JP2004261563A - マッサージ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】マッサージ装置は、利用者の下腿を配設させる下腿配設溝15a,16aが設けられ且つ下腿配設溝15a,16aの周方向に回動可能に設けられた脚支持部材15,16を有する足載せ台8と、脚支持部材15,16を下腿配設溝15a,16aの周方向に回動させるエアバッグ27,28を備えている。また、マッサージ装置は、下腿配設溝15a,16aに設けられたエアバッグ19〜22と、エアバッグ19〜22を作動させて下腿をエアバッグ19〜22によりマッサージさせるエア給排気手段35と、エア給排気手段35を作動制御する演算制御回路36を有する。この演算制御回路36は、エアバッグ27,28を作動させて脚支持部材15,16を下腿配設溝15a,16aの周方向に回動させる回動動作をさせながら、エア給排気手段35を作動させて下腿をエアバッグ19〜22によりマッサージさせる様になっている。
【選択図】 図13
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、利用者の被施療部をマッサージする施療子が施療部載せ台に設けられたマッサージ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の椅子式マッサージ装置には、下腿配設溝が設けられた脚載せ台を椅子の座部の前側下部に上下回動可能に取り付け、この脚載せ台を台駆動手段で上下方向の任意の角度に回動させて停止させることができるようにすると共に、下腿配設溝の対向する側壁にエアバッグをそれぞれ取り付けて、このエアバッグをエア給排気手段により膨張・収縮させることにより、下腿配設溝に配設された利用者の下腿をエアバッグでマッサージするようにしたものがある。
【0003】
この様な脚載せ台には、椅子の座部の前側下部に上下回動可能に取り付けられた脚載せ台本体と、下腿配設溝が設けられ且つこの下腿配設溝の周方向に回動調整可能に脚載せ台本体に装着された脚支持部材を備えるものが知られている(例えば特許文献1参照)。
【0004】
この脚載せ台では、脚支持部材を下腿配設溝の周方向に回動調整することで、下腿配設溝の傾き角度を使用者の好みに応じて任意に調整して、下腿のエアバッグによるマッサージ部位を変更できるようになっている。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−333951号公報(第4実施形態、段落番号0062)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この脚載せ台を有するマッサージ装置では、下腿配設溝の傾き角度を使用者が好みに応じて任意に調整した後、その位置でのマッサージを繰り返すのみの動作しか実行していなかった。
【0007】
この様に従来は、エアバッグの膨脹動作中は下腿の周方向各部のマッサージを部分的にしか実行していなかったため、必ずしも満脚できるものではなかった。
【0008】
そこで、この発明は、被施療部の周方向各部のマッサージを連続的に実行して、被施療部のマッサージを効果的に行うことができるマッサージ装置を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため、請求項1の発明のマッサージ装置は、利用者の被施療部を配置させる配置溝が設けられ且つ前記配置溝の周方向に回動可能に設けられた支持部材を有する施療部載せ台と、前記支持部材を前記配置溝の周方向に回動させる回動手段を有する。また、このマッサージ装置は、前記配置溝に設けられた施療子と、前記施療子を作動させて前記被施療部を前記施療子によりマッサージさせる施療子作動手段と、前記回動手段及び前記施療子作動手段を作動制御する制御手段を備える。しかも、マッサージ装置の前記制御手段は、前記回動手段を作動させて支持部材を前記配置溝の周方向に回動させる回動動作をさせながら、前記施療子作動手段を作動させて前記被施療部を前記施療子によりマッサージさせる様になっている。
【0010】
【発明の実施の形態1】
以下、この発明の実施の形態1を図面に基づいて説明する。
[構成]
図1,図2は、椅子1の前側下部にこの発明のマッサージ装置2を装着した例を示したものである。この椅子1としては、乗物の椅子や、家庭で用いられる椅子、或いはマッサージ装置が座部や背凭れに設けられた椅子であっても良い。
【0011】
このマッサージ装置2は、被施療部である下腿をマッサージするための脚マッサージ装置として以下に説明するが、腕を被施療部としてマッサージする為に用いることもできる。
<椅子1>
この椅子1は、図8〜図11に示したフレーム3(詳細図示略)の両側部に設けられた肘掛け兼用の側部支持部材4,4と、この側部支持部材4,4の上下方向中間部間に配設され且つフレーム3に支持された座部5と、座部5の後部側に位置してフレーム3に取り付けられた背凭れ6を有する。そして、側部支持部材4は、座部5より下部が脚部4aとして用いられ、座部5より上部が肘掛け4bとして用いられる。また、フレーム3の前端部下面には、斜め下方に延びるバッグ支持板7が取り付けられている。
<マッサージ装置2>
(脚載せ台)
このマッサージ装置2は施療部載せ台(施療部載置台)としての脚載せ台8を有する。この脚載せ台8は、図3,図4に示したような板状の脚載せ台本体9と、脚載せ台本体9の左右両側部の一端部下面固定された図6のアーム10(図8〜図11参照)を有する。この各アーム10は、図6では下方(図8では後方側)に突出していて、座部5の前端部下方に位置させて支持軸11により脚部4aに回動自在に支持されている(図2,図8〜図11参照)。
【0012】
また、この脚載せ台8は、図6に示した様に脚載せ台本体9の左右方向中央に位置させて前縁部及び後縁部(図8では下端部及び上端部に対応する)に基端部が取り付けられた一対の支持ブラケット12,12(図7参照)と、図7の如く支持ブラケット12,12間に位置させたバッグ支持部材13を有する。
【0013】
このバッグ支持部材13は、基端部が図3,図4に示した如く脚載せ台本体9に固定された側壁13a,13aと、両側壁13a,13aの先端を連設している頂壁13bを有する。尚、側壁13a,13aは、間隔が基端から頂壁13bに向かうに従って次第に小さくなるように「ハ」の字状に傾斜させられている。
【0014】
更に、脚載せ台8は、支持ブラケット12,12の先端部に両端部が固定された支持軸14と、支持軸14の両側に配設された脚支持部材15,16と、脚支持部材15,16を支持軸14に回動自在に取り付けているヒンジ17,18を有する。この脚支持部材15,16は、図6では前後(図1,図2では上下)方向に延びる下腿配設溝15a,16aを有する。
(施療手段)
また、マッサージ装置2は、図3,図4に示したように、施療部配置用の配置溝としての下腿配設溝15aの対向する側壁15a1,15a2に沿って配設された施療子としてのもみ用のエアバッグ19,20と、下腿配設溝16aの対向する側壁16a1,16a2に沿って配設された施療子としてのもみ用のエアバッグ21,22を有する。このエアバッグ19〜22は、ある程度保形性を有するので、自己の弾性力により側壁15a1,15a2,16a1,16a2に沿って保持されている。
【0015】
尚、本実施例ではエアバッグ19,20は連設部が下腿配設溝15aの底部にボルト23,ナット24で固定され、エアバッグ21,22は連設部が下腿配設溝16aの底部にボルト25,ナット26で固定されている。このエアバッグ19,20は、一体に連設しているが、それぞれ別体に形成したものを別々に下腿配設溝15aに取り付けても良い。この点はエアバッグ21,22についても同様である。
(脚支持部材スイング用の回動手段)
更に、マッサージ装置2は、図3〜図5に示したようにバッグ支持部材13の側壁13a,13aの一方と脚支持部材15の側壁15a1間に配設された回動手段(脚支持部材スイング用)としてのエアバッグ27と、バッグ支持部材13の側壁13a,13aの他方と脚支持部材15の側壁15a1間に配設された回動手段(脚支持部材スイング用)としてのエアバッグ28を有する。このエアバッグ27,28は、バッグ支持部材13の頂壁13bに固定手段としてのビスBで取り付けられている。尚、このエアバッグ27,28は、それぞれ2以上重ねて設けた構成とすることもできる。この場合には、脚支持部材15,16の回動量を大きく取ることができる。
【0016】
また、このエアバッグ27,28は、エアを供給して最大に膨脹させることにより、図4の如く脚支持部材15,16を支持軸14を中心に下腿配設溝15a,16aが互いに傾斜した状態で対向する位置まで回動させることができるようになっている。
(カバー)
更に、マッサージ装置2は、脚載せ台本体9及びこの脚載せ台本体9に取り付けられた各部品を覆う伸縮自在なカバー29を有する。このカバー29は、下腿配設溝15a,16aに沿って配設されていて、エアバッグ19,20を下腿配設溝15aの対向する側壁15a1,15a2に沿って保持していると共に、エアバッグ21,22を下腿配設溝16aの対向する側壁16a1,16a2に沿って取り付けるように保持している。
(脚載せ台8の昇降スイング手段)
また、マッサージ装置2は、図8〜図11に示したように脚載せ台本体9とバッグ支持板7との間に介装した昇降駆動手段30を昇降スイング用の台駆動手段として有する。この昇降駆動手段30は、複数のエアバッグ31,32,33,34を重ねてバッグ支持板7の前面に取り付けたものである。
【0017】
更に、マッサージ装置2は、図12(a)のエア給排気手段35及び演算制御回路36と、図1及び図12(b)のリモコン37を有する。
(エア給排気手段35)
このエア給排気手段35は、図12(a)に示したように演算制御回路36により作動制御されるエア供給源としてのエアコンプレッサー38と、エア給排気弁39,40,41を有する。このエア給排気弁39,40,41は、それぞれ3つの図示しない第1ポート,第2ポート,第3ポートを有する。そして、エア給排気弁39,40,41の第1ポートは、エアホース39h,40h,41hを介してエアコンプレッサー38のエアの吐出口(図示せず)に接続されている。
【0018】
また、エア給排気弁39の第2ポート(図示せず)はエアホース19h〜22hを介してエアバッグ19〜22に接続され、エア給排気弁40の第2ポート(図示せず)はエアホース42を介してエアバッグ27,28に接続され、エア給排気弁41の第2ポート(図示せず)はエアホース43を介して昇降駆動手段30のエアバッグ31〜34に接続されている。しかも、各エア給排気弁39,40,41の第3ポートは、大気に開放させられている。
【0019】
尚、エアバッグ27,28には、図5に示した様に、バッグ支持部材13の頂部13e側に近接して側壁13a,13aを貫通するホース接続パイプ27a,28aがそれぞれ設けられている。このホース接続パイプ27a,28aは、エアバッグ27,28を頂部13b側において側壁13a,13aに固定している。そして、このホース接続パイプ27a,28aにエアホース42が接続されている。
【0020】
また、エア給排気弁39,40,41には、エア流出ポートの一つを大気に開放した三方切替電磁弁又はロータリーバルブ等の周知の構造のものを用いることができる。
【0021】
そして、演算制御回路36は、エア給排気弁39を作動制御してこのエア給排気弁39の第1,第2ポートを連通させ、エアコンプレッサー38をエアホース39h,エア給排気弁39,エアホース19h〜22hを介してエアバッグ19〜22に連通させることにより、エアコンプレッサー38からのエアをエアバッグ19〜22に供給できる様になっている。また、演算制御回路36は、エア給排気弁39を作動制御してこのエア給排気弁39の第2,第3ポートを連通させ、エアバッグ19〜22をエアホース19h〜22h及びをエア給排気弁39を介して大気に連通させることにより、エアバッグ19〜22のエアを大気に排気することができるようになっている。
【0022】
また、演算制御回路36は、エア給排気弁40を作動制御してこのエア給排気弁の第1,第2ポートを連通させ、エアコンプレッサー38をエアホース40h,エア給排気弁40,エアホース42,42を介してエアバッグ27,28に連通させることにより、エアコンプレッサー38からのエアをエアバッグ27,28に供給できる様になっている。また、演算制御回路36は、エア給排気弁40を作動制御してエア給排気弁40の第2,第3ポートを連通させ、エアバッグ27,28をエアホース42,42及びをエア給排気弁40介して大気に連通させることにより、エアバッグ27,28のエアを大気に排気することができるようになっている。
【0023】
更に、演算制御回路36は、エア給排気弁41を作動制御してこのエア給排気弁41の第1,第2ポートを連通させ、エアコンプレッサー38をエアホース41h,エア給排気弁41,エアホース43を介してエアバッグ31〜34に連通させることにより、エアコンプレッサー38からのエアをエアバッグ31〜34に供給できる様になっている。また、演算制御回路36は、エア給排気弁41を作動制御してこのエア給排気弁41の第2,第3ポートを連通させ、エアバッグ31〜34をエアホース43及びをエア給排気弁41介して大気に連通させることにより、エアバッグ31〜34のエアを大気に排気することができるようになっている。また、演算制御回路36は、エア給排気弁41を作動制御して、このエア給排気弁41の第2ポートと第1,第3ポートとの連通を遮断できる様になっている。
(リモコン37)
このリモコン37には、電源スイッチ44,脚載せ台駆動用(脚載せ台スイング用)の上動スイッチ45U及び可動スイッチ45L,コースマッサージ用のコーススイッチ46,停止スイッチ47,速度アップ用のスイッチ48,速度ダウン用のスイッチ49が設けられている。この各スイッチ44〜49は演算制御回路36に接続されている。
[作用]
次に、この様な構成の椅子1に設けられたマッサージ装置2の作用を説明する。
(1)脚載せ台8の昇降(上下動)操作
この様な構成においては、不使用時に脚載せ台8が図8の如く鉛直軸に対して0°の状態(下腿配設溝15a,16aが鉛直方向に延びると共に前側に開放した状態)となっている。
【0024】
この位置で、利用者が椅子1に着座して、左右の脚を下腿配設溝15a,16aにそれぞれカバー29の上から配設すると共に、リモコン37の電源スイッチ44をONさせて演算制御回路36を作動させる。
【0025】
この状態で、リモコン37に設けた脚載せ台駆動用の上動スイッチ45Uを押すと、演算制御回路36はコンプレッサー38を作動させる。また、この際、演算制御回路36は、エア給排気弁41を作動制御してエア給排気弁41の第1,第2ポートを連通させ、エアコンプレッサー38の吐出口とエアバッグ31〜34を連通させて、エアコンプレッサー38からのエアをエアホース41h,エア給排気弁41,エアホース43を介して供給させることにより、エアバッグ31〜34を膨脹させる。
【0026】
このエアバッグ31〜34は、上動スイッチ45Uを押している間だけ膨脹させられて、図8の状態から図9〜図11の様に任意に膨脹させられる様になっている。これにより脚載せ台8は、支持軸11を中心に図8の鉛直軸に対して0°の状態から図9〜図11の如く鉛直軸に対して略90°(略水平)になるまでの間で任意に上昇スイングさせられる様になっている。
【0027】
一方、リモコン37に設けた脚載せ台駆動用の下動スイッチ45Lを押すと、演算制御回路36はコンプレッサー38を作動を停止させる。また、この際、演算制御回路36は、エア給排気弁41を作動制御してこのエア給排気弁41の第2,第3ポートを連通させ、エアバッグ31〜34を大気に連通させて、エアバッグ31〜34内のエアをエアホース43及びエア給排気弁41,を介して大気に排気させ、エアバッグ31〜34を収縮させる。
【0028】
このエアバッグ31〜34は、下動スイッチ45Lを押している間だけ収縮させられて、図11の状態から図10〜図8の様に任意に収縮させられる様になっている。これにより、脚載せ台8は、支持軸11を中心に図11の鉛直軸に対して90°(略水平)の状態から図10〜図8の如く鉛直軸に対して0°になるまでの間で任意に上昇スイングさせられる様になっている。
(2)コースマッサージ
また、演算制御回路36は、リモコン37のコースマッサージ用のスイッチ46が押されると、図13に示したフローチャートに従ってエアコンプレッサー36及びエア給排気弁39,40,41を作動制御する。この際、フローチャートのステップに対応させて右側に脚支持部材15,16や脚載せ台8の状態を示して説明する。
ステップS1
即ち、演算制御回路36は、スイッチ46が押されてスタートすると、ステップS1で脚支持部材スイング用のエアバッグ27,28をエア給排気弁40を作動制御してこのエア給排気弁40の第2,第3ポートを連通させ、このエア給排気弁40を介してエアバッグ27,28を大気に連通させ、エアバッグ27,28内のエアを排気させることにより、右側に図示したように脚支持部材15,16の角度が付いていない状態にして、ステップS2に移行する。
ステップS2
このステップS2では、図14のステップS10〜ステップS23で示した基本もみ動作が実行される。
<基本もみ動作>
ステップS10
このステップS10において演算制御回路36は、エアコンプレッサー38を作動させると共に、エア給排気弁39を作動制御してこのエア給排気弁39の第1,第2ポートを連通させ、エアコンプレッサー38からのエアを上述したようにもみ用のエアバッグ19〜22に供給し、エアバッグ19〜22を膨脹させる。これにより、利用者の左の下腿がエアバッグ19,20により挟み付けるように押圧されると共に、 利用者の右の下腿がエアバッグ21,22により挟み付けるように押圧される。この押圧が終了すると演算制御回路36はステップS11に移行する。
ステップS11
このステップS11において演算制御回路36は、エアコンプレッサー38を停止させると共に、エア給排気弁39を作動制御してこのエア給排気弁39の第2,第3ポートを連通させ、エアバッグ19〜22からのエアを上述したように大気に排気させ、エアバッグ19〜22を収縮させる。これにより、利用者の左の下腿を挟持しているエアバッグ19,20の挟持力が解放されると共に、利用者の右の下腿を挟持しているエアバッグ21,22の挟持力が解放される。この動作が終了すると演算制御回路36はステップS12に移行する。
ステップS12
このステップS11において演算制御回路36は、エアコンプレッサー38を所定時間だけ作動させると共に、エア給排気弁40を作動制御してこのエア給排気弁40の第1,第2ポートを連通させ、エアコンプレッサー38からのエアを上述したように脚支持部材スイング用のエアバッグ27,28に供給し、エアバッグ27,28を所定量(例えば全膨張量の半分)だけ膨脹させる。この後、演算制御回路36は、更にエア給排気弁40を作動制御してこのエア給排気弁40の第2ポートを第1,第3ポートに対して遮断させて、エアバッグ27,28とエアコンプレッサー38及び大気との連通を遮断させた状態とする。
【0029】
このエアバッグ27,28の膨脹により利用者の下腿を支持する脚支持部材15,16が支持軸14を中心に最大スイング量の略半分だけ回動させられて、ステップS13に移行する。
ステップS13
このステップS13において演算制御回路36は、エアコンプレッサー38を作動させると共に、エア給排気弁39を作動制御してこのエア給排気弁39の第1,第2ポートを連通させ、エアコンプレッサー38からのエアを上述したようにもみ用のエアバッグ19〜22に供給し、エアバッグ19〜22を膨脹させる。
【0030】
これにより、利用者の左の下腿がステップS10とは異なる位置でエアバッグ19,20により挟み付けるように押圧されると共に、 利用者の右の下腿がステップS10とは異なる位置でエアバッグ21,22により挟み付けるように押圧される。この押圧が終了すると演算制御回路36はステップS14に移行する。
ステップS14
このステップS14において演算制御回路36は、エアコンプレッサー38を停止させると共に、エア給排気弁39を作動制御してこのエア給排気弁39の第2,第3ポートを連通させ、エアバッグ19〜22からのエアを上述したように大気に排気させ、エアバッグ19〜22を収縮させる。これにより、利用者の左の下腿を挟持しているエアバッグ19,20の挟持力が解放されると共に、 利用者の右の下腿を挟持しているエアバッグ21,22の挟持力が解放される。この動作が終了すると演算制御回路36はステップS15に移行する。
ステップS15
このステップS15において演算制御回路36は、エアコンプレッサー38を更に所定時間だけ作動させると共に、エア給排気弁40を作動制御してこのエア給排気弁40の第1,第2ポートを連通させ、エアコンプレッサー38からのエアを上述したように脚支持部材スイング用のエアバッグ27,28に供給し、エアバッグ27,28を最大に膨脹させる。この後、演算制御回路36は、更にエア給排気弁40を作動制御して第2ポートと第1,第3ポートとの連通を遮断し、エアバッグ27,28とエアコンプレッサー38及び大気との連通を遮断させた状態とする。
【0031】
このエアバッグ27,28の膨脹により利用者の左の下腿を支持する脚支持部材15,16が支持軸14を中心に最大に回動スイングさせられて、脚支持部材15,16の下腿配設溝15a,16aが傾斜した状態で対向した状態となった後、ステップS16に移行する。
ステップS16
このステップS16において演算制御回路36は、エアコンプレッサー38を作動させると共に、エア給排気弁39を作動制御してこのエア給排気弁39の第1,第2ポートを連通させ、エアコンプレッサー38からのエアを上述したようにもみ用のエアバッグ19〜22に供給し、エアバッグ19〜22を膨脹させる。
【0032】
これにより、利用者の左の下腿がステップS10,13とは更に異なる位置でエアバッグ19,20により挟み付けるように押圧されると共に、 利用者の右の下腿がステップS10,13とは更に異なる位置でエアバッグ21,22により挟み付けるように押圧される。この押圧が終了すると演算制御回路36はステップS17に移行する。
ステップS17
このステップS17において演算制御回路36は、エアコンプレッサー38を停止させると共に、エア給排気弁39を作動制御してこのエア給排気弁39の第2,第3ポートを連通させ、エアバッグ19〜22からのエアを上述したように大気に排気させ、エアバッグ19〜22を収縮させる。これにより、利用者の左の下腿を挟持しているエアバッグ19,20の挟持力が解放されると共に、 利用者の右の下腿を挟持しているエアバッグ21,22の挟持力が解放される。この動作が終了すると演算制御回路36はステップS18に移行する。
ステップS18
このステップS18において演算制御回路36は、エアコンプレッサー38を停止させると共に、エア給排気弁40を作動制御してこのエア給排気弁40の第2,第3ポートを連通させ、脚支持部材スイング用のエアバッグ27,28からのエアを最大量の半分だけ大気に排気させて、エアバッグ27,28を半分だけ収縮させる。この後、演算制御回路36は、更にエア給排気弁40を作動制御して第2ポートと第1,第3ポートとの連通を遮断し、エアバッグ27,28とエアコンプレッサー38及び大気との連通を遮断させた状態とする。
【0033】
このエアバッグ27,28の収縮により利用者の左の下腿を支持する脚支持部材15,16が支持軸14を中心に最大スイング量の略半分だけ現状に復帰する方向に回動させられて停止し、ステップS19に移行する。
ステップS19
このステップS19において演算制御回路36は、エアコンプレッサー38を作動させると共に、エア給排気弁39を作動制御してこのエア給排気弁39の第1,第2ポートを連通させ、エアコンプレッサー38からのエアを上述したようにもみ用のエアバッグ19〜22に供給し、エアバッグ19〜22を膨脹させる。
【0034】
これにより、利用者の左の下腿がステップS13と略同じ位置でエアバッグ19,20により挟み付けるように押圧されると共に、 利用者の右の下腿がステップS13と略同じ位置でエアバッグ21,22により挟み付けるように押圧される。この押圧が終了すると演算制御回路36はステップS20に移行する。
ステップS20
このステップS20において演算制御回路36は、エアコンプレッサー38を停止させると共に、エア給排気弁39を作動制御してこのエア給排気弁39の第2,第3ポートを連通させ、エアバッグ19〜22からのエアを上述したように大気に排気させ、エアバッグ19〜22を収縮させる。これにより、利用者の左の下腿を挟持しているエアバッグ19,20の挟持力が解放されると共に、 利用者の右の下腿を挟持しているエアバッグ21,22の挟持力が解放される。この動作が終了すると演算制御回路36はステップS21に移行する。
ステップS21
このステップS21において演算制御回路36は、エアコンプレッサー38を停止させると共に、エア給排気弁40を作動制御してエア給排気弁40の第2,第3ポートを連通させ、脚支持部材スイング用のエアバッグ27,28からのエアの大半を大気に排気させて、エアバッグ27,28を最小に収縮させる。
【0035】
このエアバッグ27,28の収縮により利用者の左の下腿を支持する脚支持部材15,16が支持軸14を中心に回動させられて、ステップS1で示した初期位置に復帰させられて、ステップS22に移行する。
ステップS22
このステップS22において演算制御回路36は、エアコンプレッサー38を作動させると共に、エア給排気弁39を作動制御してこのエア給排気弁39の第1,第2ポートを連通させ、エアコンプレッサー38からのエアを上述したようにもみ用のエアバッグ19〜22に供給し、エアバッグ19〜22を膨脹させる。
【0036】
これにより、利用者の左の下腿がステップS10と略同じ位置でエアバッグ19,20により挟み付けるように押圧されると共に、 利用者の右の下腿がステップS10と略同じ位置でエアバッグ21,22により挟み付けるように押圧される。この押圧が終了すると演算制御回路36はステップS23に移行する。
ステップS23
このステップS23において演算制御回路36は、エアコンプレッサー38を停止させると共に、エア給排気弁39を作動制御してこのエア給排気弁39の第2,第3ポートを連通させ、エアバッグ19〜22からのエアを上述したように大気に排気させ、エアバッグ19〜22を収縮させる。これにより、利用者の左の下腿を挟持しているエアバッグ19,20の挟持力が解放されると共に、 利用者の右の下腿を挟持しているエアバッグ21,22の挟持力が解放される。この動作が終了すると演算制御回路36はステップS3に移行する。
ステップS3
このステップS3において演算制御回路36は、右側の(b)で示したように脚載せ台8が鉛直方向に延びた状態か或いは(a)に示したように水平な状態にあるかに拘わらず、エア給排気弁41を作動制御して、上述したように昇降スイング用のエアバッグ31〜34のエアを大気に排気させ、脚載せ台8を(c)の如く鉛直方向に向けさせ、ステップS4に移行させる。
ステップS4
このステップS3において演算制御回路36は、ステップS10〜ステップS23の基本もみ動作を実行させてステップS5に移行する。
ステップS5
このステップS3において演算制御回路36は、エアコンプレッサー38を作動させると共に、エア給排気弁41を作動制御してこのエア給排気弁41の第1,第2ポートを連通させ、上述したように昇降スイング用のエアバッグ31〜34にエアを供給してエアバッグ31〜34を膨脹させ、脚載せ台8を(d)の如く水平になるまで上方に回動スイングさせ、ステップS6に移行させる。
ステップS6
このステップS6において演算制御回路36は、コースマッサージの動作が終了したか否かを判断する。この判断において、コースマッサージの動作が終了していなければ、ステップS7に移行する。また、ステップS1〜ステップS5のマッサージが設定された回数実行されてコースマッサージの動作が終了していれば、ステップS8に移行する。
ステップS7
このステップS7において演算制御回路36は、停止スイッチ47が押されたか否かを判断する。そして、停止スイッチ47が押されていなければステップS8に移行し、押されていればステップS8に移行する。
ステップS8
尚、ステップS1,ステップS2の基本もみ動作(ステップS10〜ステップS23の各処理動作),〜ステップS5の各処理動作において、演算制御回路36は各動作が終了するまでの間は常に停止スイッチ47が押されたか否かを判断している。そして、停止スイッチ47が押されたと判断されると、本ステップS8に移行する様になっている。
【0037】
このステップS8において演算制御回路36は、エアコンプレッサー38を停止させると共に、脚支持部材スイング用のエアバッグ27,28をエア給排気弁40を介して大気に連通させ、エアバッグ27,28内のエアを排気させることにより、右側に図示したように脚支持部材15,16の角度が付いていない状態にして、ステップS9に移行する。
【0038】
尚、この際、エア給排気弁39を作動制御してエア給排気弁39の第2,第3ポートを連通させ、エアバッグ19〜22からのエアを上述したように大気に排気させ、エアバッグ19〜22を収縮させることにより、利用者の左の下腿を挟持しているエアバッグ19,20の挟持力を解放させると共に、 利用者の右の下腿を挟持しているエアバッグ21,22の挟持力を解放させる様にすることもできる。
ステップS9
このステップS9において演算制御回路36は、電源スイッチ44が押されたか否かを判断する。そして、電源スイッチ44が押されていなければステップS1に戻ってループし、押されていれば終了する。
【0039】
このステップS9からステップS1を経てステップS2の基本もみ動作に移行した場合、脚載せ台8は略水平になっている状態となる。また、ステップS3を経てステップS4の基本もみ動作を行う場合は、脚載せ台8は鉛直方向に向けられた状態となっている。従って、このステップS2のもみ動作とステップS4の基本もみ動作では、エアバッグ19〜22による利用者の下腿のマッサージ部位が下腿の長手方向の異なる位置となる。即ち、ステップS2のもみ動作時にエアバッグ19〜22が利用者の下腿をマッサージする部位は、ステップS4のもみ動作時にエアバッグ19〜22が利用者の下腿をマッサージする部位よりも、下腿の下側に移動する。尚、エアバッグ19〜22はある程度の広がり(面積)があるので、部分的にはマッサージ部位が同じ部分もある。
【0040】
以上説明したように、この発明の実施の形態の第1のマッサージ装置は、利用者の被施療部(下腿)を配設させる配置溝(下腿配設溝15a,16a)が設けられ且つ前記配置溝(下腿配設溝15a,16a9)の周方向に回動可能に設けられた支持部材(脚支持部材15,16)を有する施療部載せ台(脚載せ台8)と、前記支持部材(脚支持部材15,16)を前記配置溝(下腿配設溝15a,16a)の周方向に回動させる回動手段(エアバッグ27,28)を備えている。また、このマッサージ装置は、前記配置溝(下腿配設溝15a,16a)に設けられた施療子(エアバッグ19〜22)と、前記施療子(エアバッグ19〜22)を作動させて前記被施療部(下腿)を前記施療子(エアバッグ19〜22)によりマッサージさせる施療子作動手段(エア給排気手段35)と、前記回動手段(エアバッグ27,28)及び前記施療子作動手段(エア給排気手段35)を作動制御する制御手段(演算制御回路36)を備えている。更に、このマッサージ装置の前記制御手段(演算制御回路36)は、前記回動手段(エアバッグ27,28)を作動させて支持部材(脚支持部材15,16)を前記配置溝(下腿配設溝15a,16a)の周方向に回動させる回動動作をさせながら、前記施療子作動手段(エア給排気手段35)を作動させて前記被施療部(下腿)を前記施療子(エアバッグ19〜22)によりマッサージさせる様になっている。
【0041】
この構成によれば、脚支持部材15,16を回動させながら利用者の被施療部(下腿)をマッサージするので、利用者の被施療部(下腿)のマッサージ部位を被施療部(下腿)の周方向に変更できる。
【0042】
尚、本実施例では、施療子としてエアバッグ19〜22を用いているが、施療子はエアバッグ19〜22に限定されるものではない。例えば、バイブレータや駆動手段で作動する指圧子であっても良い。この場合、指圧子は、エアバッグや、駆動モータの回転を往復動に変換する機械的駆動機構を用いて下腿に対して押圧されるような構成としても良い。また、本実施例では、回動手段としてエアバッグ27,28を用いているが、必ずしもこれに限定されるものではない。例えば、回動手段としては、ソレノイドや、エアシリンダ或いは油圧シリンダ等のアクチュエータを用いることもできるし、駆動モータと減速機構を組み合わせた機械的構成を用いることもできる。
【0043】
また、本実施例では、脚支持部材15,16の回動手段(エアバッグ27,28)による回動動作と、施療子(エアバッグ19〜22)の動作(エアバッグ19〜22の場合は膨張・収縮)とを交互に行っているが、必ずしもこれに限定されるものではない。例えば、この回動動作と施療子の動作とはランダムに行うようにしても良い。ここで、回動動作とは、連続的な回動や間欠的な回動のいずれの回動動作も含まれる。また、間欠的な回動でも、この間欠的な回動が続いて数回生ずるので、この様な間欠的な回動の連続は一連の動作の中であれば連続動作とすることができる。
【0044】
また、この発明の実施の形態の第2のマッサージ装置では、前記施療子が前記配置溝(下腿配設溝15a(16a))の対向する側壁15a1と15a2の少なくとも一方(側壁16a1と16a2の少なくとも一方)に取り付けられたエアバッグ19又は20(エアバッグ21又は22)であり、前記施療子作動手段(エアバッグ19〜22)が前記エアバッグ19又は20(エアバッグ21又は22)にエアを給排気して前記エアバッグ19又は20(エアバッグ21又は22)を膨張・収縮させるエア給排気手段35である。しかも、前記制御手段(演算制御回路36)は、前記回動手段(エアバッグ27,28)を制御して、前記エアバッグ19又は20(エアバッグ21又は22)が排気状態の(収縮させられた)とき前記回動動作をさせ且つ前記エアバッグ19又は20(エアバッグ21又は22)が給気状態の(膨脹させられた)とき前記回動動作を停止させることにより、前記支持部材(脚支持部材15,16)を前記配置溝(下腿配設溝15a,16a)の周方向に間欠的に回動させながら、前記エアバッグ19〜22で前記被施療部(下腿)を間欠的にマッサージする様になっている。
【0045】
この構成によれば、エアバッグ19又は20(エアバッグ21又は22)が利用者の下腿を押圧していない状態で、脚支持部材15,16を回動させるので、利用者の下腿に負荷をかけることなく、下腿のマッサージ部位を下腿の周方向に変更できる。
(変形例1)
更に、この発明の実施の形態の他のマッサージ装置では、上述したように前記施療子を前記配置溝(下腿配設溝15a(16a))の対向する側壁15a1と15a2の少なくとも一方(側壁16a1と16a2の少なくとも一方)に取り付けられたエアバッグ19又は20(エアバッグ21又は22)とすることができると共に、前記施療子作動手段(エアバッグ19〜22)を前記エアバッグ19又は20(エアバッグ21又は22)にエアを給排気して前記エアバッグ19又は20(エアバッグ21又は22)を膨張・収縮させるエア給排気手段35とすることができる。しかも、これに加えて前記制御手段(演算制御回路36)は、前記回動手段(エアバッグ27,28)を制御して、前記エアバッグ19又は20(エアバッグ21又は22)が給気状態の(膨脹させられた)とき前記回動動作をさせることにより、前記エアバッグ19又は20(エアバッグ21又は22)で前記被施療部(下腿)をマッサージする様にすることもできる。
【0046】
この構成によれば、上述とは逆に、エアバッグ19又は20(エアバッグ21又は22)により利用者の下腿を挟持した状態で、脚支持部材15,16が下腿配設溝15a,16aの周方向に回動動作させられるので、下腿のもみ動作に加えて下腿の撚り動作が行われる。
(変形例2)
また、この発明の実施形態のマッサージ装置では、第1,第2のマッサージ装置において、前記施療部載せ台は椅子1の座部5の前側下部に上下回動可能に取り付けられる脚載せ台8であり、前記脚載せ台8を上下駆動する台駆動手段30が設けられていると共に、前記制御手段(演算制御回路36)は前記台駆動手段30を作動させて脚載せ台8を上下駆動させながら前記マッサージを行わせる様にできる。
【0047】
この構成によれば、利用者の下腿を上下にスイングしながら、利用者の下腿のマッサージ部位を下腿の長手方向に移動させることができると共に、脚支持部材15,16を回動させながら利用者の下腿をマッサージするので、利用者の下腿のマッサージ部位を下腿の周方向に変更できる。
(変形例3)
以上説明したように、上述したマッサージ装置2は、椅子1の座部の前側下部に取り付けて利用者の左右の下腿のマッサージを同時に行うようにしたが、左右の下腿のマッサージを別々に行う様にしてもよいし、左右の下腿のマッサージを交互に行うようにしても良い。
【0048】
また、上述したマッサージ装置2は、椅子の座部や背凭れの人体当接面に、エアバッグを設けたマッサージ椅子に適用することもできる。
【0049】
さらに、上述したマッサージ装置2の左右の脚支持部材15,16を別々の腕載せ台に腕支持部材として周方向に回動可能に取り付けると共に、この2つの載せ台を椅子の左右の肘掛けにそれぞれ後部を中心に上下駆動動可能に装着して、左右の腕を左右の腕支持部材により上述したのと同様な動作によりマッサージするようにしてもよい。
【0050】
また、上述した脚支持部材15,16を有する脚載せ台や、腕支持部材(脚支持部材15,16と同じ構造)を有する腕載せ台は、マット式のマッサージ装置に用いることもできる。
(変形例4)
以上説明した実施例の(2)のコースマッサージでは脚載せ台8を図13の(c)の如く鉛直方向に向けさせた状態で、ステップS10〜ステップS23の基本もみ動作を実行させるようにしたが必ずしもこれに限定されるものではない。
【0051】
例えば、脚載せ台8の上昇回動と降下回動(上昇回動より少ない)を交互に繰り返しながら、最終的には脚載せ台8を下方を向いた状態から水平になるまで上方に回動させ、或いは、脚載せ台8の降下回動と上昇回動(降下回動より少ない)を交互に繰り返しながら、脚載せ台8を水平な状態から下方を向いた状態になるまで下方に回動させる様にしても良い。
【0052】
即ち、脚載せ台8を所定量X1だけ上方向に駆動させてステップS10〜ステップS23の基本もみ動作(マッサージ)を実行させた後、脚載せ台8を所定量X1より少ない量X2だけ下方向に駆動させてステップS10〜ステップS23の基本もみ動作(マッサージ)を実行させる動作を上昇スイングもみ動作としたとき、この上昇スイングもみ動作を脚載せ台8が図13の(c)の如く鉛直方向に向いた状態から図13の(d)の水平になるまでの範囲内で実行させるようにしてもよい。また、この逆にして降下スイングもみ動作をさせても良い。
【0053】
以下、この実施例について詳述する。ここで、説明の便宜上、支持軸11を回転中心とする脚載せ台8の前側下端角部Cの回動角をθi(i=0,1,2,3…n)として説明する。即ち、脚載せ台8が図13の(c)の如く鉛直方向で下方を向いたときの最下端の回動角θ0から脚載せ台8が図13の(d)の如く水平方向に向いたときの最上端の回動角θnまでを所定角度Δθでn分割して説明する。
(i)脚載せ台8の上昇スイング動作に伴うマッサージ
<回動角θ3,θ1におけるマッサージ>
まず、演算制御回路36は、エアコンプレッサー38を作動させると共にエア給排気弁(エア給排気手段)41を作動制御して、このエア給排気弁41の第1,第2ポートを連通させ、上述したように昇降スイング用のエアバッグ31〜34にエアを所定量供給してエアバッグ31〜34を所定量膨脹させ、脚載せ台8を所定角度例えば回動角θ0から回動角θ3まで3Δθだけ上方に回動スイングさせる。この位置で演算制御回路36は、エア給排気弁41を作動制御して、このエア給排気弁41の第2ポートと第1,第3ポートとの連通を遮断し、脚載せ台8を回動角θ3の位置で停止させる。
【0054】
一方、演算制御回路36は、脚載せ台8が回動角θ3の位置にある状態で上述した図14のステップS10〜23の基本動作を実行させ、利用者の左の下腿をエアバッグ19,20により挟み付けるようにマッサージすると共に、 利用者の右の下腿をエアバッグ21,22により挟み付けるようにマッサージする。
【0055】
次に、演算制御回路36は、エア給排気弁(エア給排気手段)41を作動制御して、このエア給排気弁41の第1,第2ポートとの連通を遮断させると共に、エア給排気弁41の第2,第3ポートとを連通させて、昇降スイング用のエアバッグ31〜34を大気に連通させ、エアバッグ31〜34のエアを所定量大気に排気させ、脚載せ台8を回動角θ3から回動角θ1まで2Δθだけ下方に回動スイングさせる。
【0056】
この位置で演算制御回路36は、エア給排気弁41を作動制御して、このエア給排気弁41の第2ポートと第1,第3ポートとの連通を遮断し、脚載せ台8を回動角θ1の位置で停止させる。そして、 演算制御回路36は、脚載せ台8が回動角θ3の位置にある状態で上述した図14のステップS10〜23の基本動作を実行させ、利用者の左の下腿をエアバッグ19,20により挟み付けるようにマッサージすると共に、 利用者の右の下腿をエアバッグ21,22により挟み付けるようにマッサージする。
【0057】
この様に演算制御回路36は、脚載せ台8を3Δθだけ上昇スイングさせた位置で下腿のマッサージを実行した後、脚載せ台8を2Δθだけ降下スイングさせた位置で下腿のマッサージを実行させる。しかも、演算制御回路36は、この動作を脚載せ台8が略水平になる回動角θnまで繰り返し実行する。
(ii)脚載せ台8の降下スイング動作に伴うマッサージ
また、脚載せ台8を降下スイングさせる際は、脚載せ台8を3Δθだけ降下スイングさせた位置で下腿のマッサージを実行した後、脚載せ台8を2Δθだけ上昇スイングさせた位置で下腿のマッサージを実行させる。しかも、演算制御回路36は、この動作を脚載せ台8が略鉛直に下方を向く回動角θ0まで繰り返し実行する。
【0058】
この様な(i)の上昇スイングもみ動作を実行させることで、下腿の脹ら脛のマッサージポイントが下腿の下部側から上部側に変化させられるので、下腿の脹ら脛のマッサージポイントを下部側から上部側に移動させることができると共に、マッサージが単調とならず、マッサージ効果が向上する。また、(ii)の降下スイングもみ動作を実行させることで、下腿の脹ら脛のマッサージポイントが下腿の上部側から下部側に変化させられるので、下腿の脹ら脛のマッサージポイントを上部側から下部側に移動させることができると共に、マッサージが単調とならず、マッサージ効果が向上する。
【0059】
以上説明したように、この発明の実施の形態のマッサージ装置では、前記制御手段(演算制御回路36)は、前記脚載せ台8を所定量だけ上方又は下方の一方向に駆動させて前記マッサージを行わせた後、前記脚載せ台8を所定量より少ない量だけ前記一方向とは反対方向に駆動させて前記マッサージを行わせる動作を所定範囲内で繰り返す様にしている。
【0060】
この構成によれば、下腿の脹ら脛のマッサージポイントが下腿の長手方向に変化させられるので、下腿の脹ら脛全体のマッサージを行うことができると共に、マッサージが単調とならず、マッサージ効果が向上する。
(iii)その他
尚、このような脚載せ台8の上昇又は降下スイング時の回動角θiへの移動動作と停止動作は、エアバッグ31〜34へのエアの供給量すなわちエアの供給時間から決定して実行しても良いし、脚載せ台8の回動角をセンサ(例えば、ロータリーエンコーダやマイクロスイッチ、或いは発光素子と受光素子を組み合わせた光センサ等)で検出して実行しても良い。
(変形例5)
以上説明した実施例の(2)のコースマッサージでは、エアバッグ27,28の膨張により脚支持部材15,16を支持軸14を中心に閉方向に回動させた後、エアバッグ27,28の収縮により脚支持部材15,16を支持軸14を中心に開方向に回動させる様にすると共に、これらの閉方向と開方向への脚支持部材15,16の回動動作を2回に分ける様にしているが、必ずしもこれに限定されるものではない。
【0061】
例えば、脚支持部材15,16を閉方向へ所定量回動させた後に、脚支持部材15,16をこの所定量より少ない量だけ開方向に回動させる動作を基本開閉動作とすると、この基本開閉動作を繰り返し実行しながら下腿のマッサージを実行させ、最終的には脚支持部材15,16が最大に開いた状態(180°の状態)から所定角度になるまで回動させる様にしても良い。
【0062】
また、これとは逆に、脚支持部材15,16を開方向へ所定量回動させた後に、脚支持部材15,16をこの所定量よりも少ない量だけ閉方向に回動させる動作を基本開閉動作とすると、この基本開閉動作を繰り返し実行しながら下腿のマッサージを実行させ、最終的には脚支持部材15,16が所定角度の状態から最大に開いた状態(180°の状態)になるまで回動させる様にしてもよい。
【0063】
以下、これらの制御について説明する。
<基本動作>
(イ)エアバッグ27,28による脚支持部材15,16の閉動作
演算制御回路36は、エアコンプレッサー38を所定時間だけ作動させると共に、エア給排気弁40を作動制御してこのエア給排気弁40の第1,第2ポートを連通させ、エアコンプレッサー38からのエアを上述したように脚支持部材スイング用のエアバッグ27,28に供給し、エアバッグ27,28をある量だけ膨脹させる。この後、演算制御回路36は、更にエア給排気弁40を作動制御してこのエア給排気弁40の第2ポートを第1,第3ポートに対して遮断させて、エアバッグ27,28とエアコンプレッサー38及び大気との連通を遮断させた状態とする。
【0064】
このエアバッグ27,28の膨脹により、利用者の下腿を支持する脚支持部材15,16が支持軸14を中心に閉方向にある量だけ回動させられる。
(ロ)エアバッグ27,28による脚支持部材15,16の開動作
また、演算制御回路36は、エアコンプレッサー38を停止させると共に、エア給排気弁40を作動制御してこのエア給排気弁40の第2,第3ポートを連通させ、脚支持部材スイング用のエアバッグ27,28からのエアを所定時間だけ大気に排気させて、エアバッグ27,28をある量だけ収縮させる。この後、演算制御回路36は、更にエア給排気弁40を作動制御して第2ポートと第1,第3ポートとの連通を遮断し、エアバッグ27,28とエアコンプレッサー38及び大気との連通を遮断させた状態とする。
【0065】
このエアバッグ27,28の収縮により利用者の左の下腿を支持する脚支持部材15,16が支持軸14を中心に開方向にある量だけ回動させられる。
(ハ)エアバッグ19〜22による下腿マッサージ動作
演算制御回路36は、エアコンプレッサー38を作動させると共に、エア給排気弁39を作動制御してこのエア給排気弁39の第1,第2ポートを連通させ、エアコンプレッサー38からのエアを上述したようにもみ用のエアバッグ19〜22に供給し、エアバッグ19〜22を膨脹させる。これにより、利用者の左の下腿がエアバッグ19,20により挟み付けるように押圧マッサージされると共に、 利用者の右の下腿がエアバッグ21,22により挟み付けるように押圧マッサージされる。
【0066】
一方、演算制御回路36は、エアコンプレッサー38を停止させると共に、エア給排気弁39を作動制御してこのエア給排気弁39の第2,第3ポートを連通させ、エアバッグ19〜22からのエアを上述したように大気に排気させ、エアバッグ19〜22を収縮させる。これにより、利用者の左の下腿を挟持しているエアバッグ19,20の挟持力(マッサージ力)が解放されると共に、利用者の右の下腿を挟持しているエアバッグ21,22の挟持力が解放される。
<(イ)〜(ロ)の基本動作を利用した制御>
この変形例5では、(イ)の脚支持部材15,16の閉動作を所定量(所定角度)実行させて、(ハ)のマッサージ動作を実行させた後、(ロ)の脚支持部材15,16の開動作を所定量(所定角度)よりも少ない量だけ実行させ、(ハ)のマッサージ動作を実行させる。この様な、脚支持部材15,16の開閉動作及びマッサージ動作を、所定範囲内で即ち脚支持部材15,16が最大に開いた状態(180°)の状態から脚支持部材15,16が所定角度になるまで繰り返し実行させる。
【0067】
この後、(ロ)の脚支持部材15,16の開動作を所定量(所定角度)実行させて、(ハ)のマッサージ動作を実行させた後、(イ)の脚支持部材15,16の閉動作を所定量(所定角度)よりも少ない量だけ実行させ、(ハ)のマッサージ動作を実行させる。この様な、脚支持部材15,16の開閉動作及びマッサージ動作を、所定範囲内で即ち脚支持部材15,16が所定角度になっている状態から脚支持部材15,16が最大に開いた状態(180°)の状態になるまで繰り返し実行させる。
【0068】
この様な脚支持部材15,16の開閉制御は、変形例4の脚載せ台8の繰り返し制御と同様にして実行できる。
【0069】
この様な動作を実行させることで、下腿の脹ら脛のマッサージポイントが周方向に変化させられるので、下腿の脹ら脛のマッサージポイントを周方向に移動させることができると共に、マッサージが単調とならず、マッサージ効果が向上する。
【0070】
以上説明したように、この発明の実施の形態のマッサージ装置では、前記制御手段(演算制御回路36)は、前記支持部材(脚支持部材15,16)を所定量だけ周方向の一方向に駆動させて前記マッサージを行わせた後、前記支持部材(脚支持部材15,16)を前記所定量より少ない量だけ前記一方向とは反対方向に駆動させて前記マッサージを行わせる動作を所定範囲内で繰り返す様になっている。
【0071】
この構成によれば、下腿の脹ら脛のマッサージポイントが周方向に変化させられるので、下腿の脹ら脛のマッサージポイントを周方向に移動させることができると共に、マッサージが単調とならず、マッサージ効果が向上する。
(変形例6)
(a)脚支持部材15,16同士の閉じる動作1
上述した図14のステップS12では、エアバッグ27の膨張により、脚支持部材15,16を互いに閉じる方向に(角度が小さくなる方向に)支持軸14を中心に所定量だけ回動させる様にしている。
(b)マッサージ動作1
この後、ステップS13,14において、エアバッグ19〜22の膨張・収縮による下腿のマッサージを行わせる動作を実行させるようにしている。
(c)脚支持部材15,16同士の閉じる動作2
更に、ステップS15では、エアバッグ27を更に膨張させることにより、脚支持部材15,16を更に互いに閉じる方向に(角度が小さくなる方向に)支持軸14を中心に所定量だけ回動させる様にしている。
(d)マッサージ動作2
この後、ステップS16,17において、エアバッグ19〜22の膨張・収縮による下腿のマッサージを行わせる動作を実行させるようにしている。
(e)脚支持部材15,16同士の開く動作1
一方、図14のステップS18では、エアバッグ27の収縮により、脚支持部材15,16を互いに開く方向に(角度が大きくなる方向に)支持軸14を中心に所定量だけ回動させる様にしている。
(f)マッサージ動作3
この後、ステップS19,20において、エアバッグ19〜22の膨張・収縮による下腿のマッサージを行わせる動作を実行させるようにしている。
(g)脚支持部材15,16同士の開く動作2
更に、ステップS21では、エアバッグ27を更に収縮させることにより、脚支持部材15,16を更に互いに開く方向に(角度が大きくなる方向に)支持軸14を中心に所定量だけ回動させる様にしている。
(f)マッサージ動作4
この後、ステップS16,17において、エアバッグ19〜22の膨張・収縮による下腿のマッサージを行わせる動作を実行させるようにしている。
【0072】
この変形例6では、(a)の脚支持部材15,16同士の閉じる動作1の閉じ動作時間をt1とし、(c)の脚支持部材15,16同士の閉じる動作2の閉じ動作時間をt2とし、(e)脚支持部材15,16同士の開く動作1の開動作時間をt3とし、(g)脚支持部材15,16同士の開く動作2の開動作時間をt4とすると、時間t1〜t4をランダムに設定するようにしている。
【0073】
例えば、閉じ動作時間t1を2秒、閉じ動作時間t2を3秒、開動作時間t3を1秒、開動作時間t4を4秒の様にする。この様な時間t1〜t4は、乱数表等を用いて演算制御回路36によりランダムに実行される。
【0074】
この様に時間t1〜t4をランダムにすることにより、エアバッグ19,20による左足の下腿の周方向のマッサージ位置、及びエアバッグ21,22による右足の下腿の周方向のマッサージ位置がランダムに変化させられる。
【0075】
これにより、左右の下腿の周方向の同じ位置をマッサージすることがなく、上述した(a)〜(f)のマッサージ動作を繰り返す毎に、下腿を周方向に異なった位置でマッサージできるので、マッサージが単調になるのを防止できると共に、下腿の周方向の全ての位置をマッサージすることが可能となる。
【0076】
尚、全閉じ動作時間T1(t1+t2)と全開動作時間T2(t3+t4)とは同じになるように設定すると良い。
【0077】
尚、マッサージ動作1〜4のマッサージ時間もランダムに設定することもできる。また、各マッサージ動作1〜4におけるエアバッグ19〜22の膨張・収縮回数や膨張・収縮量もランダムに設定することもできる。
【0078】
以上説明したように、この発明の実施の形態のマッサージ装置では、前記支持部材(脚支持部材15,16)が左右一対隣接して配置され且つ前記一対の支持部材(脚支持部材15,16)の配置溝(脚配設溝15a,16a)が互いに平行に設けられている。しかも、前記回動手段(エアバッグ27,28)は前記一対の配置溝(脚配設溝15a,16a)の開放端同士が互いに接近・離反する方向に前記一対の支持部材(脚支持部材15,16)を回動駆動させて前記一対の支持部材(脚支持部材15,16)を開閉させる様になっている。また、前記制御手段(演算制御回路36)は前記一対の支持部材(脚支持部材15,16)の開閉時間がランダムになるように前記回動手段(エアバッグ27,28)を作動制御する様になっている。
【0079】
この構成によれば、一対の支持部材(脚支持部材15,16)の開閉時間(t1〜t4)がランダムになるように設定されているので、施療子(エアバッグ19,20)による左足の下腿の周方向のマッサージ位置、や施療子(エアバッグ21,22)による右足の下腿の周方向のマッサージ位置がランダムに変化させられる。
【0080】
これにより、左右の下腿の周方向の同じ位置をマッサージすることがないので、一対の支持部材(脚支持部材15,16)の開閉と施療子(エアバッグ19〜22)によるマッサージ動作を繰り返す毎に、下腿を周方向に異なった位置でマッサージでき、マッサージが単調になるのを防止できると共に、下腿の周方向の全ての位置をマッサージすることが可能となる。
【0081】
【発明の実施の形態2】
以上説明した実施例では、座部5と背凭れ6にエアバッグが設けられていない椅子1にマッサージ装置2を適用した例を示したが、必ずしもこれに限定されるものではない。例えば、図16に示した様に座部5や背凭れ6の人体当接面にエアバッグを設けたエアバッグ式椅子(下腿以外の上腿及び上半身用のマッサージ装置)1′に、下腿用のマッサージ装置2を適用した構成としても良い。以下、この下腿用のマッサージ装置2を有するエアバッグ式のマッサージ椅子1′について説明する。尚、上述した実施例と同じ部材及び同じ部分には上述した実施例で用いた符号を付して、その説明を一部省略して説明する。
【0082】
図16において、座部5の人体当接面(上面)の前側にはもも(大腿)用エアバッグ100が配設(装着)され、座部5の人体当接面(上面)の後部側にはもも(大腿)用エアバッグ101が配設されている。
【0083】
また、背凭れ6の人体当接面(前面)の下端部には左右に位置させて腰用エアバッグ102,102が配設され、背凭れ6の人体当接面(前面)の左右方向の中央部には上下に延びる背筋用エアバッグ103が配設されている。しかも、背凭れ6の人体当接面(前面)には、背筋用エアバッグ103の上下方向中央部の左右に位置させた背中用エアバッグ104,104が配設されている。
【0084】
更に、背凭れ6の人体当接面(前面)の上部には、背筋用エアバッグ103の上方に位置させて左右に延びる肩用エアバッグ105が配設されていると共に、肩用エアバッグ105よりも上方に位置させて首用エアバッグ106,106が配設されている。
【0085】
尚、肩用エアバッグ105は省略して、首用エアバッグ106,106により肩と首のマッサージを行うようにしても良い。しかし、本実施例では説明の便宜上、肩用エアバッグ105と首用エアバッグ106,106が別々にあるタイプで説明する。
【0086】
この様なエアバッグ100〜106は、図18に示したようにロータリーバルブ(エア分配手段、エア給排気手段35の一部)107及びエアホース100h〜106hを介してエアホース19hに接続されている。尚、エアホース19hはエアコンプレッサー38のエア吐出口(図示せず)に接続されている。
【0087】
また、図18の演算制御回路36には、図16,図17のリモコン108が接続されている。このリモコン108には、図17,図18に示したように電源スイッチ109,スタートスイッチ110,停止スイッチ111,脚同時コース用のスイッチ112,ゆったりコース用のスイッチ113,マッサージ強を切り替える強さ切替スイッチ114が設けられている。
【0088】
また、リモコン108には、首肩マッサージ用のスイッチ115,ポイントマッサージ用のスイッチ116,マッサージ装置2のダブルスイング用のスイッチ117,背凭れ6をリクライニングさせるスイッチ118,背凭れ6をリクライニング状態から起立させるスイッチ119が設けられている。
【0089】
更に、リモコン108には、マッサージ装置2の脚載せ台8を上方に回動調整させるスイッチ120,脚載せ台8を下方に回動調整させるスイッチ121,マッサージ装置2の脚支持部材15,16同士を閉じる方向に回動調整させるスイッチ122,脚支持部材15,16同士を開く方向に回動調整させるスイッチ123,上下方向の肩マッサージ位置を調整させるスイッチ124が設けられている。
【0090】
そして、演算制御回路36は、マッサージ装置2のダブルスイング用のスイッチ117が押されると、エアコンプレッサー38を作動させると共に、エア給排気弁41を作動制御してエアバッグ31〜34を膨張・収縮させて、脚載せ台8を上下方向に回動スイングさせると共に、エア給排気弁40を作動制御してエアバッグ27,28を膨張・収縮させて、脚支持部材15,16同士が開閉制御させる一方、エア給排気弁39を作動制御してエアバッグ19〜22を膨張・収縮させ、下腿の脹ら脛をエアバッグ19〜22によりマッサージする様になっている。このマッサージは、上述した発明の実施の形態1の様な制御で実行することもできるし、上述した各変形例におけるような制御で実行することもできる。
【0091】
また、演算制御回路36は、スイッチ120の操作によりエアコンプレッサー38を作動させると共に、エア給排気弁41を作動制御してエアバッグ31〜34を膨張させ、又はスイッチ121の操作により、エアコンプレッサー38の作動を停止させると共に、エア給排気弁41を作動制御してエアバッグ31〜34からのエアを排気させて収縮させる様になっている。これにより、脚載せ台8が上下方向に回動スイングさせられて、上下方向の位置が調整される。
【0092】
また、演算制御回路36は、スイッチ122の操作によりエアコンプレッサー38を作動させると共に、エア給排気弁40を作動制御してエアバッグ27,28を膨張させ、又はスイッチ123の操作により、エアコンプレッサー38の作動を停止させると共に、エア給排気弁40を作動制御してエアバッグ27,28からのエアを排気させて収縮させる様になっている。これにより、脚支持部材15,16同士が開閉調整されて、脚支持部材15,16同士の角度が調整される。
【0093】
また、演算制御回路36は、上述の様に脚載せ台8の上下方向の調整位置、又は脚支持部材15,16同士の開閉角度の調整位置で、スタートスイッチ110が押されると、その調整位置でエアコンプレッサー38を作動させると共に、エア給排気弁39を作動制御してエアバッグ19〜22を膨張・収縮させ、下腿の脹ら脛をエアバッグ19〜22によりマッサージする様になっている。
[作用]
次に、この様なマッサージ椅子1′(マッサージ装置)の演算制御回路36による脚同時マッサージコースの作用を説明する。
【0094】
この様な構成において演算制御回路36は、上述したようにエア給排気弁39を作動制御してエアバッグ19〜22を膨張・収縮させて、このエアバッグ19〜22により下腿の脹ら脛をマッサージ(脚マッサージ)をする様になっている。
【0095】
また、演算制御回路36は、ロータリーバルブ107を作動制御してエアバッグ100〜106を順に間欠的に膨張・収縮させる様になっている。そして、エアバッグ100の膨張・収縮によりもも(上腿)がマッサージされ、エアバッグ101の膨張・収縮によりしり(尻)がマッサージされ、エアバッグ102の膨張・収縮により腰がマッサージされ、エアバッグ103の膨張・収縮により背筋がマッサージされ、エアバッグ104の膨張・収縮により背中がマッサージされ、エアバッグ105の膨張・収縮により肩がマッサージされ、エアバッグ106の膨張・収縮により首がマッサージされる様になっている。
【0096】
しかも、演算制御回路36は、もも(上腿),しり(尻),腰,背筋,背中,肩,首等のマッサージをこの順に間欠的に実行するときに、脚マッサージを同時に実行するようになっている。また、演算制御回路36は、もも(上腿),しり(尻),腰,背筋,背中,肩,首等のマッサージをこの順に間欠的に実行する間で、マッサージ装置2の脚支持部材15,16の開閉制御を以下の様に実行するようになっている。
【0097】
即ち、リモコン108の電源スイッチ109をONさせて、脚同時スイッチ112をONさせ、スタートスイッチ110をONさせると、図19に示したフローチャートのマッサージ制御動作が開始される。
(A)マッサージ制御I
そして、演算制御回路36は、上述した各エアバッグの膨張・収縮制御を実行して、ステップS200でもも(上腿)と下腿の脹ら脛を同時にマッサージさせた後、ステップS201でマッサージ装置2の脚支持部材15,16を所定量だけ閉じさせ、次にステップS202でしり(尻)と下腿の脹ら脛を同時にマッサージさせた後、ステップS203でマッサージ装置2の脚支持部材15,16を更に所定量だけ閉じさせる。
【0098】
次に、演算制御回路36は、上述した各エアバッグの膨張・収縮制御を実行して、ステップS204で腰と下腿の脹ら脛を同時にマッサージさせた後、ステップS205でマッサージ装置2の脚支持部材15,16を所定量だけ開き、次にステップS206で背筋と下腿の脹ら脛を同時にマッサージさせた後、ステップS207でマッサージ装置2の脚支持部材15,16を更に所定量だけ開かせる。
【0099】
更に、演算制御回路36は、上述した各エアバッグの膨張・収縮制御を実行して、ステップS208で背中と下腿の脹ら脛を同時にマッサージさせた後、ステップS209でマッサージ装置2の脚支持部材15,16を所定量だけ閉じさせ、次にステップS210で肩と下腿の脹ら脛を同時にマッサージさせた後、ステップS211でマッサージ装置2の脚支持部材15,16を更に所定量だけ閉じさせ、ステップS212で次に首と下腿の脹ら脛を同時にマッサージさせる。
(B)マッサージ制御II
この様なステップS200〜ステップS222ののマッサージ制御が実行された後、ステップS223〜235のマッサージ制御が実行される。
【0100】
即ち、演算制御回路36は、上述した各エアバッグの膨張・収縮制御を実行して、ステップS213でもも(上腿)と下腿の脹ら脛を同時にマッサージさせた後、ステップS214でマッサージ装置2の脚支持部材15,16を所定量だけ開かせ、次にステップS215でしり(尻)と下腿の脹ら脛を同時にマッサージさせた後、ステップS216でマッサージ装置2の脚支持部材15,16を更に所定量だけ開かせる。
【0101】
次に、演算制御回路36は、上述した各エアバッグの膨張・収縮制御を実行して、ステップS217で腰と下腿の脹ら脛を同時にマッサージさせた後、ステップS218でマッサージ装置2の脚支持部材15,16を所定量だけ閉じさせ、次にステップS219で背筋と下腿の脹ら脛を同時にマッサージさせた後、ステップS220でマッサージ装置2の脚支持部材15,16を更に所定量だけ閉じさせ。
【0102】
更に、演算制御回路36は、上述した各エアバッグの膨張・収縮制御を実行して、ステップS221で背中と下腿の脹ら脛を同時にマッサージさせた後、ステップS222でマッサージ装置2の脚支持部材15,16を所定量だけ開かせ、次にステップS223で肩と下腿の脹ら脛を同時にマッサージさせた後、ステップS224でマッサージ装置2の脚支持部材15,16を更に所定量だけ開かせ、ステップS225で次に首と下腿の脹ら脛を同時にマッサージさせる。
(C)繰り返しマッサージ制御
そして、演算制御回路36は、脚同時スイッチ112をONさせ、スタートスイッチ110をONさせると、上述した同時マッサージコースのマッサージ制御I,マッサージ制御IIを繰り返し実行する。この際、停止スイッチ111が押されると、マッサージ制御が停止される。尚、この様な同時マッサージコースのマッサージ制御I,マッサージ制御IIは所定回数だけ繰り返し実行して、終了するようにしても良い。
【0103】
この様なマッサージ制御Iとマッサージ制御IIとでは、もも(上腿),しり(尻),腰,背筋,背中,肩,首等のマッサージ等の各部部分をマッサージした後の脚支持部材15,16の開閉制御が逆になるので、マッサージが単調にならず、マッサージ効果が向上する。
【0104】
また、同時マッサージコースのマッサージ制御I,マッサージ制御IIに際して、発明の実施の形態1の様なマッサージ装置2の制御、或いは上述した各変形例のマッサージ装置2の制御を組み合わせて実行することもできる。
【0105】
以上説明したように、この発明の実施の形態のマッサージ装置では、前記施療部載せ台は椅子(マッサージ椅子1′)と組み合わせて利用される脚載せ台8であり、前記脚載せ台8に設けた支持部材15,16の配置溝(脚配設溝15a,16a)には前記被施療部としての下腿の脹ら脛をマッサージする脹ら脛用施療子(エアバッグ19〜22)が配置され、前記椅子の人体当接面には前記利用者の前記脹ら脛より上部の部分のマッサージを行わせる椅子用施療子(エアバッグ100〜106)が設けられている。また、このマッサージ装置の前記制御手段(演算制御回路36)は、前記施療子作動手段(エア給排気手段35)を作動させて前記下腿の脹ら脛を前記脹ら脛用施療子(エアバッグ19〜22)によりマッサージさせると同時に前記椅子用施療子(エアバッグ100〜106)により前記利用者の前記脹ら脛より上部の部分のマッサージを行わせる様にしている。
【0106】
この様な構成によれば、利用者の下腿と下腿より上部の部分の一部とを同時にマッサージできるので、マッサージ効果が増大する。しかも、この同時マッサージを間欠的に繰り返す間に脚支持部材15,16の開閉動作を組み合わせることで、同時マッサージの後に脚支持部材15,16を自動的に開閉して、下腿のマッサージポイントを下腿の周方向に自動的に変化させることができ、マッサージ効果が向上する。
【0107】
また、この発明の実施の形態のマッサージ装置では、前記脹ら脛用施療子(エアバッグ19〜22)と前記椅子用施療子(エアバッグ100〜106)とを同時に作動させるためのスイッチ112を有する。この構成によれば、スイッチ112の操作により利用者の下腿と下腿より上部の部分の一部とを同時にマッサージできる。また、このスイッチ112の操作をしなければ、マッサージ装置2によるマッサージのみを種々の状態(発明の実施の形態1及び変形例)で実行したり、或いはマッサージ装置2の動作を停止させて下腿以外のマッサージを実行させるようにすることもできる。尚、マッサージ装置2によるマッサージの場合、発明の実施の形態2で説明したように、脚載せ台8の上下回動調整及び脚支持部材15,16の開閉調整をした後、この調整位置でエアバッグ19〜22による下腿のマッサージのみを実行させることができる。
【0108】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、支持部材を回動させながら利用者の被施療部をマッサージするので、利用者の被施療部のマッサージ部位を被施療部の周方向に変更できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るマッサージ装置を備える椅子の斜視図である。
【図2】図1の椅子の正面図である。
【図3】図1の脚載せ台の概略断面図である。
【図4】図3の脚載せ台の作用説明図である。
【図5】図5は図3の回動手段であるエアバッグの取り付け部の拡大断面図である。
【図6】図3の脚載せ台本体と脚支持部材との関係を示す概略斜視図である。
【図7】図3の支持ブラケットとバグ支持部材との配置関係を示す分解斜視図である。
【図8】図1,図2の椅子とマッサージ装置との関係を示す作用説明図である。
【図9】図8の椅子に対するマッサージ装置の脚載せ台の作用説明図である。
【図10】図8の椅子に対するマッサージ装置の脚載せ台の作用説明図である。
【図11】図8の椅子に対するマッサージ装置の脚載せ台の作用説明図である。
【図12】図1〜図12のマッサージ装置の制御回路図である。
【図13】図12の演算制御回路によるマッサージ装置の制御動作を示すフローチャートである。
【図14】図13に示したフローチャートにおける基本もみ動作を説明するフローチャートである。
【図15】この発明のマッサージ装置の変形例を示す説明図である。
【図16】この発明の実施の形態2のマッサージ装置の正面図である。
【図17】図16に示したリモコンの拡大説明図である。
【図18】図16のマッサージ装置の制御回路図である。
【図19】図18の制御回路によるマッサージ装置の制御のフローチャートである。
【図20】図18の制御回路によるマッサージ装置の制御のフローチャートである。
【符号の説明】
8・・・脚載せ台(施療部載せ台)
15,16・・・脚支持部材(支持部材)
15a,16a・・・下腿配設溝(配置溝)
15a1,15a2・・・側壁
16a1,16a2・・・側壁
19〜22・・・エアバッグ(施療子、脹ら脛用施療子)
27,28・・・エアバッグ(回動手段)
30・・・台駆動手段
35・・・エア給排気手段(施療子作動手段)
36・・・演算制御回路(制御手段)
100〜106エアバッグ(椅子用施療子)
112…スイッチ
Claims (9)
- 利用者の被施療部を配置させる配置溝が設けられ且つ前記配置溝の周方向に回動可能に設けられた支持部材を有する施療部載せ台と、前記支持部材を前記配置溝の周方向に回動させる回動手段と、前記配置溝に設けられた施療子と、前記施療子を作動させて前記被施療部を前記施療子によりマッサージさせる施療子作動手段と、前記回動手段及び前記施療子作動手段を作動制御する制御手段を備えるマッサージ装置であって、
前記制御手段は、前記回動手段を作動させて支持部材を前記配置溝の周方向に回動させる回動動作をさせながら、前記施療子作動手段を作動させて前記被施療部を前記施療子によりマッサージさせることを特徴とするマッサージ装置。 - 請求項1に記載のマッサージ装置において、前記施療子は前記配置溝の対向する側壁の少なくとも一方に取り付けられたエアバッグであり、前記施療子作動手段は前記エアバッグにエアを給排気して前記エアバッグを膨張・収縮させるエア給排気手段であると共に、
前記制御手段は、前記回動手段を制御して前記エアバッグが排気状態のとき前記回動動作をさせ且つ前記エアバッグが給気状態のとき前記回動動作を停止させることにより、前記支持部材を前記配置溝の周方向に間欠的に回動させながら、前記エアバッグで前記被施療部を間欠的にマッサージすることを特徴とするマッサージ装置。 - 請求項1に記載のマッサージ装置において、前記施療子は前記配置溝の対向する側壁の少なくとも一方に取り付けられたエアバッグであり、前記施療子作動手段は前記エアバッグにエアを給排気して前記エアバッグを膨張・収縮させるエア給排気手段であると共に、
前記制御手段は、前記回動手段を制御して前記エアバッグが給気状態のとき前記回動動作をさせることにより、前記エアバッグで前記被施療部をマッサージすることを特徴とするマッサージ装置。 - 請求項1又は2に記載のマッサージ装置において、前記施療部載せ台は椅子の座部の前側下部に上下回動可能に取り付けられる脚載せ台であって、前記脚載せ台を上下駆動する台駆動手段が設けられていると共に、前記制御手段は前記台駆動手段を作動させて前記脚載せ台を上下駆動させながら前記マッサージを行わせることを特徴とするマッサージ装置。
- 請求項4に記載のマッサージ装置において、前記制御手段は、前記脚載せ台を所定量だけ上方又は下方の一方向に駆動させて前記マッサージを行わせた後、前記脚載せ台を前記所定量より少ない量だけ前記一方向とは反対方向に駆動させて前記マッサージを行わせる動作を所定範囲内で繰り返すことを特徴とするマッサージ装置。
- 請求項1に記載のマッサージ装置において、前記制御手段は、前記支持部材を所定量だけ周方向の一方向に駆動させて前記マッサージを行わせた後、前記支持部材を前記所定量より少ない量だけ前記一方向とは反対方向に駆動させて前記マッサージを行わせる動作を所定範囲内で繰り返すことを特徴とするマッサージ装置。
- 請求項1に記載のマッサージ装置において、前記支持部材が左右一対隣接して配置され且つ前記一対の支持部材の配置溝が互いに平行に設けられ、前記回動手段は前記一対の配置溝の開放端同士が互いに接近・離反する方向に前記一対の支持部材を回動駆動させて前記一対の支持部材を開閉させると共に、前記制御手段は前記一対の支持部材の開閉時間がランダムになるように前記回動手段を作動制御することを特徴とするマッサージ装置。
- 請求項1に記載のマッサージ装置において、前記施療部載せ台は椅子と組み合わせて利用される脚載せ台であり、前記脚載せ台に設けた支持部材の配置溝には前記被施療部としての下腿の脹ら脛をマッサージする脹ら脛用施療子が配置され、前記椅子の人体当接面には前記利用者の前記脹ら脛より上部の部分のマッサージを行わせる椅子用施療子が設けられていると共に、前記制御手段は、前記施療子作動手段を作動させて前記下腿の脹ら脛を前記脹ら脛用施療子によりマッサージさせると同時に前記椅子用施療子により前記利用者の前記脹ら脛より上部の部分のマッサージを行わせることを特徴とするマッサージ装置。
- 請求項8に記載のマッサージ装置において、前記脹ら脛用施療子と前記椅子用施療子とを同時に作動させるためのスイッチを有することを特徴とするマッサージ装置。
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