JP2008080048A - 椅子型マッサージ機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】被施療者の腰掛ける座部20と、該座部の先端に揺動可能に支持され被施療者のふくらはぎ及び/又は足先を保持する脚部40と、該脚部を座部に対して揺動させる脚部揺動手段44と、脚部に配備され、被施療者のふくらはぎ及び/又は足先をマッサージする脚部マッサージ手段48と、脚部揺動手段及び脚部マッサージ手段を制御する制御手段50と、を具えた椅子型マッサージ機において、制御手段は、脚部マッサージ手段の動作に応じて、脚部揺動手段を作動させ、脚部の揺動角度を変化させるようにした。
【選択図】図7
Description
マッサージ機には、夫々座部、背凭れ部及び脚部を揺動する揺動手段を具え、被施療者による操作部の操作に基づいて、座部、背凭れ部及び脚部を所望の角度に揺動させたり、予め設定されたリクライニング角度まで自動的に座部、背凭れ部及び脚部を揺動させている(例えば、特許文献1参照)。
脚部には、被施療者のふくらはぎや足先(以下「脚」という)をマッサージする脚部マッサージ手段が配備されている。脚部マッサージ手段として、エアバッグを例示することができ、エアバッグを脚部に形成された凹状受部の側壁及び底面に配備し、エアバッグの膨張、収縮を繰り返すことで、脚に押圧マッサージを施している。
被施療者の腰掛ける座部と、該座部の先端に揺動可能に支持され被施療者のふくらはぎ及び/又は足先を保持する脚部と、該脚部を座部に対して揺動させる脚部揺動手段と、脚部に配備され、被施療者のふくらはぎ及び/又は足先をマッサージする脚部マッサージ手段と、脚部揺動手段及び脚部マッサージ手段を制御する制御手段と、を具えた椅子型マッサージ機において、
制御手段は、脚部マッサージ手段の動作に応じて、脚部揺動手段を作動させ、脚部の揺動角度を変化させるようにした。
図に示すように、椅子型マッサージ機(10)は、床面(90)に載置されるベース(12)に被施療者の腰掛ける座部(20)が設けられ、該座部(20)の後端には背凭れ部(30)、座部(20)の前端には脚部(40)が設けられている。
座部(20)には、エアバッグ等のマッサージ手段(28)が配備されている。
図示の実施例では、背凭れ部フレーム(32)は、座部フレーム(22)と共通の軸(16)によって、ベースフレーム(14)に枢支されている。背凭れ部揺動手段(34)は、一端が背凭れ部フレーム(32)の下端に連繋され、他端が座部フレーム(22)の前端に連繋されている。従って、座部(20)を揺動したときには、背凭れ部(30)は、座部(20)と一体に揺動する。このため、背凭れ部(30)を揺動させることなく、座部(20)のみを揺動させるには、座部(20)の揺動方向に対して逆向きに背凭れ部(30)を揺動させる必要がある。
背凭れ部(30)をベース(12)に揺動可能に支持し、且つ、背凭れ部揺動手段(34)も他端側がベース(12)側に連繋された構成とすることもでき、この場合、背凭れ部(30)は座部(20)に対して独立して揺動可能となる。背凭れ部(30)を座部(20)と一体に揺動させるには、座部(20)の揺動方向と同じ方向に背凭れ部(30)を揺動させればよい。
背凭れ部(30)には、施療指等の公知のマッサージ手段(38)が昇降可能に配備されている。
脚部(40)を揺動させる脚部揺動手段(44)は、モータ等を座部(20)側に配備してもよいし、脚部(40)を座部(20)に軸支し、座部(20)の重量化を防ぐために、脚部揺動手段(44)のモータ等をベース(12)側に配備してもよい。
図示の実施例では、脚部揺動手段(44)は、モータを駆動源とするアクチュエータ(45)であって、座部(20)の前端下面から後方に向けて延びるフレーム(18)に、アクチュエータ(45)を前後方向に平行な面内で揺動可能に支持しており、該アクチュエータ(45)の先端は、座部(20)の前方下面に枢支された押上げフレーム(46)に連結されている。押上げフレーム(46)の先端には、ローラ(47)が軸支されており、該ローラ(47)には、脚部(40)のフレーム(42)が接触可能となっている。
脚部揺動手段(44)であるアクチュエータ(45)を伸び方向に作動させると、押上げフレーム(46)は、前方上向きに揺動し、脚部(40)を前方に押し上げる。アクチュエータ(45)を縮み方向に作動させると、押上げフレーム(46)は後退して、脚部(40)を押し下げる。脚部フレーム(42)は、ローラ(47)に対して自重によって当接しているのみであるため、脚部(40)が押し下げられるときに、脚部(40)の通路上に物品等の障害物が介在している場合には、ローラ(47)が脚部フレーム(42)から離間して、脚部(40)がそれ以上後退することはない。
符号(69)で示された脚部のリクライニング起又は倒スイッチは、脚部(40)の揺動角度を調整する。ここで、脚部が「起」とは、図1のような状態で、「倒」とは脚部が図2及び図3のように持ち上げられる状態をいう。
また、符号(63)で示された脚スイッチは、脚部マッサージ手段(48)を動作又は停止させるスイッチである。
7を用いて説明する。
フローチャート図7に示すように、制御手段(50)は、脚部(40)を揺動させる操作ボタン、即ち、操作部(60)の脚部(40)のリクライニング起又は倒スイッチ(69)の「倒」入力(ステップ1)、又は、脚部マッサージ手段(48)の開始ボタン(63)の入力(ステップ2)を待つ。何れかのボタン(69)(63)が操作されると、制御手段(50)は、予め設定された脚マッサージ用の角度まで脚部(40)を上向きに揺動させるように、脚部揺動手段(44)を駆動し(ステップ3)、脚部(40)を、上記のように、所定の角度まで揺動した後(ステップ4)、脚部揺動手段(44)を停止し、脚部マッサージ手段(48)を作動させる(ステップ5)。
このリクライニング角度は、図2のリクライニング角度よりも緩やかな姿勢でマッサージを受けることができるリクライニング角度である。このリクライニング角度は、前記(図2)に比べて足先を高くしているから、この状態で、マッサージ手段(28)(38)(48)を作動させることで、特に脚に効果的にマッサージを施すことができ、脚の疲れを取り除くことができる。
なお、このリクライニング角度において、足先が心臓よりも上に位置し、膝が心臓よりも下に位置する姿勢として、足の血流をさらに良好にすることもできる。
脚を高い位置に保持したまま、脚に重点的にマッサージを施すようにすることで、脚の血流が向上するだけでなく、全身の血流も向上させることができる利点がある。
マッサージの種類と脚部(40)の角度の一例として、脚部マッサージ手段(48)の施療強さが強いときに、被施療者のふくらはぎが脚部(40)により強く押し付けられるように、脚部(40)を水平に近い角度に傾動させ、逆に、脚部マッサージ手段(48)の施療強さが弱いときには脚部(40)を垂直に近い角度に傾動させ、緩急のあるマッサージを施す制御を挙げることができる。
逆に、脚部マッサージ手段(48)の施療強さが弱いときに、脚部(40)を水平に近い角度に傾動させ、逆に、脚部マッサージ手段(48)の施療強さが強いときに脚部(40)を垂直に近い角度に傾動させてもよい。
(20) 座部
(30) 背凭れ部
(40) 脚部
(48) 脚部揺動手段
(65) 脚上げ下半身ボタン(操作ボタン)
Claims (7)
- 被施療者の腰掛ける座部と、該座部の先端に揺動可能に支持され被施療者のふくらはぎ及び/又は足先を保持する脚部と、該脚部を座部に対して揺動させる脚部揺動手段と、脚部に配備され、被施療者のふくらはぎ及び/又は足先をマッサージする脚部マッサージ手段と、脚部揺動手段及び脚部マッサージ手段を制御する制御手段と、を具えた椅子型マッサージ機において、
制御手段は、脚部マッサージ手段の動作に応じて、脚部揺動手段を作動させ、脚部の揺動角度を変化させるようにしたことを特徴とする椅子型マッサージ機。 - 制御手段は、脚部マッサージ手段の動作を開始すると、脚部揺動手段を作動させ、脚部の先端が上向きに傾動する方向に揺動させる請求項1に記載の椅子型マッサージ機。
- 制御手段は、脚部揺動手段を作動させて、脚部が予め設定された角度まで上向きに揺動すると、脚部マッサージ手段を作動させる請求項1又は請求項2に記載のマッサージ。
- 制御手段は、被施療者の足先が、被施療者の心臓の位置よりも高い位置となるように脚部揺動手段を作動させる請求項1乃至請求項3の何れかに記載の椅子型マッサージ機。
- 脚部マッサージ手段は、エアバッグである請求項1乃至請求項4の何れかに記載の椅子型マッサージ機。
- 座部は、床面に載置されるベースに揺動可能に支持され、座部揺動手段によって、ベースに対して揺動可能であり、座部揺動手段は、制御手段によって制御され、
制御手段は、脚部マッサージ手段の動作に合わせて、座部揺動手段を動作させる請求項1乃至請求項5の何れかに記載の椅子型マッサージ機。 - 被施療者の腰掛ける座部と、該座部の先端に揺動可能に支持され被施療者のふくらはぎ及び/又は足先を保持する脚部と、該脚部を座部に対して揺動させる脚部揺動手段と、脚部に配備され、被施療者のふくらはぎ及び/又は足先をマッサージする脚部マッサージ手段と、脚部揺動手段及び脚部マッサージ手段を制御する制御手段と、を具えた椅子型マッサージ機において、
制御手段は、脚部揺動手段を作動させて、脚部が予め設定された角度まで上向きに揺動したときのみ、脚部マッサージ手段を動作させることが可能な操作ボタンを具えた椅子型マッサージ機。
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