JP2011234783A - 椅子型マッサージ機 - Google Patents

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Fumitaka Ishiguro
文敬 石黒
Satoshi Ryu
穎 劉
Shinsaku Shimizu
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Abstract

【課題】椅子型マッサージ機において、肘掛け部の上に腕を載せたまま腕以外の部分をマッサージする際にも腕マッサージ部が邪魔になることがなく、また使用者に与えるマッサージ機の外観イメージを良好にすることができる。
【解決手段】本発明の椅子型マッサージ機1は、座部2と、座部2の左右方向の両側に前後方向に伸びるように設けられる肘掛け部3と、座部2の後側に設けられた背もたれ部4とを備えたものであって、肘掛け部3には肘掛け部3の後方に向かって開口する開口部7を有すると共に開口部7から前方に向かって挿し込まれた腕のマッサージを可能とする腕マッサージ部5が設けられており、腕マッサージ部5は肘掛け部3内に収容されて開口部7からの腕の挿し込みが規制される格納位置と肘掛け部3の上方に突出して開口部7からの腕の挿し込みが可能とされるマッサージ位置との間で上下方向に移動自在とされている。
【選択図】図1

Description

本発明は、肘掛け部に腕マッサージ部(上肢マッサージ部)を備えた椅子型マッサージ機に関する。
周知の如く、椅子型マッサージ機の技術分野においては、使用者の腕をマッサージ可能な腕マッサージ部を備えたものが既に開発されている。
例えば、特許文献1には、使用者の腕をマッサージ可能な腕マッサージ部を肘掛け部の上方に設けた椅子型マッサージ機が開示されている。この腕マッサージ部は、肘掛け部に沿った方向に軸心が向く半円筒状に形成されたケーシングの内側にエアバッグで構成されたマッサージ部を備えており、エアバッグ式のマッサージ部を膨らましたり縮めたりすることでケーシングの内側に挿し込まれた使用者の腕をマッサージ可能となっている。
特開2004−216120号公報(図1)
ところで、椅子型マッサージ機では、マッサージを受ける使用者がすべて腕のマッサージを希望するわけではない。例えば、使用者によっては、腕のマッサージを受けずに肩や腰のマッサージだけを希望する場合もあり、その場合は当然肘掛け部に腕をのせてマッサージを受けることになる。
ところが、特許文献1の椅子型マッサージ機のように腕マッサージ部が肘掛け部の上側に固定されていると、肘掛け部に腕を載せたり載せた腕を伸ばしたりする際に腕マッサージ部が邪魔になり、リラックスした姿勢が取れないという問題があった。
また、特許文献1の椅子型マッサージ機では、肘掛け部の上方に複雑で大掛かりなエアバッグ式の腕マッサージ部を設けているため、マッサージ機自体が大きなものとなり、使用者に与える外観イメージも悪くなるという問題もある。
そこで、本発明は、上記問題点を鑑み、使用者の腕を確実にマッサージできる腕マッサージ部を備えると共に、この腕マッサージ部の未使用時には邪魔になることがなく、また使用者に与えるマッサージ機の外観イメージを良好にすることができる椅子型マッサージ機を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、本発明においては以下の技術的手段を講じた。
すなわち、本発明に係る椅子型マッサージ機は、座部と、座部の左右方向の両側に前後方向に伸びるように設けられる肘掛け部と、座部の後側に設けられた背もたれ部とを備えた椅子型マッサージ機において、前記肘掛け部には、当該肘掛け部の後方に向かって開口する開口部を有すると共に当該開口部から前方に向かって挿し込まれた腕のマッサージを可能とする腕マッサージ部が設けられており、前記腕マッサージ部は、前記肘掛け部内に収容されて開口部からの腕の挿し込みが規制される格納位置と、前記肘掛け部の上方に突出して開口部からの腕の挿し込みが可能とされるマッサージ位置との間で上下方向に移動自在とされていることを特徴とするものである。
なお、前記腕マッサージ部は、左右方向の内側に開口して座部側からの腕の挿し込みを可能とする側方開口部を有しており、前記腕マッサージ部が格納位置にあるときに前記側方開口部が閉鎖され、且つ前記腕マッサージ部がマッサージ位置にあるときに前記側方開口部が開口するのが好ましい。
また、前記腕マッサージ部は、当該腕マッサージ部の後部を肘掛け部に対して上下方向に揺動自在に枢支する枢支部を前部側に備えると共に、前記腕マッサージ部の揺動位置をマッサージ位置に位置決めする位置決め手段を備えており、
前記位置決め手段は、前記腕マッサージ部がマッサージ位置まで上方に揺動された際には、当該マッサージ位置において下方への揺動を一時的に規制し、前記マッサージ位置よりさらに上方に揺動された際には、格納位置にむけて下方への揺動を可能とするものであるのが良い。
このような位置決め手段としては、前記腕マッサージ部の下方に位置する肘掛け部に対して左右軸回りに回動自在に枢支されると共に、枢支された点を中心として扇板状に形成された扇部材と、前記腕マッサージ部の下部に一端側が左右軸回りに揺動自在に枢支されると共に、他端側が扇部材の外周縁に左右軸回りに揺動自在に枢支された長尺のアーム部材と、基端部が前記肘掛け部側に対して左右軸回りに揺動自在に枢支され、且つ先端部が前記扇部材側に向かって付勢されている爪部材と、を備えており、前記扇部材の外周縁には、爪部材の先端部が嵌り込めるように凹状に形成された位置決め凹部が設けられており、前記腕マッサージ部の揺動に合わせて扇部材が上方揺動した際に、前記爪部材の先端部が扇部材の位置決め凹部に係合することにより、前記位置決め手段がマッサージ位置における腕マッサージ部の下方揺動を規制するものを採用することができる。
また、前記位置決め手段としては、前記爪部材の先端部を扇部材の外周縁から遠ざける方向に押し戻す押し戻し片を扇部材に備えており、前記腕マッサージ部がマッサージ位置よりさらに上方に揺動された際に、前記押し戻し片が爪部材の先端部を扇部材の外周縁から遠ざける方向に押し戻すことで、前記位置決め手段は、格納位置にむけて腕マッサージ部の下方揺動を可能とするものを採用することもできる。
本発明にかかる椅子型マッサージ機によれば、使用者の腕を確実にマッサージできる腕マッサージ部を備えると共に、この腕マッサージ部の未使用時には邪魔になることがなく、また使用者に与えるマッサージ機の外観イメージを良好にすることができる。
本発明の椅子型マッサージ機の斜視図である。(a)は腕マッサージ部が格納位置にある場合の椅子型マッサージ機の斜視図であり、(b)は腕マッサージ部がマッサージ位置にある場合の椅子型マッサージ機の斜視図である。 椅子型マッサージ機において腕のマッサージを行う態様を示す図である。 腕マッサージ部が格納位置にある場合の肘掛け部の内部図である。 腕マッサージ部がマッサージ位置にある場合の肘掛け部の内部図である。 腕マッサージ部がマッサージ位置よりさらに上方に揺動した場合の肘掛け部の内部図である。
以下、本発明にかかる椅子型マッサージ機1を図に基づいて説明する。
図1に示すように、椅子型マッサージ機1は、座部2と、座部2の左右方向の両側に前後方向に伸びるように設けられる肘掛け部3と、座部2の後側に設けられた背もたれ部4とを備えている。また、肘掛け部3には腕のマッサージを可能とする腕マッサージ部5が設けられており、この腕マッサージ部5は肘掛け部3に対して上下方向に移動自在とされている。
以下、図1(a)に示す如く、椅子型マッサージ機1に座った使用者U(被マッサージ者)から見た前後方向を椅子型マッサージ機1を説明する際の前後方向と呼び、使用者Uから見た左右方向を椅子型マッサージ機1を説明する際の左右方向(幅方向)と呼ぶ。また、椅子型マッサージ機1に座った使用者Uから見た上下方向を椅子型マッサージ機1を説明する際の上下方向と呼ぶ。
座部2は、使用者Uが着座可能なように平面視で矩形状に形成された部材であり、床面から上方に距離をあけて水平に座面が向くように取り付けられている。座部2の内部には使用者Uの体重を支持できるように図示しないフレーム部材が設けられており、また座部2の上面側にはクッション部材が配備されていて使用者Uに良好な座り心地を提供できるようになっている。座部2の左側と右側には肘掛け部3がそれぞれ設けられており、また座部2の下側には図示しないフットマッサージ部などを収容可能な空間が形成されている。
肘掛け部3は、床面に対して垂直に起立した板状の部材であって、座部2の左側と右側とに互いに距離をあけて且つ座部2に隣接するように配備されている。肘掛け部3は、座部2の左側に配備される左肘掛け部3Lと、座部2の右側に配備される右肘掛け部3Rとで構成されている。これらの左右肘掛け部3L、3Rはいずれも前後方向に伸びるように設けられており、またそれぞれの上面は腕を載せて支障なく伸ばすことができるような幅を有すると共に前後方向になだらかに形成されている。
肘掛け部3の内部には、上下方向に向かって起立した支持フレーム6が設けられている。この支持フレーム6は、座部2のフレーム部材と直交状に連結固定されており、座部2に加わる使用者Uの体重を座部2のフレーム部材を介して支持できるようになっている。
背もたれ部4は、使用者Uがもたれ掛かれるように座部2の後側に設けられている。背もたれ部4は、座部2の後側の支持フレーム6に対して左右方向を向く水平軸周りに揺動自在に枢支されており、上下方向に沿って起立した起立姿勢と後方に向かってほぼ水平に倒れ込んだリクライニング姿勢との間で自由に傾斜できるようになっている。
図1、図2に示すように、本発明の椅子型マッサージ機1は、使用者Uの手や腕(上肢)を確実にマッサージできる腕マッサージ部5(上肢マッサージ部)を備えると共に、この腕マッサージ部5の未使用時には邪魔になることがな腕マッサージ部5を、肘掛け部3に内蔵する形で備えている。
腕マッサージ部5は、前後方向に沿って長尺状に形成された部材であって、左右肘掛け部3L、3Rの上部にそれぞれ配備されている。腕マッサージ部5の後端面には肘掛け部3の後方に向かって開口する開口部7が形成されており、また左右方向の内側を向く腕マッサージ部5の側面には左右方向の内側に開口する側方開口部8が形成されている。開口部7からは腕を前方に向かって挿し込むことができるようになっており、また側方開口部8からは腕を座部2側から挿し込むことができるようになっている。
腕マッサージ部5の内部には、開口部7又は側方開口部8から挿し込まれた上肢を収容可能な収容部9が設けられている。収容部9は、開口部7が設けられた後面及び側方開口部8が設けられた左右方向の内周側の側面以外(上面、下面、前面、幅方向の外周側の側面)の面がすべて壁面で構成されていて、これらの壁面に囲まれている。収容部9の中途部〜後側の上面及び下面には第2エアバッグ10が配備されており、収容部9に挿し込まれた肘から手首までの使用者Uの腕をマッサージできるようになっている。また、収容部9の前部には第1エアバッグ11が配備されており、収容部9に挿し込まれた手首から指先までの使用者Uの手をマッサージできるようになっている。
腕マッサージ部5は、肘掛け部3内に収容された「格納位置」と、肘掛け部3から上方に突出して腕のマッサージが可能となる「マッサージ位置」との間で上下方向に移動自在とされている。そして、これらの開口部7及び側方開口部8は、腕マッサージ部5がマッサージ位置に移動したときに開口してマッサージが可能となる構成となっている。
具体的には、腕マッサージ部5は、前部が肘掛け部3に枢支されていて、肘掛け部3に枢支された前部に対して後部側が上下方向に揺動する機構となっている。そして、本発明の腕マッサージ部5は、腕マッサージ部5の前部に対する後部側の上下揺動を利用して、格納位置とマッサージ位置との間で腕マッサージ部5の移動を可能とする構成とされている。
次に、腕マッサージ部5を、「格納位置」〜「マッサージ位置」間で揺動させる機構について説明する。
腕マッサージ部5には、肘掛け部3に対して腕マッサージ部5を枢支する枢支部12と、腕マッサージ部5の揺動位置をマッサージ位置に位置決めする位置決め手段13とが設けられている。
枢支部12は、肘掛け部3の内部を左右方向に貫通するように肘掛け部3の前部上側に配備された枢支ピン14と、腕マッサージ部5の前部に枢支ピン14と回動自在に係合する受け部15とを有している。枢支部12では、肘掛け部3の枢支ピン14が腕マッサージ部5の受け部15に対して回動することにより、腕マッサージ部5の後部が肘掛け部3に枢支された前部側に対して左右方向を向く軸回りに揺動される。
位置決め手段13は、腕マッサージ部5がマッサージ位置まで上方に揺動された際には、マッサージ位置において下方への揺動を一時的に規制し、マッサージ位置よりさらに上方に揺動された際には、格納位置へ向けての下方揺動を可能とするものである。
詳しくは、位置決め手段13は、肘掛け部3に対して揺動自在に枢支された扇部材16と、腕マッサージ部5に合わせて扇部材16が揺動するように扇部材16と腕マッサージ部5とを連結する長尺のアーム部材17と、扇部材16の外周縁に係合して扇部材16の揺動を規制する爪部材18とを備えている。
まず、扇部材16は、側方から見た断面が円弧状(扇状)の板部材であり、肘掛け部3の内部に配備された支持フレーム6に回動自在に枢支されている。この扇部材16を枢支する枢支軸19は、側方断面形状における円弧の中心(扇のかなめ)に位置している。そして、枢支軸19は、左右方向に沿って配備されて扇部材16を上下方向に揺動自在に枢支している。
この扇部材16の一方径側(扇部材16の外周部に沿って上側に位置する径側)では、扇部材16の外周縁からさらに径外側に向かって突出する突起部20が形成されており、この突起部20には上述したアーム部材17の他端側が回動自在に連結されている。
扇部材16の他方径側(扇部材16の外周部に沿って下側に位置する径側)には、扇部材16の表面に枢支軸19から径外側に向かって伸びる押し戻し片21が設けられている。この押し戻し片21は、扇部材16を上方に向かって揺動させた際の反揺動方向側の表面に取り付けられている。押し戻し片21の径外側の端部には、位置決め手段13の解除を可能とする押し戻し面22が形成されている。この押し戻し面22は、扇部材16の枢支軸19に対して接線方向を向くように形成されている。
扇部材16の外周縁には径内側(枢支軸19側)に向かって凹んだ位置決め凹部23が形成されている。この位置決め凹部23は、押し戻し片21より外周縁に沿った上側(一方径側)に隣接した位置に形成されており、この位置決め凹部23には後述する爪部材18の先端部が嵌り込めるようになっている。
さらに、扇部材16の表面であって、扇部材16の一方径側には、先端にかえしが付いたフック状のロック部材24が設けられている。
アーム部材17は、左右方向に板面を向けた長尺の板部材である。アーム部材17の一端側(腕マッサージ部5側)は腕マッサージ部5の下側に左右軸回りに揺動自在に枢支されており、またアーム部材17の他端側(扇部材16側)は扇部材16の突起部20に左右軸回りに揺動自在に枢支されていて、このアーム部材17により腕マッサージ部5の揺動に合わせて扇部材16が揺動する構成とされている。
爪部材18は肘掛け部3の内部に配備された支持フレーム6にその基端部が枢支された部材であり、爪部材18の先端部は支持フレーム6に枢支された基端部に対して左右方向を向く軸回りに揺動自在とされている。また、爪部材18の先端部は扇部材16側に向かって付勢されており、爪部材18の先端部は扇部材16の外周縁に一定の力で押圧されている。
爪部材18の先端部はかえしが付いたフック状に形成されており、上述したロック部材24の先端に弱い付勢力で引っ掛かって扇部材16の上方揺動を規制することにより腕マッサージ部5が上方に向かって移動しないようにロックできる構成となっている。
次に、腕マッサージ部5を揺動させる機構及び位置決め手段13の動作を説明する。
図3は、腕マッサージ部5が格納位置にある場合の肘掛け部3の断面を示したものである。
図3に示すように、格納位置においては、腕マッサージ部5は肘掛け部3の内側に格納されており、腕マッサージ部5の上面と肘掛け部3の上面とは面一となっていて、肘掛け部3の上に腕を載せたり載せた腕を伸ばしたりすることが容易となっている。
また、腕マッサージ部5は枢支部12を中心として下限まで揺動した状態となっており、腕マッサージ部5にアーム部材17を介して連結された扇部材16も最も下方に揺動された状態となっている。この状態においては、押し戻し片21や押し戻し片21に隣接して形成される位置決め凹部23は爪部材18から離間した位置にあり、爪部材18が位置決め凹部23や押し戻し片21に係合することはない。
そして、扇部材16の表面に取り付けられたロック部材24が爪部材18の先端部と係合しており、扇部材16の上方揺動が規制されているため、腕マッサージ部5は格納位置から移動することはない。しかし、例えば腕マッサージ部5を一定以上の力で上方に引き上げると、ロック部材24と爪部材18との係合が外れて、扇部材16を上方(図例では時計回りの方向)に揺動できるようになる。
腕マッサージ部5を掴んで上方に揺動させると、アーム部材17を介して腕マッサージ部5に連結された扇部材16も枢支軸19回りに上方に揺動し、やがて図4に示すマッサージ位置まで腕マッサージ部5が移動する。
この格納位置においては、腕マッサージ部5の側方開口部8は、肘掛け部3の幅方向内側に設けられた側板25(遮蔽板)により、閉塞された状態となっており、外部には連通していない。
図4に示すように、マッサージ位置においては、扇部材16が枢支軸19回りに上方に回動して扇部材16の外周縁に形成された位置決め凹部23が爪部材18と同じ位置にあるため、基端部に対して付勢された爪部材18の先端部が位置決め凹部23に嵌り込んで扇部材16の下方揺動が規制される。それゆえ、腕マッサージ部5はこのマッサージ位置から下方に揺動することがなく、腕マッサージ部5の揺動位置をマッサージ位置で一旦位置決めすることが可能となる。
このマッサージ位置においては、腕マッサージ部5の側方開口部8は、肘掛け部3の幅方向内側に設けられた側板25より上方となり、使用者Uは側方開口部8乃至は開口部7(後方開口部7)から腕を差し入れ可能となる。
図5に示すように、腕マッサージ部5を掴んでマッサージ位置よりもさらに上方に揺動させると、扇部材16が枢支軸19回りにさらに上方に回動し、爪部材18の先端部が押し戻し片21と同じ位置になる。そうすると、押し戻し片21の押し戻し面22が爪部材18の先端部に接触して爪部材18の先端部を付勢方向とは逆方向に押し戻し、爪部材18の先端部と位置決め凹部23との係合が外れて扇部材16の下方揺動が再び可能となり、腕マッサージ部5を下方移動させて格納位置に戻すことが可能となる。
なお、押し戻し面22が爪部材18の先端部に接触して爪部材18の先端部が押し戻された後は、爪部材18の先端部が位置決め凹部23から離れているため、扇部材16を下方揺動させても爪部材18の先端部が位置決め凹部23に嵌り込むことはない。それゆえ、腕マッサージ部5をマッサージ位置より上方に揺動した位置(リリース位置)から一度に格納位置まで下方移動させて戻すことが可能となる。
本発明にかかる椅子型マッサージ機1は、上記の実施の形態に限定されない。
実施形態の説明においては、腕マッサージ部5を掴んで上方に引き上げることにより腕マッサージ部5の上方揺動が可能となる椅子型マッサージ機1を例に挙げた。しかし、本発明の椅子型マッサージ機1は腕マッサージ部5をアクチュエータなどの手段で昇降させるようにしてもよい。
1 椅子型マッサージ機
2 座部
3 肘掛け部
3L 左肘掛け部
3R 右肘掛け部
4 背もたれ部
5 腕マッサージ部
6 支持フレーム
7 開口部
8 側方開口部
9 収容部
10 第2エアバッグ
11 第1エアバッグ
12 枢支部
13 位置決め手段
14 枢支ピン
15 受け部
16 扇部材
17 アーム部材
18 爪部材
19 枢支軸
20 突起部
21 押し戻し片
22 押し戻し面
23 位置決め凹部
24 ロック部材
25 側板
U 使用者

Claims (5)

  1. 座部と、座部の左右方向の両側に前後方向に伸びるように設けられる肘掛け部と、座部の後側に設けられた背もたれ部とを備えた椅子型マッサージ機において、
    前記肘掛け部には、当該肘掛け部の後方に向かって開口する開口部を有すると共に、当該開口部から前方に向かって挿し込まれた腕のマッサージを可能とする腕マッサージ部が設けられており、
    前記腕マッサージ部は、肘掛け部内に収容されて開口部からの腕の挿し込みが規制される格納位置と、前記肘掛け部の上方に突出して開口部からの腕の挿し込みが可能とされるマッサージ位置との間で、上下方向に移動自在とされていることを特徴とする椅子型マッサージ機。
  2. 前記腕マッサージ部は、左右方向の内側に開口して座部側からの腕の挿し込みを可能とする側方開口部を有しており、
    前記腕マッサージ部が格納位置にあるときに前記側方開口部が閉鎖され、且つ腕マッサージ部がマッサージ位置にあるときに前記側方開口部が開口することを特徴とする請求項1に記載の椅子型マッサージ機。
  3. 前記腕マッサージ部は、当該腕マッサージ部の後部を肘掛け部に対して上下方向に揺動自在に枢支する枢支部を前部側に備えると共に、前記腕マッサージ部の揺動位置をマッサージ位置に位置決めする位置決め手段を備えており、
    前記位置決め手段は、前記腕マッサージ部がマッサージ位置まで上方に揺動された際には、当該マッサージ位置において下方への揺動を一時的に規制し、前記マッサージ位置よりさらに上方に揺動された際には、格納位置にむけて下方への揺動を可能とすることを特徴とする請求項1又は2に記載の椅子型マッサージ機。
  4. 前記位置決め手段は、
    前記腕マッサージ部の下方に位置する肘掛け部に対して左右軸回りに回動自在に枢支されると共に、枢支された点を中心として扇板状に形成された扇部材と、
    前記腕マッサージ部の下部に一端側が左右軸回りに揺動自在に枢支されると共に、他端側が扇部材の外周縁に左右軸回りに揺動自在に枢支された長尺のアーム部材と、
    基端部が前記肘掛け部側に対して左右軸回りに揺動自在に枢支され、且つ先端部が前記扇部材側に向かって付勢されている爪部材と、を備えており、
    前記扇部材の外周縁には、爪部材の先端部が嵌り込めるように凹状に形成された位置決め凹部が設けられており、
    前記腕マッサージ部の揺動に合わせて扇部材が上方揺動した際に、前記爪部材の先端部が扇部材の位置決め凹部に係合することにより、前記位置決め手段がマッサージ位置における腕マッサージ部の下方揺動を規制することを特徴とする請求項3に記載の椅子型マッサージ機。
  5. 前記位置決め手段は、前記爪部材の先端部を扇部材の外周縁から遠ざける方向に押し戻す押し戻し片を扇部材に備えており、
    前記腕マッサージ部がマッサージ位置よりさらに上方に揺動された際に、前記押し戻し片が爪部材の先端部を扇部材の外周縁から遠ざける方向に押し戻すことで、前記位置決め手段は、格納位置にむけて腕マッサージ部の下方揺動を可能とすることを特徴とする請求項4に記載の椅子型マッサージ機。
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