JP7352280B2 - マッサージ機 - Google Patents
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Description
このような構成とすることにより、使用者の体をしっかりと背凭れに押し付けて腰をマッサージすることができる。
このような構成とすることにより、マッサージ部を進出させることで、腰へのマッサージを強めることができる。
このような構成とすることにより、使用者の体が押し付けられている側のマッサージ部を進出させることで施療感を高めることができる。
このような構成とすることにより、使用者の腰位置に合わせたマッサージを行うことができる。
このような構成とすることにより、使用者の腰をより背凭れに押し付けることができる。
このような構成とすることにより、使用者の上半身を背凭れ部に押し付けることができるので、より効果的なマッサージを行うことができる。
このような構成とすることにより、エアセルにより使用者の腰をしっかりと背凭れ部に押し付けることができることができる。
このような構成とすることにより、より背凭れ部側に使用者を押し付けることができる。
以下、本発明の一実施形態に係るマッサージ機1の全体構成について説明する。図1は本発明の第1実施形態に係るマッサージ機1の正面斜視図である。図2は本発明の第1実施形態に係るマッサージ機1の模式図である。図3はマッサージ機1の機能ブロック図である。図4はマッサージ機1の姿勢を説明する側面図である。図5はマッサージユニット8の正面図である。
なお、以下の説明で用いる方向の概念は、図1に示すマッサージ機1に着座した使用者から見たときの方向の概念と一致するものとし、その他の場合は適宜説明するものとする。また、身体の表裏の定義については、起立した使用者の胸側を「表面」、背中側を「背面」として説明する。
図1~図4に示すとおり、本発明の第1実施形態に係るマッサージ機1は、主として、使用者が着座する座部2と、座部2の後部にリクライニング可能に設けられた使用者が凭れる背凭れ部3と、座部2の前部に上下揺動可能に設けられた使用者の下肢を支持するフットレスト4と、背凭れ部3の上部前面に設けられた使用者の頭及び/又は首を支持する枕部5と、座部2の左右両側には肘掛け部6と、背凭れ部3の左右両側には側壁部7と、を有している。座部2、背凭れ部3、フットレスト4、枕部5、肘掛け部6、及び側壁部7は、使用者の身体を支持する身体支持部として機能する。身体支持部2~7の各所には、使用者の身体に対してマッサージを行う後述するエアセル20や後述するバイブレータ21によるマッサージ部15が設けられている。また、マッサージ機1は、背凭れ部3に揉みマッサージ及び/又は叩きマッサージを行うマッサージ部15としてのマッサージユニット8と、マッサージ機1の各動作を制御する制御部9と、後述する使用者に各種操作を行わせるコントローラ10と、を有している。
図1~3に示すとおり、座部2の左右両側には、使用者の臀部及び/又は大腿部の外側面に対向して設けられた壁部22が設けられている。この壁部22は、座部の側方において上方へ立設されている。そして、壁部22の内側面には、臀部及び/又は大腿部の外側面をマッサージする臀部マッサージ部a4が設けられている。座部2の左右両側の肘掛け部6の内側壁を壁部22として利用してもよく、臀部マッサージ部a4を肘掛け部の内側壁に設ければよい。また、座部2には、使用者の臀部及び/又は大腿部を下方(背面)からマッサージする臀部マッサージ部a5が設けられている。臀部マッサージ部a4,a5は、エアの給排気により膨張収縮するエアセル20により構成されている。このように、臀部マッサージ部a4は左右で対をなしてマッサージ部群A4を構成し、臀部マッサージ部a5は左右で対をなしてマッサージ部群A5を構成している。マッサージ部群A4、A5は、それぞれ左右独立で膨張収縮可能に構成されている。また、臀部マッサージ部a5は、使用者を上方に押し上げる押上部23としても使用される。臀部マッサージ部a5は、座部2の後ろ側を膨張支点a50として膨張収縮するよう構成されていることが好ましい。このようにすることで、押し上げの際に、使用者を背凭れ部3に押し付けることができる。また、臀部マッサージ部a5は、使用者の臀部及び/又は大腿部を下方(背面)からマッサージできるように座部2の左右両側の肘掛け部6に設けてもよい。具体的には、肘掛け部6の前方側に臀部マッサージa5を設ける。このように構成することで、臀部マッサージa5の押し上げにより、使用者の腰を背凭れ部3に押し付けることができる。また、座部2は、前方から後方にかけて下方傾斜していることが好ましい。このようにすることで、使用者は座部2に着座する際に、座部2に深く腰掛けることができ、押上部23による押し上げの際に、使用者の腰を背凭れ部3に押し付けることができる。
図1~図3に示すとおり、背凭れ部3は、硬質の背フレーム3aと、背フレーム3aに組み付けられたマッサージ部15であるマッサージユニット8の昇降をガイドするガイドレール18と、背フレーム3aを被覆するカバー部材3cと、により構成されている。背フレーム3aは、金属部材及び/又は樹脂部材により構成されている。また、背フレーム3aは、左右中央に形成された前後方向に開口する開口部3bを有し、正面視で略門型をなしている。また、カバー部材3cは、開口部3bを前方から覆っている。マッサージユニット8の施療子62(図5参照)が開口部3bより前方へ突出しており、カバー部材3cを介して使用者の胴体を後方からマッサージできるようになっている。
以下、マッサージユニット8の構成について説明する。
図1~図3,図5に示すとおり、背凭れ部3には、使用者の上半身を後方(背面)からマッサージするマッサージユニット8が設けられている。このマッサージユニット8は、身長方向に沿って複数(本実施形態では1つ)設けられていてもよい。このマッサージユニット8は、左右で対をなすアーム61と、アーム61の上下両端部に設けられた施療子62と、により構成されており、マッサージモータM1,M2の駆動により左右の施療子62が近接離反する揉みマッサージ、及び左右の施療子62が交互に使用者側へ進退する叩きマッサージを行わせることができる。また、マッサージユニット8は、昇降モータM3の駆動により身長方向に沿って上方又は下方へ移動して、身体に対する位置を変更したり、ローリングマッサージを行わせたりすることができる。背フレーム3aには、身長方向に延設された左右で対をなすガイドレール18が設けられており、マッサージユニット8はガイドレール18に沿って移動する。マッサージユニット8が身長方向に移動可能であるため、使用者の首から腰の間を施療子62でマッサージすることができる。
図1~図3に示すとおり、背フレーム3a(背凭れ部3)の左右両側には、使用者の肩又は上腕の外側面に対向して設けられた側壁部7が設けられている。この側壁部7は、背凭れ部3の側方において前方へ立設されている。そして、側壁部7の内側面には、肩又は上腕の前方及び/又は側方を保持又はマッサージする肩側マッサージ部a2が設けられている。肩側マッサージ部a2は、エアの給排気により膨張収縮するエアセル20により構成されている。このように、肩側マッサージ部a2は左右で対をなしてマッサージ部群A2を構成している。肩側マッサージ部a2は、上腕又は肩を押圧する押圧手段24としても使用される。
図1~図3に示すとおり、背凭れ部3の上部前面には、使用者の頭及び/又は首を支持する枕部5が設けられている。枕部5の前面には、頭及び/又は首の後面に対向して設けられた左右で対をなす頭部マッサージ部a1が設けられている。頭部マッサージ部a1は、エアの給排気により膨張収縮するエアセル20により構成されている。このように、頭部マッサージ部a1は、左右で対をなしてマッサージ部群A1を構成している。この頭部マッサージ部a1は、頭及び/又は首の外側面に対向して設けてもよい。この場合は、前方へ立設された壁部(図示せず)の内側面に設けるとよい。また、頭部マッサージ部a1は、枕部5に設けるのではなく、背凭れ部3の上部前面に直接設けてもよい。
図1~図3に示すとおり、座部2の左右両側には、使用者の手先と前腕を支持する肘掛け部6が設けられている。肘掛け部6の手先と前腕の上下方向には、腕マッサージ部a3が設けられている。腕マッサージ部a3は、エアの給排気により膨張収縮するエアセル20により構成されている。このように、腕マッサージ部a3は、左右で対をなしてマッサージ部群A3を構成している。
図1~図3に示すとおり、フットレスト4は、使用者の下腿を支持する左右一対の脚支持部40と、使用者の足部を支持する左右一対の足支持部41と、を有している。脚支持部40は、使用者の下腿の背面に対向して設けられた底壁40aと、底壁40aの左右両端から前方に向かって立設された側壁40bと、底壁40aの左右中央から前方に向かって立設された中央壁40cと、を有している。
図1~図4に示すとおり、肘掛け部6の上部にはコントローラ10が備えられており、使用者が着座した状態で操作することができる。このコントローラ10は、使用者が目視で確認できる画面10aと、使用者が画面10a上を指先操作するタッチパネル10bと、後述する各ステップの動作内容を音声で報知する報知部33であるスピーカー33aを有している。なお、スピーカー33aはコントローラ10が有していると説明したが、これに限定されなく、前述した背凭れ部3の上部(使用者が着座した時の耳周辺)や前述した枕部5に設けてもよい。また、上述では報知部33はスピーカー33aと説明したが、これに限定されなく、このコントローラ10の画面10a上に各ステップの動作内容を表示して使用者に報知してもよい。また、コントローラ10を操作することにより、リクライニングさせて背凭れ部3の姿勢を変更することができ、上下に揺動させてフットレスト4の姿勢を変更することができる。また、動作させるマッサージユニット8,各マッサージ部a1~a8を選択したり、マッサージユニット8,各マッサージ部a1~a8の動作(手技又は強さ等)を変更したりすることもできる。タッチパネル10bによる操作の代わりに、コントローラ10内に配置した物理ボタン31のみやコントローラ10内に設置されたマイク(図示せず)を使った音声認識部32による操作のみであってもよい。このようにすることで、使用者は容易に選択することができる。なお、音声認識部32であるマイク(図示せず)をコントローラ10内ではなく、背凭れ部3の上部や枕部5に設置してもよい。このようにすることで、使用者はわざわざ姿勢を変えなくても背凭れ部3に凭れたまま、音声認識部32で選択を行うことができる。
制御部9は、コントローラ10を操作し選択されたマッサージコースを開始する。(ステップS1)ステップS1に続いて、背凭れ部3を起立姿勢に変更する起立ステップを行う。(ステップS2)具体的には、第一アクチュエータ11を駆動させて、背凭れ部3を起立姿勢に変更させる。ステップS2に続いて、フットレスト4を上昇姿勢に変更する上昇ステップを行う。(ステップS3)具体的には、第二アクチュエータ12を駆動させて、フットレスト4を上方に揺動させて、上昇姿勢に変更させる。
図8は、本発明の他の実施形態におけるマッサージ機1のマッサージコースを示すフロー図である。以下、マッサージ機1のマッサージコースの一連の流れについて、図8に基づいて説明する。ステップS1~S5は、前述と同様であるため、省略する。
前述した実施形態では、腰マッサージステップでは、背凭れ部3に設けられたマッサージユニット8を使用する場合について説明したが、これに限らない。例えば、図2や図3に示すように、背フレーム3a(背凭れ部3)の左右両側に、使用者の腰に対向して設けられた側壁部71を設け、この側壁部71の内側面に、使用者の腰を側方から保持又はマッサージする腰マッサージ部a9を設けてもよい。側壁部71は、背凭れ部3の側方において前方へ立設されている。腰マッサージ部a9は、エアの給排気により膨張収縮するエアセル20により構成されている。このように、腰マッサージ部a9は左右で対をなしてマッサージ部群A9を構成している。また、腰マッサージ部a9は左右独立で膨張収縮可能に構成されていてもよい。
2 座部
3 背凭れ部
4 フットレスト
8 マッサージユニット(マッサージ部)
9 制御部
11 リクライニング手段(第一アクチュエータ)
12 揺動手段(第二アクチュエータ)
15 マッサージ部
20 エアセル(マッサージ部)
23(a5) 押上部(臀部マッサージ部)
24(a2) 押圧手段(肩側マッサージ部)
62 施療子
65 進退手段
Claims (8)
- 使用者が着座するための座部と、
前記座部の後部に取り付けられた背凭れ部と、
前記座部の左右に設けられ、使用者を上方に押し上げる押上部と、
使用者の腰をマッサージ可能なマッサージ部と、
前記背凭れ部を、起立姿勢と、傾倒姿勢と、にリクライニング可能なリクライニング手段と、
前記押上部と前記マッサージ部と前記リクライニング手段の動作を制御する制御部を有し、
前記制御部は、
前記押上部を左右独立に制御可能であり、
前記リクライニング手段で前記背凭れ部を起立姿勢とする起立ステップと、
前記押上部の左右一方を押し上げ、前記押上部で押し上げた側と反対側である左右他方側の使用者の体を前記背凭れ部に押し付ける押上ステップと、
前記マッサージ部において腰をマッサージする腰マッサージステップを有し、
少なくとも前記押上ステップの後に前記腰マッサージステップを行い、
前記起立ステップは、前記腰マッサージステップより前に行うよう制御することを特徴とするマッサージ機。 - 前記マッサージ部は、左右で対をなし、
前記マッサージ部を使用者に対して前後方向へ進退させることが可能である進退手段を有することを特徴とする、請求項1に記載のマッサージ機。 - 前記マッサージ部は、前記進退手段によって、左右独立に進退可能であることを特徴とする請求項2に記載のマッサージ機。
- 前記マッサージ部は、身長方向に昇降可能なマッサージ機構であることを特徴する請求項1~3のいずれかに記載のマッサージ機。
- 前記座部の前部に取り付けられ使用者の脚を支持するフットレストを有し、
前記フットレストは、前記座部に対して揺動可能とする揺動手段を有し、
前記制御部は、前記揺動手段で前記フットレストを上昇姿勢とする上昇ステップを有することを特徴とする請求項1~4のいずれかに記載のマッサージ機。 - 使用者の上腕又は肩を押圧する押圧手段を有し、
前記制御部は、前記押圧手段で上腕又は肩を押圧する押圧ステップを有することを特徴とする請求項1~5のいずれかに記載のマッサージ機。 - 前記押上部は、エアセルからなることを特徴とする請求項1~6のいずれかに記載のマッサージ機。
- 前記エアセルは、前記座部の後ろ側を膨張支点として、膨張収縮することを特徴とする請求項7に記載のマッサージ機。
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