JP6440407B2 - Tsvウエハの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、TSVウエハの製造方法に関する。
シリコン貫通電極(Through Silicon Via:以下、「TSV」と言うことがある。)を有するTSVウエハの製造では、通常、薄くて剛性の低いウエハを支持板に仮固定して加工することが行われる(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、所定の光を照射すると接着剤層から気体が発生して剥離可能になる接着テープを使用して、ウエハを支持板に仮固定して加工することが記載されている。特許文献1のように仮固定材を使用してウエハを支持板に仮固定する場合には、TSVウエハを歩留りよく得るうえで、剥離性に優れる仮固定材を使用してウエハを支持板に仮固定するのが望ましい。また、TSVウエハの製造工程では、通常、最高雰囲気温度が200〜250℃になるため、耐熱性に優れる仮固定材を使用してウエハを支持板に仮固定するのが望ましい。なお、特許文献1において、紫外線を照射する場合には、高額な紫外線照射装置が必要になるため、コストが高くなるという問題がある。また、紫外線の照射によってデバイス表面に損傷を与えるおそれもある。
一方、加熱による発泡剤の膨脹ないし発泡で粘着力が低下する発泡両面テープが知られている。
しかし、発泡両面テープを使用してウエハを支持板に仮固定すると、上述の高温雰囲気下に曝されたときに発泡剤が膨脹ないし発泡してしまい、結果としてTSVウエハを歩留りよく製造することができない。
紫外線を照射することで粘着力が低下する紫外線硬化型両面テープが知られている。
しかし、紫外線硬化型両面テープは剥離性が十分ではないため、TSVウエハを歩留りよく製造することができない。また、紫外線硬化型両面テープは粘着力の低下に高額な紫外線照射装置が必要になるため、コストが高くなる。さらに、紫外線の照射によってデバイス表面に損傷を与えるおそれもある。
特開2013−185014号公報
本発明の課題は、歩留りよくTSVウエハを製造することができるTSVウエハの製造方法を提供することである。
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、以下の構成からなる解決手段を見出し、本発明を完成するに至った。
(1)粘着シートの片面をウエハの凹凸状の回路面に貼着し、かつ前記粘着シートの他面を支持板に貼着する第1工程と、前記ウエハの前記回路面の反対側に位置する被加工面を加工してTSVウエハを得る第2工程と、前記粘着シートを前記TSVウエハから剥離する第3工程と、を備え、前記粘着シートは、側鎖結晶性ポリマーを含有し、かつ前記側鎖結晶性ポリマーの融点未満の温度で粘着力が低下する感温性粘着シートであり、前記第1工程および前記第2工程をいずれも、前記粘着シートの温度が前記融点以上の温度で行い、前記第3工程を、前記粘着シートの温度が前記融点未満の温度で行う、TSVウエハの製造方法。
(2)前記支持板が、ガラスからなる、前記(1)に記載のTSVウエハの製造方法。
(3)前記第2工程における最高雰囲気温度が、200〜250℃である、前記(1)または(2)に記載のTSVウエハの製造方法。
(4)前記粘着シートは、100℃における貯蔵弾性率E’が、1×105〜1×107Paである、前記(1)〜(3)のいずれかに記載のTSVウエハの製造方法。
(5)前記融点が、20〜65℃であり、前記第1工程を、前記粘着シートの温度が100℃以上の温度で行う、前記(1)〜(4)のいずれかに記載のTSVウエハの製造方法。
(6)前記側鎖結晶性ポリマーが、炭素数18以上の直鎖状アルキル基を有する(メタ)アクリレート10〜70質量部、炭素数1〜6のアルキル基を有する(メタ)アクリレート20〜80質量部および極性モノマー1〜10質量部を重合させることによって得られる共重合体である、前記(1)〜(5)のいずれかに記載のTSVウエハの製造方法。
(7)前記側鎖結晶性ポリマーが、下記一般式(I)で表される反応性フッ素化合物1〜10質量部をさらに重合させることによって得られる共重合体である、前記(6)に記載のTSVウエハの製造方法。
Figure 0006440407
[式中、R1は基:CH2=CHCOOR2−またはCH2=C(CH3)COOR2−(式中、R2はアルキレン基を示す。)を示す。]
(8)前記側鎖結晶性ポリマーが、ベヘニルアクリレート25〜35質量部、メチルアクリレート55〜65質量部、下記式(Ia)で表される反応性フッ素化合物1〜10質量部およびアクリル酸1〜10質量部を重合させることによって得られる共重合体である、前記(1)〜(5)のいずれかに記載のTSVウエハの製造方法。
Figure 0006440407
(9)前記側鎖結晶性ポリマーが、ベヘニルアクリレート40〜50質量部、メチルアクリレート45〜55質量部およびアクリル酸1〜10質量部を重合させることによって得られる共重合体である、前記(1)〜(5)のいずれかに記載のTSVウエハの製造方法。
(10)前記側鎖結晶性ポリマーが、金属キレート化合物によって架橋されている、前記(1)〜(9)のいずれかに記載のTSVウエハの製造方法。
(11)前記金属キレート化合物が、アルミニウムトリスアセチルアセトナートである、前記(10)に記載のTSVウエハの製造方法。
(12)前記金属キレート化合物の添加量が、側鎖結晶性ポリマー100質量部に対して、5〜15質量部である、前記(10)または(11)に記載のTSVウエハの製造方法。
本発明によれば、歩留りよくTSVウエハを製造することができるという効果がある。
(a)〜(d)は、本発明の一実施形態に係るTSVウエハの製造方法を示す工程図である。
以下、本発明の一実施形態に係るTSVウエハの製造方法について、図1を参照して詳細に説明する。
(粘着シート)
図1に示すように、本実施形態では、ウエハ2を支持板3に仮固定して加工し、TSVウエハ4を製造するのに粘着シート1を使用する。本実施形態の粘着シート1は、基材レスの粘着シートである。シートとは、シート状のみに限定されるものではなく、本実施形態の効果を損なわない限りにおいて、シート状ないしフィルム状をも含む概念である。
本実施形態の粘着シート1は、温度変化に対応して粘着力が変化する感温性粘着シートである。具体的に説明すると、本実施形態の粘着シート1は、側鎖結晶性ポリマーを含有している。側鎖結晶性ポリマーは、融点を有するポリマーである。融点とは、ある平衡プロセスにより、最初は秩序ある配列に整合されていた重合体の特定部分が無秩序状態になる温度であり、示差熱走査熱量計(DSC)によって10℃/分の測定条件で測定して得られる値のことを意味するものとする。
側鎖結晶性ポリマーは、上述した融点未満の温度で結晶化し、かつ融点以上の温度では相転位して流動性を示す。すなわち、側鎖結晶性ポリマーは、温度変化に対応して結晶状態と流動状態とを可逆的に起こす感温性を有する。これにより、粘着シート1を融点以上の温度に加熱すれば、側鎖結晶性ポリマーが流動性を示すことによって粘着力が発現する。また、粘着シート1を融点未満の温度に冷却すれば、側鎖結晶性ポリマーが結晶化することによって粘着力が低下する。さらに、再度、粘着シート1を融点以上の温度に加熱すれば、側鎖結晶性ポリマーが流動性を示すことによって粘着力が回復するので、繰り返し使用することができる。
本実施形態の粘着シート1は、側鎖結晶性ポリマーが結晶化したときに粘着力が低下する割合で側鎖結晶性ポリマーを含有している。より具体的には、本実施形態の粘着シート1は、側鎖結晶性ポリマーが流動性を示したときに粘着力が発現し、かつ側鎖結晶性ポリマーが結晶化したときに粘着力が低下する割合で側鎖結晶性ポリマーを含有している。言い換えれば、本実施形態の粘着シート1は、側鎖結晶性ポリマーを主成分として含有しており、実質的には側鎖結晶性ポリマーからなる。
側鎖結晶性ポリマーの融点としては、20〜65℃であるのが好ましく、25〜60℃であるのがより好ましく、45〜55℃であるのがさらに好ましい。
上述した融点は、側鎖結晶性ポリマーの組成等を変えることによって調整することができる。側鎖結晶性ポリマーの組成としては、炭素数18以上の直鎖状アルキル基を有する(メタ)アクリレート10〜70質量部、好ましくは20〜60質量部、より好ましくは25〜50質量部と、炭素数1〜6のアルキル基を有する(メタ)アクリレート20〜80質量部、好ましくは30〜70質量部、より好ましくは45〜65質量部と、極性モノマー1〜10質量部と、を重合させることによって得られる共重合体であるのがよい。なお、炭素数18以上の直鎖状アルキル基を有する(メタ)アクリレートの割合があまり少なく、かつ炭素数1〜6のアルキル基を有する(メタ)アクリレートの割合があまり多いと、後述するウエハ2の凹凸状の回路面21に対する粘着シート1の凹凸追従性が低下するおそれがある。また、炭素数18以上の直鎖状アルキル基を有する(メタ)アクリレートの割合があまり多く、かつ炭素数1〜6のアルキル基を有する(メタ)アクリレートの割合があまり少ないと、粘着シート1をTSVウエハ4から剥離したときに糊残りが発生するおそれがある。
炭素数18以上の直鎖状アルキル基を有する(メタ)アクリレートとしては、例えばステアリル(メタ)アクリレート、エイコシル(メタ)アクリレート、ベヘニル(メタ)アクリレート等の炭素数18〜22の線状アルキル基を有する(メタ)アクリレートが挙げられ、炭素数1〜6のアルキル基を有する(メタ)アクリレートとしては、例えばメチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレート等が挙げられ、極性モノマーとしては、例えばアクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、イタコン酸、マレイン酸、フマル酸等のカルボキシル基を有するエチレン不飽和単量体;2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシヘキシル(メタ)アクリレート等のヒドロキシル基を有するエチレン不飽和単量体等が挙げられ、これらは1種または2種以上を混合して用いてもよい。なお、(メタ)アクリレートとは、アクリレートまたはメタクリレートのことを意味するものとする。
側鎖結晶性ポリマーは、上述したモノマーに反応性フッ素化合物をさらに重合させた共重合体であってもよい。これにより、側鎖結晶性ポリマーによる粘着力の低下に加えて、反応性フッ素化合物に起因する離型性が加わることから、粘着シート1の剥離性を向上させることができる。
反応性フッ素化合物とは、反応性を示す官能基を有するフッ素化合物のことを意味するものとする。反応性を示す官能基としては、例えばビニル基、アリル基、(メタ)アクリル基、(メタ)アクリロイル基、(メタ)アクリロイルオキシ基等のエチレン性不飽和二重結合を有する基;エポキシ基(グリシジル基およびエポキシシクロアルキル基を含む)、メルカプト基、カルビノール基、カルボキシル基、シラノール基、フェノール基、アミノ基、水酸基等が挙げられる。
反応性フッ素化合物の具体例としては、下記一般式(I)で表される化合物等が挙げられる。
Figure 0006440407
[式中、R1は基:CH2=CHCOOR2−またはCH2=C(CH3)COOR2−(式中、R2はアルキレン基を示す。)を示す。]
一般式(I)中、R2が示すアルキレン基としては、例えばメチレン基、エチレン基、トリメチレン基、メチルエチレン基、プロピレン基、テトラメチレン基、ペンタメチレン基、ヘキサメチレン基等の炭素数1〜6の直鎖または分枝したアルキレン基等が挙げられる。
一般式(I)で表される化合物の具体例としては、下記式(Ia),(Ib)で表される化合物等が挙げられる。
Figure 0006440407
上述した反応性フッ素化合物は、市販品を用いることができる。市販の反応性フッ素化合物としては、例えばいずれも大阪有機化学工業社製の「ビスコート3F」、「ビスコート3FM」、「ビスコート4F」、「ビスコート8F」、「ビスコート8FM」、共栄社化学(株)製の「ライトエステルM−3F」等が挙げられる。
反応性フッ素化合物は、1〜10質量部の割合で上述したモノマーと重合させるのが好ましい。
側鎖結晶性ポリマーにおいて、好ましいモノマー成分としては、炭素数18以上の直鎖状アルキル基を有する(メタ)アクリレートがベヘニルアクリレートであり、炭素数1〜6のアルキル基を有する(メタ)アクリレートがメチルアクリレートであり、極性モノマーがアクリル酸であり、反応性フッ素化合物が式(Ia)で表される化合物である。特に、メチルアクリレートは、側鎖結晶性ポリマーに凝集力を付与する成分として機能することから、メチルアクリレートを共重合させると、粘着シート1の耐熱性を向上させることができる。
側鎖結晶性ポリマーの好ましい組成としては、例えばベヘニルアクリレート25〜35質量部、メチルアクリレート55〜65質量部、上述した式(Ia)で表される反応性フッ素化合物1〜10質量部およびアクリル酸1〜10質量部を重合させることによって得られる共重合体、ベヘニルアクリレート40〜50質量部、メチルアクリレート45〜55質量部およびアクリル酸1〜10質量部を重合させることによって得られる共重合体等が挙げられる。
重合方法としては、特に限定されるものではなく、例えば溶液重合法、塊状重合法、懸濁重合法、乳化重合法等が採用可能である。溶液重合法を採用する場合には、上述したモノマーを溶剤に混合し、40〜90℃程度で2〜10時間程度攪拌すればよい。
側鎖結晶性ポリマーの重量平均分子量としては、15万〜110万であるのが好ましく、20万〜100万であるのがより好ましく、50万〜70万であるのがさらに好ましい。重量平均分子量があまり小さいと、耐熱性が低下するとともに、糊残りが発生するおそれがある。重量平均分子量があまり大きいと、ウエハ2の凹凸状の回路面21に対する粘着シート1の凹凸追従性が低下するおそれがある。重量平均分子量は、側鎖結晶性ポリマーをゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)によって測定し、得られた測定値をポリスチレン換算した値である。
側鎖結晶性ポリマーは、架橋剤によって架橋されているのが好ましい。架橋剤としては、例えば金属キレート化合物、アジリジン化合物、イソシアネート化合物、エポキシ化合物等が挙げられる。これらの中でも、耐熱性をより向上させるうえで、金属キレート化合物が好ましい。言い換えれば、側鎖結晶性ポリマーは、金属キレート化合物によって架橋されているのが好ましい。
金属キレート化合物としては、例えば多価金属のアセチルアセトン配位化合物、多価金属のアセト酢酸エステル配位化合物等が挙げられる。多価金属としては、例えばアルミニウム、ニッケル、クロム、鉄、チタン、亜鉛、コバルト、マンガン、ジルコニウム等が挙げられる。金属キレート化合物としては、アルミニウムのアセチルアセトン配位化合物またはアセト酢酸エステル配位化合物が好ましく、アルミニウムトリスアセチルアセトナートがより好ましい。なお、金属キレート化合物は、1種のみを用いてもよく、2種以上を混合して用いてもよい。
架橋剤の添加量としては、側鎖結晶性ポリマー100質量部に対して、0.1〜20質量部であるのが好ましく、0.5〜15質量部であるのがより好ましく、1〜15質量部であるのがさらに好ましい。架橋剤として金属キレート化合物を採用するとき、金属キレート化合物の添加量は、側鎖結晶性ポリマー100質量部に対して、5〜15質量部であるのが好ましく、9〜11質量部であるのがより好ましい。
本実施形態の粘着シート1は、100℃における貯蔵弾性率E’が、1×104〜1×108Paであるのが好ましく、1×105〜1×107Paであるのがより好ましく、1×105〜1×106Paであるのがさらに好ましい。これにより、ウエハ2の凹凸状の回路面21に対する粘着シート1の凹凸追従性を向上させることができる。貯蔵弾性率E’は、動的粘弾性測定装置で測定して得られる値である。
粘着シート1には、例えば粘着付与剤、可塑剤、老化防止剤、紫外線吸収剤等の各種の添加剤を添加することができる。
粘着シート1の厚さとしては、10〜200μmであるのが好ましく、25〜150μmであるのがより好ましいが、これらに限定されるものではない。
上述した粘着シート1を使用する本実施形態のTSVウエハの製造方法は、第1〜第3工程を備えている。以下、工程順に本実施形態を詳細に説明する。
(第1工程)
まず、図1(a)および図1(b)に示すように、上述した粘着シート1の片面11をウエハ2の凹凸状の回路面21に貼着し、かつ粘着シート1の他面12を支持板3に貼着する。
第1工程は、粘着シート1の温度が融点以上の温度で行う。これにより、側鎖結晶性ポリマーが流動性を示すことによって粘着シート1の粘着力が発現している状態にあることから、ウエハ2を支持板3に粘着シート1で仮固定することができる。また、粘着シート1は、側鎖結晶性ポリマーが流動性を示すことによって凹凸状の回路面21に対して優れた凹凸追従性を発揮することから、ウエハ2を支持板3に均一かつ安定した状態で仮固定することができ、ウエハ2を高い精度で加工することができる。特に、融点が20〜65℃であるとき、第1工程は、粘着シート1の温度が100℃以上、好ましくは100〜110℃の温度で行うのがよい。これにより、粘着シート1が優れた凹凸追従性を発揮する。なお、粘着シート1の温度を融点以上の温度にするには、ヒータ等の加熱手段を使用すればよい。
ウエハ2において、回路面21における互いに隣り合う凸部211の頂部211aと凹部212の底部212aとの差hは、通常、5μm以上であるが、これに限定されるものではない。また、支持板3は、ウエハ2をその回路面21側から支持するとともに、ウエハ2に剛性を付与する部材として機能する。本実施形態の支持板3はガラスからなるが、これに限定されるものではない。
(第2工程)
次に、図1(b)および図1(c)に示すように、ウエハ2の回路面21の反対側に位置する被加工面22を加工してTSVウエハ4を得る。加工方法としては、例えば研磨、配線層の形成、電極の作製等が挙げられるが、シリコン貫通電極を形成できる限り、これらに限定されるものではない。図1(c)では、被加工面22を研磨加工した状態を示している。
第2工程は、上述した第1工程と同様に、粘着シート1の温度が融点以上の温度で行う。これにより、粘着シート1の粘着力が発現している状態にあることから、ウエハ2を支持板3に仮固定した状態でウエハ2の加工を行うことができる。また、第2工程では、通常、最高雰囲気温度が200〜250℃になる。具体的には、上述した加工方法のうち配線層の形成、電極の作製等において、最高雰囲気温度が200〜250℃になり易い。本実施形態の粘着シート1は耐熱性に優れることから、上述した高温雰囲気下に曝されたとしても、ウエハ2を支持板3に仮固定し続けることができる。
(第3工程)
最後に、図1(d)に示すように、粘着シート1をTSVウエハ4から剥離する。本実施形態では、第3工程を、粘着シート1の温度が融点未満の温度で行う。これにより、側鎖結晶性ポリマーが結晶化することによって粘着シート1の粘着力が低下している状態にあることから、TSVウエハ4の損傷を抑制しつつ粘着シート1をTSVウエハ4から剥離して歩留りよくTSVウエハ4を得ることができる。なお、粘着シート1の温度を融点未満の温度にするには、ファン等の冷却手段を使用すればよい。
以上、本発明に係る好ましい実施形態について例示したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない限り任意のものとすることができることは言うまでもない。
例えば、上述の実施形態では、TSVウエハ4の製造に粘着シート1を使用しているが、粘着シート1に代えて、両面粘着テープを使用することができる。両面粘着テープは、感温性粘着剤層をフィルム状の基材の両面に有する感温性両面粘着テープである。
感温性粘着剤層は、粘着シート1と同様に、側鎖結晶性ポリマーを含有している。両面粘着テープの片面を構成する一方の感温性粘着剤層と、他面を構成する他方の感温性粘着剤層は、互いの組成等が同じであってもよいし、異なっていてもよい。
感温性粘着剤層を基材の両面に積層するには、例えば側鎖結晶性ポリマーを溶剤に加えた塗布液を、コーター等によって基材の両面に塗布して乾燥させればよい。コーターとしては、例えばナイフコーター、ロールコーター、カレンダーコーター、コンマコーター、グラビアコーター、ロッドコーター等が挙げられる。
感温性粘着剤層の厚さとしては、10〜200μmであるのが好ましく、25〜150μmであるのがより好ましいが、これらに限定されるものではない。両面粘着テープの片面を構成する一方の感温性粘着剤層と、他面を構成する他方の感温性粘着剤層は、互いの厚みが同じであってもよいし、異なっていてもよい。
感温性粘着剤層のその他の構成は、上述した一実施形態に係る粘着シート1と同様であるので、説明を省略する。
一方、基材は、フィルム状である。フィルム状とは、フィルム状のみに限定されるものではなく、本実施形態の効果を損なわない限りにおいて、フィルム状ないしシート状をも含む概念である。
基材の構成材料としては、例えばポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリアミド、ポリイミド、ポリカーボネート、エチレン酢酸ビニル共重合体、エチレンエチルアクリレート共重合体、エチレンポリプロピレン共重合体、ポリ塩化ビニル等の合成樹脂が挙げられ、例示した合成樹脂のうちポリエチレンテレフタレートが好ましい。
基材は、単層体または複層体のいずれであってもよく、その厚さとしては、5〜250μmであるのが好ましく、12〜188μmであるのがより好ましく、25〜125μmであるのがさらに好ましい。基材の表面には、感温性粘着剤層に対する密着性を高めるうえで、例えばコロナ放電処理、プラズマ処理、ブラスト処理、ケミカルエッチング処理、プライマー処理等の表面処理を施すことができる。
その他の構成は、上述した一実施形態に係るTSVウエハの製造方法と同様であるので、説明を省略する。
以下、合成例および実施例を挙げて本発明を詳細に説明するが、本発明は以下の合成例および実施例のみに限定されるものではない。なお、以下の説明で「部」は質量部を意味する。
(合成例1)
まず、ベヘニルアクリレートを10部、メチルアクリレートを80部、反応性フッ素化合物を5部、アクリル酸を5部、および重合開始剤として日油社製の「パーロイルOPP」を0.4部の割合で混合し、これらを酢酸エチル:トルエン=8:2(重量比)の混合溶媒200部に加えて混合液を得た。なお、使用した反応性フッ素化合物は、以下のとおりである。
反応性フッ素化合物:上述した式(Ia)で表される反応性フッ素化合物であって、大阪有機化学工業社製のトリフルオロエチルアクリレート「ビスコート3F」
次に、得られた混合液を55℃で4時間撹拌することによって各モノマーを重合させ、共重合体を得た。得られた共重合体の融点は21℃、重量平均分子量は60万であった。
(合成例2)
ベヘニルアクリレートを10部に代えて30部にし、メチルアクリレートを80部に代えて60部にした以外は、合成例1と同様にして、これらのモノマーを重合させた。得られた共重合体の融点は47℃、重量平均分子量は58万であった。
(合成例3)
ベヘニルアクリレートを10部に代えて30部にし、メチルアクリレートを80部に代えて60部にし、重合開始剤を0.4部に代えて0.1部にし、溶媒を酢酸エチル:トルエン=8:2(重量比)の混合溶媒200部に代えて酢酸エチル180部にした以外は、合成例1と同様にして、これらのモノマーを重合させた。得られた共重合体の融点は46℃、重量平均分子量は105万であった。
(合成例4)
ベヘニルアクリレートを10部に代えて30部にし、メチルアクリレートを80部に代えて60部にし、重合開始剤を0.4部に代えて1.0部にし、溶媒を酢酸エチル:トルエン=8:2(重量比)の混合溶媒200部に代えてトルエン230部にし、攪拌温度を55℃に代えて65℃にした以外は、合成例1と同様にして、これらのモノマーを重合させた。得られた共重合体の融点は45℃、重量平均分子量は18万であった。
(合成例5)
ベヘニルアクリレートを10部に代えて45部にし、メチルアクリレートを80部に代えて50部にし、反応性フッ素化合物を添加しなかった以外は、合成例1と同様にして、これらのモノマーを重合させた。得られた共重合体の融点は53℃、重量平均分子量は60万であった。
(合成例6)
ベヘニルアクリレートを10部に代えて70部にし、メチルアクリレートを80部に代えて20部にした以外は、合成例1と同様にして、これらのモノマーを重合させた。得られた共重合体の融点は62℃、重量平均分子量は58万であった。
合成例1〜6の各共重合体を表1に示す。なお、合成例1〜6の各共重合体はいずれも、側鎖結晶性ポリマーである。合成例1〜6において、融点は、共重合体をDSCで10℃/分の測定条件で測定することによって得た。重量平均分子量は、共重合体をGPCで測定し、得られた測定値をポリスチレン換算することによって得た。
Figure 0006440407
[実施例1〜6]
<粘着シートの作製>
まず、得られた共重合体100部に対し、固形分換算で金属キレート化合物を10部添加して混合物を得た。添加した金属キレート化合物は、以下のとおりである。
金属キレート化合物:川研ファインケミカル社製のアルミニウムトリスアセチルアセトナート「アルミキレートA(W)」
次に、得られた混合物を酢酸エチルによって固形分が30質量%となるように調整し、塗布液を得た。そして、得られた塗布液を離型フィルム上に塗布し、100℃で10分間加熱して架橋反応させ、表2に示す厚みを有する粘着シートを得た。なお、離型フィルムは、ポリエチレンテレフタレートフィルムの表面にシリコーンを塗布した厚さ50μmのものを用いた。
<評価>
得られた粘着シートについて、貯蔵弾性率E’、凹凸追従性、耐熱性および剥離性を評価した。各評価方法を以下に示すとともに、その結果を表2に示す。
(貯蔵弾性率E’)
100℃における貯蔵弾性率E’を、セイコーインスツルメンツ社(Seiko Instruments Inc.)製の動的粘弾性測定装置「DMS 6100」を用いて、20Hz、5℃/分、−100〜400℃の昇温過程で測定した。
(凹凸追従性)
まず、100℃の雰囲気温度において、粘着シートの片面をウエハの凹凸状の回路面に貼着し、かつ粘着シートの他面を支持板に貼着した。使用したウエハおよび支持板は、以下のとおりである。
ウエハ:互いに隣り合う凸部の頂部と凹部の底部との差が25μmである凹凸状の回路面を有するウエハ
支持板:厚さ0.4mmのガラス板
次に、100℃の雰囲気温度で20分間静置した後、雰囲気温度を100℃から23℃に下げ、支持板側からウエハの凹凸状の回路面を電子顕微鏡(倍率:20倍)で観察し、粘着シートの凹凸追従性を評価した。なお、評価基準は、以下のように設定した。
○:凹部内にボイドがない。
△:凹部内に実使用上問題のない範囲で若干のボイドがある。
×:凹部内に多数のボイドがある。
(耐熱性)
まず、上述した凹凸追従性と同様にして、100℃の雰囲気温度において、粘着シートの片面をウエハの凹凸状の回路面に貼着し、かつ粘着シートの他面を支持板に貼着した。
次に、雰囲気温度を100℃から250℃に上げ、この雰囲気温度で20分間静置した後、雰囲気温度を250℃から23℃まで下げ、ウエハ、支持板および粘着シートの状態を凹凸追従性と同様に電子顕微鏡で観察して耐熱性を評価した。なお、評価基準は、以下のように設定した。
○:ウエハおよび支持板のいずれにも浮きがなく、かつ凹部内にボイドがない。
△:ウエハおよび支持板のうち少なくとも一方に実使用上問題のない範囲で若干の浮きがあるか、または凹部内に実使用上問題のない範囲で若干のボイドがある。
×:ウエハおよび支持板のうち少なくとも一方に大きな浮きがあるか、または凹部内に多数のボイドがある。
なお、23℃の雰囲気温度は合成例2〜6の融点未満の温度であり、これらを含有する実施例1〜2、4〜6では粘着力が低下するが、融点未満の温度では所謂アンカー効果が発現していることから、上述の評価基準における浮きは、雰囲気温度が融点未満の温度になったときに発生したものではなく、雰囲気温度を250℃にすることによって発生したものと判断した。
(剥離性)
まず、上述した凹凸追従性と同様にして、100℃の雰囲気温度において、粘着シートの片面をウエハの凹凸状の回路面に貼着し、かつ粘着シートの他面を支持板に貼着した。
次に、雰囲気温度を100℃から250℃に上げ、この雰囲気温度で20分間静置した後、雰囲気温度を250℃から5℃に下げ、この雰囲気温度で粘着シートをウエハから剥離するときの状態を評価した。なお、粘着シートのウエハからの剥離は、手で行った。また、評価基準は、以下のように設定した。
○:ウエハに糊残りがなく、かつウエハを損傷することなく剥離できる。
△:ウエハに実使用上問題のない範囲で若干の糊残りがあるものの、ウエハを損傷することなく剥離できる。
×:ウエハに多量の糊残りがあるか、ウエハが損傷するか、またはウエハから剥離できない。
[比較例1]
市販の発泡両面テープを使用した以外は、実施例1〜6と同様にして、凹凸追従性、耐熱性および剥離性を評価した。その結果を表2に示す。
[比較例2]
市販の紫外線硬化型両面テープを使用した以外は、実施例1〜6と同様にして、凹凸追従性および耐熱性を評価した。また、紫外線硬化型両面テープをウエハから剥離するとき、紫外線硬化型両面テープに所定の紫外線を照射して紫外線硬化型両面テープを紫外線硬化させてから剥離した以外は、実施例1〜6と同様にして、剥離性を評価した。これらの結果を表2に示す。
Figure 0006440407
表2から明らかなように、実施例1〜6はいずれも、凹凸追従性、耐熱性および剥離性において優れているのがわかる。実施例1〜6のうち実施例1〜2は、特に優れた結果を示した。
一方、発泡両面テープである比較例1は、耐熱性に劣る結果を示した。そのため、比較例1では、耐熱性が要求される第2工程よりも後に行う第3工程に相当する剥離性については評価しなかった。紫外線硬化型両面テープである比較例2は、剥離性に劣る結果を示した。
1 粘着シート
11 片面
12 他面
2 ウエハ
21 回路面
211 凸部
211a 頂部
212 凹部
212a 底部
22 被加工面
3 支持板
4 TSVウエハ

Claims (9)

  1. 粘着シートの片面をウエハの凹凸状の回路面に貼着し、かつ前記粘着シートの他面を支持板に貼着する第1工程と、
    前記ウエハの前記回路面の反対側に位置する被加工面を加工してTSVウエハを得る第2工程と、
    前記粘着シートを前記TSVウエハから剥離する第3工程と、を備え、
    前記粘着シートは、側鎖結晶性ポリマーを含有し、かつ前記側鎖結晶性ポリマーの融点未満の温度で粘着力が低下する感温性粘着シートであり、
    前記第1工程および前記第2工程をいずれも、前記粘着シートの温度が前記融点以上の温度で行い、
    前記第3工程を、前記粘着シートの温度が前記融点未満の温度で行うとともに、
    前記粘着シートは、100℃における貯蔵弾性率E’が、1×10 5 〜1×10 7 Paであり、
    前記側鎖結晶性ポリマーが、金属キレート化合物によって架橋されており、
    前記融点が、20〜65℃であり、
    前記第1工程を、前記粘着シートの温度が100℃以上の温度で行う、TSVウエハの製造方法。
  2. 前記支持板が、ガラスからなる、請求項1に記載のTSVウエハの製造方法。
  3. 前記第2工程における最高雰囲気温度が、200〜250℃である、請求項1または2に記載のTSVウエハの製造方法。
  4. 前記側鎖結晶性ポリマーが、炭素数18以上の直鎖状アルキル基を有する(メタ)アクリレート10〜70質量部、炭素数1〜6のアルキル基を有する(メタ)アクリレート20〜80質量部および極性モノマー1〜10質量部を重合させることによって得られる共重合体である、請求項1〜のいずれかに記載のTSVウエハの製造方法。
  5. 前記側鎖結晶性ポリマーが、下記一般式(I)で表される反応性フッ素化合物1〜10質量部をさらに重合させることによって得られる共重合体である、請求項に記載のTSVウエハの製造方法。
    Figure 0006440407
    [式中、R1は基:CH2=CHCOOR2−またはCH2=C(CH3)COOR2−(式中、R2はアルキレン基を示す。)を示す。]
  6. 前記側鎖結晶性ポリマーが、ベヘニルアクリレート25〜35質量部、メチルアクリレート55〜65質量部、下記式(Ia)で表される反応性フッ素化合物1〜10質量部およびアクリル酸1〜10質量部を重合させることによって得られる共重合体である、請求項1〜のいずれかに記載のTSVウエハの製造方法。
    Figure 0006440407
  7. 前記側鎖結晶性ポリマーが、ベヘニルアクリレート40〜50質量部、メチルアクリレート45〜55質量部およびアクリル酸1〜10質量部を重合させることによって得られる共重合体である、請求項1〜のいずれかに記載のTSVウエハの製造方法。
  8. 前記金属キレート化合物が、アルミニウムトリスアセチルアセトナートである、請求項に記載のTSVウエハの製造方法。
  9. 前記金属キレート化合物の添加量が、側鎖結晶性ポリマー100質量部に対して、5〜15質量部である、請求項またはに記載のTSVウエハの製造方法。
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