JP2000107241A - 点滴・人工透析用椅子 - Google Patents

点滴・人工透析用椅子

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JP2000107241A
JP2000107241A JP10282972A JP28297298A JP2000107241A JP 2000107241 A JP2000107241 A JP 2000107241A JP 10282972 A JP10282972 A JP 10282972A JP 28297298 A JP28297298 A JP 28297298A JP 2000107241 A JP2000107241 A JP 2000107241A
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seat back
state
chair
drip
armrest
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Jun Hirai
純 平井
Katsumi Tashiro
勝己 田代
Koji Nakazawa
浩司 中澤
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Koito Industries Ltd
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Koito Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シートバックの傾倒動作に連動してアームレ
ストの高さおよび角度を変えることができ、座った状
態、リクライニング状態および仰向けに横たわった状態
のいずれにおいても、患者の身体的、精神的な負担が少
なく、また横たわった状態で身体を動かしたときに落下
するといった不安を与えることもなく、リラックスした
姿勢で安心して快適に治療を受けることができるように
する。 【解決手段】 アームレスト8をサイドパネル7の上面
に設ける。サイドパネル7を脚部3およびシートバック
6に対して回動自在にかつ昇降自在に設ける。シートバ
ック6を支軸14を回動支点として後方に傾倒させる
と、サイドパネル7は連結ピン25を回動支点として回
動しつつ徐々に下降する。シートバック6が略水平なベ
ッド状態になると、サイドパネルは、傾斜角度6〜14
°で後下がりに傾斜し、アームレスト8の後端側がベッ
ド面と略同一高さとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として点滴や人
工透析、その他の治療を行う際に用いて好適な椅子に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】点滴や人工透析、その他の治療を行う際
に用いられるこの種の椅子は、通常の状態で腰掛けるこ
とができることは勿論、患者が点滴、人工透析等を行う
場合、種々の医療用具を身体に付けたまま長時間にわた
って略同じ姿勢を保持しなければならず、しかも頭を低
くして両脚を少し上げた姿勢に維持することが好ましい
ことから、背もたれ(シートバック)を略水平になるま
で後方に傾倒させてベッド状態とし、その上に仰向けに
横たわることができるようにしたものが知られている。
【0003】たとえば、特開平9−56759号公報
(以下、先行技術1という)、実公平3−34179号
公報(以下、先行技術2という)に開示されている点滴
・人工透析用椅子が知られている。先行技術1に開示さ
れている点滴・人工透析用椅子は、シートバックが起立
した通常時(アップライト時)において、肘掛け(アー
ムレスト)を前下がりに傾斜させ、シートバックを後方
に傾倒させて略水平なベッド状態にしたとき座部(シー
トボトム)、シートバックおよびアームレストの上面を
略同一面になるようにしている。
【0004】先行技術2に記載された点滴・透析用椅子
は、シートバックを腰掛け体(シートボトム)に対して
前後方向に傾動自在に設け、同じくすね当て体(レッグ
レスト)をシートボトムに対して上下方向に回動自在に
設け、肘掛け体(アームレスト)を椅子本体上に設け、
このアームレストを前方に略水平に延びる使用位置と、
上方へ略垂直に延びる退避位置とに選択的に回動できる
ようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】点滴・人工透析用椅子
においては、患者が椅子に通常の状態で座っている時、
腕を違和感なく自然な状態でアームレストに載せること
ができるものであることが望ましい。この条件を満たす
腕の状態としては、略水平かもしくは前下がりに傾斜し
ていることが好ましい。また、仰向けに横たわせた状態
で点滴や人工透析、その他の治療を行う場合は、患者の
身体上の負担が少なく、しかも点滴や治療に適した姿勢
を長時間にわたって保たせることが望ましい。この条件
を満たす姿勢としては腕を身体に沿って略真っ直ぐに伸
ばした姿勢が好ましいとされていた。
【0006】そこで、先行技術1の点滴・人工透析用椅
子は、シートバックを後方へ最大角度傾倒させて略水平
なベット状態にしたとき、シートバック、シートボトム
およびアームレストの上面を略同一面になるようにして
いるわけである。しかし、患者にとって腕を身体に沿っ
て略真っ直ぐに伸ばして寝た姿勢は、必ずしも患者が身
体的、精神的にリラックスできる姿勢ではなく、寝心地
という点で問題があることが判明した。すなわち、腕の
付け根は身体の前後方向の中心線上に位置しているた
め、通常の直立した状態において腕は身体の背面より前
方に位置している。患者がベッドの上に仰向けに寝て腕
をアームレストの上に載せたとき、アームレストとシー
トバックの上面が略同一面を形成していると、腕および
肩の付け根が下がって低くなりすぎる。そのため、胸が
反って肩および腕がシートバックに押し付けられ、上半
身が一種の緊張ないし硬直したような状態になる。この
ような状態は不自然であり、身体的、精神的な負担が大
きく早く疲労するため、長時間の治療に耐えられないこ
とがある。
【0007】また、シートバック、アームレストおよび
シートボトムが略同一面であると、ベッド状態で身体の
両サイドを支えるものがないため、患者が身体を左右に
動かしたり寝返りを打つなどしたとき、患者に椅子から
落下するのではないかという不安感を与えるという問題
もあった。
【0008】先行技術2に記載の点滴・透析用シートに
おいては、アームレストを後下がりに傾斜させて設けて
いるが、その角度は常に一定であるため、患者の身体
的、精神的な負担を考慮した設計とは到底言い難く、腕
を治療に適した姿勢を維持させるものではない。特に、
腕をアームレストの上に載せると、前腕部が上向きに傾
斜するため、座った姿勢で点滴、人工透析等を受ける場
合には不自然で快適性に欠けるという問題がある。ま
た、アームレストの高さを変えることができないため、
シートバックを後方に所要角度傾倒させてリクライニン
グ状態にしたとき、身体だけが倒れて腕が相対的に高く
なり、違和感を与えるという不具合もあった。
【0009】本発明は、上記した従来の問題を解決する
ためになされたもので、その目的とするところは、シー
トバックの傾倒動作に連動してアームレストの高さおよ
び角度を変えることができ、座った状態、リクライニン
グ状態および仰向けに横たわった状態のいずれにおいて
も、患者の身体的、精神的な負担が少なく、また横たわ
った状態で身体を動かしたときに落下するといった不安
を与えることもなく、リラックスした姿勢で安心して治
療を受けることができるようにした点滴・人工透析用椅
子を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に第1の発明は、脚台上に設置されたシートボトムと、
傾倒自在なシートバックと、左右一対のアームレスト
と、前記シートバックを傾倒させる駆動装置とを備えた
点滴・人工透析用椅子において、前記アームレストは、
シートバックの起立時においてシートボトムより上方に
略水平に保持され、前記シートバックの傾倒動作に連動
して徐々に下降し、シートバックが略水平に傾倒された
ベッド状態において後下がりに傾斜して後端側が前記シ
ートボトムの上面と略同一高さになるように構成されて
いることを特徴とする。このような構成においては、シ
ートバックが後方に所要角度傾倒したリクライニング状
態において、アームレストは略水平に下降し通常のアッ
プライト時よりも低くなる。シートバックをさらに傾倒
させて略水平なベッド状態にすると、アームレストは回
動下降して後下がりに傾斜した状態に保持され、後端側
がシートバックの上面と略同一面を形成する。
【0011】第2の発明は、上記第1の発明において、
シートバックが略水平に傾倒されたベッド状態における
アームレストの傾斜角度は、6〜14°であることを特
徴とする。このような傾斜角度においては、ベッド状態
においてアームレストの上に腕を載せても背中が下がら
ず違和感および身体的、精神的な負担を少なくする。ま
た、身体の両サイドを支える。
【0012】第3の発明は、上記第1または第2の発明
において、シートバックの傾倒動作に連動して下降し回
動する一対のサイドパネルを備え、これらのサイドパネ
ルの上面にアームレストが設置されていることを特徴と
する。このような構成においては、アームレストをサイ
ドパネルと一体に回動、下降させて後下がりに傾斜させ
ることができる。
【0013】第4の発明は、上記第3の発明において、
サイドパネルの後端側をシートバックの側面でその回動
支点とは異なる位置において回動自在に枢支し、前端側
に一端がサイドパネルに回動自在に連結されたリンクと
円弧状のガイド溝を設け、このガイド溝に連結ピンを相
対摺動自在に貫通し、その一端を脚台に固定し他端を前
記リンクの他端側に連結したことを特徴とする。このよ
うな構成においては、シートバックが傾倒すると、サイ
ドパネルの回動支点が後方に移動し、ガイド溝が連結ピ
ンに沿って移動し、これに伴いリンクが回動する。その
結果、サイドパネルは回動しながら徐々に下降する。シ
ートバックがリクライニング状態よりさらに傾倒する
と、サイドパネルはさらに回動しつつ下降して後下がり
に傾斜する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施の
形態に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係る点
滴・人工透析用椅子の一実施の形態を示すアップライト
状態における側面図、図2は同椅子のリクライニング状
態における側面図、図3は同椅子のベッド状態における
側面図、図4は図1のIV−IV線断面図、図5は図4
のA部の拡大図、図6はアームレストの平面図である。
【0015】図1〜図3において、点滴・人工透析用椅
子1の概略を説明すると、この椅子1は、キャスタ2を
備えた移動自在な脚台3と、この脚台3に設けられた椅
子本体4とで構成されている。椅子本体4は、脚台3上
に設置されたシートボトム5と、このシートボトム5の
後方に傾倒自在に設けられたシートバック6と、脚台3
の両側に対向して設けられた左右一対の袖(サイドパネ
ル)7と、各サイドパネル7の上面に設けられたアーム
レスト8と、シートボトム5の前面側に設けられたレッ
グレスト9と、このレッグレスト9の下端に連結された
キャスタ付きのステップ10等で構成されている。ま
た、前記基台3の内部には、前記シートバック6を傾倒
させるシートバック用駆動装置11とレッグレスト9お
よびステップ10を昇降させるレッグレスト用駆動装置
12が組み込まれている。
【0016】前記シートボトム5は脚台3の上面に略水
平に固定されている。前記シートバック6は、下端が基
台3に設けた支軸14にリンク15を介して前後方向に
回動自在に連結されており、前記シートバック用駆動装
置11によって図1に示す略垂直に起立した状態(アッ
プライト状態)、後方に所要角度傾倒された図2に示す
リクライニング状態、またはさらにこの状態から後方に
最大角度傾倒された図3に示す略水平なベッド状態に保
持されるように構成されている。
【0017】前記シートバック用駆動装置11としては
パワーシリンダが用いられ、そのシリンダ本体11aの
シリンダボトムが脚台3に連結ピン16を介して上下方
向に回動自在に連結され、ピストンロッド11bの先端
が前記リンク15に連結ピン17を介して連結されてい
る。前記リンク15は、側面視形状が逆V字形でシート
バック6の側面に固定されており、前方側の連結部が前
記支軸14に連結され、後方側の連結部が前記ピストン
ロッド11bに連結ピン17を介して連結されている。
ピストンロッド11bは、通常後方に最大ストローク伸
長されており、この状態においてシートバック6を略直
立したアップライト状態に保持している。この状態より
シートバック用駆動装置11が駆動してピストンロッド
11bが後退すると、シートバック6は支軸14を回動
支点として後方に傾倒される。
【0018】前記サイドパネル7は、図4および図5に
示すように外カバー21と内カバー22によって前後方
向に長い箱型に形成され、前記シートバック6が略垂直
に起立したアップライト時においては略水平に保持され
ており、シートバック6が傾倒されるとこれに連動して
徐々に下降しつつ回動し、後下がりに傾斜するように構
成されている。そのため、サイドパネル7の後端側は、
シートバック6のフレーム23にブラケット24を介し
て取付けた水平な回動軸25によって回動自在に枢支さ
れている。この回動軸25は、前記シートバック6の回
動支点を形成する前記支軸14より上方に設けられてい
る。
【0019】一方、サイドパネル7の前端側は、リンク
26および連結ピン27を介して前記脚台3に連結され
ている。リンク26は、上端側が前記内カバー22の内
面に突設したピン28によって前後方向に回動自在に枢
支され、下端が前記連結ピン27に連結されている。前
記連結ピン27は、前記基台3の上部に突設され、前記
内カバー22およびガイドプレート29に形成した略1
/4円からなる円弧状のガイド溝30,31を通ってサ
イドパネル7内に挿入され、前記リンク26の下端が連
結されている。前記ガイドプレート29は前記内カバー
22とリンク26との間に配設されている。前記ガイド
溝30,31は同一形状で、前端側が上方に位置し、後
端側が前記リンク26の略真下に位置し、通常は前記連
結ピン27がガイド溝30,31の後端部に位置し、シ
ートバック6が所要角度傾倒してリクライニング状態に
なると、サイドパネル7の回動に伴い図2に示すように
略中間位置まで相対的に移動する。この状態において、
サイドパネル7およびアームレスト8は略水平ではある
が通常時よりも高さが低くなり、かつ僅かな角度だけ後
下がりに傾斜する。
【0020】リクライニング状態からさらにシートバッ
ク6を傾倒させると、サイドパネル7はこれに連動して
さらに回動しつつ下降する。そして、シートバック6が
図3に示すように略水平なベッド状態になると、ガイド
溝30,31の前端壁と連結ピン27が当接して停止す
る。この状態において、サイドパネル7およびアームレ
スト8は、6〜14°の角度で後下がりに傾斜し、アー
ムレスト8の後端側がシートバック6の上面と略同一高
さとなる。
【0021】前記アームレスト8は、前記サイドパネル
7の上面に複数個のボルトによって略水平に固定されて
おり、前端部がサイドパネル7の前方に延在されてい
る。また、アームレスト8の上面で外側縁には図4に示
すように断面形状が三角形の突起部8aが全長にわたっ
て一体に突設されており、これによって腕がアームレス
ト8の外側に滑り落ちないようにしている。そして、突
起部8aの前後端部は、斜めに切り落したように形成さ
れている。
【0022】図1〜図3において、前記レッグレスト9
は、上端が脚台3に設けたブラケット35に連結ピン3
6を介して上下方向に回動自在に連結されており、通常
は図1に示すようにシートボトム5の前方に略垂直に垂
下している。前記ステップ10は、前記レッグレスト9
の下端に連結ピン37を介して回動自在に連結されてお
り、通常はキャスタ38が床面に接触して略水平な状態
に保持されている。ステップ10の高さは、椅子1に着
座した患者Hが足を乗せるに適した高さとされる。
【0023】このようなレッグレスト9とステップ10
は、シートバック6を傾倒させてリクライニング状態に
したとき、図2に示すように前記レッグレスト用駆動装
置12によって上昇回動され前下がりに所要角度傾斜し
た状態に保持される。この状態において、レッグレスト
9とステップ10は一直線状になり、上面が同一面を形
成する。さらに、シートバック6を傾倒させて略水平な
ベッド状態にすると、レッグレスト9とステップ10は
図3に示すようにレッグレスト用駆動装置12によって
さらに上昇回動されて略水平な状態または後下がりに小
角度傾斜した状態に保持され、前記シートボトム3およ
びシートバック6と共に略同一面からなるベッド面を形
成する。このようにシートボトム3、シートバック6、
レッグレスト9およびステップ10を略水平にするとベ
ッドとなるため、患者Hを無理なく仰向けに横たわった
姿勢に移行させることができる。
【0024】前記レッグレスト用駆動装置12としては
パワーシリンダが用いられ、シリンダ本体12aのシリ
ンダボトムが脚台3に回動自在に連結され、ピストンロ
ッド12bの先端がレッグレスト9の背面に連結されて
いる。
【0025】このような構造からなる点滴・人工透析用
椅子1においては、座った状態、リクライニング状態お
よび仰向けに横たわった状態のいずれにおいても、患者
の身体的、精神的な負担が少なく、楽な姿勢で点滴、透
析等の治療を受けることができる。すなわち、通常時に
おいてはアームレスト7が略水平な状態に保持されてい
るので、その上に腕を違和感なく自然な状態で載せるこ
とができる。また、リクライニング状態に移行させる
と、サイドパネル7がシートバック6の傾倒動作に連動
して下降しアームレスト8の高さを低くするので、患者
Hの腕が上半身の高さに比べて相対的に高くならず、違
和感を与えることがない。また、リクライニング状態か
らベッド状態に移行させると、アームレスト7が所定の
角度で後下がりに傾斜し、その後端側がベッド面と略同
一高さになるので、患者Hが腕をアームレスト8の上に
載せても肩が下がって低くなりすぎることがない。その
ため、胸が反ったりすることもなく、治療に適した状態
を長時間維持することができる。したがって、いずれの
姿勢であっても格別違和感がなく、また患者の身体上、
精神上の負担が少なく、楽な姿勢で治療を受けることが
できる。
【0026】また、ベッド状態において、アームレスト
8はヘッド面から上方に突出して患者Hの身体を支える
ため、身体を左右に動かしたり寝返りを打つなどしたと
きに落下するといった不安感を与えることもない。
【0027】ここで、アームレスト8の傾斜角度として
は、6〜14°の範囲内で決定することが好ましい。傾
斜角度が14°以上であると、腕が上がりすぎて不自然
な姿勢となり、違和感が増大するため好ましくない。6
°以下であると、肩が下がって胸が反ってくるので好ま
しくない。また、ベッド面からのアームレスト8の突出
高さも減少するため、寝返りを打ったりしたときの不安
感が増大して好ましくない。
【0028】なお、上記した実施の形態においては、シ
ートバック用駆動装置11およびレッグレスト用駆動装
置12としてパワーシリンダを用いた例を示したが、こ
れに限らず駆動モータを用いてもよい。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る点滴・
人工透析用椅子によれば、ベッド状態において腕を自然
な状態でアームレストの上に載せることができるので、
患者は身体的、肉体的な負担が少なく、快適な姿勢で治
療を受けることができる。また、横たわった状態で身体
を左右に動かしたり寝返りを打ったりしてもベッドから
落下することがない。さらに、シートバックをアップラ
イト状態からリクライニング状態に移行させると、アー
ムレストも下降して腕の高さを低くするので、違和感が
なく、リクライニング状態でも安楽に治療することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る点滴・人工透析用椅子の一実施
の形態を示すアップライト状態における側面図である。
【図2】 同椅子のリクライニング状態における側面図
である。
【図3】 同椅子のベッド状態における側面図である。
【図4】 図1のIV−IV線断面図である。
【図5】 図4のA部の拡大図である。
【図6】 アームレストの平面図である。
【符号の説明】
1…点滴・人工透析用椅子、2…キャスタ、3…脚台、
4…椅子本体、5…シートボトム、6…シートバック、
7…サイドパネル、8…アームレスト、9…レッグレス
ト、10…ステップ、11,12…駆動装置、14…支
軸、26…リンク、27…連結ピン、30,31…ガイ
ド溝。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中澤 浩司 神奈川県横浜市戸塚区前田町100番地 小 糸工業株式会社内 Fターム(参考) 4C066 AA10 LL30 4C341 MM01 MM20 MN02 MN06 MN13 MP05 MQ06 MQ08

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脚台上に設置されたシートボトムと、傾
    倒自在なシートバックと、左右一対のアームレストと、
    前記シートバックを傾倒させる駆動装置とを備えた点滴
    ・人工透析用椅子において、 前記アームレストは、シートバックの起立時においてシ
    ートボトムより上方に略水平に保持され、前記シートバ
    ックの傾倒動作に連動して徐々に下降し、シートバック
    が略水平に傾倒されたベッド状態において後下がりに傾
    斜して後端側が前記シートボトムの上面と略同一高さに
    なるように構成されていることを特徴とする点滴・人工
    透析用椅子。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の点滴・人工透析用椅子に
    おいて、 シートバックが略水平に傾倒されたベッド状態における
    アームレストの傾斜角度は、6〜14°であることを特
    徴とする点滴・人工透析用椅子。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の点滴・人工透析
    用椅子において、 シートバックの傾倒動作に連動して下降し回動する一対
    のサイドパネルを備え、これらのサイドパネルの上面に
    アームレストが設置されていることを特徴とする点滴・
    人工透析用椅子。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の点滴・人工透析用椅子に
    おいて、 サイドパネルの後端側をシートバックの側面でその回動
    支点とは異なる位置において回動自在に枢支し、前端側
    に一端がサイドパネルに回動自在に連結されたリンクと
    円弧状のガイド溝を設け、このガイド溝に連結ピンを相
    対摺動自在に貫通し、その一端を脚台に固定し他端を前
    記リンクの他端側に連結したことを特徴とする点滴・人
    工透析用椅子。
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