JP2001190622A - 椅子式マッサージ機 - Google Patents

椅子式マッサージ機

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JP2001190622A JP2000007119A JP2000007119A JP2001190622A JP 2001190622 A JP2001190622 A JP 2001190622A JP 2000007119 A JP2000007119 A JP 2000007119A JP 2000007119 A JP2000007119 A JP 2000007119A JP 2001190622 A JP2001190622 A JP 2001190622A
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正男 北川
Masuyuki Hamano
益行 浜野
Makoto Fukutani
誠 福谷
Koji Matsumoto
宏司 松本
Fumihiro Nishio
文宏 西尾
Masatoshi Owa
昌俊 大輪
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 脹脛と足裏の双方に対して容易にマッサージ
施療を行なうことができる下肢マッサージ部を備えた椅
子式マッサージ機を提供する。 【解決手段】 マッサージ用施療子2が配設され、脹脛
マッサージ用の脹脛施療状態と、足裏マッサージ用の足
裏施療状態とに配置位置を切替可能な、下肢マッサージ
部1を具備する。一つの下肢マッサージ部1の配置位置
を切り替えることにより、脹脛と足裏の双方に容易にマ
ッサージ施療を施すことができる

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、下肢をマッサージ
する機能を有する椅子型マッサージ機に関する物であ
る。
【0002】
【従来の技術】椅子型マッサージ機において、脹脛部分
を支える足載台にローラー式のマッサージ施療子を配し
て脹脛にマッサージ施療を行なうものは、公知である。
このように、一般的な椅子式マッサージ機の足載台は、
主として脹脛を支える構造となっており、マッサージ施
療子の施療部位は脹脛だけとなっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、人の下肢の疲
れは、脹脛だけに起こるものではなく、特に足裏に対す
るマッサージ施療の要望が高くなっているものである。
これに対して、従来では、被施療者が椅子式マッサージ
機に腰掛けた状態で膝を曲げて、足載台に足裏を載せる
ことにより、足裏に対するマッサージ施療を行なわなけ
ればならなかったが、この方法では、踏ん張りがきか
ず、足裏に対して充分な荷重がかからないものであり、
足裏に対して充分なマッサージ施療を行なうことができ
ないものであった。
【0004】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、脹脛と足裏の双方に対して容易にマッサージ施療
を行なうことができる下肢マッサージ部を備えた椅子式
マッサージ機を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
椅子式マッサージ機は、マッサージ用施療子2が配設さ
れ、脹脛マッサージ用の脹脛施療状態と、足裏マッサー
ジ用の足裏施療状態とに配置位置を切替可能な、下肢マ
ッサージ部1を具備して成ることを特徴とするものであ
る。
【0006】また請求項2の発明は、請求項1の構成に
加えて、下肢マッサージ部1を、被施療者が腰掛けた状
態で被施療者の脹脛に沿って配置される脹脛施療状態
と、被施療者が腰掛けた状態で被施療者の足裏に沿って
配置される足裏施療状態との間で回動自在に形成して成
ることを特徴とするものである。
【0007】また請求項3の発明は、請求項1又は2の
構成に加えて、下肢マッサージ部1をスライド移動自在
に形成して成ることを特徴とするものである。
【0008】また請求項4の発明は、請求項1乃至3の
いずれかの構成に加えて、下肢マッサージ部1の、足裏
施療状態において足裏が載置される足裏施療面3に、複
数の突起4を形成して成ることを特徴とするものであ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。
【0010】本発明の椅子式マッサージ機Aは、被施療
者が着座した状態でマッサージを受けることができるも
のであり、図5〜8に示すように、側面視つ字状に形成
されたパイプ材等からなる一対の側片61,61間に横
片62を架設して枠組60を構成し、この枠組60に、
被施療者の腰部が載置される座部11と、座部11の後
方側の一端に転倒自在に取り付けられた、被施療者の上
半身が載置される背もたれ部10と、座部11の前方側
の他端から下方に向けて設けられた、被施療者の下肢が
載置される足載台12とを設けて構成されている。足載
台12は、被施療者の脹脛又は足裏にマッサージ施療を
施す下肢マッサージ部1として設けられている。
【0011】背もたれ部10には、図示はしないが、ロ
ーラ式のマッサージ施療子が配設されている。このマッ
サージ施療子は、椅子式マッサージ機Aに腰掛けている
被施療者の背中をマッサージするものである。このマッ
サージ施療子は上下動自在に形成されており、背中にお
ける施療部位を調節することができる。
【0012】また、背もたれ部10は、図5に示すよう
な起立した通常状態と、図7,8に示すような斜め後方
に向けて傾斜するように転倒したリクライニング姿勢状
態との間で回動自在に形成されており、リクライニング
姿勢状態において、椅子式マッサージ機Aに腰掛けてい
る被施療者はリクライニング姿勢をとることができる。
このとき、背もたれ部10の下部は、背もたれ部10が
後方に転倒するに従って前方に突出するように形成され
ている。
【0013】座部11は、前後方向にスライド移動自在
に形成されており、図7,8に示すように背もたれ部1
0が転倒してリクライニング姿勢状態となり、背もたれ
部10の下部が前方に突出したときに、それに連動して
前方に向けてスライドし、背もたれ部10が図5に示す
通常状態に復帰したときに、それに連動して後方に向け
てスライドして元の状態に復帰するように形成されてい
る。
【0014】また、足載台12は、座部11の前方側の
一端部から下方に向けて延設された支持フレーム14の
前面側に配設されている。この支持フレーム14は、座
部11の前方側の一端部に、略水平方向の回動軸を中心
にして回動自在に枢着されており、図7.8に示すよう
に背もたれ部10が後方に転倒してリクライニング姿勢
状態となったときに、それに連動して前方に向けて突出
するように回動して略水平状態となり、背もたれ部10
が図5に示す通常状態に復帰したときに、それに連動し
て後方に向けて回動して元の状態に復帰するように形成
されている。
【0015】足載台12は、その一端部が支持フレーム
14の下端部に、水平方向の回動軸を中心にして回動自
在に枢着されている。また、足載台12の一面側は、脹
脛施療面5として形成されていると共に、他面側は、足
裏施療面3として形成されている。ここで、脹脛施療状
態においては、図5に示すように、足載台12は支持フ
レーム14に沿って配置されると共に足裏施療面3が後
方側の支持フレーム14側に配置され、脹脛施療面5が
前方側に配置される。この脹脛施療状態から、足載台1
2を、図6に示すように前方に回動させると、足裏施療
状態とすることができる。この足裏施療状態において
は、足載台12は支持フレーム14の下端から前方に向
けて突出した状態に配置されると共に、足裏施療面3が
上面側に配置され、脹脛施療面5が下面側に配置され
る。
【0016】以下に、支持フレーム14及び足載台12
の構成を、図1〜4を示して詳述する。
【0017】一端側が座部11に対して回動自在に取り
付けられる支持フレーム14は、支持フレーム14の両
側部を構成する側部フレーム15と、側部フレーム15
の下端同士を連結する下フレーム16からなる略U字状
の主フレーム9を有しており、各側部フレーム15の上
端には、座部11の前端部に回動自在に枢着される軸支
部19が形成されている。支持フレーム14の上端側に
おいては、側部フレーム15の上端側の端部間に、上フ
レーム17が架設されている。また下フレーム16と上
フレーム17との間には、一対の背部フレーム18が架
設されており、この背部フレーム18は、支持フレーム
14の後方側に弓なり状に突出するように湾曲されてい
る。
【0018】主フレーム9の下端部には、下フレーム1
6に沿って一対の回動支持部25が、間隔をあけて設け
られている。この回動支持部25は、下フレーム16か
ら前方に向けて突出された支持部26と、支持部26の
先端に形成された枢着部27にて構成されている。枢着
部27には、回動フレーム20が回動自在に取り付けら
れている。ここで、枢着部27には、ねじりコイルばね
24が設けられており、このねじりコイルばね24によ
って、回動フレーム20の回動方向が、上方から後方に
向けて支持フレーム14側に向かう方向に付勢されて
る。
【0019】回動フレーム20は、平行並列に配設され
ると共に一端が各回動支持部25の枢着部27にそれぞ
れ回動自在に枢着されている一対のレールフレーム21
と、レールフレーム21の他端同士間に架設された連結
フレーム22とから構成されている。レールフレーム2
1は、略直線状に形成されたストレート部21aの両端
に、斜め方向に突出する湾曲部21b,21cを形成し
た弓なり状に形成されている。
【0020】ここで、枢着部27は、図3に示すよう
に、その両側部を構成する側片46と、側片46の下端
部同士を連結する連結片47とから構成されており、ま
た一対の側片46の先端は連結片47よりも前方に突出
しており、この突出部分には回動軸が挿通される通孔4
9がそれぞれ穿設され、また連結片47の先端はストッ
パー48として形成されている。一方、レールフレーム
21の一端側に形成されている湾曲部21bの端部に
は、回動軸が挿通される通孔51が形成された被枢着部
50が設けられており、枢着部27の側片46の突出部
間に、レールフレーム21の被枢着部50を配置すると
共に、各通孔49,51にヒンジ等を挿通することによ
り、回動フレーム20が回動自在に取り付けられてい
る。また回動フレーム20の下方から後方に向かう回動
運動は、回動フレーム20のレールフレーム21が枢着
部27のストッパー48に当接することにより規制され
ることとなる。回動フレーム20の回動は、回動フレー
ム20が支持フレーム14と略直交する方向の前方に向
けて突出した状態となったときに、レールフレーム21
とストッパー48が当接して規制されるようにする。
【0021】回動フレーム20には、足載台12が、レ
ールフレーム21のストレート部21aに沿ってスライ
ド自在に取り付けられており、そのため足載台12は、
回動フレーム20の回動に従って、水平方向の回動軸を
中心に回動自在に取り付けられている。
【0022】足載台12の構成を説明すると、足載台1
2のスライド方向と略平行の平板状に形成されると共に
矩形状の開口部28を有する枠体23が、支持フレーム
14と回動フレーム20との間に配設されている。足載
台12には、この枠体23の、支持フレーム14側の一
面側に足裏施療面3が形成され、支持フレーム14とは
反対側の他面側に脹脛施療面5が形成される。枠体23
の一面側の両側端部には、マッサージ用施療子2を構成
する回転シャフト29の両端をそれぞれ軸回転自在に保
持する軸受部30が設けられている。この回転シャフト
29は、枠体23の一面側において枠体23の矩形状の
開口部28を略水平方向に横切るように配設される。
【0023】一方、枠体23の、他面側の両側端部に
は、枠体23をレールフレーム21に対して摺動自在に
取り付けるためのレールガイド34が設けられている。
このレールガイド34は、押さえ金具37と、ゴム体3
8と、摺動係止体39にて構成されている。
【0024】図4に示すように、摺動係止体39は樹脂
成形品にて形成されており、筒状の主体40の両端部に
は、外周方向に突出するフランジ42が形成されてい
る。また主体40には、主体40の内部と外部とを連通
すると共に主体40の両端面において開口する切れ込み
状のスリット41が形成されている。また、主体40の
周面の、スリット41とは反対側の面には、主体40の
内部と外部とを連通する矩形状の開口43が形成されて
いる。また主体40の内面には、周方向に沿ってリブ4
4が突設されている。
【0025】摺動係止体39は、弾性変形しながらレー
ルフレーム21をスリット41に通すことにより、レー
ルフレーム21に挿着される。ここで、各レールフレー
ム21のストレート部21aの外周面には、それぞれ複
数個(図中では3個)の、周方向全周に亘る係止溝45
が、適宜の間隔をあけて形成されており、摺動係止体3
9はその内周のリブ44がレールフレーム21のいずれ
かの係止溝45に係止された状態で挿着される。
【0026】ゴム体38は断面略U字状に形成されてお
り、摺動係止体39の外周面に沿って配置される。
【0027】押さえ金具37は、両側端部に形成された
固着部52の間に、断面U字状に形成された押さえ片5
3を設けている。この押さえ金具37の押さえ片53の
内面を、摺動係止体39の外周面に配置されたゴム体3
8の外面に沿って配置すると共に、この押さえ金具37
の固着部52を枠体23の他面側に固着するものであ
り、このとき押さえ金具37の押さえ片53と摺動係止
体39との間の隙間にゴム体38が配置されることによ
り、押さえ金具37にて摺動係止体39が安定して保持
されている。
【0028】このようにして構成されるレールガイド3
4では、摺動係止体39のリブ44がレールフレーム2
1の係止溝45に弾性係止されていることにより、枠体
23がレールガイド34に対して安定して保持されてい
る。また枠体23にリブ44の係止溝45への弾性係止
力以上の荷重をレールガイド34に沿ってかけると、リ
ブ44の係止溝45への弾性係止が解除され、枠体23
がレールガイド34に沿って摺動する。そして、リブ4
4が他の係止溝45に達したら、リブ44はクリック感
を生じさせながらこの他の係止溝45に弾性係止され
る。このように枠体23はレールガイド34に沿ってス
ライド自在に配置されていると共に、所定の配置位置に
おいてその配置位置が安定に保持されるものである。
【0029】マッサージ用施療子2の構成を説明する
と、回転シャフト29には、開口部28を横切る部分に
おける両端部に、それぞれ回転シャフト29の外周面と
同心円状の外周面を有する円盤状のロール保持板31が
回転シャフト29に対して固定して設けられており、こ
のロール保持板31の一部は開口部28を通って枠体2
3の他面側に突出している。一対のロール保持板31間
には、複数本(図中では五本)のマッサージロール32
が回転シャフト29を取り囲むように、軸回転自在に架
設されている。ここで、回転シャフト29に対して枠体
23側に配置されるマッサージロール32の一部は、開
口部28を通って枠体23の他面側に突出している。マ
ッサージロール32の外周には、周方向に複数の突条3
3が形成されている。この突条33の断面形状は、滑ら
かな円弧状に形成されている。
【0030】また、枠体23には、その一面側の一側部
に、回転シャフト29に回転駆動力を伝達するモータ3
6が配設されている。
【0031】このように構成される足載台12は、全体
が布や樹脂製シート材等の可撓性のシート材からなる外
装材35にて覆われている。ここで、足載台12の一面
側及び他面側に配置される外装材35は、マッサージ用
施療子2に沿って配置されるものである。すなわち、足
載台12の一面側においては、外装材35は回転シャフ
ト29に対して枠体23とは反対側に配置されるマッサ
ージロール32の表面に沿って配置され、この枠体23
の一面側に配置される外装材35の表面にて、足裏施療
面3が形成される。また、枠体23の他面側において、
外装材35は回転シャフト29に対して枠体23側に配
置されているマッサージロール32の、開口部28を通
って枠体23の他面側に配置されている部分に沿って配
置され、この枠体23の他面側に配置される外装材35
の表面にて脹脛施療面5が形成される。
【0032】このように構成される足載台12におい
て、モータ36を駆動させてマッサージ用施療子2を作
動させると、モータ36の回転駆動力が回転シャフト2
9に伝達され、回転シャフト29が回転する。それに応
じてロール保持板31が回転し、一対のロール保持板3
1にて保持されている複数本のマッサージロール32が
回転シャフト29の周りを回転する。そして、このマッ
サージロール32の回転に起因する波打ちが、脹脛施療
面5及び足裏施療面3に発生し、脹脛施療面5に載置さ
れる脹脛や足裏施療面3に載置される足裏に対して、マ
ッサージ効果が得られるものである。
【0033】このように構成される椅子式マッサージ機
Aでは、脹脛にマッサージ施療を施す場合には、図1に
示すように、足載台12を、支持フレーム14の下端側
に連結されていない側の他端部を上方に起こすように水
平方向の回動軸を中心に回動させて、足裏施療面3が支
持フレーム14側に配置されると共に脹脛施療面5が支
持フレーム14とは反対側に配置されるように、支持フ
レーム14に沿って配置することによって、図5,7に
示すような脹脛施療状態にする。ここで、椅子式マッサ
ージ機Aが図5に示すように通常姿勢状態にある場合
は、足載台12は座部11の前端から下方に向けて配置
され、このとき脹脛施療面5は前面側に配置される。一
方、椅子式マッサージ機Aが図7に示すようにリクライ
ニング姿勢状態にある場合は、足載台12は座部11の
前端から前方に向けて略水平に配置され、このとき脹脛
施療面5は上面側に配置される。このとき足載台12
は、ねじりコイルばね24が回動フレーム20にかけて
いる付勢力によって後方への回動力がかけられる一方、
足裏施療面3側において支持フレーム14の背部フレー
ム18に当接してそれ以上後方へ回動することが阻止さ
れ、足載台12の姿勢が保持される。
【0034】被施療者はこの状態で、通常姿勢状態又は
リクライニング姿勢状態の椅子式マッサージ機Aに腰掛
けると共に、脹脛を足載台12の脹脛施療面5上に載置
する。この状態で足載台12のマッサージ用施療子2を
作動させて、脹脛のマッサージ施療を行なうものであ
る。
【0035】ここで、既述のように、枠体23は回動フ
レーム20のレールフレーム21に沿ってスライド自在
に配置されていると共に、所定の配置位置においてその
配置位置が安定に保持されるものであり、そのため足載
台12も、レールフレーム21に沿ってスライド自在に
配置されていると共に、所定の配置位置においてその配
置位置が安定に保持される。そのため、脹脛施療状態に
おいて、足載台12を支持フレーム14に沿って、図5
に示す通常姿勢状態では上下方向に、図7に示すリクラ
イニング姿勢状態では前後方向にスライド移動させると
共に所定の配置位置に安定して保持することができ、脹
脛に対する施療部位を調節して、足載台2を脹脛にマッ
サージ施療を施すために好適な位置に配置することがこ
とができるものである。
【0036】また、足裏にマッサージ施療を行なう場合
には、図1に示すように、足載台12を、支持フレーム
14の下端側に連結されていない側の他端部を前方側に
倒すように回動させて、支持フレーム14の下端から前
方に向けて突出すると共に支持フレーム14に対して略
直交する姿勢に配置することにより図6に示すように足
裏施療状態とする。ここで、椅子式マッサージ機Aが図
6に示すように通常姿勢状態にある場合は、足載台12
は支持フレーム14の下端から前方に向けて略水平に突
出すると共に足裏施療面3が上面側に配置される。この
とき回動フレーム20のレールフレーム21が支持フレ
ーム14の枢着部27のストッパー48に当接すること
により、足載台12のそれ以上下方への回動が阻止さ
れ、足載台12の姿勢が保持される。またこのとき、足
載台12の自重によってねじりコイルばね24の回動付
勢力が相殺されるように、ねじりコイルばね24の付勢
力を適宜設計しておくものであり、このようにすると足
裏施療状態にある足載台12が不用意に回動して脹脛施
療状態となるようなことがない。
【0037】被施療者はこの状態で、通常姿勢状態又は
リクライニング姿勢状態の椅子式マッサージ機Aに腰掛
けると共に、足裏を足載台12の足裏施療面3上に載置
する。この状態で足載台12のマッサージ用施療子2を
作動させて、足裏へのマッサージ施療を行なうものであ
る。この足裏施療状態では、被施療者が椅子式マッサー
ジ機Aに腰掛けた状態における、足裏の自然な配置位置
に足載台12が配置されることとなり、被施療者は楽な
姿勢で足裏のマッサージを行なうことができる。また、
この姿勢では、被施療者は足裏に荷重をかけるように踏
ん張ることが容易であり、足裏に充分な荷重をかけて充
分なマッサージ効果を得ることができるものである。
【0038】ここで、既述のように、枠体23は回動フ
レーム20のレールフレーム21に沿ってスライド自在
に配置されていると共に、所定の配置位置においてその
配置位置が安定に保持されるものであり、そのため足載
台12も、レールガイド34に沿ってスライド自在に配
置されていると共に、所定の配置位置においてその配置
位置が安定に保持される。そこで、足裏施療状態におい
て、足載台12を支持フレーム14に対して直交する方
向に移動させると共に所定の配置位置に安定して保持す
ることにより、足裏に対する施療部位を調節することが
できる。そのため、足裏施療状態において、足載台12
を支持フレーム14と直交する方向に沿って、図6に示
す通常姿勢状態では前後方向にスライド移動させると共
に所定の配置位置に安定して保持することができ、足裏
に対する施療部位を調節して、足載台12を足裏にマッ
サージ施療を施すために好適な位置に配置することがこ
とができるものである。
【0039】また、足載台12の外装材35には、図9
に示すように、足裏施療面3に、ゴム等で形成される複
数の軟質の突起4を設けることが好ましい。このように
すると、足裏施療状態において、被施療者が足裏を足載
台12の足裏施療面3に載置し、この状態でマッサージ
用施療子2を作動させると、足裏のマッサージと共に突
起4による足裏のツボの刺激も行なうことができるもの
である。また足裏における充分なマッサージ効果を得る
ために被施療者が足裏に荷重をかけるように踏ん張った
場合に、突起4が滑り止めとなって、足裏に容易に荷重
をかけることができるものである。ここで、図9(a)
は、足裏施療面3に足裏の形状に沿った一対の足裏載置
領域3aを設定し、この足裏載置領域3aのみに突起4
を形成したものである。また図9(b)は、足裏施療面
3に図9(a)に示す足裏再治療域3aを含む広い範囲
に亘る一つの足裏載置領域3bを設定し、この足裏載置
領域3bに突起4を形成したものである。
【0040】
【発明の効果】上記のように本発明の請求項1に係る椅
子式マッサージ機は、マッサージ用施療子が配設され、
脹脛マッサージ用の脹脛施療状態と、足裏マッサージ用
の足裏施療状態とに配置位置を切替可能な、下肢マッサ
ージ部を具備するため、一つの下肢マッサージ部の配置
位置を切り替えることにより、脹脛と足裏の双方に容易
にマッサージ施療を施すことができるものである。
【0041】また請求項2の発明は、請求項1の構成に
加えて、下肢マッサージ部を、被施療者が腰掛けた状態
で被施療者の脹脛に沿って配置される脹脛施療状態と、
被施療者が腰掛けた状態で被施療者の足裏に沿って配置
される足裏施療状態との間で回動自在に形成したため、
下肢マッサージ部の配置位置を回動させて切り替えるこ
とにより、被施療者は無理な姿勢をとることなく、脹脛
に対するマッサージ施療と足裏に対するマッサージ施療
を行なうことができ、しかも足裏に対する施療を行なっ
ている際に、施療者は、足裏に充分な荷重がかかるよう
に踏ん張ることが容易となり、足裏に充分な荷重をかけ
て足裏に対するマッサージ効果を高めることができるも
のである。
【0042】また請求項3の発明は、請求項1又は2の
構成に加えて、下肢マッサージ部をスライド移動自在に
形成したため、脹脛施療状態又は足裏施療状態にある下
肢マッサージ部をスライド移動させることにより下肢マ
ッサージ部による施療部位を最適な位置に調節すること
ができるものである。
【0043】また請求項4の発明は、請求項1乃至3の
いずれかの構成に加えて、下肢マッサージ部の、足裏マ
ッサージ用の施療状態において足裏が載置される足裏施
療面に、複数の突起を形成したため、足裏施療状態にお
いて、足裏のマッサージと共に突起による足裏のツボの
刺激も行なうことができるものであり、また足裏におけ
る充分なマッサージ効果を得るために被施療者が足裏に
荷重をかけるように踏ん張った場合に、突起が滑り止め
となって、足裏に容易に荷重をかけることができるもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示すものであり、
下肢マッサージ部の動作を示す側面の断面図である。
【図2】同上の下肢マッサージ部を示すものであり、
(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図であ
る。
【図3】同上の一部の斜視図である。
【図4】同上の一部の分解斜視図である。
【図5】同上の実施の形態の動作の一例を示すものであ
り、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図
である。
【図6】同上の他の動作を示すものであり、(a)は平
面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。
【図7】同上の更に他の動作を示すものであり、(a)
は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図、(d)は
背面図、(e)は底面図である。
【図8】(a)は図7(a)のA−A断面図、(b)は
図7(c)のB−B断面図である。
【図9】(a)及び(b)は、下肢マッサージ部の外観
の例を示す斜視図である。
【符号の説明】
A 椅子式マッサージ機 1 下肢マッサージ部 2 マッサージ用施療子 3 足裏施療面 4 突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浜野 益行 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 福谷 誠 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 松本 宏司 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 西尾 文宏 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 大輪 昌俊 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 4C100 AE05 AE18 AF06 BB03 BC03 CA08 CA09 DA05 DA10 DA11 EA10

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マッサージ用施療子が配設され、脹脛マ
    ッサージ用の脹脛施療状態と、足裏マッサージ用の足裏
    施療状態とに配置位置を切替可能な、下肢マッサージ部
    を具備して成ることを特徴とする椅子式マッサージ機。
  2. 【請求項2】 下肢マッサージ部を、被施療者が腰掛け
    た状態で被施療者の脹脛に沿って配置される脹脛施療状
    態と、被施療者が腰掛けた状態で被施療者の足裏に沿っ
    て配置される足裏施療状態との間で回動自在に形成して
    成ることを特徴とする請求項1に記載の椅子式マッサー
    ジ機。
  3. 【請求項3】 下肢マッサージ部をスライド移動自在に
    形成して成ることを特徴とする請求項1又は2に記載の
    椅子式マッサージ機。
  4. 【請求項4】 下肢マッサージ部の、足裏施療状態にお
    いて足裏が載置される足裏施療面に、複数の突起を形成
    して成ることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに
    記載の椅子式マッサージ機。
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