JP6476390B2 - 起立着座支援椅子 - Google Patents

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本発明は、高齢者、身体が不自由な障害者、または上肢を何らかの作業で拘束されている健常者などが椅子から立ち上がる(以下、「起立」という)または椅子に座る(以下、「着座」という)ときの動作を支援することで身体への負担を軽減する椅子に関するものである。
通常、起立または着座するときに、椅子にアームレスト(肘掛け)がある場合は、アームレストを利用して起立または着座することで、身体への負担を多少軽減することができる。これは,起立または着座するときにかかる下半身の負担が大きいためであり、人間は直感的にアームレストを用いることで、起立または着座するときの下半身の負担を軽減している。しかし、アームレストを用いて起立または着座する場合でも、下半身にある程度の筋力がないと起立または着座することができない。また、例えば、幼児などを抱きかかえて両手が自由に使用できない場合には、アームレストを用いて起立または着座することができない。このため、筋力が低下した高齢者、身体の不自由な障害者、または身体の上肢を何らかの作業で拘束されている健常者にとっては、起立または着座することは身体への負担が大きいので、他の人の介助がないと一人では起立または着座することができないことがあった。このような人達が一人で起立または着座できるようにするために、起立または着座するときの身体への負担を軽減する支援椅子が開発され、使用されるようになった。
特開平8−117285号公報 特開平9−168565号公報 特開平10−295731号公報
上記特許文献1に開示の技術では、臀部及び前方へ延びる大腿を受けるための座部を駆動手段にて上下動可能にした起立補助椅子において、座部を少なくとも前部組付部材と後部組付部材とから構成するとともに、両組付部材を互いに折曲可能に連結し、前部組付部材を座部の上昇に伴い後部組付部材に対して下方へ折曲可能にするものである。この構成によれば、座部の上昇に伴い、前部組付部材が下方へ折曲すると、大腿が前部組付部材に支持され、臀部が後部組付部材に支持されるので、大腿に圧迫感を与えることなく、起立することができる。しかし、特許文献1の起立補助椅子では、手動で操作ボタンを操作することで座部の後端が上昇するようになっているため、上肢が不自由な障害者や上肢を何らかの作業で拘束されている健常者は操作ボタンを操作することができない。また、起立補助椅子に移動や回転が可能な器具が取り付けられないので着座した状態での移動や回転を行うことができない。
上記特許文献2に開示の技術では、起立補助椅子の座部のリフトアップ時に座面の傾動に伴って着座者の膝を前方に押し出すことができるので、リフトアップが自然で違和感がなく、着座者は楽に立ち上がることができる。また、座部をロックできるロック機構を備えており、そのロックを解除すればスプリングの作用で座部がリフトアップされ、着座者の立ち上がり動作を補助することができる。また、介助者がハンドルを握って起立補助椅子を押すことにより、安全に移動させることができる。しかし、特許文献2では、ロックを操作レバーにより手動で解除しないと座部がリフトアップされないため、上肢が不自由な障害者や上肢を何らかの作業で拘束されている健常者はロックを解除することができない。
上記特許文献3に開示の技術では、肘掛け部と腰掛け部が連動し、肘掛け部が水平姿勢を維持した状態で上動すると同時に腰掛け部が前傾上動するので、腰掛け姿勢にある者は臀部を押し上げられる際に、水平姿勢にある肘掛け部に手を当てて体を支えることができ、滑り落ちるという不安感及び危険を伴うことなく、腰掛け姿勢から起立姿勢に体の姿勢を変化させることができる。そして、起立姿勢から腰掛け姿勢へと体の姿勢を変化させる際においても、座面に臀部を押し当てるとともに肘掛け部に手を当てて体の姿勢を整えた後、肘掛け部が水平姿勢を維持した状態で座面が元の姿勢に復帰するので、安心して椅子に腰掛けることができる。しかし、特許文献3では、腰掛け姿勢から起立姿勢、または起立姿勢から腰掛け姿勢へと体の姿勢を変化させるときに、肘掛け部に手を当てなければならないので、上肢が不自由な障害者や上肢を何らかの作業で拘束されている健常者は肘掛け部に手を当てることができない。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、上記課題を解決できる起立着座支援椅子を提供することを目的とする。
本発明の起立着座支援椅子は、骨格部と、該骨格部に設けられた座面部と、該座面部の後端部に下端部が屈曲可能に背もたれ部と、前記背もたれ部に該背もたれ部を前記骨格部に対して垂直方向にスライド可能に固定するリニアブッシュと、前記座面部の後部を上昇または下降させるリンクと、前記リンク回転させる電動アクチュエータと、音声を入力するマイクと、前記マイクから入力した音声の指令を解析して前記電動アクチュエータに指令を出力する音声操作処理部とを備え、前記リンクは、支柱台に垂直方向に回転可能に固定され、前記電動アクチュエータにより上下動可能に設けられた、ロック先端部に一端が接続され、ガススプリングに他端が固定され、前記支柱台と前記ガススプリングは、前記骨格部に固定され、前記ガススプリングは、上端が前記座面部の後端部の下部に当接され、垂直方向に移動可能となり、前記電動アクチュエータは、前記指令に基づいて前記リンクを一方方向回りまたは他方方向回りに回転させることで、キャスターの移動をロックする場合は、前記ロック先端部を前記キャスターロックが床に接する位置まで下降させ、前記キャスターの移動を可能とする場合は、前記ロック先端部を前記キャスターロックが床に接しない位置まで上昇させることを特徴としている。
また、本発明の起立着座支援椅子は、前記ガススプリングの先端にボールキャスタを備えていることを特徴としている。
また、本発明の起立着座支援椅子は、前記キャスターロックの前記ロック先端部がキャスターロック先端上下動作機構により下方向に移動することにより前記キャスターの移動をロックすると共に前記リンクが一方向回りに回転し、前記キャスターロックの前記ロック先端部が前記キャスターロック先端上下動作機構により上方向に移動することにより前記キャスターの移動を可能とすると共に前記リンクが他方方向回りに回転することを特徴としている。
また、本発明の起立着座支援椅子は、スライドレールを備え、前記スライドレールが前方に移動することで前記背もたれ部が後方に傾斜し、前記スライドレールが後方に移動することで前記背もたれ部が元の位置に戻ることを特徴としている。
また、本発明の起立着座支援椅子は、指令するための単語の音声データを予め保存する記憶部を備え、前記マイクから入力される前記音声は、前記記憶部に保存されている音声データにより解析されることを特徴としている。
本発明の起立着座支援椅子は、手動で操作ボタンを操作する、また肘掛けに手を当てるなどの上肢を使うことなく、身体への負担を軽減して起立または着座することができ、また、着座した状態での移動や回転を行うことができる。
本発明の実施の形態である起立着座支援椅子の側面及び正面の構造図である。 本発明の実施形態である着座時または起立時における起立着座支援椅子の斜視及び側面の構造図である。 本発明の実施の形態である起立着座支援椅子のキャスターロック機構を説明するための構造図である。 本発明の実施形態である起立着座支援椅子のリンクによる起立着座支援機構を説明するための(1)は左背面側から見たリンク部分の拡大した斜視図、(2)は右下側方向から見たリンク部分の拡大した斜視図である。 本発明の実施形態である起立着座支援椅子のリクライニング機構を説明するための概略図である。 本発明の実施形態であるマイクに入力される音声によりリンクを動作させる制御構成図である。 本発明の実施形態である音声操作処理部が実行する音声操作処理のフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態(以下、「本実施形態」という)について図面を参照して説明する。
まず、起立着座支援椅子10の構造について、図1及び図2を用いて説明する。図1(1)は、起立着座支援椅子10の側面構造図である。図1(2)は、起立着座支援椅子10の正面構造図である。図2(1a)は、着座時における起立着座支援椅子10の斜視図、及び図2(1b)は、着座時における起立着座支援椅子10の側面構造図である。図2(2a)は、起立時における起立着座支援椅子10の斜視図、及び図2(2b)は、起立時における起立着座支援椅子10の側面構造図である。起立着座支援椅子10は、図1及び図2に示すように、骨格部100(101、102、103、104よりなる)、座面部110、背もたれ部120、リニアブッシュ130、脚部140、キャスターロック150、電動アクチュエータ160、リンク170、スライドレール180、及びマイク190から構成されている。この他に、起立着座支援椅子10には、図1及び図2には図示していないが、制御部200及び記憶部210を備えている。また、図1に示すように起立着座支援椅子10の寸法は、例えば、図1には、奥行が730(mm)、横幅が706(mm)、高さが1000(mm)の例を示しているが、これに限定されるものではない。
骨格部100は、2本の骨格部縦木101、2本の骨格部横木102、骨格部梁103、及び骨格部接続部材104により、座面部110、背もたれ部120、リニアブッシュ130、電動アクチュエータ160、リンク170、及びスライドレール180を支えている。起立着座支援椅子10の左右に取り付けられた骨格部縦木101は、椅子の前部から後部に行くに従って、水平方向から垂直方向にカーブして立ち上がっている。骨格部横木102は、左右の骨格部縦木101を繋いで左右の骨格部縦木101の底部を所定の間隔に固定している。骨格部梁103は、左右の骨格部縦木101の前端上部を繋いで、左右の骨格部縦木101の前部を所定の間隔に固定するように取り付けられ、後述するスライドレール180とスライドレール固定部材181を介して座面部110を支えている。骨格部接続部材104は、左右の骨格部縦木101の垂直方向にカーブして立ち上がった後端部に取り付けられ、骨格部縦木101と円筒軸132を繋ぐ部材である。
座面部110は、起立着座支援椅子10に着座する人の臀部を支えるものであり、座面部110の裏側の左右には、図2(2b)に示すようにスライドレール180と座面部110を水平方向にスライドさせるためのスライドレール車輪182が取り付けられている。起立着座支援椅子10に人が着座している時は、座面部110が図2の(1a)及び(1b)に示すように水平となり、起立着座支援椅子10から人が起立している時は、座面部110が図2の(2a)及び(2b)に示すように座面部110の後部が上昇する起立着座支援機構を備えている。起立着座支援機構の詳細については、後述する。また、スライドレール車輪182は、座面部110が水平状態に保持されているときに、後述のリクライニング機構により骨格部横木102に固定されているスライドレール車輪台183の上面を移動することが可能である。
背もたれ部120は、起立着座支援椅子110に着座している人の背中を支えるものである。背もたれ部120は、座着している人が背もたれ部120に寄り掛かったときに、仙骨座りになることを防止するために背もたれ部120が後方に傾斜するリクライニング機構を備えている。リクライニング機構の詳細については、後述する。また、背もたれ部120は、座面部110の後部が上昇すると、起立着座支援機構により垂直方向に上昇する。
リニアブッシュ130は、左右2対からなり、各々のリニアブッシュ130には円筒軸132が挿通され、2つの円筒軸132はそれぞれ左右の骨格部接続部材104に接続されている。左右のリニアブッシュ130は、円筒軸132に沿って垂直方向に同時に上下方向にスライドさせて移動する。また、左右のリニアブッシュ130はリニアブッシュピン131により背もたれ部120に固定されている。このようにリニアブッシュピン131で背もたれ部120とリニアブッシュ130を固定することで、左右のリニアブッシュ130が円筒軸132を垂直方向にスライドして同時に上下に移動するのに従い、背もたれ部120が垂直方向に上下に移動する。
脚部140は、起立着座支援椅子110に人が座着している状態で足漕ぎなどによる移動及び回転などを容易に行うとともに、起立着座支援椅子10本体の移動を容易にするものである。脚部140には、複数のキャスター141が取り付けられている。起立着座支援椅子10から人が起立するときに、脚部140はキャスターロック150により移動や回転が自動的にロックされる。また、起立着座支援椅子10に人が着座するときに、脚部140のロックが自動的に解除される。
キャスターロック150は、起立着座支援椅子10から人が起立または起立着座支援椅子10に人が着座するときに、起立着座支援椅子10が意に反して移動または回転してしまうのを防止するキャスターロック機構を実現するものである。
キャスターロック150を用いて実現するキャスターロック機構について、図2と図3を用いて説明する。図3(1)は、脚部140のロックが解除されている状態である。図3(2)は、脚部140のロックが作動している状態である。キャスターロック機構は、キャスターロック150のキャスターロック先端151が後述するギアボックス161内のキャスターロック先端上下動機構(図示せず)により押下されず図3(1)に示すようにキャスターロック150が床に接しない位置にある状態から、キャスターロック先端151が押下されることで、図3(2)に示すようにキャスターロック150が床に接する位置まで下降させる仕組みである。また、キャスターロック機構は、キャスターロック150のキャスターロック先端151が後述するギアボックス161内のキャスターロック先端上下動機構により押下され図3(2)に示すようにキャスターロック150が床に接している位置にある状態から、キャスターロック150が押下されない状態に移行することで、図3(1)に示すようにキャスターロック150が床に接しない位置まで上昇させる仕組みである。
電動アクチュエータ160は、キャスターロック先端151を上下方向に移動させるキャスターロック先端上下動機構をギアボックス161内に備えている。電動アクチュエータ160は、制御部200から起立動作開始の指令を入力すると、ギアボックス161内のキャスターロック先端上下動機構によりキャスターロック先端151を下方向に移動させる。また、電動アクチュエータ160は、制御部200から着座動作開始の指令を入力すると、ギアボックス161内のキャスターロック先端上下動機構によりキャスターロック先端151を上方向に移動させる。このように、制御部200からの起立動作開始の指令によりキャスターロック150が下降して床に接する位置に移動する、または着座動作開始の指令によりキャスターロック150が上昇して床に接しない位置に移動することでキャスターロック機構を実現している。
リンク170による起立着座支援機構について、図4を用いて説明する。図4(1)は、左背面側から見たリンク170部分の拡大した斜視図である。図4(2)は、右下側方向から見たリンク170部分の拡大した斜視図である。座面部110は、図4(1)及び図4(2)に示すように、骨格部横木102に固定されているガススプリング171、リンク170、及び支柱台173により支えられている。ガススプリング171は、伸縮可能であり、リンク170の上下運動の負荷を軽減する。また、ガススプリング171の先端には、ボールキャスタ171aを備え、ボールキャスタ171aにより座面部110との摩擦を軽減する。スプリングガイド172は、ガススプリング171が収縮するときにガススプリング171のしなりを抑制する。支柱台173には支柱台固定ピン174が固定され、リンク170の方向に水平に取り付けられている。支柱台固定ピン174は、リンク170が支柱台固定ピン174を軸として回転可能にリンク170を貫通することにより、リンク170を支柱台173に回転可能に固定している。また、リンク170の一端には、ガススプリング先端ピン穴177が長穴として設けられ、ガススプリング先端ピン175がガススプリング先端ピン穴177を移動可能にガススプリング171に固定されている。リンク170の他端には、キャスターロック先端ピン穴178が長穴として設けられ、キャスターロック先端ピン176がキャスターロック先端ピン穴178を移動可能にキャスターロック先端151に固定されている。
このような構造のリンク170は、支柱台固定ピン174により支柱台173に支柱台固定ピン174を軸として回転可能に固定されているので、キャスターロック先端151が下降するとキャスターロック先端ピン176がキャスターロック先端ピン穴178を押し下げる。この動作に伴って、リンク170が図4(2)の図面視で時計回りに支柱台固定ピン174を中心に回転する。このリンク170が時計回りに回転することにより、ガススプリング先端ピン穴177が上昇し、ガススプリング先端ピン175を押し上げる。ガススプリング先端ピン175はガススプリング171に固定されているので、ガススプリング先端ピン175が押し上がると、伸縮可能なガススプリング171が上昇するのに伴い座面部110の後部も上昇する。このときに、ガススプリング171の先端に備えているボールキャスタ171aにより、ガススプリング171が座面部110を押し上げるときに発生する摩擦を軽減することができる。
また、キャスターロック先端151が上昇するとキャスターロック先端ピン176がキャスターロック先端ピン穴178を押し上げる。この動作に伴って、リンク170が図4(2)の図面視で反時計回りに支柱台固定ピン174を中心に回転する。このリンク170が反時計回りに回転することにより、ガススプリング先端ピン穴177が下降し、ガススプリング先端ピン175を押し下げる。ガススプリング先端ピン175はガススプリング171に固定されているので、ガススプリング先端ピン175が押し下がると、座面部110は伸縮可能なガススプリング171が下降するに伴い座面部110の後部も下降する。
連結部材179は、ガススプリング171の上部に固定され、また、スプリングガイド172が貫通する穴が設けられており、この貫通穴に通されたスプリングガイド172を上下方向にスライドしながら移動し、ガススプリング171が収縮する際にスプリングのしなりを押さえている。
このように、起立着座支援機構は、ギアボックス161内のキャスターロック先端上下動機構によりキャスターロック先端151を上下に移動させることにより、リンク170を時計回りまたは反時計回りに回転し、座面部110を上下動させることができる。
スライドレール180は、左右2対の3つのパーツまたはコの字に折り曲げられたレールであり、各々のスライドレール180の両端は座面部110の裏側に固定されている。各々のスライドレール180には、スライドレール固定部材181が取り付けられている。スライドレール固定部材181の上部にはスライドレール180を通すための貫通穴が設けられ、スライドレール固定部材181の下部は、骨格部梁103に固定されている。また、スライドレール180が前後に移動できるようにするスライドレール車輪182が座面部110の裏側の左右に取り付けられ、各々のスライドレール車輪182が移動するスライドレール車輪台183が設けられている。
スライドレール180、スライドレール固定部材181、スライドレール車輪182、及びスライドレール車輪台183を用いて実現するリクライニング機構について、図5を用いて説明する。図5(1)は、背もたれ部120が垂直に保持されている状態の概略図である。図5(2)は、背もたれ部120が後方に傾斜している状態の概略図である。リクライニング機構は、起立着座支援椅子10に座着している人が背もたれ部120を後方に傾斜するリクライニング状態にするときに、マイク190に向かってリクライニング状態とするときに用いる単語(例えば、「リクライニング」の音声)を発すると、図5(2)に示すように、スライドレール車輪182がスライドレール車輪台183の上面を前方に移動する。スライドレール固定部材181は骨格部梁103に固定されているため、スライドレール180はスライドレール固定部材181の貫通穴をスライドし前方に移動するので、背もたれ部120が後方に傾斜することができる。また、起立着座支援椅子10に座着している人が背もたれ部120のリクライニング状態を元に戻するときに、マイク190に向かってリクライニング状態を元に戻すときに用いる単語(例えば、「戻す」の音声)を発すると、図5(1)に示すように、スライドレール車輪182がスライドレール車輪台183の上面を後方に移動する。スライドレール固定部材181は骨格部梁103に固定されているため、スライドレール180はスライドレール固定部材181の貫通穴をスライドし後方に移動するので、背もたれ部120が元の位置に戻ることができる。
なお、リクライニング機構を動作させるための電動アクチュエータは、電動アクチュエータ160とは別に備わっているが、これについては図示を省略している。
マイク190は、起立着座支援椅子10から人が起立または起立着座支援椅子10に人が着座するとき、または起立着座支援椅子10の背もたれ部120をリクライニング状態にするときや戻すときに、起立着座支援椅子10に対して人が発する指示の単語の音声を入力する。マイク190は、指示の単語の音声を入力すると、入力した音声を音声データに変換し、制御部200に出力する。
制御部200は、CPU(Central Processing Unit)またはMPU(Micro-Processing Unit)等から構成され、マイク190から入力した音声データに基づいて電動アクチュエータ160に動作指令を出力する音声操作処理部201を備えている。音声操作処理部201が実行する音声操作処理については、後述する。
記憶部210は、不揮発性メモリであり、制御部200が実行するプログラムやデータ等を記憶する。また、起立着座支援椅子10が指示の単語を理解できるようにするために、予め指示で用いられる単語の音声データを保存する登録音声データ保存エリア211が記憶部210に設けられている。
次に、起立着座支援機構について、図2と図6を用いて説明する。図6は、マイク190からの音声入力によりリンク170を動作させる音声操作処理部201の制御構成図である。起立着座支援機構は、マイク190、制御部200、記憶部210、電動アクチュエータ160、及びリンク170により実現している。
まず、起立着座支援椅子10から人が起立するときの流れについて説明する。起立着座支援椅子10から人が起立するときに、マイク190に向かって起立するときに用いる単語(例えば、「起立」の音声)を発すると、マイク190が単語の音声を入力する。マイク190は、入力した単語の音声を音声データに変換し、制御部200に出力する。制御部200は、音声データを入力すると、音声操作処理部201により記憶部210の登録音声データ保存エリア211に保存されている音声データから入力された単語の音声データを解析する。音声操作処理部201が入力された単語の音声データを「起立」と判別すると、電動アクチュエータ160に起立動作開始の指令を出力する。電動アクチュエータ160は、起立動作開始の指令を入力すると、ギアボックス161内のキャスターロック先端上下動機構によりキャスターロック先端151を下方向に移動させ、キャスターロック150を床に接する位置まで下降させて脚部140をロックする。また、キャスターロック先端151が下方向に移動すると、リンク170が図2(2b)の図面視で時計回りに支柱台固定ピン174を中心に回転する。リンク170が時計回りに回転することで、左右のリニアブッシュ130が円筒軸132の上方向に移動することで座面部110の後部が上昇し、同時にリニアブッシュ130に固定されている背もたれ部120も上方向に上昇する。
次に、起立着座支援椅子10に人が着座するときの流れについて説明する。起立着座支援椅子10に人が着座するときに、マイク190に向かって着座するときに用いる単語(例えば、「着座」の音声)を発すると、マイク190が単語の音声を入力する。マイク190は、入力した単語の音声を音声データに変換し、制御部200に出力する。制御部200は、音声データを入力すると、音声操作処理部201により記憶部210の登録音声データ保存エリア211に保存されている音声データから入力された単語の音声データを解析する。音声操作処理部201が入力された単語の音声データを「着座」と判別すると、電動アクチュエータ160に着座動作開始の指令を出力する。電動アクチュエータ160は、着座動作開始の指令を入力すると、ギアボックス161内のキャスターロック先端上下動機構によりキャスターロック先端151を上方向に移動させ、キャスターロック150を床に接しない位置まで上昇させて脚部140のロックを解除する。また、キャスターロック先端151が上方向に移動すると、リンク170が図2(1b)の図面視で反時計回りに回転する。リンク170が反時計回りに支柱台固定ピン174を中心に回転することで、左右のリニアブッシュ130が円筒軸132の下方向に移動することで座面部110の後部が下降し、同時にリニアブッシュ130に固定されている背もたれ部120も下方向に下降する。
次に、制御部200の音声操作処理部201が実行する音声操作処理について説明する。以下、図7に示す音声操作処理のフローチャートについて、ステップ順に説明する。まず、予め電源が投入されている起立着座支援椅子10の制御部200がマイク190から音声操作処理部201を起動するための特定の音声データ、例えば「起立」または「着座」を入力すると、音声操作処理部201を起動する。音声操作処理部201が起動されると、音声操作処理部201が音声操作処理を開始する。
(ステップS10)
音声操作処理部201は、記憶部210の登録音声データ保存エリアから登録音声データを取り出す。
(ステップS20)
次いで、音声操作処理部201は、マイク190から入力した音声データを、ステップS10で取り出した登録音声データに基づいて解析する。
(ステップS30)
次いで、音声操作処理部201は、マイク190から入力した音声データの解析が正常に行われたかを判定する。音声データの解析が正常に行われたとき(ステップS30のYes)は、ステップS40に進む。音声データの解析が正常に行われていないとき(ステップS30のNo)は、音声操作処理を終了する。
(ステップS40)
次いで、音声操作処理部201は、音声データが起立動作開始の指示であるかを判定する。音声データが起立動作開始の指示であるとき(ステップS40のYes)は、ステップS50に進む。音声データが起立動作開始の指示でないとき(ステップS40のNo)は、ステップS60に進む。
(ステップS50)
次いで、音声操作処理部201は、電動アクチュエータ160に起立動作開始の指令を出力し、音声操作処理を終了する。
(ステップS60)
次いで、音声操作処理部201は、電動アクチュエータ160に着座動作開始の指令を出力し、音声操作処理を終了する。
以上により、座面部110と背もたれ底面部120を連動させて上昇または下降することで、安定した姿勢を維持しながら起立または着座の動作による身体への負担を軽減することができる。また、キャスターロック機構を起立着座動作に連動させることにより、起立着座支援椅子10から起立するときまたは起立着座支援椅子10に着座するときに、脚部140が移動してしまうことにより、起立または着座する人が後方に転倒する危険を防止することができる。また、本発明の起立着座支援椅子10は、市販のキャスターを取り付けることができるので、移動距離や移動方向などの使用用途、更に床面の材質などの使用環境に適合したキャスターに交換することができる。また、起立着座支援椅子10は、リクライニング機能を備えているので、仙骨座りを抑制することで、長時間でも人は快適に起立着座支援椅子10に着座することができる。また、起立着座支援椅子10本体を回転させることができるので、着座している人の作業領域を拡大させることができる。
なお、本発明の実施形態では、骨格部100は、2本の骨格部縦木101、2本の骨格部横木102、骨格部梁103、及び骨格部接続部材104を備える構造としたが、起立着座支援椅子10の各部を支えることができる構造であれば、これに限定されない。また、左右2つのリニアブッシュ130を設けているが、どちらか一方にリニアブッシュ130を設けるようにすることも可能である。
以上により、本発明の起立着座支援椅子は、手動で操作ボタンを操作する、また肘掛けに手を当てるなどの上肢を使うことなく、身体への負担を軽減して起立または着座することができる。また、本発明の起立着座支援椅子は、椅子自体が移動及び回転の機能を備え、更に起立または着座のときに椅子が移動または回転するのをロックする機能を備えているので、起立着座支援椅子から人が起立または着座するときに転倒してしまうことを防止することができる。また、本発明の起立着座支援椅子は、仙骨座りを防止するリクライニング機能を備えているので、長時間快適に着座することができる。
本発明は、高齢者、身体が不自由な障害者、または上肢を何らかの作業で拘束されている健常者などの椅子に好適であるが、ある動作に対するロック作動及びロック解除を連動させなければならない装置一般に適用可能である。
10・・・・・起立着座支援椅子
100・・・・・骨格部(101、102、103、104よりなる)
101・・・・・骨格部縦木
102・・・・・骨格部横木
103・・・・・骨格部梁
104・・・・・骨格部接続部材
110・・・・・座面部
120・・・・・背もたれ部
130・・・・・リニアブッシュ
131・・・・・リニアブッシュピン
132・・・・・円筒軸
140・・・・・脚部
141・・・・・キャスター
150・・・・・キャスターロック
151・・・・・キャスターロック先端
160・・・・・電動アクチュエータ
161・・・・・ギアボックス
170・・・・・リンク
171・・・・・ガススプリング
171a・・・・ボールキャスタ
172・・・・・スプリングガイド
173・・・・・支柱台
174・・・・・支柱台固定ピン
175・・・・・ガススプリング先端ピン
176・・・・・ロック先端ピン
177・・・・・ガススプリング先端ピン穴
178・・・・・ロック先端ピン穴
179・・・・・連結部材
180・・・・・スライドレール
181・・・・・スライドレール固定部材
182・・・・・スライドレール車輪
183・・・・・スライドレール車輪台
190・・・・・マイク
200・・・・・制御部
201・・・・・音声操作処理部
210・・・・・記憶部
211・・・・・登録音声データ保存エリア

Claims (5)

  1. 骨格部と、該骨格部に設けられた座面部と、該座面部の後部に下部が屈曲可能に連結された背もたれ部と、
    該背もたれ部を前記骨格部に対して垂直方向にスライド可能に固定するリニアブッシュと、
    前記座面部の後部を上昇または下降させるリンクと、
    前記リンク回転させる電動アクチュエータと、
    音声を入力するマイクと、
    前記マイクから入力した音声の指令を解析して前記電動アクチュエータに指令を出力する音声操作処理部とを備え、
    前記リンクは、支柱台に上下方向に回転可能に固定され、前記電動アクチュエータにより上下動可能に設けられた、ロック先端部に一端が接続され、ガススプリングに他端が固定され、
    前記支柱台と前記ガススプリングは、前記骨格部に固定され、
    前記ガススプリングは、上端が前記座面部の後部の下部に当接され、上下に移動可能となり、
    前記電動アクチュエータは、前記指令に基づいて前記リンクを一方方向回りまたは他方方向回りに回転させることで、キャスターの移動をロックする場合は、前記ロック先端部をキャスターロックが床に接する位置まで下降させ、前記キャスターの移動を可能とする場合は、前記ロック先端部を前記キャスターロックが床に接しない位置まで上昇させることを特徴とする起立着座支援椅子。
  2. 前記ガススプリングの先端にボールキャスタを備えていることを特徴とする請求項1に記載の起立着座支援椅子。
  3. 前記キャスターロックの前記ロック先端部がキャスターロック先端上下動作機構により下方向に移動することにより前記キャスターの移動をロックすると共に前記リンクが一方向回りに回転し、
    前記キャスターロックの前記ロック先端部が前記キャスターロック先端上下動作機構により上方向に移動することにより前記キャスターの移動を可能とすると共に前記リンクが他方方向回りに回転することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の起立着座支援椅子。
  4. 前記起立着座支援椅子はスライドレールを備え、
    前記スライドレールが前方に移動することで前記背もたれ部が後方に傾斜し、
    前記スライドレールが後方に移動することで前記背もたれ部が元の位置に戻ることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の起立着座支援椅子。
  5. 指令するための単語の音声データを予め保存する記憶部を備え、
    前記マイクから入力される前記音声は、前記記憶部に保存されている音声データにより解析されることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の起立着座支援椅子。
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