JP2009149437A - 飲食物容器の搬送管理システム - Google Patents

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晴紀 石野
Shigeru Kubo
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Abstract

【課題】無端状の搬送経路における複数の需要領域において、供給される飲食物容器の数量の偏りをなくすことができる飲食物容器の搬送管理システムを提供する。
【解決手段】飲食物容器6は、飲食物容器6を個々に識別可能な識別情報が記憶されたIDタグ14を有し、搬送管理システムは、搬送経路おける各需要領域A〜Cに対応して配置されてIDタグ14の識別情報を読み取るIDタグ読取手段10a,11aと、IDタグ読取手段10a,11aにて読み取った読取結果に基づいて各需要領域A〜Cから飲食物容器6が取り除かれた需要数量を計数する需要数量計数手段18と、需要数量計数手段18にて計数された計数結果に基づいて飲食物容器6を供給すべき供給領域を特定する供給領域特定手段18と、供給領域特定手段18にて特定された供給領域に飲食物容器6を供給すべき旨を指示する供給領域指示手段16と、を備える。
【選択図】図5

Description

本発明は、飲食物が載置された飲食物容器を搬送する無端状の搬送経路を有し、該循環搬送装置における前記飲食物容器の搬送状態を管理するための飲食物容器の搬送管理システムに関する。
従来、回転寿司店における単品別売上・利益システム(飲食物容器の搬送管理システム)には、IDタグを取り付けた寿司皿(飲食物容器)を、皿投入口(供給領域)から無端状に循環するコンベア(搬送経路)上に投入するものがあり、この単品別売上・利益システムでは、IDタグの情報を、皿投入口に設けられた皿投入読取装置や、コンベアに設けられた読取装置で読み取り、これら読み取られた情報に基づいて、所定時間が経過した寿司皿をコンベアに設けられたレバーにより自動的にコンベア上から排除するようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−44753号公報(第3頁、第1図)
しかしながら、特許文献1に記載の単品別売上・利益システム(飲食物容器の搬送管理システム)にあっては、無端状に循環するコンベア(搬送経路)において、皿投入口(供給領域)から投入された寿司皿(飲食物容器)が最初に流れてくる上流側の領域(需要領域)に居る客が、多くの寿司皿を取ってしまうと、下流側の領域(需要領域)に居る客には、充分な数量の寿司皿が搬送されない場合があり、コンベアにおける上流側の領域と下流側の領域とで、搬送される寿司皿の数量に偏りが生じるという問題がある。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、無端状の搬送経路における複数の需要領域において、供給される飲食物容器の数量の偏りをなくすことができる飲食物容器の搬送管理システムを提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の飲食物容器の搬送管理システムは、
飲食物が載置された飲食物容器が搬送される無端状の搬送経路を有し、該循環搬送装置における前記飲食物容器の搬送状態を管理するための飲食物容器の搬送管理システムであって、
前記搬送経路には、前記飲食物容器が取り除かれる複数の需要領域と、各需要領域に対応して前記飲食物容器を前記搬送経路に供給する供給領域と、が設けられており、
前記飲食物容器は、該飲食物容器を個々に識別可能な識別情報が記憶されたIDタグを有し、
前記搬送経路おける各需要領域に対応して配置され、前記IDタグの識別情報を読み取るIDタグ読取手段と、
前記IDタグ読取手段にて読み取った読取結果に基づいて、各需要領域から前記飲食物容器が取り除かれた需要数量を計数する需要数量計数手段と、
前記需要数量計数手段にて計数された計数結果に基づいて、前記飲食物容器を供給すべき供給領域を特定する供給領域特定手段と、
前記供給領域特定手段にて特定された供給領域に前記飲食物容器を供給すべき旨を指示する供給領域指示手段と、
を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、各需要領域から取り除かれた飲食物容器の需要数量を比較し、その需要数量に応じて各需要領域に適した供給数量の飲食物容器を供給領域に供給するように、供給領域指示手段によって指示できるようになり、各需要領域に供給される飲食物容器の需要数量の偏りをなくすことができる。
本発明の請求項2に記載の飲食物容器の搬送管理システムは、請求項1に記載の飲食物容器の搬送管理システムであって、
前記IDタグ読取手段が、前記需要領域における上流部近傍と下流部近傍とで前記飲食物容器の識別情報を読み取るようになっており、
前記需要領域の上流部近傍にて前記飲食物容器の識別情報を前記IDタグ読取手段が読み取った時点で経過時間の計時を開始する計時手段と、
前記IDタグ読取手段が前記需要領域の上流部近傍にて読み取った飲食物容器の識別情報を記憶する識別情報記憶手段と、
前記経過時間が所定の判定時間に到達した時点で前記IDタグ読取手段が前記識別情報記憶手段に記憶された識別情報を前記需要領域の下流部近傍にて読み取れなかったときに、該当する識別情報に対応した飲食物容器が前記需要領域から取り除かれたと判定する売上判定手段と、
をさらに備えることを特徴としている。
この特徴によれば、飲食物容器が需要領域に進入した時点からの経過時間を判定することで、需要領域にて取り上げられた飲食物容器の判定を容易に行うことができる。また、経過時間を計時する計時手段を設けるだけで、飲食物容器の管理が行えるようになり、飲食物容器が取り上げられたことを検知するセンサ等を設ける必要がなくなるため、循環搬送装置の製造コストを抑えることができる。
本発明の請求項3に記載の飲食物容器の搬送管理システムは、請求項2に記載の飲食物容器の搬送管理システムであって、
前記循環搬送装置には、前記無端状の搬送経路の長さを変更する経路変更手段が設けられており、前記売上判定手段は、前記経路変更手段により前記搬送経路の長さが変更されることに応じて前記判定時間を変更することを特徴としている。
この特徴によれば、搬送経路の長さが経路変更手段により変更されて飲食物容器が搬送経路を通過する時間が変化しても、それに合わせて判定時間も変化するようになり、売上判定手段が需要領域から取り除かれた飲食物容器の判定を正確に行うことができる。
本発明の請求項4に記載の飲食物容器の搬送管理システムは、
飲食物が載置された飲食物容器が搬送される無端状の搬送経路を有し、該循環搬送装置における前記飲食物容器の搬送状態を管理するための飲食物容器の搬送管理システムであって、
前記搬送経路には、前記飲食物容器が取り除かれる複数の需要領域と、各需要領域に対応して前記飲食物容器を前記搬送経路に供給する供給領域と、が設けられており、
前記搬送経路によって先行して搬送される先行識別体とともに複数の前記飲食物容器が連続的に搬送され、前記先行識別体は、該先行識別体を個々に識別可能な識別情報が記憶されたIDタグを有し、
前記搬送経路おける各需要領域に対応して配置され、前記IDタグの識別情報を読み取るIDタグ読取手段と、
前記先行識別体とともに搬送される前記飲食物容器の容器数量を計数する容器数量計数手段と、
前記IDタグ読取手段にて読み取った読取結果及び前記容器数量計数手段にて計数された計数結果に基づいて、各需要領域から前記飲食物容器が取り除かれた需要数量を計数する需要数量計数手段と、
前記需要数量計数手段にて計数された計数結果に基づいて、前記飲食物容器を供給すべき供給領域を特定する供給領域特定手段と、
前記供給領域特定手段にて特定された供給領域に前記飲食物容器を供給すべき旨を指示する供給領域指示手段と、
を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、各需要領域から取り除かれた飲食物容器の需要数量を比較し、その需要数量に応じて各需要領域に適した供給数量の飲食物容器を供給領域に供給するように、供給領域指示手段によって指示できるようになり、各需要領域に供給される飲食物容器の需要数量の偏りをなくすことができる。また、先行識別体にIDタグを設けるだけで、飲食物容器の管理が行えるようになり、飲食物容器にIDタグを取り付ける必要がなくなるため、飲食物容器の製造コストを抑えることができる。
本発明の請求項5に記載の飲食物容器の搬送管理システムは、請求項1または4に記載の飲食物容器の搬送管理システムであって、
前記供給領域特定手段は、各需要領域から取り除かれた前記飲食物容器の需要数量を比較し、最も需要数量が多い需要領域よりも下流側の需要領域に対応した供給領域を特定することを特徴としている。
この特徴によれば、飲食物容器が取り除かれた数量が多い需要領域には、供給された飲食物容器が最後に搬送されるようになり、各需要領域に供給される飲食物容器の数量の偏りをなくすことができる。
本発明の請求項6に記載の飲食物容器の搬送管理システムは、請求項1または4に記載の飲食物容器の搬送管理システムであって、
前記供給領域特定手段は、各需要領域から取り除かれた前記飲食物容器の需要数量を比較し、最も需要数量が少ない需要領域に対応した供給領域を特定することを特徴としている。
この特徴によれば、飲食物容器が取り除かれた数量が少ない需要領域から順に飲食物容器が循環搬送装置によって搬送されて行くようになり、各需要領域に供給される飲食物容器の数量の偏りをなくすことができる。
本発明の請求項7に記載の飲食物容器の搬送管理システムは、請求項1ないし6のいずれかに記載の飲食物容器の搬送管理システムであって、
前記IDタグの識別情報に対応して種別情報が記憶されており、前記IDタグ読取手段にて読み取った読取結果に基づいて、前記飲食物容器に載置された前記飲食物の種別を特定する種別特定手段をさらに備え、
前記供給領域特定手段は、前記種別特定手段にて特定された特定結果及び前記需要数量計数手段にて計数された計数結果に基づいて、供給すべき前記飲食物の種別と該種別の飲食物を載置した飲食物容器を供給すべき供給領域とを特定することを特徴としている。
この特徴によれば、各需要領域に適した種別や供給数量の飲食物容器を供給領域に供給するように、供給領域指示手段によって指示できるようになり、各需要領域に供給される飲食物容器の種別や需要数量の偏りをなくすことができる。
本発明の請求項8に記載の飲食物容器の搬送管理システムは、請求項1ないし7のいずれかに記載の飲食物容器の搬送管理システムであって、
前記IDタグ読取手段が、各需要領域における上流部近傍及び下流部近傍の少なくとも2箇所に配置されていることを特徴としている。
この特徴によれば、需要領域の上流部にて最初に識別情報を読み取ってから、需要領域の下流部にてIDタグの識別情報を読み取るまでに、該需要領域にて取り上げられた飲食物容器の数量の計数を容易に行うことができる。
本発明の請求項9に記載の飲食物容器の搬送管理システムは、請求項1ないし8のいずれかに記載の飲食物容器の搬送管理システムであって、
前記循環搬送装置には、前記無端状の搬送経路を前記需要領域毎に形成する経路形成手段が設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、需要領域毎に無端状の搬送経路が形成されるため、各需要領域に応じて直接的に飲食物容器を供給領域から供給できるようになる。
本発明に係る飲食物容器の搬送管理システムを実施するための最良の形態を実施例に基づいて以下に説明する。
本発明の実施例を図面に基づいて説明すると、先ず図1は、実施例1における循環搬送装置を示す平面図であり、図2は、バイパス路を示す平面図であり、図3(a)は、第1読取ユニットを示す側面図であり、図3(b)は、第1読取ユニットを示す断面図であり、図4(a)は、表示装置に投入指示が表示されている状態を示す概略図であり、図4(b)は、投入指示を実行する状態を示す概略図であり、図5は、循環搬送装置の構成を示すブロック図であり、図6(a)は、投入皿管理テーブルを示す図であり、図6(b)は、飲食エリアA管理テーブルを示す図であり、図6(c)は、表示装置出力テーブルを示す図であり、図7は、ネタ別売上テーブルを示す図であり、図8は、制御回路が実行する寿司皿監視処理を示すフローチャートであり、図9は、バイパス路を使用して無端状の搬送路を形成した状態を示す循環搬送装置を示す平面図であり、図10は、バイパス路を使用して循環搬送路を短くした状態を示す循環搬送装置を示す平面図である。以下、図2及び図3(a)の紙面左方側を循環搬送装路の進行方向とし、図3(b)の紙面奥行方向側を循環搬送装路の進行方向として説明する。
図1の符号1は、本発明である管理システムが適用された循環搬送装置1である。この循環搬送装置1は、主に回転寿司店において、料理人Xが調理を行う厨房Hと、飲食客が飲食を行う店内と、に渡って設置されており、料理人Xが調理した飲食物としての寿司が載置された飲食物容器としての寿司皿6を店内の飲食客に搬送する装置である。
図1に示すように、循環搬送装置1には、平面視櫛歯状に複数の島部2(需要領域)が形成された、無端状の搬送経路を構成する循環搬送路3と、各島部2を囲むように設けられた飲食カウンタ4と、飲食カウンタ4で飲食客が着座する客席5と、厨房Hで料理人Xに後述する各投入エリアA〜Cから寿司を載置した寿司皿6を投入するように指示を行う制御装置7と、が設けられている。
また、循環搬送路3の一部である島部2は、飲食カウンタ4と、客席5とで、飲食客が飲食可能な本実施例における需要領域としての飲食エリアを形成しており、特に本実施例では、図1に示すように、平面視右から複数の飲食エリアA〜Cが形成されている。
そして、飲食エリアA〜Cと厨房H間には、店内と厨房Hを隔てる壁Wが設けられており、循環搬送路3に載置された寿司皿6は、壁Wに設けられた図示しない開口を通過して各飲食エリアA〜Cにほぼ一定速度にて搬送されて、飲食客に提供されるようになっている。
更に、循環搬送路3は、互いに相対移動可能に連結された公知のクレセントチェーンコンベアにて形成されており、これらクレセントチェーンコンベアをほぼ一定速度にて移動するように駆動する図示しない駆動モータが、循環搬送路3の内部の適宜位置に設けられており、駆動モータとクレセントチェーンコンベアによって循環搬送装置1が構成されている。
尚、循環搬送装置1を形成するクレセントチェーンコンベアは、厨房Hで寿司の載置された寿司皿6を投入されると、先ず、寿司皿6を飲食エリアAに搬送し、飲食エリアAの先端部まで搬送した後に、折り返して再び飲食エリアAの根元部分である厨房H側まで戻り、次いで飲食エリアBに搬送されるようになっており、最終的に飲食エリアCまで搬送された後に、飲食客に飲食されなかった場合には再び厨房Hに戻るようになっている。
尚、循環搬送路3の厨房H側には、各飲食エリアA〜Cに対応して、寿司皿6を循環搬送路3上に投入するための本実施例における供給領域としての投入エリアA〜Cが設けられている。具体的には、図1に示すように、厨房Hでの、飲食エリアAから飲食エリアCまでの循環搬送路3の後方側、つまり、料理人Xから最も近い循環搬送路3は、飲食エリアAに搬送する寿司皿6を投入する投入エリアAとなっている。
また、厨房Hでの飲食エリアAと飲食エリアBまでの循環搬送路3は、飲食エリアBに寿司皿6を投入する投入エリアBであり、同様に、厨房Hでの飲食エリアCに隣り合う飲食エリア(図示略)と飲食エリアCまでの循環搬送路3は、飲食エリアCに寿司皿6を投入する投入エリアCとなっている。尚、本実施例では、飲食エリアA〜Cと、該飲食エリアA〜Cに対応した投入エリアA〜Cのみを図示し、その他のエリアを省略する。更に尚、前述した各飲食エリアA〜C(需要領域)と各投入エリアA〜C(供給領域)とは、循環搬送路3の搬送方向に沿って交互に配置される。
図1及び図2に示すように、循環搬送路3の飲食エリアAと飲食エリアBの中間部には、本実施例における経路形成手段としてのバイパス路8aが、搬送方向が反対方向となる循環搬送路3,3に跨るように、循環搬送路3の搬送方向と平行に設けられている。更に、循環搬送路3の飲食エリアBとその隣りの飲食エリア(図示略)の中間部にも、バイパス路8aと同一構成のバイパス路8bが設けられている。これらバイパス路8a,8bを使用することにより、循環搬送路3は寿司皿6を搬送可能とする搬送経路を変更して、搬送対象となる各飲食エリアを変化させることができるようになっている。
これらバイパス路8a,8bは同一構成につき、バイパス路8aについて説明する。図2に示すように、バイパス路8aは、同一構成の2つのバイパスユニット9,9が、循環搬送路3の搬送方向に対称となって構成されている。このバイパスユニット9は、循環搬送路3間に設けられたフレーム9aと、フレーム9aの上部に設けられたユニット枠9bと、ユニット枠9bに枢支された2本の棒状のガイド部材9c,9dと、フレーム9a内で循環搬送路3の進行方向と平行に枢支された複数のローラー9eと、で主に構成されている。
フレーム9aは、平面視枠状であり、特に図示はしないが、上方が開口した箱体形状に形成されている。フレーム9aの上部側端部には、外側端面が平面に形成されたユニット枠9bが設けられており、このユニット枠9bの外側端面同士が接することによって、循環搬送路3間にバイパスユニット9を対称に設置することができる。
また、ユニット枠9bの左右にはガイド部材9c,9dの端部が片持ちに枢支されており、ガイド部材9c,9dはバイパスユニット9内で互いに平行となる不使用状態と、循環搬送路3,3を横切ってハの字状となる使用状態と、の間で揺動自在となっている。
そして、フレーム9aの内側には、循環搬送路3の搬送方向と平行となるように両端部をフレーム9a内側面から回動自在に枢支された複数のローラー9eが設けられている。更に、フレーム9aの内部には、これらローラー9eを回動させるための図示しないモータと駆動ギアが設けられている。
尚、モータは図示しない循環搬送路3内に設けられている電源装置に接続されており、ガイド部材9c,9dが互いに平行となる使用状態となることで、このガイド部材9c,9dの使用が図示しない検出スイッチにより検出され、自動的に駆動してローラー9eが回動するようになっている。
前述の構成であるバイパス路8a,8bの使用状態について説明すると、図2に示すように、先ず、ガイド部材9c,9dがハの字状となる使用状態では、循環搬送路3上を搬送される寿司皿6が、循環搬送路3上に配置されたガイド部材9cに当接する。そして、寿司皿6はガイド部材9cに摺接移動しながらモータにより回動するローラー9eにより反対側の循環搬送路3に移動される。このとき、再びガイド部材9dに摺接移動することにより、図2に示す白矢印のような軌跡を描く。これらバイパス路8a,8bを使用することにより、後述するように、寿司皿6の搬送経路となる無端状の搬送経路を飲食エリアA〜C毎に形成することができる(図9参照)。
また、図1に示すように、各飲食エリアA〜Cの根元部である厨房H側には、飲食エリアA〜Cに搬送される寿司皿6を飲食エリアA〜Cの上流部で読み取る第1読取ユニット10a〜10cと、飲食エリアA〜Cの先端部から厨房H側に戻る寿司皿6を下流部で読み取る第2読取ユニット11a〜11cが設けられている。
第1読取ユニット10a〜10cと第2読取ユニット11a〜11cについて説明すると、図3(a)及び図3(b)に示すように、第1読取ユニット10a〜10cは循環搬送路3に跨るように、左右幅が寿司皿6の通過可能な幅と、寿司皿6に対して前後方向に充分な長さを有するトンネル状に形成されており、その内壁上面の前後方向に対して中央には後述するIDタグ14を電磁波により読み取り可能なリーダ12が設けられている。更に、第1読取ユニット10a〜10cは、リーダ12から発せられる電磁波を第1読取ユニット10a〜10c外に漏れることを防止するために、アルミニウム等の電磁波遮蔽材料によって構成されている。
尚、第2読取ユニット11a〜11cは、報知ランプ13を備えている以外は第1読取ユニット10a〜10cと同一構成となっている(図5参照)。これら報知ランプ13は、第2読取ユニット11a〜11c内を通過した寿司皿6に載置されている寿司が、後述するように、調理されてから所定時間が経過して廃棄対象となった寿司である場合に、料理人Xにその旨を点滅して伝えるランプである。
次に、図3(b)に示すように、各寿司皿6の糸底6aの内部には、寿司皿6を個々に識別可能な固有の本実施例における識別情報としての皿IDが記憶されたIDタグ14がそれぞれ埋め込まれており、これらIDタグ14が第1読取ユニット10a〜10c及び第2読取ユニット11a〜11cにおいてリーダ12で読み取られることによって、各寿司皿6を個々に識別可能となっている。
尚、本実施例でのIDタグ14は、内蔵したICチップを非接触方式(無線方式)で、リーダ12にて読み取らせる公知のパッシブ型のRFIDタグを用いているが、パッシブ型のRFIDタグに限らず、RFIDタグが自ら電磁波を発信してリーダ12に読み取らせるようにしたアクティブ型のRFIDタグを用いてもよい。
次に、制御装置7の構成について説明すると、図5に示すように、制御装置7は、寿司皿6に埋め込まれたIDタグ14を読み取る内部リーダ24と、現在時刻を計時する本実施例における計時手段としてのRTC15(リアルタイムクロック)と、料理人Xに対して、どのネタ種(種別情報)の寿司を載置した寿司皿6を、各投入エリアA〜Cのうちいずれの投入エリアA〜Cから投入すればいいのかを指示表示する表示装置16と、各テーブルが記憶されている記憶装置17と、制御装置7内で各制御を行う制御回路18と、で構成されている。これら内部リーダ24と、RTC15と、表示装置16と、記憶装置17と、がそれぞれ制御回路18に接続されている。また、制御回路18には、循環搬送路3上の各第1読取ユニット10a〜10c及び第2読取ユニット11a〜11cも接続されている。
また、制御回路18と、第1読取ユニット10a〜10cと、第2読取ユニット11a〜11cと、により寿司皿6のIDタグ14の皿IDを読み取る本実施例におけるIDタグ読取手段を構成している。更に、制御回路18と、表示装置16と、により寿司皿6を供給すべき旨を料理人Xに対して指示する本実施例における供給領域指示手段を構成している。
更に、図6(a)〜図6(c)及び図7に示すように、記憶装置17には、各投入エリアA〜Cから投入された寿司皿6の搬送状態を管理する投入皿管理テーブルと、飲食エリアAで搬送されている寿司皿6の搬送状態を管理する飲食エリアA管理テーブルと、表示装置16に投入指示として出力するネタ種と投入エリアA〜Cを記憶する表示装置出力テーブルと、各飲食エリアA〜Cで飲食客に取り上げられた寿司皿6の個数(需要数量)を、各ネタ種に対応して記憶するネタ種別売上テーブルと、が記憶されている。尚、この記憶装置17が本実施例における識別情報記憶手段を構成している。
これら投入皿管理テーブルと、飲食エリアA管理テーブルと、表示装置出力テーブルと、ネタ種別売上テーブルと、について詳述する。図6(a)に示すように、投入皿管理テーブルには、料理人Xが各投入エリアA〜Cに投入する前に内部リーダ24で読み取った皿IDと、この皿IDを有するIDタグ14が埋め込まれた寿司皿6に載置された寿司のネタ種と、内部リーダ24で皿IDを読み取った時刻である投入時刻と、内部リーダ24で皿IDを読み取ってからの経過時間と、が関連付けられて記憶されている。
尚、本実施例では、飲食エリアAで搬送されている寿司皿6の搬送状態を管理する飲食エリアA管理テーブルのみを表記し、その他の飲食エリア(B〜C)管理テーブルを省略している。各飲食エリアB〜Cにおいても、同一の管理を行う飲食エリア(B〜C)管理テーブルが存在している。
また、図6(b)に示すように、飲食領域A管理テーブルには、第1読取ユニット10aで読み取った皿IDと、この皿IDを有するIDタグ14が埋め込まれた寿司皿6に載置された寿司のネタ種と、第1読取ユニット10aで皿IDを読み取った時刻である読取時刻と、第1読取ユニット10aで皿IDを読み取ってから、第2読取ユニット11aで再び皿IDが読み取られるまでの売上判定経過時間と、が関連付けられて記憶されている。
更に、図6(c)に示すように、表示装置出力テーブルには、各飲食エリアA〜Cで飲食客により循環搬送路3上から取り除かれた寿司皿6に載置されていた寿司のネタ種と、該ネタ種の寿司を料理人Xが調理してから該寿司が載置された寿司皿6を投入すべき投入エリアA〜Cと、該当する寿司皿6が飲食客により循環搬送路3上から取り除かれた飲食エリアA〜Cを示す売上飲食エリアと、が関連付けられて記憶されている。
そして、図7に示すように、ネタ種別売上テーブルには、寿司皿6に載置される寿司のネタ種と、各ネタ種に対応して該ネタ種が飲食客により循環搬送路3上から取り上げられた各飲食エリアA〜Cと、各ネタ種が各飲食エリアA〜Cで飲食客に循環搬送路3上から取り上げられた当日開店時からの累積個数と、が関連付けられて記憶されている。
また、図1に示すように、制御装置7の上面は料理人Xが調理可能な調理部を構成しているとともに、表示装置16が取り付けられている。図4(a)及び図4(b)に示すように、この表示装置16の表示画面はタッチパネル16aにより構成されている。この制御装置7において、制御回路18は、表示画面に表示される指示欄から料理人Xがタッチしたネタ種を検知した後に、内部リーダ24で皿IDを読み取ることで、皿IDとネタ種を関連付けて投入皿管理テーブルの最上段に記憶させている。尚、制御回路18は、IDタグ14の皿IDによって、寿司皿6に載置された寿司のネタ種を特定する本実施例における種別特定手段を構成している。尚、このとき画面に表示される指示欄とは、表示装置出力テーブルに基づいて、投入すべき各ネタ種と、該ネタ種の寿司が載置された寿司皿6を料理人Xが投入すべき投入エリアA〜Cと、がネタ種毎に個別に表示されている。
そして、図1に示すように、制御装置7の上面の端部には、寿司が載置された寿司皿6を各投入エリアA〜Cに投入する直前に一旦載置する読取部19が設けられている。この読取部19の下方には、寿司皿6のIDタグ14に記憶された皿IDを読み取る内部リーダ24が埋め込まれている。このため、料理人Xは表示装置の画面からネタ種を選択した後、選択したネタ種の寿司が載置された寿司皿6を読取部19に載置するだけで、皿IDとネタ種との関連付けを行い、記憶装置17に記憶させることができる。
前述したように、循環搬送路3上には、投入皿管理テーブルに記憶された寿司皿6が搬送されており、各飲食エリアA〜Cを通過する度に、第1読取ユニット10a〜10c及び第2読取ユニット11a〜11cによって皿IDを読み取って各種管理を行っている。
次に、本実施例における制御回路18が実行する寿司皿監視処理を図6(a)に示す投入皿管理テーブルと、図6(b)に示す飲食領域A管理テーブルと、図6(c)に示す表示装置出力テーブルと、図7に示すネタ種別売上テーブル及び図8に示すフローチャートを用いて説明する。尚、寿司皿監視処理は飲食エリアA〜Cで共通なので、本実施例では、飲食エリアAでの寿司皿監視処理について説明する。尚、寿司皿監視処理を実行する制御回路18が本実施例における売上判定手段を構成している。
図8に示すように、本実施例の寿司皿監視処理では、先ず、Sa01のステップにおいて、第1読取ユニット10aで皿IDが読み取られたか否かを判定する。第1読取ユニット10aで皿IDが読み取られていればSa02のステップに進み、第1読取ユニット10aで皿IDが読み取られていなければSa04のステップに進む。
Sa02のステップにおいて、制御回路18は、Sa01のステップにて第1読取ユニット10aで皿IDが読み取られたことにより、当該皿IDの項目を図6(b)に示す飲食エリアA管理テーブルの最上段に追加する。更に、制御回路18は、図6(a)に示す投入皿管理テーブルを参照して、第1読取ユニット10aで読み取られた皿IDに関連付けられて記憶されているネタ種と、第1読取ユニット10aで皿IDを読み取った読取時刻を、飲食エリアA管理テーブルの当該皿IDに関連付けて記憶する。
Sa03のステップにおいて、制御回路18は、RTC15により売上判定経過時間の計時を開始してSa04のステップに進む。また、売上判定の基準となる売上判定設定時間は、各飲食エリアA〜Cにおいて寿司皿6が第1読取ユニット10a〜10cで読み取られた後に、再び第2読取ユニット11a〜11cで読み取られるまでの時間を予め計時しておき、この計時した時間に所定の余裕を持たせた時間を設定する。例えば、飲食エリアAにおいて、搬送される寿司皿6が第1読取ユニット10aに読み取られてから第2読取ユニット11aで読み取られるまでの経過時間が1分ならば、この1分に5秒加えた1分5秒を売上判定設定時間として設定する。
そして、Sa04のステップにおいて、制御回路18は、第2読取ユニット11aで皿IDが読み取られたか否かを判定する。第2読取ユニット11aで皿IDが読み取られていればSa05のステップに進み、第2読取ユニット11aで皿IDが読み取られていなければSa06のステップに進む。
Sa05のステップにおいて、制御回路18は、Sa04のステップにて第2読取ユニット11aで皿IDが読み取られたことにより、当該皿IDを有するIDタグ14が設けられた寿司皿6は、飲食客に取り除かれずに飲食エリアAから厨房Hに戻ったと判断して、この皿IDの項目を飲食エリアA管理テーブルから削除してSa06のステップに進む。
尚、前述したように寿司皿監視処理は飲食エリアA〜Cで共通なので、本実施例では、Sa01〜Sa05のステップにおいて、飲食エリアAにおける第1読取ユニット10a及び第2読取ユニット11aを用いた寿司皿監視処理のみを画いたフローチャートとし、各飲食エリアB〜Cにおけるその他のステップを省略している。
Sa06のステップにおいて、制御回路18は飲食エリアA管理テーブルを参照し、制御回路18は、Sa03のステップにおいて計時を開始した売上判定経過時間が前述した売上判定設定時間となった皿IDの項目に対応した寿司皿6が、飲食エリアAで飲食客により循環搬送路3上から取り除かれたと判断し、図6(a)に示す投入皿管理テーブルと、図6(b)に示す飲食エリアA管理テーブルと、図6(c)に示す表示装置出力テーブルと、図7に示すネタ種別売上テーブルと、を参照して売上処理を行って寿司皿監視処理を終了する。
次に、売上処理をより詳述すると、先ず、制御回路18は、図6(b)に示す飲食エリアA管理テーブルを参照して、売上判定経過時間が売上判定設定時間となった皿IDの項目に関連付けられて記憶されているネタ種を、図6(c)に示す表示装置出力テーブルに記憶させる。更に、図7に示すネタ種別売上テーブルに登録された当該ネタ種に対応した飲食エリアAの累積個数に加算する。尚、寿司皿6が飲食エリアB〜Cで飲食客に循環搬送路3上から取り除かれた場合は、該当ネタ種に対応した飲食エリアBまたはCの累積個数に加算する。
そして、制御回路18は、図6(c)に示す表示装置出力テーブルに登録されたネタ種が、飲食エリアA(B〜C)管理テーブルのうち、いずれの管理テーブルから表示装置出力テーブルに記憶されたものかを、当該ネタ種に関連付けて表示装置出力テーブルに記憶させる。また、制御回路18は、図7に示すネタ種別売上テーブルを参照して、該ネタ種別売上テーブルにおける各ネタ種に関連付けて各飲食エリアA〜C毎に記憶されている累積個数を需要数量として計数する。尚、本実施例では、制御回路18が、各飲食エリアA〜Cから寿司皿6が取り除かれた需要数量を計数する需要数量計数手段を構成している。
この需要数量の計算結果に基づき、制御回路18は、各ネタ種の寿司が載置された寿司皿6を供給すべき投入エリアA〜Cを特定し、該投入エリアA〜Cを図6(c)に示す表示装置出力テーブルの各ネタ種に対応する投入エリアA〜Cの項目に登録する。尚、本実施例では、制御回路18が、寿司皿6を供給すべき投入エリアA〜C(供給領域)を特定する供給領域特定手段を構成している。
そして、制御回路18は、表示装置出力テーブルを参照し、図4(a)に示すように、表示装置16の表示画面に寿司皿6に載置する寿司のネタ種と、各ネタ種毎に特定した、寿司皿6を投入すべき投入エリアA〜Cと、を指示欄として表示させる。
尚、各ネタ種毎に寿司皿6を投入すべき投入エリアA〜Cを特定する方法としては、制御回路18は、図7に示すネタ種別売上テーブルを参照して、各飲食エリアA〜Cから飲食客により取り除かれた寿司皿6の需要数量を、各ネタ種の各飲食エリアA〜C間で比較し、ネタ種別に最も需要数量が多い飲食エリアA〜Cよりも1つ下流側の飲食エリアA〜Cに対応した投入エリアA〜Cを特定するようにする。
また、逆に、制御回路18は、図7に示すネタ種別売上テーブルを参照して、各飲食エリアA〜Cから飲食客により取り除かれた寿司皿6の需要数量を比較し、最も需要数量が少ない飲食エリアA〜Cに対応した投入エリアA〜Cを特定することもできる。更に、これら2つの方法は、店内の混み具合や、飲食客の年齢層等によって適宜切り替えられるようにすることが望ましい。
制御回路18は、図6(a)に示す投入皿管理テーブル及び図6(b)に示す飲食エリアA管理テーブルを参照し、各テーブルにおける該当する皿IDの項目を削除することにより売上処理を終了する。
尚、本実施例では、図1に示すように、循環搬送路3上に載置された寿司皿6を、飲食エリアAから飲食エリアB,飲食エリアCを通過させて、飲食客により取り除かれなければ厨房Hに戻ってくるものとして説明したが、図9に示すように、バイパス路8a,8bを使用することによって、無端状の循環搬送経路を飲食エリアA〜C毎に形成して、各飲食エリアA〜C内で寿司皿6の管理を行うようにすることもできる。
具体的には、バイパス路8a,8bを使用状態とすることにより、それぞれのバイパスユニット9のガイド部材9c,9dによって循環搬送路3,3を横切らせる。こうすることで、図9に示すように、各飲食エリアA〜C毎に無端状の搬送経路としての循環搬送路25a〜25cが形成される。
これら循環搬送路25a〜25cの使用について、飲食エリアAにおける循環搬送路25aを例に説明する。この循環搬送路25a上では、バイパス路8aにより寿司皿6は飲食エリアAと、厨房H間を往復するようになっており、第1読取ユニット10aによって飲食エリアAに搬送される寿司皿6を読み取り、第2読取ユニット11aによって飲食エリアAから厨房Hに戻る寿司皿6を読み取っている。
そして、飲食客が循環搬送路25a上から寿司皿6を取り除くと、制御回路18は、売上判定経過時間が売上判定設定時間を経過したことを条件に、表示装置16の表示画面に取り除かれた寿司皿6に載置されていた寿司のネタ種と、当該ネタ種を投入する投入エリアAを投入指示として表示する。このとき、循環搬送路25aは飲食エリアAと、厨房H間のみで完結している経路なので、制御回路18は寿司皿6が取り除かれた飲食エリアAに対応する投入エリアAを、そのまま寿司皿6を投入すべき投入エリアとして指定する。
図1に示すように、循環搬送路3の各飲食エリアA〜Cには、本実施例における経路変更手段としてのバイパス路8c,8d,8eが、搬送方向が反対方向となる循環搬送路3,3に跨るように、循環搬送路3の搬送方向と平行に設けられている。これらバイパス路8c,8d,8eを使用することにより、循環搬送路3は寿司皿6を搬送可能とする搬送経路の長さを変更できるようになっている。
尚、前述した経路形成手段としてのバイパス路8a,8bでは、同一構成の2つのバイパスユニット9,9が、循環搬送路3の搬送方向に対称に配置されているが(図2参照)、経路変更手段としてのバイパス路8c,8d,8eでは、それぞれ1つのバイパスユニットで構成されている。
バイパス路8c,8d,8eの使用状態では、寿司皿6は図10に示す白矢印のような軌跡を描くようになっており、循環搬送路3において、厨房Hから離れた側の循環搬送路3には、寿司皿6が搬送されないようになる。つまり、循環搬送路3における寿司皿6の搬送距離が短くなる。このバイパス路8c,8d,8eは、客の入りが少ないときなどに使用されるようになっており、寿司皿6が無駄な循環搬送路3を経由しないことで鮮度が保たれた寿司皿6を客席5に供給できるようになっている。
バイパス路8c,8d,8eの使用状態では、制御回路18が前述した寿司皿監視処理を実行する際に、Sa06のステップで用いる売上判定設定時間が短く設定される。具体的には、各飲食エリアA〜Cにおいてバイパス路8c,8d,8eが使用状態であるときに、寿司皿6が第1読取ユニット10a〜10cで読み取られた後に、再び第2読取ユニット11a〜11cで読み取られるまでの時間を予め計時しておき、この計時した時間に所定の余裕を持たせた時間を設定する。例えば、飲食エリアAにおいて、前述したバイパス路8cが使用されていない状態では、売上判定設定時間が1分5秒であったが、飲食エリアAにおいて、バイパス路8cが使用された状態では、搬送される寿司皿6が第1読取ユニット10aに読み取られてから第2読取ユニット11aで読み取られるまでの経過時間が30秒に短縮されたならば、この30秒に5秒加えた35秒を売上判定設定時間として設定する。
以上、本実施例における飲食物容器の搬送管理システムでは、各飲食エリアA〜Cから取り除かれた寿司皿6の需要数量を比較し、その需要数量に応じて各飲食エリアA〜Cに適した供給数量の寿司皿6を投入エリアA〜Cに投入するように、制御回路18によって指示できるようになり、各飲食エリアA〜Cに供給される寿司皿6の需要数量の偏りをなくすことができる。
また、寿司皿6が飲食エリアA〜Cに進入した時点からの経過時間を判定することで、飲食エリアA〜Cにて取り上げられた寿司皿6の判定を容易に行うことができる。また、経過時間を計時するRTC15を設けるだけで、寿司皿6の管理が行えるようになり、寿司皿6が取り上げられたことを検知するセンサ等を設ける必要がなくなるため、循環搬送装置1の製造コストを抑えることができる。
また、循環搬送装置1には、無端状の搬送経路3の長さを変更するバイパス路8c,8d,8eが設けられており、制御回路18は、バイパス路8c,8d,8eにより搬送経路3の長さが変更されることに応じて判定時間を変更することで、搬送経路3の長さがバイパス路8c,8d,8eにより変更されて寿司皿6が搬送経路3を通過する時間が変化しても、それに合わせて判定時間も変化するようになり、制御回路18が飲食エリアA〜Cから取り除かれた寿司皿6の判定を正確に行うことができる。
また、各飲食エリアA〜Cから取り除かれた寿司皿6の需要数量を比較し、最も需要数量が多い飲食エリアA〜Cよりも下流側の飲食エリアA〜Cに対応した投入エリアA〜Cを特定することで、寿司皿6が取り除かれた数量が多い飲食エリアA〜Cには、供給された寿司皿6が最後に搬送されるようになり、各飲食エリアA〜Cに供給される寿司皿6の数量の偏りをなくすことができる。
また、各飲食エリアA〜Cから取り除かれた寿司皿6の需要数量を比較し、最も需要数量が少ない飲食エリアA〜Cに対応した投入エリアA〜Cを特定することで、寿司皿6が取り除かれた数量が少ない飲食エリアA〜Cから順に寿司皿6が循環搬送装置1によって搬送されて行くようになり、各投入エリアA〜Cに供給される寿司皿6の数量の偏りをなくすことができる。
また、制御回路18にて特定されたネタ種及び制御回路18にて計数された計数結果に基づいて、供給すべきネタ種の種別と該種別の寿司を載置した寿司皿6を供給すべき投入エリアA〜Cとを特定することで、各飲食エリアA〜Cに適した種別や供給数量の寿司皿6を投入エリアA〜Cに供給するように、制御回路18及び表示装置16によって指示できるようになり、各飲食エリアA〜Cに供給される寿司皿6の種別や需要数量の偏りをなくすことができる。
また、第1読取ユニット10a〜10c及び第2読取ユニット11a〜11cが、各飲食エリアA〜Cにおける上流部近傍及び下流部近傍の少なくとも2箇所に配置されていることで、飲食エリアA〜Cの上流部にて最初にIDタグ14の皿IDを読み取ってから、飲食エリアA〜Cの下流部にてIDタグ14の皿IDを読み取るまでに、飲食エリアA〜Cにて取り上げられた寿司皿6の数量の計数を容易に行うことができる。
また、循環搬送装置1には、無端状の搬送経路を飲食エリアA〜C毎に形成するバイパス路8a,8bが設けられていることで、飲食エリアA〜C毎に無端状の搬送経路が形成されるため、各飲食エリアA〜Cに応じて直接的に寿司皿6を投入エリアA〜Cから供給できるようになる。
次に、実施例2に係る飲食物管理装置につき、図11〜図17を参照して説明する。尚、前記実施例と同一構成で重複する構成を省略する。図11(a)は、実施例2における第1読取ユニットを示す側面図であり、図11(b)は、第1読取ユニットを示す断面図であり、図12(a)は、表示装置に投入指示が表示されている状態を示す概略図であり、図12(b)は、投入指示を実行した状態を示す概略図であり、図13は、循環搬送装置の構成を示すブロック図であり、図14(a)は、飲食エリアAにおけるポップID管理テーブルを示す図であり、図14(b)は、表示装置出力テーブルを示す図であり、図14(c)は、売上記録テーブルを示す図であり、図15は、ネタ種別売上テーブルを示す図であり、図16は、ポップ監視処理を示すフローチャートであり、図17は、売れ行きをグラフ化したアプリケーションを示す図である。以下、図11(a)の紙面左方側を循環搬送装路の進行方向とし、図11(b)の紙面奥行方向側を循環搬送装路の進行方向として説明する。
図11(a)及び図11(b)に示すように、循環搬送路3上には、本実施例における先行識別体としてのポップ体20が載置されている。このポップ体20は、循環搬送路3上に載置される台座部20aと、台座部20aから上方に立設されたポール20bと、ポール20bの上端部に設けられた掲示部20cと、から構成されている。このうち、台座部20aとポール20bはアルミ等の部材で構成されており、特に台座部20aは、ポップ体20が循環搬送路3上で安定して載置されるように充分な重量を有している。
そして、掲示部20cは、ポップ体20の後方で連続して搬送される複数の寿司皿6に載置されている寿司のネタ種名を表記したボール紙等と、ポップ体20を個々に識別可能なポップID(識別情報)が記憶されたIDタグ14と、をラミネート加工することにより構成されている。尚、循環搬送路3上には、前述のように構成した複数のポップ体20が載置されており、各ポップ体20の後方に、各掲示部20cに表記されているネタ種の寿司を載置した寿司皿6が複数連続して搬送される。
また、図11(a)及び図11(b)に示すように、第1読取ユニット10a〜10cの内壁両側面の前後方向に対して中央には、ポップ体20とともに搬送される寿司皿6の数量を計数する赤外線センサ21が設けられている。この赤外線センサ21は、赤外線を発する発光部21aと、発光部21aで発せられた赤外線を受光する受光部21bと、から構成される公知の赤外線センサであり、寿司皿6(寿司)が赤外線の受光を遮る事により、寿司皿6の数量を計数する。更に、この赤外線センサ21は、ポップ体20がリーダ12よって読み取られたことを条件として寿司皿6の計数を開始するが、ポップ体20が読み取られてから所定時間経過すると計数を停止し、再びポップ体20が読み取られるまで待機状態となる。
尚、この赤外線センサ21が計数を行う所定時間は、1つのポップ体20の後方に連続して搬送される寿司皿6の最大数により変化する。本実施例では、1つのポップ体20の後方に連続して搬送される寿司皿6最大数を5皿とし、赤外線センサ21が計数をおこなう所定時間を10秒とする。
次に、制御装置7’について説明すると、図13に示すように、制御装置7’は、現在時刻を計時するRTC(リアルタイムクロック)15と、料理人Xにいずれの投入エリアA〜Cからどの寿司を投入するかの指示を表示する表示装置16と、本実施例における各テーブルが記憶された記憶装置17と、制御装置7内で各制御を行う制御回路18と、ポップIDに関連付けるネタ種を入力する入力装置23と、で構成されている。制御回路18はこれらRTC15と、表示装置16と、記憶装置17と、に接続されている。また、制御回路18は、循環搬送路3上の各第1読取ユニット10a〜10c及び第2読取ユニット11a〜11cとも接続されている。
また、記憶装置17には、循環搬送路3上のポップ体20を管理する飲食エリアAにおけるポップID管理テーブルと、表示装置16に投入指示として出力するネタ種及びその個数と投入エリアA〜Cを記憶する表示装置出力テーブルと、各飲食エリアA〜Cで取り除かれたネタ種と取り除かれた時刻及び飲食エリアA〜Cとを記憶する売上記録テーブルと、各飲食エリアA〜Cで飲食客に取り上げられたネタ種の寿司の載置された寿司皿6の個数を記憶するネタ種別売上テーブルと、が記憶されている。
これら飲食エリアAにおけるポップID管理テーブルと、表示装置出力テーブルと、売上記録テーブルについて詳述すると、図14(a)に示すように、飲食エリアAにおけるポップID管理テーブルには、予め入力装置23によって入力されるネタ種と、第1読取ユニット10a内で赤外線センサ21により計数された寿司皿6の皿数が関連付けられて記憶されている。尚、本実施例では、飲食エリアAで搬送されているポップ体20のポップIDを管理する飲食エリアAにおけるポップID管理テーブルのみを表記しているが、各飲食エリアB〜Cにおいても、同一の管理を行う管理テーブルが存在している。
また、図14(b)に示すように、表示装置出力テーブルには、各飲食エリアA〜Cで飲食客により循環搬送路3上から取り除かれた寿司皿6に載置されていた寿司のネタ種と、第2読取ユニット11a内で赤外線センサ21により計数された寿司皿6の皿数と本実施例におけるポップ体20の後方に連続して搬送される寿司皿6の最大数である5枚との差である指示数と、料理人Xが当該ネタ種を握った寿司が載置された寿司皿6を投入する投入エリアA〜Cと、が関連付けられて記憶されている。
更に、図14(c)に示すように、売上記録テーブルには、各飲食エリアA〜Cで飲食客により循環搬送路3上から取り除かれた寿司皿6に載置されていた寿司のネタ種と、当該ネタ種の寿司が載置された寿司皿6が、第2読取ユニット11aにおける計数により飲食客により循環搬送路3上から取り上げられたと判断される第2読取ユニット11aの読取時刻と、該当する寿司皿6が飲食客により取り除かれた飲食エリアと、が関連付けられて記憶されている。
そして、図15に示すように、ネタ種別売上テーブルには、寿司皿6に載置される寿司のネタ種と、各ネタ種に対応して該ネタ種が飲食客により循環搬送路3上から取り上げられた各飲食エリアA〜Cと、各ネタ種が各飲食エリアA〜Cで飲食客に循環搬送路3上から取り上げられた当日開店時からの累積個数と、が関連付けられて記憶されている。
次に、本実施例における制御回路18が実行する寿司皿監視処理を、図14(a)に示す飲食エリアAにおけるポップID管理テーブルと、図14(b)に示す表示装置出力テーブルと、図14(c)に示す売上記録テーブルと図15に示すネタ種別売上テーブル及び図16に示すフローチャートを用いて説明する。尚、寿司皿監視処理は飲食エリアA〜Cで共通なので、飲食エリアAでの寿司皿監視処理について説明する。
図16に示すように、本実施例の寿司皿監視処理では、先ずSb01のステップにおいて、制御回路18は、第1読取ユニット10aでポップIDが読み取られたか否かを判定する。第1読取ユニット10aでポップIDが読み取られていればSb03のステップに進み、第1読取ユニット10aでポップIDが読み取られていなければSb02のステップに進む。
Sb02のステップにおいて、制御回路18は、第2読取ユニット11aでポップIDが読み取られたか否かを判定する。第2読取ユニット11aでポップIDが読み取られていればSb05のステップに進み、第2読取ユニット11aでポップIDが読み取られていなければ寿司皿監視処理を終了する。
Sb03のステップにおいて、制御回路18は、図14(a)に示す飲食エリアAにおけるポップID管理テーブルの最上段に、Sb01のステップにおいて第1読取ユニット10aで読み取ったポップIDの項目を追加する。
そして、Sb04のステップにおいて、制御回路18は、第1寿司皿計数処理を行ってSb02のステップに進む。第1寿司皿計数処理をより詳述すると、Sb01のステップにおいて、第1読取ユニット10a(容器数量計数手段)でポップIDが読み取られたことを条件に、赤外線センサ21によって、ポップ体20の後方から連続して搬送される寿司皿6の皿数(容器数量)を計数し、この計数した皿数を、図14(a)に示す飲食エリアAにおけるポップID管理テーブルにおける当該ポップIDの項目に関連付けて記憶させる。また、前述したように、赤外線センサ21による計数は、5皿を計数の上限として、ポップ体20の読み取りから10秒で終了する。
また、Sb05のステップにおいて、制御回路18は、第2寿司皿計数処理を行う。第2寿司皿計数処理をより詳述すると、Sb02のステップにおいて、第2読取ユニット11a(容器数量計数手段)でポップIDが読み取られたことを条件に、赤外線センサ21によって、ポップ体20の後方から連続して搬送される寿司皿6の皿数(容器数量)を計数する。このとき、赤外線センサ21による計数は、第1寿司皿計数処理と同じく、5皿を計数の上限として、ポップ体20の読み取りから10秒で終了する。
Sb06のステップにおいて、制御回路18は、図14(a)に示す飲食エリアAにおけるポップID管理テーブルを参照して、Sb05のステップにおいて計数した皿数と、飲食エリアAにおけるポップID管理テーブルで、Sb04のステップにおいて第1読取ユニット10aで読み取られたポップIDに関連付けられて記憶されている皿数、つまり第1寿司皿係数処理で計数した皿数を比較し、飲食エリアAで飲食客が循環搬送路3上から取り除いた寿司皿6の需要数量を計数する。尚、本実施例では、制御回路18が、各飲食エリアA〜Cから寿司皿6が取り除かれた需要数量を計数する需要数量計数手段を構成している。
Sb07のステップにおいて、制御回路18は、Sb06のステップにおける第1寿司皿係数処理で計数した皿数と、第2寿司皿係数処理で計数した皿数との比較に基づいて、第1寿司皿計数処理と第2寿司皿計数処理で計数された寿司皿6の枚数が等しいか否かを判定する。第1寿司皿計数処理と第2寿司皿計数処理で計数された寿司皿6の枚数が等しければSb08のステップに進み、第1寿司皿計数処理と第2寿司皿計数処理で計数された寿司皿6の枚数が等しくなければSb09のステップに進む。
Sb09のステップにおいて、制御回路18は、第1寿司皿計数処理と第2寿司皿計数処理で計数された寿司皿6の枚数差が飲食客により循環搬送路3上から取り除かれたと判断して、寿司皿売上処理を行う。
寿司皿売上処理について詳述すると、先ず、制御回路18は、図14(a)に示すポップID管理テーブルを参照し、循環搬送路3上から取り除かれた寿司皿6のポップ体20に設けられたIDタグ14のポップIDに基づいて、該当する寿司皿6に載置された寿司のネタ種を特定する。そして、Sb06のステップにおける第1寿司皿係数処理で計数した皿数と、第2寿司皿係数処理で計数した皿数の差を、図15に示すネタ種別売上テーブルに登録された当該ネタ種に対応した飲食エリアAの累積個数に加算する。尚、寿司皿6が飲食エリアB〜Cで飲食客に循環搬送路3上から取り除かれた場合は、ネタ種の飲食エリアBまたはCの累積個数に加算する。
更に、制御回路18は、前述したSb06のステップにおける第1寿司皿係数処理で計数した皿数と、第2寿司皿係数処理で計数した皿数の差を、図14(b)に示す表示装置出力テーブルの該当するネタ種の項目に指示数として関連付けて記憶させる。
そして、制御回路18は、図15に示すネタ種別売上テーブルを参照して、ネタ種別売上テーブルに、各ネタ種に関連付けて各飲食エリアA〜C毎に記憶されている累積個数を、需要数量として計数する。この各飲食エリアA〜Cから飲食客により取り除かれた寿司皿6の需要数量を、各ネタ種の各飲食エリアA〜C間で比較し、最も需要数量が少ない飲食エリアA〜Cに対応した投入エリアA〜Cを特定する。
この特定した投入エリアA〜Cを、表示装置出力テーブルの当該ネタ種の項目に関連付けて記憶させる。尚、本実施例では、該当ネタ種のポップ体20が、寿司皿6を投入すべき特定された投入エリアA〜Cを通過する際に、料理人Xが寿司皿6を当該ポップ体20の後方から投入するようにする。
更に、図12(a)に示すように、制御回路18は、図14(b)に示す表示装置出力テーブルを基に、表示装置16の表示画面に寿司皿6に載置する寿司のネタ種と、各ネタ種毎の投入する皿数(供給数量)と、各ネタ種毎に特定した、寿司皿6を投入すべき投入エリアA〜Cを指示欄として表示させる。
尚、図12(b)に示すように、第1読取ユニット10bにおいて、再び第1寿司皿計数処理が行われると、図14(a)に示す飲食エリアAにおけるポップID管理テーブルの皿数が投入された寿司皿6の皿数分増加する。また、寿司皿6が投入されると、図14(b)に示す表示装置出力テーブルの指示皿数が投入された寿司皿6の皿数分減少することで、表示装置16の表示画面の指示欄が更新される。
また、制御回路18は、図14(a)のポップID管理テーブルを参照し、第2読取ユニット11aで読み取られたポップIDに対応したネタ種を特定し、図14(c)に示す売上記録テーブルの最上段に該当するネタ種の項目を追加する。そして、制御回路18は、第2読取ユニット11aでポップIDが読み取られた読取時刻を、寿司皿6が飲食客により取り除かれた時刻として、売上記録テーブルの前述したネタ種に関連付けて記憶する。更に、寿司皿6が飲食客に循環搬送路3上から取り除かれた飲食エリアを、売上記録テーブルのネタ種と関連付けて記憶させる。
Sb08のステップにおいて、制御回路18は、Sb02のステップにて第2読取ユニット11aでポップIDが読み取られたことにより、ポップ体20が飲食エリアAから厨房Hに戻ったと判断して、このポップIDの項目を飲食エリアAにおけるポップID管理テーブルから削除して寿司皿監視処理を終了する。
尚、制御回路18は、図14(c)に示す売上記録テーブルを参照して、図17に示すように、飲食エリアA〜C毎の時間別売上を、図示しないパソコンのアプリケーションに送信し、グラフとして表示させることができる。
このグラフは、飲食エリアA〜Cにおける10分毎の売上を示している。例えば、図17に示すように、飲食エリアBの12時から12時10分までの間には、トロが一番売り上げられたネタ種であり、次いでイクラが売り上げられている。このように、時間別に売上をグラフとすることで、よく売れるネタ種を分析して、廃棄対象となる寿司を減らすことができる。
以上、実施例2における飲食物容器の搬送管理システムでは、各飲食エリアA〜Cから取り除かれた寿司皿6の需要数量を比較し、その需要数量に応じて各飲食エリアA〜Cに適した供給数量の寿司皿6を投入エリアA〜Cに供給するように、制御回路18及び表示装置16によって指示できるようになり、各飲食エリアA〜Cに供給される寿司皿6の需要数量の偏りをなくすことができる。また、ポップ体20にIDタグ14を設けるだけで、寿司皿6の管理が行えるようになり、寿司皿6にIDタグ14を取り付ける必要がなくなるため、寿司皿6の製造コストを抑えることができる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、第1読取ユニット10a〜10cを飲食エリアA〜Cの上流部に設け、第2読取ユニット11a〜11cを飲食エリアA〜Cの下流部に設けていたが、飲食エリアA〜Cの先端部に第3読取ユニットを設け、第1読取ユニット10a〜10cと第3読取ユニット間で循環搬送路3上から飲食客により取り除かれる寿司皿6を監視することで、寿司皿6の供給をより迅速とするようにしてもよい。
また、前記実施例1では、寿司皿6に設けられたIDタグ14内に記憶されている皿ID(識別情報)を、制御装置7内の記憶装置17に記憶させて、この皿IDとネタ種等の情報(種別情報)とを各種テーブルにて関連付けて記憶装置17に記憶させているが、IDタグ14を書き込まれる情報をライターによって書き換え可能なRFIDタグとして構成するとともに、制御装置7に設けられたリーダ12をライターの機能を備えたリーダ/ライターとして構成することで、寿司皿6のIDタグ14に直接的にネタ種等の情報(種別情報)を書き込んで管理するようにしてもよい。
また、前記実施例では、一人の料理人Xが全ての投入エリアA〜Cに寿司皿6を投入するようにしていたが、厨房H内に各テーブルが記憶されている記憶装置17を有した管理サーバを設けるとともに、複数の表示装置16を管理サーバに接続することで各テーブルを複数の表示装置16で共有し、複数の料理人が投入エリアA〜Cに寿司皿6を投入できるようにしても良い。
また、前記実施例では、IDタグ読取手段が、搬送経路における各需要領域の上流部近傍及び下流部近傍の少なくとも2箇所に配置されているが、IDタグ読取手段は、該当する需要領域に対応した供給領域における下流部近傍と、下流側の需要領域における供給領域の上流部近傍との少なくとも2箇所に配置してもよい。
実施例1における循環搬送装置を示す平面図である。 バイパス路を示す平面図である。 (a)は、第1読取ユニットを示す側面図であり、(b)は、第1読取ユニットを示す断面図である。 (a)は、表示装置に投入指示が表示されている状態を示す概略図であり、(b)は、投入指示を実行する状態を示す概略図である。 循環搬送装置の構成を示すブロック図である。 (a)は、投入皿管理テーブルを示す図であり、(b)は、飲食エリアA管理テーブルを示す図であり、(c)は、表示装置出力テーブルを示す図である。 ネタ別売上テーブルを示す図である。 制御回路が実行する寿司皿監視処理を示すフローチャートである。 バイパス路を使用して無端状の搬送路を形成した状態を示す循環搬送装置を示す平面図である。 バイパス路を使用して循環搬送路を短くした状態を示す循環搬送装置を示す平面図である。 (a)は、実施例2における第1読取ユニットの側面図であり、(b)は、第1読取ユニットの断面図である。 (a)は、表示装置に投入指示が表示されている状態を示す概略図であり、(b)は、投入指示を実行した状態を示す概略図である。 循環搬送装置の構成を示すブロック図である。 (a)は、飲食エリアAにおけるポップID管理テーブルを示す図であり、(b)は、表示装置出力テーブルを示す図であり、(c)は、売上記録テーブルを示す図である。 ネタ別売上テーブルを示す図である。 ポップ監視処理を示すフローチャートである。 売れ行きをグラフ化したアプリケーションを示す図である。
符号の説明
1 循環搬送装置
2 島部(需要領域)
3 循環搬送路
4 飲食カウンタ
5 客席
6 寿司皿(飲食物容器)
7 制御装置
8a,8b バイパス路(経路形成手段)
8c,8d,8e バイパス路(経路変更手段)
9 バイパスユニット
9c,9d ガイド部材
9e ローラー
10a,10b 第1読取ユニット(IDタグ読取手段,容器数量計数手段)
10c 第1読取ユニット(IDタグ読取手段,容器数量計数手段)
11a,11b 第2読取ユニット(IDタグ読取手段,容器数量計数手段)
11c 第2読取ユニット(IDタグ読取手段,容器数量計数手段)
12 リーダ
14 IDタグ
15 RTC(リアルタイムクロック,計時手段)
16 表示装置(供給領域指示手段)
17 記憶装置(識別情報記憶手段)
18 制御回路(供給領域特定手段,供給領域指示手段,種別特定手段,需要数量計数手段,売上判定手段)
20 ポップ体(先行識別体)
21 赤外線センサ
25a,25b 循環搬送経路
25c 循環搬送経路

Claims (9)

  1. 飲食物が載置された飲食物容器が搬送される無端状の搬送経路を有し、該循環搬送装置における前記飲食物容器の搬送状態を管理するための飲食物容器の搬送管理システムであって、
    前記搬送経路には、前記飲食物容器が取り除かれる複数の需要領域と、各需要領域に対応して前記飲食物容器を前記搬送経路に供給する供給領域と、が設けられており、
    前記飲食物容器は、該飲食物容器を個々に識別可能な識別情報が記憶されたIDタグを有し、
    前記搬送経路おける各需要領域に対応して配置され、前記IDタグの識別情報を読み取るIDタグ読取手段と、
    前記IDタグ読取手段にて読み取った読取結果に基づいて、各需要領域から前記飲食物容器が取り除かれた需要数量を計数する需要数量計数手段と、
    前記需要数量計数手段にて計数された計数結果に基づいて、前記飲食物容器を供給すべき供給領域を特定する供給領域特定手段と、
    前記供給領域特定手段にて特定された供給領域に前記飲食物容器を供給すべき旨を指示する供給領域指示手段と、
    を備えることを特徴とする飲食物容器の搬送管理システム。
  2. 前記IDタグ読取手段が、前記需要領域における上流部近傍と下流部近傍とで前記飲食物容器の識別情報を読み取るようになっており、
    前記需要領域の上流部近傍にて前記飲食物容器の識別情報を前記IDタグ読取手段が読み取った時点で経過時間の計時を開始する計時手段と、
    前記IDタグ読取手段が前記需要領域の上流部近傍にて読み取った飲食物容器の識別情報を記憶する識別情報記憶手段と、
    前記経過時間が所定の判定時間に到達した時点で前記IDタグ読取手段が前記識別情報記憶手段に記憶された識別情報を前記需要領域の下流部近傍にて読み取れなかったときに、該当する識別情報に対応した飲食物容器が前記需要領域から取り除かれたと判定する売上判定手段と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の飲食物容器の搬送管理システム。
  3. 前記循環搬送装置には、前記無端状の搬送経路の長さを変更する経路変更手段が設けられており、前記売上判定手段は、前記経路変更手段により前記搬送経路の長さが変更されることに応じて前記判定時間を変更することを特徴とする請求項2に記載の飲食物容器の搬送管理システム。
  4. 飲食物が載置された飲食物容器が搬送される無端状の搬送経路を有し、該循環搬送装置における前記飲食物容器の搬送状態を管理するための飲食物容器の搬送管理システムであって、
    前記搬送経路には、前記飲食物容器が取り除かれる複数の需要領域と、各需要領域に対応して前記飲食物容器を前記搬送経路に供給する供給領域と、が設けられており、
    前記搬送経路によって先行して搬送される先行識別体とともに複数の前記飲食物容器が連続的に搬送され、前記先行識別体は、該先行識別体を個々に識別可能な識別情報が記憶されたIDタグを有し、
    前記搬送経路おける各需要領域に対応して配置され、前記IDタグの識別情報を読み取るIDタグ読取手段と、
    前記先行識別体とともに搬送される前記飲食物容器の容器数量を計数する容器数量計数手段と、
    前記IDタグ読取手段にて読み取った読取結果及び前記容器数量計数手段にて計数された計数結果に基づいて、各需要領域から前記飲食物容器が取り除かれた需要数量を計数する需要数量計数手段と、
    前記需要数量計数手段にて計数された計数結果に基づいて、前記飲食物容器を供給すべき供給領域を特定する供給領域特定手段と、
    前記供給領域特定手段にて特定された供給領域に前記飲食物容器を供給すべき旨を指示する供給領域指示手段と、
    を備えることを特徴とする飲食物容器の搬送管理システム。
  5. 前記供給領域特定手段は、各需要領域から取り除かれた前記飲食物容器の需要数量を比較し、最も需要数量が多い需要領域よりも下流側の需要領域に対応した供給領域を特定することを特徴とする請求項1または4に記載の飲食物容器の搬送管理システム。
  6. 前記供給領域特定手段は、各需要領域から取り除かれた前記飲食物容器の需要数量を比較し、最も需要数量が少ない需要領域に対応した供給領域を特定することを特徴とする請求項1または4に記載の飲食物容器の搬送管理システム。
  7. 前記IDタグの識別情報に対応して種別情報が記憶されており、前記IDタグ読取手段にて読み取った読取結果に基づいて、前記飲食物容器に載置された前記飲食物の種別を特定する種別特定手段をさらに備え、
    前記供給領域特定手段は、前記種別特定手段にて特定された特定結果及び前記需要数量計数手段にて計数された計数結果に基づいて、供給すべき前記飲食物の種別と該種別の飲食物を載置した飲食物容器を供給すべき供給領域とを特定することを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の飲食物容器の搬送管理システム。
  8. 前記IDタグ読取手段が、各需要領域における上流部近傍及び下流部近傍の少なくとも2箇所に配置されていることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の飲食物容器の搬送管理システム。
  9. 前記循環搬送装置には、前記無端状の搬送経路を前記需要領域毎に形成する経路形成手段が設けられていることを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載の飲食物容器の搬送管理システム。
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