JP6263238B1 - 歯科用椅子 - Google Patents
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Abstract
Description
すなわち、本発明によれば、患者の身体的特徴にかかわらず、より容易に乗降することができる歯科用椅子を提供できる。
また、患者が歯科用椅子上で診療を受ける際には、大腿部の長さにかかわらず、膝裏に座部が干渉することがないため、患者の足は歯科用椅子に良好にフィットする。したがって、患者は快適に診療を受けることができる。
また、歯科用椅子への患者の乗降時においてレッグレストの先端側を基端側よりも後方に入り込ませたとき、レッグレストの表面の幅方向の中央部が後方に向けてへこんだ状態となる。つまり、上方から見て、座部の前端縁と、レッグレストの表面とは、同じように幅方向の中央部が後方にえぐれたラインを描く。したがって、患者は、歯科用椅子に対する乗降時に、足の踵を座部の下方へ確実に引くことができるため、起立および着座がより容易となる。このため、歯科用椅子に対してより容易に乗降することが可能となる。
より詳細には、レッグレストの先端部が持ち上がるように該レッグレストが回動させられると、長孔にピンが挿入された状態で付勢部材によって長手方向にピン側へ付勢されたレッグアシスト用リンクに引っ張られることによって、移動体がレッグレスト支持部内で基端側に移動させられる。そして、移動体が基端側に移動させられると、変換機構部によって、レッグアシストがレッグレスト支持部の開口部から進出させられる。
一方、レッグレストの先端部が下がるように該レッグレストが回動させられると、レッグアシスト用リンクに押されることによって、移動体がレッグレスト支持部内で先端側に移動させられる。そして、移動体が先端側に移動させられると、変換機構部によって、レッグアシストがレッグレスト支持部内へ退避させられる。
ここで、レッグレストの先端側が基端側よりも後方に入り込んだ状態から持ち上げられて該レッグレストが最も寝た状態にまで回動する間、レッグアシストが進出し続けるとすれば、レッグアシストのストローク長はかなり長くなる。しかし、レッグアシストの長さはレイアウト上制限を受けるため、レッグアシストのストローク長は、それほど長くすることはできない。そこで、座部の下面側に設けられたピンが挿入されるレッグアシスト用リンクの孔を長孔としている。これにより、レッグアシストの進退移動に連動する移動体が基端側に移動してストッパに当接して停止した後には、レッグアシスト用リンクがレッグレストの回動にしたがって先端側に引っ張られ、長孔にピンが挿入された状態で長孔の部分がピンに対して先端側に移動する。つまり、レッグアシスト用リンクの一端側の孔を長孔とし、移動体がストッパに突き当たった後には長孔内でピンが相対的に移動することによって、レッグアシスト用リンクが先端側に引っ張られる際の変位を吸収することができる。
また、付勢部材によってレッグアシスト用リンクを長手方向にピン側へ付勢しているため、移動体がストッパに当接する前に長孔の部分がピンに対して先端側に移動してレッグアシストの進出を阻害してしまうことはない。したがって、レッグレストの回動にともなって、レッグアシストを効率良く迅速に進出させることができる。
このように、レッグアシストのストローク長にかかわらずレッグレストを最も寝た状態にまで回動させることができ、しかもレッグレストを寝かせる方向へ回動させ始めた時点からいち早くレッグアシストを進出させて患者の踵を素早く支持することができる。したがって、患者はより快適に診療を受けることができる。
なお、各図において、共通する構成要素や同様な構成要素については、同一の符号を付し、それらの重複する説明を適宜省略する。
姿勢連動機構部7は、第1傾動用リンク71と、第2傾動用リンク72と、第3傾動用リンク73と、第4傾動用リンク74と、を有している。第1傾動用リンク71の後端部は、バックレスト支持部42の前端部に対して、回動軸15の周りで回動可能に連結されている。第2傾動用リンク72の上端後部は、第1傾動用リンク71の前端部に対して、回動軸16の周りで回動可能に連結されている。第2傾動用リンク72の下端部は、上台ベース2aの前端部に対して、回動軸17の周りで回動可能に連結されている。第3傾動用リンク73の後端部は、第2傾動用リンク72の上端前部に対して、回動軸18の周りで回動可能に連結されている。第3傾動用リンク73の前端部は、レッグレスト支持部62に対して、回動軸19の周りで回動可能に連結されている。第4傾動用リンク74の後端部は、第2傾動用リンク72の長手方向中途部に対して、回動軸20の周りで回動可能に連結されている。第4傾動用リンク74の前端部は、座部支持部32の前側に対して、回動軸21の周りで回動可能に連結されている。
図1〜図6に示す起き位置からバックレスト4を寝かせる場合、駆動手段75を作動させることによって、図7に示すようにバックレスト4が回動軸14の周りでA方向に回動される。これにより、バックレスト4は、後方に傾動して寝る。
一方、レッグレスト6の先端部が下がるように該レッグレスト6が回動させられると、レッグアシスト用リンク81に押されることによって、移動体82がレッグレスト支持部62内で先端側に移動させられる。そして、移動体82が先端側に移動させられると、変換機構部9によって、レッグアシスト63がレッグレスト支持部62内へ退避させられる。
すなわち、本発明によれば、患者の身体的特徴にかかわらず、より容易に乗降することができる歯科用椅子1を提供できる。
また、患者が歯科用椅子1上で診療を受ける際には、大腿部の長さにかかわらず、膝裏に座部3が干渉することがないため、患者の足は歯科用椅子1に良好にフィットする。したがって、患者は快適に診療を受けることができる。
ここで、レッグレスト6の先端側が基端側よりも後方に入り込んだ状態から持ち上げられて該レッグレスト6が最も寝た状態にまで回動する間、レッグアシスト63が進出し続けるとすれば、レッグアシスト63のストローク長はかなり長くなる。しかし、レッグアシスト63の長さは、座部3の表面の高さ位置と歯科用椅子1が設置される床の高さ位置とからレイアウト上制限を受ける。このため、レッグアシスト63のストローク長は、それほど長くすることはできない。そこで、座部3の下面側に設けられたピン84が挿入されるレッグアシスト用リンク81の孔を長孔86としている。これにより、レッグアシスト63の進退移動に連動する移動体82が基端側に移動してストッパ83に当接して停止した後には、レッグアシスト用リンク81がレッグレスト6の回動にしたがって先端側に引っ張られ、長孔86にピン84が挿入された状態で長孔86の部分がピン84に対して先端側に移動する。図7〜図9は、移動体82がストッパ83に丁度当接した状態を示している。つまり、レッグアシスト用リンク81のピン84挿入用の孔を長孔86とし、移動体82がストッパ83に突き当たった後には長孔86内でピン84が相対的に移動することによって、レッグアシスト用リンク81が先端側に引っ張られる際の変位を吸収することができる。
また、引張コイルばね87によってレッグアシスト用リンク81を長手方向にピン84側へ付勢しているため、移動体82がストッパ83に当接する前に長孔86の部分がピン84に対して先端側に移動してレッグアシスト63の進出を阻害してしまうことはない。したがって、レッグレスト6の回動にともなって、レッグアシスト63を効率良く迅速に進出させることができる。
このように、レッグアシスト63のストローク長にかかわらずレッグレスト6を最も寝た状態にまで回動させることができ、しかもレッグレスト6を寝かせる方向へ回動させ始めた時点からいち早くレッグアシスト63を進出させて患者の踵を素早く支持することができる。したがって、患者はより快適に診療を受けることができる。
2 台座
3 座部
4 バックレスト
5 ヘッドレスト
6 レッグレスト
7 姿勢連動機構部
8 レッグアシスト連動機構部
9 変換機構部
10 アームレスト
11 回動軸
32 座部支持部
33 臀部受け部
34 前端縁
42 バックレスト支持部
52 ヘッドレスト支持部
61 クッション部
62 レッグレスト支持部
63 レッグアシスト
64 開口部
81 レッグアシスト用リンク
82 移動体
83 ストッパ
84 ピン
86 長孔
87 引張コイルばね(付勢手段)
88 ピン
91 第1変換用リンク
92 第2変換用リンク
93 第3変換用リンク
Claims (8)
- 患者が着座する座部と、
患者の脚部を支えるレッグレストと、を備える歯科用椅子であって、
前記レッグレストは、前記座部の前端縁の近傍に設けられた回動軸の周りで回動可能に支持されているとともに、前記歯科用椅子への患者の乗降時において先端側が基端側よりも後方に入り込んで鉛直下方に対して傾斜するように構成されており、
前記座部の前端縁は、該座部の前端縁に沿う方向である幅方向の中央部の方が前記幅方向の両端部よりも後方にえぐれており、
前記レッグレストの表面は、前記幅方向の中央部の方が前記幅方向の両端部よりも該レッグレストの裏面側に向けてへこむように湾曲していることを特徴とする歯科用椅子。 - 前記座部は、該座部の少なくとも前側において、前記幅方向の両端部が前記幅方向の中央部よりも高く設定されていることを特徴とすることを特徴とする請求項1に記載の歯科用椅子。
- 患者の腕部を支える一対のアームレストを備え、
略水平な状態にある前記アームレストの先端は、前記座部の前端縁の中央部よりも前方に位置していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の歯科用椅子。 - 前記座部は、該座部の前側における前記幅方向の寸法が一対の前記アームレストの間の寸法よりも大きく設定されていることを特徴とすることを特徴とする請求項3に記載の歯科用椅子。
- 前記座部は、該座部の後側における前記幅方向の中央部に位置され患者の臀部を受ける臀部受け部を有し、
前記座部の前記幅方向の中心を通る鉛直断面における該座部の表面の高さは、前記歯科用椅子への患者の乗降時において、前記臀部受け部から前方に向かって一旦高くなってから低くなるように設定されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の歯科用椅子。 - 前記レッグレストは、
弾性体を含むクッション部と、
前記クッション部が取り付けられているレッグレスト支持部と、
前記歯科用椅子への患者の乗降時において前記レッグレスト支持部内に収納されているレッグアシストと、
前記レッグレストの先端部が持ち上げられる運動に連動して前記レッグアシストを前記レッグレスト支持部の先端に設けられた開口部から進出させるレッグアシスト連動機構部と、を有することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の歯科用椅子。 - 前記レッグアシスト連動機構部は、
前記座部の下面側に対して一端側が回動可能に連結されたレッグアシスト用リンクと、
前記レッグアシスト用リンクの他端側が回動可能に連結され前記レッグレスト支持部内で往復移動可能に支持されている移動体と、
前記レッグレスト支持部の基端側に向かう前記移動体の移動を前記レッグレスト支持部の先端側に向かう前記レッグアシストの移動に変換する変換機構部と、
前記レッグレスト支持部の基端側に向かう前記移動体の移動を規制するストッパと、を有し、
前記座部の下面側に設けられたピンが、前記レッグアシスト用リンクの前記一端側に該レッグアシスト用リンクの長手方向に沿って形成された長孔に挿入されており、
前記レッグアシスト用リンクを該レッグアシスト用リンクの前記一端側へ長手方向に沿って付勢する付勢手段が設けられていることを特徴とする請求項6に記載の歯科用椅子。 - 前記変換機構部は、
前記移動体に対して一端側が回動可能に連結された第1変換用リンクと、
前記第1変換用リンクの他端側に対して一端側が回動可能に連結された第2変換用リンクと、
前記第2変換用リンクの他端側に対して一端側が回動可能に連結された第3変換用リンクと、を有し、
前記第2変換用リンクの一端側と他端側との間の部分が前記レッグレスト支持部に対して回動可能に連結されており、
前記第3変換用リンクの他端側が前記レッグアシストに対して回動可能に連結されていることを特徴とする請求項7に記載の歯科用椅子。
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