JP2003289975A - 椅 子 - Google Patents

椅 子

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JP2003289975A
JP2003289975A JP2002098411A JP2002098411A JP2003289975A JP 2003289975 A JP2003289975 A JP 2003289975A JP 2002098411 A JP2002098411 A JP 2002098411A JP 2002098411 A JP2002098411 A JP 2002098411A JP 2003289975 A JP2003289975 A JP 2003289975A
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Maxell Holdings Ltd
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Kyushu Hitachi Maxell Ltd
Hitachi Maxell Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】マッサージ終了時においても、あるいはマッサ
ージ実行時以外においてもさらに心身のリフレッシュが
可能なリラクセーション機能を有するマッサージ機を提
供する。 【解決手段】座部の前・後端部に足載部と背もたれ部を
それぞれ連設した椅子において、水平面に対する傾斜角
度が変化するよう前記座部を可動とし、前記足載部の前
記座部に対する上下方向への回動動作に連動して前記座
部を変動可能とした。したがって、足載部を使用時に窮
屈感がなく、足の血流が向上し疲労回復に寄与する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、座部の前・後端部
に足載部と背もたれ部をそれぞれ連設した椅子に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図6に示すように、座部100と
背もたれ部200とを備え、同背もたれ部200をリク
ライニング可能とした椅子Xはよく知られている。
【0003】また、図示するように、前記座部100の
前端部に足載部300を連設し、同足載部300の座部
に対する取付角度が可変となるように、変動可能とした
構造についても、例えば椅子型のマッサージ機や理美容
と特殊椅子などにおいてよく知られている。
【0004】さらに、座部100の後部を前部に比べて
下げた構造のものもあり、かかる構造では、腰掛けたと
きにゆったりとしたリラックス感が味わえる。
【0005】しかも、図6(b)に示すように足載部3
00を上方へ回動した場合、腰掛けている使用者の大腿
部や脚部が臀部に比べて上方に位置するので、疲労回復
に効果があるとされ、そのような姿勢をとって休息をと
る者も多い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した従
来の構成の椅子は、足載部300の動きが独立した単独
の出没動作となるために、例えば背もたれ部200が垂
直に近い状態で足載部300が出ると背中が立った状態
のまま足を伸ばす姿勢となるため、身体が窮屈感を受け
る。
【0007】上記身体の窮屈感を解消するために、足載
部300と背もたれ部200とが連動する椅子も存在す
るが、これは背もたれ部200の傾動により使用者の腰
と背もたれ部200の相対位置がずれてしまうので、使
用者は腰を動かして着座姿勢を整えねばならなかった。
これは、特に背もたれ部200にマッサージ機能を付加
したものでは、肩位置のずれが起こるので着座姿勢のず
れは大きな問題となる。しかも、その際に足載部200
が出ている状態であれば、使用者の足が宙に浮いた状態
となるので着座姿勢を整えることが難しい。特に、足載
部が使用者の両足を包み込むように凹部形状となってい
るものでは不便さが顕著になっていた。
【0008】また、上述の図6(a)のように、上記身
体の窮屈感を解消するために予め座面を前高に形成すれ
ば、足載部が出た状態でも身体が窮屈にならないように
することも可能だが、この場合、常に座面が前高になっ
ている為、このままの姿勢から立ち上がろうとした場
合、立ち上がりにくい欠点がある。
【0009】本発明は、上記課題を解決することのでき
る椅子を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】(1)請求項1記載の本
発明では、座部の前・後端部に足載部と背もたれ部をそ
れぞれ連設した椅子において、水平面に対する傾斜角度
が変化するよう前記座部を可動とし、前記足載部の前記
座部に対する上下方向への回動動作に連動して前記座部
を変動可能とした。
【0011】(2)請求項2記載の本発明では、前記座
部が前高後低方向に変動する際に、背もたれ部は前記座
部との相対角度を維持することとした。
【0012】(3)請求項3記載の本発明では、前記足
載部が上方回動する場合、座部が前高後低方向に変動す
る一方、足載部が下方回動する場合は、座部が前低後高
方向に変動するように構成した。
【0013】(4)請求項4記載の本発明では、前記背
もたれ部をリクライニング自在に構成し、座部の前高後
低方向への変動に連動して、背もたれ部は後方へリクラ
イニング動作し、座部の前低後高方向への変動に連動し
て、背もたれ部は前方へリクライニング動作するように
した。
【0014】(5)請求項5記載の本発明では、施療子
を備えるマッサージユニットを具備し、マッサージ機能
を有することとした。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明は、座部の前・後端部に足
載部と背もたれ部をそれぞれ連設した椅子において、水
平面に対する傾斜角度が変化するよう前記座部を可動と
し、前記足載部の前記座部に対する上下方向への回動動
作に連動して前記座部を変動可能としたものである。
【0016】足載部が座部に対して上下方向へ回動する
という動作は、足載部の好ましくは上側近傍に設けられ
た枢軸を中心に回動する動作、さらには軸回動以外の出
没動作により上側に出る動作をも含む概念であり、使用
者が座部を動かして、同座部の水平面に対する傾斜角度
を変更した際に、足載部も前記座部の動きに連動して上
下方向に変動するようにして、いちいち足載部を個別に
動かす必要をなくしている。
【0017】また、前記足載部が上方回動する場合、座
部が前高後低方向に変動する一方、足載部が下方回動す
る場合は、座部が前低後高方向に変動するように構成す
ることが好ましい。
【0018】例えば足載部が座部との間をなす角度が拡
開する方向へ回動した場合(上方回動)、座部は背もた
れ部に対して座部と背もたれ部との間をなす角度が縮閉
する方向に変動するように(前高後低方向)、また、足
載部が座部との間をなす角度が縮閉する方向へ回動した
場合(下方回動)、座部は背もたれ部との間をなす角度
が拡開する方向に変動する(前低後高方向)ように構成
することが望ましい。
【0019】かかる構成とすることにより、例えば通常
の基本姿勢を、使用者が座部に腰掛けたり座部から立ち
上がったりすることが容易な姿勢とすると、足載部を上
方回動すれば座部が前高後低方向に変動するので、大腿
部、脚部が臀部よりも上方に位置することになって血流
が良くなり疲労回復に効果のある楽な姿勢をとれる一
方、足載部を下方回動して前記基本姿勢に近づけると、
座部が前低後高方向に変動して大腿部、脚部が臀部より
も下方に位置することになるのでそのまま立ち上がるこ
とも容易となる。
【0020】特に、前記座部が前高後低方向に変動する
際に、背もたれ部は前記座部との相対角度を維持するよ
うにするとよい。
【0021】すなわち、使用者が腰深く腰掛けた状態と
なるように座部が動いいた場合、座部と背もたれ部とが
相対角度を維持したままなので、使用者は窮屈感がな
く、なおかつ身体のずれも生じることがなくなる。これ
は、たとえば後述するように、椅子にマッサージ機能を
付加した場合、特に背もたれ部にマッサージ手段を設け
た場合などは、肩位置がずれないので着座姿勢を前述の
ように変更しても心地よいマッサージが行える。
【0022】また、前記構成に加えて、背もたれ部をリ
クライニング自在に構成し、座部の前高後低方向への変
動に連動して、背もたれ部は後方へリクライニング動作
し、座部の前低後高方向への変動に連動して、背もたれ
部は前方へリクライニング動作するように構成すること
ができる。
【0023】この場合、座部を大きく前高後低方向に変
動させると、この動きに連動して背もたれ部が後方へリ
クライニグ動作し、さらに、座部が前高後低方向に変動
するということは、足載部は上方回動することになる。
したがって、使用者は足を上に上げて寝た状態となって
疲労回復に都合の良い姿勢でリラックスすることができ
る。
【0024】ところで、上述してきた構成の椅子は、椅
子型マッサージ機の椅子として好適に用いることができ
る。
【0025】すなわち、例えば前記背もたれ部に施療子
を備えるマッサージユニットを配設し、マッサージ機能
を備えるようにするものである。
【0026】かかる椅子をマッサージ機として使用する
ことにより、足の血流が良好でマッサージ効果をより向
上させることができる。また、本実施形態の椅子であれ
ば、前述したように、座部を動かしても肩位置がずれな
いので背もたれ部にマッサージユニットを設けるのに好
適となる。なお、マッサージ機能は背もたれ部以外の他
の個所に設けることもできることは当然である。
【0027】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。なお、本実施例では本発明に係る椅子をマッ
サージ機能を有するマッサージ椅子Aとして説明する。
【0028】図1は本実施例に係るマッサージ椅子Aの
側面視による説明図であり、図示する状態を本マッサー
ジ椅子Aの基本姿勢とする。
【0029】マッサージ椅子Aは、図示するように、座
部2の前・後端部に足載部1と背もたれ部3をそれぞれ
連設した構成であり、座部2の下部には同座部2を支持
する基台部4を設けている。21は座部2の両側に設け
た肘掛、41は基台部4の下部に設けた脚座である。
【0030】そして、基台部4内において、前記座部2
の裏面から下方向けて支持アーム22を突設し、同支持
アーム22の先端部に設けた座部用枢支部22aを中心
に前後方向へ動かすことができるようにしている。すな
わち、水平面に対する傾斜角度が変化するように前記座
部2を可動とするものであり、座部2は前高後低方向あ
るいは前低後高方向にその姿勢を変動することができ
る。
【0031】かかる座部2に連設された前記足載部1及
び背もたれ部3については、それぞれ水平面(椅子設置
面G)に対する角度が可変となるように動かすことが可
能となっている。すなわち、背もたれ部3は所謂リクラ
イニング自在に構成されている。
【0032】かかる動きを実現するために、本実施例で
は、前記基台部4内に足載部1、座部2、背もたれ部3
の保持姿勢を変更可能な姿勢変位機構5を配設し、図示
しない操作パネルの操作によって同姿勢変位機構5をこ
れも図示しない制御部を介して駆動して、足載部1、座
部2、背もたれ部3を所望する姿勢に動かせるようにし
ている。
【0033】姿勢変位機構5は、図示するように、座部
2と脚座41との間を座部用アクチュエータ52により
連結するとともに、前記支持アーム22の中央近傍に
は、先端を足載部1に連結した足載部用アクチュエータ
51と、先端を背もたれ部3に連結した背もたれ部用ア
クチュエータ53の各基端部を枢着している。10は足
載部用アクチュエータ51の先端部と足載部1との連結
部、24は座部用アクチュエータ52と座部2との枢支
連結部、31は背もたれ部3と座部2との枢支連結部、
32は背もたれ部用アクチュエータ53の先端部と背も
たれ部3との連結部、54は両アクチュエータ51,5
3の共通枢支部である。
【0034】各アクチュエータ51,52,53は空気
圧や油圧によるシリンダ機構、あるいはモータとラック
アンドピ二オンなどからなる機構など適宜採用すること
ができる。あるいは、姿勢変位機構5全体をリンク機構
などによる機械式としてもよい。
【0035】また、背もたれ部3には、主なるマッサー
ジ動作を実行するマッサージユニット6を図示しない昇
降用モータにより上下昇降自在に設けるとともに、これ
も図示しないが複数のエアセルを配設し、エアの給排に
より膨縮してエアマッサージを行えるようにしている。
61はマッサージユニット6の昇降を案内するガイドレ
ールである。なお、前記エアセルは、背もたれ部3のほ
か、前記足載部1や座部2に設けることもできる。
【0036】マッサージユニット6内には、使用者Mに
直接当接して多彩なマッサージ動作を行う揉み玉駆動ユ
ニット7を収納配設しており、同揉み玉駆動ユニット7
は、左右一対の施療子である揉み玉71,71を図示し
ない叩きモータにより前後方向に揺動させることによっ
て行う叩き機能と、前記揉み玉71,71をこれも図示
しない揉み用モータによって偏心回動させることによっ
て行う揉み機能とを実行可能としている。しかも、同揉
み玉駆動ユニット7は、同じく図示しない進退用モータ
により、背もたれ部3の表側(使用者と接する側)に向
けて進退移動可能に構成され、強力な指圧動作、複雑な
3D揉み動作を実行可能としている。
【0037】なお、かかるマッサージユニット6の昇降
量、揉み玉駆動ユニット7の進退量及び揉み玉71,7
1の回動量は前記した操作パネルを介して制御可能とし
ている。
【0038】上記構成のマッサージ椅子Aにおいて、本
発明の要旨となるのは、前記座部2を、水平面となる椅
子設置面Gに対する傾斜角度が変化するよう可動とし、
前記足載部3の前記座部2に対する上下方向への回動動
作に連動して前記座部2を変動可能としたことにある。
【0039】本実施例では、前記した足載部用アクチュ
エータ51の先端部と足載部1との連結部10を枢支部
として、この枢支部である連結部10を中心にして座部
2を上下回動するように構成している。なお、枢支部を
介して回動するものみならず上下方向へ出没自在とする
構成とすることもできる。
【0040】さらに、背もたれ部3に関しても、前述し
たようにリクライニング自在に構成するとともに、前記
座部2の前高後低方向への変動に連動して、背もたれ部
3が後方へリクライニング動作し、座部2の前低後高方
向への変動に連動して、背もたれ部3が前方へリクライ
ニング動作するように構成している。
【0041】しかも、本実施例においては、前記座部2
が前高後低方向に変動する際に、背もたれ部3は前記座
部2との相対角度を維持するようにしている。
【0042】ここで、図2を参照しながら本実施例に係
るマッサージ椅子Aの動きについて説明する。
【0043】図2は本実施例に係るマッサージ椅子Aの
足載部1、座部2及び背もたれ部3の動きを示す説明図
であり、図2(a)がマッサージ椅子Aの図1に示した
基本姿勢と対応している。
【0044】本実施例に係るマッサージ椅子Aは、前述
したようにリクライニング自在であり、なおかつ座部2
が前高後低方向に変動する際に、背もたれ部3は前記座
部2との相対角度を維持するようにしている。
【0045】上記マッサージ椅子Aにおいて、図2
(b)に示すように、足載部1を座部2に対して連結部
10を中心に上方回動すると(図2(b)の矢印f
2)、座部2が連動して座部用枢支部22aを中心に前
高後低方向へ回動する(図2(b)の矢印f1)。かか
る図2(b)に対応するのが図3である。
【0046】一方、背もたれ3についても座部2との相
対角度を維持したまま一体的に動くので、図示するよう
に、使用者Mは何ら窮屈感を受けることなく姿勢を後方
傾斜するように変更することができる。
【0047】すなわち、図3に示すように、この場合に
おける背もたれ部用アクチュエータ53は固定状態であ
り(図1の状態と同じ)、座部用アクチュエータ52が
伸延して、図2(b)に示すように、座部2と背もたれ
部3との間の角度αを維持したまま座部2と背もたれ部
3とが一体的に後方へ変動するのである。
【0048】このように、足載部1を上方回動すると、
背もたれ部3が自動的に後方へリクライニグすることに
なり、しかもこの背もたれ部3と座部2とは一体的に動
くので、使用者Mは自然に腰深く腰掛けた状態となる。
このように、本実施例においては、座部2の動きと背も
たれ部3とが一体的に動くので、座部2を前高後低状態
に動かす場合などは特にリクライニング機構はなくても
よいことになる。
【0049】またこのときには、大腿部や脚部が臀部よ
りも自然に自動的に上方に位置することになるので、リ
ラックスした姿勢で休みながら下肢の血流をよくして疲
労回復を図ることができ、さらに、かかる状態でマッサ
ージ機能をはたらかせることでマッサージ効果が著しく
向上する。
【0050】また、図2(b)に示した姿勢から、背も
たれ部3のみを時計方向へ所定角度βだけ単独にリクラ
イニングして、図2(c)に示すように、使用者Mが仰
向け状態とすることもできる。
【0051】かかる姿勢では、自然に足を上に上げて寝
た状態となるので、疲労回復に都合の良い姿勢となりリ
ラックスすることができ、さらにこの状態でマッサージ
を行えばマッサージ効果をより向上させることができ
る。
【0052】この後、使用者Mが例えばこのマッサージ
椅子Aから離れようとして、足を下方に下げるように力
をいれるなどして足載部1を下方へ回動させると、ある
いは座部2を元の基本姿勢に戻すように操作パネルを操
作して座部2を前低後高方向に変動すると、足載部1は
下方回動して図1及び図2(a)に示した基本姿勢に復
帰する。
【0053】そして、図1及び図2(a)の状態からで
あれば、足載部1は邪魔になることがないので使用者M
は難なく立ち上がることができる。
【0054】(他の実施例)また、他の実施例として、
マッサージ椅子Aは図2(d)に示すような動作が行え
る。この図2(d)に対応するのが図4である。
【0055】すなわち、図4に示すように、通常のリク
ライニング動作で背もたれ部3を大きく後方へ倒して、
使用者Mが略仰向け状態となる場合の動作である。
【0056】使用者Mが操作パネルを操作して、背もた
れ用アクチュエータ53を収縮させて背もたれ部3を枢
支連結部31を中心に回動させて後方へ倒し、図2
(d)に示すように座部2との間の角度αが開くように
大きくリクライニグ動作させた場合、同時に座部用アク
チュエータ52が進出動作して座部用枢支部22aを中
心に座部2を動かし、座部2が連動して前低後高方向へ
変動する(図2(c)の矢印f1参照)。そして、上述
してきたように、足載部1は相対的に座部2と連動して
いるので、同足載部1についても連動して連結部10を
中心に上方回動する(図2(d)の矢印f2)。
【0057】このように、使用者Mが仰向け姿勢をとる
ように背もたれ部3をリクライニング動作させると(図
4)、先の実施例における図2(c)で示した状態と同
様な姿勢、すなわち、使用者Mは自然に足を上に上げて
寝た状態となるので、この場合においても疲労回復に都
合の良い姿勢となってリラックスすることができ、さら
にこの状態でマッサージを行えばマッサージ効果をより
向上させることができる。
【0058】ところで、上述してきた各実施例(図2
(b)〜(d))においては、足載部1の基本回動量と
しては使用者Mの膝が若干屈曲する程度までに抑えてい
るが、使用者Mの好みに応じて操作パネルを操作するこ
とで、例えば、図5に示すように、膝が略直線状に伸び
る程度までを上限として回動させることができる。かか
る位置を上限として、足載部1の基本回動量については
適宜設定してよい。
【0059】また、図2(c),(d)のいずれの姿勢
からであっても、座部2を前低後高方向に動かせば、こ
れに連動して足載部1は下方へ回動して図1及び図2
(a)に示す状態となるので、使用者Mはマッサージ椅
子Aからの立ち上がりなどに何ら支障をきたすことがな
い。
【0060】以上、本発明に係る椅子を本実施例におい
てはマッサージ機能を有するマッサージ椅子Aとして説
明したが、通常の椅子として例えばソファのような用い
方をしてもよい。その場合、足載部の姿勢をいちいち手
作業で変える必要のない、足載部を備える使い勝手の良
好な椅子となる。
【0061】あるいは理美容用椅子などの業務用の特殊
な椅子として使用することもでき、下肢を臀部よりも上
方に位置させたリラックス姿勢を自然にとれる椅子とな
り、使用者Mにとって座りごこちがよく疲労回復の図れ
る椅子として有用となる。
【0062】また、上記してきた実施例においては、足
載部1を使用者Mの足を包み込むような凹形状のものと
したが(図1、図3、図4、図5参照)、例えば上述の
理美容椅子に設けられたもののように、フラットな板状
のものであってもよい。
【0063】
【発明の効果】本発明は、以上に説明したような形態で
実施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0064】(1)請求項1記載の本発明では、座部の
前・後端部に足載部と背もたれ部をそれぞれ連設した椅
子において、水平面に対する傾斜角度が変化するよう前
記座部を可動とし、前記足載部の前記座部に対する上下
方向への回動動作に連動して前記座部を変動可能とした
ことにより、足載部を使用時に窮屈感がなく、足の血流
が向上して疲労回復が図れる。また、足載部と座部との
姿勢を、それぞれ個別に手作業で変える必要がなく、足
載部を備える使い勝手の良好な椅子となる。また、椅子
から離れるときなどに、座部を元に戻せば相対的に足載
部も連動することになるので、立ち上がりが楽になる。
【0065】(2)請求項2記載の本発明では、前記足
載部が上方回動する場合、座部が前高後低方向に変動す
る一方、足載部が下方回動する場合は、座部が前低後高
方向に変動するように構成したことにより、例えば通常
の基本姿勢を、使用者が座部に腰掛けたり座部から立ち
上がったりすることが容易な姿勢とすると、足載部を上
方回動すると、座部が前高後低方向に変動するので、大
腿部、脚部が臀部よりも上方に位置して血流が良くなり
疲労回復に効果のある楽な姿勢をとれる一方、足載部を
下方回動すると、座部が前低後高方向に変動するので前
記基本姿勢に近くなり、大腿部、脚部が臀部よりも下方
に位置することになるのでそのまま立ち上がることも容
易となる。
【0066】(3)請求項3記載の本発明では、座部が
前高後低方向に変動する際に、背もたれ部は前記座部と
の相対角度を維持することとしたので、使用者の窮屈感
がなく、座部を変動しても身体のずれが生じないので心
地よい。
【0067】(4)請求項4記載の本発明では、前記背
もたれ部をリクライニング自在に構成し、座部の前高後
低方向への変動に連動して、背もたれ部は後方へリクラ
イニング動作し、座部の前低後高方向への変動に連動し
て、背もたれ部は前方へリクライニング動作するように
したことにより、下肢を臀部よりも上方に位置させたリ
ラックス姿勢を自然にとれ、使用者にとって座り心地が
よく疲労回復が図れるとともに、立ち上がるときも足載
部が邪魔になることがなく使い勝手が良好となる。
【0068】(5)請求項5記載の本発明では、上記
(1)〜(3)の構成に加え、施療子を備えるマッサー
ジユニットを具備させて、マッサージ機能を有すること
としたので、上記(1)〜(3)の効果に加え、下肢の
血流を良好にしてマッサージ効果をより向上させること
ができる。特に、背もたれ部にマッサージ機能を設けた
場合で座部が前高後低方向に変動する際に、背もたれ部
は前記座部との相対角度を維持する場合は、肩位置のず
れがないのでマッサージ時に違和感などがなく快適なマ
ッサージとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係るマッサージ椅子の側面視による
説明図である。
【図2】同マッサージ椅子における座部、足載部及び背
もたれ部の動きを示す説明図である。
【図3】リクライニング状態を側面視により示す説明図
である。
【図4】座部と背もたれ部とが一体的にリクライニング
動作した状態を側面視により示す説明図である。
【図5】足載部の回動限界を側面視により示す説明図で
ある。
【図6】足載部を具備する従来の椅子の説明図である。
【符号の説明】
A マッサージ椅子 1 足載部 2 座部 3 背もたれ部 4 基台部 5 姿勢変位機構 10 連結部 31 枢支連結部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】座部の前・後端部に足載部と背もたれ部を
    それぞれ連設した椅子において、 水平面に対する傾斜角度が変化するよう前記座部を可動
    とし、前記足載部の前記座部に対する上下方向への回動
    動作に連動して前記座部を変動可能としたことを特徴と
    する椅子。
  2. 【請求項2】足載部が上方回動する場合、座部が前高後
    低方向に変動する一方、足載部が下方回動する場合は、
    座部が前低後高方向に変動するように構成したことを特
    徴とする請求項1記載の椅子。
  3. 【請求項3】座部が前高後低方向に変動する際に、背も
    たれ部は前記座部との相対角度を維持することを特徴と
    する請求項1又は2に記載の椅子。
  4. 【請求項4】背もたれ部をリクライニング自在に構成
    し、座部の前高後低方向への変動に連動して、背もたれ
    部は後方へリクライニング動作し、座部の前低後高方向
    への変動に連動して、背もたれ部は前方へリクライニン
    グ動作するようにしたことを特徴とする請求項1〜3の
    いずれか1項に記載の椅子。
  5. 【請求項5】施療子を備えるマッサージユニットを具備
    し、マッサージ機能を有することを特徴とする請求項1
    〜4のいずれか1項に記載の椅子。
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