JP3648171B2 - マッサージ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、椅子に座った状態の人の脚、特にふくらはぎや足裏をマッサージするマッサージ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
マッサージ装置として、従来、実開昭54−140592号公報に開示されるものが有り、これを図10、図11に示す。この図10は従来のマッサージ装置の概略構成説明図、図11は要部側面図を示す。
【0003】
図10において従来のマッサージ装置100は、椅子式マッサージ機103の座部103aの先端にギヤとピンの係合・離脱を介して略垂直位置から略水平位置まで段階的に起伏可能に取付けられる一対の金具102と、当該金具102の先端に下端が回動可能に軸支される脚部マッサージ主体101と、当該脚部マッサージ主体101の前記金具102と接触する裏面側に複数個配設されるマグネット101bと、前記脚部マッサージ主体101の表裏両面に配設され、脚部マッサージ主体101内に組込まれているバイブレーションマッサージ装置105によって振動する振動子101aと、脚部マッサージ主体101前面の上方部両側端に突設され、金具102に対してピンを支点として脚部マッサージ主体101を前方に倒した時支持脚となる弾性脚体101cとを備える構成である。(図11も参照)
【0004】
次に、前記構成に基づく従来のマッサージ装置100のマッサージ動作を説明する。人が椅子式マッサージ機103に座り、ふくらはぎをマッサージする場合には、脚部マッサージ主体101が金具102にマグネット101bを重ね合せて吸着させた状態で、金具102を脚部マッサージ主体101ごと略垂直位置から適宜起して脚部マッサージ主体101の表面側の振動子101dがふくらはぎに当るようにしてから(図10中仮想線の位置)、バイブレーションマッサージ装置105を作動させ、ふくらはぎにマッサージ効果を与える。一方、足裏をマッサージする場合には、マグネット101bの吸着力を解除して金具102から脚部マッサージ主体101を離反させて前方に倒し、弾性脚体101Cが床面に付いて支持した状態とする。脚部マッサージ主体101裏面側に足を載せ、バイブレーションマッサージ装置105を作動させると、前記ふくらはぎ用の振動子101dと反対側に位置する振動子101aにより足裏にマッサージ効果が与えられる。この従来のマッサージ装置100は、使用しない時は脚部マッサージ主体101を折畳んで座部103aの下に収納でき、邪魔にならない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながらこの様な従来例においてはマッサージ主体101はピン19を中心とした回動に関し何ら規制手段を設けていないため、もしこの従来例でマッサージ主体101を起こした状態で金具102から脚部マッサージ主体101を離反させた場合、脚部マッサージ主体は下側に向けて垂れ下がりふくらはぎ用の振動子を良好に使用することは出来ないばかりかこのまま収納状態へ移動させると垂れ下がった脚部マッサージ主体が床面に深い角度で当接しマッサージ主体を傷める虞がある。
したがって、脚部マッサージ主体101を収納するときは必ず折畳むように留意する必要があり使い勝手が悪かった。
【0006】
特にマッサージ主体を駆動装置等により自動的に突出、収納自在とした場合、誤操作などで使用者の意に反して収納されることがあるのでこの従来例のような構造においては駆動装置を採用出来にくいものである。
【0007】
本発明は前記課題を解決するためになされたものであって、簡単な回動操作でマッサージ面を切り換え可能とし、マッサージ部の座部からの距離を異ならせて複数種の被施療部をマッサージすることをが出来、しかもマッサージ部を拡開した状態でマッサージ部を収納方向へ自動的に移動させても破損の虞の無いマッサージ装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るマッサージ装置は、マッサージを受ける人が着座する座部の前側において座面と略垂直方向に垂下した状態と座面と略平行に位置した状態との間を移動自在となる支持部材に、マッサージ機能部を内蔵したマッサージ部を上記座部側と反対側において回動支持となるように取り付けたマッサージ装置において、上記回動支持手段は、支持部材とマッサージ部が重ね合わされマッサージ部の表面が被施療部と当接可能な状態からマッサージ部の裏面が被施療部と当接可能となる規制位置までを90度以上の回動範囲とするとともに、上記支持部材のマッサージ部との重ね合わせ面側を足首を下と横から包むように支える形状とし、支持部材が座面と略平行に位置した時に規制位置においてマッサージ部は裏面が上方へ向くように垂直方向より座部から離れる方向へ傾いていることを特徴とする。
【0009】
したがって、本発明においては、マッサージ部は座部に近い位置に配置される第1施療状態と座部からより離れた位置に配置される第2施療状態とを簡単に切り替えることが出来るので、椅子に座り脚を上げた状態で腰に近い位置の施療と腰から離れた位置の施療を行なうことが出来る。また、本発明に係るマッサージ装置は、マッサージ部の裏面が被施療部と当接可能な状態時に垂直方向より座部から離れる方向へ傾いているため、マッサージ部の自重で規制位置での拡開を安定して維持出来、余分なロック手段等を用いる必要がない。
【0010】
また、本発明に係るマッサージ装置は、上記規制位置はマッサージ部が少なくとも支持部材の仮想延長面より前下がりとならない位置で設定され、この規制位置においてマッサージ部は支持部材側へ重ね合わせる方向へは自由に回動可能となるようにしたことも特徴とする。
このように構成することで、マッサージ部を拡開した状態でマッサージ部を収納方向へ移動させても床面にマッサージ部が当接しにくく、仮に当接した場合でも当接力がスムーズにマッサージ部を支持部材側へ重ね合わせる方向へ作用ししかもこの方向への移動は自由になるように構成しているので破損の虞を可及的に防止出来る。
【0011】
さらには、本発明のマッサージ部はマッサージ部のマッサージ機能部はいずれの面にもマッサージ作用を行なわせることと、回動支持手段は円弧状のストッパ溝とこのストッパ溝に挿通しかつストッパ溝に沿って動くストッパからなること、および支持部材の移動はマッサージ部の回動位置座面の下部に位置する駆動装置により自動的に行なわれることにも特徴を有している。
【0012】
【発明の実施の形態】
提案例の第1の実施の形態)
以下、提案例の第1の実施の形態に係るマッサージ装置を図1〜図3に基づいて説明する。この図1は本実施の形態に係るマッサージ装置のマッサージ部収納状態説明図、図2は本実施の形態に係るマッサージ装置の第1の施療状態説明図、図3は本実施の形態に係るマッサージ装置の第2の施療状態説明図を示す。
【0013】
前記各図に示すように本実施の形態に係るマッサージ装置1は、椅子50の座部51下から座面51a前方まで伸縮するリンク部13により、支持部材12が収納位置と突出位置間を移動自在となっている。支持部材12の先端、すなわち座部51の反対側には円弧形のストッパ溝12aと、側面端部に突設し、前記支持部材12のストッパ溝12aに挿通しかつストッパ溝12aに沿って動くストッパ11eにより支持部材12の先端部においてマッサージ部11が回動自在に軸着される。
【0014】
開閉のためにマッサージ部11を支持部材12に対し傾動させると、ストッパ手段としてのストッパ11eによりマッサージ部11がストッパ溝12aに規制されて所定の角度に安定支持される仕組みである。
この開閉につき、更に詳細に説明するとこのストッパ溝12aは90度以上に亘って連続的に形成されており、ストッパ11eがストッパ溝12a内を移動自在となることでマッサージ部11と支持部材12が折畳まれた状態と90度以上開いた状態とを簡単に切り替えられる。図3からも判るように90度以上開いた状態ではマッサージ部11は垂直方向より座部51から離れる方向へ傾いている。したがって被施療部の当接力が無くとも重力の作用により安定的に拡開を維持可能であるが、マッサージ部11が支持部材12側へ閉じる方向へは何ら移動規制されていないので逆方向からの当接力に対しては抗せずスムーズに回動する。
【0015】
リンク部13は、椅子50の座部51下に配設され、駆動装置13fにより回動するリンク13aと、当該リンク13aの回動中心より上方かつ座面51前寄りの位置に一端が回動自在に軸支されるリンク13bと、一端がリンク13aの先端に回動自在に軸着され、かつ中間部が前記リンク13bの中間部に回動自在にピン結合されるリンク13cと、リンク13b及びリンク13cに対し互いに相対する位置に回動自在にピン結合されて平行クランク機構を構成するリンク13d及びリンク13eとを備える構成で、支持部材12はリンク13bと平行なリンク13d上に配設される。
【0016】
マッサージ部11は、支持部材12に軸着される中空の防振枠体11aと、当該防振枠体11aの表側に防振ゴムを介して振動を伝えないように配設され、ふくらはぎが直接接する蓋体11bと、当該蓋体11bと連結し、前記防振枠体11aの裏側に防振ゴムを介して振動を伝えないように配設され、足裏が直接接する底体11cと、前記蓋体11b及び底体11cに挟まれて防振枠体11a中空部分に配設され、蓋体11b及び底体11cと連結して振動を伝える電動式のマッサージ機能部としての振動装置11dとを備える構成である。この振動装置11dを作動させると、一体化した蓋体11bと底体11cが防振枠体11aに対して振動し、蓋体11b及び底体11cの各表面をマッサージに供することができる仕組みである。
【0017】
次に、前記構成に基づく本実施の形態のマッサージ動作について説明する。椅子50の座部51下にリンク部13を介して支持されるマッサージ部11に対し、駆動装置13fを作動させてリンク13aを上方に回転させ、リンク部13を前方に伸ばしてマッサージ部11を前方に押出す。マッサージ部11を椅子50の座面51aと略等しい高さ位置まで動かし、振動装置11dを作動させると、ふくらはぎと接する蓋体11bが振動し、ふくらはぎへのマッサージ効果が得られる。(第1の施療状態)
【0018】
一方、マッサージ部11を支持部材12に対して拡開すると、図3に示すようにマッサージ部11は垂直より座部と反対側へ傾いた状態で安定して支持される。この状態は被施療部がマッサージ部11の裏面に当接してもこれ以上拡開しないように規制されているため、被施療部をマッサージ部11の裏面に当接して振動装置11dを作動させると、マッサージ効果が得られる。マッサージ部11は座部51からより離れた位置に配置されることになるのでこの場合足裏などの脚部の先端側をマッサージするのに適している。(第2の施療状態)
この様にマッサージ部11は支持部材12が駆動装置により座面と略等しい高さまで移動させた状態を維持したまま、すなわち、脚を上方に上げた状態で脚部の腰に近い部位(ふくらはぎ等)を施療する第1施療状態と、腰から離れた部位(足首、足裏など)を施療する第2施療状態を単にマッサージ部11を回動するだけで簡単に行なえることになる。
また支持部材ば座面と略等しい高さでマッサージ部11を拡開した状態で誤って支持部材を収納する方向へ回動操作した場合、図3の実施例では拡開量が90度以上あるため収納動作中にマッサージ部11の先端が床面や他の障害物に当接する虞があるもののストッパー溝内をストッパーが移動自在であり、マッサージ部11は折畳む方向へはすみやかに回動し、破損等の虞はない。
【0019】
本実施の形態に係るマッサージ装置では、使用しない時はリンク部13を縮めてマッサージ部11を座面51a下に完全に収納でき、場所を取らない。そして特に、第2の施療状態で足裏のマッサージを行なう場合、リラックスした状態のままマッサージ出来るだけでなく、背中を椅子50に押付けると共にマッサージ部11へ自然に脚を踏ん張る姿勢となるため、足裏を強く押付けてマッサージ効果を高めることができる。また、構造が簡単で、マッサージ部11を両面使用でき、体への使用部位に合せて表面性状を変えてマッサージ効果を高めることが容易である。
【0020】
提案例の第2の実施の形態)
以下、提案例の第2の実施の形態に係るマッサージ装置を図4〜図6に基づいて説明する。この図4は本実施の形態に係るマッサージ装置のマッサージ部収納状態説明図、図5は本実施の形態に係るマッサージ装置の第1の施療状態説明図、図6は本実施の形態に係るマッサージ装置の第2の施療状態説明図を示す。
【0021】
前記各図に示すように、本実施の形態に係るマッサージ装置2は、椅子50の座部51先端両側に対向立設され、ピン溝23bが穿孔され、当該ピン溝23bにスプリング23cにより付勢される可動なピン23aを配設した一対のベース23と、一端部に切欠部22aが形成され、他端部に円弧形ストッパ溝22bが穿孔され、前記一端部を前記ベース23に回動自在かつ略水平位置で切欠部22a及び前記ピン23aが係合して位置を保持されるように軸支される支持部材としての一対のアーム22と、ストッパ21eを側面端部に突設し、このストッパ21eを前記アーム22のストッパ溝22bに挿通しかつストッパ21eがストッパ溝22bに沿って動くようにアーム22の他端部に回動自在に軸着されるマッサージ部21とを備える構成である。このマッサージ部21は前記第1の実施の形態と同様の構成である。
【0022】
次に、前記構成に基づく本実施の形態のマッサージ動作について説明する。まず、折畳んで座部51下に収納したアーム22及びマッサージ部21を座部51先端のベース23の軸支点を中心に上方に起す。マッサージ部21を椅子の座面51aと略等しい高さでその上面が前下がりに傾いた状態となる位置まで動かしたら、アーム22の切欠部22aとベース23のピン23aとを係合させてアーム22及びマッサージ部21を動かないように固定する。この状態で人が椅子50に座り、マッサージ部21の上面をなす蓋体21bに脚のふくらはぎを載せ、マッサージ機能部としての振動装置21dを作動させると、ふくらはぎと接する蓋体21bが振動し、ふくらはぎへのマッサージ効果が得られる。(第1の施療状態)
【0023】
一方、足裏等の、より座面から遠くの被施療部のマッサージを行う場合には、前記の状態から切欠部22aとピン23aとの係合を保持したまま、マッサージ部21をアーム22に対して前方に起し、所定角度に起立した状態にして、椅子50の座面51aより高い位置でマッサージ部21がその裏面を椅子50に座った人に対向させた状態とする。よってマッサージ部21は上記第1の施療状態時により座面から離れた位置で裏面が使用可能に露呈することになる。この実施例のようにマッサージ部21の人に対向する裏面をなす底体21cに足裏を載せた場合、振動装置21dを作動させると、足裏と接する底体21cが振動し、足裏へのマッサージ効果が得られる。このように第2の施療状態で足裏のマッサージを行なうと、垂直成分を有して、人は背中を椅子50に押付けると共に脚を踏ん張ってマッサージ部21に強く足裏を押付ける姿勢になり、マッサージ部21から足裏に高いマッサージ効果を与えることができる。(第2の施療状態)
【0024】
本実施の形態に係るマッサージ装置では、使用しない時はマッサージ部21とアーム22を折畳んで座部51下に収納でき、場所を取らない。また、マッサージ部21を両面使用でき、体への使用部位に合せて表面性状を変えてマッサージ効果を高めることが容易である。そして、表裏両面を足裏マッサージとふくらはぎマッサージとに個別に使えるため、不潔感を除去できる。さらに、構造が簡単で、製造コストを下げて安価にできる。
【0025】
(本発明実施の形態)
以下、本発明実施の形態に係るマッサージ装置を図7〜図9に基づいて説明する。この図7は本実施の形態に係るマッサージ装置の第1の施療状態説明図、図8は本実施の形態に係るマッサージ装置の第2の施療状態説明図、図9は本実施の形態に係るマッサージ装置のエアーマッサージ部の概略構成図を示す。
【0026】
前記各図に示すように、本実施の形態に係るマッサージ装置3は、前記第2の実施の形態のマッサージ部21を支持するアーム22の代りに、足裏をマッサージする際に足首を支え、かつ足首からふくらはぎ下部にかけてマッサージを行うエアーマッサージ部32を備える構成である。エアーマッサージ部32のベース33への取付け構造は前記第2の実施の形態の場合と同様である。また、マッサージ部31は、前記第1及び第2の実施の形態の場合のように、エアーマッサージ部32に軸着される中空の防振枠体11aの表裏両面に蓋体31bと底体31cを配設し、電動式の振動装置31dを備えた構成であるが、前記第1及び第2の実施の形態の場合に比べて薄形に構成したものである。
【0027】
エアーマッサージ部32は、足裏のマッサージの際に足裏をマッサージ部31に載せた状態の両足首を下と横から包むように支える形状で、一端部の両側に一対の切欠部32aを形成され、前記一端部をベース33に回動自在かつ略水平位置で切欠部32a及びピン33aが係合して位置を保持されるよう軸支されており、他端部に所定角度範囲で回動自在にマッサージ部31を軸着される構成である。エアーマッサージ部32は外部より供給された空気で膨張、収縮自在であり、足首を空気圧でマッサージする仕組みである。
【0028】
次に、前記構成に基づく本実施の形態のマッサージ動作について説明する。まず、折畳んで座部51下に収納したエアーマッサージ部32及びマッサージ部31を座部51先端のベース33の軸支点を中心に上方に起す。マッサージ部31が椅子50の座面51aと略等しい高さでその上面が前下がりに傾いた状態となる位置まで動かしたら、エアーマッサージ部32の切欠部32aとベース33のピン33aとを係合させてエアーマッサージ部32及びマッサージ部31を動かないように固定する。
【0029】
この状態で人が椅子50に座り、マッサージ部31の上面をなす蓋体31bに脚のふくらはぎを載せ、振動装置31dを作動させると、ふくらはぎと接する蓋体31bが振動し、ふくらはぎへのマッサージ効果が得られる。一方、足裏のマッサージを行う場合には、前記の状態から切欠部32aとピン33aとの係合を保持したまま、ストッパ手段34により拡開量が規制されるまでマッサージ部31をエアーマッサージ部32に対して前方に起し、所定角度に起立した状態にして、椅子50の座面51aより高い位置でマッサージ部31がその裏面を椅子50に座った人に対向させた状態とする。マッサージ部31の人に対向する裏面をなす底体31cに足裏を載せると共に、エアーマッサージ部32に足首を保持させ、振動装置31dを作動させると、足裏と接する底体31cが振動し、足裏へのマッサージ効果が得られる。
【0030】
足裏のマッサージにおいては、マッサージ部31が座面51aより上にあり、かつ起立していることで、人は背中を椅子50に押付けると共に脚を踏ん張ってマッサージ部31に強く足裏を押付ける姿勢になる上、エアーマッサージ部32で足首を支えられて足裏の位置が変りにくいため、マッサージ部31から足裏に高いマッサージ効果を与えることができる。この足裏のマッサージの際に、エアーマッサージ部32においては、空気圧により足首からふくらはぎ下部にかけてもマッサージを行うことができ、足裏へのマッサージと合せてマッサージ効果を大きくできる。
【0031】
本実施の形態に係るマッサージ装置3では、足裏へのマッサージにおいて足首を支えるので姿勢が安定し、常時正しくマッサージ効果を与えられる。また、足首やふくらはぎ下部にもマッサージ効果を与えることができ、マッサージできる範囲が大きく足の血行を良くしてマッサージ効果を向上させられ、効率よくマッサージが行える。
【0032】
なお、前記実施の形態においては、エアーマッサージ部からの空気圧でマッサージを行う構成としているが、エアーマッサージ部に振動装置を内蔵させ、振動によりマッサージ効果を与えるなど、マッサージの方法としては他の方法を用いても構わない。
【0033】
【発明の効果】
以上のように本発明においては、マッサージを受ける人が着座する座部の前側において座面と略垂直方向に垂下した状態と座面と略平行に位置した状態との間を移動自在となる支持部材に、マッサージ機能部を内蔵したマッサージ部を上記座部側と反対側において回動支持となるように取り付けたマッサージ装置において、上記回動支持手段は、支持部材とマッサージ部が重ね合わされマッサージ部の表面が被施療部と当接可能な状態からマッサージ部の裏面が被施療部と当接可能となる規制位置までを90度以上の回動範囲とするとともに、上記支持部材のマッサージ部との重ね合わせ面側を足首を下と横から包むように支える形状とし、支持部材が座面と略平行に位置した時に規制位置においてマッサージ部は裏面が上方へ向くように垂直方向より座部から離れる方向へ傾いているようにしたので、マッサージ部の座面からの距離を水平方向において近い状態(第1の施療状態)と遠い状態(第2の施療状態)を簡単に選択出来、椅子に座って脚を前方へ投げ出した状態で腰からの距離の異なる被施療部を良好にマッサージ出来る。
という作用効果を奏する。
また、請求項2に記載のような構成をとると、支持部材とマッサージ部が拡開した状態で収納方向へ移動させてもマッサージ部の先端が床面等に当接しにくく、仮に当接してもすみやかにマッサージ部が閉じる方向へ回動するため当接力で破損等が生じる虞がない。
さらには、請求項3に記載のような構成の場合、マッサージ機能部を兼用出来るのでコスト的にも重量的にも非常に有利となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 提案例の第1の実施の形態に係るマッサージ装置のマッサージ部収納状態説明図である。
【図2】 提案例の第1の実施の形態に係るマッサージ装置の第1の施療状態説明図である。
【図3】 提案例の第1の実施の形態に係るマッサージ装置の第2の施療状態説明図である。
【図4】 提案例の第2の実施の形態に係るマッサージ装置のマッサージ部収納状態説明図である。
【図5】 提案例の第2の実施の形態に係るマッサージ装置の第1の施療状態説明図である。
【図6】 提案例の第2の実施の形態に係るマッサージ装置の第2の施療状態説明図である。
【図7】 本発明実施の形態に係るマッサージ装置の第1の施療状態説明図である。
【図8】 本発明実施の形態に係るマッサージ装置の第2の施療状態説明図である。
【図9】 本発明実施の形態に係るマッサージ装置のエアーマッサージ部の概略構成図である。
【図10】従来のマッサージ装置の概略構成斜視図である。
【図11】従来のマッサージ装置の概略構成側面図である。
【符号の説明】
1,2,3,100,200 マッサージ装置
11,21,31 マッサージ部
11a,21a,31a 防振枠体
11b,21b,31b 蓋体
11c,21c,31c 底体
11d,21d,31d 振動装置
11e,21e ストッパ
12 支持部材
12a,22b ストッパ溝
13 リンク部
13a,13b,13c,13d,13e リンク
13f 駆動装置
22 アーム
22a,32a 切欠部
23,33 ベース
23a,33a ピン
23b,33b ピン溝
23c,33c スプリング
32 エアーマッサージ部
50 椅子
51 座部
51a 座面
101 脚部マッサージ主体
101a 振動子
101b マグネット
101c 弾性脚体
102 金具
103 椅子式マッサージ機
103a 座部
201 両面マッサージ器
202 アーム
203 支持台
204 椅子式マッサージ機
204a 座面
205 ベルト

Claims (5)

  1. マッサージを受ける人が着座する座部の前側において座面と略垂直方向に垂下した状態と、座面と略平行に位置した状態との間を移動自在となる支持部材に、マッサージ機能部を内蔵したマッサージ部を上記座部側と反対側において回動支持となるように取り付けたマッサージ装置において、上記回動支持手段は、支持部材とマッサージ部が重ね合わされマッサージ部の表面が被施療部と当接可能な状態からマッサージ部の裏面が被施療部と当接可能となる規制位置までを90度以上の回動範囲とするとともに、上記支持部材のマッサージ部との重ね合わせ面側を足首を下と横から包むように支える形状とし、支持部材が座面と略平行に位置した時に規制位置においてマッサージ部は裏面が上方へ向くように垂直方向より座部から離れる方向へ傾いていることを特徴とするマッサージ装置。
  2. 前記請求項1に記載のマッサージ装置において、上記規制位置はマッサージ部が少なくとも支持部材の仮想延長面より前下がりとならない位置で設定され、この規制位置においてマッサージ部は支持部材側へ重ね合わせる方向へは自由に回動可能となるようにしたことを特徴とするマッサージ装置。
  3. 前記請求項1または2に記載のマッサージ装置において、マッサージ部のマッサージ機能部は両面に同時にマッサージ作用を行なわせることを特徴とするマッサージ装置。
  4. 前記請求項1ないし3に記載のマッサージ装置において、回動支持手段は円弧状のストッパ溝とこのストッパ溝に挿通しかつストッパ溝に沿って動くストッパからなることを特徴とするマッサージ装置。
  5. 前記請求項1ないし4に記載のマッサージ装置において、支持部材の移動はマッサージ部の回動位置座面の下部に位置する駆動装置により自動的に行なわれることを特徴とするマッサージ装置。
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