JP2002238723A - 回転ずし管理システム - Google Patents

回転ずし管理システム

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JP2002238723A JP2001035356A JP2001035356A JP2002238723A JP 2002238723 A JP2002238723 A JP 2002238723A JP 2001035356 A JP2001035356 A JP 2001035356A JP 2001035356 A JP2001035356 A JP 2001035356A JP 2002238723 A JP2002238723 A JP 2002238723A
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    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47FSPECIAL FURNITURE, FITTINGS, OR ACCESSORIES FOR SHOPS, STOREHOUSES, BARS, RESTAURANTS OR THE LIKE; PAYING COUNTERS
    • A47F10/00Furniture or installations specially adapted to particular types of service systems, not otherwise provided for
    • A47F10/06Furniture or installations specially adapted to particular types of service systems, not otherwise provided for for restaurant service systems

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  • Table Equipment (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンベアにより搬送されるすしの数量を的確
にカウントすることができる回転ずし管理システムを提
供する。 【解決手段】 回転テーブル205上に複数のメニュー
立てS1〜S5を載置する。メニュー立てS1〜S5の
それぞれを先頭として、そのメニュー立てに書かれた種
類のすしが載せられた皿P1〜P7が載置される。セン
サ207の付近をメニュー立てS1〜S5が通過すると
きに、メニュー立てS1〜S5のそれぞれが出力する情
報(その後に続くすしの種類を特定するための電波な
ど)をセンサ207により検出する。次のメニュー立て
がセンサ207により検出されるまでに通過した皿の数
をセンサ207がカウントすることで、すしの数量を種
類ごとに計測することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は回転ずし管理シス
テムに関し、特にコンベアにより配送されるすしの数量
などの管理を行なう回転ずし管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、複数の回転ずし店舗を管理、
運営する企業が知られている。各店舗においては、回転
ずしコンベアを有する回転テーブルが備えられ、すしは
コンベアにより搬送されながら顧客に提供される。
【0003】また、皿に印を付与することで皿を管理
し、所定時間が経過した皿は排除することなどが行なわ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
回転ずし店舗においては、すしの数量が把握できないた
め、すしの作り過ぎや不足が発生する可能性が高いとい
う問題がある。
【0005】また、従来の技術においてはコンベアによ
り搬送される商品を個別に管理できないという問題があ
った。たとえば、すしを乗せた皿とケーキを載せた皿と
がコンベア上にある場合を想定する。このとき、鮮度が
低下するまでの時間はすしの方が短いため、すしの皿を
排除するまでの時間をケーキの皿の時間よりも短くする
ことが望まれる。しかしながら、従来の技術において
は、皿を管理することはできても、その皿上の商品を特
定することができない。そのため、商品ごとに排除まで
の時間を特定することができないのである。
【0006】この発明はそのような問題点を解決するた
めになされたものであり、コンベアにより配送されるす
しの数量を的確にカウントすることができる回転ずし管
理システムを提供することを第1の目的としている。
【0007】この発明は、コンベアにより配送されるす
しの数量をすしの種類ごとにカウントすることができる
回転ずし管理システムを提供することを第2の目的とし
ている。
【0008】この発明は、すし皿とその上に載せられる
すしの種類とを管理することができる回転ずし管理シス
テムを提供することを第3の目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
この発明のある局面に従うと、回転ずし管理システム
は、コンベアにより配送されるすしの管理を行なう回転
ずし管理システムであって、すしとともに配送される識
別子を検出する検出手段と、検出手段の検出出力に応答
して、コンベアにより配送されるすしの数量のカウント
を開始するカウント手段とを備える。
【0010】好ましくはカウント手段は、識別子の情報
を読取り、すしの種類ごとにすしの数量をカウントす
る。
【0011】好ましくはカウント手段は、厨房から出て
行くすしの数量および厨房に戻ってくるすしの数量をカ
ウントすることで、すしの作製量と消費量とを計算す
る。
【0012】この発明の他の局面に従うと回転ずし管理
システムは、コンベアにより配送されるすしの管理を行
なう回転ずし管理システムであって、すしは皿に載せら
れており、皿の各々には皿の各々を識別するための情報
が付与されており、すしとともに配送される識別子を検
出する検出手段と、検出手段により検出された識別子に
基づき、皿の各々に載せられたすしの種類を判定する判
定手段と、皿の各々を識別するための情報に対応させ
て、判定手段の判定結果を記憶する記憶手段とを備え
る。
【0013】好ましくは識別子には、その後に続いて配
送されるすしの種類を示す情報が記載されている。
【0014】
【発明の実施の形態】[第1の実施の形態]図1は、本
発明の第1の実施の形態における回転ずし店舗運営シス
テムの構成を示す図である。
【0015】図を参照して、回転ずし店舗運営システム
は、各店舗における商品の発注、売上、勤怠その他の各
種情報を管理する本部100と、顧客にすしを提供する
複数の店舗200a〜200dと、すしの原材料の加工
を行なう調理センター300と、すしの原材料の仕入先
400a,400bとから構成されている。
【0016】本部100と、各店舗200a〜200
d、調理センター300、および仕入先400a,40
0bとは通信回線(これには公衆回線、専用線、インタ
ーネットなどを用いることができる)で相互に接続され
ている。
【0017】また、本部100はインターネット500
に接続されている。各店舗200a〜200dには、来
店した客の人数、客層を入力するための端末や、コンベ
ア上に存在するすしの種類および量などを検出するセン
サが備えられている。これらの端末やセンサにより得ら
れた情報は、リアルタイムで本部100に送られる。こ
れにより、本部100では各店舗の状況をリアルタイム
に把握することができる。
【0018】また、各店舗において、1日のうちに提供
されたすしの総数がその種類ごとにカウントされ、その
カウントされた量に基づいて仕入先400a,400b
へ、電話、ファクシミリ、電子メールなどの通信手段を
用いて自動的に発注が行なわれる。
【0019】なお、各店舗のコンベア上に所定時間放置
されたままのすしは、排出装置(これはコンピュータか
らの信号に基づいて動作するアクチュエータなどにより
構成される)により自動的に廃棄されるが、この廃棄さ
れたすしの量も自動的にカウントされ、発注量(仕入
量)を決定するときに考慮される。
【0020】これにより、たとえば人気がなく破棄され
た量が多かった種類のすしの材料は、発注量を減らし、
かつその店舗における供給量を少なくすることができ
る。
【0021】図2は、本実施の形態における回転ずし店
舗運営システムの構成を示す図である。
【0022】図を参照して、回転ずし店舗運営システム
は、すし供給システム600と、店舗管理システム70
0と、全社経営システム800とから構成される。
【0023】すし供給システム600は、各店舗におい
て、商品や顧客の各情報をリアルタイムに収集し、店舗
運営に必要な各種情報を提供するシステムである。すし
供給システムとして特願平9−268640号および特
願平10−312237号に開示された技術を用いるこ
とができる。
【0024】店舗管理システム700は、各店舗におけ
る、商品発注、売上、勤怠などの各種情報を集中管理
し、各店舗の運営を容易かつ均一に管理するシステムで
ある。
【0025】全社経営システム800は、各店舗の毎日
の営業情報の収集把握と、会社内で発生する各種情報と
を集中管理し、リアルタイムに経営状況を把握するため
のシステムである。また、会社経営システム800は、
結果的に集約された情報を処理することにより得られ
る、財務情報および経理情報を管理する。
【0026】すし供給システム600は各店舗200a
〜200dに設置され、店舗管理システム700および
全社経営システム800は本部100に設置される。
【0027】以下、各システムの詳しい内容について説
明する。 (1) すし供給システム600 すし供給システム600は、客席に供給するすしのねた
の組合せおよび数量の最適値を指示することを目的とす
るシステムである。また、すし供給システム600はす
しの供給後所定時間経過したすしを、回転テーブルから
自動的に排除することも目的としている。
【0028】すし供給システム600によって以下の効
果が導かれる。 (a) 客の嗜好に合ったすしの供給 (b) 衛生管理を重視したすしの供給と排除 (c) 店舗従業員の負担軽減 (d) 端末を用いて従業員が客の人数や年齢層などを
入力することによる客層の把握 (e) 売れ筋すしの計数および自動把握 (f) ロスの軽減 (g) 材料の自動発注 (h) 店舗情報の自動収集(供給すし総数、ねた種
類、ねた別個数、廃棄数、廃棄種類、入場総人員、客組
数、1組当たりの客数、大人/子供別人数、客単価な
ど) なお、すし供給システム600はハードウェア構成とし
て、店舗内パーソナルコンピュータ(PC)−ローカル
エリアネットワーク(LAN)システム、CCDカラー
カメラ、各種センサ類から構成される。
【0029】(2) 店舗管理システム700 店舗管理システム700は、各店舗から送られてきた各
種情報およびデータをオンラインにより収集し、処理の
自動化、迅速化および簡素化を図ることを目的としてい
る。また、あらゆる業務のコンピュータ化を図ること
で、将来店舗数が増えたときなどにおいても対応がしや
すくなる。また、コンピュータ化により経費削減および
経営の合理化を図ることができる。
【0030】また店舗管理システム700により、現場
および本社の処理の自動化を図ることができる。
【0031】店舗管理システム700は、以下のように
構成される。すなわち、各店舗にすし供給システム60
0およびデータ入力用専用端末が設置され、公衆回線な
どの回線により、すし供給システム600および各端末
が本部100のPC−LANと接続される。
【0032】各店舗から専用端末を用いて、発注、検
収、棚卸し、売上、現金、勤怠、経費などの各データが
入力され、店舗管理システム700に送信される。また
各店舗から客層、廃棄数、供給数などのすし供給システ
ム600のデータが店舗管理システム700へ送信され
る。
【0033】店舗管理システム700においては受信デ
ータを分類し、受信データの種類により各種処理(受注
処理、発注処理、買掛け処理、棚卸し処理、売上処理、
現金有高処理など)が行なわれる。
【0034】(3) 会社経営システム800 全社経営システム800は、小さな本社、迅速な経営判
断および正確、迅速な経営状況の把握を目的として導入
されるシステムである。
【0035】全社経営システム800を導入することに
より、経営合理化、経費削減、情報の共有および経営の
透明化という効果が達成される。
【0036】全社経営システム800は以下の作業を行
なう。 (a) 本部のPC−LANシステムによる、各データ
の自動処理 (b) 給与計算処理 (c) 経理処理 (d) 月次決算 (e) 日次、月次利益管理 (f) 日次、週間、月次店舗管理 (g) 原価管理 図3は、図1の各店舗200a〜200dに設けられる
すし供給システムの具体的な構成を示す図である。
【0037】図を参照して、すし供給システムは、店舗
端末201と、客層入力端末203と、回転テーブル2
05a,205bと、回転テーブル上を移動するすしの
通過などを検出するセンサ207a〜207nと、所定
時間が経過したすしを排出する排出装置209a,20
9bと、移動するすしを上から写すCCDカメラ211
a,211bと、顧客などに対し広告などの情報を表示
する表示モニタ231と、厨房内の従業員に対し作るべ
きすしの種類および量を指示するための指示モニタ21
3a,213bと、画像処理や表示処理を行なうための
画像用パーソナルコンピュータ215a,215bと、
信号の切換を行なう切換ボックス217と、システム全
体の制御を行なう制御ボックス219と、複数のコンピ
ュータを接続するためのハブ221と、回転テーブル上
のすしの追跡処理を行なうトラッキングパーソナルコン
ピュータ223と、データの蓄積を行なうサーバパーソ
ナルコンピュータ225と、データを出力するためのプ
リンタ229と、公衆回線と接続するためのモデム22
7とから構成される。
【0038】店舗端末201は公衆回線250に接続さ
れる。調理から一定時間を経過したすしは排出装置20
9a,209bにより廃棄される。このとき、廃棄され
たすしの種類および数量がカウントされ、サーバPC2
25に入力される。
【0039】客層入力端末203により入力された客の
数および客の種類(大人であるか子供であるか)に基づ
き、回転テーブル205a,205bに出ている現在の
すしの種類と数量を考慮し、トラッキングPC223は
回転テーブル205a,205b上のすしの適切な種類
と適量とを求め、それに適合するように指示モニタ21
3a,213bにすし調理の指示(種類と数量)を表示
する。このようにして各店舗において、顧客のニーズに
合った種類、およびニーズに合った量のすしの提供を、
従業員の勘などに頼ることなく行なうことができる。
【0040】図4は、図1の本部100と調理センター
300と各仕入先400a,400bとに備えられるシ
ステムの構成を示す図である。この図における本部内の
システムが、図2の店舗管理システム700および全社
経営システム800のハードウェアに相当する。
【0041】本部のシステムは、公衆回線250に接続
される複数のモデム101と、サーバ103,105
と、パーソナルコンピュータ107a〜107hと、プ
リンタ109a,109bと、モデム111とから構成
される。
【0042】調理センターのシステムはパーソナルコン
ピュータ301と、プリンタ303とから構成される。
【0043】仕入先のシステムはファクシミリ装置40
1とパーソナルコンピュータ403とから構成される。
【0044】本部および調理センターの各種装置はLA
Nにより接続される。また、本部と仕入先のシステムと
は公衆回線250を介して接続される。
【0045】また、本部のシステムはインターネット5
00に接続される。これにより、一般の顧客はインター
ネット500を介して本部のシステムにアクセスし、サ
ーバ103,105に蓄積されたデータ(回転ずし店舗
の広告データやアンケートなどのデータ)にアクセスす
ることができるし、インターネット500を介して一般
顧客がすしの注文を行なうこともできる。
【0046】図5は、各店舗におけるすし供給システム
で1日の営業終了後に行なわれる処理を示すフローチャ
ートである。
【0047】図を参照して、ステップS101におい
て、その1日のうちに提供されたすしの量を種類別にカ
ウントする。次に、ステップS103で廃棄されたすし
の量を種類別にカウントする。
【0048】ステップS105において、提供された量
および廃棄された量に基づき材料の発注量が自動的に計
算される。
【0049】ステップS107においてカレンダー、天
候、その他の特殊事情を考慮して発注量の調整が行なわ
れる。
【0050】ステップS109において回線を通じて自
動的に発注が行なわれる。このように本システムにおい
ては各店舗におけるすしの提供量、廃棄量およびカレン
ダー、天候その他の事情を考慮して適切な発注量の計算
および自動発注を行なうことができる。また、すし供給
システムにより客層に応じた好ましい量のすしを適切な
量だけ回転テーブルに提供することができる。
【0051】さらに、各店舗における各種情報を本部で
集中的に管理することができる。これによりたとえば各
店舗における従業員は、すしの提供や仕入に関する専門
知識やノウハウを知らなくても店舗を運営することがで
きる。これにより、本システムの導入により回転ずし店
舗を簡易かつ合理的に運営することが可能になるという
効果を奏する。
【0052】図6は、図1の回転ずし店舗運営システム
に含まれる、すし数量カウント装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【0053】図を参照して、すし数量カウント装置は、
装置全体の制御を行なうCPU601と、以下に述べる
フローチャートに示されるプログラムなどを記憶するR
OM611と、すしの数量を種類ごとに記録するRAM
613と、回転テーブル付近に設けられるセンサ207
と、従業員に対しすし調理の指示を与えたりすしの数量
の表示を行なうディスプレイ装置213と、外部記憶装
置609とから構成される。
【0054】なおセンサ207は、図3のセンサ207
a〜207nの1つを代表して表わしたものであり、デ
ィスプレイ装置213は図3の指示モニタ213a,2
13bのいずれかを代表して表わしたものである。
【0055】センサ207には、回転テーブルにより搬
送されるメニュー立てから出力される電波を検出する電
波センサ603と、すし皿の通過を検出する光センサ6
05とが含まれている。
【0056】図7は、センサ207の設置例を示す側面
図である。図を参照して、センサ207は、回転テーブ
ル205の近くに設けられる。すしが載せられた皿Pが
光センサ605の前を通りすぎるときに、皿Pが光セン
サ605に入射される光を遮る。これにより、1枚の皿
の通過が検出される。また、光が遮られた回数を測定す
ることで、通過するすし皿の数量をカウントすることが
できる。
【0057】図8は、メニュー立ての構成を示す斜視図
である。メニュー立てには、人間が目視できるようにす
しの種類を示す文字や図形(または写真など)が書かれ
ている。また、メニュー立てには発振回路部分651
(識別子の一種)が設けられている。
【0058】発振回路部分651は、そのメニュー立て
に特有の信号(たとえば「0001」、「0002」な
どのセンサ番号)を出力する。メニュー立てもすし皿と
ともに回転テーブル205により配送される。センサ2
07に設けられた電波センサ603(図7参照)の前を
メニュー立てが通過するときに、発振回路部分651か
ら出力された信号を電波センサ603がキャッチする。
これにより、どの種類のメニュー立てがセンサ207の
部分を通過したかが判定される。
【0059】回転テーブル205上には複数のメニュー
立てを載置しておき、メニュー立てとメニュー立てとの
間からなる領域に、メニュー立てに記載された種類のす
しが載せられた皿を置いておく。メニュー立ての発振回
路部分651が出力する信号をすしの種類に対応させて
おくことで、その種類のすしが何個回転テーブル205
上に存在するかを光センサ605によりカウントするこ
とができる。これにより、回転テーブル205上にある
すしの数量をその種類ごとにリアルタイムに把握するこ
とが可能である。
【0060】より詳しい具体例を以下に説明する。図9
は、回転テーブル205を模式的に上から見た状態を示
す図である。すし皿P1〜P7およびメニュー立てS1
〜S5は、白矢印で示されるように回転テーブル205
の上を反時計回りに回転しているものとする。このと
き、各々のメニュー立てを先頭として、次のメニュー立
てまでの間が1つの領域を構成する。図9においては、
メニュー立てS1により領域A1が構成され、メニュー
立てS2により領域A2が構成される。同様に、メニュ
ー立てS3〜S5のそれぞれにより、領域A3〜A5が
構成される。
【0061】たとえば、図8のようにメニュー立てS1
に「マグロ」を示す文字、図形、写真などが記載されて
おり、そのメニュー立てに設けられた発振回路部分65
1がセンサ番号「0001」を示す信号を出力するもの
とする。このとき、メニュー立てS1により作られる空
間A1内にマグロのすしが載せられた皿P1,P2を載
せておくことで、センサ207を用いて、マグロのすし
の皿の数(ここでは皿P1,P2の2枚)をカウントす
ることができる。
【0062】より具体的には、センサ207がメニュー
立てS1の通過を検出すると、カウンタが皿の数のカウ
ントを開始し、その後センサ207によりメニュー立て
S2の通過が検出されるまで皿の数のカウントが行なわ
れる。
【0063】図10は、図6のRAMに記録されるテー
ブルを示す図である。センサ番号0001,0002,
0004をそれぞれマグロ、イカ、サーモンに対応させ
ておき、センサを用いることでそれらの種類のすしがテ
ーブル上に何個あるかがリアルタイムに把握される。
【0064】図11は、当該すし数量カウント装置を用
いて従業員に指示を出す処理を示すフローチャートであ
る。
【0065】このフローチャートは図6のCPU601
などにより実行される。まず、ステップS201で初期
化が行なわれる。
【0066】ステップS203において客層入力端末2
03などを用いて客層およびその人数などが入力され
る。ステップS205において、客層やその人数などに
基づき現在の回転テーブル上に必要なすしの種類と量と
を算出する。この算出は数式などに基づいて行なうよう
にしてもよいし、テーブルを用いて求めるようにしても
よい。
【0067】ステップS207において、すし数量カウ
ント装置により現在の回転テーブル上のすしの量を種類
ごとに把握する。
【0068】ステップS209において、把握されたす
しの種類および量と、必要なすしの種類と量とに基づい
て、作るべきすしの種類と量とを算出し、ステップS2
11においてディスプレイ装置213を用いて従業員に
指示を行なう。
【0069】ステップS213において、店の業務が終
了するまでステップS203からの処理を繰返し行な
う。
【0070】図12は、すしの減少量をディスプレイ装
置213に表示させる処理を示すフローチャートであ
る。
【0071】図を参照して、ステップS301において
センサにより検出処理が行なわれる。ステップS303
でメニュー立てがセンサの前を通過したかが判定され、
NOであれば、ステップS305ですし皿が通過したか
が判定される。
【0072】ステップS305でYESであれば、ステ
ップS307で現在のメニュー立てに対応したカウンタ
を1増やす処理が行なわれ、ステップS301へ戻る。
【0073】また、ステップS305ですし皿の通過が
検出されない場合には、ステップS301へ戻る。
【0074】ステップS303でYESであれば、ステ
ップS309でメニュー立て変更処理が行なわれる。
【0075】図13は、図12のメニュー立て変更処理
(S309)の内容を示すフローチャートである。
【0076】図を参照して、ステップS401において
メニュー立てに対応したカウンタのカウント値を確定す
る。そして、以前にそのメニュー立てに対応したカウン
タのカウント値を保存しておいたスタックからデータを
読出し、その差分を求め、ディスプレイ装置213に表
示する。
【0077】ステップS403において現在のメニュー
立てに対応したカウンタをスタックに退避し、ステップ
S405で現在のメニュー立てに対応したカウンタをク
リアして、メインルーチンに戻る。
【0078】以上のように、本実施の形態においてはメ
ニュー立てと皿とを検出することにより、すしの数量を
その種類ごとに容易にカウントすることができ、カウン
トされたすしの数量に基づき従業員に対するすし作製の
指示や、材料の発注などを容易に行なうことができると
いう効果がある。
【0079】なお、本実施の形態においてはすしの種類
を検出する方法としてメニュー立てを用いたが、すしの
種類を識別できる情報(たとえばバーコードなどのマー
ク、色、模様、信号など)を外部に示すことができるも
のであればメニュー立ての代わりに用いることができ
る。
【0080】[第2の実施の形態]以下、本発明の第2
の実施の形態における回転ずし店舗運営システムが第1
の実施の形態と異なる部分について説明する。
【0081】図14は、第2の実施の形態における回転
ずし店舗運営システムにおいて使用されるすし皿の底面
図である。第2の実施の形態においては、すし皿の各々
に、各々の皿を識別するための識別子653(1次元、
2次元バーコードやチップなどの情報を保持するもの)
が付されている。識別子653の情報は図7に示される
センサSEにより読取られる。
【0082】このような各々の皿を識別するための識別
子653を用いることで、すし皿の1枚1枚にIDを割
り振ることができる。そして、第1の実施の形態に示さ
れるように、メニュー立てなどを用いて皿に載せられた
すしの種類を特定することで、どのすし皿にどの種類の
すしが載っているかを個別に管理することが可能とな
る。
【0083】また、皿の各々がどの位置にあるかを座標
などにより管理することも可能である。
【0084】図15は、本実施の形態においてRAM6
13に記録されるテーブルを示す図である。図に示され
るように、すし皿のIDごとに、そのすし皿に載せられ
ているすしの種類が記録される。また、そのすし皿がセ
ンサSEで最初に検出されてからの経過時間(これはす
しが作られてからの時間を示す)が記録される。これに
より、作られてから所定時間経過したすしを廃棄するこ
とが可能となる。
【0085】また、すし皿に乗っている商品の種類(マ
グロ、サーモン、エビなどのすしの種類や、ケーキ、プ
リンなどのデザートの種類)に応じて、商品を廃棄する
までの時間を変更すると、商品の鮮度管理をより適切に
行なうことができる。
【0086】また、すし皿がセンサSEにより所定時間
検出されなくなったときには、そのすしが消費されたも
のと考えることができる。さらに、長期(数日のオーダ
など)にわたり、検出されなかったIDのすし皿は、破
損または紛失したものとみなして処理することができ
る。
【0087】なお、第2の実施の形態においても、回転
テーブル上に存在するすしの数量を種類ごとに求めるこ
とができる。
【0088】従来はすしの単品の情報(どの種類のすし
をどれだけ作ったかなどの情報)をコンピュータに入力
することが非常に煩雑であり、すし皿の個別の管理を行
なうことが難しいという問題があった。しかしながら、
本実施の形態によるとすしに関する情報が皿ごとに自動
的に入力されるため、人間の労力を減らすことができ、
すし皿ごとの管理を容易に行なうことができるという効
果がある。
【0089】[第3の実施の形態]以下、第3の実施の
形態における回転ずし店舗運営システムが第1の実施の
形態と異なる点について説明する。
【0090】第3の実施の形態においては、図13のメ
ニュー立て変更処理に代えて、図16のメニュー立て変
更処理のフローチャートが実行される。具体的には、本
実施の形態においては図9に示される厨房から出て行く
すしをセンサ207mにより管理し、厨房に戻ってくる
すしをセンサ207cで管理している。これにより、す
しが作られた量(作製量)を種類ごとに管理することが
でき、またすしが消費された量(使用量)を種類ごとに
管理することが可能となる。
【0091】図16を参照して、ステップS501で厨
房の出口に設けられたセンサ207mによる処理を行な
うか否かがステップS501により判定される。NOで
あれば厨房に戻ってくるすしの量を算出することになる
ため、ステップS503においてメニュー立てに対応し
たカウンタのカウント値を確定し、スタックからの差分
を消費量として累積する。
【0092】ステップS505において、現在のメニュ
ー立てに対応したカウンタをスタックに退避させ、ステ
ップS507で現在のメニュー立てに対応したカウンタ
をクリアする。
【0093】一方、厨房の出口に設けられたセンサの処
理であれば、ステップS509においてメニュー立てに
対応したカウンタのカウント値を確定し、スタックから
の差分を作製量として累積し、ステップS505に移
る。
【0094】本実施の形態においては、厨房の出口と入
口とに設けられたセンサによりすしの消費量とすしの作
製量とを累積して計算することができる。これにより、
すしの情報のさらに細かい管理を行なうことが可能とな
る。
【0095】[第4の実施の形態]以下、本発明の第4
の実施の形態における回転ずし店舗運営システムが第1
の実施の形態と異なる点について説明する。
【0096】回転テーブルの長さが長くなると、同じ種
類のメニュー立てをいくつか回転テーブルに立て、同じ
種類のすしを異なるグループに分割して配送する必要が
生じてくる。本実施の形態においては、このような場合
においてもどの種類のすしをどれだけ作り、どれだけ消
費されたかを管理することが可能となる。
【0097】具体的には、RAMには図17に示される
変数レコード1と図18に示される変数レコード2とが
記録される。
【0098】図17を参照して、メニュー立てのそれぞ
れに識別番号が付与されることは第1〜第3の実施の形
態と同じであるが、本実施の形態においては各々の識別
番号に対応させて商品番号が記録されている。ここで、
商品番号が「0001」であればその商品(すしの種
類)はマグロであることを示しており、商品番号が00
02であればハマチであることを表わしている。各々の
識別番号ごとにカウンタが設けられ、メニュー立てで構
成される領域内にすし皿が何個存在するかをカウントす
る点は第1の実施の形態と同じである。また、各々の識
別番号に対応させて第3の実施の形態で示されるよう
に、その領域内のすしの作製量と消費量とが変数レコー
ド1に記録される。
【0099】また、変数レコード1の内容を商品ごとに
合計することで、図18に示される変数レコード2が作
成される。変数レコード2においては商品番号ごとにそ
の商品の作製の累計と使用(消費)の累計とが記録され
る。また、累計以外にも今回作製された商品の数量と消
費された数量とが記録される。
【0100】図19は、本実施の形態におけるシステム
において実行される数量確定割込み処理を示すフローチ
ャートである。この割込み処理は、回転テーブルが1回
転するごとに実行される。
【0101】ステップS601において、商品番号の最
大をMとし、Nに「1」を代入する。
【0102】ステップS603において、商品番号Nの
商品について変数レコード1の「作製量」と変数レコー
ド2の「作製累計」とから今回作製された量を計算す
る。また、今回消費された量も同様にして計算する。
【0103】ステップS605においてNの値を1イン
クリメントする。ステップS607において、NがM+
1となったかが判定され、YESであれば本ルーチンを
終了し、NOであればステップS603へ戻る。
【0104】なお、センサの数は第1および第2の実施
の形態では最低1つ、第3および第4の実施の形態では
最低2つ(厨房の入口と出口)存在すればよいが、図3
に示されるようにセンサ207a〜207nを複数箇所
に設置し、それぞれの場所においてすしの種類と数量と
を検出することにすれば、より細かいデータを得ること
ができる。
【0105】また、第4の実施の形態のようにメニュー
立てを多数回転テーブルに配置することで、メニュー立
てに含まれる識別子が多数回転テーブル上に存在するこ
とになる。これにより、たとえば回転テーブル上の皿を
仮想空間上で管理する手法を用いたときに、座標ずれの
補正を有効に行なうことができる。
【0106】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態の1つにおける回転ずし
店舗運営システムの構成を示す図である。
【図2】 回転ずし店舗運営システムの構成を示す図で
ある。
【図3】 すし供給システムの具体的な構成を示す図で
ある。
【図4】 本部と調理センターと各仕入先に備えられる
システムの構成を示す図である。
【図5】 各店舗のすし供給システムで1日の営業終了
後に行なわれる処理を示すフローチャートである。
【図6】 図1の回転ずし店舗運営システムに含まれる
すし数量カウント装置の構成を示す図である。
【図7】 センサ207の構成を示す側面図である。
【図8】 メニュー立ての構成を示す斜視図である。
【図9】 回転テーブルの概略構成を示す平面図であ
る。
【図10】 第1の実施の形態におけるRAMに記録さ
れるテーブルを示す図である。
【図11】 従業員に指示を行なう処理を示すフローチ
ャートである。
【図12】 すし皿のカウント処理を示すフローチャー
トである。
【図13】 図12のメニュー立て変更処理(S30
9)を示すフローチャートである。
【図14】 第2の実施の形態におけるシステムに用い
られるすし皿の底面図である。
【図15】 第2の実施の形態においてRAMに記録さ
れる情報を示す図である。
【図16】 第3の実施の形態において実行される処理
を示すフローチャートである。
【図17】 変数レコード1を示す図である。
【図18】 変数レコード2を示す図である。
【図19】 第4の実施の形態において実行される処理
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
100 本部、200a〜200d 店舗、201 店
舗端末、203 客層入力端末、205a,205b
回転テーブル、207a〜207m センサ、209
a,209b 排出装置、211a,211b カメ
ラ、213a,213b 指示モニタ、300 調理セ
ンター、400a,400b 仕入先、500 インタ
ーネット、603 電波センサ、605 光センサ、6
51 発振回路部分、P 皿、S メニュー立て。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年2月1日(2002.2.1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンベアにより配送されるすしの管理を
    行なう回転ずし管理システムであって、 すしとともに配送される識別子を検出する検出手段と、 前記検出手段の検出出力に応答して、前記コンベアによ
    り配送されるすしの数量のカウントを開始するカウント
    手段とを備えた、回転ずし管理システム。
  2. 【請求項2】 前記カウント手段は、前記識別子の情報
    を読取り、すしの種類ごとにすしの数量をカウントす
    る、請求項1に記載の回転ずし管理システム。
  3. 【請求項3】 前記カウント手段は、厨房から出て行く
    すしの数量および厨房に戻ってくるすしの数量をカウン
    トすることで、すしの作製量と消費量とを計算する、請
    求項1または2に記載の回転ずし管理システム。
  4. 【請求項4】 コンベアにより配送されるすしの管理を
    行なう回転ずし管理システムであって、 前記すしは皿に載せられており、 前記皿の各々には、皿の各々を識別するための情報が付
    与されており、 すしとともに配送される識別子を検出する検出手段と、 前記検出手段により検出された識別子に基づき、皿の各
    々に載せられたすしの種類を判定する判定手段と、 前記皿の各々を識別するための情報に対応させて、前記
    判定手段の判定結果を記憶する記憶手段とを備えた、回
    転ずし管理システム。
  5. 【請求項5】 前記識別子には、その後に続いて配送さ
    れるすしの種類を示す情報が記載されている、請求項1
    〜4のいずれかに記載の回転ずし管理システム。
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