JP2020099521A - マッサージ機 - Google Patents

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JP2020099521A JP2018239807A JP2018239807A JP2020099521A JP 2020099521 A JP2020099521 A JP 2020099521A JP 2018239807 A JP2018239807 A JP 2018239807A JP 2018239807 A JP2018239807 A JP 2018239807A JP 2020099521 A JP2020099521 A JP 2020099521A
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二千武 稲田
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淳史 森友
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Abstract

【課題】使用者の上半身と下半身を十分に捻ることができるマッサージ機を提供することを目的とする。【解決手段】座部と背凭れ部と前記背凭れ部の側部に左右一対設けられた側壁とエアセルからなるマッサージ部とを有し、前記座部には、少なくとも使用者の臀部をマッサージする臀部マッサージ部が左右一対設けられ、前記背凭れ部には、少なくとも使用者の腰部をマッサージする腰部マッサージ部が左右一対設けられ、前記側壁には、少なくとも使用者の肩をマッサージする肩部マッサージ部が設けられ、少なくとも前記臀部マッサージ部と前記腰部マッサージ部と前記肩部マッサージ部の動作を制御するための制御部を更に有し、前記制御部は、前記臀部マッサージの他方を膨脹させた状態と、前記腰部マッサージ部の他方を膨脹させた状態と、前記肩部マッサージ部の一方を膨脹させた状態と、からなる第一制御と、を有する。【選択図】 図1

Description

本発明はマッサージ機に関する。より詳しくは、使用者の身体を捻る機能を有するマッサージ機に関する。
従来、座部と背凭れ部と背凭れ部に接続された施療ユニットを有し、座部と背凭れ部と施療ユニットには空気袋が設けられ、これらの空気袋を膨縮させることで使用者の上半身と下半身を同方向又は互いに逆方向に交互に捻じるマッサージを行うことのできるマッサージ機が知られている(例えば、特許文献1の図22参照)。
特許第5635136号公報
上記特許文献1のマッサージ機にあっては、施療ユニットは使用者の肩や上腕付近に設けられているため、使用者の上半身と下半身を十分に捻ることができていないという問題がある。
そこで本発明は、上述した問題を解消するためになされたものであり、使用者の上半身と下半身を十分に捻ることができるマッサージ機を提供することを目的とする。
本発明は、使用者が着座する座部と、使用者が凭れる背凭れ部と、前記背凭れ部の側部に左右一対設けられた側壁と、使用者をマッサージするためのエアセルからなるマッサージ部と、を有し、前記座部には、少なくとも使用者の臀部をマッサージする臀部マッサージ部が左右一対設けられ、前記背凭れ部には、少なくとも使用者の腰部をマッサージする腰部マッサージ部が左右一対設けられ、前記側壁には、少なくとも使用者の肩をマッサージする肩部マッサージ部が設けられ、少なくとも前記臀部マッサージ部と前記腰部マッサージ部と前記肩部マッサージ部の動作を左右それぞれ制御するための制御部を更に有し、前記制御部は、前記臀部マッサージの他方を膨脹させた状態と、前記腰部マッサージ部の他方を膨脹させた状態と、前記肩部マッサージ部の一方を膨脹させた状態と、からなる第一制御と、を有することを特徴とする。
このような構成とすることにより、臀部マッサージ部と腰部マッサージ部の他方を膨脹させ、肩部マッサージ部の一方を膨脹させることで、使用者の身体を保持しつつ、上半身と下半身の全身を捻ることができる。
また、本発明は、使用者が着座する座部と、使用者が凭れる背凭れ部と、前記背凭れ部の側部に左右一対設けられた側壁と、使用者をマッサージするためのエアセルからなるマッサージ部と、を有し、前記座部には、少なくとも使用者の臀部をマッサージする臀部マッサージ部が左右一対設けられ、前記背凭れ部には、少なくとも使用者の腰部をマッサージする腰部マッサージ部が左右一対設けられ、前記側壁には、少なくとも使用者の肩をマッサージする肩部マッサージ部が設けられ、少なくとも前記臀部マッサージ部と前記腰部マッサージ部と前記肩部マッサージ部の動作を左右それぞれ制御するための制御部を更に有し、前記制御部は、前記臀部マッサージの他方を膨脹させた状態と、前記腰部マッサージ部の一方を膨脹させた状態と、前記肩部マッサージ部の他方を膨脹させた状態と、からなる第二制御と、を有することを特徴とする。
このような構成とすることにより、臀部マッサージ部と肩部マッサージ部の他方を膨脹させ、腰部マッサージ部の一方を膨脹させることで、上半身と下半身の全身を捻ることができる。
また、前記制御部は、前記臀部マッサージ部の左右両方を膨脹させた状態からなる第三制御を更に有し、前記第一制御又は前記第二制御の実行前に前記第三制御を実行することが好ましい。
このような構成とすることにより、第三制御により臀部マッサージ部を両方膨脹させた状態から第一制御又は第二制御を行うことで、第一制御又は第二制御を単独で行う場合と比べて、使用者の上半身と下半身の捻りをスピーディーに行うことができる。
また、前記背凭れ部には、使用者の身長方向に移動可能なマッサージ機構が設けられ、前記制御部は、前記マッサージ機構の身長方向への移動を制御する第四制御を有し、前記第四制御は、前記第一制御又は前記第二制御と連動することが好ましい。
このような構成とすることにより、第一制御又は第二制御にマッサージ機構の身長方向への移動を連動させることで、使用者の上半身をより効果的に捻ることができる。例えば、第一制御又は第二制御を実行中にマッサージ機構を下から上に向かって移動させることで、使用者の上半身と下半身をより効果的に捻ることができる。
また、前記マッサージ機構は、使用者に対して前後方向に進退可能な進退手段を有し、前記制御部は、前記マッサージ機構の前後方向への進退を制御する第五制御を有し、前記第五制御は、前記第一制御又は前記第二制御と連動することが好ましい。
このような構成とすることにより、第一制御又は第二制御にマッサージ機構の前後方向への進退を連動させることで、使用者の上半身をより効果的に捻ることができる。例えば、第一制御又は第二制御を実行中にマッサージ機構を前方へ進出させることで、使用者の上半身と下半身をより効果的に捻ることができる。
また、前記進退手段は、左右一対設けられ、前記第五制御は、前記進退手段を左右それぞれ制御することが好ましい。
このような構成とすることにより、マッサージ機構を左右それぞれ別々に進退させることができる。例えば、前記腰部マッサージ部の一方と同じ側のマッサージ機構を進出させることで、使用者の上半身をより効果的に捻ることができる。
また、前記マッサージ機は、使用者の呼吸を誘導する呼吸誘導手段を有し、前記制御部は、前記呼吸誘導手段を制御する第六制御を有し、前記第六制御は、前記第一制御から前記第五制御のうち、少なくとも1つと連動することが好ましい。
このような構成とすることにより、使用者の呼吸に合わせた捻りを行うことができる。例えば、使用者の呼吸のタイミングに合わせて捻りをすることで、使用者に対してより捻り感を与えることができる。
また、使用者の大腿部を上方からマッサージする大腿側部マッサージ部を更に有し、前記大腿側部マッサージ部は左右一対設けられ、前記大腿側部マッサージ部の一方を膨脹させた状態で前記第一制御又は前記第二制御を実行することが好ましい。
このような構成とすることにより、大腿側部マッサージ部の左右どちらか片方を膨脹させた状態で第一制御又は第二制御を実行することにより、使用者の下半身を保持した状態で使用者の上半身と下半身を効果的に捻ることができる。
また、本発明は、使用者が着座する座部と、使用者をマッサージするためのエアセルからなるマッサージ部と、を有し、前記マッサージ部は、少なくとも使用者の臀部をマッサージするための左右一対の臀部マッサージ部と、使用者の大腿部を上方からマッサージするための左右一対の大腿側部マッサージ部と、で構成され、少なくとも前記臀部マッサージ部と前記大腿側部マッサージ部の動作を左右それぞれ制御するための制御部を更に有し、前記制御部は、前記臀部マッサージ部の他方を膨脹させる状態と、前記大腿側部マッサージ部の一方を膨脹させる状態と、を有することを特徴とする。
このような構成とすることにより、臀部マッサージ部の他方を膨脹させ、大腿側部マッサージ部の一方を膨脹させることで、使用者の臀部近傍の下半身をより効果的に捻ることができる。
また、前記大腿側部マッサージ部は、前記座部に対して上下方向下側を支点に取り付けられていることが好ましい。
このような構成とすることにより、使用者の大腿部を上方から保持することができ、使用者の下半身をしっかりと保持することができる。
また、使用者が凭れる背凭れ部を更に有し、前記背凭れ部には、少なくとも使用者の腰部をマッサージするためのエアセルからなる腰部マッサージ部が左右一対設けられ、前記制御部は、更に前記腰部マッサージ部の動作を左右それぞれ制御するとともに、前記臀部マッサージ部の他方を膨脹させる状態と、前記大腿側部マッサージ部の一方を膨脹させる状態と、前記腰部マッサージ部の他方を膨脹させる状態と、を有することが好ましい。
このような構成とすることにより、臀部マッサージ部と腰部マッサージ部の他方を膨脹させ、大腿側部マッサージ部の一方を膨脹させることで、使用者の大腿部を上方から保持した状態で使用者の上半身と下半身の全身をより効果的に捻ることができる。
また、使用者が凭れる背凭れ部を更に有し、前記背凭れ部には、少なくとも使用者の腰部をマッサージするためのエアセルからなる腰部マッサージ部が左右一対設けられ、前記制御部は、更に前記腰部マッサージ部の動作を左右それぞれ制御するとともに、前記臀部マッサージ部の他方を膨脹させる状態と、前記大腿側部マッサージ部の一方を膨脹させる状態と、前記腰部マッサージ部の一方を膨脹させる状態と、を有することが好ましい。
このような構成とすることにより、臀部マッサージ部の他方と腰部マッサージ部の一方を膨脹させ、大腿側部マッサージ部の一方を膨脹させることで、使用者の大腿部を上方から保持した状態で使用者の上半身と下半身をより効果的に捻ることができる。
本発明の一実施形態に係るマッサージ機の正面斜視図である。 本発明の一実施形態に係るマッサージ機の模式図である。 本発明の一実施形態に係るマッサージ機のブロック図である。 本発明の一実施形態に係る肘掛部を省略したマッサージ機の姿勢を説明する側面図である。 本発明の一実施形態に係るマッサージ機構の模式図であり、(a)は進退手段を1つ設けたマッサージ機構を示す図であり、(b)は進退手段を2つ設けたマッサージ機構を示す図である。 本発明の一実施形態に係るマッサージ機の捻り動作を示す図であり、(a)は第一制御の実行前に第三制御を実行している状態を示す図であり、(b)は第二制御の実行前に第三制御を実行している状態を示す図である。 本発明の一実施形態に係るマッサージ機の捻り動作を示す図であり、(a)は大腿側部マッサージ部の一方を膨脹させた状態で第一制御を実行している状態を示す図であり、(b)は大腿側部マッサージ部の一方を膨脹させた状態で第二制御を実行している状態を示す図である。 本発明の一実施形態に係るマッサージ機の捻り動作を示す図であり、(a)は臀部マッサージ部の他方を膨脹させる状態と大腿側部マッサージ部の一方を膨脹させる状態を実行している状態を示す図であり、(b)は臀部マッサージ部の一方を膨脹させる状態と大腿側部マッサージ部の他方を膨脹させる状態を実行している状態を示す図である。 本発明の一実施形態に係るマッサージ機の捻り動作を示す図であり、(a)は臀部マッサージ部の他方を膨脹させる状態と大腿側部マッサージ部の一方を膨脹させる状態と腰部マッサージ部の他方を膨脹させる状態を実行している状態を示す図であり、(b)は臀部マッサージ部の一方を膨脹させる状態と大腿側部マッサージ部の他方を膨脹させる状態と腰部マッサージ部の一方を膨脹させる状態と実行している状態を示す図である。 本発明の一実施形態に係るマッサージ機の捻り動作を示す図であり、(a)は臀部マッサージ部の他方を膨脹させる状態と大腿側部マッサージ部の一方を膨脹させる状態と腰部マッサージ部の一方を膨脹させる状態を実行している状態を示す図であり、(b)は臀部マッサージ部の一方を膨脹させる状態と大腿側部マッサージ部の他方を膨脹させる状態と腰部マッサージ部の他方を膨脹させる状態と実行している状態を示す図である。 本発明の一実施形態に係るマッサージ機の捻り動作を示すフロー図である。
[本発明の一実施形態に係るマッサージ機の構成]
以下、本発明の一実施形態に係るマッサージ機1の全体構成について説明する。図1は本発明の一実施形態に係るマッサージ機1の正面斜視図である。図2は本発明の一実施形態に係るマッサージ機1の模式図である。図3は本発明の一実施形態に係るマッサージ機1のブロック図である。図4は本発明の一実施形態に係る肘掛部を省略したマッサージ機1の姿勢を説明する側面図である。図5は本発明の一実施形態に係るマッサージ機構6の模式図であり、(a)は進退手段を1つ設けたマッサージ機構を示す図であり、(b)は進退手段を2つ設けたマッサージ機構を示す図である。
なお、以下の説明で用いる方向の概念は、図1に示すマッサージ機1に着座した使用者から見たときの方向の概念と一致するものとし、右側を一方、左側を他方として説明し、その他の場合は適宜説明するものとする。
[マッサージ機の全体構成]
図1〜図3に示すとおり、本発明の一実施形態に係るマッサージ機1は、主として、使用者が着座する座部2と、座部2の後部にリクライニング可能に設けられた使用者が凭れる背凭れ部3と、背凭れ部3の側部に設けられた側壁7と、座部2の前部に上下揺動可能に設けられた使用者の下肢を支持するフットレスト4と、座部2の左右両側に設けられた肘掛部5と、を有している。座部2、背凭れ部3、フットレスト4、肘掛部5及び側壁7は、使用者の身体を支持する身体支持部として機能する。また、マッサージ機1は、使用者の身体をマッサージするマッサージ機構6と、身体支持部の各部に設けられた使用者の身体をマッサージする各マッサージ部a1〜a12と、少なくともマッサージ機構6のマッサージ動作と各マッサージ部a1〜a12のマッサージ動作を制御する制御部9と、後述する使用者に各種操作を行わせる操作部としてのコントローラ10と、を有している。
なお、本実施例においては、各マッサージ部a1〜a12をエアセル20で構成した場合について説明する。しかし、各マッサージ部a1〜a12はエアセル以外のもので構成されていてもよく、例えば、機械式のものであってもよい。
[制御部の構成]
図3に示すとおり、制御部9は、プログラマブルなマイコン等を有しており、マッサージ機構6や各マッサージ部a1〜a12、後述する各アクチュエータ11,12及び給排気装置15の駆動を制御する。制御部9には、後述する操作部としてのコントローラ10や記憶部50が電気的に接続されている。マッサージ機1は、記憶部50に記憶された所定のプログラム(マッサージコース)に従ってマッサージ機構6や各マッサージ部a1〜a12を動作させる他、コントローラ10からの指示に従って動作する。
[座部の構成]
図1〜3に示すとおり、座部2は、左右両側に上方に向かって立設された側壁2aを有しており、正面視で凹の形状となるように構成されている。左右の側壁2aには、使用者の大腿部の側面をマッサージするための大腿側部(右)マッサージ部a5と大腿側部(左)マッサージ部a6がそれぞれ設けられている。具体的には、右側の側壁2aには、使用者の大腿部の右側部をマッサージするための大腿側部(右)マッサージ部a5が設けられている。左側の側壁2aには、使用者の大腿部の左側部をマッサージするための大腿側部(左)マッサージ部a6が設けられている。大腿側部(右)マッサージ部a5と大腿側部マッサージ部(左)マッサージ部a6は、エアの給排気により膨脹収縮するエアセル20により構成されている。大腿側部(右)マッサージ部a5と大腿側部(左)マッサージ部a6は、左右別々に膨脹収縮させることができる。
なお、図4に示すとおり、大腿側部(右)マッサージ部a5と大腿側部(左)マッサージ部a6は、座部2の側壁2aに対して上下方向下側を支点に取付支点Aを介して取り付けられている。このような構成とすることにより、使用者の大腿部を上方から保持することができ、使用者の下半身をしっかりと保持することができる。
また、座部2には、エアセル20で構成された4つのマッサージ部a7〜a10が設けられている。具体的には、4つのうち2つは、使用者の大腿部の背面(右)をマッサージするための大腿(右)マッサージ部a7と使用者の大腿部の背面(左)をマッサージするための大腿(左)マッサージ部a8である。また、残りの2つは、使用者の臀部(右)をマッサージするための臀部(右)マッサージ部a9と使用者の臀部(左)をマッサージするための臀部(左)マッサージ部a10である。
大腿(右)マッサージ部a7と大腿(左)マッサージ部a8と臀部(右)マッサージ部a9と臀部(左)マッサージ部a10は、それぞれ別々に膨脹収縮させることができる。
座部2の前側には、後述するフットレスト4が座部2に対して揺動軸(図示せず)を介して上下方向へ揺動自在に取り付けられている。また、座部2の後側には、後述する背凭れ部3が座部2に対して揺動軸(図示せず)を介して前後方向へリクライニング自在に取り付けられている。また、座部2の左右両側(側壁2aの外側)には、肘掛部5が取り付けられている。
[フットレストの構成]
図1〜図3に示すとおり、フットレスト4は、使用者の下腿を支持する左右一対の溝部4a及び使用者の足部を支持する左右一対の足板部4bと、を有している。フットレスト4の溝部4aは左右一対の側壁から構成されており、座部2からみて下方に向けて延びている。なお、溝部4aの側壁には、脚マッサージ部a11、a12が左右一対設けられている。脚マッサージ部a11、a12は、エアの給排気により膨脹収縮するエアセル20により構成されており、左右別々に膨脹収縮させることができる。
[肘掛部の構成]
図1、2に示すとおり、肘掛部5は、座部2の左右両側に一対設けられている。肘掛部5は座部2よりも上方に延出している。なお、大腿側部(右)マッサージ部a5と大腿側部(左)マッサージ部a6は、肘掛部5に設けられていてもよい。大腿側部(右)マッサージ部a5と大腿側部(左)マッサージ部a6を肘掛部5に設ける場合には、肘掛部5の内側面にそれぞれ設けるとよい。大腿側部(右)マッサージ部a5と大腿側部(左)マッサージ部a6を肘掛部5に設けることで、座部2は板状の部材で構成することができる。つまり、座部2の左右両側に立設された側壁2aを設ける必要がなくなるため、座部2の構造を簡素化することができる。
[背凭れ部の構成]
図1、2に示すとおり、背凭れ部3は、硬質の背フレーム3aと、背フレーム3aに組み付けられたマッサージ機構6の昇降をガイドするガイドレール18と、背フレーム3aを被覆するカバー部材(図示せず)と、により構成されている。背フレーム3aは、左右中央に形成された前後方向に開口する開口部3bを有し、正面視で略門型をなしている。また、カバー部材(図示せず)は、開口部3bを覆うように開口部3bの前方に取り付けられている。後述するマッサージ機構6の施療子62は、開口部3bより前方へ突出しており、カバー部材(図示せず)を介して使用者の背部を後方からマッサージできるようになっている。マッサージ機構6は、ガイドレール18に沿い上下に昇降しながら、施療子62により使用者の背部をマッサージする。
また、背凭れ部3の下方には、使用者の腰部をマッサージするための腰部(右)マッサージ部a3と腰部(左)マッサージ部a4が左右一対設けられている。具体的には、腰部(右)マッサージ部a3と腰部(左)マッサージ部a4は、左右方向内側を支点として、取付支点Aを介して背フレーム3aに取り付けられている。
このような構成とすることにより、腰部(右)マッサージ部a3と腰部(左)マッサージ部a4を、左右方向内側を支点として膨脹させることができるため、使用者の腰部を捻ることができる。
なお、腰部(右)マッサージ部a3と腰部(左)マッサージ部a4は、カバー部材(図示せず)に内装するように構成してもよい。腰部(右)マッサージ部a3と腰部(左)マッサージ部a4は、エアの給排気により膨脹収縮するエアセル20により構成されており、左右別々に膨脹収縮させることができる。
[側壁の構成]
図1、2、4に示すとおり、背凭れ部3の左右両側には、使用者の肩又は上腕の外側面に対向して設けられた側壁7が設けられている。この側壁7は、背凭れ部3の側方において前方へ立設されている。そして、側壁7の内側面には、使用者の肩又は上腕の外側面をマッサージするための肩部マッサージ部a1、a2がそれぞれ設けられている。具体的には、右側の側壁7には、肩部(右)マッサージ部a1が設けられており、左側の側壁7には、肩部(左)マッサージ部a2が設けられている。肩部(右)マッサージ部a1と肩部(左)マッサージ部a2は、エアの給排気により膨脹収縮するエアセル20により構成されており、左右独立して膨脹収縮させることができる。
図1〜図4に示すとおり、背凭れ部3は、座部2の下方に設けられた第一アクチュエータ11(図3参照)により、座部2に対して前後にリクライニング可能に構成されており、図1に示す起立姿勢から背凭れ面が略水平となるリクライニング姿勢(図4参照)まで変更可能となっている。フットレスト4は、座部2の下方に設けられた第二アクチュエータ12(図3参照)により、座部2に対して上下に揺動可能に構成されており、図1に示す垂下姿勢から膝を伸ばした状態で下腿及び足部が支持される上昇姿勢(図4参照)まで変更可能となっている。
また、座部2の下方には、エアセル20で構成された各マッサージ部a1〜a12に対してエアを給排気するためのポンプ15a及びバルブ15bを有する給排気装置15と、前述した制御部9と、が設けられている。
[マッサージ機構の構成]
以下、マッサージ機構6の構成について説明する。
図1〜3、5に示すとおり、背凭れ部3には、使用者の上半身を後方(背面)からマッサージするマッサージ機構6が設けられている。このマッサージ機構6は、身長方向に沿って複数(本実施形態では1つ)設けられていてもよい。このマッサージ機構6は、左右で対をなすアーム61と、アーム61の上下両端部に設けられた施療子62と、により構成されており、マッサージモータM1,M2の駆動により左右の施療子62が近接離反する揉みマッサージ、及び左右の施療子62が交互に使用者側へ進退する叩きマッサージを行わせることができる。
また、マッサージ機構6は、昇降モータM3の駆動により身長方向に沿って上方又は下方へ移動して、身体に対する位置を変更したり、ローリングマッサージを行わせたりすることができる。背フレーム3aには、身長方向に延設された左右で対をなすガイドレール18が設けられており、マッサージ機構6はガイドレール18に沿って移動する。マッサージ機構6が身長方向に移動可能であるため、使用者の首から腰の間を施療子62でマッサージすることができる。
図5は本発明の一実施形態に係るマッサージ機構6の模式図であり、(a)は進退手段65を1つ設けたマッサージ機構6を示す図であり、(b)は進退手段65を2つ設けたマッサージ機構6を示す図である。
図5(a)に示すとおり、マッサージ機構6は、ベースフレーム60aと、ベースフレーム60aに支持された可動フレーム60bと、を有している。ベースフレーム60aは、その左右両側においてガイドレール18に嵌合するガイドローラ63を有している。そして、ラックピニオン等よりなる昇降機構(図示せず)によって、身長方向に沿って移動することができる。可動フレーム60bは、左右方向の揺動軸64を介してベースフレーム60aに支持されている。ベースフレーム60aと可動フレーム60bの間には、エアセル等よりなる進退手段65が設けられている。進退手段65の駆動により、可動フレーム60bは揺動軸64を中心として前後方向に進退することができる。
なお、可動フレーム60bを進退させる構造でなくてもよい。図5(b)に示すとおり、アーム61に進退手段65を設けてアーム61のみを進退させる構造であってもよい。アーム61に進退手段65を設ける場合は、左右別々に進退手段65が設けられている。このようにすることで、左右で対をなすアーム61を左右別々に駆動させることができ、例えば、右アーム61のみを進出させることや左アーム61のみを進出させることができる。
アーム61は、左右方向に延設された揉み軸66及び叩き軸67に連結されている。揉み軸66の左右両側には、傾斜軸部66bを有する傾斜カム66aが設けられており、この傾斜カム66aにアーム61が取り付けられている。左右の傾斜軸部66bは、正面視で略ハの字型となるように揉み軸66の軸心に対して傾斜している。叩き軸67の左右両側には、叩き軸67の軸心に対して偏心した偏心軸部67bを有する偏心カム67aが設けられており、この偏心カム67aにアーム61がコンロッド68を介して取り付けられている。左右の偏心軸部67bは、叩き軸67の軸心に対する位相が互いに異なっており、具体的には180度だけ異なっている。揉み軸66及び叩き軸67は、それぞれマッサージモータM1,M2の駆動により回転する。施療子62は、揉み軸66の回転により揉みマッサージを行い、叩き軸67の回転により叩きマッサージを行う。なお、施療子62が設けられたアーム61、揉み軸66、及び叩き軸67は、可動フレーム60bに支持されている。従って、施療子62は、可動フレーム60bの移動を介して使用者に対して進退可能である。
アーム61は、前後方向に揺動自在であり、上側の施療子62が前方へ突出するようにバネ等よりなる付勢手段(図示せず)により付勢されている。また、マッサージ機構6は、使用者の身体情報を検出するセンサ69を有している。このセンサ69は、アーム61が所定の揺動位置となったことを検出することで身体情報を得ることができる。具体的に説明すると、マッサージ機構6を身長方向に沿って上昇させる過程で、上側の施療子62が肩の上方に到達すると、施療子62に作用する負荷が解除されて、アーム61が前方へ揺動して所定の揺動位置となる。アーム61が所定の揺動位置となったことをセンサ69が検出し、その際のマッサージ機構6の上下位置に基づいて肩の位置を検出する。肩の位置を基準として、その他の部位(首、背中、腰等)の位置を計算により求める。検出された身体情報は記憶部50に記憶される。
[操作部の構成]
図3に示すとおり、操作部としてのコントローラ10は、使用者が目視で確認できる画面10aと、使用者が画面10a上を指先操作するタッチパネル10bと、スピーカー33と、を有している。また、コントローラ10は、制御部9と接続されている。そのため、コントローラ10を操作することにより、リクライニングさせて背凭れ部3の姿勢を変更することができ、上下に揺動させてフットレスト4の姿勢を変更することができる。また、動作させるマッサージ機構6、エアセル20で構成された各マッサージ部a1〜a12を選択したり、マッサージ機構6、エアセル20で構成された各マッサージ部a1〜a12の動作(手技又は強さ等)を変更したりすることもできる。
また、タッチパネル10bによる操作の代わりに、コントローラ10内に配置した物理ボタン31やコントローラ10内に設置されたマイク(図示せず)を使った音声認識部32による操作ができるように構成されていてもよい。このようにすることで、使用者は容易に選択することができる。
コントローラ10の画面10aやスピーカー33は、後述する呼吸誘導手段Kとして使用することができる。呼吸誘導手段Kを使用することで使用者の呼吸を誘導し、より効果的な上半身と下半身の捻りを行うことができる。例えば、後述する第一制御D1や第二制御D2を実行する際に、スピーカー33から「これから上半身と下半身を捻る動作を行います。音声案内に従って呼吸してください。」と使用者に対して報知する。そうすることで、使用者は、これから上半身と下半身を捻る動作が行われることを事前に認識することができる。そして、後述する第一制御D1や第二制御D2を実行しながら、スピーカー33から「右側の腰部のマッサージを開始します。腰部のエアセルの膨脹に合わせて息をゆっくり吐いてください。」などの音声案内を行う。使用者は上半身と下半身が捻られていくのに合わせて息を吐き出すことで、息を止めて上半身と下半身を捻る場合と比べて使用者の上半身と下半身をより捻ることができる。
また、後述する第一制御D1や第二制御D2を実行する際に、画面10aに「捻り動作を開始します。表示される画像に従って呼吸してください。」と使用者に対して報知するようにしてもよい。そうすることで、使用者は、これから上半身と下半身を捻る動作が行われることを事前に認識することができる。そして、後述する第一制御D1や第二制御D2を実行するとともに、例えば、画面10aに「右側の腰部のエアセルが膨脹していくにつれて息を吐きだす画像」を表示する。使用者は、上半身と下半身が捻られていくのに合わせて息を吐き出すことで、息を止めて上半身と下半身を捻る場合と比べて使用者の上半身と下半身をより捻ることができる。
[第一制御の構成]
図6は、本発明の一実施形態に係るマッサージ機1の捻り動作を示す図であり、(a)は第一制御D1の実行前に第三制御D3を実行している状態を示す図であり、(b)は第二制御D2の実行前に第三制御D3を実行している状態を示す図である。
第一制御D1は、臀部マッサージ部の他方(臀部マッサージ部a10)を膨脹させた状態と、腰部マッサージ部の他方(腰部(左)マッサージ部a4)を膨脹させた状態と、肩部マッサージ部の一方(肩部マッサージ部a1)を膨脹させた状態と、からなる。
第一制御D1を実行することで、肩部マッサージ部a1により使用者の右肩を保持しつつ、使用者の左腰と使用者の左臀部を押圧することによる上半身と下半身の全身の左側に対して捻り動作を行うことができる。
[第二制御の構成]
第二制御D2は、臀部マッサージ部の他方(臀部マッサージ部a10)を膨脹させた状態と、腰部マッサージ部の一方(腰部(右)マッサージ部a3)を膨脹させた状態と、肩部マッサージ部の他方(肩部マッサージ部a2)を膨脹させた状態と、からなる。
第二制御D2を実行することで、肩部マッサージ部a2により使用者左肩を保持しつつ、使用者の右腰と使用者の左臀部を押圧することによる上半身と下半身の全身の捻り動作を行うことができる。
[第三制御の構成]
第三制御D3は、臀部マッサージ部の左右両方(臀部マッサージ部a9、a10)を膨脹させた状態からなる。第三制御D3を実行することで、使用者の臀部を持ち上げることができる。
なお、第三制御D3は、第一制御D1又は第二制御D2を実行する前に実行することが望ましい。
そうすることで、使用者の左右両側の臀部を持ち上げた状態から、どちらか片方の臀部マッサージ部a9、a10を収縮させることができ、臀部マッサージ部a9、a10の一方又は他方を膨脹させた状態とすることができる。そのため、左右両側の臀部マッサージ部a9、a10を収縮させた状態から、どちらか片方の臀部マッサージ部a9、a10を膨脹させる場合と比べて、使用者の上半身と下半身の捻り(特に臀部の捻り)をスピーディーに行うことができる。
[第四制御]
第四制御D4は、マッサージ機構6の身長方向への移動を制御する。第四制御D4は、第一制御D1又は第二制御D2と連動するように構成されている。第四制御D4に、第一制御D1又は第二制御D2を連動させることで、使用者の上半身をより効果的に捻ることができる。例えば、第一制御D1又は第二制御D2により使用者の上半身と下半身を捻った状態からマッサージ機構6を腰の下位置から腰の中位置付近まで移動させることで、より捻り感を出すことができる。
なお、第四制御D4は、第三制御D3と連動するように構成されていてもよい。第四制御D4に第三制御D3を連動させることで、使用者の臀部を上方へ持ち上げた状態からマッサージ機構6を移動させることで、使用者の上半身を反らすことができる。
[第五制御]
第五制御D5は、マッサージ機構6の前後方向への進退を制御する。第五制御D5は、第一制御D1又は第二制御D2と連動するように構成されている。第五制御D5に、第一制御D1又は第二制御D2を連動させることで、使用者の上半身をより効果的に捻ることができる。例えば、第一制御D1又は第二制御D2により使用者の上半身と下半身を捻った状態からマッサージ機構6を前方へ進出させることで、より捻り感を出すことができる。
なお、第五制御D5は、更に第三制御D3や第四制御D4と連動するように構成されていてもよい。第五制御D5に第三制御を連動させることで、使用者の臀部を上方へ持ち上げた状態からマッサージ機構6を前方へ進出させることで、使用者の上半身を反らすことができる。また、第五制御D5に第四制御D4を連動させることで、使用者の上半身をより効果的に捻ることができる。例えば、第四制御D4により使用者の上半身を前方へ反らした状態からマッサージ機構6を前方へ進出させることで、より反らし感を出すことができる。
また、マッサージ機構6を左右それぞれ別々に進退させてもよい。例えば、腰部マッサージ部の一方(腰部(右)マッサージ部a3)と同じ側のマッサージ機構6を進出させることで、使用者の上半身をより効果的に捻ることができる。
[第六制御]
第六制御D6は、呼吸誘導手段Kを制御する。第六制御D6は、第一制御D1〜第五制御D5のうち少なくとも1つと連動するように構成されている。第六制御D6に、第一制御D1〜第五制御D5を連動させることで、使用者の上半身と下半身をより効果的に捻ることができる。
例えば、第一制御D1を実行する際に第六制御D6を連動させる。そうすることで、使用者の呼吸を誘導(使用者の息を吐かせる)することで、使用者の上半身と下半身をより捻ることができる。
図7は、本発明の一実施形態に係るマッサージ機1の捻り動作を示す図であり、(a)は大腿側部マッサージ部a5、a6の一方(大腿側部(右)マッサージ部a5)を膨脹させた状態で第一制御D1を実行している状態を示す図であり、(b)は大腿側部マッサージ部a5、a6の一方(大腿側部(右)マッサージ部a5)を膨脹させた状態で第二制御D2を実行している状態を示す図である。
図7(a)、(b)に示すとおり、どちらか片方の大腿側部マッサージ部a5、a6の膨脹と第一制御D1又は第二制御D2とを組み合わせることにより、使用者の臀部を上下方向だけではなく左右方向にも捻ることができる。
図8は、本発明の一実施形態に係るマッサージ機1の捻り動作を示す図であり、(a)は臀部マッサージ部a9、a10の他方(臀部(左)マッサージ部a10)を膨脹させる状態と大腿側部マッサージ部a5、a6の一方(大腿側部(右)マッサージ部a5)を膨脹させる状態を実行している状態を示す図であり、(b)は臀部マッサージ部a9、a10の一方(臀部(右)マッサージ部a9)を膨脹させる状態と大腿側部マッサージ部a5、a6の他方(大腿側部(左)マッサージ部a6)を膨脹させる状態を実行している状態を示す図である。
このような捻り動作を行うことにより、大腿部の片側を上方から保持した状態で臀部近傍の下半身を捻ることができる。
なお、図8(a)の状態と図8(b)の状態とを交互に繰り返すように制御してもよい。
図9は、本発明の一実施形態に係るマッサージ機1の捻り動作を示す図であり、(a)は臀部マッサージ部a9、a10の他方(臀部(左)マッサージ部a10)を膨脹させる状態と大腿側部マッサージ部a5、a6の一方(大腿側部(右)マッサージ部a5)を膨脹させる状態と腰部マッサージ部a3、a4の他方(腰部(左)マッサージ部a4)を膨脹させる状態を実行している状態を示す図であり、(b)は臀部マッサージ部a9、a10の一方(臀部(右)マッサージ部a9)を膨脹させる状態と大腿側部マッサージ部a5、a6の他方(大腿側部(左)マッサージ部a6)を膨脹させる状態と腰部マッサージ部a3、a4の一方(腰部(右)マッサージ部a3)を膨脹させる状態と実行している状態を示す図である。
このような捻り動作を行うことにより、使用者の大腿部を上方から保持した状態で使用者の上半身と下半身の全身をより効果的に捻ることができる。
なお、図9(a)の状態と図9(b)の状態とを交互に繰り返すように制御してもよい。
図10は、本発明の一実施形態に係るマッサージ機1の捻り動作を示す図であり、(a)は臀部マッサージ部a9、a10の他方(臀部(左)マッサージ部a10)を膨脹させる状態と大腿側部マッサージ部a5、a6の一方を膨脹させる状態(大腿側部(右)マッサージ部a5)と腰部マッサージ部a3、a4の一方(腰部(右)マッサージ部a3)を膨脹させる状態を実行している状態を示す図であり、(b)は臀部マッサージ部a9、a10の一方(臀部(右)マッサージ部a9)を膨脹させる状態と大腿側部マッサージ部a5、a6の他方(大腿側部(左)マッサージ部a6)を膨脹させる状態と腰部マッサージ部a3、a4の他方(腰部(左)マッサージ部a4)を膨脹させる状態と実行している状態を示す図である。
このような捻り動作を行うことにより、使用者の大腿部を上方から保持した状態で使用者の上半身と下半身をより効果的に捻ることができる。
なお、図10(a)の状態と図10(b)の状態とを交互に繰り返すように制御してもよい。
図11は、本発明の一実施形態に係るマッサージ機1の捻り動作を示すフロー図である。なお、第一制御D1、第三制御D3〜第六制御D6を含んだフロー図となっているが、本実施例は一例である。第二制御D2、第三制御D3〜第六制御D6を含んだ制御であってもよく、第一制御D1〜第六制御D6の全ての制御が含まれていてもよい。また、第一制御D1〜第六制御D6の全ての制御が含まれていなくてもよい。
マッサージ機1の捻り動作について説明する。
使用者は、マッサージ機1を操作し、捻り動作の実行を開始する(S−1)。捻り動作の実行が開始すると、背凭れ部3のリクライニング角度とフットレスト4の角度の調整が行われる(S−2)。背凭れ部3のリクライニング角度は、図4に示す起立姿勢からリクライニング姿勢の間の角度で調整される。フットレスト4の角度は、図1に示す垂下姿勢から膝を伸ばした状態で下腿及び足部が支持される上昇姿勢(図4参照)の間の角度で調整される。
調整される角度については、背凭れ部3を起立姿勢(又は起立姿勢に近い姿勢)とし、フットレスト4を垂下姿勢(又は垂下姿勢に近い姿勢)とした座位状態と、背凭れ部3をリクライニング姿勢(又はリクライニング姿勢に近い姿勢)とし、フットレスト4を上昇姿勢(又は上昇姿勢に近い姿勢)とした臥位状態と、にすることが好ましい。なお、背凭れ部3のリクライニング角度とフットレスト4の角度は各動作合わせて最適な角度になるよう適宜変更してもよい。
第三制御D3と第一制御D1を連動させる場合について説明する。なお、第三制御D3と第二制御D2を連動させる場合については、第三制御D3と第一制御D1を連動させる場合と同じ(第一制御D1を第二制御D2に置き換え)であるため、説明を省略する。
まず、第三制御D3を実行し、左右両側の臀部マッサージ部a9、a10を膨脹させる。左右両側の臀部マッサージ部a9、a10を膨脹させることで、使用者の臀部を上方へ持ち上げる(S−3)。その後、使用者の臀部を上方へ持ち上げた状態から第三制御D3を停止し、第一制御D1を実行する(S−4)。第一制御D1を実行することで、使用者の右肩を保持した状態で、使用者の左臀部と左腰を押圧することができるため、使用者の上半身と下半身を右方向に捻ることができる。
なお、第三制御D3や第一制御D1を実行する前に第六制御D6を実行するようにしてもよい。そうすることで、呼吸誘導手段Kにより、例えば、第三制御D3を実行する前に「これから臀部を持ち上げる動作を行います。」と使用者に対して報知することで、使用者は、これから臀部を持ち上げる動作が行われることを事前に認識することができる。また、例えば、第一制御D1を実行する前に「これから上半身と下半身を捻る動作を行います。音声案内に従って呼吸してください。」と使用者に対して報知することで、使用者は、これから上半身と下半身を捻る動作が行われることを事前に認識することができる。そして、第一制御D1を実行する前に、第六制御D6を実行することで、使用者は上半身と下半身が捻られていくのに合わせて息を吐き出すことができ、息を止めて上半身と下半身を捻る場合と比べて使用者の上半身と下半身をより捻ることができる。
第一制御D1を所定時間実行した後、第一制御D1を停止し、第三制御D3を実行する(S−5)。第三制御D3を実行し、使用者の臀部を持ち上げた状態で第四制御D4を実行する(S−6)。第四制御D4を実行する際は、段階的に実行する。第四制御D4を実行し、マッサージ機構6を腰部の位置から膈兪の位置まで上昇させる。
マッサージ機構6を膈兪の位置まで上昇させた後、第五制御D5を実行し、マッサージ機構6を使用者側へ進出させる。所定時間経過するとマッサージ機構6を後退させる(S−7)。そうすることで、使用者の上半身をより捻ることができる。
なお、第五制御D5を実行し、マッサージ機構6を使用者側へ進出させる際に、第六制御D6を実行するようにしてもよい。そうすることで、呼吸誘導手段Kにより、使用者の呼吸を誘導することができる。具体的には、マッサージ機構6を使用者側へ進出させる際に、「これからマッサージ機構を押出します。押出しに合わせて息を吸ってください。」と使用者に対して報知する。そうすることで、使用者が息を吸いやすい状態をつくることができる。
また、マッサージ機構6を使用者側へ進出させる際は、マッサージ機構6全体を使用者側へ進出させるようにしてもよく、マッサージ機構6の片側の施療子62を使用者側へ進出させるようにしてもよい。マッサージ機構6全体を使用者側へ進出させることで使用者の上半身を反らせることができる。また、マッサージ機構6の片側の施療子62を使用者側へ進出させることで、使用者に対してより捻り感を与えることができる。また、第一制御D1において、各マッサージ部a1、a4、a10を膨脹収縮させるタイミングについては、オーバーラップしていてもよく、同時であってもよい。
マッサージ機構6の後退が完了すると、第三制御D3を停止し、第一制御D1を実行する(S−8)。第一制御D1を実行することで、使用者の右肩を保持した状態で、使用者の左臀部と左腰を押圧することができるため、使用者の上半身と下半身を右方向に捻ることができる。その後、第一制御D1を所定時間実行した後、第一制御D1を停止し、第三制御D3を実行する(S−9)。第三制御D3を実行し、使用者の臀部を持ち上げた状態で第四制御D4を実行する(S−10)。第四制御D4を実行する際は、段階的に実行する。第四制御D4を実行し、マッサージ機構6を膈兪の位置から肩中の位置まで上昇させる。
マッサージ機構6を肩中の位置まで上昇させた後、第五制御D5を実行し、マッサージ機構6を使用者側へ進出させる。所定時間経過するとマッサージ機構6を後退させる(S−11)。そうすることで、使用者の上半身をより捻ることができる。
なお、第五制御D5を実行し、マッサージ機構6を使用者側へ進出させる際に、第六制御D6を実行するようにしてもよい。そうすることで、呼吸誘導手段Kにより、使用者の呼吸を誘導することができる。具体的には、マッサージ機構6を使用者側へ進出させる際に、「これからマッサージ機構を押出します。押出しに合わせて息を吸ってください。」と使用者に対して報知する。そうすることで、使用者が息を吸いやすい状態をつくることができる。
また、マッサージ機構6を使用者側へ進出させる際は、マッサージ機構6全体を使用者へ進出させるようにしてもよく、マッサージ機構6の片側の施療子62を使用者側へ進出させるようにしてもよい。マッサージ機構6全体を使用者側へ進出させることで使用者の上半身を反らせることができる。また、マッサージ機構6の片側の施療子62を使用者側へ進出させることで、使用者に対してより捻り感を与えることができる。また、第一制御D1において、各マッサージ部a1、a4、a10を膨脹収縮させるタイミングについては、オーバーラップしていてもよく、同時であってもよい。
そして、第三制御D3を停止させる(S−12)。第三制御D3を停止させることで、捻り動作を終了する(S−13)。これらの一連のステップにより捻り動作を実行することで、使用者の上半身と下半身を十分に捻ることができる。
このように、マッサージ機構6の上昇(第四制御D4)と、第三制御D3と第一制御D1を組合せて実行することにより、使用者の上半身を下方から上方にかけて順番に捻ることができ、効果的に上半身と下半身の捻りをすることができる。
本実施例においては、第三制御D3と第一制御D1を連動させる場合について説明したが、上述ものには限られない。例えば、前述のとおり、第三制御D3と第二制御D2を連動させるように構成してもよいし、第一制御D1と第二制御D2を交互に実行するように第三制御D3と連動させるように構成してもよい。
そうすることで、使用者の上半身と下半身をまんべんなく捻ることができる。
本発明は、使用者の上半身と下半身を十分に捻ることができる。
2 座部
3 背凭れ部
7 側壁
9 制御部
a1〜a12 マッサージ部
a1 肩部(右)マッサージ部
a2 肩部(左)マッサージ部
a3 腰部(右)マッサージ部
a4 腰部(左)マッサージ部
a9 臀部(右)マッサージ部
a10 臀部(左)マッサージ部
D1 第一制御

Claims (12)

  1. 使用者が着座する座部と、使用者が凭れる背凭れ部と、前記背凭れ部の側部に左右一対設けられた側壁と、使用者をマッサージするためのエアセルからなるマッサージ部と、を有し、
    前記座部には、少なくとも使用者の臀部をマッサージする臀部マッサージ部が左右一対設けられ、
    前記背凭れ部には、少なくとも使用者の腰部をマッサージする腰部マッサージ部が左右一対設けられ、
    前記側壁には、少なくとも使用者の肩をマッサージする肩部マッサージ部が設けられ、
    少なくとも前記臀部マッサージ部と前記腰部マッサージ部と前記肩部マッサージ部の動作を左右それぞれ制御するための制御部を更に有し、
    前記制御部は、前記臀部マッサージ部の他方を膨脹させた状態と、前記腰部マッサージ部の他方を膨脹させた状態と、前記肩部マッサージ部の一方を膨脹させた状態と、からなる第一制御と、を有することを特徴とするマッサージ機。
  2. 使用者が着座する座部と、使用者が凭れる背凭れ部と、前記背凭れ部の側部に左右一対設けられた側壁と、使用者をマッサージするためのエアセルからなるマッサージ部と、を有し、
    前記座部には、少なくとも使用者の臀部をマッサージする臀部マッサージ部が左右一対設けられ、
    前記背凭れ部には、少なくとも使用者の腰部をマッサージする腰部マッサージ部が左右一対設けられ、
    前記側壁には、少なくとも使用者の肩をマッサージする肩部マッサージ部が設けられ、
    少なくとも前記臀部マッサージ部と前記腰部マッサージ部と前記肩部マッサージ部の動作を左右それぞれ制御するための制御部を更に有し、
    前記制御部は、前記臀部マッサージ部の他方を膨脹させた状態と、前記腰部マッサージ部の一方を膨脹させた状態と、前記肩部マッサージ部の他方を膨脹させた状態と、からなる第二制御と、を有することを特徴とするマッサージ機。
  3. 前記制御部は、前記臀部マッサージ部の左右両方を膨脹させた状態からなる第三制御を更に有し、前記第一制御又は前記第二制御の実行前に前記第三制御を実行することを特徴とする請求項1又は2に記載のマッサージ機。
  4. 前記背凭れ部には、使用者の身長方向に移動可能なマッサージ機構が設けられ、
    前記制御部は、前記マッサージ機構の身長方向への移動を制御する第四制御を有し、
    前記第四制御は、前記第一制御又は前記第二制御と連動することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のマッサージ機。
  5. 前記マッサージ機構は、使用者に対して前後方向に進退可能な進退手段を有し、
    前記制御部は、前記マッサージ機構の前後方向への進退を制御する第五制御を有し、
    前記第五制御は、前記第一制御又は前記第二制御と連動することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のマッサージ機。
  6. 前記進退手段は、左右一対設けられ、
    前記第五制御は、前記進退手段を左右それぞれ制御することを特徴とする請求項5に記載のマッサージ機。
  7. 前記マッサージ機は、使用者の呼吸を誘導する呼吸誘導手段を有し、
    前記制御部は、前記呼吸誘導手段を制御する第六制御を有し、
    前記第六制御は、前記第一制御から前記第五制御のうち、少なくとも1つと連動することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のマッサージ機。
  8. 使用者の大腿部を上方からマッサージする大腿側部マッサージ部を更に有し、
    前記大腿側部マッサージ部は左右一対設けられ、
    前記大腿側部マッサージ部の一方を膨脹させた状態で前記第一制御又は前記第二制御を実行することを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のマッサージ機。
  9. 使用者が着座する座部と、使用者をマッサージするためのエアセルからなるマッサージ部と、を有し、
    前記マッサージ部は、
    少なくとも使用者の臀部をマッサージするための左右一対の臀部マッサージ部と、
    使用者の大腿部を上方からマッサージするための左右一対の大腿側部マッサージ部と、で構成され、
    少なくとも前記臀部マッサージ部と前記大腿側部マッサージ部の動作を左右それぞれ制御するための制御部を更に有し、
    前記制御部は、前記臀部マッサージ部の他方を膨脹させる状態と、前記大腿側部マッサージ部の一方を膨脹させる状態と、を有することを特徴とするマッサージ機。
  10. 前記大腿側部マッサージ部は、前記座部に対して上下方向下側を支点に取り付けられていることを特徴とする請求項8又は9に記載のマッサージ機。
  11. 使用者が凭れる背凭れ部を更に有し、
    前記背凭れ部には、少なくとも使用者の腰部をマッサージするためのエアセルからなる腰部マッサージ部が左右一対設けられ、 前記制御部は、更に前記腰部マッサージ部の動作を左右それぞれ制御するとともに、前記臀部マッサージ部の他方を膨脹させる状態と、前記大腿側部マッサージ部の一方を膨脹させる状態と、前記腰部マッサージ部の他方を膨脹させる状態と、を有することを特徴とする請求項8〜10のいずれかに記載のマッサージ機。
  12. 使用者が凭れる背凭れ部を更に有し、
    前記背凭れ部には、少なくとも使用者の腰部をマッサージするためのエアセルからなる腰部マッサージ部が左右一対設けられ、
    前記制御部は、更に前記腰部マッサージ部の動作を左右それぞれ制御するとともに、前記臀部マッサージ部の他方を膨脹させる状態と、前記大腿側部マッサージ部の一方を膨脹させる状態と、前記腰部マッサージ部の一方を膨脹させる状態と、を有することを特徴とする請求項8〜10のいずれかに記載のマッサージ機。
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