JP2007164395A - 物品提供システム - Google Patents

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JP2007164395A JP2005358580A JP2005358580A JP2007164395A JP 2007164395 A JP2007164395 A JP 2007164395A JP 2005358580 A JP2005358580 A JP 2005358580A JP 2005358580 A JP2005358580 A JP 2005358580A JP 2007164395 A JP2007164395 A JP 2007164395A
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Abstract

【課題】テーブル上にある飲食物に対応する費用等の情報を食器が返却される前に収集す
ることができ、集計結果等を簡易に表示することができる物品提供システムを提供するこ
と。
【解決手段】制御部101は、リーダ/ライタ本体51との間で通信を行って、各アンテ
ナ52A〜52Dを介して食器10に設けたICタグ80に対して記録情報の読み取りを
行わせる。また、制御部101は、リーダ/ライタ本体51を介して得た記録情報やこれ
を加工した処理結果を記憶部102に保管させる。この処理結果には、飲食物の利用状況
情報として、テーブル30の合計金額や、各座席ごとの合計金額、栄養摂取量、購入リス
ト等の情報が含まれている。その他、制御部101は、表示部103に上記利用状況情報
等を所定のフォーマットで表示させ、或いは利用客による操作部104の操作の便宜等を
図る表示を表示部103に行わせることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、飲食物等の物品を利用客に提供する際に関連する情報をリアルタイムで収集
することができる物品提供システムに関する。
従来、回転寿司などの店舗に適用される飲食物提供システムとして、利用客用の食事場
所毎に食器の返却口を備え、食事後の食器に対して、食器の有する情報を読取る読取り手
段と、累計金額算出手段と、累計金額表示手段と、食器格納手段とを設けて、食器が返却
口を通過するときに情報を読取り、飲食した累計金額などを表示するものが開示されてい
る(特許文献1参照)。
特開2003−296422号公報
しかしながら、上記のような飲食物提供システムでは、食事後に食器を返却口に返却す
るまでに飲食した飲食物の累計金額が計算されない。つまり、現在テーブル上にある食器
に対応する飲食物については、累計金額への加算が行われないので、集計結果の表示等に
時間差が生じる。また、利用客がテーブル上に食器を取り込んだ状態の飲食物については
、価格だけでなく他の情報も得られないので、利用客は、現在テーブル上にある飲食物の
栄養価等を含む各種情報をその場で十分に知ることができない。
そこで、本発明は、テーブル上にある或いはあった飲食物に対応する費用や栄養価等の
情報を食器が返却される前に収集することができ、集計結果等を簡易に表示することがで
きる物品提供システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る物品提供システムは、(a)対象物品をそれぞ
れ保持する複数の容器と、(b)複数の容器にそれぞれ取り付けられ、当該容器に対応す
る対象物品に関する情報をそれぞれ保持している複数の情報保持装置と、(c)複数の容
器のうちいずれかの容器が対象物品の選択を意味する所定の抽出場所に配置された場合に
、当該所定の抽出場所に配置された容器に取り付けられている情報保持装置に書き込まれ
た情報を読取り可能な情報読取り部と、(d)情報読取り部によって読み取った情報を集
計する情報処理手段と、(e)情報処理手段による集計結果を表示する表示装置とを備え
る。
上記物品提供システムでは、情報読取り部が、いずれかの容器が所定の抽出場所に配置
された場合に当該所定の抽出場所に配置された容器に取り付けられている情報保持装置に
書き込まれた情報を読取り可能であるので、対象物品を選択した段階で対象物品の情報を
取得することができる。つまり、対象物品が例えば飲食物である場合、食事後に飲食物で
ある対象物品を返却口等である提供者側に戻す前に、飲食物の価格、栄養価、名称等を含
む各種情報を取得できる。よって、対象物品を選択した段階でリアルタイムで情報を取得
することができ、このような情報を情報処理手段によって集計した集計結果を表示装置に
表示させることができるので、対象物品の提供を受ける利用客は、現在提供され或いは提
供されつつある対象物品に関する情報を迅速に知得することができる。
本発明の具体的な態様では、上記物品提供システムにおいて、情報保持装置が、無線読
取り型のメモリICを含み、情報読取り部が、所定の抽出場所に配置されている複数の容
器にそれぞれ設けた複数のメモリICからの情報を混信することなく読み取る。この場合
、小型で目立たないメモリICに記録された情報を非接触で簡易に読み取ることができる
だけでなく、複数のメモリICからの情報を同時並行して読み取ることができ、選択した
対象物品を漏れなく確実に把握することができる。なお、情報の混信を防止する手法とし
て、メモリICをアンチコリジョン型のものとするとともに、情報読取り部をこの種のメ
モリICから情報を読み取るタイプのリーダ装置とすることが考えられる。
また、本発明の別の具体的な態様では、所定の抽出場所が、選択された対象物品の容器
が載置されるべきテーブルであり、情報読取り部が、テーブル又は当該テーブル近傍に取
り付けられたアンテナを含む。この場合、容器を取り分けてテーブル上に載置した段階で
この容器に対応する対象物品の情報を容器に設けた情報保持装置から読み取ることができ
る。
また、本発明のさらに別の具体的な態様では、アンテナが、テーブル単位又はテーブル
に設けた座席単位で設けられている。この場合、対象物品を提供するテーブルや座席を利
用して対象物品に関する情報を集計することができる。
また、本発明のさらに別の具体的な態様では、情報処理手段が、テーブル単位又はテー
ブルに設けた座席単位で情報読取り部から取得した情報を集計する。この場合、この場合
、テーブル単位や座席単位でテーブル上の対象物品に関する情報を集計することができ、
個人単位やグループ単位での集計情報の表示が可能になる。
また、本発明のさらに別の具体的な態様では、対象物品が、飲食物であり、情報処理手
段が、情報読取り部によって読み取った情報に基づいて、所定の抽出場所に配置された飲
食物に関する栄養及び料金の少なくとも一方を集計し、当該集計結果を飲食物の提供を受
ける利用客に対して視認可能となるように表示装置に表示させる。この場合、飲食物の提
供を受ける利用客は、栄養摂取量や総経費を常時確認しながら食事でき、予算や健康を配
慮した不安のない落ち着いた食事が可能なる。
また、本発明のさらに別の具体的な態様では、情報処理手段が、対象物品が所定の抽出
場所に配置された際に、情報保持装置に書き込まれた情報の自動的な読取りを開始する。
この場合、利用客等に煩雑な操作が要求されないので、利用客等によるシステム利用の利
便性を高めることができる。
以下、本発明の一実施形態に係る物品提供システムである飲食物提供システムを図面に
基づいて説明する。
図1は、本実施形態に係る飲食物提供システムの適用例を示す平面図である。なお、本
実施形態では、飲食物提供システム1を、いわゆる回転寿司の店舗に適用している。
図1に示すように、本飲食物提供システム1は、容器としての食器10と、食器搬送用
の搬送部20と、利用客が着席して食事のため選択した食器10を置くためのテーブル3
0と、利用客に情報を提示する表示部103と、利用客が操作する操作部104とを備え
る。
食器10としては、皿やカップやお椀などが用いられている。各食器10上には、寿司
やデザート等を含む対象物品としての飲食物FDが乗せられている。そして、それぞれの
食器10の底面内部には、メモリICとして、電磁波を用いて内蔵する記憶部の情報を非
接触で読み書きするICタグ80が取り付けられている。このICタグ80は、情報保持
装置として機能するものであり、飲食物FDに関する情報が書き込まれた状態で食器10
とともに搬送部20上に配置される。なお、ICタグ80は、アンチコリジョンタイプで
リード/ライトが可能な無線タグである。
搬送部20は、店舗内に環状に配列されたコンベアからなり、このコンベアは、ローラ
、ベルト等の機械機構を含む。搬送部20は、調理場に延在する部分において店員が寿司
やデザート等を含む飲食物FDを載せた食器10を載置することにより、テーブル30や
カウンタ席を含む多数の客席に沿って多数の食器10をゆっくりと周回させる。つまり、
搬送部20は、客席と調理場とを結んで飲食物FDを載せた食器10を循環させるもので
ある。なお、搬送部20は、一般的なコンベアに限らず、食器10を循環的に搬送できる
様々な搬送機構を備えるものとできる。
テーブル30は、4つの座席に対応するものとなっており、上面が各座席に対応して4
つの座席領域30a〜30dに分かれている。各座席領域30a〜30dは仮想的なもの
であるが、それぞれにアンテナ52A〜52Dが埋め込まれており、各アンテナ52A〜
52Dは、それぞれに対応する座席領域30a〜30d及びその近傍に載置された複数の
食器10のICタグ80に対し電力を供給することができるとともに、各ICタグ80か
ら信号を取り出すことができるようになっている。なお、テーブル30は、利用客が飲食
物FDを載せた食器10を選択して購入したことを意味する抽出場所となっており、各座
席領域30a〜30dも、同様の抽出場所と考えることができる。
表示部103は、例えば液晶モニタからなる表示装置であり、不図示の制御装置に駆動
されて動作する。表示部103は、アンテナ52A〜52Dを介して読み取られたICタ
グ80すなわち食器10の情報が後述する客席端末装置によって適宜処理された結果とし
て、飲食物の利用状況情報を表示する。この利用状況情報には、後に詳述するが、料金、
栄養、名称等の各種情報が含まれ、座席やテーブル単位で集計した合計金額、栄養摂取量
、購入リスト等が、利用客に見易い状態で表示部103にリアルタイムで表示される。な
お、表示部103としては、液晶モニタに限らず、EL(Electro Luminescent)素子を
使用する表示装置、CRT(ブラウン管)を使用する表示装置等を用いることができる。
操作部104は、例えば複数の押しボタンスイッチからなり、利用客の操作に対応する
信号を不図示の制御装置に出力する。なお、操作部104としては、押しボタンスイッチ
に限らず、タッチパネルスイッチ等の各種入力装置を用いることができる。
図2は、飲食物提供システムの制御系部分の構成を示すブロック図である。図示の飲食
物提供システム1は、客席端末装置100と、調理場端末装置200と、管理装置300
とを有している。客席端末装置100は、テーブル30単位或いはカウンタ席ごとに設置
される端末装置100(1),100(2),100(3),100(4),…を含んで
おり、各利用客がテーブル30やカウンタ席で受ける寿司提供のサービスに付随して利用
される。調理場端末装置200は、店員が調理場で操作・使用する端末装置である。管理
装置300は、客席端末装置100及び調理場端末装置200を含めて飲食物提供システ
ム1の全体を統括制御している装置である。なお、これらの装置100,200,300
は、無線LAN(Local Area Network)等のネットワークシステムにより相互に接続され
ている。
図3は、図2の客席端末装置100(1)の具体的構成を示すブロック図である。客席
端末装置100(1)は、制御部101、記憶部102、表示部103、操作部104、
通信部105、及びリーダ/ライタ本体51を有して構成されている。
制御部101は、マイコンチップ等からなる情報処理手段である。この制御部101は
、リーダ/ライタ本体51との間で通信を行って、各アンテナ52A〜52Dを介して、
食器10に設けたICタグ80に対して記録情報の読み取りを行わせる。また、制御部1
01は、リーダ/ライタ本体51を介して得た記録情報やこれを加工した処理結果を記憶
部102に保管させる。この処理結果には、飲食物の利用状況情報として、テーブル30
で飲食した合計金額や、各座席ごとの合計金額、栄養摂取量、購入リスト等の情報が含ま
れている。その他、制御部101は、表示部103に上記利用状況情報等を所定のフォー
マットで表示させ、或いは利用客による操作部104の操作の便宜等を図る各種表示を表
示部103に行わせることができる。制御部101は、操作部104から利用客の操作に
対応する信号を受け取って動作し、システムの利用開始や利用終了等の処理を行う。なお
、制御部101は、通信部105を介して調理場端末装置200や管理装置300と通信
を行って情報を交換できるようになっており、管理装置300を操作する店員に勘定支払
いの意思表示をする要求する信号を出力すること等が可能になっている。
リーダ/ライタ本体51とアンテナ52A〜52Dとは、ICタグ80用のリーダ/ラ
イタとしての情報読取り部50を構成している。リーダ/ライタ本体51は、制御部10
1の指示に応じて動作しており、利用客が所望の飲食物が載る食器10を搬送部20から
取り込んでテーブル5上のいずれかの座席領域30a〜30d上に置いた場合に、その食
器10に収容されるICタグ80に書込まれた記録情報を自動的に読み取る。なお、読み
取った記録情報は、制御部101によって記憶部102に記憶される。ここで、記憶部1
02に記憶される記録情報は、4つのアンテナ52A〜52Dのいずれで読み取った情報
かに応じて仕分けされる。つまり、各アンテナ52A〜52Dに対応する座席領域30a
〜30dごとに別にした座席単位で、上記のように検出されたICタグ80の記録情報が
記憶部102に逐次保管される。
ICタグ80は、既に述べたようにアンチコリジョンタイプのリード/ライトを可能に
するものであり、リーダ/ライタ本体51は、1つのアンテナ52A〜52Dの検出域内
に配置された複数のICタグ80を識別しつつ同時に混信なく検出し、それぞれのICタ
グ80から必要な記録情報を読み取ることができる。これにより、各座席領域30a〜3
0d上に載置された複数の食器10をリアルタイムで個々に識別することができ、例えば
テーブル30上の特定箇所に設けたリーダに食器10を毎回かざしてこれに埋め込まれた
ICタグ80を読み取るといった複雑な作業が不要となる。
図4は、リーダ/ライタ本体51やICタグ80の構造を説明するブロック図である。
リーダ/ライタ本体51は、制御回路部51a及び送受信回路部51bで構成されている
。また、ICタグ80は、アンテナ81、送受信回路部82、制御回路部83、及び記憶
部84で構成されている。リーダ/ライタ本体51の送受信回路部51bは、アンテナ5
2Aを介して信号を電磁波に乗せて送信する。ICタグ80側では、送受信回路部82が
アンテナ52Aからの電磁波をアンテナ81経由で受信する。受信した電磁波により、I
Cタグ80の送受信回路部82は、共振によって電力を発生させ、この電力によりICタ
グ80の制御回路部83及び記憶部84を動作させ必要な処理を行う。
具体的には、リーダ/ライタ本体51がICタグ80にデータの書込みを行う場合、リ
ーダ/ライタ本体51は、電磁波中に含まれるコマンドやデータにより記憶部84に必要
なデータを書込む動作を行う。また、リーダ/ライタ本体51がICタグ80からデータ
すなわち記録情報の読取りを行う場合、ICタグ80の制御回路部83は、受信した電磁
波中に含まれるコマンドにより記憶部84に記憶されているデータを、電磁波に乗せて送
受信回路部82及びアンテナ81を介して送信する。一方、リーダ/ライタ本体51側で
は、送受信回路部51bがアンテナ52Aを介してICタグ80からの電磁波を受信する
。そして、制御回路部51aは、送受信回路部82が復調した信号から必要な記録情報を
取り出す。以上の動作を行うことにより、リーダ/ライタ本体51は、ICタグ80への
データの書込み、または、ICタグ80の記憶するデータの読取りを行う。
なお、以上の説明は、リーダ/ライタ本体51と単一のICタグ80との間の動作に関
するものであったが、リーダ/ライタ本体51と他のICタグ(不図示)との間で行われ
る信号処理も上記と同様である。リーダ/ライタ本体51は、既に説明したようにアンチ
コリジョン機能を利用することで、1つのアンテナ52Aを介して複数のICタグ80に
対してデータの書込みやデータの読取りを同時に行うことができ、アンテナ52Aの検出
領域に配置された個々のICタグ80から読取り漏れや重複すること無く記録情報を読み
取ることができる。また、以上の説明は、リーダ/ライタ本体51と単一のアンテナ52
Aとの間の動作に関するものであったが、リーダ/ライタ本体51と他のアンテナ52B
〜52D(図3等参照)との間で行われる信号処理も上記と同様である。この際、リーダ
/ライタ本体51は、例えばアンテナ52A〜52Dを時分割で切り替えて動作させてア
ンテナ52A〜52D間で混信のないようにすることができる。
図3に戻って、各アンテナ52A〜52Dは、検出感度の設定により、互いに検出領域
が重複しないように設定されているが、いずれかのアンテナ52A〜52Dで同一のID
のICタグ80が検出される場合もあると考えられる。この場合、制御部101は、重複
検出を防止するべく、例えば複数のアンテナ52A〜52Dのうち検出電波強度が最も強
い特定アンテナからの信号を優先する。つまり、制御部101は、検出電波強度が最も強
い特定アンテナからの信号に基づいて得た記録情報をこの特定アンテナに関連付けて記憶
部102に記憶させる。
なお、以上の説明は、特定のテーブル30に設けられる端末装置100(1)について
の説明であったが、他のテーブルに設けられる端末装置100(2),100(3)、…
も上記端末装置100(1)と同様の構造を有する。また、以上はテーブル30について
の説明であったが、搬送部20に隣接するカウンタ席にも、端末装置100(1)と同様
の端末装置を設けることができる。ただしこの場合、単一のアンテナ52Aのみ設ければ
足りるので、他のアンテナ52B〜52Dが不要となる。
図5(a)に示すように、調理場端末装置200は、制御部201、記憶部202、表
示部203、操作部204、通信部205、及びライタ部211を有している。なお、ラ
イタ部211は、ICタグ80に対して飲食物の情報を書込む情報書込み部を構成してお
り、回路的に図4に示す情報読取り部50と同様の構造を有している。
調理場端末装置200が設置される調理場においては、店員が寿司ネタを使用して寿司
を握り、握った寿司(飲食物)を食器10に盛る(載せる)。そして、飲食物を載せた食
器10をライタ部211を収容する載置台に載置する。そして、店員は、載置台上の食器
10に収容されたICタグ80に対して、食器10に載せた飲食物の情報を書込む操作を
行う。
詳細には、制御部201が、記憶部202に格納される情報書込み用アプリケーション
ソフトを読込み、実行することで、表示部203としての液晶モニタに情報書込み用メニ
ューが表示される。液晶モニタには、操作部204としてのタッチパネルが設置されてお
り、店員は、液晶モニタに表示される情報書込み用メニューに従って、タッチパネルに対
して操作入力を行い、書込みに必要な情報を作成する。
制御部201は、操作部204からの操作入力信号に基づき、情報書込み用アプリケー
ションソフトを実行し、ライタ部211を駆動させ、ICタグ80に必要な情報を書込む
動作を行う。ICタグ80に書込む情報としては、例えば名称(寿司ネタの名前)、種別
(握り、手巻き、お椀など)、天然物か養殖物か、冷凍ものか生ものか、加工方法(刺身
、酒蒸、漬け、酢しめ)、価格、カロリー量、塩分量、栄養素の量(カルシウムやマグネ
シウムなどの量、寿司ネタによってはビタミンなどの量)、産地、寿司ネタの取得日時、
加工日時、加工担当者等が挙げられる。このようにして ICタグ80に情報を書込んだ
食器10は、対応する飲食物を載せた状態で、店員により、搬送部20のコンベア上に載
置される。なお、制御部201は、ICタグ80に書込んだ情報などを、通信部205を
介して管理装置300に送信する。
図5(b)に示すように、管理装置300は、制御部301、記憶部302、表示部3
03、操作部304、通信部305、キャッシュドロワ部306、磁気カードリーダ部3
07、及び印刷部308を有して構成されている。
管理装置300は、利用客の飲食した飲食物に対する会計処理を含め店舗の売上などの
管理を行う装置である。また、管理装置300は、利用客の飲食した飲食物の情報を管理
する装置でもある。
制御部301は、操作部304からの操作入力信号に基づいて、キャッシュドロワ部3
06、磁気カードリーダ部307、及び印刷部308を動作させる。なお、管理装置30
0は、通信部305を介して、客席端末装置100及び調理場端末装置200との間で情
報の送受信を行う。また、管理装置300は、客席端末装置100及び調理場端末装置2
00に対して統括制御を行う。
店員は、管理装置300を使用して、客席端末装置100から送信された利用客の飲食
した飲食物に対する累計金額の情報(データ)に基づき会計処理を行うことができる。具
体的には、制御部301が、会計処理時に、客席端末装置100から送信され、記憶部3
02に記憶されている累計金額のデータを読込み、表示部303としての液晶モニタに累
計金額を表示させる。液晶モニタには、操作部304としてのタッチパネルが設置されて
いる。利用客は、累計金額に対応する金銭を店員に払うと、店員は、タッチパネルなどを
操作して、キャッシュドロワ部306を開放させ、金銭の授受を行う。さらに、店員は、
タッチパネルなどを操作して、印刷部308としてのレシートプリンタを動作させ、レシ
ートを発行して会計処理を行う。また、利用客がクレジットカードなどで会計処理する場
合には、磁気カードリーダ部307を利用してクレジットカードの情報を読込み会計処理
を行うこともできる。
図6は、客席端末装置100を構成する1つの端末装置100(1)が、食器10から
情報を読み取って行う一連の処理を説明するフローチャートである。なお、図7は、図6
に基づく動作説明を分かり易くするためのものであり、客席端末装置100(1)に含ま
れる記憶部102の構成例を概念的に説明する図である。また、図8は、客席端末装置1
00(1)の表示部103による表示例を具体的に説明する図である。
以下、図6等に基づいて端末装置100(1)の動作を説明する。まず、端末装置10
0(1)は、リーダ/ライタ本体51を適宜動作させて、テーブル30上のアンテナ52
A〜52Dを介して新しい食器10すなわち未検知のICタグ80に対する記録情報の読
出しを試行する(ステップS11)。なお、一度検出されたICタグ80については、I
Cタグ80や端末装置100(1)のいずれかに履歴を残して置くことができ、重複検出
が回避される。以上の動作は、一定周期でアンテナ52A〜52Dを切り替えつつ一定周
期で実行され、ステップS12でいずれかのICタグ80から記録情報が読み出せたと判
断されるまで繰り返される。
いずれかのICタグ80から記録情報が読み出せた場合、制御部101は、この記録情
報を一旦記憶部102に保管するとともに、記録情報が検出されたアンテナ52A〜52
Dを特定する(ステップS13)。つまり、リーダ/ライタ本体51が検出したICタグ
80がテーブル30のどの座席に対応するかが判断される。具体的には、ICタグ80を
内蔵した食器10がテーブル30上のどの座席領域30a〜30dに配置されているかを
、例えばテーブル30を構成する座席番号A〜Dとして特定する。
次に、制御部101は、ステップS13で得た、アンテナ52A〜52Dによって特定
される座席情報とICタグ80から取得された記録情報とに基づいて得た購入情報を、記
憶部102に記録・保管する(ステップS14)。この購入情報は、図7に例示する記憶
部102の記憶領域MAにおいて、各座席番号A〜Dに対応して個別に設けた部分記憶領
域DA(A)〜DA(D)のうち、検出タグリストDA11と、購入品リストDA12と
に相当する。
次に、制御部101は、ステップS13で得たいずれかのアンテナ52A〜52Dに対
応する座席A〜Dについて、前回までの集計で得た累計金額を記憶部102から読み出す
(ステップS15)。この累計金額は、図7に例示する記憶領域MAにおいて、部分記憶
領域DA(A)〜DA(D)のうち座席合計金額DA13に相当する。
次に、制御部101は、ステップS15で読み出した累計金額情報と、購入品リストD
A12に今回ステップS14で追加された寿司等の飲食物の単価とに基づいて、対応する
座席A〜Dの今回までの累計金額を計算し、この集計結果を記憶部102に記録する(ス
テップS16)。この累計金額すなわち累計金額情報は、図7に例示する部分記憶領域D
A(A)〜DA(D)のうち座席合計金額DA13に上書きされて更新される。なお、累
計金額情報の計算に際して利用される飲食物の単価に関する情報は、上記記憶領域MAを
構成する単価情報DA21に保管されている。
次に、制御部101は、前回までのテーブル累計金額を記憶部102から読み出す(ス
テップS17)。このテーブル累計金額は、図7に例示する記憶領域MAに記録されたテ
ーブル累計情報DA23に相当する。
次に、制御部101は、ステップS17で読み出したテーブル累計金額情報と、購入品
リストDA12に今回追加された寿司等の飲食物の単価とに基づいて、現在のテーブル累
計金額を計算し、この結果を記憶部102に記録する(ステップS18)。このテーブル
累計金額すなわちテーブル累計金額情報は、図7に例示する記憶領域MAのテーブル累計
情報DA23に上書きされて更新される。
次に、制御部101は、ステップS16で得た座席の合計金額と、ステップS18で得
たテーブル累計金額とを書き換えた画像を準備する。この画像は、表示部103に所定の
フォーマットで表示された利用状況情報画像の対応箇所の書換えに利用される。つまり、
表示部103に表示された利用状況情報画像のうち累計金額や合計金額の欄が更新された
画像に書き換えられる(ステップS21)。なお、表示部103に表示する画像のフォー
マットは、図7に例示する記憶領域MAの表示フォーマット用データDA24に保管され
ている。図8に例示されるように、表示部103の表示画面DPAに表示された利用状況
情報には、テーブル番号とともに、テーブル累計金額の表示TCと座席合計金額の表示S
Cとが含まれる。
次に、制御部101は、ステップS13で特定されたアンテナ52A〜52Dに対応す
る座席A〜Dについて、前回までの集計で得た総摂取栄養を記憶部102から読み出す(
ステップS22)。この総摂取栄養は、図7に例示する記憶領域MAのうち部分記憶領域
DA(A)〜DA(D)に記録された栄養テーブルDA14に相当する。
次に、制御部101は、ステップS22で読み出した総摂取栄養と、購入品リストDA
12に今回追加された寿司等の飲食物の栄養価とに基づいて、対応する座席A〜Dの今回
までの総摂取栄養を計算し、この集計結果を記憶部102に記録する(ステップS23)
。この総摂取栄養すなわち栄養情報は、図7に例示する記憶領域MAの栄養テーブルDA
14に上書きされて更新される。また、栄養情報の計算に際して利用される各飲食物の栄
養価に関する情報は、上記記憶領域MAを構成する栄養価テーブルDA22に保管されて
いる。
次に、制御部101は、ステップS23で得た座席の総摂取栄養を書き換えた画像を準
備する。この画像は、表示部103に所定のフォーマットで表示された利用状況情報画像
の対応箇所の書換えに利用される。つまり、表示部103に表示された利用状況情報画像
のうち総摂取栄養の欄が更新された画像に書き換えられる(ステップS24)。結果的に
、図8に例示するように、表示部103の表示画面DPAに表示された利用状況情報には
、今回の注文又は購入内容を反映した総摂取栄養のリストNLが表示される。
次に、制御部101は、で保管した購入情報を読み出すことにより、対応する座席A〜
Dにおいて今回までに取り込んだ食器10の購入リスト(記憶領域MAの購入品リストD
A12参照)を準備し、この購入リストすなわち皿リストを書き換えた画像を準備する。
この画像は、表示部103に所定のフォーマットで表示された利用状況情報画像の対応箇
所の書換えに利用される。つまり、表示部103に表示された利用状況情報画像のうち皿
リストの欄が更新された画像に書き換えられる(ステップS25)。結果的に、表示部1
03の表示画面DPAに表示された利用状況情報には、今回の注文内容を反映した皿リス
トCLが表示される。
以上のステップS11〜S25で説明した動作は、例えば利用客が操作部104を押し
たり、店員が管理装置300を操作して会計処理を開始したりするまで繰り返される。
以上実施形態に即して本発明を説明したが、本発明は、上述した実施形態に限定されず
、種々の変更や改良などを加えることが可能である。
例えば、上実施形態の飲食物提供システム1において、表示部103の表示画面DPA
には、テーブル30上に取り込んだ食器10上の飲食物に関する他の情報、例えば加工方
法、産地、寿司ネタの取得日時、加工日時、加工担当者等の情報を単独で或いは集計して
表示させることができる。
また、上実施形態の飲食物提供システム1は、回転寿司の店舗に適用した場合について
のものであるが、寿司に限らず、ケーキや焼肉用の肉など、様々な飲食物を扱う店舗に適
用することができる。
また、上実施形態の飲食物提供システム1を宅配型の販売システムに適用することもで
きる。この場合、対象物品がICタグ80等を容器に取り付けた商品となる。また、IC
タグ80のリーダである情報読取り部50が販売システムに登録された家庭に常備される
収納ケース等に取り付けられる。このような販売システムにおいては、商品を収納ケース
に収めるタイミングで合計金額や商品に関連する情報が集計されて、収納ケースに付属す
るディスプレイに集計した情報が表示される。
本発明の実施形態に係る飲食物提供システムの適用例を示す平面図である。 飲食物提供システムの制御系の全体構成図である。 図2の客席端末装置の具体的構成を示すブロック図である。 リーダ/ライタ本体及びICタグの構造を説明するブロック図である。 (a)は、調理場端末装置の構成図であり、(b)は、管理装置の構成図である。 客席端末装置の主な動作を説明するフローチャートである。 客席端末装置の記憶部に設けた記憶領域の一部に関する構成例を概念的に説明する図である。 客席端末装置の表示部による一表示例を説明する図である。
符号の説明
1…飲食物提供システム、 5…テーブル、 10…食器、 20…搬送部、 30
…テーブル、 30a〜30d…座席領域、 50…情報読取り部、 51…リーダ/ラ
イタ本体、 51a…制御回路部、 51b…送受信回路部、 52A〜52D…アンテ
ナ、 80…ICタグ、 81…アンテナ、 82…送受信回路部、 83…制御回路部
、 84…記憶部、 100…客席端末装置、 101…制御部、 102…記憶部、
103…表示部、 104…操作部、 105…通信部、 200…調理場端末装置、
300…管理装置、 FD…飲食物

Claims (7)

  1. 対象物品をそれぞれ保持する複数の容器と、
    前記複数の容器にそれぞれ取り付けられ、当該容器に対応する対象物品に関する情報を
    それぞれ保持している複数の情報保持装置と、
    前記複数の容器のうちいずれかの容器が対象物品の選択を意味する所定の抽出場所に配
    置された場合に、当該所定の抽出場所に配置された容器に取り付けられている前記情報保
    持装置に書き込まれた前記情報を読取り可能な情報読取り部と、
    前記情報読取り部によって読み取った前記情報を集計する情報処理手段と、
    前記情報処理手段による集計結果を表示する表示装置と
    を備える物品提供システム。
  2. 前記情報保持装置は、無線読取り型のメモリICを含み、前記情報読取り部は、前記所
    定の抽出場所に配置されている複数の容器にそれぞれ設けた複数のメモリICからの情報
    を混信することなく読み取る請求項1記載の物品提供システム。
  3. 前記所定の抽出場所は、選択された対象物品の容器が載置されるべきテーブルであり、
    前記情報読取り部は、前記テーブル又は当該テーブル近傍に取り付けられたアンテナを含
    む請求項2記載の物品提供システム。
  4. 前記アンテナは、前記テーブル単位又は前記テーブルに設けた座席単位で設けられてい
    る請求項3記載の物品提供システム。
  5. 前記情報処理手段は、前記テーブル単位又は前記テーブルに設けた座席単位で前記情報
    読取り部から取得した前記情報を集計する請求項3及び請求項4のいずれか一項記載の物
    品提供システム。
  6. 前記対象物品は、飲食物であり、前記情報処理手段は、前記情報読取り部によって読み
    取った前記情報に基づいて、前記所定の抽出場所に配置された飲食物に関する栄養及び料
    金の少なくとも一方を集計し、当該集計結果を飲食物の提供を受ける利用客に対して視認
    可能となるように前記表示装置に表示させる請求項1から請求項5のいずれか一項記載の
    物品提供システム。
  7. 前記情報処理手段は、前記対象物品が前記所定の抽出場所に配置された際に、前記情報
    保持装置に書き込まれた前記情報の自動的な読取りを開始する請求項1から請求項6のい
    ずれか一項記載の物品提供システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010250694A (ja) * 2009-04-17 2010-11-04 Toshiba Tec Corp 無線タグ処理システム及びタグ情報整合プログラム
JP2019067319A (ja) * 2017-10-05 2019-04-25 雄史 高田 売上金額集計システム

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