JP4062843B2 - 椅子式マッサージ機 - Google Patents
椅子式マッサージ機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4062843B2 JP4062843B2 JP2000007119A JP2000007119A JP4062843B2 JP 4062843 B2 JP4062843 B2 JP 4062843B2 JP 2000007119 A JP2000007119 A JP 2000007119A JP 2000007119 A JP2000007119 A JP 2000007119A JP 4062843 B2 JP4062843 B2 JP 4062843B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- treatment
- massage
- sole
- frame
- calf
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Massaging Devices (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、下肢をマッサージする機能を有する椅子型マッサージ機に関する物である。
【0002】
【従来の技術】
椅子型マッサージ機において、脹脛部分を支える足載台にローラー式のマッサージ施療子を配して脹脛にマッサージ施療を行なうものは、公知である。このように、一般的な椅子式マッサージ機の足載台は、主として脹脛を支える構造となっており、マッサージ施療子の施療部位は脹脛だけとなっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、人の下肢の疲れは、脹脛だけに起こるものではなく、特に足裏に対するマッサージ施療の要望が高くなっているものである。これに対して、従来では、被施療者が椅子式マッサージ機に腰掛けた状態で膝を曲げて、足載台に足裏を載せることにより、足裏に対するマッサージ施療を行なわなければならなかったが、この方法では、踏ん張りがきかず、足裏に対して充分な荷重がかからないものであり、足裏に対して充分なマッサージ施療を行なうことができないものであった。
【0004】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、脹脛と足裏の双方に対して容易にマッサージ施療を行なうことができる下肢マッサージ部を備えた椅子式マッサージ機を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係る椅子式マッサージ機は、マッサージ用施療子2が配設され、脹脛マッサージ用の脹脛施療状態と、足裏マッサージ用の足裏施療状態とに配置位置を切替可能な、回動自在な回動フレーム20に対してスライド自在に取り付けられた下肢マッサージ部1を具備し、前記下肢マッサージ部1を、回動フレーム20を回動させることにより被施療者が腰掛けた状態で被施療者の脹脛に沿って配置される脹脛施療状態と、被施療者が腰掛けた状態で被施療者の足裏に沿って配置される足裏施療状態との間で回動自在に形成し、且つ前記下肢マッサージ部1を回動フレームに対してスライドさせることにより脹脛施療状態と足裏施療状態とにおいてそれぞれスライド移動自在に形成して施療部位を調整するようにして成ることを特徴とするものである。
【0008】
また請求項2の発明は、請求項1の構成に加えて、下肢マッサージ部1の、足裏施療状態において足裏が載置される足裏施療面3に、複数の突起4を形成して成ることを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
【0010】
本発明の椅子式マッサージ機Aは、被施療者が着座した状態でマッサージを受けることができるものであり、図5〜8に示すように、側面視つ字状に形成されたパイプ材等からなる一対の側片61,61間に横片62を架設して枠組60を構成し、この枠組60に、被施療者の腰部が載置される座部11と、座部11の後方側の一端に転倒自在に取り付けられた、被施療者の上半身が載置される背もたれ部10と、座部11の前方側の他端から下方に向けて設けられた、被施療者の下肢が載置される足載台12とを設けて構成されている。足載台12は、被施療者の脹脛又は足裏にマッサージ施療を施す下肢マッサージ部1として設けられている。
【0011】
背もたれ部10には、図示はしないが、ローラ式のマッサージ施療子が配設されている。このマッサージ施療子は、椅子式マッサージ機Aに腰掛けている被施療者の背中をマッサージするものである。このマッサージ施療子は上下動自在に形成されており、背中における施療部位を調節することができる。
【0012】
また、背もたれ部10は、図5に示すような起立した通常状態と、図7,8に示すような斜め後方に向けて傾斜するように転倒したリクライニング姿勢状態との間で回動自在に形成されており、リクライニング姿勢状態において、椅子式マッサージ機Aに腰掛けている被施療者はリクライニング姿勢をとることができる。このとき、背もたれ部10の下部は、背もたれ部10が後方に転倒するに従って前方に突出するように形成されている。
【0013】
座部11は、前後方向にスライド移動自在に形成されており、図7,8に示すように背もたれ部10が転倒してリクライニング姿勢状態となり、背もたれ部10の下部が前方に突出したときに、それに連動して前方に向けてスライドし、背もたれ部10が図5に示す通常状態に復帰したときに、それに連動して後方に向けてスライドして元の状態に復帰するように形成されている。
【0014】
また、足載台12は、座部11の前方側の一端部から下方に向けて延設された支持フレーム14の前面側に配設されている。この支持フレーム14は、座部11の前方側の一端部に、略水平方向の回動軸を中心にして回動自在に枢着されており、図7.8に示すように背もたれ部10が後方に転倒してリクライニング姿勢状態となったときに、それに連動して前方に向けて突出するように回動して略水平状態となり、背もたれ部10が図5に示す通常状態に復帰したときに、それに連動して後方に向けて回動して元の状態に復帰するように形成されている。
【0015】
足載台12は、その一端部が支持フレーム14の下端部に、水平方向の回動軸を中心にして回動自在に枢着されている。また、足載台12の一面側は、脹脛施療面5として形成されていると共に、他面側は、足裏施療面3として形成されている。ここで、脹脛施療状態においては、図5に示すように、足載台12は支持フレーム14に沿って配置されると共に足裏施療面3が後方側の支持フレーム14側に配置され、脹脛施療面5が前方側に配置される。この脹脛施療状態から、足載台12を、図6に示すように前方に回動させると、足裏施療状態とすることができる。この足裏施療状態においては、足載台12は支持フレーム14の下端から前方に向けて突出した状態に配置されると共に、足裏施療面3が上面側に配置され、脹脛施療面5が下面側に配置される。
【0016】
以下に、支持フレーム14及び足載台12の構成を、図1〜4を示して詳述する。
【0017】
一端側が座部11に対して回動自在に取り付けられる支持フレーム14は、支持フレーム14の両側部を構成する側部フレーム15と、側部フレーム15の下端同士を連結する下フレーム16からなる略U字状の主フレーム9を有しており、各側部フレーム15の上端には、座部11の前端部に回動自在に枢着される軸支部19が形成されている。支持フレーム14の上端側においては、側部フレーム15の上端側の端部間に、上フレーム17が架設されている。また下フレーム16と上フレーム17との間には、一対の背部フレーム18が架設されており、この背部フレーム18は、支持フレーム14の後方側に弓なり状に突出するように湾曲されている。
【0018】
主フレーム9の下端部には、下フレーム16に沿って一対の回動支持部25が、間隔をあけて設けられている。この回動支持部25は、下フレーム16から前方に向けて突出された支持部26と、支持部26の先端に形成された枢着部27にて構成されている。枢着部27には、回動フレーム20が回動自在に取り付けられている。ここで、枢着部27には、ねじりコイルばね24が設けられており、このねじりコイルばね24によって、回動フレーム20の回動方向が、上方から後方に向けて支持フレーム14側に向かう方向に付勢されてる。
【0019】
回動フレーム20は、平行並列に配設されると共に一端が各回動支持部25の枢着部27にそれぞれ回動自在に枢着されている一対のレールフレーム21と、レールフレーム21の他端同士間に架設された連結フレーム22とから構成されている。レールフレーム21は、略直線状に形成されたストレート部21aの両端に、斜め方向に突出する湾曲部21b,21cを形成した弓なり状に形成されている。
【0020】
ここで、枢着部27は、図3に示すように、その両側部を構成する側片46と、側片46の下端部同士を連結する連結片47とから構成されており、また一対の側片46の先端は連結片47よりも前方に突出しており、この突出部分には回動軸が挿通される通孔49がそれぞれ穿設され、また連結片47の先端はストッパー48として形成されている。一方、レールフレーム21の一端側に形成されている湾曲部21bの端部には、回動軸が挿通される通孔51が形成された被枢着部50が設けられており、枢着部27の側片46の突出部間に、レールフレーム21の被枢着部50を配置すると共に、各通孔49,51にヒンジ等を挿通することにより、回動フレーム20が回動自在に取り付けられている。また回動フレーム20の下方から後方に向かう回動運動は、回動フレーム20のレールフレーム21が枢着部27のストッパー48に当接することにより規制されることとなる。回動フレーム20の回動は、回動フレーム20が支持フレーム14と略直交する方向の前方に向けて突出した状態となったときに、レールフレーム21とストッパー48が当接して規制されるようにする。
【0021】
回動フレーム20には、足載台12が、レールフレーム21のストレート部21aに沿ってスライド自在に取り付けられており、そのため足載台12は、回動フレーム20の回動に従って、水平方向の回動軸を中心に回動自在に取り付けられている。
【0022】
足載台12の構成を説明すると、足載台12のスライド方向と略平行の平板状に形成されると共に矩形状の開口部28を有する枠体23が、支持フレーム14と回動フレーム20との間に配設されている。足載台12には、この枠体23の、支持フレーム14側の一面側に足裏施療面3が形成され、支持フレーム14とは反対側の他面側に脹脛施療面5が形成される。枠体23の一面側の両側端部には、マッサージ用施療子2を構成する回転シャフト29の両端をそれぞれ軸回転自在に保持する軸受部30が設けられている。この回転シャフト29は、枠体23の一面側において枠体23の矩形状の開口部28を略水平方向に横切るように配設される。
【0023】
一方、枠体23の、他面側の両側端部には、枠体23をレールフレーム21に対して摺動自在に取り付けるためのレールガイド34が設けられている。このレールガイド34は、押さえ金具37と、ゴム体38と、摺動係止体39にて構成されている。
【0024】
図4に示すように、摺動係止体39は樹脂成形品にて形成されており、筒状の主体40の両端部には、外周方向に突出するフランジ42が形成されている。また主体40には、主体40の内部と外部とを連通すると共に主体40の両端面において開口する切れ込み状のスリット41が形成されている。また、主体40の周面の、スリット41とは反対側の面には、主体40の内部と外部とを連通する矩形状の開口43が形成されている。また主体40の内面には、周方向に沿ってリブ44が突設されている。
【0025】
摺動係止体39は、弾性変形しながらレールフレーム21をスリット41に通すことにより、レールフレーム21に挿着される。ここで、各レールフレーム21のストレート部21aの外周面には、それぞれ複数個(図中では3個)の、周方向全周に亘る係止溝45が、適宜の間隔をあけて形成されており、摺動係止体39はその内周のリブ44がレールフレーム21のいずれかの係止溝45に係止された状態で挿着される。
【0026】
ゴム体38は断面略U字状に形成されており、摺動係止体39の外周面に沿って配置される。
【0027】
押さえ金具37は、両側端部に形成された固着部52の間に、断面U字状に形成された押さえ片53を設けている。この押さえ金具37の押さえ片53の内面を、摺動係止体39の外周面に配置されたゴム体38の外面に沿って配置すると共に、この押さえ金具37の固着部52を枠体23の他面側に固着するものであり、このとき押さえ金具37の押さえ片53と摺動係止体39との間の隙間にゴム体38が配置されることにより、押さえ金具37にて摺動係止体39が安定して保持されている。
【0028】
このようにして構成されるレールガイド34では、摺動係止体39のリブ44がレールフレーム21の係止溝45に弾性係止されていることにより、枠体23がレールガイド34に対して安定して保持されている。また枠体23にリブ44の係止溝45への弾性係止力以上の荷重をレールガイド34に沿ってかけると、リブ44の係止溝45への弾性係止が解除され、枠体23がレールガイド34に沿って摺動する。そして、リブ44が他の係止溝45に達したら、リブ44はクリック感を生じさせながらこの他の係止溝45に弾性係止される。このように枠体23はレールガイド34に沿ってスライド自在に配置されていると共に、所定の配置位置においてその配置位置が安定に保持されるものである。
【0029】
マッサージ用施療子2の構成を説明すると、回転シャフト29には、開口部28を横切る部分における両端部に、それぞれ回転シャフト29の外周面と同心円状の外周面を有する円盤状のロール保持板31が回転シャフト29に対して固定して設けられており、このロール保持板31の一部は開口部28を通って枠体23の他面側に突出している。一対のロール保持板31間には、複数本(図中では五本)のマッサージロール32が回転シャフト29を取り囲むように、軸回転自在に架設されている。ここで、回転シャフト29に対して枠体23側に配置されるマッサージロール32の一部は、開口部28を通って枠体23の他面側に突出している。マッサージロール32の外周には、周方向に複数の突条33が形成されている。この突条33の断面形状は、滑らかな円弧状に形成されている。
【0030】
また、枠体23には、その一面側の一側部に、回転シャフト29に回転駆動力を伝達するモータ36が配設されている。
【0031】
このように構成される足載台12は、全体が布や樹脂製シート材等の可撓性のシート材からなる外装材35にて覆われている。ここで、足載台12の一面側及び他面側に配置される外装材35は、マッサージ用施療子2に沿って配置されるものである。すなわち、足載台12の一面側においては、外装材35は回転シャフト29に対して枠体23とは反対側に配置されるマッサージロール32の表面に沿って配置され、この枠体23の一面側に配置される外装材35の表面にて、足裏施療面3が形成される。また、枠体23の他面側において、外装材35は回転シャフト29に対して枠体23側に配置されているマッサージロール32の、開口部28を通って枠体23の他面側に配置されている部分に沿って配置され、この枠体23の他面側に配置される外装材35の表面にて脹脛施療面5が形成される。
【0032】
このように構成される足載台12において、モータ36を駆動させてマッサージ用施療子2を作動させると、モータ36の回転駆動力が回転シャフト29に伝達され、回転シャフト29が回転する。それに応じてロール保持板31が回転し、一対のロール保持板31にて保持されている複数本のマッサージロール32が回転シャフト29の周りを回転する。そして、このマッサージロール32の回転に起因する波打ちが、脹脛施療面5及び足裏施療面3に発生し、脹脛施療面5に載置される脹脛や足裏施療面3に載置される足裏に対して、マッサージ効果が得られるものである。
【0033】
このように構成される椅子式マッサージ機Aでは、脹脛にマッサージ施療を施す場合には、図1に示すように、足載台12を、支持フレーム14の下端側に連結されていない側の他端部を上方に起こすように水平方向の回動軸を中心に回動させて、足裏施療面3が支持フレーム14側に配置されると共に脹脛施療面5が支持フレーム14とは反対側に配置されるように、支持フレーム14に沿って配置することによって、図5,7に示すような脹脛施療状態にする。ここで、椅子式マッサージ機Aが図5に示すように通常姿勢状態にある場合は、足載台12は座部11の前端から下方に向けて配置され、このとき脹脛施療面5は前面側に配置される。一方、椅子式マッサージ機Aが図7に示すようにリクライニング姿勢状態にある場合は、足載台12は座部11の前端から前方に向けて略水平に配置され、このとき脹脛施療面5は上面側に配置される。このとき足載台12は、ねじりコイルばね24が回動フレーム20にかけている付勢力によって後方への回動力がかけられる一方、足裏施療面3側において支持フレーム14の背部フレーム18に当接してそれ以上後方へ回動することが阻止され、足載台12の姿勢が保持される。
【0034】
被施療者はこの状態で、通常姿勢状態又はリクライニング姿勢状態の椅子式マッサージ機Aに腰掛けると共に、脹脛を足載台12の脹脛施療面5上に載置する。この状態で足載台12のマッサージ用施療子2を作動させて、脹脛のマッサージ施療を行なうものである。
【0035】
ここで、既述のように、枠体23は回動フレーム20のレールフレーム21に沿ってスライド自在に配置されていると共に、所定の配置位置においてその配置位置が安定に保持されるものであり、そのため足載台12も、レールフレーム21に沿ってスライド自在に配置されていると共に、所定の配置位置においてその配置位置が安定に保持される。そのため、脹脛施療状態において、足載台12を支持フレーム14に沿って、図5に示す通常姿勢状態では上下方向に、図7に示すリクライニング姿勢状態では前後方向にスライド移動させると共に所定の配置位置に安定して保持することができ、脹脛に対する施療部位を調節して、足載台2を脹脛にマッサージ施療を施すために好適な位置に配置することがことができるものである。
【0036】
また、足裏にマッサージ施療を行なう場合には、図1に示すように、足載台12を、支持フレーム14の下端側に連結されていない側の他端部を前方側に倒すように回動させて、支持フレーム14の下端から前方に向けて突出すると共に支持フレーム14に対して略直交する姿勢に配置することにより図6に示すように足裏施療状態とする。ここで、椅子式マッサージ機Aが図6に示すように通常姿勢状態にある場合は、足載台12は支持フレーム14の下端から前方に向けて略水平に突出すると共に足裏施療面3が上面側に配置される。このとき回動フレーム20のレールフレーム21が支持フレーム14の枢着部27のストッパー48に当接することにより、足載台12のそれ以上下方への回動が阻止され、足載台12の姿勢が保持される。またこのとき、足載台12の自重によってねじりコイルばね24の回動付勢力が相殺されるように、ねじりコイルばね24の付勢力を適宜設計しておくものであり、このようにすると足裏施療状態にある足載台12が不用意に回動して脹脛施療状態となるようなことがない。
【0037】
被施療者はこの状態で、通常姿勢状態又はリクライニング姿勢状態の椅子式マッサージ機Aに腰掛けると共に、足裏を足載台12の足裏施療面3上に載置する。この状態で足載台12のマッサージ用施療子2を作動させて、足裏へのマッサージ施療を行なうものである。この足裏施療状態では、被施療者が椅子式マッサージ機Aに腰掛けた状態における、足裏の自然な配置位置に足載台12が配置されることとなり、被施療者は楽な姿勢で足裏のマッサージを行なうことができる。また、この姿勢では、被施療者は足裏に荷重をかけるように踏ん張ることが容易であり、足裏に充分な荷重をかけて充分なマッサージ効果を得ることができるものである。
【0038】
ここで、既述のように、枠体23は回動フレーム20のレールフレーム21に沿ってスライド自在に配置されていると共に、所定の配置位置においてその配置位置が安定に保持されるものであり、そのため足載台12も、レールガイド34に沿ってスライド自在に配置されていると共に、所定の配置位置においてその配置位置が安定に保持される。そこで、足裏施療状態において、足載台12を支持フレーム14に対して直交する方向に移動させると共に所定の配置位置に安定して保持することにより、足裏に対する施療部位を調節することができる。そのため、足裏施療状態において、足載台12を支持フレーム14と直交する方向に沿って、図6に示す通常姿勢状態では前後方向にスライド移動させると共に所定の配置位置に安定して保持することができ、足裏に対する施療部位を調節して、足載台12を足裏にマッサージ施療を施すために好適な位置に配置することがことができるものである。
【0039】
また、足載台12の外装材35には、図9に示すように、足裏施療面3に、ゴム等で形成される複数の軟質の突起4を設けることが好ましい。このようにすると、足裏施療状態において、被施療者が足裏を足載台12の足裏施療面3に載置し、この状態でマッサージ用施療子2を作動させると、足裏のマッサージと共に突起4による足裏のツボの刺激も行なうことができるものである。また足裏における充分なマッサージ効果を得るために被施療者が足裏に荷重をかけるように踏ん張った場合に、突起4が滑り止めとなって、足裏に容易に荷重をかけることができるものである。ここで、図9(a)は、足裏施療面3に足裏の形状に沿った一対の足裏載置領域3aを設定し、この足裏載置領域3aのみに突起4を形成したものである。また図9(b)は、足裏施療面3に図9(a)に示す足裏再治療域3aを含む広い範囲に亘る一つの足裏載置領域3bを設定し、この足裏載置領域3bに突起4を形成したものである。
【0040】
【発明の効果】
上記のように本発明の請求項1に係る椅子式マッサージ機は、マッサージ用施療子が配設され、脹脛マッサージ用の脹脛施療状態と、足裏マッサージ用の足裏施療状態とに配置位置を切替可能な、回動自在な回動フレームに対してスライド自在に取り付けられた下肢マッサージ部を具備し、前記下肢マッサージ部1を、回動フレーム20を回動させることにより被施療者が腰掛けた状態で被施療者の脹脛に沿って配置される脹脛施療状態と、被施療者が腰掛けた状態で被施療者の足裏に沿って配置される足裏施療状態との間で回動自在に形成し、且つ前記下肢マッサージ部を回動フレームに対してスライドさせることにより脹脛施療状態と足裏施療状態とにおいてそれぞれスライド移動自在に形成して施療部位を調整するようにしたため、一つの下肢マッサージ部の配置位置を切り替えることにより、脹脛と足裏の双方に容易にマッサージ施療を施すことができ、且つ脹脛施療状態にある下肢マッサージ部を回動フレームに対してスライドさせてスライド移動させることにより下肢マッサージ部による施療部位を最適な位置に調節することができ、また足裏施療状態にある下肢マッサージ部を回動フレームに対してスライドさせてスライド移動させることにより下肢マッサージ部による施療部位を最適な位置に調節することができものである。また、回動フレームを回動させることにより下肢マッサージ部の配置位置を回動させて切り替えることにより、被施療者は無理な姿勢をとることなく、脹脛に対するマッサージ施療と足裏に対するマッサージ施療を行なうことができ、しかも足裏に対する施療を行なっている際に、施療者は、足裏に充分な荷重がかかるように踏ん張ることが容易となり、足裏に充分な荷重をかけて足裏に対するマッサージ効果を高めることができるものである。
【0043】
また請求項2の発明は、請求項1の構成に加えて、下肢マッサージ部の、足裏マッサージ用の施療状態において足裏が載置される足裏施療面に、複数の突起を形成したため、足裏施療状態において、足裏のマッサージと共に突起による足裏のツボの刺激も行なうことができるものであり、また足裏における充分なマッサージ効果を得るために被施療者が足裏に荷重をかけるように踏ん張った場合に、突起が滑り止めとなって、足裏に容易に荷重をかけることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示すものであり、下肢マッサージ部の動作を示す側面の断面図である。
【図2】同上の下肢マッサージ部を示すものであり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。
【図3】同上の一部の斜視図である。
【図4】同上の一部の分解斜視図である。
【図5】同上の実施の形態の動作の一例を示すものであり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。
【図6】同上の他の動作を示すものであり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。
【図7】同上の更に他の動作を示すものであり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図、(d)は背面図、(e)は底面図である。
【図8】(a)は図7(a)のA−A断面図、(b)は図7(c)のB−B断面図である。
【図9】(a)及び(b)は、下肢マッサージ部の外観の例を示す斜視図である。
【符号の説明】
A 椅子式マッサージ機
1 下肢マッサージ部
2 マッサージ用施療子
3 足裏施療面
4 突起
Claims (2)
- マッサージ用施療子が配設され、脹脛マッサージ用の脹脛施療状態と、足裏マッサージ用の足裏施療状態とに配置位置を切替可能な、回動自在な回動フレームに対してスライド自在に取り付けられた下肢マッサージ部を具備し、前記下肢マッサージ部を、回動フレームを回動させることにより被施療者が腰掛けた状態で被施療者の脹脛に沿って配置される脹脛施療状態と、被施療者が腰掛けた状態で被施療者の足裏に沿って配置される足裏施療状態との間で回動自在に形成し、且つ前記下肢マッサージ部を回動フレームに対してスライドさせることにより脹脛施療状態と足裏施療状態とにおいてそれぞれスライド移動自在に形成して施療部位を調整するようにして成ることを特徴とする椅子式マッサージ機。
- 下肢マッサージ部の、足裏施療状態において足裏が載置される足裏施療面に、複数の突起を形成して成ることを特徴とする請求項1に記載の椅子式マッサージ機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000007119A JP4062843B2 (ja) | 2000-01-14 | 2000-01-14 | 椅子式マッサージ機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000007119A JP4062843B2 (ja) | 2000-01-14 | 2000-01-14 | 椅子式マッサージ機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001190622A JP2001190622A (ja) | 2001-07-17 |
JP4062843B2 true JP4062843B2 (ja) | 2008-03-19 |
Family
ID=18535545
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000007119A Expired - Fee Related JP4062843B2 (ja) | 2000-01-14 | 2000-01-14 | 椅子式マッサージ機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4062843B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4761982B2 (ja) * | 2006-01-27 | 2011-08-31 | 三洋電機株式会社 | マッサージ機 |
JP2008113774A (ja) * | 2006-11-02 | 2008-05-22 | Family Co Ltd | 椅子型マッサージ機 |
JP7001270B2 (ja) * | 2018-08-29 | 2022-02-03 | 大東電機工業株式会社 | 下肢用マッサージ機 |
-
2000
- 2000-01-14 JP JP2000007119A patent/JP4062843B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2001190622A (ja) | 2001-07-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4056285B2 (ja) | マッサージ機 | |
JP5279190B2 (ja) | マッサージ椅子 | |
EP1269962A1 (en) | Vibrator for lower limbs, and chair type vibrator using the vibrator | |
KR20010105142A (ko) | 월풀을 이용한 발안마기능이 구비된 안마 의자 | |
WO2006134680A1 (ja) | 椅子型マッサージ機 | |
JP2004357945A (ja) | 椅子式マッサージ機 | |
JPWO2005023169A1 (ja) | 下肢用マッサージ装置 | |
KR100625850B1 (ko) | 전신 안마기 | |
US20140246891A1 (en) | Functional chair | |
KR100467853B1 (ko) | 의자식 마사지기 | |
KR101005663B1 (ko) | 의자 | |
JP4062843B2 (ja) | 椅子式マッサージ機 | |
JP3377195B2 (ja) | 下肢用マッサージ機とこのマッサージ機を用いた椅子型マッサージ装置 | |
JP5204072B2 (ja) | マッサージ機 | |
JP4005709B2 (ja) | マッサージ装置 | |
JP2620116B2 (ja) | 腰掛用家具 | |
KR200377430Y1 (ko) | 건강 증진용 의자 | |
JPS6352902B2 (ja) | ||
JP3039084U (ja) | 電動式マッサージ機 | |
JP2005080782A (ja) | 下肢用マッサージ機とこのマッサージ機を用いた椅子型マッサージ装置 | |
KR100795528B1 (ko) | 척추 교정용 의자 | |
JPH022351Y2 (ja) | ||
KR100927687B1 (ko) | 회전형 탄성복원 침대 | |
JP2006102480A (ja) | マッサージユニット | |
JP4005698B2 (ja) | マッサージ装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040716 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070313 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070514 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070904 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20071004 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20071105 |
|
A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20071109 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20071211 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20071224 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110111 Year of fee payment: 3 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110111 Year of fee payment: 3 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |