JPWO2016158414A1 - 感温性粘着テープおよび感温性粘着シート - Google Patents

感温性粘着テープおよび感温性粘着シート Download PDF

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Abstract

本発明の感温性粘着テープは、基材の片面または両面に積層されている粘着剤層が、感温性粘着剤組成物の硬化物からなる。本発明の感温性粘着シートは、感温性粘着剤組成物の硬化物からなる。感温性粘着剤組成物は、少なくとも側鎖結晶性(メタ)アクリルポリマー、(メタ)アクリルモノマー、多官能(メタ)アクリレートおよび光ラジカル開始剤を含有するとともに、紫外線硬化性を有し、かつ液状である。また、感温性粘着剤組成物は、側鎖結晶性(メタ)アクリルポリマーおよび(メタ)アクリルモノマーの合計100重量部に対して、光ラジカル開始剤を0.2〜1.9重量部の割合で含有する。

Description

本発明は、感温性粘着テープおよび感温性粘着シートに関する。
粘着力を熱によって可逆的に制御できる粘着テープとして、感温性粘着テープが知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかし、従来の感温性粘着テープは、その粘着剤層が有機溶剤を含有する感温性粘着剤によって形成されているので、粘着テープを作製する際の環境負荷が大きいという問題があった。
一方、有機溶剤を含有しない粘着剤として、紫外線硬化性の液状粘着剤が知られている。このような粘着剤を使用して粘着テープまたは粘着シートを作製すれば、有機溶剤を含有することによる問題を解決できるとも考えられる。
しかし、従来の紫外線硬化性の液状粘着剤は、紫外線硬化後の硬化物に未反応のモノマーが多量に残存しやすく、それらが揮発することによって気泡(アウトガス)が発生し、粘着力が低下して被着体から剥がれるという問題があった。特に、高温環境下において、被着体が浮き上がって剥がれるなどの接着不良を生じていた。また、未反応のモノマーが多量に残存することによる臭気および毒性の問題もあった。
特開平9−251923号公報
本発明の課題は、低臭気および低毒性であるとともに、耐熱性に優れる感温性粘着テープおよび感温性粘着シートを提供することである。
本発明の感温性粘着テープは、フィルム状の基材と、前記基材の片面または両面に積層されている粘着剤層と、を備え、前記粘着剤層が、少なくとも側鎖結晶性(メタ)アクリルポリマー、(メタ)アクリルモノマー、多官能(メタ)アクリレートおよび光ラジカル開始剤を含有するとともに、紫外線硬化性を有し、かつ液状である、感温性粘着剤組成物の硬化物からなり、前記感温性粘着剤組成物が、前記側鎖結晶性(メタ)アクリルポリマーおよび前記(メタ)アクリルモノマーの合計100重量部に対して、前記光ラジカル開始剤を0.2〜1.9重量部の割合で含有する。
本発明の感温性粘着シートは、少なくとも側鎖結晶性(メタ)アクリルポリマー、(メタ)アクリルモノマー、多官能(メタ)アクリレートおよび光ラジカル開始剤を含有するとともに、紫外線硬化性を有し、かつ液状である、感温性粘着剤組成物の硬化物からなり、前記感温性粘着剤組成物が、前記側鎖結晶性(メタ)アクリルポリマーおよび前記(メタ)アクリルモノマーの合計100重量部に対して、前記光ラジカル開始剤を0.2〜1.9重量部の割合で含有する。
本発明によれば、低臭気および低毒性であるとともに、耐熱性に優れるという効果がある。
<感温性粘着テープ>
以下、本発明の一実施形態に係る感温性粘着テープについて詳細に説明する。
本実施形態の感温性粘着テープは、基材および粘着剤層を備えている。
(基材)
本実施形態の基材は、フィルム状である。フィルム状とは、フィルム状のみに限定されるものではなく、本実施形態の効果を損なわない限りにおいて、フィルム状ないしシート状をも含む概念である。基材の構成材料としては、例えば、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリアミド、ポリイミド、ポリカーボネート、エチレン酢酸ビニル共重合体、エチレンエチルアクリレート共重合体、エチレンポリプロピレン共重合体、ポリ塩化ビニルなどの合成樹脂が挙げられる。
基材は、単層体または複層体のいずれであってもよく、その厚さとしては、通常、5〜500μm程度である。基材には、粘着剤層に対する密着性を高めるうえで、例えば、コロナ放電処理、プラズマ処理、ブラスト処理、ケミカルエッチング処理、プライマー処理などの表面処理を施すことができる。
(粘着剤層)
本実施形態の粘着剤層は、上述した基材の片面または両面に積層されているものであって、基材に感温性粘着剤組成物を塗工し、紫外線を照射して硬化させた硬化物からなる。
〔感温性粘着剤組成物〕
本実施形態の感温性粘着剤組成物(以下、「粘着剤組成物」と言うことがある。)は、少なくとも側鎖結晶性(メタ)アクリルポリマー、(メタ)アクリルモノマー、多官能(メタ)アクリレートおよび光ラジカル開始剤を含有するとともに、紫外線(Ultra Violet:以下、「UV」と言うことがある。)の照射によって硬化するUV硬化性を有し、かつ液状である。
〔側鎖結晶性(メタ)アクリルポリマー〕
本実施形態の側鎖結晶性(メタ)アクリルポリマーは、少なくとも炭素数16以上の直鎖状アルキル基を有する(メタ)アクリレートを重合させることによって得られるポリマーである。
炭素数16以上の直鎖状アルキル基を有する(メタ)アクリレートは、その炭素数16以上の直鎖状アルキル基が側鎖結晶性(メタ)アクリルポリマーにおける側鎖結晶性部位として機能する。すなわち、側鎖結晶性(メタ)アクリルポリマーは、側鎖に炭素数16以上の直鎖状アルキル基を有する櫛形のポリマーであり、この側鎖が分子間力などによって秩序ある配列に整合されることにより結晶化する。
そして、本実施形態の側鎖結晶性(メタ)アクリルポリマーは、上述した結晶化することに関連して融点を有する。融点とは、ある平衡プロセスにより、最初は秩序ある配列に整合されていたポリマーの特定部分が無秩序状態になる温度であり、示差熱走査熱量計(DSC)によって10℃/分の測定条件で測定して得られる値のことを意味するものとする。
本実施形態の側鎖結晶性(メタ)アクリルポリマーは、上述した融点未満の温度で結晶化し、かつ融点以上の温度では相転移して流動性を示す感温性を有する。それゆえ、側鎖結晶性(メタ)アクリルポリマーを含有する粘着剤組成物の硬化物からなる本実施形態の粘着剤層は、融点以上の温度で側鎖結晶性(メタ)アクリルポリマーが流動したときに粘着力が発現し、かつ融点未満の温度で側鎖結晶性(メタ)アクリルポリマーが結晶化したときに粘着力が低下するようになる。また、再度、粘着剤層を融点以上の温度に加熱すれば、側鎖結晶性(メタ)アクリルポリマーが流動性を示すことによって粘着力が回復するので、繰り返し使用することができる。
側鎖結晶性(メタ)アクリルポリマーを構成する炭素数16以上の直鎖状アルキル基を有する(メタ)アクリレートとしては、例えば、セチル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート、エイコシル(メタ)アクリレート、ベヘニル(メタ)アクリレートなどの炭素数16〜22の線状アルキル基を有する(メタ)アクリレートが挙げられ、これらは1種または2種以上を混合して用いてもよい。(メタ)アクリレートとは、アクリレートまたはメタクリレートのことを意味するものとする。この点は、他の(メタ)アクリレートについても同様である。
また、本実施形態の側鎖結晶性(メタ)アクリルポリマーには、例えば、炭素数1〜6のアルキル基を有する(メタ)アクリレート、極性モノマーなどをさらに重合させることができる。
炭素数1〜6のアルキル基を有する(メタ)アクリレートとしては、例えば、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレートなどが挙げられ、これらは1種または2種以上を混合して用いてもよい。
極性モノマーとしては、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、イタコン酸、マレイン酸、フマル酸などのカルボキシル基を有するエチレン不飽和単量体;2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシヘキシル(メタ)アクリレートなどのヒドロキシル基を有するエチレン不飽和単量体などが挙げられ、これらは1種または2種以上を混合して用いてもよい。
上述した各モノマーは、例えば、炭素数16以上の直鎖状アルキル基を有する(メタ)アクリレートを20〜100重量部、炭素数1〜6のアルキル基を有する(メタ)アクリレートを0〜70重量部、極性モノマーを0〜10重量部とする割合で重合させるのが好ましい。
また、本実施形態の側鎖結晶性(メタ)アクリルポリマーには、例えば、反応性フッ素化合物をさらに重合させることができる。これにより、側鎖結晶性(メタ)アクリルポリマーによる粘着力の低下に加えて、反応性フッ素化合物に起因する離型性が加わることから、粘着剤層の剥離性を向上させることができる。
反応性フッ素化合物とは、反応性を示す官能基を有するフッ素化合物のことを意味するものとする。反応性を示す官能基としては、例えば、ビニル基、アリル基、(メタ)アクリル基、(メタ)アクリロイル基、(メタ)アクリロイルオキシ基などのエチレン性不飽和二重結合を有する基;エポキシ基(グリシジル基およびエポキシシクロアルキル基を含む)、メルカプト基、カルビノール基、カルボキシル基、シラノール基、フェノール基、アミノ基、水酸基などが挙げられる。
反応性フッ素化合物の具体例としては、下記一般式(I)で表される化合物などが挙げられる。
Figure 2016158414
[式中、R1は基:CH2=CHCOOR2−またはCH2=C(CH3)COOR2−(式中、R2はアルキレン基を示す。)を示す。]
一般式(I)中、R2が示すアルキレン基としては、例えば、メチレン基、エチレン基、トリメチレン基、メチルエチレン基、プロピレン基、テトラメチレン基、ペンタメチレン基、ヘキサメチレン基などの炭素数1〜6の直鎖または分枝したアルキレン基などが挙げられる。
一般式(I)で表される化合物の具体例としては、下記式(Ia),(Ib)で表される化合物などが挙げられる。
Figure 2016158414
上述した反応性フッ素化合物は、市販品を用いることができる。市販の反応性フッ素化合物としては、例えば、いずれも大阪有機化学工業社製の「ビスコート3F」、「ビスコート3FM」、「ビスコート4F」、「ビスコート8F」、「ビスコート8FM」、共栄社化学(株)製の「ライトエステルM−3F」などが挙げられる。
反応性フッ素化合物は、1〜10重量部の割合で上述したモノマーと重合させるのが好ましい。
一方、側鎖結晶性(メタ)アクリルポリマーの融点としては、5〜80℃であるのが好ましく、10〜70℃であるのがより好ましい。融点は、側鎖結晶性(メタ)アクリルポリマーの組成などを変えることによって調整することができる。また、融点は、UV照射前後で実質的に変化しない傾向にある。すなわち、UV硬化後の融点は、UV硬化前の融点と実質的に同じ値になる傾向がある。
側鎖結晶性(メタ)アクリルポリマーの重量平均分子量としては、45万以上であるのが好ましく、100万以上であるのがより好ましい。側鎖結晶性(メタ)アクリルポリマーの重量平均分子量の上限値としては、300万以下であるのが好ましいが、これに限定されるものではない。重量平均分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)によって測定し、得られた測定値を標準ポリスチレン換算した値である。GPCの測定溶媒としては、例えば、テトラヒドロフラン(THF)などが挙げられる。
上述したモノマーの重合は、バルク重合により行うのが好ましい。これにより、粘着剤組成物が有機溶剤を含有しない状態にすることができる。また、バルク重合は、UVを照射しながら行うのが好ましい。これにより、比較的短時間でモノマーを重合することができる。したがって、本実施形態の側鎖結晶性(メタ)アクリルポリマーは、少なくとも炭素数16以上の直鎖状アルキル基を有する(メタ)アクリレートを含むモノマーに、後述する光ラジカル開始剤を添加してUVを照射しながらバルク重合したポリマーであるのが好ましい。なお、モノマーとは、アクリル系のモノマーのみに限定されるものではなく、少なくとも炭素数16以上の直鎖状アルキル基を有する(メタ)アクリレートを含む限り、反応性フッ素化合物などをも含む概念である。
バルク重合における重合温度としては、30〜60℃であるのが好ましい。また、重合時間としては、30秒〜5分間であるのが好ましい。UVの強度としては、10〜100mW/cm2(365nm)であるのが好ましい。なお、重合条件は、側鎖結晶性(メタ)アクリルポリマーを合成できる限り、上述した重合条件に限定されるものではない。
バルク重合は、分子量を制御するうえで、連鎖移動剤の存在下で行ってもよい。連鎖移動剤の添加量としては、モノマー100重量部に対して0.1〜10重量部であるのが好ましい。連鎖移動剤としては、例えば、ドデシルメルカプタンなどのチオール系連鎖移動剤などが挙げられるが、これに限定されるものではない。
〔(メタ)アクリルモノマー〕
本実施形態の粘着剤組成物は、上述のとおり、(メタ)アクリルモノマーを含有する。本実施形態の粘着剤組成物は、(メタ)アクリルモノマーを含有することに起因して、液状である。したがって、本実施形態の粘着剤組成物は、優れた塗工性を発揮することができる。また、本実施形態の粘着剤組成物は、液状であることから、従来の感温性粘着剤のように有機溶剤を含有する必要がない。それゆえ、本実施形態の粘着剤組成物によれば、上述した有機溶剤を含有することによる問題がない。
上述した効果を確実に得るうえで、本実施形態の粘着剤組成物は、有機溶剤を含有していないのが好ましい。また、本実施形態において、液状とは、少なくとも側鎖結晶性(メタ)アクリルポリマーおよび(メタ)アクリルモノマーを含有する混合物の50℃における粘度が、100〜10,000mPa・sであることを意味するものとする。粘度は、UV硬化前の値であって、後述する実施例に記載の方法で測定して得られる値である。
粘着剤組成物は、側鎖結晶性(メタ)アクリルポリマーおよび(メタ)アクリルモノマーの合計含有量が最も多いのが好ましい。これにより、粘着剤組成物が側鎖結晶性(メタ)アクリルポリマーおよび(メタ)アクリルモノマーを主成分として含有することになり、結果として優れた塗工性および粘着物性を発揮することができる。
また、粘着剤組成物は、側鎖結晶性(メタ)アクリルポリマーおよび(メタ)アクリルモノマーの合計100重量%に対して、側鎖結晶性(メタ)アクリルポリマーを5〜40重量%の割合で含有するのが好ましい。言い換えれば、粘着剤組成物は、側鎖結晶性(メタ)アクリルポリマーおよび(メタ)アクリルモノマーの合計100重量%に対して、(メタ)アクリルモノマーを60〜95重量%の割合で含有するのが好ましい。これらの構成によれば、粘着剤組成物が適度な粘度を有するようになり、それゆえ優れた塗工性を発揮することができ、かつUV硬化後に(メタ)アクリルモノマーが残存するのを抑制することができ、結果として優れた粘着物性を発揮することができる。
ここで、本実施形態の(メタ)アクリルモノマーは、側鎖結晶性(メタ)アクリルポリマーを構成するモノマーと同一である。これにより、(メタ)アクリルモノマーが側鎖結晶性(メタ)アクリルポリマーに対して優れた相溶性を発揮することができる。本実施形態の(メタ)アクリルモノマーは、側鎖結晶性(メタ)アクリルポリマーを構成する上述したモノマーを重合したときの残存モノマーに相当する。したがって、(メタ)アクリルモノマーとしては、上述した側鎖結晶性(メタ)アクリルポリマーで例示したのと同じモノマー、すなわち、炭素数16以上の直鎖状アルキル基を有する(メタ)アクリレート、炭素数1〜6のアルキル基を有する(メタ)アクリレート、極性モノマーなどが挙げられる。
本実施形態では、側鎖結晶性(メタ)アクリルポリマーおよび(メタ)アクリルモノマーが互いに共存するように、側鎖結晶性(メタ)アクリルポリマーを構成する上述したモノマーを重合するのが好ましい。具体的には、側鎖結晶性(メタ)アクリルポリマーおよび(メタ)アクリルモノマーの合計100重量%に対して、側鎖結晶性(メタ)アクリルポリマーの割合が5〜40重量%になるように、上述したモノマーを重合するのが好ましい。
〔多官能(メタ)アクリレート〕
多官能(メタ)アクリレートは、UVが照射されることによって硬化する性質を有する硬化性化合物であり、分子内にラジカル重合可能な二重結合を2個以上有する(メタ)アクリレートである。本実施形態の粘着剤組成物は、上述のとおり、多官能(メタ)アクリレートを含有することから、UV硬化後に粘着剤層の凝集力を向上させることができる。
粘着剤組成物は、側鎖結晶性(メタ)アクリルポリマー、(メタ)アクリルモノマーおよび光ラジカル開始剤の合計100重量部に対して、多官能(メタ)アクリレートを0.1〜30重量部の割合で含有するのが好ましい。
多官能(メタ)アクリレートは、2官能(メタ)アクリレートまたは3官能(メタ)アクリレートであり、かつ重量平均分子量が200〜1,200であるのが好ましく、500〜1,200であるのがより好ましく、1,000〜1,200であるのがさらに好ましい。
多官能(メタ)アクリレートとしては、例えば、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、エトキシ化ビスフェノールAジ(メタ)アクリレート、ε−カプロラクトン変性トリス−(2−アクリロキシエチル)イソシアヌレートなどが挙げられ、これらは1種または2種以上を混合して用いてもよい。
上述した多官能(メタ)アクリレートは、市販品を用いることができる。市販の多官能(メタ)アクリレートとしては、例えば、いずれも新中村化学工業社製の「NKエステルA−HD−N」、「NKエステルA−BPE−10」、「NKエステルA−9300−1CL」、「NKエステルA−9300−6CL」などが挙げられる。
〔光ラジカル開始剤〕
本実施形態の粘着剤組成物は、上述のとおり、光ラジカル開始剤を含有する。光ラジカル開始剤は、光照射を受けることによってラジカル重合を開始させることが可能となる化合物であればよく、特に限定されるものではない。本実施形態の光ラジカル開始剤は、側鎖結晶性(メタ)アクリルポリマーを構成する上述したモノマーの重合時に使用されるとともに、粘着剤組成物のUV硬化時にも使用される。
ここで、本実施形態の粘着剤組成物は、側鎖結晶性(メタ)アクリルポリマーおよび(メタ)アクリルモノマーの合計100重量部に対して、光ラジカル開始剤を0.2〜1.9重量部の割合で含有し、好ましくは0.4〜1.1重量部の割合で含有し、より好ましくは0.6〜1.1重量部の割合で含有する。このような割合で光ラジカル開始剤を含有すると、モノマーを効率よく重合できるとともに、UV硬化後に未反応のモノマーが残存するのを抑制することができ、それゆえ低臭気および低毒性を達成することができる。また、残存した未反応のモノマーが揮発することによる気泡(アウトガス)の発生を抑制することができる。その結果、気泡(アウトガス)の発生による粘着力の低下を抑制することができ、上述した多官能(メタ)アクリレートを含有することによる凝集力の向上と相まって、優れた耐熱性を発揮することができる。なお、光ラジカル開始剤は、その全量をモノマーの重合時に一括添加してもよいし、モノマーの重合時および粘着剤組成物のUV硬化時にそれぞれ分割して添加してもよい。
上述した光ラジカル開始剤は、市販品を用いることができる。市販の光ラジカル開始剤としては、例えば、いずれもBASFジャパン社製の「IRGACURE 184」、「IRGACURE 500」などが挙げられる。
上述した本実施形態の粘着剤組成物には、例えば、粘着付与剤、老化防止剤、架橋剤などの各種の添加剤を添加することができる。
また、粘着剤組成物を上述した基材に塗工する塗工手段としては、例えば、アプリケーター、コーターなどが挙げられる。コーターとしては、例えば、ナイフコーター、ロールコーター、カレンダーコーター、コンマコーター、グラビアコーター、ロッドコーターなどが挙げられる。
ここで、本実施形態では、上述のとおり、粘着剤組成物を基材に塗工した後、UVを照射して粘着剤組成物を硬化させるが、UVの照射量としては、5,000mJ/cm2以上であり、好ましくは7,000mJ/cm2以上であるのがよい。これにより、上述した光ラジカル開始剤の含有量による効果と相まって、UV硬化後に未反応のモノマーが残存するのを抑制することができる。なお、UVの照射量の上限値としては、16,000mJ/cm2以下であるのが好ましいが、これに限定されるものではない。
UVを照射するとき、粘着剤組成物からなる塗膜の表面には、フィルム状の空気遮断部材を積層するのが好ましい。これにより、空気を遮断した状態で粘着剤組成物にUVを照射して硬化させることができる。空気遮断部材としては、例えば、ポリエチレンテレフタレートなどからなるフィルムの表面に、シリコーン、シリコンなどの離型剤を塗布したものなどが挙げられる。
本実施形態の粘着剤層の厚さとしては、5〜60μmであるのが好ましく、10〜60μmであるのがより好ましく、10〜50μmであるのがさらに好ましい。片面の粘着剤層の厚さと、他面の粘着剤層の厚さは、同じであってもよいし、異なっていてもよい。
なお、本実施形態では、片面の粘着剤層が上述した粘着剤組成物からなる限り、他面の粘着剤層は特に限定されない。他面の粘着剤層を、例えば、上述した粘着剤組成物からなる粘着剤層で構成する場合、その組成は、片面の粘着剤層の組成と同じであってもよいし、異なっていてもよい。
また、他面の粘着剤層を、例えば、感圧性接着剤からなる粘着剤層で構成することもできる。感圧性接着剤は、粘着性を有するポリマーであり、例えば、天然ゴム接着剤、合成ゴム接着剤、スチレン/ブタジエンラテックスベース接着剤、アクリル系接着剤などが挙げられる。
上述した感温性粘着テープの表面には、離型フィルムを積層するのが好ましい。離型フィルムとしては、例えば、ポリエチレンテレフタレートなどからなるフィルムの表面に、シリコーン、シリコンなどの離型剤を塗布したものなどが挙げられる。
本実施形態の感温性粘着テープの用途としては、特に限定されるものではなく、例えば低臭気および低毒性であることが要求され、かつ高温環境下での使用が要求される分野の粘着テープとして好適に使用することができる。
<感温性粘着シート>
次に、本発明の一実施形態に係る感温性粘着シートについて説明する。
本実施形態の感温性粘着シートは、上述した一実施形態に係る粘着剤組成物をシート状に加工してUVを照射して硬化させた硬化物からなる。感温性粘着シートの厚さとしては、15〜400μmであるのが好ましく、20〜150μmであるのがより好ましい。
その他の構成は、上述した一実施形態に係る感温性粘着テープと同様であるので、説明を省略する。
以上、本発明に係る好ましい実施形態について例示したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない限り任意のものとすることができることは言うまでもない。
例えば、上述の実施形態では、(メタ)アクリルモノマーが側鎖結晶性(メタ)アクリルポリマーを構成するモノマーを重合したときの残存モノマーである場合について説明したが、これに代えて、(メタ)アクリルモノマーを残存モノマーではなく、新たなモノマーとして粘着剤組成物に含有させてもよい。また、(メタ)アクリルモノマーが側鎖結晶性(メタ)アクリルポリマーを構成するモノマーを重合したときの残存モノマーであるとき、新たな(メタ)アクリルモノマーを粘着剤組成物にさらに含有させてもよい。
以下、合成例および実施例を挙げて本発明についてさらに詳細に説明するが、本発明は以下の合成例および実施例に限定されるものではない。
(合成例1)
まず、フラスコ上部に窒素導入管、温度計、冷却管およびUV照射ヘッドを備える500mlのフラスコに、ステアリルアクリレートを42g、メチルアクリレートを93g、アクリル酸を7.5g、上述した式(Ia)で表される2,2,2−トリフルオロエチルアクリレート(大阪有機化学工業社製の反応性フッ素化合物「ビスコート3F」)を7.5g、および光ラジカル開始剤(光重合開始剤)としてBASFジャパン社製の「IRGACURE 500」を1.5gの割合で投入し、混合液を得た。なお、上述した光ラジカル開始剤の割合は、側鎖結晶性(メタ)アクリルポリマーおよび(メタ)アクリルモノマーの合計100重量部に対して1重量部の割合である。
次に、フラスコを湯浴に浸けて混合液を40℃に加温し、150rpmで撹拌しながら30分間窒素バブリングし、混合液内の酸素を除去した。そして、混合液に対してフラスコ上部のUV照射ヘッドからUVを照射しながらモノマーをバルク重合した。
バルク重合の条件は、以下のとおりである。
重合温度:40℃
重合時間:2分
UVの強度:34mW/cm2(365nm)
上述したバルク重合によって、側鎖結晶性(メタ)アクリルポリマーと、(メタ)アクリルモノマー(ステアリルアクリレート、メチルアクリレート、アクリル酸、2,2,2−トリフルオロエチルアクリレート)との液状混合物を得た。得られた液状混合物中の側鎖結晶性(メタ)アクリルポリマーの重量平均分子量、側鎖結晶性(メタ)アクリルポリマーおよび(メタ)アクリルモノマーの含有量、および液状混合物の粘度を測定した。各々の測定結果および測定方法は、以下のとおりである。
側鎖結晶性(メタ)アクリルポリマーの重量平均分子量:120万
側鎖結晶性(メタ)アクリルポリマーの含有量:7重量%
(メタ)アクリルモノマーの含有量:93重量%
液状混合物の粘度:1,000mPa・s
(重量平均分子量)
GPCによって測定し、得られた測定値を標準ポリスチレン換算して得た。GPCの測定溶媒には、THFを使用した。
(含有率)
上述した重量平均分子量の測定結果において、ポリマー分とモノマー分との検出面積比から算出した。
(粘度)
以下の測定条件で測定した。
測定装置:英弘精機社製のデジタル粘度計「DV−II+Pro」
コーンプレート:CPE−42
回転数:30rpm
測定温度:50℃
(合成例2)
光ラジカル開始剤(光重合開始剤)の割合を1.5gに代えて0.75gにした以外は、上述した合成例1と同様にしてUVを照射しながらモノマーをバルク重合して、側鎖結晶性(メタ)アクリルポリマーと(メタ)アクリルモノマーとの液状混合物を得た。なお、上述した光ラジカル開始剤の割合は、側鎖結晶性(メタ)アクリルポリマーおよび(メタ)アクリルモノマーの合計100重量部に対して0.5重量部の割合である。
得られた液状混合物中の側鎖結晶性(メタ)アクリルポリマーの重量平均分子量、側鎖結晶性(メタ)アクリルポリマーおよび(メタ)アクリルモノマーの含有量、および液状混合物の粘度を上述した合成例1と同様にして測定した。測定結果は、以下のとおりである。
側鎖結晶性(メタ)アクリルポリマーの重量平均分子量:140万
側鎖結晶性(メタ)アクリルポリマーの含有量:7重量%
(メタ)アクリルモノマーの含有量:93重量%
液状混合物の粘度:1,200mPa・s
(比較合成例1)
光ラジカル開始剤(光重合開始剤)の割合を1.5gに代えて0.15gにした以外は、上述した合成例1と同様にしてUVを照射しながらモノマーをバルク重合して、側鎖結晶性(メタ)アクリルポリマーと(メタ)アクリルモノマーとの液状混合物を得た。なお、上述した光ラジカル開始剤の割合は、側鎖結晶性(メタ)アクリルポリマーおよび(メタ)アクリルモノマーの合計100重量部に対して0.1重量部の割合である。
得られた液状混合物中の側鎖結晶性(メタ)アクリルポリマーの重量平均分子量、側鎖結晶性(メタ)アクリルポリマーおよび(メタ)アクリルモノマーの含有量、および液状混合物の粘度を上述した合成例1と同様にして測定した。測定結果は、以下のとおりである。
側鎖結晶性(メタ)アクリルポリマーの重量平均分子量:220万
側鎖結晶性(メタ)アクリルポリマーの含有量:16重量%
(メタ)アクリルモノマーの含有量:84重量%
液状混合物の粘度:1,600mPa・s
(比較合成例2)
光ラジカル開始剤(光重合開始剤)の割合を1.5gに代えて3.0gにした以外は、上述した合成例1と同様にしてUVを照射しながらモノマーをバルク重合して、側鎖結晶性(メタ)アクリルポリマーと(メタ)アクリルモノマーとの液状混合物を得た。なお、上述した光ラジカル開始剤の割合は、側鎖結晶性(メタ)アクリルポリマーおよび(メタ)アクリルモノマーの合計100重量部に対して2.0重量部の割合である。
得られた液状混合物中の側鎖結晶性(メタ)アクリルポリマーの重量平均分子量、側鎖結晶性(メタ)アクリルポリマーおよび(メタ)アクリルモノマーの含有量、および液状混合物の粘度を上述した合成例1と同様にして測定した。測定結果は、以下のとおりである。
側鎖結晶性(メタ)アクリルポリマーの重量平均分子量:75万
側鎖結晶性(メタ)アクリルポリマーの含有量:5重量%
(メタ)アクリルモノマーの含有量:95重量%
液状混合物の粘度:700mPa・s
<感温性粘着シートの製造>
塗工液として、合成例1で得られた液状混合物を使用した。そして、まず、この液状混合物100gに対して多官能アクリレートを22.1g(0.02モル)の割合で添加した。
添加した多官能アクリレートは、以下のとおりである。
多官能アクリレート:3官能であり、重量平均分子量が1107である新中村化学工業社製のε−カプロラクトン変性トリス−(2−アクリロキシエチル)イソシアヌレート「NKエステルA−9300−6CL」
次に、多官能アクリレートを添加した液状混合物100gに対して粘着付与剤を20gの割合でさらに添加した後、アプリケーターで離型フィルムの表面に液状混合物を塗工した。
添加した粘着付与剤は、以下のとおりである。
粘着付与剤:軟化点が150℃以上である荒川化学工業社製の重合ロジンエステル「ペンセルD−160」
使用した離型フィルムは、以下のとおりである。
離型フィルム:ニッパ株式会社製の表面をシリコン処理した厚さ50μmのポリエチレンテレフタレートフィルム「PET50×1−J0L」
そして、塗膜の表面にフィルム状の空気遮断部材を積層し、塗膜の上方からUVを照射し、厚さ40μmの感温性粘着シートを得た。
なお、使用した空気遮断部材は、以下のとおりである。
空気遮断部材:ニッパ株式会社製の表面をシリコン処理した厚さ25μmのポリエチレンテレフタレートフィルム「PET25×1−J0L」
UV照射条件は、以下のとおりである。
UV照射装置:アズワン社製の「HLR100T−2/HB100A−1」
UVの照射量:8,000mJ/cm2
<評価>
得られた感温性粘着シートについて、臭気、アウトガス、耐熱性および剥離性を評価した。各評価方法を以下に示すとともに、その結果を表1に示す。
(臭気)
感温性粘着シートのモノマー臭気の有無を官能評価した。評価基準は、以下のように設定した。
○:モノマー臭気なし。
×:モノマー臭気あり。
(アウトガス)
感温性粘着シートを200℃の高温雰囲気下に曝して、アウトガス発生の有無を目視観察することによって評価した。評価基準は、以下のように設定した。
○:アウトガスなし。
△:実使用上問題のない範囲において僅かなアウトガスあり。
×:アウトガスあり。
(耐熱性)
まず、感温性粘着シートから離型フィルムおよび空気遮断部材を取り外し、感温性粘着シートの片面にガラス板を貼着し、他面に厚さ25μmのポリイミドフィルムを貼着して試験片を得た。次に、得られた試験片を、ポリイミドフィルムを上方、ガラス板を下方にして150〜250℃のホットプレートに載置し、20分間静置した後の試験片の状態を目視観察することによって耐熱性を評価した。評価基準は、以下のように設定した。なお、以下の評価基準において、浮きとは、ポリイミドフィルムおよびガラス板が感温性粘着シートから浮き上がることを意味するものとする。
◎:250℃で変化なし。
○:200℃以上250℃未満の温度で変化なし。
△:150℃以上200℃未満の温度で変化なし。
×:150℃で気泡および浮きが発生した。
(剥離性)
上述した耐熱性を評価した後の試験片を、ポリイミドフィルムを上方、ガラス板を下方にして5℃のクールプレートに載置し、20分間静置した後に感温性粘着シートからポリイミドフィルムおよびガラス板を手で剥離したときの剥離性を官能評価した。評価基準は、以下のように設定した。
○:抵抗なく剥離可能。
△:実使用上問題のない範囲において若干の抵抗はあるものの剥離可能。
×:剥離不可。
塗工液として、合成例2で得られた液状混合物を使用した以外は、上述した実施例1と同様にして厚さ40μmの感温性粘着シートを得た。
得られた感温性粘着シートについて、上述した実施例1と同様にして臭気、アウトガス、耐熱性および剥離性を評価した。その結果を表1に示す。
塗工液として、合成例2で得られた液状混合物を使用し、塗膜の上方から照射するUVの照射量を8,000mJ/cm2に代えて16,000mJ/cm2にした以外は、上述した実施例1と同様にして厚さ40μmの感温性粘着シートを得た。
得られた感温性粘着シートについて、上述した実施例1と同様にして臭気、アウトガス、耐熱性および剥離性を評価した。その結果を表1に示す。
液状混合物100gに対して以下に示す多官能アクリレートを15.5g(0.02モル)の割合で添加した以外は、上述した実施例1と同様にして厚さ40μmの感温性粘着シートを得た。
多官能アクリレート:2官能であり、重量平均分子量が776である新中村化学工業社製のエトキシ化ビスフェノールAジアクリレート「NKエステルA−BPE−10」
得られた感温性粘着シートについて、上述した実施例1と同様にして臭気、アウトガス、耐熱性および剥離性を評価した。その結果を表1に示す。
液状混合物100gに対して以下に示す多官能アクリレートを10.7g(0.02モル)の割合で添加した以外は、上述した実施例1と同様にして厚さ40μmの感温性粘着シートを得た。
多官能アクリレート:3官能であり、重量平均分子量が537である新中村化学工業社製のε−カプロラクトン変性トリス−(2−アクリロキシエチル)イソシアヌレート「NKエステルA−9300−1CL」
得られた感温性粘着シートについて、上述した実施例1と同様にして臭気、アウトガス、耐熱性および剥離性を評価した。その結果を表1に示す。
液状混合物100gに対して以下に示す多官能アクリレートを4.5g(0.02モル)の割合で添加した以外は、上述した実施例1と同様にして厚さ40μmの感温性粘着シートを得た。
多官能アクリレート:2官能であり、重量平均分子量が226である新中村化学工業社製の1,6−ヘキサンジオールジアクリレート「NKエステルA−HD−N」
得られた感温性粘着シートについて、上述した実施例1と同様にして臭気、アウトガス、耐熱性および剥離性を評価した。その結果を表1に示す。
塗膜の上方から照射するUVの照射量を8,000mJ/cm2に代えて16,000mJ/cm2にした以外は、上述した実施例1と同様にして厚さ40μmの感温性粘着シートを得た。
得られた感温性粘着シートについて、上述した実施例1と同様にして臭気、アウトガス、耐熱性および剥離性を評価した。その結果を表1に示す。
[比較例1]
塗工液として、比較合成例1で得られた液状混合物を使用した以外は、上述した実施例1と同様にして厚さ40μmの感温性粘着シートを得た。
得られた感温性粘着シートについて、上述した実施例1と同様にして臭気、アウトガス、耐熱性および剥離性を評価した。その結果を表1に示す。
[比較例2]
塗工液として、比較合成例2で得られた液状混合物を使用した以外は、上述した実施例1と同様にして厚さ40μmの感温性粘着シートを得た。
得られた感温性粘着シートについて、上述した実施例1と同様にして臭気、アウトガス、耐熱性および剥離性を評価した。その結果を表1に示す。
Figure 2016158414
表1から明らかなように、実施例1〜7はいずれも、臭気、アウトガス、耐熱性および剥離性において優れているのがわかる。なお、実施例1〜7について、UV硬化後の側鎖結晶性(メタ)アクリルポリマーの融点をDSCで10℃/分の測定条件で測定した結果、実施例1〜7の融点は30℃であった。
一方、光ラジカル開始剤の割合が側鎖結晶性(メタ)アクリルポリマーおよび(メタ)アクリルモノマーの合計100重量部に対して0.2重量部未満である比較例1、光ラジカル開始剤の割合が側鎖結晶性(メタ)アクリルポリマーおよび(メタ)アクリルモノマーの合計100重量部に対して1.9重量部よりも多い比較例2はいずれも、臭気、アウトガス、耐熱性に劣る結果を示した。なお、比較例1〜2の剥離性は、耐熱性の評価において浮きが発生するため、抵抗なく剥離可能であった。

Claims (13)

  1. フィルム状の基材と、
    前記基材の片面または両面に積層されている粘着剤層と、を備え、
    前記粘着剤層が、少なくとも側鎖結晶性(メタ)アクリルポリマー、(メタ)アクリルモノマー、多官能(メタ)アクリレートおよび光ラジカル開始剤を含有するとともに、紫外線硬化性を有し、かつ液状である、感温性粘着剤組成物の硬化物からなり、
    前記感温性粘着剤組成物が、前記側鎖結晶性(メタ)アクリルポリマーおよび前記(メタ)アクリルモノマーの合計100重量部に対して、前記光ラジカル開始剤を0.2〜1.9重量部の割合で含有する、感温性粘着テープ。
  2. 前記側鎖結晶性(メタ)アクリルポリマーが、少なくとも炭素数16以上の直鎖状アルキル基を有する(メタ)アクリレートを含むモノマーに光ラジカル開始剤を添加して紫外線を照射しながらバルク重合したポリマーである、請求項1に記載の感温性粘着テープ。
  3. 前記側鎖結晶性(メタ)アクリルポリマーの重量平均分子量が、45万以上である、請求項1または2に記載の感温性粘着テープ。
  4. 前記感温性粘着剤組成物において、前記側鎖結晶性(メタ)アクリルポリマー、前記(メタ)アクリルモノマー、前記多官能(メタ)アクリレートおよび前記光ラジカル開始剤のうち、前記側鎖結晶性(メタ)アクリルポリマーおよび前記(メタ)アクリルモノマーの合計含有量が最も多い、請求項1〜3のいずれかに記載の感温性粘着テープ。
  5. 前記感温性粘着剤組成物が、前記側鎖結晶性(メタ)アクリルポリマーおよび前記(メタ)アクリルモノマーの合計100重量%に対して、前記側鎖結晶性(メタ)アクリルポリマーを5〜40重量%の割合で含有する、請求項1〜4のいずれかに記載の感温性粘着テープ。
  6. 前記多官能(メタ)アクリレートが、2官能(メタ)アクリレートまたは3官能(メタ)アクリレートであり、かつ重量平均分子量が200〜1,200である、請求項1〜5のいずれかに記載の感温性粘着テープ。
  7. 前記感温性粘着剤組成物が、有機溶剤を含有していない、請求項1〜6のいずれかに記載の感温性粘着テープ。
  8. 前記粘着剤層が、前記側鎖結晶性(メタ)アクリルポリマーの融点以上の温度で粘着力を発現し、かつ前記融点未満の温度で粘着力が低下する、請求項1〜7のいずれかに記載の感温性粘着テープ。
  9. 前記(メタ)アクリルモノマーが、前記側鎖結晶性(メタ)アクリルポリマーを構成するモノマーと同一である、請求項1〜8のいずれかに記載の感温性粘着テープ。
  10. 前記感温性粘着剤組成物に紫外線を照射して硬化させるときの紫外線の照射量が、5,000mJ/cm2以上である、請求項1〜9のいずれかに記載の感温性粘着テープ。
  11. フィルム状の基材と、
    前記基材の片面または両面に積層されている粘着剤層と、を備え、
    前記粘着剤層が、少なくとも側鎖結晶性(メタ)アクリルポリマー、(メタ)アクリルモノマー、多官能(メタ)アクリレートおよび光ラジカル開始剤を含有するとともに、紫外線硬化性を有し、かつ液状である、感温性粘着剤組成物の硬化物からなり、
    前記感温性粘着剤組成物が、前記側鎖結晶性(メタ)アクリルポリマーおよび前記(メタ)アクリルモノマーの合計100重量部に対して、前記光ラジカル開始剤を0.2〜1.9重量部の割合で含有する、感温性粘着テープの製造方法であって、
    5,000mJ/cm2以上の紫外線を照射することによって前記感温性粘着剤組成物を硬化させる、感温性粘着テープの製造方法。
  12. 少なくとも炭素数16以上の直鎖状アルキル基を有する(メタ)アクリレートを含むモノマーに光ラジカル開始剤を添加して紫外線を照射しながらバルク重合することによって前記側鎖結晶性(メタ)アクリルポリマーを得る、請求項11に記載の感温性粘着テープの製造方法。
  13. 少なくとも側鎖結晶性(メタ)アクリルポリマー、(メタ)アクリルモノマー、多官能(メタ)アクリレートおよび光ラジカル開始剤を含有するとともに、紫外線硬化性を有し、かつ液状である、感温性粘着剤組成物の硬化物からなり、
    前記感温性粘着剤組成物が、前記側鎖結晶性(メタ)アクリルポリマーおよび前記(メタ)アクリルモノマーの合計100重量部に対して、前記光ラジカル開始剤を0.2〜1.9重量部の割合で含有する、感温性粘着シート。
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