時にこの上に片足を載せて休ませたりするのに便利で
ある。
座部側フレーム24に対する節動的に回動する機構を説
明する。
固着されたユニットフレーム39には、図11や図12
に示す如くラチェットプレート75と、ラチェットプレ
ート75と向かい合うように回転規制プレート76が溶
着等により固着されている。この両プレート75、76
で囲まれる空間に、座部側フレーム24の左右フレーム
26の先端に固着した先端プレート77が位置してい
る。78はこれら3つのプレート75、76、77を貫
通する段付きネジで、この段付きネジ78がマッサージ
ユニット25の回動中心軸となる。段付きネジ78は回
転規制プレート76にDカットにより嵌合して回転規制
プレート76と一体となって回転する。
はスペーサ79が介在されている。スペーサ79は、段
付きネジ78の外周に挿入されている。スペーサ79の
外周は図11のように小判型をしており、ここに先端プ
レート77が嵌挿されている。スペーサ79の小判型を
した外周にはさらにホルダー80が嵌挿されている。ホ
ルダー80と、スペーサ79と先端プレート77の互い
に回転方向の動きは阻止されている。
に段付きネジ78を中心とした円周上に複数の大小2種
類の係合孔81、82がほぼ等間隔で配設されている。
一方ホルダー80には、剛球収納部83が形成され、こ
の中に係合孔81、82と係合する係合部材となる剛球
84が保持されている。この剛球84は、スプリング8
5により常時係合孔81、82と係合する方向に付勢さ
れる。
を貫通した部分に、平ワッシャー86、スプリングワッ
シャー87を介してナット88が締結され、段付きネジ
78が取り付けられるのであるが、スペーサ79と回転
規制プレート76及びスペーサ79とラチェットプレー
ト75に間には、夫々皿バネ89が介在され、スペーサ
79と回転規制プレート76の摺動面及びスペーサ79
とラチェットプレート75の摺動面に、回転中心軸方向
の一定の面圧をかけている。
突設されており、回転規制プレート76には、ストパー
ピン90が当接可能な二つの規制面91、92が形成さ
れている。
ス37とサイドケース36間に位置して、先端プレート
77や回転規制プレート76等を覆い隠すジョイントカ
バーで、合成樹脂製で左右2分割され、適宜ネジ止めさ
れて結合されている。
25を座部側プレート24に対して回動中心軸(段付き
ネジ78)を中心に回転させると、ラチェットプレート
75が回転して係合孔81、82に剛球84が嵌合する
位置で節動動作をする。この嵌合した位置でマッサージ
ユニット25を保持する。
1と小さな係合孔82があり、夫々図11に示す位置関
係に配置されている。剛球84が大きな係合孔81と係
合するときは、係合力が強くマッサージユニット25を
その位置で保持する保持力が大きく、剛球84が小さな
係合孔82と係合するときは、係合力が弱くマッサージ
ユニット25をその位置で保持する保持力は小さい。
係について説明する。マッサージユニットが図11や図
13及び図14の二点鎖線のように座部側フレーム24
沿って折り畳まれた状態では、剛球84は小さな係合孔
82に係合し、保持力は弱い。この時、回転規制プレー
ト76の一方の規制面91がストパーピン90に当接
し、マッサージユニット25がこれ以上折り畳まれない
ようにしている。
座部側フレーム24に対してほぼ45度〜70度ぐらい
開いた状態(図14の太い二点鎖線イやウの位置)で
は、剛球84は大きな係合孔81に係合し、保持力は強
くなる。そして座部側フレーム24に対してほぼ直角
(図14の細い二点鎖線エの位置)になると、剛球84
は再び小さな係合孔82に係合し、保持力は弱くなる。
さらにマッサージユニットを回動して、座部側フレーム
24に対してほぼ135度〜160度ぐらい開いた状態
(図14の太い二点鎖線カやキの位置)では、剛球84
は再び大きな係合孔81に係合し、保持力は強くなる。
マッサージユニットを座部側フレーム24のほぼ延長線
上まで回転して開いた状態(図14のクの位置)では、
剛球84が係合する係合孔は存在せず、回転規制プレー
ト76の他方の規制面92がストパーピン90に当接
し、マッサージユニット25がこれ以上開く方向に回動
しないようにしている。
係合孔81、82と剛球84の係合力の関係を表してお
り、細い二点鎖線(ア、エ、オ)は係合力の弱い位置を
示し、太い二点鎖線(イ、ウ、カ、キ)は係合力の強い
位置を示している。
24沿って折り畳まれた状態で係合力を弱くしているの
は、この状態からマッサージユニットを回動して開く際
の操作力を小さくするためである。特に図8のように座
部側フレーム24を持ち上げて足のふくらはぎの膝に近
い位置をマッサージしている状態から、アキレス腱付近
をマッサージするために図9の状態にする際に、椅子に
座った状態で楽にマッサージユニット25を回動でき有
効である。
24に対してほぼ90度になる前のほぼ45度〜70度
ぐらい開いた状態で、係合力を強くしているのは、図6
の状態から足裏をマッサージするためにマッサージユニ
ット25を回転して図7の状態にする際に、マッサージ
ユニット25が床面に当接する前に強い係合力によって
確実に一旦回動を止めて、マッサージユニット25が床
面に不用意に激しく衝突することを阻止し、マッサージ
ユニットを保護するためである。
24のほぼ延長線上にくる前の座部側フレーム24に対
してほぼ135度〜160度ぐらい開いた状態で係合力
を強くしているのは、マッサージユニットが座部側フレ
ーム24のほぼ延長線上まで回動される前に強い係合力
によって確実に一旦回動を止めて、これによって、スト
パーピン90や規制面92しいては座部側フレーム24
に、マッサージユニットの回動による大きな荷重が加わ
るのを阻止してこれらを保護するためである。
のほぼ延長線上まで回転した状態で剛球84が係合孔に
係合していないのは、図9のアキレス腱付近をマッサー
ジしている状態からマッサージユニット25を折り畳む
方向に回動する際に、剛球84と係合孔81、82の係
合がないので、椅子に座った状態で楽にマッサージユニ
ットを回動できるようにするためである。
との関係では、マッサージユニット25が座部側フレー
ム24に対してほぼ90度になった状態では、係合力が
弱く設定してあるが、図10のように折り曲げた膝裏を
マッサージするためにマッサージユニット25をほぼ立
てた状態に保持する場合には、この該当する位置に強い
係合力をなす係合孔を設ければよい。
ト76間及びスペーサ79とラチェットプレート75間
に、皿バネ89、89、89を介在させ、スペーサ79
とこれらのプレート76、75の摺動面に回転中心軸方
向の面圧をかけており、これによって、マッサージユニ
ット25の回動に際して適当なブレーキをかけ、急激な
回動を阻止して、マッサージユニットや座部側フレーム
等を保護している。
前記係合孔81、82と剛球84の係合にて要所要所に
回転を規制し、マッサージユニットや座部側フレーム等
を保護している。
手でマッサージユニットを掴んで操作し易いようにする
ために、サイドケース36には手が掛かりやすいように
取っ手となる凹部95が一体に形成してある。
ーラ96が回転自在に装着されており、床面にはこのロ
ーラ96が当接するようになっている。ローラには弾性
ゴムがはめられており、振動が床面に伝わりにくくして
いる。
ら、誤ってマッサージユニット25をそのままにして持
ち上げられている座部側フレーム24を降ろした場合
に、図15に示すようにこのローラ96が床面Yに当た
って、衝撃を受け止め、マッサージユニット25を保護
する。
座部2に対して任意の角度で保持できるようになってい
るが、この任意の角度の意味は、実施例のように連続的
な角度以外に段階的に保持できるもの、即ち座部フレー
ム24が節動的に回動するものも含まれる。
れば、フットレストを、座部に枢支される座部側フレー
ムと、座部側フレームの自由端側に回動自在に基端部が
枢支されるマッサージユニットとから構成し、マッサー
ジユニットの先端部には、表側、裏側及び先端側の3方
の面がマッサージ面となる施療体を具備したので、座部
側フレームの座部に対する回動位置や、マッサージユニ
ットの座部側フレームに対する回動位置の組み合わせに
よって、マッサージユニットの表側のマッサージ面でマ
ッサージを施したり、裏側のマッサージ面でマッサージ
を施したり、あるいは先端側のマッサージ面でマッサー
ジを施すことができ、施療者の多種多様の要望に応じた
使用態様が可能になる。
体として、マッサージユニットの回動中心軸と平行な軸
を中心に回転する円筒状回転体と、この円筒状回転体の
外周面に配設された複数の刺激用突部を有するものを用
いることによって、一つの施療体で3方のマッサージ面
を構成することができ、構造の簡略化を図ることができ
る。
手を持ってマッサージユニットを回動できるので、操作
性が向上する。
れば、マッサージユニットを回動する際に適当なブレー
キをかけているので、マッサージユニットの急激な回動
を阻止し、座部側フレームやマッサージユニットを衝撃
から保護できる。
によれば、マッサージユニットを折り畳まれた状態から
開く際の操作力や、マッサージユニットが座部側フレー
ムのほぼ延長線上まで回動した状態から折り畳む方向へ
回動させる際の操作力が小さくて済み、座部に座った状
態で楽に操作できる。さらに、マッサージユニットがが
座部フレームに対してほぼ直角の位置に回動されて床面
に接する前や、座部フレームの延長線上まで回動される
前に、確実に一旦マッサージユニットを停止させて、マ
ッサージユニットが床面に激しく衝突したり、マッサー
ジユニットや座部側フレームに大きな衝撃力が加わるの
を防止でき、これらを保護することができる。
図である。
である。
側面図である。
示す側面図である。
示す側面図である。
を示す側面図である。
機構を表す要部拡大縦断面図である。
機構を表す要部拡大横断面図である。
機構部を表す要部縦断面図である。
による剛球と係合孔の保持力の状態を表す説明図であ
る。
す側面図である。
Claims (10)
- 【請求項1】 座部の先端側に回動自在にフットレスト
を枢支したものにおいて、フットレストを、座部に枢支
される座部側フレームと、該座部側フレームの自由端側
に回動自在に基端部が枢支されるマッサージユニットと
から構成し、マッサージユニットの先端部には、表側、
裏側及び先端側の3方の面がマッサージ面となる施療体
を具備してなる椅子式マッサージ機。 - 【請求項2】 前記座部側フレームは、座部に対しほぼ
垂下した状態から座部とほぼ同一高さまでの範囲回動自
在とし、この間の任意の角度にて保持されるようにした
請求項1に記載の椅子式マッサージ機。 - 【請求項3】 前記マッサージユニットは、前記座部側
フレームに沿った折り畳み状態から座部側フレームのほ
ぼ延長線上まで拡げた開放状態まで節動的に回動自在と
してなる請求項1又は請求項2に記載の椅子式マッサー
ジ機。 - 【請求項4】 施療体は、前記マッサージユニットの回
動中心軸と平行な軸を中心に回転する円筒状回転体と、
該円筒状回転体の外周面に配設された複数の刺激用突部
とを有する請求項1乃至請求項3のいづれかに記載の椅
子式マッサージ機。 - 【請求項5】 前記マッサージユニットの左右の側面に
は、マッサージユニットを回動させる際の取っ手を形成
してなる請求項1乃至請求項4のいづれかに記載の椅子
式マッサージ機。 - 【請求項6】 前記マッサージユニットと座部側フレー
ム間に、マッサージユニットを回動する際にブレーキを
かけるブレーキ機構を設けてなる請求項1乃至請求項5
のいづれかに記載の椅子式マッサージ機。 - 【請求項7】 前記ブレーキ機構は、マッサージユニッ
トの回動中心軸のまわりに設けられ、マッサージユニッ
トと座部側フレームの互いの摺動面に前記回動中心軸に
沿う方向の圧力をかける弾性部材からなる請求項6に記
載の椅子式マッサージ機。 - 【請求項8】 前記マッサージユニットを節動的に回動
する節動機構は、マッサージユニットと座部側フレーム
のいづれか一方側に設けられ前記マッサージユニットの
回動中心軸を中心とした円周上に配設された複数の係合
孔及びマッサージユニットと座部側フレームのいづれか
他方側に設けられ前記係合孔と係合する方向に常時付勢
された係合部材とからなる請求項3乃至請求項7のいづ
れかに記載の椅子式マッサージ機。 - 【請求項9】 前記節動機構は、マッサージユニットが
座部側フレームに沿って折り畳まれた状態では前記係合
孔と係合部材の係合力を弱め、マッサージユニットが座
部側フレームに対してほぼ90度になる前には係合力を
強くした請求項8記載の椅子式マッサージ機。 - 【請求項10】 前記節動機構は、マッサージユニット
が座部側フレームのほぼ延長線上まで拡げた開放状態に
なる前で前記係合孔と係合部材の係合力を強め、開放状
態では係合力を弱くするか又はなくして、マッサージユ
ニットの回動を規制する規制手段により開放状態を保持
するようにした請求項8又は請求項9に記載の椅子式マ
ッサージ機。
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