JP2003063624A - 循環商品管理システム - Google Patents

循環商品管理システム

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JP2003063624A
JP2003063624A JP2001258184A JP2001258184A JP2003063624A JP 2003063624 A JP2003063624 A JP 2003063624A JP 2001258184 A JP2001258184 A JP 2001258184A JP 2001258184 A JP2001258184 A JP 2001258184A JP 2003063624 A JP2003063624 A JP 2003063624A
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chip
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JP2001258184A
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Noriyuki Saso
敬之 佐相
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Hitachi Software Engineering Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Software Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転寿司店等において、循環搬送路上におけ
る商品管理をよりリアルタイムに行う。 【解決手段】 本システムは、客が商品の飲食等を行う
カウンターテーブル10に沿って設置された環状の循環
搬送路としてのベルトコンベア1と、該ベルトコンベア
1上に取り付けられ、このベルトコンベア1に従って移
動する複数の皿台2(図1では、1つのみ図示)とを備
え、該皿台2上には、ICチップ3aの取り付けられた
販売商品の容器としての皿3が載置される。皿台2に
は、ICチップ3aに格納された商品情報等を読み取る
情報読取装置が設けられており、該情報読取装置により
読み取られた情報をパーソナルコンピュータ6に転送し
て、商品管理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転寿司店等にお
いて循環搬送路上の商品管理を行う循環商品管理システ
ムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば回転寿司店等では、無端状
に形成された循環搬送路としてのコンベア上に、寿司等
の飲食物を盛り付けた皿等の容器を載置することにより
客に商品の提供を行っている。
【0003】この場合、店員は、前記コンベア上にどの
種類の商品がどの程度載置されているか、また、長時間
経過した商品はないかを目視により管理し、不足してい
る商品の追加供給、鮮度の落ちた商品の廃棄処理等を行
う必要がある。しかし、目視による管理では、不足商品
等の見落としが生じる場合もあり、必ずしも十分な管理
を行うことができなかった。
【0004】そこで、このような循環搬送路上の商品の
管理を行うシステムとして、例えば特開平9−4475
3号公報に記載のものがある。このシステムは、コンベ
ア上に載置される寿司皿に皿NO.データの記録された
RFID(Radio Frequency Identification)タグを取
り付けるとともに、前記皿NO.とキーボードで入力し
たメニュー品目データとを関連付け、前記コンベアの所
定位置に設けられた読取装置で、前記RFIDタグから
皿NO.データを読み取るものである。このシステムで
は、所定位置に設置された読取装置により、RFIDタ
グの読取及び皿NO.データのパソコンへの転送を行
い、前記皿NO.データに関連付けられたメニュー品目
を参照することにより、コンベア上を循環する商品を管
理している。具体的には、まず、皿投入口に設けられた
読取装置により、投入された商品を把握するとともに、
前記皿NO.データに通過時刻データを付加して転送
し、所定時間(ある読取装置から次の読取装置に到達す
るまでの時間)を経過しても同じ皿NO.データが転送
されてこない場合は、その商品が客に購入されたものと
判定する。また、前記皿NO.データに基づき周回数を
判定し、ある周回数を超えた場合に、その皿NO.デー
タのRFIDタグを持つ寿司皿をコンベア上から排除す
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記システム
は、各読取装置を通過した商品について、所定時間(次
の読取装置を通過するまでの時間)を経過した時点で初
めてその商品の購入等を判定できるものであるため、次
の読取装置に到達するまで商品の増減を把握することが
できなかった。また、一つ一つの商品について、固定位
置に設置された読取装置を通過した時点での状況を把握
するものであるため、ある時点におけるコンベア上の全
商品の状況を正確に把握するというような管理ができな
かった。
【0006】従って、客による商品の購入又は商品の廃
棄処理により、時々刻々と変化する循環搬送路上の商品
の把握を即時に行うことができず、商品の不足に対し、
その商品の追加供給等の対応を適切に実行できない場合
もあった。
【0007】本発明は前記課題を解決するためのもの
で、よりリアルタイムかつ適切に循環搬送路上の商品管
理を行うことのできる循環搬送型販売システムを提供す
るものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の循環商品管理シ
ステムは、商品又は商品容器に取り付けられたICチッ
プから、商品情報を読み取る読取装置と、読み取った商
品情報中に含まれる少なくとも商品名及び価格を表示す
る表示装置とを有し、循環搬送路上を移動する複数の容
器台と、前記容器台の読取装置から転送された商品情報
に基づき前記容器台上の商品を管理する管理装置とを備
えたものである。
【0009】また、商品又は商品容器に取り付けられた
ICチップの識別IDと、これに対応する商品情報とを
格納する記憶装置と、前記ICチップから、識別IDを
読み取る読取装置と、前記識別IDに基づいて前記記憶
装置から読み出された商品情報中に含まれる少なくとも
商品名及び価格を表示する表示装置とを有し、循環搬送
路上を移動する複数の容器台と、前記容器台の読取装置
から転送された識別IDに基づき、前記記憶装置から読
み出された商品情報に基づき前記容器台上の商品を管理
する管理装置とを備えたものである。
【0010】また、前記管理装置は、前記商品情報に含
まれる前記商品の製造時刻を示すタイムスタンプ情報に
基づき前記製造時刻からの経過時間を判定する手段と、
該経過時間が予め設定された時期を超えた場合に、その
経過時間に対応して商品価格情報を変更する手段と、前
記経過時間が予め設定された廃棄時期を超えた場合に、
前記商品の廃棄指示を行う手段とを備えたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、本発明の一
実施の形態について、図面を参照して具体的に説明す
る。図1は、本実施の形態に係る循環搬送型販売システ
ムの概略構成を示す図である。本システムは、客が商品
の飲食等を行うカウンターテーブル10に沿って設置さ
れた環状の循環搬送路としてのベルトコンベア1と、該
ベルトコンベア1上に取り付けられ、このベルトコンベ
ア1に従って移動する複数の皿台2(図1では、1つの
み図示)とを備え、該皿台2上には、ICチップ3aの
取り付けられた販売商品の容器としての皿3が載置され
る。また、カウンターテーブル内等に設けられた厨房ス
ペース11に、ICチップ3aに商品情報等を入力する
ための情報入力装置4と、商品情報を保存するデータベ
ース5と、商品情報等の処理及び管理を行う管理装置と
してのパーソナルコンピュータ(PC)6とを備えてい
る。また、ベルトコンベア1の下側の複数の位置に、I
Cチップ3aに格納された商品情報の読み取り及び書き
換えを行うための情報読取/書換装置7を備えている。
さらに、客が取った皿3のICチップ3a内の情報に基
づき、購入料金を計算する料金計算装置8を、ベルトコ
ンベア1に沿って設けられたカウンターテーブル10上
において、客の着座する席9毎に設置している。なお、
皿台2、情報入力装置4、データベース5、情報読取/
書換装置7、料金計算装置8はそれぞれ、PC6にネッ
トワーク回線12〜14を介して接続されている。
【0012】本システムにおける皿台2は、図2に示す
ように、皿3に取り付けられたICチップ3a内の情報
を、無線通信により読み取るための情報読取装置21
と、該情報読取装置21で読み取った情報を各種の処理
に利用するための記憶装置22a及び演算装置22bを
有する処理部22とを備えており、この皿台2は、ベル
トコンベア1の内部を通るネットワーク回線12を介し
てPC6に接続されている。この構成により、皿台2に
皿3が載せられた場合に、皿3のICチップ3a内の商
品情報を、PC6に転送することができる。また、皿台
2は、ICチップ内の情報の表示手段として液晶画面2
3を備えており、これにより、客に対し、皿3上の商品
に関する商品名,価格等の商品情報を提供することがで
きる。なお、図示は省略しているが、皿台2には、IC
チップ3aから読み取った情報を、ネットワーク12を
介してPC6に転送するための転送手段が設けられてい
る。
【0013】また、ICチップ3aは、電子タグ、デー
タキャリア、ICタグ、あるいは非接触タグ等とも呼ば
れているものであり、その内部に、記憶装置、送信装
置、および受信装置等を備え、さらにアンテナ等を接続
したものである。外部から非接触でICチップ3a内の
記憶装置に対して情報の読み書きが可能なものであり、
その書込みの方式としては、電磁結合方式、電磁誘導方
式、マイクロ波方式、光通信方式等がある。電磁結合方
式やマイクロ波方式では、電源用電波をICチップ3a
に送信して給電し、ICチップ3a内の駆動電力として
用いることができる。本実施形態では、マイクロ波方式
を用いるものとする。なお、電子タグは大きくはチップ
部分とそれに接続されたアンテナ部分から構成される
が、ここでは簡単のため電子タグの全体を「ICチッ
プ」と呼ぶものとする。
【0014】このICチップ3a内には、例えば、図3
に示すように、ID情報31、商品種別情報32、価格
情報33、タイムスタンプ情報34を格納する領域を備
える。ここで、ID情報31は各ICチップ3aを識別
するものであり、ICチップ3aの購入時にあらかじめ
格納されているものを使用する。また、商品種別情報3
2および価格情報33は皿3上に載置されている商品3
0の種別と価格を特定するものであり、情報入力装置4
により格納する。また、タイムスタンプ情報34は商品
30の製造(販売開始)時刻を格納するものであり、入
力装置4により格納する。本実施の形態では、このタイ
ムスタンプ情報34をもとに、皿3がベルトコンベア1
上をどの程度(何分位)循環したかを計算し、後述する
商品30の自動価格低下処理や自動廃棄処理を実施す
る。
【0015】また、図2に示す読取/書換装置7は、後
述する商品30の自動価格低下処理や自動廃棄処理を行
う際に、ICチップ3aに格納された情報の読取処理を
行い、また、PC6から転送された情報に基づき、IC
チップ3a内の情報の書換処理を行うものである。この
読取/書換装置7は、ネットワーク12を介してPC6
に接続されており、PC6との間で商品情報等の転送を
行うための転送手段が設けられている。
【0016】また、情報入力装置4は、図4に示すよう
に、情報入力装置4上の情報書込用の所定位置41に載
置された皿3のICチップ3a内に、情報(商品種別,
価格,タイムスタンプ)を書き込む情報書換装置42
と、各種情報の入力処理に利用する記憶装置43aおよ
び演算装置43bを備えた処理部43と、各種情報を表
示する液晶画面44と、該液晶画面44中に、所定位置
41上に載置された皿3の商品種別をタッチパネル形式
で選択する入力手段としてのリスト44aを備えてい
る。
【0017】また、データベース5は、図5〜7に示す
商品価格等情報テーブル50、商品販売情報テーブル6
0、商品廃棄情報テーブル70を備えている。商品価格
等情報テーブル50は商品30の種別を格納する商品種
別51、商品30が販売開始された時の価格(材料仕入
れ価格の変動等があるので場合によっては毎日更新す
る)を格納する基準価格52、商品30の販売開始から
N分後の価格を格納するN分後価格(2分後はいくら、
3分後はいくら等、時間が経過する毎に価格を低下させ
る様に設定)53、価格の低下を開始させる時期を格納
する価格低下開始時期54、商品30の販売開始からの
経過時間が設定値を超えた時点で商品を自動廃棄すると
いう基準値を格納する廃棄時期55、ベルトコンベア4
上を周回する商品30の個数が設定値を下回った時点で
商品追加のアラームを通知するための基準値を格納する
アラーム通知個数56を備える。また、商品販売情報テ
ーブル60は商品販売動向の分析用に活用するものであ
り、図6に示すように、1商品(皿1枚)毎について、
販売した商品の種別を格納する商品種別61と販売した
日時(xxxx年xx月xx日xx時xx分という形式)を格納する
販売日時62を備える。また、商品廃棄情報テーブル7
0は廃棄率(ロス率)の分析用に活用するものであり、
図7に示すように、1商品(皿1枚)毎について、廃棄
した商品の種別を格納する商品種別71と廃棄した日時
(xxxx年xx月xx日xx時xx分という形式)を格納する廃棄
日時72を備える。
【0018】また、料金計算装置8は、図8に示すよう
に、ICチップ3a内に格納された価格情報33を読み
取る情報読取装置81と、情報読取装置81で読み取っ
た情報を各種の処理に利用するための記憶装置82a及
び演算装置82bを備えた処理部82と、処理部82に
より算出された合計料金を表示する表示装置としての液
晶画面83と、会計処理を行うための会計ボタン84と
を備えている。
【0019】次に本実施の形態に係る循環商品管理シス
テムを用いた処理手順について、図9〜13のフローチ
ャートを用いて説明する。図9は、情報入力装置4を使
用してICチップ3a内に情報を格納する際の処理手順
を示すフローチャートである。まず、事前にネットワー
ク回線13,14を介してデータベース5から情報入力
時点で選択可能な商品種別情報を情報入力装置4にダウ
ンロードし、液晶画面44にリスト44aを表示する
(ステップS901)。次に、情報入力装置4の記憶装
置43a内の情報を初期設定(商品種別=Null、価格=
Null、タイムスタンプ=Null)する(ステップS90
2)。その後、店員により商品30をのせた皿3が情報
入力装置4上の所定位置41に置かれて、タッチパネル
形式のリスト44aで商品30の商品種別が選択される
と(ステップS903)、情報入力装置4では、ここで
選択された商品種別情報と、情報入力時刻(商品製造時
刻)を示すタイムスタンプ情報とを記憶装置43a内に
格納する(ステップS904)とともに、ネットワーク
回線13,14を介して、データベース5の商品価格等
情報テーブル50にアクセスして、選択された商品種別
に対応する基準価格情報を取得し、記憶装置43a内に
格納する(ステップS905)。最後に、記憶装置43
a内に格納した商品種別情報、基準価格情報、タイムス
タンプ情報をICチップ3a内に格納する(ステップS
906)。
【0020】本実施の形態では、このようにICチップ
3a内に商品情報を格納した後、皿台2により、客に対
し、ベルトコンベア1上を循環搬送される商品30の商
品種別情報等を表示する。図10は、皿台2の液晶画面
23に、皿3上の商品30の商品種別および価格情報を
表示する際の処理手順を示すフローチャートである。ま
ず、前述の入力処理を行った皿3がベルトコンベア1上
を循環している皿台2の上に載せられると(ステップS
1001)、皿台2の情報読取装置21は、皿3のIC
チップ3a内に格納された商品種別情報及び価格情報を
読み込む(ステップS1002)。その後、商品種別情
報及び価格情報を、皿台2の液晶画面23に表示する
(ステップS1003)。これにより、判別しづらい商
品,食材(いわゆる寿司ネタ)や、珍しい商品等につい
ても、客に対しその商品を明確にすることができる。ま
た、メニュー等を参照しなくとも、商品価格を明確にす
ることができ、さらに、後述する価格低下処理を行った
場合にも、その価格を客に即時に提示することができ
る。
【0021】また、本実施の形態では、皿台2により、
ベルトコンベア1上を循環搬送される商品30の管理を
行う。図11は、商品30の管理及び不足商品の追加供
給の処理手順を示すフローチャートである。まず、PC
6に内蔵された記憶装置内に各商品種別毎にその合計数
を格納する領域を確保し、各合計数=0に初期設定する
(ステップS1101)。次に、ベルトコンベア1上を
循環している皿台2に載置された皿3のICチップ3a
から、情報読取装置21により商品種別情報を読み込
み、PC6に転送する。そしてPC6では、ステップS
1101で確保した領域中の各商品種別の合計数を1追
加する(ステップS1102)。このステップをベルト
コンベア1上の全皿台分行った後(ステップS110
3)、PC6に内蔵された記憶装置内に格納されている
各商品種別毎の合計数をPC6の画面に一覧表示する
(ステップS1104)。その後、PC6内の領域中の
各商品種別の合計数と、データベース5内の商品価格等
情報テーブル50のアラーム通知個数56で設定した数
値とを比較し(ステップS1105)、合計数がアラー
ム通知個数以下となっている場合には、店員に対し、ア
ラームを通知する(ステップS1106)。この際、P
C6の画面上に、不足商品と不足個数とを表示する。こ
れにより、店員は不足商品種別及び個数を、PC6の画
面で確認し、商品の追加を行う。
【0022】このように、皿3に取り付けられたICチ
ップ3a内の情報を読み取る情報読取装置21を、皿3
を載置する皿台2に備えたので、読取装置を固定位置に
設置する場合に比べて、よりリアルタイムに不足商品等
の把握を行うことができる。なお、本処理は、店舗の閉
店時までリアルタイムで繰り返し実行する。この場合の
初期設定(ステップS1101)は、皿台2がある席9
の前から隣の席9の前まで移動する毎に行うものとす
る。これにより、各席に着座する客が皿3を取った際
に、商品の不足を即座に把握することが可能となる。
【0023】また、本実施の形態では、タイムスタンプ
情報に基づき、価格低下処理及び廃棄処理を行うことと
している。図12は、ICチップ3aに格納されたタイ
ムスタンプ情報に基づき、ベルトコンベア4上を循環し
ている商品30の自動価格低下および自動廃棄を実施す
る際の処理手順を示すフローチャートである。まず、商
品30をのせた皿3がベルトコンベア1上を循環し(ス
テップS1201)、その位置が情報読取/書換装置7
の上に達した時点でICチップ3a内のタイムスタンプ
情報を自動的に読み取る(ステップS1202)。ここ
で読み取ったタイムスタンプ情報をPC6に転送し、P
C6でタイムスタンプ情報と現在時刻から経過時間を算
出した後、算出された経過時間と、データベース5内の
商品価格等情報テーブル50の廃棄時期55で設定した
数値とを比較し(ステップS1203)、廃棄時期に達
している場合には商品30を自動廃棄する。その際、後
でロス率を分析できるように廃棄した商品の商品種別と
廃棄日時情報をデータベース5内の商品廃棄情報テーブ
ル60に格納する(ステップS1206)。なお、この
廃棄処理は、情報読取/書換装置7に連動する図外の複
数の廃棄処理装置又は手作業で、皿台2上から該当する
商品30を皿3ごと取り除くことにより行われる。一
方、比較処理(ステップS1203)において、経過時
間が廃棄時期に達していない場合には、経過時間と、デ
ータベース5内の商品価格等情報テーブル50の価格低
下開始時期54で設定した数値とを比較し(ステップS
1204)、価格低下開始時期に達している場合にはデ
ータベース5内の商品価格等情報テーブル50のN分後
価格53で設定した価格情報に基づき、ICチップ3a
内の価格情報を情報読取/書換装置7により自動更新
(価格低下)する(ステップステップS1205)。
【0024】このように、タイムスタンプ情報に基づき
経過時間を判定することにより、より適切に商品の廃棄
処理等を行うことができる。また、所定時間経過した商
品について、価格を低下させることとしたため、客に購
入を促すことができ、商品の廃棄率を減少させることが
できる。なお、タイムスタンプ情報に基づく経過時間に
より、廃棄処理を行うタイミングを判定することとした
ので、周回数により判定する場合と異なり、店舗が広
く、1周に多大な時間がかかるような場合でも、適切な
廃棄処理を行うことができる。
【0025】また、図13は、料金計算装置8を使用し
て会計処理を実施する際の処理手順を示すフローチャー
トである。まず、料金計算装置8の記憶装置62内の情
報を初期設定(料金情報=¥0)する(ステップS13
01)。客は商品利用済みの(食べ終わった)皿3を料
金計算装置8の上部に設けられた所定位置に順次積上げ
て置いて行く。皿3を置く際は複数枚まとめて置いて
も、1枚ずつ置いても良い。次に、料金計算装置8で
は、情報読取装置81により積み上げられた各皿3のI
Cチップ3aから価格情報を取得し、処理部82の記憶
装置82aの料金情報に順次加算し、その合計料金情報
を料金計算装置8の液晶画面83に表示する(ステップ
S1302)。これに対し、会計処理を希望したときに
会計ボタン84を押下されると(ステップS130
3)、店員により液晶画面83に表示された合計金額に
基づき会計処理が行われるとともに、料金計算装置8
は、客が購入した商品の商品種別(個数)及び販売日時
の各情報を、ネットワーク回線12を介してデータベー
ス5に格納する(ステップS1304)。これにより、
各商品種別毎の販売動向を分析することが可能となる。
【0026】以上のように、本実施の形態では、ベルト
コンベア上に設けられた皿台に、商品容器としての皿に
取り付けられたICチップの読取装置を設けたので、ベ
ルトコンベア上を循環している商品の把握をリアルタイ
ムに行うことができ、不足商品の供給等をより適切に行
うことができる。また、ICチップ内に格納されたタイ
ムスタンプ情報に基づき経過時間を判定することとした
ため、所定時間の経過した商品の廃棄処理等を適切なタ
イミングで行うことができる。また、所定時間の経過し
た商品について、商品価格を低下させる処理を行うこと
としたため、客に対し商品の購入を促すことができ、商
品の廃棄率を低下させることができる。さらに、皿台に
設けられた液晶画面に、ICチップに格納された情報を
表示することとしたため、客に対し、商品種別等(例え
ば、寿司ネタ)の分かりづらい商品について、適切に必
要な商品情報を提示することができる。また、価格低下
処理を行った場合も、客に対し、価格情報を迅速に伝え
ることが可能となる。
【0027】実施の形態2.実施の形態1では、ICチ
ップ3a内にID情報31の他、商品識別情報32、価
格情報33、タイムスタンプ情報34を格納することと
しているが、これに限られるものではなく、例えば、I
Cチップ3a内にはID情報31のみを格納することと
し、データベース5内又はPC6の記憶装置内に、商品
情報管理テーブルを備え、商品識別情報等の各商品情報
をID情報31に関連付けて格納することとしてもよ
い。この商品情報管理テーブルとしては、例えば、図1
4に示すようにID情報141と、このID情報141
に関連付けられた商品情報として、商品種別情報14
2、価格情報143、タイムスタンプ情報144を備え
たものが用いられる。この場合には、ID情報31につ
いてはICチップ3aの製造時に格納されているものを
使用し、他の情報については商品情報管理テーブルに格
納された情報を変更すればよいため、ICチップ3aに
格納された情報の書換処理が不要となり、そのための書
換装置等の構成を省略することができる。この場合に
は、皿台2の読取装置21又は情報読取/書換装置7に
おいて、読取・転送されたID情報に基づき、データベ
ース5等に格納された商品情報を参照することにより、
商品管理処理,不足商品の追加供給処理,価格低下処
理,廃棄処理等の各処理を行うこととなる。なお、この
場合には、情報読取/書換装置7自体を省略し、皿台2
により、タイムスタンプ情報の読取処理等を行わせるこ
とも可能となる。これにより、商品の経過時間をよりリ
アルタイムに把握することができるため、価格低下処理
等をより適切に行うことができる。
【0028】実施の形態3.実施の形態1では、アラー
ム通知個数56を一定値のものとして説明したが、店舗
の混雑具合や、各商品種別毎の売れ行き等により、アラ
ーム通知個数56の数値を変動させることとしてもよ
い。本実施の形態では、図15に示すように、商品価格
等情報テーブル50Aにおいて、廃棄率上限値57及び
廃棄率下限値58を設定する。そして、所定時間におけ
る各商品種別毎の廃棄率が、予め設定された廃棄率上限
値57を上回る場合には、アラーム通知個数56の設定
値を減少させ、その一方、廃棄率が、予め設定された廃
棄率下限値58を下回る場合には、アラーム通知個数5
6の設定値を増加させる。なお、図15において、商品
価格等情報テーブル50Aの各51〜56は、実施の形
態1における商品価格等情報テーブル50と同一である
ため、その詳細及び一部の図示を省略している。
【0029】図16は、この場合のアラーム通知個数の
変更処理手順を示すフローチャートである。まず、PC
6に内臓された記憶装置内に各商品種別毎に、所定時間
における消費数及び廃棄数の合計数を格納する領域を確
保し、各合計数=0に初期設定する(ステップS160
1)。次に、消費個数と廃棄処理個数とを、各商品種別
毎にそれぞれ計数する(ステップS1602)。この場
合、消費個数の計数処理としては、商品管理処理におい
て取得した各ID情報に商品種別情報を対応させてPC
6内に格納するとともに、今回取得した各ID情報と前
回取得した各ID情報とを比較し、前回のID情報の
内、欠如しているID情報を検出する。このID情報の
欠如は、商品の消費(購入又は廃棄)を示すため、この
ID情報に対応する商品種別情報を検索することによ
り、各商品種別毎の消費数を計数することができる。ま
た、廃棄処理個数の計数処理は、商品廃棄処理により行
うことができる。その後、設定時間が経過したら(ステ
ップS1603)、該設定時間内における各商品種別毎
の消費合計数と廃棄合計数とから廃棄率(%)を下記の
計算式により計算する(ステップS1604)。 廃棄率=廃棄合計数/消費合計数×100 ここで算出された結果と、廃棄率上限値及び廃棄率下限
値を比較し、算出結果が上限値よりも低く(ステップS
1605)、かつ下限値よりも高い(ステップS160
6)場合には、アラーム通知個数の設定値は変動しな
い。しかし、算出結果が廃棄率上限値を上回った場合に
は(ステップS1605)、供給個数が多いと考えられ
るため、アラーム通知個数の設定値を減少させる(ステ
ップS1607)。その一方、算出結果が廃棄率上限値
よりも低いものの(ステップS1605)、廃棄率下限
値を下回った場合には(ステップS1606)、供給個
数が少ないと考えられるため、アラーム通知個数の設置
値を減少させる(ステップS1608)。この処理は、
閉店までの間、繰り返し実行する。
【0030】このように、所定時間における廃棄率に応
じてアラーム通知個数の設定値を変動させることとした
ため、その時の客の好み等に応じた商品の供給をより適
切に行うことができる。
【0031】なお、各実施の形態では、回転寿司店での
利用を想定しているが、これに限られるものではなく、
循環搬送路を用いた商品販売を行うものであれば、他の
種類の店舗に利用することもできる。また、ICチップ
を取り付ける対象については、皿を例に説明している
が、これに限られるものではなく、他の食器や、商品を
包装する袋のようなもの、又は商品自体であってもよ
い。
【0032】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、容器台
に設けられた読取装置によりICチップ内の情報を読み
取ることにより循環搬送路上の商品管理を行うこととし
たので、リアルタイムな商品管理を行うことができる。
また、容器台に表示手段を設けたので、客は商品名及び
価格を容易に把握することができ、容器の色柄分けを不
要とするこができる。また、タイムスタンプ情報に基づ
き商品の廃棄処理を行うこととしたので、店舗規模等に
関わらず、より適切なタイミングで廃棄処理を行うこと
ができる。また、タイムスタンプ情報に基づき商品の価
格低下処理を行うこととしたので、客に対し、商品購入
を勧めることができ、廃棄数の減少を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態に係る循環商品管理シ
ステムの構成を示す図である。
【図2】 本システムに用いられる皿台の概略構成を示
す図である。
【図3】 本システムに用いられるICチップ内に格納
される情報を示す図である。
【図4】 本システムに用いられる情報入力装置の概略
構成を示す図である。
【図5】 本システムに用いられる商品価格等情報テー
ブルを示す図である。
【図6】 本システムに用いられる商品販売情報テーブ
ルを示す図である。
【図7】 本システムに用いられる商品廃棄情報テーブ
ルを示す図である。
【図8】 本システムに用いられる料金計算装置の概略
構成を示す図である。
【図9】 本システムによる情報格納処理を示すフロー
チャートである。
【図10】 本システムによる情報表示処理を示すフロ
ーチャートである。
【図11】 本システムによる商品管理及び不足商品の
追加供給処理を示すフローチャートである。
【図12】 本システムによる価格低下及び商品廃棄及
処理を示すフローチャートである。
【図13】 本システムによる料金計算処理を示すフロ
ーチャートである。
【図14】 本システムに用いられる商品情報管理テー
ブルを示す図である。
【図15】 本システムに用いられる商品価格等情報テ
ーブルの他の例を示す図である。
【図16】 本システムによるアラーム通知個数の変更
処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…循環搬送路(ベルトコンベア)、2…皿台、21…
情報読取装置、22…処理部、23…表示部(液晶画
面)、3…皿、3a…ICチップ、31…ID情報、3
2…商品種別情報、33…価格情報、34…タイムスタ
ンプ情報、4…情報入力装置、5…データベース、51
…商品価格等情報テーブル、6…管理装置(パーソナル
コンピュータ)、7…情報読取/書換装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06K 17/00 G06K 17/00 L

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商品又は商品容器に取り付けられたIC
    チップから、商品情報を読み取る読取装置と、読み取っ
    た商品情報中に含まれる少なくとも商品名及び価格を表
    示する表示装置とを有し、循環搬送路上を移動する複数
    の容器台と、 前記容器台の読取装置から転送された商品情報に基づき
    前記容器台上の商品を管理する管理装置とを備えた循環
    商品管理システム。
  2. 【請求項2】 商品又は商品容器に取り付けられたIC
    チップの識別IDと、これに対応する商品情報とを格納
    する記憶装置と、 前記ICチップから、識別IDを読み取る読取装置と、
    前記識別IDに基づいて前記記憶装置から読み出された
    商品情報中に含まれる少なくとも商品名及び価格を表示
    する表示装置とを有し、循環搬送路上を移動する複数の
    容器台と、 前記容器台の読取装置から転送された識別IDに基づ
    き、前記記憶装置から読み出された商品情報に基づき前
    記容器台上の商品を管理する管理装置とを備えた循環商
    品管理システム。
  3. 【請求項3】 前記管理装置は、前記商品情報に含まれ
    る前記商品の製造時刻を示すタイムスタンプ情報に基づ
    き前記製造時刻からの経過時間を判定する手段と、 該経過時間が予め設定された時期を超えた場合に、その
    経過時間に対応して商品価格情報を変更する手段と、 前記経過時間が予め設定された廃棄時期を超えた場合
    に、前記商品の廃棄指示を行う手段とを備えたことを特
    徴とする請求項1又は請求項2に記載の循環商品管理シ
    ステム。
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