JP2004102563A - 決済システム - Google Patents
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Abstract
【課題】セルフサービス方式の社員食堂等において利用者が選択したメニューを迅速且つ確実に確認して決済可能にする決済システムを提供する。
【解決手段】利用者は、予め用意された複数の食器(メニュー)から選択した複数の食器10A〜10Dを光透過性のトレイ20に乗せ、座標計測手段を備えるRFID読取り面31へ運び、その上に載置して各食器10A〜10Dの背面に貼付されたRFIDタグ11を制御装置33の制御下で読み取る。表示装置32には、計測された食器10A〜10Dの位置(写真又は図形)と共にRFIDタグ11の読取り情報を制御装置33の制御下で表示する。制御装置33は、データベース33Aを備え、利用者毎のデータを保持し、必要なアドバイスを与える。
【選択図】 図5
【解決手段】利用者は、予め用意された複数の食器(メニュー)から選択した複数の食器10A〜10Dを光透過性のトレイ20に乗せ、座標計測手段を備えるRFID読取り面31へ運び、その上に載置して各食器10A〜10Dの背面に貼付されたRFIDタグ11を制御装置33の制御下で読み取る。表示装置32には、計測された食器10A〜10Dの位置(写真又は図形)と共にRFIDタグ11の読取り情報を制御装置33の制御下で表示する。制御装置33は、データベース33Aを備え、利用者毎のデータを保持し、必要なアドバイスを与える。
【選択図】 図5
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は決済システム、例えば、社員食堂等において非接触式且つ自動的に料金を計算して決済することにより効率を高める決済システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
社員食堂等では、一般にセルフサービス方式である。即ち、主食(ご飯又は麺類)、副食、サラダ、スープ(味噌汁)およびデザート(果物、ケーキ、飲み物等)の予め用意された複数のメニューから選択してトレイ等に載せてキャッシャ(カウンタ)へ運び、会計処理を行った後、適当な空きテーブルで食事する。その後、空き容器およびトレイを返却棚へ返却する。社員食堂等では、一般のレストラン等と異なり、多数の社員が比較的限られた短時間に一斉に食事を取るので、会計作業を効率的に行うことが要求される。
【0003】
かかる社員食堂等における会計処理に関する従来技術は、例えば特開2000−285323号公報の「食堂の料金精算システム」、特開平6−176268号公報の「飲食店等に於ける飲食物の支払金自動集計装置」、特開平8−115475号公報の「IDタグを用いた食堂レジシステム」、特開平10−49756号公報の「商品登録処理システム及びこのシステムに使用する登録用無線タグ並びにこのシステムに使用する表示ラベル及びシステムに使用するラベル付無線タグの製造装置」、特開平10−154215号公報の「表示機能付き非接触ICカード」、特開平10−222763号公報の「食堂の自動精算システム及びその決済システム」および特開平11−120443号公報の「データキャリアを用いた料金計算システムおよび方法」等に開示されている。
【0004】
例えば、上述した特開平8−115475号公報には、食器の利用について効率のよい運用が行えるようにするICタグを用いたセルフサービス形式の食堂レジシステムが開示されている。このシステムでは、食器に付されてそのメニューのID情報を外部より非接触で書き込めると共に外部より読み出し可能なIDタグを用い、料理が顧客に渡される際に、書き込み台に置かれた食器のIDタグにID情報を書き込み、顧客が料理をレジ精算する際に、読み込み台に置かれた食器トレイ上の各食器のIDタグからID情報をそれぞれ読み込む。こうして読み込んだID情報および予め登録されている各メニューの価格情報に基づき料理の価格を求めて料金を精算している(特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開平8−115475号公報(第3−4頁、図1および図7)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述のような従来の非接触ICカード(以下、RFID(Radio Frequency Identification)タグという)を利用する決済システムでは、購入者(利用者)が複数の商品を購入する場合には、購入者が購入した商品と支払い金額を確実に確認できない場合があった。例えば、RFIDタグの貼り間違いによる損金が生じている場合でも、利用者は、決済時に個々の商品について確認することができなかった。斯かる事態を防止するために、LCD(液晶表示パネル)等の表示装置に購入商品名、それらの金額および合計金額を文字により表示している。しかし、購入者がこれらの文字による表示を短時間に確認することは困難であり、確認に時間がかかると、効率的な会計処理が不可能になるという課題があった。かかる課題は食堂における決済システムに限らず、他の任意の同様なシステムでも同様である。
【0007】
【発明の目的】
本発明は、従来技術の上述した課題に鑑みなされたものであり、迅速な処理が可能であると共に利用者に対して買い決済情報を直感的に確認可能にする決済システムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前述の課題を解決するため、本発明による決済システムは、次のような特徴的な構成を採用している。
【0009】
(1)予め用意された複数のメニューから利用者がセルフサービス方式で希望するメニューの部材を選択してトレイに乗せて運び決済する決済システムにおいて、
前記選択された部材が乗せられた前記トレイを、RFID読取り面に載置して前記部材に貼付されたRFIDタグを読み取り、該読み取られた食器を視覚的に確認する確認手段を備える決済システム。
【0010】
(2)前記確認手段として、前記RFID読取り面に複数の発光素子を設け、前記トレイに乗せられた前記部材のうち前記RFIDタグが読み取られた部材の近傍の前記発光素子の点灯により表示確認する上記(1)の決済システム。
【0011】
(3)前記確認手段として、LCD等の表示装置を設け、前記トレイに乗せられた複数の部材位置に対応する位置に、前記部材の貼付されたRFIDタグの読取り結果を表示する上記(1)の決済システム。
【0012】
(4)前記表示装置の部材位置に対応する位置には、前記トレイ上の前記複数の部材の図形を表示する上記(3)の決済システム。
【0013】
(5)社員食堂等の食堂も適用され、前記部材は食器である上記(1)乃至(4)のいずれかの決済システム。
【0014】
(6)予め用意された複数のメニューから利用者がセルフサービス方式で希望するメニューの部材を選択してトレイに乗せて運び決済する決済システムにおいて、
前記トレイを載置して前記部材に貼付されたRFIDタグ情報を読み取るRFID読取り面と、前記読取り結果を表示する表示装置と、前記読取りおよび表示を制御する制御装置と、該制御装置に接続され前記利用者が決済カードを挿入するカードリーダとを備え、前記表示装置には前記複数の部材のRFIDタグの読取り結果が視覚的に表示される決済システム。
【0015】
(7)社員食堂等の食堂も適用され、前記部材は食器である上記(6)の決済システム。
【0016】
(8)前記表示装置には、前記トレイに乗せられた前記複数の食器の形状が表示される上記(6)又は(7)の決済システム。
【0017】
(9)前記表示装置には、前記利用者に選択されたメニューの名称、価格および合計金額等と共にカロリーも表示される上記(7)又は(8)の決済システム。
【0018】
(10)前記制御装置は、データベースを含み、前記利用者毎のデータを保持する上記(6)乃至(9)のいずれかの決済システム。
【0019】
(11)前記データベースのデータに基づき、前記利用者の栄養学上のアドバイスを行う上記(10)の決済システム。
【0020】
(12)前記アドバイスは、一定期間毎に前記表示装置又は別体のプリンタによりプリントアウトして前記利用者に提供される上記(11)の決済システム。
【0021】
(13)前記利用者が、次回以降に前記アドバイスに基づきメニューを選択した場合には、料金割引その他の特典を付与する上記(11)又は(12)の決済システム。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による決済システムの好適実施形態の構成および動作を、添付図面を参照して詳細に説明する。尚、以下の実施形態の説明は社員食堂等の食堂の決済システムについて行っているが、本発明は、かかる食堂に限定されず任意の同様なシステムに適用できる。
【0023】
先ず、図1は、本発明による食堂決済システムに使用するRFIDタグを背面に貼り付けた食器の1例を示す図である。この特定の食器10は、略台形上の底面形状を有する。食堂にて使用される全ての食器10には、図1に示す如く食器10の底面の任意部分にRFIDタグ11を貼付けられている。このRFIDタグ11には、それぞれのメニュー名および金額情報が予め書き込まれている。このため、後述する如く、利用者が購入を希望するメニューの食器をトレイ上に乗せ、決済時にRFID読取り装置にトレイを置くとRFIDタグ11の情報を自動的に読取り、決済処理を行うことが可能である。このようにして、RFIDタグ11が貼付された食器10を利用することにより決済処理を迅速に行うことが可能である。
【0024】
次に、図2は、利用者が選択した複数の食器10A〜10Dおよび箸21をトレイ20の上に乗せている図を示す。利用者は、予め用意された複数のメニューから選択した購入を希望する商品の食器10A〜10Dを、図2に示す如くトレイ20の上に載せる。決済時には、トレイ20を後述するRFID読取り装置に置くことで、トレイ20上の食器10A〜10Dに貼付されたRFID11の情報を読み取らせることが可能である。
【0025】
図3は、本発明の好適実施形態としての食堂決済システムの構成を示すブロック図である。この食堂決済システム30は、RFID読取り面31、LCD表示パネル等の表示装置32、制御装置33およびカードリーダ34により構成される。図3に示す如く、RFID読取り面31、表示装置32およびカードリーダ34は、制御装置33に接続されている。
【0026】
表示装置32は、後述する如く、利用者が選択した食器10およびそのRFIDタグ11に書き込まれている情報(メニュー名、価格、カロリー等)を食器10の位置/形状を示す図形と共に表示する。RFID読取り面31は、図2に示す如く複数の食器10A〜10Dが乗せられたトレイ20を載置し、食器10およびRFIDタグ11の読取りを行うトレイ置き場(テーブル)である。制御装置33は、RFID読取り装置30全体の動作を制御する。また、カードリーダ34は、利用者が所持する磁気カード等のカード情報を読み取る読取り装置である。
【0027】
次に、図3に示す食堂決済システム30の動作を説明する。利用者が選択した複数の食器10A〜10Dが乗せられたトレイ20をRFID読取り面31にトレイ20を載置する。すると、食堂決済システム30は、自動的に各食器10に貼付されたRFIDタグ11の読み取りを開始する。全ての食器10A〜10DのRFIDタグ11の読み取りを完了すると、これら選択された複数のメニューの合計金額を計算し、各メニューの金額と共に表示装置32に表示して利用者に提示する。利用者は、個人を特定する社員証(磁気カード)や予め購入したプリペイドカード(図示せず)をカード読取り装置(カードリーダ)34に入力(挿入)して決済する。
【0028】
次に、図4は、食堂決済システム30のRFID読取り面31の拡大図である。図4に示す如く、RFID読取り面31は、座標(横方向にA〜Dおよび縦方向に1〜4)が割り当てられている。図4中には図示しないが、RFID読取りセンサがこの座標軸に対して配置されている。そのため、各食器10に最も近いセンサ位置を座標軸に対して計測可能にする。即ち、RFID読取り面31には、複数の発光素子(LED)36が座標軸に従って配置されている。そこで、食器10A〜10Dが配置された位置の座標近傍のLED36を発光させることにより、利用者は確実にRFIDタグ11の読み取りが行われていることを確認可能である。尚、このトレイ20は、光透過性(透明又は半透明)材料、例えばプラスチック材料を使用している。
【0029】
次に、表示装置(LCD)32には、RFIDタグ11から読み取った情報に基づき、選択されたメニュー情報を表示する。このとき、表示される情報は、トレイ20に乗せられた食器10の写真(又は図形)、それぞれの金額およびカロリー情報等である。利用者は、この表示装置32に表示された情報によっても、購入したメニューの内容の誤りの有無を確認可能である。また、上述の如く、トレイ20上の食器10の位置(座標)がRFID読取り装置により計測できるので、表示装置32には、実際のトレイ20上のレイアウトと同じ配置で、メニュー情報(写真)を表示することも可能である。
【0030】
図5に示す如く、制御装置33は、データベース33Aを有している。そこで、このデータベース33Aに保存されたデータに基づき、食堂で必要な種々のデータ管理と共に利用者(社員)へのサービスの提供が可能である。例えば、利用者により購入されたメニューのうちで、栄養バランス計算を行い、利用者に対して次回のメニューをアドバイスすることも可能である。このアドバイスには、1回の食事単位に対するアドバイスの他に、一定期間(例えば1週間又は1ヶ月)単位での集計データに基づきアドバイスすることも可能である。
【0031】
上述の如く、本実施形態による食堂決済システムでは、RFID読取り装置に座標軸を設けており、食器10に貼付されたRFIDタグ11の位置を計測している。従って、RFIDタグ11を読み取った位置に最も近いLED36を発光させて、利用者に対して正常な読み取りが完了したことを知らせることが可能である。また、表示装置(LCD)32にはメニュー(トレイ20上に乗せられた食器類10)の写真も表示可能である。この際にも、RFID読取り装置の座標情報を利用して、トレイ20上の食器10A〜10Dの配置と同じ配置で表示装置32上にメニューの写真を表示可能である。また、本発明の食堂決済システムでは、RFID読取り装置の制御装置33にデータベース33Aを備えているので、利用者が購入したメニューに対して栄養学的なアドバイスをすることが可能である。また、このデータベース33Aに利用者の健康状態を予め入力することにより、利用者の健康状態に応じたアドバイスをすることも可能である。斯かるアドバイスは、プリンタ(図示せず)にプリントして、利用者に渡すことも可能である。
【0032】
更に詳細に説明する。図2を参照すると、利用者がRFIDタグ11の貼付された食器10A〜10Dをトレイ20に乗せた際の一例を示している。図3に示す食堂決済システム30おいて、利用者がRFID読取り面31へトレイ20を載置すると、制御装置33の制御に基づき各食器10に貼付されたRFIDタグ11の情報を自動的に読み込む。尚、このRFIDタグ11の読み取りは周知技術であるので、説明を省略する。このRFIDタグ11のタグ情報の読み込み時に、予め設定しているRFID読取り面31における各食器10の座標位置も合わせて計測する。RFID読取り面31にはLED36が埋め込まれているので、計測した座標の近傍に埋め込まれているLED36を発光させ、RFIDタグ11が正常に読み取られたことを通知することが可能である。
【0033】
また、表示装置(LCD)32には、図5に示す如く、利用者が購入したメニューの写真をトレイ20の配置と対応する位置に表示するので、利用者は自らが購入したメニューを直感的に確認可能である。更に、表示装置32には選択されたメニュー毎の金額および合計金額も表示されるので、利用者は、購入したメニューに誤りがないことを確認してカードリーダ34に自己の所持するカード(例えば社員カード又はプリペイドカード)を挿入して決済を行う。
【0034】
制御装置33には、予め設定しておく栄養学に基づいたデータベース33Aが実装されている。このデータベース33Aを利用することにより、利用者が購入したメニューに対して、栄養上の偏りがないか等のアドバイスを利用者に、たとえば一定期間毎に提案する。また、不足しがちな栄養素(例えば、野菜等)について、次回(又は次回以降の一定期間)の食事の際に提案した(アドバイスに基づく)メニューを利用者が購入した場合には、割引サービスを自動的に行うことにより社員の健康管理を促進可能である。同様に、脂肪分又は糖分等の過剰摂取の恐れがある場合には、その旨を利用者にアドバイスして、次回以降の食事に反映させることも可能である。
【0035】
次に、他の実施形態について説明する。上述した好適実施形態では、RFIDタグ11にメニュー名および金額等のRFID情報を含んでいたが、RFIDタグ11には単に符号のみを記録し、この符号を制御装置33に設けられた符号とメニュー名/金額情報対照テーブルに基づき得ることも可能である。また、RFID読取り面31には重量計測器を設け、複数の食器10を含むトレイ20の重量を測定し、予め登録している標準重量との差によりRFIDタグ11の貼付ミス又はRFIDタグ11の読み取りエラーを検出することも可能である。更に、表示装置32の視覚的な表示と共に又はこれに代えてスピーカ名から音声によりメニュー情報を利用者に知らせてもよい。
【0036】
また、RFID読取り面31に設けられるLED36は、複数の発光色を備え、メニューの金額等に応じて、例えば、100円以下は青、100〜200円は黄色および200円を超えると赤の如く、異なる色で表示してもよい。更に、LED36の配置は、図4の如く四角に限定されず、円形その他の任意形状又は任意個数であってもよい。
【0037】
以上、本発明による決済システムの実施形態の構成および動作を詳述した。しかし、斯かる実施形態は、本発明の単なる例示に過ぎず、何ら本発明を限定するものではない。本発明の要旨を逸脱することなく、特定用途に応じて種々の変形変更が可能であること、当業者には容易に理解できよう。
【0038】
【効果の説明】
以上の説明から明らかな如く、本発明の決済システムによると、次の如き実用上の顕著な効果を奏する。第1に、RFID読取り面に座標系を設けてRFIDタグを読取った位置を計測可能であるので、表示装置(LCD)の表示にはトレイ上の食器の配置と同じ配置で写真(又は図形)の表示が可能である。従って、利用者は購入したメニューに誤りが無いことを確実に確認してカードリーダにカードを挿入(入力)して決済可能である。
【0039】
第2に、RFID読取り面にLEDを埋め込んでいるので、表示装置を備えていないシステム構成でも、利用者は購入したメニューに誤りがないことを確実に確認可能である。
【0040】
第3に、制御装置はデータベースを実装しているので、利用者が購入したメニューに関して、栄養学的な見地から不足している栄養素を補えるようにアドバイスを行うことが可能である。第4に、不足している栄養素を含むメニューを利用者に対して単にアドバイスするだけでなく、決済時に割引サービス等の特典与えて、社員の健康管理に役立てることも可能である。
【0041】
第5に、上述の如くRFIDタグを利用した決済システムの利便性を向上させているので、食堂におけるメニューを増加させて、多岐に渡る社員の嗜好に合わせて社員食堂を運営することが可能である。第6に、LEDや表示装置(LCD)に加えて、音声やブザー音で購入したメニューを利用者に通知しているので、目の不自由な方にも利用し易くすることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としての食堂決済システムに使用する食器に貼付したRFIDタグを示す食器の背面図である。
【図2】利用者が選択してトレイに乗せた複数のメニュー(食器)を示す平面図である。
【図3】本発明の実施形態による食堂決済システムの好適実施形態のシステム構成図である。
【図4】図3におけるRFID読取り面の拡大図である。
【図5】図3に示す食堂決済システムの動作説明図である。
【符号の説明】
10A〜10D 食器(メニュー)
11 RFIDタグ(非接触ICカード)
20 トレイ
30 食堂決済システム
31 RFID読取り面
32 表示装置(LCD)
33 制御装置
33A データベース
34 カードリーダ
36 発光表示装置(LED)
【発明の属する技術分野】
本発明は決済システム、例えば、社員食堂等において非接触式且つ自動的に料金を計算して決済することにより効率を高める決済システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
社員食堂等では、一般にセルフサービス方式である。即ち、主食(ご飯又は麺類)、副食、サラダ、スープ(味噌汁)およびデザート(果物、ケーキ、飲み物等)の予め用意された複数のメニューから選択してトレイ等に載せてキャッシャ(カウンタ)へ運び、会計処理を行った後、適当な空きテーブルで食事する。その後、空き容器およびトレイを返却棚へ返却する。社員食堂等では、一般のレストラン等と異なり、多数の社員が比較的限られた短時間に一斉に食事を取るので、会計作業を効率的に行うことが要求される。
【0003】
かかる社員食堂等における会計処理に関する従来技術は、例えば特開2000−285323号公報の「食堂の料金精算システム」、特開平6−176268号公報の「飲食店等に於ける飲食物の支払金自動集計装置」、特開平8−115475号公報の「IDタグを用いた食堂レジシステム」、特開平10−49756号公報の「商品登録処理システム及びこのシステムに使用する登録用無線タグ並びにこのシステムに使用する表示ラベル及びシステムに使用するラベル付無線タグの製造装置」、特開平10−154215号公報の「表示機能付き非接触ICカード」、特開平10−222763号公報の「食堂の自動精算システム及びその決済システム」および特開平11−120443号公報の「データキャリアを用いた料金計算システムおよび方法」等に開示されている。
【0004】
例えば、上述した特開平8−115475号公報には、食器の利用について効率のよい運用が行えるようにするICタグを用いたセルフサービス形式の食堂レジシステムが開示されている。このシステムでは、食器に付されてそのメニューのID情報を外部より非接触で書き込めると共に外部より読み出し可能なIDタグを用い、料理が顧客に渡される際に、書き込み台に置かれた食器のIDタグにID情報を書き込み、顧客が料理をレジ精算する際に、読み込み台に置かれた食器トレイ上の各食器のIDタグからID情報をそれぞれ読み込む。こうして読み込んだID情報および予め登録されている各メニューの価格情報に基づき料理の価格を求めて料金を精算している(特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開平8−115475号公報(第3−4頁、図1および図7)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述のような従来の非接触ICカード(以下、RFID(Radio Frequency Identification)タグという)を利用する決済システムでは、購入者(利用者)が複数の商品を購入する場合には、購入者が購入した商品と支払い金額を確実に確認できない場合があった。例えば、RFIDタグの貼り間違いによる損金が生じている場合でも、利用者は、決済時に個々の商品について確認することができなかった。斯かる事態を防止するために、LCD(液晶表示パネル)等の表示装置に購入商品名、それらの金額および合計金額を文字により表示している。しかし、購入者がこれらの文字による表示を短時間に確認することは困難であり、確認に時間がかかると、効率的な会計処理が不可能になるという課題があった。かかる課題は食堂における決済システムに限らず、他の任意の同様なシステムでも同様である。
【0007】
【発明の目的】
本発明は、従来技術の上述した課題に鑑みなされたものであり、迅速な処理が可能であると共に利用者に対して買い決済情報を直感的に確認可能にする決済システムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前述の課題を解決するため、本発明による決済システムは、次のような特徴的な構成を採用している。
【0009】
(1)予め用意された複数のメニューから利用者がセルフサービス方式で希望するメニューの部材を選択してトレイに乗せて運び決済する決済システムにおいて、
前記選択された部材が乗せられた前記トレイを、RFID読取り面に載置して前記部材に貼付されたRFIDタグを読み取り、該読み取られた食器を視覚的に確認する確認手段を備える決済システム。
【0010】
(2)前記確認手段として、前記RFID読取り面に複数の発光素子を設け、前記トレイに乗せられた前記部材のうち前記RFIDタグが読み取られた部材の近傍の前記発光素子の点灯により表示確認する上記(1)の決済システム。
【0011】
(3)前記確認手段として、LCD等の表示装置を設け、前記トレイに乗せられた複数の部材位置に対応する位置に、前記部材の貼付されたRFIDタグの読取り結果を表示する上記(1)の決済システム。
【0012】
(4)前記表示装置の部材位置に対応する位置には、前記トレイ上の前記複数の部材の図形を表示する上記(3)の決済システム。
【0013】
(5)社員食堂等の食堂も適用され、前記部材は食器である上記(1)乃至(4)のいずれかの決済システム。
【0014】
(6)予め用意された複数のメニューから利用者がセルフサービス方式で希望するメニューの部材を選択してトレイに乗せて運び決済する決済システムにおいて、
前記トレイを載置して前記部材に貼付されたRFIDタグ情報を読み取るRFID読取り面と、前記読取り結果を表示する表示装置と、前記読取りおよび表示を制御する制御装置と、該制御装置に接続され前記利用者が決済カードを挿入するカードリーダとを備え、前記表示装置には前記複数の部材のRFIDタグの読取り結果が視覚的に表示される決済システム。
【0015】
(7)社員食堂等の食堂も適用され、前記部材は食器である上記(6)の決済システム。
【0016】
(8)前記表示装置には、前記トレイに乗せられた前記複数の食器の形状が表示される上記(6)又は(7)の決済システム。
【0017】
(9)前記表示装置には、前記利用者に選択されたメニューの名称、価格および合計金額等と共にカロリーも表示される上記(7)又は(8)の決済システム。
【0018】
(10)前記制御装置は、データベースを含み、前記利用者毎のデータを保持する上記(6)乃至(9)のいずれかの決済システム。
【0019】
(11)前記データベースのデータに基づき、前記利用者の栄養学上のアドバイスを行う上記(10)の決済システム。
【0020】
(12)前記アドバイスは、一定期間毎に前記表示装置又は別体のプリンタによりプリントアウトして前記利用者に提供される上記(11)の決済システム。
【0021】
(13)前記利用者が、次回以降に前記アドバイスに基づきメニューを選択した場合には、料金割引その他の特典を付与する上記(11)又は(12)の決済システム。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による決済システムの好適実施形態の構成および動作を、添付図面を参照して詳細に説明する。尚、以下の実施形態の説明は社員食堂等の食堂の決済システムについて行っているが、本発明は、かかる食堂に限定されず任意の同様なシステムに適用できる。
【0023】
先ず、図1は、本発明による食堂決済システムに使用するRFIDタグを背面に貼り付けた食器の1例を示す図である。この特定の食器10は、略台形上の底面形状を有する。食堂にて使用される全ての食器10には、図1に示す如く食器10の底面の任意部分にRFIDタグ11を貼付けられている。このRFIDタグ11には、それぞれのメニュー名および金額情報が予め書き込まれている。このため、後述する如く、利用者が購入を希望するメニューの食器をトレイ上に乗せ、決済時にRFID読取り装置にトレイを置くとRFIDタグ11の情報を自動的に読取り、決済処理を行うことが可能である。このようにして、RFIDタグ11が貼付された食器10を利用することにより決済処理を迅速に行うことが可能である。
【0024】
次に、図2は、利用者が選択した複数の食器10A〜10Dおよび箸21をトレイ20の上に乗せている図を示す。利用者は、予め用意された複数のメニューから選択した購入を希望する商品の食器10A〜10Dを、図2に示す如くトレイ20の上に載せる。決済時には、トレイ20を後述するRFID読取り装置に置くことで、トレイ20上の食器10A〜10Dに貼付されたRFID11の情報を読み取らせることが可能である。
【0025】
図3は、本発明の好適実施形態としての食堂決済システムの構成を示すブロック図である。この食堂決済システム30は、RFID読取り面31、LCD表示パネル等の表示装置32、制御装置33およびカードリーダ34により構成される。図3に示す如く、RFID読取り面31、表示装置32およびカードリーダ34は、制御装置33に接続されている。
【0026】
表示装置32は、後述する如く、利用者が選択した食器10およびそのRFIDタグ11に書き込まれている情報(メニュー名、価格、カロリー等)を食器10の位置/形状を示す図形と共に表示する。RFID読取り面31は、図2に示す如く複数の食器10A〜10Dが乗せられたトレイ20を載置し、食器10およびRFIDタグ11の読取りを行うトレイ置き場(テーブル)である。制御装置33は、RFID読取り装置30全体の動作を制御する。また、カードリーダ34は、利用者が所持する磁気カード等のカード情報を読み取る読取り装置である。
【0027】
次に、図3に示す食堂決済システム30の動作を説明する。利用者が選択した複数の食器10A〜10Dが乗せられたトレイ20をRFID読取り面31にトレイ20を載置する。すると、食堂決済システム30は、自動的に各食器10に貼付されたRFIDタグ11の読み取りを開始する。全ての食器10A〜10DのRFIDタグ11の読み取りを完了すると、これら選択された複数のメニューの合計金額を計算し、各メニューの金額と共に表示装置32に表示して利用者に提示する。利用者は、個人を特定する社員証(磁気カード)や予め購入したプリペイドカード(図示せず)をカード読取り装置(カードリーダ)34に入力(挿入)して決済する。
【0028】
次に、図4は、食堂決済システム30のRFID読取り面31の拡大図である。図4に示す如く、RFID読取り面31は、座標(横方向にA〜Dおよび縦方向に1〜4)が割り当てられている。図4中には図示しないが、RFID読取りセンサがこの座標軸に対して配置されている。そのため、各食器10に最も近いセンサ位置を座標軸に対して計測可能にする。即ち、RFID読取り面31には、複数の発光素子(LED)36が座標軸に従って配置されている。そこで、食器10A〜10Dが配置された位置の座標近傍のLED36を発光させることにより、利用者は確実にRFIDタグ11の読み取りが行われていることを確認可能である。尚、このトレイ20は、光透過性(透明又は半透明)材料、例えばプラスチック材料を使用している。
【0029】
次に、表示装置(LCD)32には、RFIDタグ11から読み取った情報に基づき、選択されたメニュー情報を表示する。このとき、表示される情報は、トレイ20に乗せられた食器10の写真(又は図形)、それぞれの金額およびカロリー情報等である。利用者は、この表示装置32に表示された情報によっても、購入したメニューの内容の誤りの有無を確認可能である。また、上述の如く、トレイ20上の食器10の位置(座標)がRFID読取り装置により計測できるので、表示装置32には、実際のトレイ20上のレイアウトと同じ配置で、メニュー情報(写真)を表示することも可能である。
【0030】
図5に示す如く、制御装置33は、データベース33Aを有している。そこで、このデータベース33Aに保存されたデータに基づき、食堂で必要な種々のデータ管理と共に利用者(社員)へのサービスの提供が可能である。例えば、利用者により購入されたメニューのうちで、栄養バランス計算を行い、利用者に対して次回のメニューをアドバイスすることも可能である。このアドバイスには、1回の食事単位に対するアドバイスの他に、一定期間(例えば1週間又は1ヶ月)単位での集計データに基づきアドバイスすることも可能である。
【0031】
上述の如く、本実施形態による食堂決済システムでは、RFID読取り装置に座標軸を設けており、食器10に貼付されたRFIDタグ11の位置を計測している。従って、RFIDタグ11を読み取った位置に最も近いLED36を発光させて、利用者に対して正常な読み取りが完了したことを知らせることが可能である。また、表示装置(LCD)32にはメニュー(トレイ20上に乗せられた食器類10)の写真も表示可能である。この際にも、RFID読取り装置の座標情報を利用して、トレイ20上の食器10A〜10Dの配置と同じ配置で表示装置32上にメニューの写真を表示可能である。また、本発明の食堂決済システムでは、RFID読取り装置の制御装置33にデータベース33Aを備えているので、利用者が購入したメニューに対して栄養学的なアドバイスをすることが可能である。また、このデータベース33Aに利用者の健康状態を予め入力することにより、利用者の健康状態に応じたアドバイスをすることも可能である。斯かるアドバイスは、プリンタ(図示せず)にプリントして、利用者に渡すことも可能である。
【0032】
更に詳細に説明する。図2を参照すると、利用者がRFIDタグ11の貼付された食器10A〜10Dをトレイ20に乗せた際の一例を示している。図3に示す食堂決済システム30おいて、利用者がRFID読取り面31へトレイ20を載置すると、制御装置33の制御に基づき各食器10に貼付されたRFIDタグ11の情報を自動的に読み込む。尚、このRFIDタグ11の読み取りは周知技術であるので、説明を省略する。このRFIDタグ11のタグ情報の読み込み時に、予め設定しているRFID読取り面31における各食器10の座標位置も合わせて計測する。RFID読取り面31にはLED36が埋め込まれているので、計測した座標の近傍に埋め込まれているLED36を発光させ、RFIDタグ11が正常に読み取られたことを通知することが可能である。
【0033】
また、表示装置(LCD)32には、図5に示す如く、利用者が購入したメニューの写真をトレイ20の配置と対応する位置に表示するので、利用者は自らが購入したメニューを直感的に確認可能である。更に、表示装置32には選択されたメニュー毎の金額および合計金額も表示されるので、利用者は、購入したメニューに誤りがないことを確認してカードリーダ34に自己の所持するカード(例えば社員カード又はプリペイドカード)を挿入して決済を行う。
【0034】
制御装置33には、予め設定しておく栄養学に基づいたデータベース33Aが実装されている。このデータベース33Aを利用することにより、利用者が購入したメニューに対して、栄養上の偏りがないか等のアドバイスを利用者に、たとえば一定期間毎に提案する。また、不足しがちな栄養素(例えば、野菜等)について、次回(又は次回以降の一定期間)の食事の際に提案した(アドバイスに基づく)メニューを利用者が購入した場合には、割引サービスを自動的に行うことにより社員の健康管理を促進可能である。同様に、脂肪分又は糖分等の過剰摂取の恐れがある場合には、その旨を利用者にアドバイスして、次回以降の食事に反映させることも可能である。
【0035】
次に、他の実施形態について説明する。上述した好適実施形態では、RFIDタグ11にメニュー名および金額等のRFID情報を含んでいたが、RFIDタグ11には単に符号のみを記録し、この符号を制御装置33に設けられた符号とメニュー名/金額情報対照テーブルに基づき得ることも可能である。また、RFID読取り面31には重量計測器を設け、複数の食器10を含むトレイ20の重量を測定し、予め登録している標準重量との差によりRFIDタグ11の貼付ミス又はRFIDタグ11の読み取りエラーを検出することも可能である。更に、表示装置32の視覚的な表示と共に又はこれに代えてスピーカ名から音声によりメニュー情報を利用者に知らせてもよい。
【0036】
また、RFID読取り面31に設けられるLED36は、複数の発光色を備え、メニューの金額等に応じて、例えば、100円以下は青、100〜200円は黄色および200円を超えると赤の如く、異なる色で表示してもよい。更に、LED36の配置は、図4の如く四角に限定されず、円形その他の任意形状又は任意個数であってもよい。
【0037】
以上、本発明による決済システムの実施形態の構成および動作を詳述した。しかし、斯かる実施形態は、本発明の単なる例示に過ぎず、何ら本発明を限定するものではない。本発明の要旨を逸脱することなく、特定用途に応じて種々の変形変更が可能であること、当業者には容易に理解できよう。
【0038】
【効果の説明】
以上の説明から明らかな如く、本発明の決済システムによると、次の如き実用上の顕著な効果を奏する。第1に、RFID読取り面に座標系を設けてRFIDタグを読取った位置を計測可能であるので、表示装置(LCD)の表示にはトレイ上の食器の配置と同じ配置で写真(又は図形)の表示が可能である。従って、利用者は購入したメニューに誤りが無いことを確実に確認してカードリーダにカードを挿入(入力)して決済可能である。
【0039】
第2に、RFID読取り面にLEDを埋め込んでいるので、表示装置を備えていないシステム構成でも、利用者は購入したメニューに誤りがないことを確実に確認可能である。
【0040】
第3に、制御装置はデータベースを実装しているので、利用者が購入したメニューに関して、栄養学的な見地から不足している栄養素を補えるようにアドバイスを行うことが可能である。第4に、不足している栄養素を含むメニューを利用者に対して単にアドバイスするだけでなく、決済時に割引サービス等の特典与えて、社員の健康管理に役立てることも可能である。
【0041】
第5に、上述の如くRFIDタグを利用した決済システムの利便性を向上させているので、食堂におけるメニューを増加させて、多岐に渡る社員の嗜好に合わせて社員食堂を運営することが可能である。第6に、LEDや表示装置(LCD)に加えて、音声やブザー音で購入したメニューを利用者に通知しているので、目の不自由な方にも利用し易くすることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としての食堂決済システムに使用する食器に貼付したRFIDタグを示す食器の背面図である。
【図2】利用者が選択してトレイに乗せた複数のメニュー(食器)を示す平面図である。
【図3】本発明の実施形態による食堂決済システムの好適実施形態のシステム構成図である。
【図4】図3におけるRFID読取り面の拡大図である。
【図5】図3に示す食堂決済システムの動作説明図である。
【符号の説明】
10A〜10D 食器(メニュー)
11 RFIDタグ(非接触ICカード)
20 トレイ
30 食堂決済システム
31 RFID読取り面
32 表示装置(LCD)
33 制御装置
33A データベース
34 カードリーダ
36 発光表示装置(LED)
Claims (13)
- 予め用意された複数のメニューから利用者がセルフサービス方式で希望するメニューの部材を選択してトレイに乗せて運び決済する決済システムにおいて、
前記選択された部材が乗せられた前記トレイを、RFID読取り面に載置して前記部材に貼付されたRFIDタグを読み取り、該読み取られた食器を視覚的に確認する確認手段を備えることを特徴とする決済システム。 - 前記確認手段として、前記RFID読取り面に複数の発光素子を設け、前記トレイに乗せられた前記部材のうち前記RFIDタグが読み取られた部材の近傍の前記発光素子の点灯により表示確認することを特徴とする請求項1に記載の決済システム。
- 前記確認手段として、LCD等の表示装置を設け、前記トレイに乗せられた複数の部材位置に対応する位置に、前記部材の貼付されたRFIDタグの読取り結果を表示することを特徴とする請求項1に記載の決済システム。
- 前記表示装置の部材位置に対応する位置には、前記トレイ上の前記複数の部材の図形を表示することを特徴とする請求項3に記載の決済システム。
- 社員食堂等の食堂も適用され、前記部材は食器であることを特徴とする請求項1乃至4もいずれかに記載の決済システム。
- 予め用意された複数のメニューから利用者がセルフサービス方式で希望するメニューの部材を選択してトレイに乗せて運び決済する決済システムにおいて、
前記トレイを載置して前記部材に貼付されたRFIDタグ情報を読み取るRFID読取り面と、前記読取り結果を表示する表示装置と、前記読取りおよび表示を制御する制御装置と、該制御装置に接続され前記利用者が決済カードを挿入するカードリーダとを備え、前記表示装置には前記複数の部材のRFIDタグの読取り結果が視覚的に表示されることを特徴とする決済システム。 - 社員食堂等の食堂も適用され、前記部材は食器であることを特徴とする請求項6に記載の決済システム。
- 前記表示装置には、前記トレイに乗せられた前記複数の食器の形状が表示されることを特徴とする請求項6又は7に記載の決済システム。
- 前記表示装置には、前記利用者に選択されたメニューの名称、価格および合計金額等と共にカロリーも表示されることを特徴とする請求項7又は8に記載の決済システム。
- 前記制御装置は、データベースを含み、前記利用者毎のデータを保持することを特徴とする請求項6乃至9のいずれかに記載の決済システム。
- 前記データベースのデータに基づき、前記利用者の栄養学上のアドバイスを行うことを特徴とする請求項10に記載の決済システム。
- 前記アドバイスは、一定期間毎に前記表示装置又は別体のプリンタによりプリントアウトして前記利用者に提供されることを特徴とする請求項11に記載の決済システム。
- 前記利用者が、次回以降に前記アドバイスに基づきメニューを選択した場合には、料金割引その他の特典を付与することを特徴とする請求項11又は12に記載の決済システム。
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