JP2013034669A - 揺動装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】使用者が着座可能な座部12と、使用者の脚部を支持する脚部支持部18と、使用者の背中を支持する背もたれ部13とを備え、それらの一部を左右方向に揺動可能なマッサージ機10であって、使用者の背面側から使用者の身体において体軸方向に異なる押圧部位を押圧するエアバッグ20a,20b,20cを複数備え、エアバッグ20a,20b,20cは、座部12、脚部支持部18、及び背もたれ部13のうち、それらの一部が左右方向に揺動した状態で、使用者の身体を背面側から押圧する押圧位置を変更させる。
【選択図】図2
Description
また、本発明の揺動装置において、前記押圧機構は、前記身体支持部の各構成要素のうち少なくとも一つにおいて、前記使用者の身体における複数の部位を押圧することを特徴とする。
また、本発明の揺動装置において、前記押圧機構は、前記使用者の身体に対する押圧状態を維持させることを特徴とする。
また、本発明の揺動装置において、前記押圧機構は、前記使用者の身体における複数の部位を同時に押圧可能であることを特徴とする。
図1に示すように、本実施形態のマッサージ機10は、図示しない床面に載置される脚部11を備え、その脚部11の上方には使用者が着座可能な座部12が固定されている。この座部12の後側には、使用者が背中をもたせ掛けさせるための背もたれ部13が角度調整機構としての傾動機構14(図4参照)によって傾動可能に設けられている。また、座部12の前側には、使用者の脚部のうち下腿部を載せることができるオットマン15が同じく傾動機構14によって傾動可能に設けられている。また、座部12の左右両側には、使用者の腕を置くための肘掛け部16が背もたれ部13から座部12の両側前方にかけて設けられている。そして、図4に示すように、制御部17からの制御指令に基づいて傾動機構14が駆動制御されることにより、背もたれ部13及びオットマン15の傾斜角度が調整される。
さて、本実施形態のマッサージ機10では、座部12に着座した使用者の身体に対して揺動動作による刺激を与える場合、まず、制御部17が揺動駆動部19を駆動制御する。すると、各脚部支持部18が左右に揺動することにより、これらの脚部支持部18に支持されている使用者の下腿部B(図5参照)も各脚部支持部18と連動して左右に揺動する。そして、使用者の身体に対する揺動刺激の伝達態様を変更する場合、制御部17は、背部エアバッグ20a、座部エアバッグ20b、及び、脚部エアバッグ20cのうち、何れか一つを膨張動作させる。
(1)各エアバッグ20a,20b,20cが使用者の身体を背面側から押圧する部位を使用者の体軸方向において様々に変化させることにより使用者の着座姿勢が変化するため、身体支持部の一部である脚部支持部18の揺動動作時に、使用者の身体に対して多様な動作感を付与することができる。
次に、本発明の第2実施形態について図6及び図7に基づき説明する。なお、第2実施形態は、エアバッグが使用者の体幅方向である左右方向において位置が異なる複数の部位ごとに対応して設けられた点が第1実施形態と異なる。したがって、以下の説明においては、第1実施形態と相違する構成について主に説明するものとし、第1実施形態と同一又は相当する構成については同一符号を付して重複説明を省略するものとする。
(3)エアバッグ20a,20bが使用者の身体において体幅方向である左右方向での位置が異なる複数の部分を押圧するため、使用者の着座姿勢をより多様に変化させることができ、脚部支持部18の揺動動作時に、使用者の身体に対してより多様な動作感を付与することができる。
次に、本発明の第3実施形態を図8及び図9に基づき説明する。なお、第3実施形態は、使用者の脚部の揺動動作時における脚部エアバッグ20cの最大膨張量が変化する点が上記各実施形態と異なる。したがって、以下の説明においては、上記各実施形態と相違する構成について主に説明するものとし、上記各実施形態と同一又は相当する構成については同一符号を付して重複説明を省略するものとする。
(6)脚部エアバッグ20cの膨張動作時における最大押圧量を規定する目標膨張量を変化させることにより、下腿部Bに対する押圧力を様々に変更させて使用者の姿勢を多様に変化させることができるため、下腿部Bの揺動動作時に使用者の身体に作用する身体をほぐす動作の動作感をより多様に変化させることができる。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態を図10に基づき説明する。なお、第4実施形態は、複数のエアバッグが膨縮方向と交差する方向において部分的に重畳するように設けられている点が上記各実施形態と異なる。したがって、以下の説明においては、上記各実施形態と相違する構成について主に説明するものとし、上記各実施形態と同一又は相当する構成については同一符号を付して重複説明を省略するものとする。
(8)座部エアバッグ20bが膨縮方向となる上下方向と交差する前後方向において部分的に重畳するように配置されているため、使用者の身体の押圧部位を前後方向へ連続的に変化させることができる。
次に、本発明の第5実施形態を図11に基づき説明する。なお、第5実施形態は、使用者の下腿部Bの揺動動作時に、背もたれ部13及びオットマン15の傾斜角度を変化させる点が上記各実施形態と異なる。したがって、以下の説明においては、上記各実施形態と相違する構成について主に説明するものとし、上記各実施形態と同一又は相当する構成については同一符号を付して重複説明を省略するものとする。
(9)背もたれ部13及びオットマン15の傾斜角度を変化させて使用者の着座姿勢を変化させることにより、使用者の下腿部Bの揺動動作時に使用者の身体に作用する身体をほぐす動作の動作感を多様に変化させることができる。
次に、本発明の第6実施形態を図12に基づき説明する。なお、第6実施形態は、使用者の下腿部Bの揺動動作時に、座部エアバッグ20b及び脚部エアバッグ20cが使用者の身体を同時に押圧する点が上記各実施形態と異なる。したがって、以下の説明においては、上記各実施形態と相違する構成について主に説明するものとし、上記各実施形態と同一又は相当する構成については同一符号を付して重複説明を省略するものとする。
(10)各エアバッグ20a,20b,20cが使用者の身体における複数の部位を押圧して支持することにより、使用者の着座姿勢をより多様にすることができるため、使用者の下腿部Bの揺動動作時に使用者の身体に作用する身体をほぐす動作の動作感をより多様に変化させることができる。
次に、本発明の第7実施形態について図13に基づき説明する。なお、第7実施形態は、使用者の下腿部Bの揺動動作時に、使用者の末梢側に位置する押圧部位から使用者の中枢側に位置する押圧部位に向けて押圧動作を順次行う点が上記各実施形態と異なる。したがって、以下の説明においては、上記各実施形態と相違する構成について主に説明するものとし、上記各実施形態と同一又は相当する構成については同一符号を付して重複説明を省略するものとする。
(12)各エアバッグ20a,20b,20cは、使用者の身体における末梢側から中枢側に向けて連続的に押圧動作を行うことにより、使用者に対してより効果的な身体をほぐす動作を行うことができる。
・上記第7実施形態において、各エアバッグ20a,20b,20cは、使用者の中枢側に位置する押圧部位から使用者の末梢側に位置する押圧部位に向けて押圧動作を順次行うようにしてもよい。
・上記第3実施形態において、脚部エアバッグ20cの最大膨張量を変化させることなく一定の大きさに固定してもよい。
・上記各実施形態において、使用者の脚部を左右方向に捻りつつ揺動させる構成としてもよい。
・上記各実施形態において、各エアバッグ20a,20b,20cが使用者の身体を背面側から押圧した状態で、使用者の身体の一部の揺動動作を開始するようにしてもよい。
Claims (11)
- 使用者が着座可能な座部と前記使用者の脚部を支持する脚部支持部と前記使用者の背中を支持する背もたれ部とのうちの前記座部を含む少なくとも2つを有した身体支持部を備え、その身体支持部の一部を左右方向に揺動可能な揺動装置であって、
前記使用者の背面側から前記使用者の身体において体軸方向における位置が異なる部位を押圧可能な押圧機構を複数備え、
前記押圧機構は、前記身体支持部の一部が左右方向に揺動した状態で、前記使用者の身体を背面側から押圧する押圧位置を変更させることを特徴とする揺動装置。 - 請求項1に記載の揺動装置において、
前記押圧機構は、前記使用者の背面側から前記使用者の身体において左右方向における位置が異なる複数の部位を押圧可能であることを特徴とする揺動装置。 - 請求項2に記載の揺動装置において、
前記押圧機構は、左右方向において前記使用者の身体を押圧する部位の数が、前記使用者の体軸方向において位置が異なる前記複数の部位同士で異なることを特徴とする揺動装置。 - 請求項1〜請求項3のうち何れか一項に記載の揺動装置において、
前記押圧機構は、前記使用者の身体を背面側から押圧する際に収縮状態から膨張状態となるように膨縮する膨縮部材を有することを特徴とする揺動装置。 - 請求項4に記載の揺動装置において、
前記押圧機構は、複数の前記膨縮部材が膨縮方向と交差する方向において部分的に重畳するように設けられていることを特徴とする揺動装置。 - 請求項1〜請求項5のうち何れか一項に記載の揺動装置において、
前記押圧機構は、前記身体支持部の各構成要素のうち少なくとも一つにおいて、前記使用者の身体における複数の部位を押圧することを特徴とする揺動装置。 - 請求項1〜請求項6のうち何れか一項に記載の揺動装置において、
前記押圧機構は、押圧動作時における最大押圧量を変化させることを特徴とする揺動装置。 - 請求項1〜請求項7のうち何れか一項に記載の揺動装置において、
前記押圧機構は、前記使用者の身体に対する押圧状態を維持させることを特徴とする揺動装置。 - 請求項1〜請求項8のうち何れか一項に記載の揺動装置において、
前記身体支持部の各構成要素のうち少なくとも一つには、傾斜角度を調整する角度調整機構が設けられていることを特徴とする揺動装置。 - 請求項1〜請求項9のうち何れか一項に記載の揺動装置において、
前記押圧機構は、前記使用者の身体における複数の部位を同時に押圧可能であることを特徴とする揺動装置。 - 請求項1〜請求項10のうち何れか一項に記載の揺動装置において、
前記押圧機構は、前記使用者の身体における複数の部位のうち、前記使用者の末梢側に位置する部位から前記使用者の中枢側に位置する部位に向けての順に、又は、前記使用者の中枢側に位置する部位から前記使用者の末梢側に位置する部位に向けての順に、前記使用者の身体に対して背面側から押圧動作を行うことを特徴とする揺動装置。
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