JP3382577B2 - マッサージ機 - Google Patents

マッサージ機

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JP3382577B2
JP3382577B2 JP2000016105A JP2000016105A JP3382577B2 JP 3382577 B2 JP3382577 B2 JP 3382577B2 JP 2000016105 A JP2000016105 A JP 2000016105A JP 2000016105 A JP2000016105 A JP 2000016105A JP 3382577 B2 JP3382577 B2 JP 3382577B2
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二千武 稲田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マッサージ機に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、特開平6−190012号公報
に記載されているように、使用者の肩や背中に対して揉
み、叩き等のマッサージを行う施療子と、該施療子をマ
ッサージ動作させるマッサージ機構とを、椅子型の施療
台の背もたれ部に対して上下移動自在に備えている椅子
型マッサージ機が従来より知られている。このマッサー
ジ機では、施療子の使用者側への突出量を変更する機構
と、施療子が使用者の背中等を押圧する力を検出する圧
力センサーとをマッサージ機構に備えたものとなってお
り、圧力センサーによって揉み等の強さを検出するとと
もに、その検出信号にしたがって施療子の突出量を変更
し、適度な強さでマッサージを行えるようにしたもので
あった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のマッサージ
機においては、施療子を使用者側に突出する支持アーム
の先端に取り付け、この支持アームを前後左右又は上下
等に複雑に揺動させることによって揉みや叩き等のマッ
サージ動作を可能としており、したがって、マッサージ
機構は、支持アームに複雑な動きをさせるために多数の
軸やカム、伝動装置等を有した複雑な構造となってい
る。そして、従来のマッサージ機は、この複雑な構造と
なるマッサージ機構に対して、施療子の突出量を変更す
る機構をも加えた構成となっていたために、より一層構
造の複雑化を招き、マッサージ機構の組み立てや調整が
困難になるとともに、コスト増を招来するものとなって
いた。
【0004】また、揉みや叩き、施療子の突出量調整を
全て支持アームの揺動で行っているために、これら各動
作における支持アームの揺動の組み合わせによって施療
子の位置制御等が困難となるものであった。本発明は、
このような実情に鑑みてなされたものであって、施療子
をマッサージ動作させる駆動ユニット自体を使用者側へ
出退可能とすることによって、使用者に対する施療子の
突出量を変更可能としながらも駆動ユニットの構造を複
雑化することのないマッサージ機を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために以下の技術的手段を講じている。すなわ
ち、本発明は、使用者の身体をマッサージする施療子
と、この施療子をマッサージ動作させる駆動ユニットと
を備えているマッサージ機において、前記駆動ユニット
を、使用者側へ出退移動可能とする出退動作機構が備え
られていることを特徴とするものである。これによれ
ば、駆動ユニットを使用者側へ出退移動させることによ
り、使用者に対する施療子の突出量を変更でき、マッサ
ージの強さ等を適度に調整するようなことが可能とな
る。そして、駆動ユニット自体を出退移動させることに
より、駆動ユニット内の構造の複雑化を招くこともほと
んどなく、組み立てや調整等も容易に行えるようにな
る。
【0006】また、施療子の突出量を変更可能としてい
るにも関わらず、マッサージ動作のための駆動ユニット
内の構造を特に変更する必要がないため、従来からある
部品を流用することが可能となってコストの低減も図ら
れるようになる。前記出退動作機構は、前記駆動ユニッ
トを揺動することによって使用者側へ出退移動自在に備
えたり、前記駆動ユニットを、使用者に対向する方向と
略平行に出退移動自在に備えた構成を採用することがで
きる。これによって、簡単な構成で駆動ユニットの出退
移動が可能になり、特に、使用者への対向方向に対して
略平行に出退移動する場合は、使用者に対する施療子の
位置ズレが防止され、施療子の位置制御が容易になると
ともに効果的なマッサージ動作が維持できるものとな
る。
【0007】前記出退動作機構としては、空気の供給・
排出によって膨張・収縮するエアセルを有した構成と
し、その膨張・収縮によって前記駆動ユニットを出退移
動するように構成するのが好ましい。この場合、出退動
作機構の構成を簡素化できるし、狭いスペースであって
も出退動作機構を組み込むことができるようになる。ま
た、本発明は、座部2と背もたれ部3とを有する椅子本
体4を具備した椅子型のマッサージ機において、背もた
れ部3の内部に、移動機枠6が高さ方向へ移動可能に設
けられ、この移動機枠6に、施療子26をマッサージ動
作させる駆動ユニット20が、使用者側に出退移動自在
に取り付けられ、駆動ユニット20を使用者側へ出退移
動する出退駆動部51が具備されていることを特徴とす
るものである。
【0008】また、本発明は、駆動ユニット20は、使
用者側に出退移動自在となるように、移動機枠6に対し
て左右方向の支軸50廻りに揺動自在に支持されている
ことを特徴とするものである。また、本発明は、駆動ユ
ニット20は、使用者側に突出した支持アーム25を有
し、支持アーム25の端部に、使用者の身体をマッサー
ジする施療子26が取り付けられ、駆動ユニット20の
支軸50廻りの揺動により、支持アーム25が使用者側
に出退移動するように、前記駆動ユニット20の支軸5
0は、支持アーム25よりも下方に配置されていること
を特徴とするものである。
【0009】また、本発明は、駆動ユニット20の支軸
50廻りの揺動により、施療子26が使用者側に出退移
動するように、駆動ユニット20の支軸50は施療子2
6よりも下方に配置されていることを特徴とするもので
ある。また、本発明は、前記出退駆動部51は、電動モ
ータ等の駆動体を有し、該駆動体の動力で、前記駆動ユ
ニット20を使用者側に出退移動させることを特徴とす
るものである。また、本発明は、前記施療子26に付与
される負荷を検出する検出器40が設けられ、施療子2
6の使用者側への突出量を、前記検出器40からの検出
値に基づいて制御することを特徴とするものである。
【0010】また、本発明は、マッサージ機の自動マッ
サージ機能として、前記駆動ユニット20を使用者側へ
出退移動することにより、施療子26の突出量を漸次変
化させながら一連のマッサージを行うようにプログラム
設定することを特徴とするものである。また、本発明
は、肩や首の左右側部をマッサージする場合に、肩又は
首の前側から後側まで幅広くマッサージすることができ
るように、前記駆動ユニット20を使用者側へ出退移動
することにより、施療子26の使用者側への突出量を変
更するようにしたことを特徴とするものである。
【0011】また、本発明は、腰部分をマッサージする
場合に、腰部分を適度な強さのマッサージを行うことが
可能となるように、前記駆動ユニット20を使用者側へ
移動することにより、施療子26の使用者側への突出量
を大きくするようにしたことを特徴とするものである。
また、本発明は、マッサージ機を単に椅子として使用で
きるように、駆動ユニット20を後退させることによ
り、施療子26を背もたれ内側に収めることが可能であ
ることを特徴とするものである。
【0012】また、本発明は、座部2と背もたれ部3と
を有する椅子本体4を具備した椅子型のマッサージ機に
おいて、椅子本体4の背もたれ部3の内部に、移動機枠
6が高さ方向へ移動可能に設けられ、この移動機枠6
に、ケース20Aが支持され、ケース20Aに、使用者
側に突出した支持アーム25が取り付けられ、支持アー
ム25の端部に、使用者の身体をマッサージする施療子
26が取り付けられ、動力を支持アーム25に伝達して
施療子26にマサージ動作をさせるように、電動モータ
よりなる原動部23が、ケース20Aに取り付けられ、
ケース20Aは、移動機枠6に対して左右方向の支軸5
0廻りに前後揺動自在に支持され、ケース20Aと共に
施療子26を使用者側へ出退移動するように、ケース2
0Aを支軸50廻りに前後揺動する出退駆動部51が設
けられていることを特徴とするものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図6及び図7は、本発明にかかる
マッサージ機1を示しており、このマッサージ機1は、
使用者が着座する座部2と、使用者の背中を支持する背
もたれ部3とを有する椅子本体(施療台)4を具備した
椅子型マッサージ機とされている。椅子本体4は、背も
たれ部3、座部2の他に、フットレスト8を有している
とともに、座部2の両側に肘置き部9を一体に備えた脚
体10を有しており、背もたれ部3及びフットレスト8
は、リクライニングのための適宜電動駆動機構、流体圧
駆動機構又は手動構造等により、座面部2に対する角度
変更が可能となっている。
【0014】前記座部2には、使用者の尻や太股の裏側
をマッサージする第1マッサージ部16が備えられ、フ
ットレスト8には、脹ら脛、足首等をマッサージする第
2マッサージ部17が備えられ、背もたれ部3には、使
用者の肩や背中、腰等をマッサージする第3マッサージ
部(マッサージ機構)7が備えられている。第1マッサ
ージ部16は、座部2の後寄りに設けられた左右2個の
マッサージ具18と、前寄りに設けられた左右2個のマ
ッサージ具19とを有しており、これら各マッサージ具
18,19は、空気の供給・排出により膨張・収縮する
エアセル18A、19Aと、該エアセル18A,19A
の上部に設けられた施療子18B、19Bとを有してい
る。
【0015】前記エアセル18A,19Aは、酢酸ビニ
ル等の可撓性及び弾力性に優れた樹脂により外周面を蛇
腹形状とした略円筒形に形成されており、座部2の下側
に備えたエアコンプレッサー(エア供給源)45からの
圧縮空気が電磁弁を介して供給されて上下方向に伸縮す
るようになっている。そして、このエアセル18A,1
9Bの伸縮によって後2つのマッサージ具18で尻をマ
ッサージ可能とし、前2つのマッサージ具19で太股の
裏側をマッサージ可能に構成している。
【0016】第2マッサージ部17は、前記フットレス
ト8に設けられており、左右の足を別々に挟持すること
ができる溝型の足保持部46と、左右各足保持部46の
溝底壁46Aと左右両側壁46Bとにそれぞれ設けられ
たマッサージ具47,48とを有している。このマッサ
ージ具47,48も、上記と同様にエアセル47A,4
8Aと該エアセル47A、48Aの先端部に設けられた
施療子47B、48Bとを有し、エアセル47A、48
Aには前記コンプレッサー45からの圧縮空気が電磁弁
を介して供給され、各エアセル47A、48Aを膨張収
縮することによって、溝底壁46Aのマッサージ具47
で脹ら脛を、側壁46Bのマッサージ具48で足首をそ
れぞれマッサージ可能に構成している。
【0017】椅子本体4の背もたれ部3には、その内部
で移動駆動部5により高さ方向へ移動可能に設けられた
移動機枠6が設けられ、この移動機枠6に対して第3マ
ッサージ部(マッサージ機構)7が設けられている。ま
た、このマッサージ機構7の前面側は、布製、革製等の
可撓性を有するカバー部材15によって覆われている。
移動機枠6は、図1及び図2にも示すように、左右枠体
6A、6Aの上下両端が上下枠体6B、6Bによって連
結されてなる方形状を呈し、移動駆動部5は、背もたれ
部3の高さ方向に沿って回転自在に設けられた縦送りネ
ジ軸11と、この縦送りネジ軸11を正逆回転可能にす
る減速機付き電動機等よりなる原動部12とを有してお
り、縦送りネジ軸11は、移動機枠6に設けられた雌ネ
ジ体6Cに上下貫通状に螺合されている。また、移動機
枠6の左右両側部には、上下一対の走行ローラ13が設
けられ、この走行ローラ13は、背もたれ部3内に高さ
方向に設けられた2本の案内レール14に転動自在に取
り付けられている。
【0018】而して、マッサージ機構7は、移動駆動部
5の作動により、座面部2に着座した使用者の上体背面
に沿って首側又は腰側へ高さ方向に移動させられる。な
お、前記マッサージ機構7の高さ方向の移動位置(移動
量)は、図示しない上下位置検出手段によって検出され
るようになっており、この上下位置検出手段としては、
例えば、縦送りネジ軸11や原動部12の回転数や回転
角度をロータリーエンコーダ等によってパルス化すると
ともに、そのパルス数をカウントする構成や、マッサー
ジ機構7の高さ位置を光電センサ等によって光学的に検
出する構成など、適宜手段が採用される。
【0019】また、移動駆動部5としては、巻掛駆動機
構やラックとピニオンの噛合構造、または流体圧シリン
ダ等を用いた昇降駆動構造等に置換可能である。マッサ
ージ機構7は、使用者の身体をマッサージする施療子2
6と、該施療子26をマッサージ動作させる駆動ユニッ
ト20とを有している。駆動ユニット20は、ケース2
0Aと、該ケースの上部に設けられた電動モータよりな
る原動部23と、ケース20A内に配置された伝動軸及
びクラッチ(図示略)と、左右方向の揉み動作軸21及
び叩き動作軸22とを有している。
【0020】揉み動作軸21は、ケース20Aを左右に
貫通するとともにその両端部がケース20Aの左右両側
から突出されており、叩き動作軸22は、揉み動作軸2
1の下側に略平行に設けられ、ケース20Aを左右に貫
通するとともにその両端部がケース20Aの左右両側か
ら突出されている。そして、前記原動部23からの動力
は、ケース20A内の伝動軸及びクラッチを介して揉み
動作軸21及び叩き動作軸22に選択的に伝達されるよ
うになっている。
【0021】駆動ユニット20は、揉み動作軸21及び
叩き動作軸22によって保持された左右方向(使用者の
身体の幅方向)一対の駆動アーム24と、各駆動アーム
24の先端部に連結された支持アーム25も有して構成
され、該支持アーム25の上下両端部に、左右方向の支
持軸30を介して回転自在にローラー状の施療子26が
取り付けられている。揉み動作軸21の両端には、その
回転軸心に対して偏心・偏角するように傾斜された傾斜
軸部21aが設けられ、この傾斜軸部21aに対して、
駆動アーム24の後端がベアリングを介して取り付けら
れるようになっている。
【0022】支持アーム25は、側面視くの字状の板材
により形成され、その上下中途部が駆動アーム24の先
端に左右方向の支軸24aを介して軸心回りに回動自在
に枢結され、該支軸24aより上部及び下部が使用者側
に向けて前斜め上方及び前斜め下方に突出するようにな
っている。また、支軸24aの下側では、支持アーム2
5と駆動アーム24とに亘って引っ張りコイルバネ27
が架設されており、支持アーム25の上部側が前方突出
する方向への弾性が付与されている。
【0023】叩き動作軸22の両端には、その回転軸心
に対して互いに逆方向に偏心された偏心軸部22aが設
けられており、この偏心軸部22aに、ベアリングを介
して連結ロッド28の下端が揺動自在に連結され、連結
ロッド28の上端が駆動アーム24の下面部に玉継手等
を介して揺動自在に連結されている。上記構成により、
原動部23が揉み動作軸21を回転駆動すると、揉み動
作軸21両端の傾斜軸部21aによって、左右に対応す
る施療子26が相互近接・相互離反するような左右移動
を含む円周運動をし、これによって揉み動作を行う。
【0024】また、叩き動作軸22が回転駆動すると、
その両端の偏心軸部22aによって、連結アーム28を
介して駆動アーム24を上下に往復揺動し、この駆動ア
ーム24に枢結された支持アーム25を介して施療子2
6が叩き動作を行うようになっている。そして、揉み動
作軸21及び叩き動作軸22を停止した状態で移動機枠
6を上下に移動すると、施療子26が背中や腰等をさす
りマッサージ(ローリングマッサージ)するようになっ
ている。
【0025】なお、前記揉み動作軸21及び叩き動作軸
22には、原動部23からの動力が駆動ユニット20内
のクラッチを介して選択的に伝達されるようになってい
るが、各動作軸21,22に対して個別、専用の原動部
を備えるようにしてもよい。左右支持アーム25の上部
側に備えた各施療子26の両方又は片方に対して、当該
施療子26に付与される負荷を検出する検出器40が備
えられている。この施療子26の取付構造を示す図4及
び図5において、前記支持アーム25には、左右方向の
軸心を有する前記支持軸30が左右内方に突出して備え
られ、前記施療子26は、その中央にボス体31を有し
ており、このボス体31が前記支持軸30に回動自在に
套嵌されている。また、支持軸30の先端部には、施療
子26の抜止をなす取付ナット32がワッシャ(押さえ
部材)32aを介して螺合されている。
【0026】ボス体31は、施療子26の中央に形成し
た貫通孔の内周に嵌合される筒部31aと、この筒部3
1aの左右両側で施療子26を挟み込む鍔部31bとを
有しており、筒部31aは軸心方向中央部で左右に2分
割された形体とされている。また、前記施療子26の外
周面は、左右内方側に向けて径方向内方に移行するよう
な円弧状の傾斜面26aに形成されている。前記検出器
40としては、例えば、図5(b)に示すように、絶縁
体としてのゴム等の弾性材料に対して導電性粒子を配合
した感圧導電性エラストマー40aを、一対の電極40
b間に貼り付けることによって構成された圧力(感圧)
センサーが用いられている。そして、この圧力センサー
40は、支持アーム25とボス体31との間で支持軸3
0に套嵌するようにドーナツ円盤型に形成され、その左
右外側面が支持アーム25の左右内側面に接触するよう
になっている。
【0027】圧力センサー40の左右内側面は、ドーナ
ツ円盤型の覆板36によって覆われており、この覆板3
6の左右内側面がボス体31に接触している。覆板36
の外側面には複数の回り止め突部42が突出され、支持
アーム25に形成した挿通孔43に支持軸30の軸心方
向に移動自在に挿通されている。これによって、覆板3
6は支持軸30回りの回動が規制された状態で圧力セン
サー40を左右外側へと押圧できるようになっている。
なお、覆板36は、圧力センサー40を押圧する押圧部
材としての機能だけでなく、回転する施療子26と圧力
センサー40との直接的な接触を防止して圧力センサー
40の摩耗等を防止する保護部材としての機能を有して
いる。
【0028】前記ボス体31とワッシャ32aとの間に
は、両者の間隔を保持するためのスペーサ部材35,4
1が支持軸30に套嵌して備えられている。このスペー
サ部材35,41は、ポリエチレン等の合成樹脂材によ
りドーナツ円盤型に形成された第1部材35と、ポリエ
チレンゴム、スポンジゴム等の弾性材料にて形成された
第2部材41とを有し、第1部材35の左右内側面がボ
ス体31に接触するようになっている。第2部材41
は、支持軸30に対して取付ナット32を締め付けるこ
とによって軸心方向に圧縮されるとともに、その弾性復
元力によって第1部材35、ボス体31及び覆板36を
介して圧力センサー40を押圧するようになっており、
従って、圧力センサー40には、施療子26が左右方向
の外力を受けていない状態でも予め圧力が付与されるよ
うになっている。
【0029】なお、第1部材35及び覆板36は、摩擦
抵抗の小さい材質によって形成するか、少なくともボス
体31への接触面に低摩擦処理を施した構成とするのが
好ましく、このようにすれば、施療子26の支持軸30
回りの回転を円滑に行えるようになる。上記構成によ
り、施療子26に揉み動作を行わせると、その左右方向
の移動に対する使用者側からの反力で、施療子26には
左右方向の負荷が付与される。この際施療子26は、覆
板36を介して圧力センサー40を押圧することから、
その圧力が圧力センサー40によって検出される。
【0030】このように検出された圧力は、その大小が
揉みの強さに比例するものとなるため、この検出値をマ
ッサージ機1の制御部にフィードバックすることによっ
て、適切な揉み制御(例えば、後述するように使用者に
対する施療子26の突出量を変更するような制御)を行
うことが可能となり、より効果的な揉み動作を行い得る
ものとなる。圧力センサー40には、予かじめ圧力が付
与された状態となっていることから、例えば、施療子2
6と支持アーム25との軸心方向間のガタや遊びに起因
して施療子26が受ける負荷の検出精度を損なうような
こともなく、正確な圧力検出が行えるようになる。
【0031】圧力センサー40は、支持軸30回りに回
転する施療子26側ではなく、支持アーム25側(実質
的には支持軸30)に設けられ、しかも覆板36が支持
軸30回りの回動を規制されているため、圧力センサー
40も施療子26の回転によって回動することなく位置
規制されるようになり、これによって、圧力センサー4
0の配線が容易に行える。上記圧力センサー40は、使
用者の体格に応じたマッサージ動作を行うべく、使用者
の肩S等の高さ位置を判別するために利用することがで
きるようになっている。
【0032】すなわち、マッサージ動作、例えば、揉み
や叩き等の一連の動作をプログラムした自動マッサージ
を開始するに当たり、施療子26を使用者の頭部側から
下方に移動することによって、支持アーム25上側の施
療子26を肩Sに当接すると、肩Sに作用する押圧力の
反力として施療子26に対して負荷Fが付与される。そ
して、この負荷Fは主に上下方向成分を有するものとな
るが、施療子26はその左右外側で片持ち状に支持され
ていることから、矢示Mで示すようなモーメントが発生
し、更にこのモーメントMによって、支持軸30とボス
体31との隙間等を介して施療子26の上部側を左右外
側に傾けるような力が起生される。
【0033】また、前記負荷Fは、施療子26外周の傾
斜面26aや支持軸30に付与される若干の傾斜、施療
子26自体の弾性変形等の要因によって、実質的には2
点鎖線で示すように、施療子26を左右外側に押圧する
ような左右方向成分を含むものとなる。そして、施療子
26を傾ける力や左右外側へ押圧する力は、覆板36を
介して圧力センサー40にて検出され、その検出したと
きのマッサージ機構7(施療子26)の移動位置(高
さ)によって使用者の肩Sの高さを判断することができ
るようになる。したがって、この肩Sの高さをマッサー
ジ動作の基準位置として設定することによって、使用者
の体格に応じたマッサージを行い得るものとなる。
【0034】すなわち、上記圧力センサー40は、揉み
動作における負荷の検出と、肩の高さの判別との両方に
用いられるものとなっており、これらを別々の圧力セン
サーを用いて行う場合に比べて、コスト低減、コンパク
ト化等を図ることが可能となっている。なお、上記のよ
うに、施療子26に対して左右方向と直交する上下(又
は前後)方向の負荷がかかった場合でも、その負荷を圧
力センサー40にて検出可能であることから、叩き動作
における負荷の大小を圧力センサー40にて検出すると
ともに、その検出値をマッサージ機1の制御部にフィー
ドバックすることによって、適切な叩き制御を行うこと
が可能となり、より効果的な叩きマッサージを行いうる
ものとなる。
【0035】また、上記では、使用者の肩Sから受ける
負荷を圧力センサー40により検出することで、肩Sの
高さ位置を判別するものとしているが、使用者の背中や
腰から受ける負荷を圧力センサー40で検出するととも
に、その圧力分布を分析することによって腰等の高さ位
置を判別するように構成してもよい。また、施療子26
を使用者の腰側から上方移動する過程で肩Sの高さ位置
を判別するように構成してもよく、この場合、施療子2
6が肩Sから上方に離れて負荷が検出されなくなったと
きの施療子26の移動位置から肩位置を判別できるもの
となる。
【0036】検出器40の構成としては、上記圧力セン
サーに換えて、支軸30又は支持アーム25の歪みを検
出する歪みセンサーとしたり、施療子26を中空形状と
しておいて内部空気圧を検出する圧力センサーとするこ
とも可能である。また、施療子26内に圧力センサーを
内蔵することも可能である。本発明にかかるマッサージ
機1は、前記駆動ユニット20を使用者側へ出退移動可
能とする出退動作機構49を備えている。図1〜図3に
示すように、出退動作機構49は、前記駆動ユニット2
0を使用者側へ出退移動自在に支持する構造と、駆動ユ
ニット20を出退移動させる出退駆動部51とを有す
る。
【0037】本実施形態では、前記駆動ユニット20の
下部を移動機枠6に対して左右方向の支軸50を介して
前後揺動自在に支持する構造が採用されており、駆動ユ
ニット20を支軸50回りに前後揺動することにより使
用者側へ出退移動自在に構成している。出退駆動部51
は、移動機枠6の後部に取り付けられた受け部材52と
駆動ユニット20の背面との間に介装されたエアセル5
3を有しており、該エアセル53は 前記第1,第2マ
ッサージ部16,17のエアセルと同様に、酢酸ビニル
等の可撓性及び弾力性に優れた樹脂により外周面を蛇腹
形状とした略円筒形に形成されている。
【0038】エアセル53には前記エアコンプレッサー
45からの圧縮空気が電磁弁54を介して供給されるよ
うになっており、この圧縮空気によって前後方向に伸長
(膨張)する。そして、エアセル53が前後に伸長する
と、駆動ユニット20が支軸50回りに前方揺動して使
用者側へ進出し、使用者に対する施療子26の突出量が
大きくなり、逆に、エアセル53内の空気を排出する
と、駆動ユニット20が支軸50回りに後方揺動して使
用者側から後退し、使用者に対する施療子26の突出量
が小さくなる。
【0039】したがって、エアセル53に給排気を行う
ことによって、施療子26の突出量を自在に調整するこ
とができるようになり、施療子26を使用者側に大きく
突出したときには強いマッサージを、小さく突出したと
きには弱いマッサージを行えるようになっている。すな
わち、マッサージの強さの感覚は人それぞれに異なるも
のであって、例えば、使用者が男性の場合は背中等の筋
肉が強いために通常のマッサージでは弱く感じることが
あり、逆に、女性や老人の場合には背中等の筋肉が弱い
ために同じマッサージ強さでも刺激が強く感じることが
ある。そのため、上述のように施療子26の突出量を自
在に変えることにより、使用者の好みに応じて任意にマ
ッサージの強さを変化させることが可能となるのであ
る。
【0040】出退駆動部51は、空気の供給・排出によ
り膨張・収縮するエアセル53にて構成しているため、
簡素な構造として駆動ユニット20の背面側に占めるス
ペースを小さくすることができ、また、第1,第2マッ
サージ部16,17のエアセル18A、19A、47
A、48Aに対して圧縮空気を供給するエアコンプレッ
サー45を兼用することができることから、マッサージ
機1の構造の簡素化及びコスト減を図ることが可能とな
っている。なお、前記電磁弁52は、エアコンプレッサ
ー45からの圧縮空気の供給を許容する状態、エアセル
53内の空気の出入を閉止する状態、エアセル53内の
空気の排出を許容する状態とに切換可能な方向切替弁と
され、エアセル53内の空気の排出は、電磁弁52を排
気状態に切り換えるとともに、使用者の背中が施療子2
6等を介してエアセル53を押圧する力や駆動ユニット
20の自重等によって自然になされるようになってい
る。
【0041】施療子26の突出量は、前記圧力センサー
40からの検出値に基づいて制御することができる。す
なわち、マッサージ動作中の圧力センサー40からの検
出値が所定より大きい場合は、マッサージが強いと判断
することができるため、その検出値が所定となるまで電
磁弁52を排気状態としてエアセル53から自然排気す
る。逆に、圧力センサー40からの検出値が所定より小
さい場合には、マッサージが弱いと判断できるため、検
出値が所定となるまで電磁弁52を給気状態として圧縮
空気を供給する。
【0042】このような制御を行うことで適正な力での
マッサージが効果的に行われるようになる。また、前記
マッサージ機1の自動マッサージ機能として、施療子2
6の突出量を漸次変化させながら揉みや叩き等の一連の
マッサージを行うようなプログラムを設定することも可
能であり、これによって強いマッサージと弱いマッサー
ジとを組み合わせた多彩なマッサージを行うことが可能
となる。肩や首の左右側部をマッサージする場合には、
施療子26の突出量を変更することによって、肩又は首
の前側から後側まで幅広くマッサージすることができる
ようになり、背中よりも前側に凹んだラインとなる腰部
分をマッサージする場合には、施療子26の突出量を大
きくすることによって適度な強さのマッサージを行うこ
とが可能となる。
【0043】マッサージ機1を単に椅子として用いる場
合等には、出退駆動部51によって駆動ユニット20を
後退させることにより、施療子26を背もたれ内側に収
めることも可能である。このようにすることで、マッサ
ージ終了後等にマッサージ機構7を上方に退避させるよ
うな必要もなく、次回のマッサージ動作を即座に開始で
きるようになる。図8は、本発明の第2実施形態を示す
ものである。本実施形態にかかる出退動作機構49は、
移動機枠6に対して駆動ユニット20の上下中途部を支
軸50を介して揺動自在に支持し、該支軸50の上側及
び下側にそれぞれエアセル53を備えたものとなってい
る。
【0044】これによって、駆動ユニット20をシーソ
ー運動させることができ、上側の施療子26の突出量を
大きくしながら下側の施療子26の突出量を小さくし、
逆に、下側に施療子26の突出量を大きくしながら上側
の施療子26の突出量を小さくするようなことが可能と
なる。図9は、本発明の第3実施形態を示すものであ
る。本実施形態にかかる出退動作機構49の出退駆動部
51は、移動機枠6に回転自在に設けられた上下方向の
ネジ軸56と、該ネジ軸56に螺合する上下一対の雌ネ
ジ体57と、各雌ネジ体57に左右方向の枢軸58回り
に回動自在に連結された上下一対のリンク59とを有し
ている。
【0045】ネジ軸56には、正逆回転可能な電動モー
タ等の駆動体60が接続されるとともに、その上部側と
下部側とに互いに逆方向となるネジ部56A、56Bが
形成され、上下各ネジ部56A、56Bに対して各雌ネ
ジ体57,57がそれぞれ螺合されている。上下各リン
ク59,59の先端部は、ともに駆動ユニット20の背
面に連結軸61を介して回動自在に枢結されている。上
記構成により、電動モータ60を正逆回転すると、互い
に逆ネジとなる上下のネジ部56A、56Bによって各
雌ネジ体57,57が互いに近接離反する方向に移動
し、これによって上下リンク59,59の相対角度が拡
縮する。そして、このリンク59,59の運動によって
連結軸61を介して駆動ユニット20が前後に出退揺動
し、使用者に対する施療子26の突出量を変更できるよ
うになっている。
【0046】図10は、本発明の第4実施形態を示すも
のである。本実施形態にかかる出退動作機構49の出退
駆動部51は、移動機枠6に回動自在に支持された左右
方向の駆動軸63と、該駆動軸63にベルト伝動機構6
4を介して回転動力を付与する電動モータ等の駆動体6
5と、駆動軸63に一体回転自在に固定された偏心カム
66と、駆動ユニット20の背面に設けられていて、偏
心カム66にベアリングを介して連結された支持体67
とを有している。そして、電動モータ65を作動する
と、駆動軸63及び偏心カム65が回転し、この偏心カ
ム65の作用によって駆動ユニット20を前後に出退揺
動させるようになっている。
【0047】図11は、本発明の第5の実施形態を示す
ものである。本実施形態にかかる出退駆動部51は、移
動機枠6に前後方向の軸心回りに回動自在に支持された
ウォームギヤ69と、該ウォームギヤ69を回転駆動す
る正逆回転可能な電動モータ等の駆動体70と、移動機
枠6に回転自在に支持されてウォームギヤ69に噛合す
るネジ歯車72と、該ネジ歯車72に固定されたリンク
73とを有し、該リンク73の先端は駆動ユニット20
の背面に連結軸74を介して枢結されている。また、連
結軸74は、駆動ユニット20の背面に設けられた案内
レール71を介して上下移動自在に設けられている。
【0048】したがって、電動モータ70を作動する
と、ウォーギヤ69が回転するとともにネジ歯車72が
軸心回りに回転し、リンク73が上下に揺動する。そし
て、このリンク73の上下揺動により駆動ユニット20
が支軸50回りに前後に出退揺動するようになってい
る。上記第3〜第5実施形態では、上記第1実施形態と
同様の作用効果を奏するものとなるが、駆動ユニット2
0を出退動作させるべくリンク機構やモータ、偏心カム
等の機械的な構造を備えているために、駆動ユニット2
0の背面側に比較的広いスペースを必要とし、また、第
1,第2マッサージ部16,17とは異なる駆動源を備
える必要があるため、これらの点で、第1実施形態の方
が有利なものとなる。
【0049】上記第1〜第5実施形態の出退動作機構4
9においては、駆動ユニット20を移動機枠6に対して
左右方向の支軸50回りに前後揺動自在に支持する構造
を採用しているが、図12に示すように、駆動ユニット
20を、使用者に対向する方向(使用者の高さ方向に略
直交する方向)と略平行に出退移動自在に支持する構造
を採用することもできる。すなわち、図12(a)に示
す支持構造は、移動機枠6に対して、駆動ユニット20
を前後移動自在に案内支持する上下一対のレール76を
設けたものであり、図12(b)に示す支持構造は、移
動機枠6に対して、パンタグラフ型のリンク機構77を
設け、このリンク機構77の伸縮によって駆動ユニット
20を前後移動自在に支持したものとなっている。
【0050】そして、これらの支持構造と上記第1〜第
5実施形態で示した出退駆動部51とを組み合わせるこ
とによって、駆動ユニット20を使用者に対向する方向
と略平行に出退移動させることができ、使用者に対する
施療子26の上下位置をほとんど変えることなく突出量
を変更できることから、マッサージ動作中に施療子26
の突出量を変更したとしても身体のツボ位置等を外すこ
となく効果的なマッサージを維持できるようになる。本
発明は、上記実施形態に限ることなく適宜設計変更可能
である。
【0051】例えば、エアセル52,18A,19A、
47A,48Aは、蛇腹状のものに限らず袋状のものと
することができる。また、第1、第2マッサージ部1
6,17の駆動形式を電動モータ等により駆動する機械
式のものに置換したり、第3マッサージ部(マッサージ
機構)7の施療子26をエアセルの膨張収縮によってマ
ッサージ動作させるものに置換することができる。施療
子26の数や詳細形状等は適宜変更可能であり、また、
施療子26を支持軸30に対して回動不能に取り付けた
ものであっても良い。
【0052】マッサージ機構7は、叩き動作を行わず、
揉み動作のみを行うものであってもよいし、他のマッサ
ージ動作を行うようにしても良い。本発明にかかるマッ
サージ機1は、椅子型の施療台を備えたものに限らず、
ベッド型等の他の形態の施療台を備えたものに変更する
ことができる。
【0053】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、施
療子をマッサージ動作させる駆動ユニット自体を出退動
作機構によって使用者側へ出退移動させるようにしてい
るので、使用者に対する施療子の突出量を変更可能とし
ながらも、駆動ユニットの構造を複雑化することなくそ
の組み立てや調整を容易に行えるものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るマッサージ機の
マッサージ機構を示す側面図である。
【図2】同正面図である。
【図3】出退動作機構の分解斜視図である。
【図4】施療子の取付部分の正面断面図である。
【図5】同分解斜視図である。
【図6】マッサージ機の側面断面図である。
【図7】同斜視図である。
【図8】本発明の第2実施形態に係るマッサージ機のマ
ッサージ機構を示す側面図である。
【図9】本発明の第3実施形態に係るマッサージ機のマ
ッサージ機構を示す側面図である。
【図10】本発明の第4実施形態に係るマッサージ機の
マッサージ機構を示す側面図である。
【図11】本発明の第5実施形態に係るマッサージ機の
マッサージ機構を示す側面図である。
【図12】駆動ユニットの支持構造にかかる他の実施形
態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 マッサージ機 7 マッサージ機構 20 駆動ユニット 26 施療子 49 出退動作機構
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−38952(JP,A) 特開 昭52−82883(JP,A) 特開 平7−39569(JP,A) 特開 平10−243982(JP,A) 特開 平11−76337(JP,A) 特公 平2−49740(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61H 7/00 323

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 使用者の身体をマッサージする施療子
    (26)と、この施療子(26)をマッサージ動作させ
    る駆動ユニット(20)とが備えられているマッサージ
    機において、 前記駆動ユニット(20)が、使用者側に出退移動自在
    に支持され、使用者に対する施療子(26)の突出量を
    調整すべく駆動ユニット(20)を使用者側へ出退移動
    して任意の出退位置で保持可能な出退駆動部(51)が
    具備され、前記出退駆動部(51)は、空気の供給・排出によって
    膨張・収縮するエアセルを有し、その膨張・収縮によっ
    て前記駆動ユニット(20)を出退移動して任意の出退
    位置で保持可能に構成されている ことを特徴とするマッ
    サージ機。
  2. 【請求項2】 前記駆動ユニット(20)が揺動するこ
    とによって使用者側へ出退移動自在とされていることを
    特徴とする請求項1に記載のマッサージ機。
  3. 【請求項3】 前記施療子(26)に付与される負荷を
    検出する検出器(40)が設けられ、施療子(26)の
    使用者側への突出量を、前記検出器(40)からの検出
    値に基づいて制御することを特徴とする請求項1に記載
    のマッサージ機。
  4. 【請求項4】 前記施療子(26)に付与される負荷を
    検出する検出器(40)が設けられ、施療子(26)に
    より適正な力でマッサージが行われるように、前記出退
    駆動部(51)を、検出器(40)の検出値に基づいて
    フィードバック制御することを特徴とする請求項1に記
    載のマッサージ機。
  5. 【請求項5】 マッサージ機の自動マッサージ機能とし
    て、前記駆動ユニット(20)を使用者側へ出退移動す
    ることにより、施療子(26)の突出量を漸次変化させ
    ながら一連のマッサージを行うようにプログラム設定す
    ることを特徴とする請求項1に記載のマッサージ機。
  6. 【請求項6】 肩や首の左右側部をマッサージする場合
    に、肩又は首の前側から後側まで幅広くマッサージする
    ことができるように、前記駆動ユニット(20)を使用
    者側へ出退移動することにより、施療子(26)の使用
    者側への突出量を変更するようにしたことを特徴とする
    請求項1に記載のマッサージ機。
  7. 【請求項7】 腰部分をマッサージする場合に、腰部分
    を適度な強さのマッサージを行うことが可能となるよう
    に、前記駆動ユニット(20)を使用者側へ移動するこ
    とにより、施療子(26)の使用者側への突出量を大き
    くするようにしたことを特徴とする請求項1に記載のマ
    ッサージ機。
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