JP2004041416A - 椅子型マッサージ機 - Google Patents

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Toshihiro Tsuzuki
都築 俊宏
Haruyoshi Uchida
内田 春佳
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Abstract

【課題】フットレストを利用して背もたれ部に内臓されているマッサージ用ローラ等のマッサージ部材が身体の適正な施療位置に当たるように体勢を自動的に修正することができ、マッサージ効果を十分堪能することができる椅子型マッサージ機を提供する。
【解決手段】椅子型マッサージ機1の背もたれ部5内に昇降自在に設けられているマッサージローラ10(マッサージ部材)と、着座部4の前端側の下方から前方に亘る範囲で揺動変位可能に設けられたフットレスト8とを駆動制御する制御部32が、マッサージ部材が腰部側へ下降したときにフットレスト8を前方に揺動変位させる機能を有する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、椅子型マッサージ機に関し、特に、着座してマッサージを行う際に下退部を載せておくフットレストを備えた椅子型マッサージ機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の例えば、特開平7ー39571号公報に記載されているような椅子型のマッサージ機においては、マッサージ用ローラが背もたれ内を上下方向に移動しながら背もたれの前面を覆っているカバーを介して着座部に腰掛けた使用者の身体背中側を押圧してマッサージを行うようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の椅子型マッサージ機においては、マッサージ用ローラが背もたれ内を下降して腰部付近をマッサージする際に、使用者の腰が着座部前方へずれるとマッサージ用ローラが腰部から離れ気味になり、十分なマッサージ効果が得られない問題があった。
【0004】
また、このような椅子型マッサージ機は背もたれが後方へ傾倒するリクライニング機能を有するものが多く、リクライニング姿勢で背中側をマッサージ用ローラが往復移動する際に、腰部が徐々に着座部前方へ移動して、腰部付近へマッサージローラが当たらなくなる問題があった。
【0005】
その結果、使用者はマッサージを行っている間、身体の位置がずれる度に、マッサージ用ローラが適正な施療部位に当たるように、体勢を立て直す必要があった。
【0006】
そこで、本発明は、前述したような従来技術の問題を解決し、フットレストを利用して背もたれ部に内臓されているマッサージ用ローラ等のマッサージ部材が身体の適正な施療位置に当たるように体勢を自動的に修正することができ、マッサージ効果を十分堪能することができる椅子型マッサージ機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明の椅子型マッサージ機の第1のものは、着座部及び背もたれ部を有し、一方の端部が着座部前端近傍で水平軸回りに回動自在に軸支されて、他方の端部が着座部前端側の下方から前方に亘る範囲で揺動変位可能に設けられたフットレストと、前記フットレストを揺動変位させるための第1の駆動源と、背もたれ部内に昇降自在に設けられ、身体背中側をマッサージするためのマッサージ部材と、前記マッサージ部材を肩部から腰部に亘る範囲で昇降駆動させる第2の駆動源と、第1及び第2駆動源を駆動制御するための制御部とを備え、前記制御部は、マッサージ部材が腰部側へ下降したときにフットレストを前方に揺動変位させる機能を有しているものである。
【0008】
また、本発明の椅子型マッサージ機の第2のものは、少なくとも一方にマッサージ機構が内蔵された着座部及び背もたれ部を有し、一方の端部が着座部前端近傍で水平軸回りに回動自在に軸支されて、他方の端部が着座部前端側の下方から前方に亘る範囲で揺動変位可能に設けられたフットレストと、フットレストを揺動変位させるための駆動源と、前記駆動源を駆動制御するための制御部とを備えており、前記制御部は、マッサージ機構によるマッサージ動作の開始とともにフットレストを下方から前方に向けて揺動させるように駆動制御する機能を有しているものである。
【0009】
前記椅子型マッサージ機の第2のものにおいては、さらに、制御部はマッサージ機構によるマッサージ動作の終了とともにフットレストを下方に向くように駆動制御する機能を有していることが望ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて、本発明の1実施形態を説明する。図1は本発明の椅子型マッサージ機(以下、単にマッサージ機という。)の全体構造を示す斜視図、図2は側面図であって、これらの図に示すように、マッサージ機1は床面G上に置かれる支持脚2の上部に固定されている本体フレーム3を有している。
【0011】
本体フレーム3の上部には、着座部4が設けられ、その後方には背もたれ部5が設けられている。また、本体フレーム3には、一対の肘掛け部6が着座部4の左右両側にそれぞれ取り付けられている。着座部4の前端側には、内部にフットマッサージユニット7を内蔵したフットレスト8が配置されている。
【0012】
本実施形態のマッサージ機1においては、背もたれ部5内に使用者Mが着座部4に着座した状態で、身体背中側の肩部から腰部に亘る部分を外装布9を介してマッサージするためのマッサージ機構が内蔵されている。
【0013】
前記マッサージ機構は、マッサージ部材としての一対のマッサージローラ10を備えた、昇降自在なマッサージユニット11によって構成されている。
【0014】
図2に示すように、着座部4は、後端部を本体フレーム3上部に水平軸12回りに回動自在に軸着されて、前端側が上下動するように設けられた揺動フレーム13上に支持されている。
【0015】
一方、背もたれ部5は、その下端側が本体フレーム3に対して、前記水平軸12と平行な水平軸14回りに回動自在に軸着されていて、着座部4後方へ傾倒可能なリクライニング機能を備えている。
【0016】
また、着座部4の下方には、背もたれ部5を傾動させるための駆動源としての直線作動型のアクチュエータ15及び、背もたれ部5の後方への傾動量に応じて着座部4の前端側を上方へ揺動変位させるための、背もたれ部5と揺動フレーム13との連動機構16が設けられている。
【0017】
揺動フレーム13の前端部には、水平軸12の平行な水平軸17回りに回動自在にフットレスト8の一方(上方)の端部が軸着されており、他方(下方)の端部が着座部4前端側の下方位置から前方に亘る範囲で揺動変位可能に設けられている。
【0018】
また、着座部4の下方には、フットレスト8を水平軸17回りに揺動変位させるための駆動源としてのアクチュエータ18が配置されている。
【0019】
図3は、背もたれ部5と揺動フレーム13の連動機構16及びアクチュエータ15の詳細構造を示す部分側面図であって、同図に示すように、アクチュエータ15は、ケーシング15Aと前記ケーシング15Aに対して伸縮自在な作動ロッド15Bを有している。なお、図3においては、フットレスト8を駆動するためのアクチュエータ18は図示を省略している。
【0020】
ケーシング15Aの基端部は、水平軸12と平行な水平軸19回りに回動自在に揺動フレーム13から下方へ突出した取付ブラケット13Aに軸着されており、また、その反対側に突出する作動ロッド15Bの先端部は、水平軸12と平行な水平軸20によって、リンク部材21の上端部とリンク部材22の一方の端部とに共通に軸着されて、作動ロッド15B、リンク部材21、リンク部材22の3者が互いにこの水平軸回りに相対回動自在になっている。
【0021】
リンク部材21は、その下端部が本体フレーム3の下方部分と、水平軸12と平行な水平軸23回りに回動自在に軸着されており、また、その中間部分には、水平軸12と平行な水平軸24回りに回動自在にリンク部材25の一方の端部が連結されている。
【0022】
前記リンク部材25の他方の端部は、揺動フレーム13の取付ブラケット13Aの、アクチュエータ15のケーシング15Aが軸着されている水平軸19から下方に離れた部分に、水平軸12と平行な水平軸26回りに回動自在に軸着されている。
【0023】
一方、リンク部材22の他方の端部は、背もたれ部5の水平軸14から後方斜め下に離間した部分と、水平軸14と平行な水平軸27回りに回動自在に軸着されている。
【0024】
背もたれ部5と揺動フレーム13とを連動させる連動機構は、これらのリンク部材21、22、25によって構成されていて、背もたれ部5が水平軸14回りに着座部4の後方へ傾動すると、その動きは、リンク部材22からリンク部材21に伝達され、さらにリンク部材25を介して揺動フレーム13へと伝達され、背もたれ部5の傾動角度に応じて、揺動フレーム3に支持された着座部4の前端側が水平軸12回りに上方へ揺動変位する。
【0025】
一方、アクチュエータ15は、作動ロッド15Bのケーシング15Aから突き出た部分の大半が蛇腹状の伸縮カバー15Cによって覆われており、ケーシング15Aに取り付けられたモータ15Dによって、図示しない作動ロッド15Bの外周に形成されたねじに螺合するナットを回転させて作動ロッド15Bを伸縮させる構造になっている。
【0026】
図4は、フットレスト8の駆動源であるアクチュエータ18の詳細構造を示す部分側面図でであって、アクチュエータ18は、前述したアクチュエータ15と同様な構造になっており、そのケーシング18Aの基端部が、取付ブラケット13Aの後方位置で揺動フレーム13から下方に延設された取付ブラケット13Bに対して、水平軸12と平行な水平軸28回りに回動自在に軸着されている。
なお、同図においては、アクチュエータ15と揺動フレーム13の連動機構16の一部は図示を省略している。
【0027】
また、アクチュエータ18のケーシング18Aから前方へ伸縮自在に突出する作動ロッド18Bの先端部は、フットレスト8の後面に取り付けられている連結枠29に設けられた連結ブラケット30に対して、水平軸12と平行な水平軸31回りに回動自在に軸着されている。
【0028】
マッサージ機1は、前述したように、アクチュエータ15によって、背もたれ部5のリクライニング動作が行われ、また、これと連動して着座部4前端の揺動動作が行われる。
【0029】
また、アクチュエータ18によって、フットレスト8の水平軸17回りの揺動動作が行われる。これらのアクチュエータ15、18の駆動制御は、図1に示すように、着座部4下方の本体フレーム3側に設けられている制御部32によって行われる。
【0030】
制御部32は、マイクロコンピュータを中心に構成されていて、メモリに記憶されている専用のプログラムによって、これらのアクチュエータ15、18の駆動制御の他に、背もたれ部に内蔵されたマッサージユニット11に設けられた図示しないモータを制御し、一対のマッサージローラ10に揉み動作、指圧動作、叩き動作等の種々の動作を行わせたり、マッサージユニット11を昇降させるモータ33の制御、さらに、フットレスト8に内蔵されたフットマッサージユニット7の駆動制御も行う機能を有している。
【0031】
次に、前述したように構成されているマッサージ機1の動作を説明する。本実施形態においては、マッサージ機1の各部をそれぞれ手動によって動作させるマニュアルモードと、所定の一連のマッサージ動作を自動的に行うプログラムモードの両方で動作を行うことができるようになっている。
【0032】
本発明のマッサージ機1においては、制御部32(図1参照)は、使用者Mが着座部4に着座して身体背中側のマッサージを行う場合、マッサージローラ10が身体背中側上方部分をマッサージしているときは、フットレスト8は図2に示すように下方に揺動させ、また、マッサージローラ10が図5に示すように腰部側へ下降したときにフットレスト8を前方に揺動変位させるように、アクチュエータ18とモータ33を駆動制御する機能を備えている。
【0033】
この機能は、図示していないリモートコントローラの操作ボタンで選択できるようになっており、この機能を選択した場合、マッサージローラ10が腰部付近に移動したときには、フットレスト8が前方へ揺動することで足側を持ち上げて腰部を背もたれ5側に押し付けることができ、施療中の腰部の着座部4前方へのずれが自動的に修正される。
【0034】
なお、制御部32は、着座部4内等に荷重センサを組み込んで、使用者Mの呼吸による荷重センサに加わる荷重の変化を一定時間(数十秒)サンプリングして呼吸のリズムを検出し、このリズムに同期させてマッサージローラ10とフットレスト8の動作を行うようにしてもよい。
この場合には、呼吸のリズムに同調して下腿部の屈曲伸展が行われるので、マッサージ効果と合わせて全身の血液循環を促進する効果が相乗的に得られる。
【0035】
また、制御部32は、マッサージ機1に設けられているマッサージ機構の動作の開始とともにフットレスト8を前方に揺動変位させ、また、マッサージ機構の動作の終了とともに、フットレスト8が下方に向くように駆動制御する機能を選択できるようになっている。
【0036】
ここで、マッサージ機構には、マッサージローラ10のように背もたれ部5に内蔵されているものの他に、バイブレータ機構等で構成される着座部4に内蔵されるものや、フットレスト8に内蔵されるフットマッサージユニット7も含まれる。
【0037】
そして、少なくとも、着座部4及び背もたれ部5の一方に内蔵されたマッサージ機構の動作開始時に、フットレスト8が前方へ揺動変位するように制御部32を構成することによって、マッサージ動作の開始とともに腰部が背もたれ側に押し付けられて、腰部の着座部4前方へのずれが自動的に修正され、背もたれ部5や着座部4に内蔵されたマッサージ機構により施療部位を効果的にマッサージすることができる。
【0038】
また、本実施形態のマッサージ機1においては、プログラムモードでは、以下に述べる「ロッキングチェアコース」、「脚上げコース」、「すっきりコース」の3つのコースを選択することができる。
【0039】
(ロッキングチェアコース)
「ロッキングチェアコース」でマッサージを行う場合には、使用者Mは、マッサージ機1の着座部4に着座し、図示していないリモートコントローラに設けられている開始ボタンを押す。
【0040】
図7は、「ロッキングチェアコース」の動作の流れを示すフロー図であって、開始ボタンが押され、ステップS1で「ロッキングチェアコース」が選択されると、制御部32は、「ロッキングチェアコース」のプログラムが起動されて、ステップS2でマッサージ動作が開始される。
【0041】
前記マッサージ動作が開始されると、背もたれ5に内蔵されているマッサージユニット11が背もたれ5内を移動しながら、マッサージローラ10によって使用者Mの身体背中側のマッサージが行われる。
【0042】
なお、マッサージローラ10による揉み動作、叩き動作、指圧動作等の動作パターンは、使用者が好みに応じて選択してもよいし、あらかじめプログラムされた手順で自動的に行われるようにしてもよい。
【0043】
また、ステップS2のマッサージ動作の開始とともに、背もたれ部5は、前後方向に揺動を繰り返す動作を開始し、着座部4は前端側が上下するように揺動を開始する。また同時に、フットレスト8は、着座部4下方と前方との間で背もたれ部5に同期して揺動繰り返す動作を開始する。(ステップS3)
【0044】
ここでは、背もたれ部5が後方へ倒れるに従って、フットレスト8は、前上方へ揺動し、背もたれ部5が起立するに従って、フットレスト8は下方へ揺動し、使用者Mは、あたかもロッキングチェアで揺られている状態で全身を揺り動かされる。
【0045】
このような、動作は、あらかじめ制御部32に設定されている回数または時間だけ繰り返されるが、制御部ステップS4で前記回数または時間が満たされたか否か判定され、まだ回数または時間が満たされていないときに、使用者Mがリモートコントローラの停止ボタンを操作すると、(ステップS5)マッサージ動作は停止する。(ステップS6)
【0046】
一方、前記繰り返しの回数に達するか、前記時間が満了したとステップS4で判定された場合にも、マッサージ動作は停止する。(ステップS6)そして、マッサージ動作が停止すると、ステップS7で背もたれ部5は、通常の起立した基本位置まで回動して停止し、着座部4も背もたれ部5に連動して基本位置へ復帰する。また、同時に、フットレスト8は、着座部下方へ揺動して停止して(ステップS7)「ロッキングチェアコース」は終了する。
【0047】
(脚上げコース)
次に「脚上げコース」について図8に基づいて説明する。「脚上げコース」でマッサージを行う場合には、使用者Mは、マッサージ機1の着座部4に着座し、リモートコントローラの開始ボタンを押す。
【0048】
開始ボタンが押され、ステップS1で「脚上げコース」が選択されると、制御部32は、「脚上げコース」のプログラムによるマッサージ動作を開始する。そうすると、フットレスト8が前上方位置へ揺動して停止するとともに、背もたれ部5は後方に傾倒して停止し、着座部4前端側も、背もたれ5に連動して上方へ揺動した位置で停止する。(ステップ2)
【0049】
こうして、使用者Mは図6に示すように仰臥姿勢になり、この状態で、前述した背もたれ5に内蔵されたマッサージユニット11のマッサージローラ10とフットレスト8に内蔵されたフットマッサージユニット7によるマッサージ動作が開始される。(ステップS3)
【0050】
同時に、フットレスト8のみが着座部4の前方位置と下方位置の中間位置と、前方位置の間を繰り返し揺動し、膝関節の屈伸動作が行われる。(ステップ4)
【0051】
マッサージ動作とフットレスト8の揺動動作は、あらかじめ制御部32に設定されている回数または時間繰り返されるが、ステップS5で前記回数または時間が満たされたか否か判定され、まだ回数または時間が満たされていないときに、使用者Mがリモートコントローラの停止ボタンを操作すると、(ステップS6)マッサージ動作は停止する。(ステップS7)
【0052】
一方、前記繰り返しの回数に達するか、前記時間が満了したとステップS5で判定された場合にも、マッサージ動作は停止する。(ステップS6)
そして、マッサージ動作が停止停止すると、ステップS7で背もたれ部5は、通常の起立した基本位置まで回動して停止し、着座部4も背もたれ部5に連動して基本位置へ戻る。また、同時に、フットレスト8は、着座部下方へ揺動して停止して(ステップS7)「脚上げコース」は終了する。
【0053】
(すっきりコース)
次に「すっきりコース」について、図9に基づいて説明する。「すっきりコース」でマッサージを行う場合には、使用者Mは、マッサージ機1の着座部4に着座し、リモートコントローラの開始ボタンを押す。
【0054】
開始ボタンが押され、ステップS1で「すっきりコース」が選択されると、制御部32は、「すっきりコース」のプログラムによるマッサージ動作を開始する。
そうすると、フットレスト8が前上方位置へ揺動して停止するとともに、背もたれ部5は後方に傾倒して停止し、着座部4前端側も、背もたれ5に連動して上方へ揺動した位置で停止する。(ステップ2)
【0055】
こうして、使用者Mは、図6に示すように仰臥姿勢になり、この状態で、背もたれ部5に内蔵されたマッサージユニット11のマッサージローラ10が使用者Mの身体背中側のマッサージ動作を開始する。(ステップS3)
【0056】
この時、マッサージローラ10がマッサージする部位は、マッサージユニット11の移動に伴って、肩部と腰部の範囲で徐々に移動していく。これと同時に、フットレスト8に内蔵されたフットマッサージユニット7が駆動されて、脹ら脛部のマッサージが行われる。同時に、フットレスト8に内蔵されたフットマッサージユニット7が使用者Mの脹ら脛のマッサージを行う。
【0057】
また、ステップ3のマッサージ動作が開始されるとともに、背もたれ部5は徐々に前方へ起きあがっていき、これに連動して、着座部4の前端側が下降する向きに揺動していくとともに、フットレスト8もまた徐々に下方へ向けて揺動していく。(ステップS4)
【0058】
このような動作は、あらかじめ制御部32に設定されている時間だけ継続されるが、ステップS5で前記時間が満たされたか否か判定され、これがまだ満たされていないときに、使用者Mがリモートコントローラの停止ボタンを操作すると、(ステップS6)マッサージ動作は停止する。(ステップS6)
【0059】
一方、前記繰り返しの回数に達するか、前記時間が満了したとステップS5で判定された場合にも、マッサージ動作は停止する。(ステップS7)そして、マッサージ動作が停止すると、ステップS7で背もたれ部5は、通常の起立した基本位置まで回動して停止し、着座部4も背もたれ部5に連動して基本位置へ戻る。また、同時に、フットレスト8は、着座部下方へ揺動して停止して(ステップS8)「すっきりコース」は終了する。
【0060】
なお、実際は、マッサージ動作時間が満了するタイミングで背もたれ部5やフットレスト8が基本位置への復帰が完了するように各部を動作制御することが望ましい。
【0061】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1記載の発明によれば、背もたれ部に内蔵されたマッサージ部材が腰部付近に移動したときに、フットレストを前方へ揺動させることで足側を持ち上げ、腰部を背もたれ側に押し付け、施療中の腰部の前方へのずれが自動的に修正される。
【0062】
その結果、使用者は施療に対して身体の位置を立て直す等の手を煩わされることなく施療に集中することができ、マッサージ部材によるマッサージ効果を十分堪能することができる。
【0063】
また、請求項2に記載した発明によれば、マッサージ動作の開始とともにフットレストを下方から前方に向けて揺動させることで、腰部が背もたれ側に押し付けられて、腰部の着座部前方へのずれが自動的に修正され、背もたれ部や着座部に内蔵されたマッサージ機構により施療部位に効果的なマッサージを施すことができる。
【0064】
さらに、請求項3に記載した発明によれば、マッサージ動作の終了とともに、フットレストが自動的に下方に向くように揺動するため、フットレストを下降位置に戻す操作を使用者が行なう煩わしさがなく、そのままマッサージ機から立ち上がることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の椅子型マッサージ機の外観を示す斜視図である。
【図2】本発明の椅子型マッサージ機の全体構造を示す側面図である。
【図3】本発明の椅子型マッサージ機における背もたれ部と揺動フレームの連動機構及びアクチュエータの詳細構造を示す部分側面図である。
【図4】本発明の椅子型マッサージ機におけるフットレストのアクチュエータの詳細構造を示す部分側面図である。
【図5】本発明の椅子型マッサージ機の使用状態を示す側面図である。
【図6】本発明の椅子型マッサージ機の背もたれ部を傾倒させた使用状態を示す側面図である。
【図7】本発明の椅子型マッサージ機における「ロッキングチェアコース」の動作フローを示す図である。
【図8】本発明の椅子型マッサージ機における「脚上げコース」の動作フローを示す図である。
【図9】本発明の椅子型マッサージ機における「すっきりコース」の動作フローを示す図である。
【符号の説明】
1  マッサージ機
2  支持脚
3  本体フレーム
4  着座部
5  背もたれ部
6  肘掛け部
7  フットマッサージユニット
8  フットレスト
9  外装布
10  マッサージローラ(マッサージ部材)
11  マッサージユニット
12  水平軸
13  揺動フレーム
13A、13B 取付ブラケット
14  水平軸
15  アクチュエータ
15A ケーシング
15B 作動ロッド
15C 伸縮カバー
15D モータ
16  連動機構
17  水平軸
18  アクチュエータ
18A ケーシング
18B 作動ロッド
19  水平軸
20  水平軸
21、22 リンク部材
23、24 水平軸
25  リンク部材
26、27、28  水平軸
29  連結枠
30  連結ブラケット
31  水平軸
32  制御部
33  モータ

Claims (3)

  1. 着座部及び背もたれ部を有し、
    一方の端部が着座部前端近傍で水平軸回りに回動自在に軸支されて、他方の端部が着座部前端側の下方から前方に亘る範囲で揺動変位可能に設けられたフットレストと、
    前記フットレストを揺動変位させるための第1の駆動源と、
    背もたれ部内に昇降自在に設けられ、身体背中側をマッサージするためのマッサージ部材と、
    前記マッサージ部材を肩部から腰部に亘る範囲で昇降駆動させる第2の駆動源と、
    第1及び第2駆動源を駆動制御するための制御部とを備え、
    前記制御部は、マッサージ部材が腰部側へ下降したときにフットレストを前方に揺動変位させる機能を有していることを特徴とする椅子型マッサージ機。
  2. 少なくとも一方にマッサージ機構が内蔵された着座部及び背もたれ部を有し、
    一方の端部が着座部前端近傍で水平軸回りに回動自在に軸支されて、他方の端部が着座部前端側の下方から前方に亘る範囲で揺動変位可能に設けられたフットレストと、
    フットレストを揺動変位させるための駆動源と、
    前記駆動源を駆動制御するための制御部とを備え、
    前記制御部は、マッサージ機構によるマッサージ動作の開始とともにフットレストを下方から前方に向けて揺動させるように駆動制御する機能を有していることを特徴とする椅子型マッサージ機。
  3. 制御部はマッサージ機構によるマッサージ動作の終了とともにフットレストが下方に向くように駆動制御する機能を有していることを特徴とする請求項2記載の椅子型マッサージ機。
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