JP6476390B2 - 起立着座支援椅子 - Google Patents
起立着座支援椅子 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6476390B2 JP6476390B2 JP2013009844A JP2013009844A JP6476390B2 JP 6476390 B2 JP6476390 B2 JP 6476390B2 JP 2013009844 A JP2013009844 A JP 2013009844A JP 2013009844 A JP2013009844 A JP 2013009844A JP 6476390 B2 JP6476390 B2 JP 6476390B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- caster
- lock
- link
- seating support
- voice
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Description
上記特許文献2に開示の技術では、起立補助椅子の座部のリフトアップ時に座面の傾動に伴って着座者の膝を前方に押し出すことができるので、リフトアップが自然で違和感がなく、着座者は楽に立ち上がることができる。また、座部をロックできるロック機構を備えており、そのロックを解除すればスプリングの作用で座部がリフトアップされ、着座者の立ち上がり動作を補助することができる。また、介助者がハンドルを握って起立補助椅子を押すことにより、安全に移動させることができる。しかし、特許文献2では、ロックを操作レバーにより手動で解除しないと座部がリフトアップされないため、上肢が不自由な障害者や上肢を何らかの作業で拘束されている健常者はロックを解除することができない。
上記特許文献3に開示の技術では、肘掛け部と腰掛け部が連動し、肘掛け部が水平姿勢を維持した状態で上動すると同時に腰掛け部が前傾上動するので、腰掛け姿勢にある者は臀部を押し上げられる際に、水平姿勢にある肘掛け部に手を当てて体を支えることができ、滑り落ちるという不安感及び危険を伴うことなく、腰掛け姿勢から起立姿勢に体の姿勢を変化させることができる。そして、起立姿勢から腰掛け姿勢へと体の姿勢を変化させる際においても、座面に臀部を押し当てるとともに肘掛け部に手を当てて体の姿勢を整えた後、肘掛け部が水平姿勢を維持した状態で座面が元の姿勢に復帰するので、安心して椅子に腰掛けることができる。しかし、特許文献3では、腰掛け姿勢から起立姿勢、または起立姿勢から腰掛け姿勢へと体の姿勢を変化させるときに、肘掛け部に手を当てなければならないので、上肢が不自由な障害者や上肢を何らかの作業で拘束されている健常者は肘掛け部に手を当てることができない。
また、本発明の起立着座支援椅子は、前記ガススプリングの先端にボールキャスタを備えていることを特徴としている。
また、本発明の起立着座支援椅子は、前記キャスターロックの前記ロック先端部がキャスターロック先端上下動作機構により下方向に移動することにより前記キャスターの移動をロックすると共に前記リンクが一方向回りに回転し、前記キャスターロックの前記ロック先端部が前記キャスターロック先端上下動作機構により上方向に移動することにより前記キャスターの移動を可能とすると共に前記リンクが他方方向回りに回転することを特徴としている。
また、本発明の起立着座支援椅子は、スライドレールを備え、前記スライドレールが前方に移動することで前記背もたれ部が後方に傾斜し、前記スライドレールが後方に移動することで前記背もたれ部が元の位置に戻ることを特徴としている。
また、本発明の起立着座支援椅子は、指令するための単語の音声データを予め保存する記憶部を備え、前記マイクから入力される前記音声は、前記記憶部に保存されている音声データにより解析されることを特徴としている。
キャスターロック150を用いて実現するキャスターロック機構について、図2と図3を用いて説明する。図3(1)は、脚部140のロックが解除されている状態である。図3(2)は、脚部140のロックが作動している状態である。キャスターロック機構は、キャスターロック150のキャスターロック先端151が後述するギアボックス161内のキャスターロック先端上下動機構(図示せず)により押下されず図3(1)に示すようにキャスターロック150が床に接しない位置にある状態から、キャスターロック先端151が押下されることで、図3(2)に示すようにキャスターロック150が床に接する位置まで下降させる仕組みである。また、キャスターロック機構は、キャスターロック150のキャスターロック先端151が後述するギアボックス161内のキャスターロック先端上下動機構により押下され図3(2)に示すようにキャスターロック150が床に接している位置にある状態から、キャスターロック150が押下されない状態に移行することで、図3(1)に示すようにキャスターロック150が床に接しない位置まで上昇させる仕組みである。
また、キャスターロック先端151が上昇するとキャスターロック先端ピン176がキャスターロック先端ピン穴178を押し上げる。この動作に伴って、リンク170が図4(2)の図面視で反時計回りに支柱台固定ピン174を中心に回転する。このリンク170が反時計回りに回転することにより、ガススプリング先端ピン穴177が下降し、ガススプリング先端ピン175を押し下げる。ガススプリング先端ピン175はガススプリング171に固定されているので、ガススプリング先端ピン175が押し下がると、座面部110は伸縮可能なガススプリング171が下降するに伴い座面部110の後部も下降する。
連結部材179は、ガススプリング171の上部に固定され、また、スプリングガイド172が貫通する穴が設けられており、この貫通穴に通されたスプリングガイド172を上下方向にスライドしながら移動し、ガススプリング171が収縮する際にスプリングのしなりを押さえている。
このように、起立着座支援機構は、ギアボックス161内のキャスターロック先端上下動機構によりキャスターロック先端151を上下に移動させることにより、リンク170を時計回りまたは反時計回りに回転し、座面部110を上下動させることができる。
スライドレール180、スライドレール固定部材181、スライドレール車輪182、及びスライドレール車輪台183を用いて実現するリクライニング機構について、図5を用いて説明する。図5(1)は、背もたれ部120が垂直に保持されている状態の概略図である。図5(2)は、背もたれ部120が後方に傾斜している状態の概略図である。リクライニング機構は、起立着座支援椅子10に座着している人が背もたれ部120を後方に傾斜するリクライニング状態にするときに、マイク190に向かってリクライニング状態とするときに用いる単語(例えば、「リクライニング」の音声)を発すると、図5(2)に示すように、スライドレール車輪182がスライドレール車輪台183の上面を前方に移動する。スライドレール固定部材181は骨格部梁103に固定されているため、スライドレール180はスライドレール固定部材181の貫通穴をスライドし前方に移動するので、背もたれ部120が後方に傾斜することができる。また、起立着座支援椅子10に座着している人が背もたれ部120のリクライニング状態を元に戻するときに、マイク190に向かってリクライニング状態を元に戻すときに用いる単語(例えば、「戻す」の音声)を発すると、図5(1)に示すように、スライドレール車輪182がスライドレール車輪台183の上面を後方に移動する。スライドレール固定部材181は骨格部梁103に固定されているため、スライドレール180はスライドレール固定部材181の貫通穴をスライドし後方に移動するので、背もたれ部120が元の位置に戻ることができる。
なお、リクライニング機構を動作させるための電動アクチュエータは、電動アクチュエータ160とは別に備わっているが、これについては図示を省略している。
音声操作処理部201は、記憶部210の登録音声データ保存エリアから登録音声データを取り出す。
次いで、音声操作処理部201は、マイク190から入力した音声データを、ステップS10で取り出した登録音声データに基づいて解析する。
次いで、音声操作処理部201は、マイク190から入力した音声データの解析が正常に行われたかを判定する。音声データの解析が正常に行われたとき(ステップS30のYes)は、ステップS40に進む。音声データの解析が正常に行われていないとき(ステップS30のNo)は、音声操作処理を終了する。
次いで、音声操作処理部201は、音声データが起立動作開始の指示であるかを判定する。音声データが起立動作開始の指示であるとき(ステップS40のYes)は、ステップS50に進む。音声データが起立動作開始の指示でないとき(ステップS40のNo)は、ステップS60に進む。
次いで、音声操作処理部201は、電動アクチュエータ160に起立動作開始の指令を出力し、音声操作処理を終了する。
次いで、音声操作処理部201は、電動アクチュエータ160に着座動作開始の指令を出力し、音声操作処理を終了する。
100・・・・・骨格部(101、102、103、104よりなる)
101・・・・・骨格部縦木
102・・・・・骨格部横木
103・・・・・骨格部梁
104・・・・・骨格部接続部材
110・・・・・座面部
120・・・・・背もたれ部
130・・・・・リニアブッシュ
131・・・・・リニアブッシュピン
132・・・・・円筒軸
140・・・・・脚部
141・・・・・キャスター
150・・・・・キャスターロック
151・・・・・キャスターロック先端
160・・・・・電動アクチュエータ
161・・・・・ギアボックス
170・・・・・リンク
171・・・・・ガススプリング
171a・・・・ボールキャスタ
172・・・・・スプリングガイド
173・・・・・支柱台
174・・・・・支柱台固定ピン
175・・・・・ガススプリング先端ピン
176・・・・・ロック先端ピン
177・・・・・ガススプリング先端ピン穴
178・・・・・ロック先端ピン穴
179・・・・・連結部材
180・・・・・スライドレール
181・・・・・スライドレール固定部材
182・・・・・スライドレール車輪
183・・・・・スライドレール車輪台
190・・・・・マイク
200・・・・・制御部
201・・・・・音声操作処理部
210・・・・・記憶部
211・・・・・登録音声データ保存エリア
Claims (5)
- 骨格部と、該骨格部に設けられた座面部と、該座面部の後部に下部が屈曲可能に連結された背もたれ部と、
該背もたれ部を前記骨格部に対して垂直方向にスライド可能に固定するリニアブッシュと、
前記座面部の後部を上昇または下降させるリンクと、
前記リンク回転させる電動アクチュエータと、
音声を入力するマイクと、
前記マイクから入力した音声の指令を解析して前記電動アクチュエータに指令を出力する音声操作処理部とを備え、
前記リンクは、支柱台に上下方向に回転可能に固定され、前記電動アクチュエータにより上下動可能に設けられた、ロック先端部に一端が接続され、ガススプリングに他端が固定され、
前記支柱台と前記ガススプリングは、前記骨格部に固定され、
前記ガススプリングは、上端が前記座面部の後部の下部に当接され、上下に移動可能となり、
前記電動アクチュエータは、前記指令に基づいて前記リンクを一方方向回りまたは他方方向回りに回転させることで、キャスターの移動をロックする場合は、前記ロック先端部をキャスターロックが床に接する位置まで下降させ、前記キャスターの移動を可能とする場合は、前記ロック先端部を前記キャスターロックが床に接しない位置まで上昇させることを特徴とする起立着座支援椅子。 - 前記ガススプリングの先端にボールキャスタを備えていることを特徴とする請求項1に記載の起立着座支援椅子。
- 前記キャスターロックの前記ロック先端部がキャスターロック先端上下動作機構により下方向に移動することにより前記キャスターの移動をロックすると共に前記リンクが一方向回りに回転し、
前記キャスターロックの前記ロック先端部が前記キャスターロック先端上下動作機構により上方向に移動することにより前記キャスターの移動を可能とすると共に前記リンクが他方方向回りに回転することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の起立着座支援椅子。 - 前記起立着座支援椅子はスライドレールを備え、
前記スライドレールが前方に移動することで前記背もたれ部が後方に傾斜し、
前記スライドレールが後方に移動することで前記背もたれ部が元の位置に戻ることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の起立着座支援椅子。 - 指令するための単語の音声データを予め保存する記憶部を備え、
前記マイクから入力される前記音声は、前記記憶部に保存されている音声データにより解析されることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の起立着座支援椅子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013009844A JP6476390B2 (ja) | 2013-01-23 | 2013-01-23 | 起立着座支援椅子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013009844A JP6476390B2 (ja) | 2013-01-23 | 2013-01-23 | 起立着座支援椅子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014140435A JP2014140435A (ja) | 2014-08-07 |
JP6476390B2 true JP6476390B2 (ja) | 2019-03-06 |
Family
ID=51422337
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013009844A Expired - Fee Related JP6476390B2 (ja) | 2013-01-23 | 2013-01-23 | 起立着座支援椅子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6476390B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106333820B (zh) * | 2016-10-20 | 2017-11-07 | 鄄城县人民医院 | 一种多功能儿科临床诊断装置 |
JP6524385B2 (ja) * | 2017-07-07 | 2019-06-05 | 株式会社 中居木工 | 起立補助椅子 |
CN107822826B (zh) * | 2017-11-28 | 2020-07-28 | 吉林大学 | 一种医疗儿科用辅助治疗座椅 |
CN108272592B (zh) * | 2018-02-01 | 2020-04-28 | 徐磊 | 一种儿科用多功能座板 |
CN109491448B (zh) * | 2018-11-01 | 2020-05-05 | 王策勋 | 电气自动化控制台 |
CN111904728A (zh) * | 2020-08-04 | 2020-11-10 | 无锡绿科源电子科技有限公司 | 基于辅助车的操作控制方法、装置以及电子设备 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59186009A (ja) * | 1983-04-07 | 1984-10-22 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 移動介助集中監視制御システム |
JPH0767739A (ja) * | 1993-09-03 | 1995-03-14 | Komura Seisakusho:Kk | 椅 子 |
JP2000140029A (ja) * | 1998-11-11 | 2000-05-23 | Mti:Kk | 自立用の椅子 |
JP2001137064A (ja) * | 1999-11-15 | 2001-05-22 | Matoba Denki Seisakusho:Kk | 起立補助型座椅子 |
-
2013
- 2013-01-23 JP JP2013009844A patent/JP6476390B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014140435A (ja) | 2014-08-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6476390B2 (ja) | 起立着座支援椅子 | |
US8973997B2 (en) | Seat structure with sit-to-stand feature | |
JP4612117B1 (ja) | 折り畳み式車椅子及び起立補助シート | |
JP7015849B2 (ja) | 歩行補助用車椅子 | |
JP6985459B2 (ja) | 介助方法 | |
JP2012507311A (ja) | ベッド、特には病院用ベッド又は看護用ベッド | |
KR101496587B1 (ko) | 가변식 시트를 갖는 휠체어 | |
JP5666670B2 (ja) | 補助機構付きチェアー | |
JP2021058576A (ja) | 多機能車椅子 | |
JP2000300611A (ja) | 起立介助椅子 | |
JP5943266B1 (ja) | 被介護人用自力多目的移乗車 | |
KR101809586B1 (ko) | 지렛대의 원리를 이용한 이동식 기립 보조 장치 | |
US9421138B1 (en) | Self-propelling standing commode wheelchair | |
KR102050584B1 (ko) | 의자 | |
KR20210127327A (ko) | 리프팅 기능이 구비된 휠체어 | |
ES2672935T3 (es) | Sillón de hospital equipado con un sistema de ayuda a los pacientes para sentarse y levantarse | |
JP2016120174A (ja) | 足載せ装置と足載せ装置を備えた着座具 | |
US7008016B1 (en) | Range of motion exercise chair | |
JP2004243075A (ja) | 自然に立ち上がれる自力助長椅子 | |
JP6305153B2 (ja) | リクライニング機構並びに椅子、座椅子及び車椅子 | |
JP3195211U (ja) | 昇降式車椅子 | |
JP2007089613A (ja) | 起立補助装置と起立補助椅子 | |
WO2013187819A1 (en) | Lift chair for assisting user when moving between seated and standing positions | |
JP3219802U (ja) | 車椅子 | |
JP6353397B2 (ja) | 起立補助椅子及びこれに使用する起立補助装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160120 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20161227 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20161227 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170227 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20170725 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20171025 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20171117 |
|
A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20171206 |
|
A912 | Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912 Effective date: 20180223 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180910 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20181220 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6476390 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |