JP2002241709A - アクリル系粘着剤組成物及び該組成物を用いた粘着テープの製造方法 - Google Patents
アクリル系粘着剤組成物及び該組成物を用いた粘着テープの製造方法Info
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Abstract
表面エネルギー材料への十分な粘着特性を有するアクリ
ル系粘着テープを製造するためのアクリル系粘着剤組成
物を提供すること、及び、該組成物を用いたアクリル系
粘着テープの製造方法を提供すること。 【解決手段】 アクリル系単量体、Mwが50000以
上であるアクリル系粘着性ポリマー、Mwが20000
以下でTgが20℃以上であるアクリル系粘着付与樹
脂、光重合開始剤、架橋剤を含有し、実質的に水及び溶
剤を含有していないアクリル系粘着剤組成物、及び、該
組成物を支持体に流延し、残存モノマー量が5〜20重
量%となるように強度1〜500(W/m2 )の紫外
線を照射して光重合を行い、残存モノマーが5000p
pm以下となるように加熱乾燥を行う。
Description
水を含有していないアクリル系粘着剤組成物、及び、こ
の組成物を用いたアクリル系粘着テープを製造する方法
に関するものである。
アクリル系粘着剤、ビニルエーテル系粘着剤、シリコー
ン系粘着剤などが使用されている。中でも、(メタ)ア
クリル系ポリマーを主成分とするアクリル系粘着剤は、
耐候性や酸化劣化に優れ様々な分野で使用されている。
着性があり、粘着付与樹脂を添加しなくとも良好な粘着
特性を示すが、ポリオレフィンや自動車塗装面等の低表
面エネルギー材料への粘着特性は十分でないため、これ
らに使用する場合には、(メタ)アクリル系ポリマーの
粘着付与樹脂を添加したアクリル系粘着剤が利用されて
いる。
樹脂などの天然樹脂系粘着付与樹脂、キシレン樹脂等の
合成樹脂系粘着付与樹脂が知られている。これらの粘着
付与樹脂は、耐候性や酸化劣化に対する耐性が十分でな
いため、アクリル系粘着剤にこれらを使用すると、(メ
タ)アクリル系ポリマーが有する優れた耐候性と酸化劣
化の耐性を低下させることになる。
改善するために比較的低分子量のアクリル系ポリマーを
配合することが知られている。例えば、特開平1−13
9665号公報には、炭素数1〜20のアルキル基又は
シクロアルキル基を有する(メタ)アクリル酸エステ
ル、遊離基重合性オレフィン酸等を重合することにより
得られた数平均分子量35000以下で、軟化点が40
℃以上のポリマー型添加物を含有する接着剤組成物の発
明が記載されている。この公報には、「このポリマー型
添加物は既知の重合法、たとえば乳化重合、懸濁重合、
溶液重合または塊状重合のいずれによっても製造でき
る。」、「このポリマー型添加物は既知の方法、たとえ
ば混合またはブレンド法により接着剤組成物に均一に含
有させることができる。添加物は好ましくは水性エマル
ジョン、または水性/有機溶剤組合せ媒質中の乳化液の
形で接着剤組成物に添加される。」と記載されている。
り製造されたポリマー型添加物を、アクリル系エマルジ
ョンとブレンドしている。ブレンドは、水に分散された
状態で行われており、アクリル系ポリマーとポリマー型
添加物は、互いに樹脂粒子状態で混合されているため、
アクリル系ポリマー分子とポリマー型添加物分子の分子
同士は、完全には混合されていない。また、この公報記
載の方法では、溶剤の除去や水の除去が必要となり、大
量のエネルギーを必要とする。
剤)を製造する方法が知られている。例えば、特開昭5
0−87129号公報及び特開昭50−102635号
公報には、(メタ)アクリル酸アルキルエステルと特定
の極性基を有するビニル単量体との混合物と、これらと
同一の重合体又は相溶性の良い重合体を支持体に塗布
後、加熱重合する感圧性接着テープの製造方法が開示さ
れている。これらの方法では、共重合体が単量体混合物
にほぼ均一に溶解するため、得られる感圧性接着テープ
(粘着テープ)は、加熱重合により得られる重合体分子
と加熱重合前に添加された重合体分子がほぼ均一に混合
されているが、加熱重合により得られる重合体と加熱重
合前に添加された重合体の組成がほぼ同一であることか
ら、ポリオレフィン等のような低表面エネルギー材料へ
の粘着性能は十分でない。
アクリル酸アルキルエステルを主成分とするビニル系モ
ノマーに光重合開始剤を添加した液状物を、基材に塗布
又は含浸し、強度1〜300W/m2の紫外線を照射し
て少なくとも90重量%を重合反応させ、次にその強度
以上の紫外線を照射して重合反応を完結させるアクリル
系粘着テープの製造方法が開示されている。この方法で
は、残存モノマーを光強度を増加させて重合させてお
り、ガラス転移温度の低い低分子量ポリマーが生成し、
粘着特性、特に耐熱性に問題がある。
は、特定の単量体混合物と光重合開始剤を含む組成物に
特定の強度の紫外線を照射した後加熱乾燥を行う感圧接
着剤の製造方法が開示されている。この方法では、耐熱
性を有する粘着テープが得られるものの、低表面エネル
ギー材料への粘着特性は十分でなく、特にそれらの材料
への曲面貼り付け適性などに劣るものである。
クリル系重合体のみからなり、アクリルポリマー自体の
耐候性及び耐酸化劣化性を損なうことなく、ポリオレフ
ィンや自動車塗装面等のような低表面エネルギー材料へ
の十分な粘着特性を有するアクリル系粘着テープを製造
するためのアクリル系粘着剤組成物を提供すること、及
び、該組成物を用いたアクリル系粘着テープの製造方法
を提供することを課題とする。
剤組成物は、(a)(メタ)アクリル酸アルキルエステ
ルを主成分とする重合性単量体 100重量部と、
(b)(メタ)アクリル酸アルキルエステルを主成分と
する重合性単量体の重合物であり、重量平均分子量が5
0000以上である粘着性ポリマー 5重量部以上20
0重量部以下と、(c)(メタ)アクリル酸アルキルエ
ステルを主成分とする重合性単量体の重合物であり、重
量平均分子量が20000以下であって、ガラス転移温
度が20℃以上である粘着付与樹脂 10重量部以上
200重量部以下と、(d)光重合開始剤 0.01重
量部以上5重量部以下と、(e)架橋剤と、を含有し、
実質的に水及び溶剤を含有していない。
造方法は、(A)前記アクリル系粘着剤組成物を、支持
体に流延し、残存モノマー量が5〜20重量%となるよ
うに、強度1〜500(W/m2 )の紫外線を照射し
て光重合を行う工程と、(B)残存モノマーが5000
ppm以下となるように、加熱乾燥を行う工程とを含む
ことを特徴としている。
は、(a)(メタ)アクリル酸アルキルエステルを主成
分とする重合性単量体 100重量部と、(b)(メ
タ)アクリル酸アルキルエステルを主成分とする重合性
単量体の重合物であり、重量平均分子量が50000以
上である粘着性ポリマー 5重量部以上200重量部以
下と、(c)(メタ)アクリル酸エステルを主成分とす
る重合性単量体の重合物であり、重量平均分子量が20
000以下であって、ガラス転移温度が20℃以上であ
る粘着付与樹脂 10重量部以上200重量部以下
と、(d)光重合開始剤 0.01重量部以上5重量部
以下と、(e)架橋剤と、を含有している。この中で、
重量平均分子量は、ゲルパーミュエーションクロマトグ
ラフィにより求めた値であり、ガラス転移温度はFox
の式により算出した値である。
る成分(a)の(メタ)アクリル酸アルキルエステルを
主成分とする重合性単量体は、(メタ)アクリル酸アル
キルエステル1種類の単量体、又は、少なくとも1種類
の(メタ)アクリル酸アルキルエステルを含み、その単
量体混合物中の(メタ)アクリル酸アルキルエステルの
総量が50重量%を超える単量体混合物である。(メ
タ)アクリル酸アルキルエステルの例としては、(メ
タ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、
(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)アクリル酸ブチ
ル、(メタ)アクリル酸ヘキシル、(メタ)アクリル酸
ヘキシル、(メタ)アクリル酸オクチル、(メタ)アク
リル酸ノニル、(メタ)アクリル酸デシル、(メタ)ア
クリル酸ドデシル等を挙げることができる。
エステルと共重合可能な他の単量体を混合しても良い。
共重合可能な単量体の例としては、(メタ)アクリル
酸、イタコン酸、クロトン酸、マレイン酸、フマル酸の
ような不飽和カルボン酸;(メタ)アクリル酸-2-ヒド
ロキシエチル、(メタ)アクリル酸-2-ヒドロキシプロ
ピル、(メタ)アクリル酸とポリエチレングリジコール
又はポリプロピレングリコールとのモノエステル等のヒ
ドロキシル基含有ビニル単量体;(メタ)アクリル酸グ
リシジル等のエポキシ基含有ビニル単量体;(メタ)ア
クリル酸メトキシエチル、(メタ)アクリル酸エトキシ
エチル、(メタ)アクリル酸プロポキシエチル、(メ
タ)アクリル酸ブトキシエチル、(メタ)アクリル酸エ
トキシプロピル等の(メタ)アクリル酸アルコキシアル
キル;(メタ)アクリルアミド、メチロール(メタ)ア
クリルアミド、メトキシエチル(メタ)アクリルアミド
等のアミド基含有ビニル単量体;メタクリロキシプロピ
ルメトキシシラン等のケイ素含有ビニル単量体;(メ
タ)アクリロイルアジリジン等のアジリジン基含有ビニ
ル単量体;(メタ)アクリル酸フェニル、(メタ)アク
リル酸ベンジル、スチレン、メチルスチレン等の芳香族
ビニル単量体;(メタ)アクリル酸シクロヘキシル、
(メタ)アクリル酸イソボルニル等の脂環式アルコール
と(メタ)アクリル酸とのエステル;エチレングリコー
ルジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパント
リ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ
(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ
(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ
(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリロイル基を2
個以上有する単量体;その他、酢酸ビニル、塩化ビニ
ル、マクロモノマー、ジビニルベンゼン等を挙げること
ができる。尚、(メタ)アクリル酸は、アクリル酸とメ
タクリル酸の両方を意味し、(メタ)アクリレートは、
アクリレートとメタクリレートの両方を意味する。
する成分(b)の粘着性ポリマーは、(メタ)アクリル
酸アルキルエステルを主成分とする重合性単量体の重合
物であり、重量平均分子量が50000以上である。こ
の粘着性ポリマーを得るために使用する重合性単量体
は、前記成分(a)の重合性単量体に記載した単量体と
同じものを使用できる。
られる粘着テープの常温以下での粘着特性を向上させる
ためには、そのガラス転移温度は0℃以下であることが
好ましい。この場合、成分(b)の粘着性ポリマーを得
るために使用する重合性単量体は、炭素数2〜14のア
クリル酸アルキルエステルを主成分とすることが好まし
い。
PC法による重量平均分子量は、5万以上であるが、好
ましくは5万以上200万以下、特に好ましくは10万
以上150万以下である。この粘着性ポリマーの重量平
均分子量が高くなると得られる粘着テープの粘着特性は
良好であるが、組成物としての粘度が高くなるため、支
持体への均一な流延が難しくなる。また、この重量平均
分子量を低くすると支持体への均一な流延が容易になる
が、この粘着性ポリマーの重量平均分子量が5万未満に
なると、得られる粘着テープの耐熱性能が著しく低下す
る。
成分(a)の重合性単量体100重量部に対して、5〜
200重量部であり、特に、10重量部〜150重量部
が好ましい。成分(a)に対して、成分(b)の配合量
が少ないと、光重合反応時の発熱及び流延した組成物の
収縮が大きくなり、得られるテープの粘着性能が不均質
になる。この配合量が多いと組成物としての粘度が高く
なり支持体への均一な流延が困難になる。
る成分(c)の粘着付与樹脂は、(メタ)アクリル酸エ
ステルを主成分とする重合性単量体の重合物であり、重
量平均分子量が20000以下であって、ガラス転移温
度が20℃以上である。この粘着付与樹脂を得るために
使用する重合性単量体は、前記成分(a)の重合性単量
体に記載した単量体と同じものを使用できる。
転移温度は20℃以上であるが、40℃以上であること
がより好ましい。さらに、成分(c)の粘着付与樹脂に
使用する(メタ)アクリル酸エステルを主成分とする重
合性単量体は、炭素数1〜14のメタクリル酸アルキル
エステル及び炭素数3〜14の脂環式アルコールとメタ
クリル酸とのエステルから選ばれる少なくとも1種類の
メタクリル酸エステルを主成分とする重合性単量体が好
ましい。
分(a)の重合性単量体100重量部に対して、10〜
200重量部であり、特に、15重量部〜150重量部
が好ましい。成分(a)に対して成分(c)の配合量が
少ないと、得られる粘着テープの低エネルギー表面への
粘着特性向上効果が得られず、多いと、得られる粘着テ
ープのタックの低下、耐熱性能の低下、低温性能の低下
が起こる。
る成分(d)の光重合開始剤としては、アセトフェノ
ン、メトキシアセトフェノン、2,2-ジエトキシアセトフ
ェノン、p-ジメチルアミノアセトフェノン、2,2-ジメト
キシ-2-フェニルアセトフェノン、α-ヒドロキシ-α,
α'-ジメチルアセトフェノン、2-ヒドロキシ-2-シクロ
ヘキシルアセトフェノン、2-メチル-1[4-(メチルチオ)
フェニル]-2-モンフォリノプロパノン-1等のアセトフェ
ノン類、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベン
ゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルブチル
エーテル等のベンゾインエーテル類、ベンゾフェノン、
2-クロロベンゾフェノン、p,p'-ジクロロベンゾフェノ
ン,N,N'-テトラメチル-4,4'-ジアミノベンゾフェノン、
4-(2-ヒドロキシエトキシ)フェニル(2-ヒドロキシ-2-プ
ロピル)ケトン等のケトン類、チオキサンソン、2-クロ
ロチオキサンソン、2-メチルチオキサンソン等のチオキ
サンソン類、ビスアシルホスフィンオキサイド、ベンゾ
イルホスフィンオキサイド等のホスフィン酸化物、ベン
ジルジメチルケタール等のケタール類、カンファン-2,3
-ジオン、フェナントレンキノン等のキノン類などを挙
げることができる。
(a)100重量部に対して、0.01〜5重量部であ
り、0.02〜2重量部がより好ましい。光開始剤が少
ないと、光重合が有効に進行せず、多いと反応の進行が
急激になり反応系の温度が急激に上昇するため均一な塗
膜が得られないとともに、生成ポリマーの重量平均分子
量が低下するため、粘着性能が低下する。
る成分(e)の架橋剤としては、エポキシ化合物、イソ
シアネート化合物、金属キレート化合物、アミノ樹脂等
を挙げることができる。中でも、分子内に2個以上のエ
ポキシ基を有するエポキシ架橋剤、及び、分子内に2個
以上のイソシアネート基を有するイソシアネート架橋剤
が、好ましい。
るエポキシ架橋剤の例としては、1,3-ビス(N,N-ジグリ
シジルアミノメチル)シクロヘキサン、N,N,N',N'-テト
ラグリジル-m-キシリレンジアミン、N,N,N',N'-テトラ
グリジルアミノフェニルメタン、トリグリシジルイソシ
アヌレート、m-N,N-ジグリシジルアミノフェニルグリシ
ジルエーテル、N,N-ジグリシジルトルイジン、N,N-ジグ
リシジルアニリン等のエポキシ基を2個以上有すると共
に第3級窒素原子を1個以上有する化合物が好ましい。
基を有するイソシアネート架橋剤の例としては、トリレ
ンジイソシアネート(TDI)、クロルフェニレンジイ
ソシアナート、ヘキサメチレンジイソシアナート、テト
ラメチレンジイソシアナート、イソホロンジイソシアネ
ート、ジフェニルメタンジイソシアネート、水添された
ジフェニルメタンジイソシアネートなどのイソシアネー
トモノマー及びこれらイソシアネートモノマーをトリメ
チロールプロパンなどと付加したイソシアネート化合物
やイソシアヌレート化物、ビュレット型化合物、さらに
は公知のポリエーテルポリオールやポリエステルポリオ
ール、アクリルポリオール、ポリブタジエンポリオー
ル、ポリイソプレンポリオールなど付加反応させたウレ
タンプレポリマー型のイソシアネート等を挙げることが
できる。
(a)、(b)、(c)の合計100重量部に対して
0.001〜5重量部である。架橋剤と反応する官能基
は、成分(a)〜(c)の少なくとも1つの成分にあれ
ばよく、成分(a)〜(c)のすべてにあっても良い。
例えば、架橋剤として、前記エポキシ化合物を用いる場
合には、成分(a)の重合性単量体としてアクリル酸を
1〜10重量%程度含ませても良く、成分(b)及び/
又は(c)に、アクリル酸1〜10重量%程度の共重合
体を使用しても良い。
(a)〜(e)を個別に調製した後に混合しても良く、
成分(a)及び(b)の混合物については、特開平11
−49811号公報や特開2000−313704号公
報に開示された方法等で、(メタ)アクリル酸アルキル
エステルを主成分とする重合性単量体の部分重合物を調
製することでも得られる。また、成分(b)及び成分
(c)については、溶液重合、乳化重合、懸濁重合及び
塊状重合のいずれの重合方法で調製してもよいが、溶媒
や分散媒の除去が不要であることから、塊状重合で調製
したものが好ましい。成分(c)については、例えば、
前記公報に開示された方法で、重合開始剤量、反応温
度、連鎖移動剤などを調整し重合率を95%以上とした
重合体を使用することが好ましい。また、特開平12−
128911号公報に開示された重合法によっても容易
に調製できる。
リカ、チタニア、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム
等の無機充填剤、ガラスバルーン、シラスバルーン等の
無機中空充填剤、ナイロンビーズ、シリコーン樹脂ビー
ズ等の有機充填剤、塩化ビニリデンバルーン等の有機中
空充填剤、発泡剤、染料、顔料、酸化防止剤、難燃剤な
どの添加剤を配合しても良い。
は、(A)前記アクリル系粘着剤組成物を、支持体に流
延し、残存モノマー量が5〜20重量%となるように、
強度1〜500(W/m2 )の紫外線を照射して光重
合を行う工程と、(B)残存モノマーが5000ppm
以下となるように、加熱乾燥を行う工程とを含んでい
る。
クリル系粘着剤組成物を支持体に流延し、成分(a)の
重合性単量体の重合率が80〜95%となるように、強
度1〜500(W/m2 )の紫外線を照射し、残存モ
ノマーを5〜20%に調製する。ここで使用される支持
体としては、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフ
ィルムなどのポリオレフィンフィルム、ポリエチレンテ
レフタレート等のポリエステルフィルム、金属箔、布、
不織布、紙等を挙げることができる。これらの支持体
は、複数種の積層体でも良く、シリコーン等の剥離剤を
コートしたものでも良く、コロナ処理などにより表面エ
ネルギーを変化させたものでも良い。
〜500(W/m2 )であり、好ましくは、強度5〜
450(W/m2 )である。照射時間は、流延したア
クリル系粘着剤の厚みにもよるが、通常5〜180秒間
照射することにより、成分(a)の重合性単量体の重合
率を80〜95%とすることができる。この紫外線照射
は、重合禁止作用のある酸素の影響をできるだけ防ぐた
めに、窒素ガス雰囲気下、或いは、不活性ガス雰囲気下
で行うか、支持体に流延したアクリル系粘着剤組成物
に、ポリエチレンテレフタレート等の紫外線は通過する
が酸素を遮断するフィルムを積層させて行うことが好ま
しい。
られたシートの残存モノマーが5000ppm以下とな
るように、加熱乾燥を行う。この加熱乾燥は、熱風乾燥
でも良く、赤外線乾燥でも良い。好ましくは、熱風乾燥
と赤外線乾燥を併用する。
ープは、アクリル系モノマー由来の重合体のみで構成す
ることができるために、アクリル系ポリマーが本来有す
る耐候性と耐酸化劣化性を損なわずに、ポリオレフィン
や自動車塗装面等の低表面エネルギー面への粘着特性に
優れ、また、それらの材料の曲面部分に貼り付けたとき
の粘着特性に優れている。
アクリル系粘着組成物を支持体に流延するには、ロール
コーター、ダイコーター、バーコーター、ナイフコータ
ー、グラビアコーター、メイヤーバーコーター等を用い
て塗布すれば良い。塗布時のアクリル系粘着剤組成物の
粘度は、通常0.1〜50(Pa・s)、好ましくは1
〜30(Pa・s)の範囲にすれば良く、必要により、
加熱又は冷却しながら塗布することもできる。
れる粘着テープの幅及び長さは、特に制限が無く、紙管
などに巻回してもよく、シート状にしても良い。
するが、本発明はこれらによって限定されるものではな
い。
量2リットルの4つ口フラスコに、メタクリル酸イソブ
チル(以下i-BMAとする)1200g及び分子量調整
剤としてn-ドデシルメルカプタン96gを投入し、フ
ラスコ内の空気を窒素に置換しながら70℃まで加熱し
た。
シネオデカノエート3.6gを撹拌下に投入して均一に
混合した。重合開始剤投入後、反応系の温度は上昇した
が、冷却を行わずに重合反応を続けたところ、反応系の
温度が110℃に達し、その後徐々に下がり始めた。水
浴により系内の温度を70℃まで強制冷却した。強制冷
却後、さらに、クミルペルオキシネオデカノエート3.
6gを撹拌下に投入して均一に混合した。2回目の開始
剤投入後、反応系の温度は上昇したが冷却を行わずに重
合反応を続けたところ、反応系の温度が105℃に達し
た。その後、水浴により反応系の温度を室温まで強制冷
却した。
ステンレス製の容器にとり、クミルペルオキシネオデカ
ノエート20g及びt-ヘキシルペルオキシ2-エチルヘキ
サノエート20gを加えよく混合した後、120℃の加
熱乾燥機で1時間重合反応させることにより、粘着付与
樹脂T−1を得た。得られた樹脂T−1の重量平均分子
量(Mw)は4900であり、ガラス転移温度は48℃
であった。
タクリル酸シクロヘキシル840g及びi-BMA360
gを用い、n−ドデシルメルカプタンを120gとした
以外は同様にして、粘着付与樹脂T−2を得た。得られ
た樹脂T−1のMwは3200であり、ガラス転移温度
は60℃であった。
量2リットルの四つ口フラスコに、アクリル酸2-エチル
ヘキシル(以下2-EHAとする)919g、アクリル酸
(以下AAとする)80g、アクリル酸2-ヒドロキシエ
チル1g、n-ドデシルメルカプタン0.6gを投入
し、フラスコ内の空気を窒素に置換しながら、50℃ま
で加熱した。
(4-メトキシ-2,4-ジメチルバレロニトリル)0.02
5gを撹拌下に投入して均一に混合した。重合開始剤投
入後、反応系の温度は上昇したが、冷却を行わずに重合
反応を続けたところ、反応系の温度が119℃に達し、
その後徐々に下がり始めた。反応系の温度が115℃ま
で下がったところで、強制冷却を行いアクリル系シロッ
プA−1を得た。このシロップは、モノマー濃度67
%、ポリマー濃度33%で、ポリマー分のMwが21万
のアクリル系シロップA−1を得た。
80g、2-メチル-1-[4-(メチルチオ)フェニル]-2-モル
フォリノプロパノン-1(チバガイギー(株)製、商品名
イルガキュアー907)0.03gを、光重合装置に仕
込み、強度56(W/m2)の紫外線を間歇的に照射し
て、アクリル系シロップA−2を得た。このシロップは
モノマー濃度80重量%、ポリマー濃度20重量%で、
ポリマー分のMwは80万であった。
とした以外は同様にして、比較用粘着付与樹脂TC−1
を得た。得られた樹脂TC−1のMwは25000で、
ガラス転移温度は48℃であった。
着付与樹脂T−1を20g、光重合開始剤として、2-ヒ
ドロキシ-2-メチル-1-フェニル-プロパン-1-オン(ダロ
キュア1173;チバガイギー(株)製)0.3g、架
橋剤として、N,N,N',N'-テトラグリジル-m-キシリレン
ジアミン(テトラッドX;三菱ガス化学(株)製)0.
05gを混合して、アクリル系粘着剤組成物E−1を得
た。
て、表1に示す配合で、アクリル系粘着剤組成物E−2
〜5、C−1〜5を得た。表1には、成分(a)を10
0重量部としたときの各成分の重量配合比を併記した。
但し、成分(e)は、成分(a),(b)及び(c)の
合計100重量部に対しての配合量である。
ポリエステルフィルム上に塗布した。これを、窒素ガス
雰囲気下で、最大強度400(W/m2)となるように
調節した高圧水銀ランプより6(kJ/m2)の光を照
射して光重合した。このときの未反応モノマーは、7
(wt%)であった。
て、100℃で5分間加熱処理して、未反応モノマーを
除去し、粘着剤層の厚さ50μm、残存モノマー250
0ppmの粘着剤層を有する粘着テープを得た。
成物E−2〜5及びC−1〜4を用いて、実施例6と同
様に、粘着テープを作成した。
て、実施例6と同様に粘着テープを作成しようとした
が、粘度が低く均一に塗工できず、粘着テープが得られ
なかった。
2)とした以外は同様にして粘着テープを得た。このと
きの照射時間は、75分であり、多大な時間を要した。
m2)とし、14.3(kJ/m2)の光を照射した以
外は同様にして粘着テープを得た。
のポリエステルフィルム上に塗布した。これを、窒素ガ
ス雰囲気下で、最大強度400(W/m2)となるよう
に調節した高圧水銀ランプより3(kJ/m2)の光を
照射して光重合した。このときの未反応モノマーは、2
5(wt%)であった。
て、100℃で15分間加熱処理して、未反応モノマー
を除去し、粘着剤層の厚さ50μm、残存モノマー25
00ppmの粘着テープを得た。
のポリエステルフィルム上に塗布した。これを、窒素ガ
ス雰囲気下で、最大強度400(W/m2)となるよう
に調節した高圧水銀ランプより9(kJ/m2)の光を
照射して光重合した。このときの未反応モノマーは、3
(wt%)であった。
て、100℃で5分間加熱処理して、未反応モノマーを
除去し、粘着剤層の厚さ50μm、残存モノマー230
0ppmの粘着テープを得た。
及び比較例6〜9で得られた粘着テープについて、下記
の試験方法により評価試験を行った。結果を表2に示
す。接着力試験 JIS Zー0273に準じ接着力を測定した。被着体
としては、SUS304板及びポリプロピレンを使用し
た。保持力試験 JIS Z−0273に準じ、SUS304を被着体と
し、貼付面積20mm×20mm、23℃,65RH%
の条件で貼り付けた後、80℃で20分静置してから1
kgの荷重をかけて落下するまでの時間又は1時間後の
ずれを測定した。曲面貼付試験 実施例6〜14、比較例6〜8、10の粘着テープの作
成において、25μmのポリエステルフィルムの代わり
に、25μmの剥離処理をしたポリエステルフィルムを
用いて粘着剤層を作成し、厚さ5mmのウレタンフォー
ムに転写して曲面貼付試験用の粘着テープとした。この
粘着テープを20mm×50mmに裁断し試験片とし
た。この試験片を280番の耐水研磨紙で研磨した50
mmφのSUS304円筒に貼り付けた。23℃に24
時間静置し、さらに40℃に24時間静置して、試験片
エッジ部のウキ又は剥がれ距離を測定した。
る粘着テープは、耐光性及び耐酸化劣化性を損なうこと
なく、ポリオレフィンや自動車塗装面のような低エネル
ギー表面への十分な粘着力(接着力)を有するととも
に、本発明の粘着剤組成物は、実質的に水及び溶剤を使
用していないため、水を揮散させるための膨大なエネル
ギーを要することもなく、溶剤を揮散させることによる
地球環境への負荷、溶剤を回収するための莫大なエネル
ギーの消費を抑制でき、粘着テープ中の残存溶剤による
人体への影響、臭気発生等を防ぐことができる。
本発明の粘着剤組成物の効果を十分に発揮させるもので
ある。この製造方法を採用することにより、得られる粘
着テープは、前記粘着剤組成物の効果にあわせて、低表
面エネルギー表面を持つ材料の曲面に対しての貼付特性
に優れたものである。
Claims (8)
- 【請求項1】 下記成分(a)〜(e); (a)(メタ)アクリル酸アルキルエステルを主成分と
する重合性単量体 100重量部、(b)(メタ)アク
リル酸アルキルエステルを主成分とする重合性単量体の
重合物であり、重量平均分子量が50000以上である
粘着性ポリマー 5重量部以上200重量部以下、
(c)(メタ)アクリル酸エステルを主成分とする重合
性単量体の重合物であり、重量平均分子量が20000
以下であって、ガラス転移温度が20℃以上である粘着
付与樹脂 10重量部以上200重量部以下、(d)
光重合開始剤 0.01重量部以上5重量部以下、
(e)架橋剤と、を含み、実質的に水及び溶剤を含有し
ないことを特徴とするアクリル系粘着剤組成物。 - 【請求項2】 成分(e)架橋剤が、分子内にエポキシ
基を2個以上有するエポキシ化合物であることを特徴と
する請求項第1項記載のアクリル系粘着剤組成物。 - 【請求項3】 成分(e)架橋剤が、分子内にイソシア
ネート基を2個以上有するイソシアネート化合物である
ことを特徴とする請求項第1項記載のアクリル系粘着剤
組成物。 - 【請求項4】 成分(b)粘着性ポリマーのガラス転移
温度が、0℃以下であることを特徴とする請求項第1項
乃至第3項記載のアクリル系粘着剤組成物 - 【請求項5】 成分(c)粘着付与樹脂を構成する(メ
タ)アクリル酸エステルを主成分とする重合性単量体
が、炭素数1〜14のアルキル基を有するメタクリル酸
エステル及び炭素数3〜14の脂環式アルコールとメタ
クリル酸とのエステルから選ばれる少なくとも1種類の
メタクリル酸エステルを主成分とする重合性単量体であ
ることを特徴とする請求項第1項乃至請求項第4項のア
クリル系粘着剤組成物。 - 【請求項6】下記工程(A)及び(B); (A)請求項第1項乃至請求項第5項記載のアクリル系
粘着剤組成物を、支持体に流延し、残存モノマー量が5
〜20重量%となるように、強度1〜500(W/m2
)の紫外線を照射して光重合を行う工程、 (B)残存モノマーが5000ppm以下となるよう
に、加熱乾燥を行う工程、を含むことを特徴とするアク
リル系粘着テープの製造方法。 - 【請求項7】 工程(A)の残存モノマー量が、5〜1
0重量%であることを特徴とする請求項第6項記載のア
クリル系粘着テープの製造方法。 - 【請求項8】 工程(B)の加熱乾燥が、60〜130
℃で行うことを特徴とする請求項第6項記載のアクリル
系粘着テープの製造方法
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