JPH0691950A - 販売促進情報の印刷方法、その装置およびラベル - Google Patents

販売促進情報の印刷方法、その装置およびラベル

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JPH0691950A
JPH0691950A JP5095233A JP9523393A JPH0691950A JP H0691950 A JPH0691950 A JP H0691950A JP 5095233 A JP5095233 A JP 5095233A JP 9523393 A JP9523393 A JP 9523393A JP H0691950 A JPH0691950 A JP H0691950A
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ミッチェル・ジェイ・ローイング
Shiirusuki Jiyosefu
ジョセフ・シールスキ
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 商品に貼付する価格、クーポン券などの情報
を印刷したラベルを商品の計量と同時に発行する。 【構成】 切離し片４４を有するラベル４０を印刷する
ラベルカセット２２が計量装置２０に容易に着脱できる
ようになっている。ラベル４０の切離し片４４には、ク
ーポンに関する情報を含む販売促進情報が印刷される。
切離し片４４をも含むラベルに印刷する情報は、計量装
置の制御パネルを見ながら、操作者が容易に編集できる
ようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は販売促進情報を印刷する
方法とその装置とに関し、詳述すれば、ラベルをプログ
ラム化して、商品情報と販売促進情報とを入力し、計量
もしくはラベル貼付時に販売促進情報を含むラベルを印
刷する、販売促進情報の印刷方法とその装置とに関す
る。前記販売促進情報には、例えば特別価格のような商
品情報、宣伝情報、または前記商品情報と関係商品のク
ーポンとが併用されたもの、あるいはこれらを全て備え
たものが含まれる。
【０００２】
【従来の技術】食料雑貨店における調製食品部門やパン
・ケーキ部門で販売される商品類のラベルは、計量場所
で印刷されているのが通常である。この場合、ラベルは
計量装置にプログラムされていて、指令を受けて印刷さ
れる。このラベルには、商品の説明、量、グラム当たり
の単位価格、万国製品コードＵＰＣコード：（光学読取
り用バーコード）などが含まれている。
【０００３】他方、クーポン（商品引換券、割引券な
ど）は、新聞広告に印刷されていたり、新聞の折込広告
に印刷されていたり、或いは購入商品に貼付ないし添付
されていることもあれば、代金支払場で渡されるなど、
種々の形態で配布されている。消費者は、新聞や雑誌な
いしその他の媒体に印刷されているクーポンを切り抜い
てそれを店へ持って行って、店で商品と引き換えてもら
うか、または代金と精算してもらうようになっている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この場合、
発行クーポンの枚数を管理するようなこともなければ、
いつ何処でクーポンが使われるかを予測管理することが
できないなどの問題がある。かかる種のクーポンを発行
するには非常に莫大なコストがかかるばかりではなく
て、商品販売促進の観点からみればクーポンは注目度か
低いので、魅力もない。
【０００５】また、店内の販売エリア（ＰＯＳ）でクー
ポンを発行しようとすれば、別途プリンタを用意しなけ
ればならず、また、この販売エリア用プリンタをインタ
ーフェースするＰＯＳシステムも必要になる。この場
合、クーポンは消費者が購入商品の代金を支払った後に
発行されることになり、このクーポンを使いたければ、
次回の買物の時に期待してもらうより他はなく、従って
これでは消費者の衝動買いを期待することができないな
どの問題がある。
【０００６】本発明は、クーポンのような販売促進情報
を商品情報と一緒にラベルに容易に印刷する印刷方法お
よび装置を提供することを第１の目的としている。
【０００７】本発明の第２の目的は、計量装置の内部に
湿気や結露水が侵入するのを阻止し得る、プラスチック
成形による丈夫な計量装置用カバーを備えた計量装置を
提供することである。
【０００８】本発明の第３の目的は、店内で発行した切
離し自在クーポンや、製造業者が印刷したクーポン、宣
伝情報などの少なくとも一つを含む販売促進情報を備
え、無作為に計量した商品に用いられるラベルを提供す
ることにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段および作用】前述した本発
明の第１の目的は、販売促進情報の印刷方法を、ラベル
のデザインをプログラミングして、商品と販売促進情報
とを入力し、この商品と販売促進情報とを含むラベルを
印刷するように構成すること、または、計量装置を、着
脱可能なラベルカセットと、このラベルカセットに挿入
されていて張付け片と切離し片とを有するラベルと、計
量した商品に貼付する前記張付け片に商品情報を、前記
切離し片に販売促進情報をそれぞれ印刷するプリンタと
で構成することにより達成できる。この印刷方法および
計量装置によれば、ラベルのデザイン、商品情報および
販売促進情報を適宜設定して、これら情報を自動的にラ
ベルに印刷できる。
【００１０】前記ラベルのデザインのプログラミング
は、全体的なフィールドの位置に関するパラメータを求
め、各ラベル毎のフィールド位置を定め、このフィール
ド位置を対応する座標値に変換し、この座標値を所望の
ラベル形式にプログラム化すると共に、この所望のラベ
ル形式に従ってラベルを作製することで達成される。
【００１１】また、作製されたラベルには、容易に切り
離せるようにするために、穿孔された部分が形成されて
いる。このラベルの穿孔部分に沿って切り離される部分
には、クーポンに関する情報を含む販売促進情報が印刷
される。
【００１２】商品販売促進情報の入力は、コンピュータ
ないしマイクロプロセッサにおいて販売すべき各商品毎
に販売促進メッセージのテーブルを作製して保存し、こ
の販売促進メッセージのテーブルを販売メッセージ（例
えば７から９９までの数値）にプログラミングし、その
後、販売メッセージと商品とを関連づけるようにプログ
ラミングし、販売メッセージを編集して販売促進メッセ
ージを変更し、さらに、販売メッセージの内容を編集す
ることにより販売メッセージのテキストを変更するで達
成できる。
【００１３】ラベルの印刷を行うには、所望のラベルデ
ザインが含まれているラベルカセットを選択して、この
ラベルカセットを計量装置付きプリンタに装填し、計量
している商品に割り当てた商品番号を選択して、この選
択した商品番号に従ってラベルに商品情報および選択さ
れたメッセージを印刷することで行われる。
【００１４】また、本発明の第２の目的を達成するため
に、本発明の計量装置は、計量すべき商品を載置する計
量皿と、計量皿に載置されている物体の重さを判定する
計量器と、計量装置を覆って湿気や結露水が計量装置の
内部電子回路装置に侵入するのを防ぐ、プラスチック成
形によるカバーとを備えている。この成形プラスチック
製カバーは、計量操作と干渉しないように計量器の下側
に配置されている。その際、ネジやその他の類似の取り
付け部材で取り付けることができる。このカバーによ
り、内部の電子回路が保護される。
【００１５】また、本発明の第３の目的は、計量装置で
用いるラベルを提供することにある。このラベルには切
離し部分があって、この切離し部分には、例えば、販売
促進情報を印刷する一方で残りの部分には商品情報を印
刷して、計量した商品に当該ラベルが取り付けられるよ
うになっている。このラベルによれば、商品情報と一緒
に販売促進情報も表示される。前述したように、販売促
進情報には、例えばクーポンに関する情報や、宣伝情
報、商品情報などが含まれている。ラベルの切離し部分
は、ラベルの左辺ないし右辺に沿って垂直方向に、また
は、頂辺ないし底辺に沿って水平方向に切り離されるよ
うになっている。
【００１６】前述の諸目的や、その他の目的と利点など
は、引き続いて明らかになるであろうが、添付図面を参
照しながら後ほど詳述する説明や特許請求の範囲に記載
されている構成と作用とに見いだせる。なお、添付図面
では同一部品に対しては同一符号を用いている。
【００１７】
【実施例】本発明は、ラベルの作製の方法と装置とに対
してなされたものである。先ず図１において、計量装置
２０は、着脱自在のラベルカセット２２を備えており、
ラベルは前記ラベルカセット２２に内蔵されたプリンタ
（印刷手段）によって印刷されるようになっている。着
脱自在のラベルカセット２２は、図示していないが、一
例としてラベル材がロール状に巻かれたものを備えてい
る。ラベル形式（フォーマット）はプログラミングされ
るようになっていて、商品の計量時にラベル材に印刷さ
れる。着脱自在のラベルカセット２２は異なったラベル
材ごとに幾つも用意されていて、必要に応じて計量装置
２０に容易に取り替え装填されるようになっている。
【００１８】ラベル材には情報が印刷されるのではある
が、この情報としては、例えば商品名や、成分情報、調
理方法、販売日、使用期限、店内搬入日、時刻、グラム
当たり単位価格、商品重量、合計価格、割引価格、万国
製品コードなどの商品情報がある。このラベル材にはミ
シン目で区画されている切離し片があって、当該切離し
片には広告や、製造業者のクーポンないし販売店のクー
ポンなどを含む販売促進情報が印刷され、しかも、この
切離し片は例えば商品名や、商品重量、万国製品コー
ド、ポンド当たり単位価格などのラベル情報ないし商品
情報を含む部分とは容易に切り離されるようになってい
る。切離し片におけるクーポンには、例えば、割引に関
する情報、購入商品の特別価格、宣伝文、割引率、万国
製品コード、有効期限などが含まれている。
【００１９】図１に示したように、本発明による計量装
置２０は、ラベルカセット２２が挿入ないし取り外され
るカセット着脱口２４を有する本体２１を備えている。
ラベルカセット２２は、前面装填式（フロントローデイ
ング式）でも良いし、または側面装填式（サイドローデ
イング式）でもよいが、カセット着脱口２２としては、
計量装置２０の前面に形成しておく方が、操作者にとっ
てはラベルカセット２２の挿入ないし取外しに当たって
カセット着脱口２２にアクセスしやすい。計量器２０は
また、制御パネル２６、制御パネル２６に設けられてい
るキーシート２８、計量皿３０、および７セグメント型
表示装置３２とドットマトリックス型表示装置３４とを
含む表示塔３１で構成されている。
【００２０】本発明によるラベル作製方法を図２のフロ
ーチャートに示す。本発明の方法では、先ずラベルのデ
ザインをプログラミングし、キーシート２８を介して商
品情報と販売促進情報とを入力する。その時、表示装置
には操作者に対して、それまでにプログラミングされた
内容が質疑応答の形で表示される。その後、プログラミ
ングされた通り販売促進情報を有するラベルが印刷され
る。
【００２１】図３に示したフローチャートは、ラベルの
デザインのプログラミング方法を示すものである。先
ず、例えば計量装置の販売業者が計量装置の購入者と話
し合って、作製すべきラベルの全体的なフィールドの位
置に関するパラメータを決める。話し合いで当該パラメ
ータがきまれば、ラベルを描くと共に、各フィールド毎
の位置をミリ単位で明確に測定する。その後、各フィー
ルドの位置を座標値に変換する。計量装置２０に内蔵さ
れているマイクロプロセッサ（図示せず）で変換された
座標値をプログラミングすることで所望のラベルの形式
を得る。
【００２２】このようにしてラベルのサンプルを作製す
るのではあるが、このサンプルに基づいて変更、修正す
べき個所があるかどうかを計量装置の購入者が判断す
る。サンプルに示されたラベルの形式が受け入れられな
いものと判断されれば、別のフィールド位置を用いてラ
ベルを新たに作製し直しする。他方、サンプルに示され
たラベルの形式が受け入れられるものであると判断され
れば、必要数の計量装置２０をスーパーマーケットや小
売り店などの店内に備え付けるに先立って、サンプルに
示されたラベル形式を全ての計量装置２０にプログラム
化する。
【００２３】商品及び販売促進情報は図４に示したフロ
ーチャートに従って入力される。すなわち、各商品毎の
販売促進メッセージのテーブルを作成し、これを計量装
置２０の内蔵マイクロプロセッサにプログラム化する。
このようにしてプログラム化した販売促進テーブルを販
売メッセージに変換する。販売メッセージは、例えば７
から９９までの番号が付されているが、この番号に限ら
れるものではない。その後には商品番号に相当する商品
ルックアップコード（ＰＬＵコード）を計量装置２０に
プログラム入力し、例えば７から９９までの番号からな
るそれぞれの販売メッセージを参照するように、つまり
販売メッセージと商品とを関連づけるようにプログラミ
ングする。
【００２４】販売メッセージは、各ＰＬＵコード毎にプ
ログラム化した販売促進情報を変更するためにも、操作
者や計量装置販売業者が容易に編集できるようになって
いる。販売メッセージとしてプログラム化したテキスト
を変更する、すなわち、場所７における販売メッセージ
を変更するには、その他の７から９９までの場所につい
ても同様であるが、操作者が場所７の内容を編集すれば
良く、この編集作業は容易かつ迅速に行えるようになっ
ている。商品とその商品に係わるメッセージに関する情
報が全てプログラム化されれば、このプログラム化した
情報をラベルに印刷する。
【００２５】ラベルの印刷方法を図５においてフローチ
ャートで示す。図示のように、ある特定の商品に必要な
販売促進情報ラベルを含むラベルカセット２２を先ず計
量装置２０のカセット着脱口２４に挿入する。すなわ
ち、その商品に対してクーポンを発行しない場合にカセ
ット着脱口２４に挿入すべきラベルカセットは、標準ラ
ベルを含むラベルカセットであり、このラベルカセット
のカセット着脱口２４への挿入は容易かつ迅速に行え
る。クーポンないし、計量している商品に関係のある宣
伝文をもラベルに印刷するのであれば、例えばミシン目
のような穿孔部による切離し片のあるラベルを含むラベ
ルカセットを選択して計量装置２０のカセット着脱口２
４に挿入することになる。
【００２６】計量装置２０にラベルカセット２２を装填
した後には、例えば制御パネル２６にある送りキーを押
すことにより、ラベルが正しい位置に置かれる。その
後、計量皿に商品を載置してその商品に対応するルック
アップコードを選択するか、または計量する商品がパン
類であれば、計量しないでその商品に対応するルックア
ップコードを選択する。このようにルックアップコード
を選択すると、制御パネル２６における印刷キーを押す
ことにより所要の情報を有するラベルが印刷されること
になる。また、計量装置２０は、印刷キーを操作しなく
ても、商品の包装物を計量皿３０に載置すると自動的に
ラベルを印刷するように設定できる。
【００２７】図６〜図９は、本発明の方法により作成し
たラベルないし販売促進情報がラベルに盛り込まれて印
刷されている種々のラベルの形式を示している。同時
に、本発明によるラベルをも図６〜図９に示す。本発明
によるラベル４０はほぼ矩形であって、四辺の内の一辺
に沿ってミシン目４１が形成されている。すなわち、頂
辺から底辺にかけて垂直方向にミシン目を形成するか、
左辺から右辺にかけて水平方向にミシン目を形成する
か、いずれでも良い。
【００２８】ミシン目４１を境とするラベル４０の第１
の部分、すなわち、商品情報片４２には、例えば商品
名、成分（原材料名）、グラム当たり単位価格、重量、
日付（加工日）などが掲載される。この商品情報片４２
の裏面には、接着層の裏当て材、すなわち、保護紙が貼
付されているので、この保護紙を剥すことにより、当該
接着層を介して商品包装物にラベルを貼付することがで
きる。
【００２９】商品情報片４２とは反対側のラベル４０の
第２の部分、つまり切離し片４４は、クーポンないし宣
伝文を構成している。この切離し片４４には、商品名、
割引率、有効期限、発行日、割引価格、クーポンの自動
読み取り用バーコード、ないしその他の広告文などが掲
載される。この切離し片４４の裏面はそのままになって
いるので、商品情報片４２の裏面の接着層を介してラベ
ルを商品包装物に貼付しても、商品包装物に接着される
ことはない。
【００３０】従って、消費者がラベル４０にあるクーポ
ン、すなわち、切離し片４４を以て提供されているクー
ポンを使いたい場合、要するにミシン目４１に沿って切
離し片４４を切り離せば良い。ラベル材が粘着性を有す
るものであれば、切離し片４４の裏面に保護紙が貼付さ
れたままにしても良い。他方、ラベル材が非粘着性であ
れば、切離し片４４から保護紙を剥しても良い。
【００３１】前述したように、ラベル４０には、図６の
（Ａ），（Ｂ）で示したように店内発行のクーポンが付
いている。また、図７の（Ａ），（Ｂ）で示したよう
に、製造業者が印刷したラベルでも良いが、その場合、
商品が計量されるかどうかに関係なく、一般消費者が全
員同一クーポンを受け取ることになる。製造業者による
クーポン付きラベルには、製造業社名が予め印刷されて
いても良い。店内発行によるラベルにしても、また、製
造業者が印刷したラベルにしても、いずれも色付けされ
ていても良いし、また、商品情報片４２と切離し片４４
とを別々に色付けしていても良い。
【００３２】また、図６〜図９で示したように、店のク
ーポンは、ある特定の商品の購入に対して別の商品に適
用できるようにすることもできる。すなわち、例えば図
６では、ドーナツ形堅焼きパンの購入に対してクリーム
チーズの割引用クーポンとして利用できるようにするこ
ともできる。他の方法としては、図８のように、例えば
小海老(shrimp)ないし魚類の購入に対して、ケイジャン
(cajun) スパイスの購入に使えるクーポンとしても良
い。このように、クーポンは商品の購入時に計量装置２
０から発行される。
【００３３】また、計量装置２０とプリンタ（図示せ
ず）とは、図９で示したようにクーポンの付いていな
い、すなわち、切離し片のない通常のラベルを印刷する
こともできる。商品購入時にクーポンを発行したくない
場合、代わりに宣伝メッセージないし調理方法を印刷し
たラベルを作製することもできる。宣伝メッセージやク
ーポンの内容は、計量装置２０の内蔵マイクロプロセッ
サに記憶させた種々のコードに従って容易に変更できる
ので、店としては、商品販売の的を絞ったり、発行する
クーポンを管理したり、在庫過剰時に容易に割引を実施
したりすることができる。
【００３４】計量装置２０の内蔵マイクロプロセッサ
は、種々のラベルの形式を記憶するようにプログラミン
グされている。内蔵マイクロプロセッサに記憶させるラ
ベルの形式は、ラベルカセットにおけるラベルの形式と
合うように変更できる。
【００３５】前述したように、ディーラーないし卸問屋
の方で種々のラベル形式が予めプログラム化されてい
る。従って、店としては、万国製品コードと、商品ルッ
クアップコードであるＰＬＵコードとを判断すれば良
い。プログラムモード時にＰＬＵコードを商品名、成
分、調理方法、価格などと共にキーボードを介して入力
する。その後、入力項目が例えば調製食品なのか、パン
・ケーキ類なのかに応じて計量モードないし非計量モー
ドを選択する。さらに、万国製品コードと、少なくとも
３種の日付、時刻、割引価格、通常価格（図６と図８に
おいて４６で示す）などをプログラム化することもでき
る。
【００３６】計量装置２０を湿気や結露水から保護する
ためには、図１０に示したようにカバー５０を用いても
良い。このカバー５０は、プラスチック材を成形して構
成したもので、ラベルカセットの着脱口２４と計量皿３
０を除く計量装置全体を覆うようになっている。ラベル
カセット２２が容易に着脱できるためにも、着脱口２４
に対応するカバー５０の部分には、当該着脱口２４を開
閉するフラップ５１が備わっている。このカバー５０
は、商品を実際に計量する十字形計量器５２の下方に取
り付けられているから、カバー５０自体が商品の計量に
影響を及ぼすようなことはない。成形プラスチック製の
カバー５０は、薄くて軽量であり、計量装置２０に密着
して覆うように成形されているから、計量装置２０の操
作上で支障を来すようなことはない。
【００３７】計量装置２０の各部分の内でカバー５０に
覆われていない部分は、７セグメント型表示管からなる
表示装置３２とドットマトリックス型表示装置３４とを
含む表示塔３１のみである。また、このカバー５０は、
計量装置２０の補修点検時には、計量装置５０から外せ
るようになっている。このようなカバー５０は、二部品
で構成し、その後、両面接着テープで繋ぎ合わせるよう
にしても良い。その際、繋ぎ目は、一方のカバー部品の
下向きの縁部と他方のカバー部品の上向きの縁部とをオ
ーバーラップさせておけば、下へと垂れ落ちる水滴がカ
バーに浸入するのを防ぐことができる。
【００３８】ドットマトリックス型表示装置３４として
は、英数字を蛍光ドット表示するもので、表示面積が広
く、かつ、明るく表示するようになっており、他方、７
セグメント型表示管からなる表示装置３２は数字を表示
するようになっている。１００文字までのメッセージが
９つ、好みに応じて選択できる速度で表示できるように
プログラミングされている。この時、例えば調理方法
や、成分、クーポンなどに用いることのできる９３文字
のテキストエリアが余分に備わっている。計量装置２０
に用いられているマイクロプロセッサにも依るが、この
テキストエリアを増やすことも可能である。
【００３９】また、ＰＬＵコードの一部として栄養分析
値をプログラミングしておくこともできるし、また、操
作者がそれを直に変更することもできるようになってい
る。マイクロプロセッサは単語辞書も内蔵していても良
いし、このように構成されていれば、商品説明文を記号
化して入力することができるので、マイクロプロセッサ
のメモリ容量を節約することができる。
【００４０】さらに、少なくとも３１台の計量装置をマ
スター計量装置（計量装置は合計３２台）にネットワー
クを利用して接続しても良く、その様にすればプログラ
ミングが容易になるばかりではなくて、価格変更も容易
に全ての計量装置に徹底させることができる。値下げ
は、値下げ価格そのもの、または百分率で提示すること
もできるし、まとめ買い価格を更新することもできる
（つまり、操作者は、後日の日付で価格変更をプログラ
ミングしておいて、必要時にこれらの価格変更を実施す
るようにすることができる）。
【００４１】前述のように、ラベルカセット２２は前面
装填式（フロントローデイング式）であるのが好まし
く、この方式であればラベルの作製と切離しが容易に行
える。
【００４２】さらに、例えば有効日、販売日、商品の店
内搬入日など、少なくとも３種の日付と時刻とが印刷で
きる。時刻を印刷しておけば、例えばサンドイッチなど
の日持ちの利かない生鮮食品が調理された時刻、また
は、コーヒー豆を挽いた時刻を消費者に知らせることが
できるので、好都合である。
【００４３】さらに、表示装置に商品項目が表示される
ようにプログラミングしておけば、新たにメッセージを
作る必要はなくなるし、また、別途プログラミングする
必要もない。すなわち、マイクロプロセッサのメモリに
プログラム化して記憶させた商品項目を、それに関連し
た情報を再度タイプ入力するのではなく、一連のキーを
打ち込むだけで表示させることができる。
【００４４】また、表示装置をスクロール（順送り）す
るようにメッセージをプログラミングしておくこともで
きる。メッセージとしては、例えば多くても４行からな
る情報としても良いし、その場合その日の買得品案内、
買い物ヒント、商品の調理処方などに対応したメッセー
ジとしても良い。表示装置をメッセージがスクロールす
る速度は調節自在である。また、表示されるメッセージ
は点滅表示されるようであっても良いし、一日のある時
間だけ表示されるようにしても良いし、さらには、特定
の日だけ表示されるようにしても良く、いずれにしても
この組み合わせを用いることもできる。
【００４５】本発明で用いているラベルカセット２２に
内蔵のプリンタは、計量装置と連動して用いることので
きるものであればどのようなものであっても良い。情報
と印刷位置を定めるパラメータのプログラミングができ
るかどうかは、マイクロプロセッサが用いるプログラミ
ングの形式にも依る。
【００４６】本発明は、株式会社石田(Ishida Co., Lt
d.)および米国石田社(Ishida U.S.A.Inc.)が製造販売し
ている AC-2000計量装置を用いてなされ、かつ、試験さ
れたものであるが、その他の計量装置にも当てはまるこ
とである。
【００４７】なお、ここまで説明したことは、本発明の
原理を単に例示したものにすぎない。また、当業者には
種々の変形、改良が容易に考えられるので、本発明は図
示して説明したものに限定されるべきではなく、特許請
求の範囲、もしくは、その均等物に含まれる変形や改良
も含めるべきである。
【００４８】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の印刷方法
および計量装置によれば、ラベルのデザイン、商品情報
および販売促進情報を適宜設定して、これら情報を自動
的にラベルに印刷できる。また、本発明のカバーを備え
た計量装置によれば、内部の電子回路が湿気や結露水か
ら保護される。さらに、本発明のラベルによれば、商品
情報と一緒に販売促進情報も表示される。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施例による方法を用いた計量器の斜
視図を示す。
【図２】本発明の作用の概略を説明するためのフローチ
ャートを示す。
【図３】本発明によるラベルデザインのプログラミング
を示す詳細なフローチャートである。
【図４】本発明による販売促進情報の入力の仕方を示す
詳細なフローチャートである。
【図５】本発明による販売促進情報を有するラベルの印
刷の仕方を示す詳細なフローチャートである。
【図６】（Ａ）および（Ｂ）は、本発明の方法により作
製したラベルの一例を示す正面図である。
【図７】（Ａ）および（Ｂ）は、同ラベルの他の例を示
す正面図である。
【図８】（Ａ）および（Ｂ）は、同ラベルのさらに他の
例を示す正面図である。
【図９】（Ａ）および（Ｂ）は、同ラベルのさらに別の
例を示す正面図である。
【図１０】本発明による成形プラスチック製カバーを備
えた計量器を示す斜視図である。
【符号の説明】
２０…計量装置、２１…本体、２２…ラベルカセット、
２４…カセット着脱口、３０…計量皿、３１…表示塔、
４０…ラベル、４１…ミシン目（穿孔部）、４２…商品
情報片（第１の部分）、４４…切離し片（第２の部
分）、５０…成形プラスチック製カバー、５２…十字形
計量器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｇ０９Ｆ 3/02 Ｎ 7028−5Ｇ (72)発明者 ジョセフ・シールスキ アメリカ合衆国、カリフォルニア州92665、 オレンジ、ウエスト・ブレンドウッド・ア ベニュー144

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 販売促進情報を印刷する方法であって、
    （ａ）ラベルのデザインをプログラミングし、（ｂ）商
    品情報と販売促進情報とを入力し、（ｃ）当該商品情報
    と販売促進情報とを含めてラベルを印刷する各ステップ
    を備えた販売促進情報の印刷方法。
  2. 【請求項２】 前記ラベルのデザインをプログラミング
    するステップ（ａ）が、（i) 全体的なフィールドの位
    置に関するパラメータを求め、（ii）各ラベル毎のフィ
    ールド位置を定め、（iii)このフィールド位置を対応す
    る座標値に変換し、（iv) かかる座標値を所望のラベル
    形式にプログラム化し、（v) この所望のラベル形式に
    従ってラベルを作製する各サブステップを備えた請求項
    １に記載の販売促進情報の印刷方法。
  3. 【請求項３】 前記商品情報と販売促進情報を入力する
    ステップ（ｂ）が、（i) マイクロプロセッサ内で販売
    すべき各商品毎に販売促進メッセージのテーブルを作製
    して保存し、（ii) この販売促進メッセージのテーブル
    を販売メッセージにプログラミングし、（iii)販売メッ
    セージと商品とを関連づけるようにプログラミングし、
    （iv) 販売メッセージを編集して販売促進メッセージを
    変更し、（v) 販売メッセージの内容を編集することに
    より販売メッセージのテキストを変更する各サブステッ
    プを備えた請求項１に記載の販売促進情報の印刷方法。
  4. 【請求項４】 前記ラベルを印刷するステップ（ｃ）
    が、（i) 所望のラベルデザインが含まれているラベル
    カセットを選択して、（ii) このラベルカセットを計量
    装置付きプリンタに装填し、（iii)計量している商品に
    割り当てた商品番号を選択して、（iv) この選択した商
    品番号に従ってその商品の識別情報と選択された情報と
    を有するラベルを印刷する各サブステップを備えた請求
    項１に記載の販売促進情報の印刷方法。
  5. 【請求項５】 前記選択した商品番号に従ってラベルを
    印刷するサブステップが、四辺の内の一辺に沿って形成
    した穿孔部を境として切り離し自在なラベルを作製する
    サブステップを備え、前記穿孔部を境とする片方のラベ
    ルの切離し片には、クーポンに関する情報を含む販売促
    進情報を印刷する請求項２または４に記載の販売促進情
    報の印刷方法。
  6. 【請求項６】 計量装置の受入れ口内に容易に着脱し得
    るラベルカセットと、該ラベルカセットに挿入されてい
    て、張付け片と切離し片とを有するラベルと、計量した
    商品に貼付する前記張付け片に商品情報を、前記切離し
    片に販売促進情報を、それぞれ印刷する印刷手段とを備
    えた計量装置。
  7. 【請求項７】 前記販売促進情報が、クーポンに関する
    情報、宣伝情報または商品情報の少なくとも一つを含む
    請求項６に記載の計量装置。
  8. 【請求項８】 計量すべき商品が載置される計量皿と、
    該計量皿に載置された商品の重量を計測する計量器と、
    この計量器の下方に位置し、計量装置を覆って湿気と結
    露水が内部電子回路に浸入するのを阻止する成形プラス
    チック製カバーとを備えた請求項６に記載の計量装置。
  9. 【請求項９】 剥離自在な裏当て材を有する第１の部分
    と、該第１の部分と連なって形成されこの第１の部分か
    ら切り離し自在な第２の部分と、前記第１の部分と前記
    第２の部分とを切り離す穿孔部とを有し、前記第１の部
    分には商品情報が印刷され、前記第２の部分にはクーポ
    ンを含む販売促進情報が印刷されているラベル。
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