JP4691146B2 - 飲食店における顧客の飲食管理分析システム - Google Patents
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Description
これにより、飲食店のテーブル上で複数の顧客が飲食を行う場合に、個々の顧客がどの飲食物をどれだけ摂取したのかを把握することができる。
これにより、個々の顧客の飲食状況に応じて適切なアドバイスを提示することができる。
実施の形態1.
図1に、本発明の実施の形態1に係る、飲食店における顧客の飲食管理分析システムの構成の一例を示す。
飲食管理分析システムは、顧客が飲食を行うための複数のテーブル10と、複数のIDタグ付き箸20と、複数のIDタグ付き皿30と、顧客の飲食管理分析用のデータベースサーバ40と、顧客に各種のお知らせメッセージ13を配信する複数のお知らせ端末50と、複数のお知らせ端末50をデータベースサーバ40から制御できるようにするためのお知らせ端末コントローラ60とを含む。尚、図1には1つのテーブル10しか示されていないが、本実施例では、図示されていないものも含めて合計3つのテーブルが存在し、それぞれA、B、Cのテーブル番号が付されている。
以下、テーブル10の構成を詳細に説明する。
各セル100の座標を(x,y)とすると、x,yはそれぞれ0≦x≦39、0≦y≦19の範囲の値をとる、ただし、x,yは0又は正の整数である。すなわち、各セル100は、座標(0,0)〜(39,19)の範囲内のいずれかの位置に配置されている。
図2に示される例では、斜線で示されているセル100は座標(4,3)に配置されている。
荷重センサ101は自身の上に載せられた物体の重量を計測可能なセンサであり、テーブル10における重量変化検出手段101として機能する。これは例えば、周知のロードセル等である。荷重センサ101は、計測した重量をセル制御部103に出力する。
IDタグ読み取り装置102は、自身の直上に存在するIDタグ付き箸20のID及びIDタグ付き皿30のIDを、IDタグと接触することなく読み取り可能な装置であり、テーブル10におけるIDタグ付き箸20及びIDタグ付き皿30の位置特定手段102として機能する。これは例えば、周知のRFIDリーダ等である。IDタグ読み取り装置102は、セル制御部103からの制御信号に従って、IDタグ付き箸20のID又はIDタグ付き皿30のIDの読み取り動作を行う。また、読み取ったIDをセル制御部103に出力する。なおIDタグ読み取り装置102は、一定期間内に複数のIDを読み取ることが可能であり、読み取ったID情報を全てセル制御部103に出力する。
セル制御部103は、荷重センサ101及びIDタグ読み取り装置102の出力を受け取ると共に、IDタグ読み取り装置102の動作を制御する。また、自身が配置されているテーブル10のテーブル番号、及び自身が配置されているテーブル10上での位置を示す座標を記憶している。さらに、荷重センサ101及びIDタグ読み取り装置102の出力、並びに自身が記憶するテーブル番号及び座標に基づいて、後述するIDタグ情報11及びセル重量変化情報12を作成し、有線ネットワーク、無線ネットワーク、又は光ネットワーク等のネットワーク回線を介してデータベースサーバ40に送信する機能を備える。セル制御部103は、制御手段103として機能する。
「IDタグのID」は、IDタグ付き箸20またはIDタグ付き皿30のIDである(IDタグ読み取り装置102がIDを読み取った段階では、どちらのIDかは判別付かない)。「ID読み取り時刻」は、テーブル10のIDタグ読み取り装置102がIDタグ付き箸20またはIDタグ付き皿30のID読み取り動作を行った時刻である。「テーブル番号」は、IDタグ付き箸20またはIDタグ付き皿30のIDを読み取ったテーブル10のテーブル番号であり、A〜Cのいずれかの値をとる。「座標」は、テーブル10上でのIDタグ付き箸20またはIDタグ付き皿30のIDを読み取った位置の座標であり、(0,0)〜(39,19)の範囲の値をとる。
「IDタグのID」は、IDタグ付き箸20またはIDタグ付き皿30のIDである(IDタグ読み取り装置102がIDを読み取った段階では、どちらのIDかは判別付かない)。「ID読み取り時刻」は、テーブル10のIDタグ読み取り装置102がIDタグ付き箸20またはIDタグ付き皿30のIDを読み取った時刻であり、これは後述するように荷重センサ101による重量変化検出時刻にほぼ等しい。「テーブル番号」は、重量変化を検出したテーブル10のテーブル番号であり、A〜Cのいずれかの値をとる。「座標」は、テーブル10上での重量変化を検出した位置の座標であり、(0,0)〜(39,19)の範囲の値をとる。「変化後の重量」は、重量変化を検出した位置における重量変化後の重量である。
「顧客ID」は、会員登録された顧客ごとに割り当てられる数字列であり、顧客を一意に識別するためのものである。「姓」及び「名」は、それぞれ顧客の姓及び名である。「性別」、「年代」、「身長」、「体重」は、それぞれ顧客の性別、年代、身長、体重である。「アレルギー」は、「卵」、「小麦」、「そば」、「大豆」、「落花生」、又は「−(なし)」のいずれかの値をとり、顧客が食物アレルギーをもっている場合には、アレルギーを引き起こす原因となる食品に対応する値をとる。顧客が食物アレルギーをもっていない場合には、「−(なし)」となる。
図6に示される例では、顧客IDが000001の田中一郎は、20代の男性であり、身長170cm、体重70kg、大豆に対してアレルギーがある。
「メニューID」は、飲食物の種別ごとに割り当てられる数字列であり、飲食物の種別を一意に識別するためのものである。「名称」は、飲食物の名称である。「分類」は、飲食物を、「揚げ物」、「野菜」、「大豆製品」、又は「麺類」のいずれかに分類したものであり、これらいずれかの値をとる。「主栄養素」は、その飲食物に含まれる主たる栄養素であり、「タンパク質」、「炭水化物」、「脂質」、「ビタミン」、「ミネラル」、又は「−(なし)」のいずれかの値をとる。「1g当たりのカロリー」は、その飲食物を1グラム摂取することによって得られる生理的熱量である。「アレルギー」は、「卵」、「小麦」、「そば」、「大豆」、又は「−(なし)」のいずれかの値をとり、対応するアレルギーを持った人間がその食品を摂取すると、アレルギー症状を引き起こす可能性があることを示す。
図7に示される例では、メニューIDが1203の豆腐は、大豆製品に分類され、主たる栄養素はタンパク質であり、1g当たりのカロリーは0.5kcal、大豆アレルギーの人が食べるとアレルギー症状を引き起こす可能性がある。
「箸のID」は、IDタグ付き箸20ごとに割り当てられる数字列であり、各IDタグ付き箸20を一意に識別するためのものである。ここで、箸のIDは、1001から(最大で1999まで)順に割り当てられていく。「性別」及び「年代」は、図6の説明で述べたのと同じものである。
図8に示される例では、IDが1001のIDタグ付き箸20は、20代の男性用である。
「皿のID」は、IDタグ付き皿30ごとに割り当てられる数字列であり、各IDタグ付き皿30を一意に識別するためのものである。ここで、皿のIDは、0001から(最大で0999まで)順に割り当てられていく。「メニューID」は、図7の説明で述べたものと同じものであり、飲食物の種別ごとに一意に割り当てられる数字列である。
図9に示される例では、IDが0001、0002、0003のIDタグ付き皿30は、メニューIDが1201の唐揚げ専用である。
「箸のID」は、図8の説明で述べたものと同じものである。「顧客ID」は、図6の説明で述べたものと同じものであり、そのIDタグ付き箸20を現在使用している(又は、過去に使用していた)顧客のIDである。ただし、会員登録されていない顧客の場合には「−(なし)」の値をとる。「お知らせ端末番号」は、そのIDタグ付き箸20を現在使用している(又は、過去に使用していた)顧客が身につけている(又は、身につけていた)お知らせ端末50の端末番号であり、A1、A2、B1、B2、C1、C2のいずれかの値をとる。「来店日時」は、そのIDタグ付き箸20を現在使用している(又は、以前に使用していた)顧客が来店した日時である。「使用中フラグ」は、「0:精算済」又は「1:使用中」の値をとり、値が「0:精算済」の場合には、そのIDタグ付き箸20を使用していた顧客は既に精算を済ませていることを示し、値が「1:使用中」の場合には、そのIDタグ付き箸20をその顧客が現在使用していることを示す。
「箸のID」は、図8の説明で述べたものと同じものであり、IDタグ付き箸20のIDである。「時刻」は、テーブル10の位置特定手段102がIDタグ付き箸20のIDを読み取った時刻である。「テーブル番号」は、IDタグ付き箸20のIDを読み取ったテーブル10のテーブル番号であり、A〜Cのいずれかの値をとる。「座標」は、テーブル10上でのIDタグ付き箸20のIDを読み取った位置の座標であり、(0,0)〜(39,19)の範囲の値をとる。
「皿のID」は、図9の説明で述べたものと同じものであり、IDタグ付き皿30のIDである。「時刻」は、テーブル10の位置特定手段102がIDタグ付き皿30のIDを読み取った時刻(≒重量変化検出手段101による重量変化検出時刻)である。「テーブル番号」は、重量変化を検出したテーブル10のテーブル番号であり、A〜Cのいずれかの値をとる。「座標」は、テーブル10上での重量変化を検出した位置の座標であり、(0,0)〜(39,19)の範囲の値をとる。「重量」は、重量変化を検出した位置における重量変化後の重量である。
「箸のID」は、図8の説明で述べたものと同じものであり、IDタグ付き箸20のIDである。尚、会員登録していない顧客も存在するため、各顧客の飲食履歴の管理は、IDタグ付き箸20のIDに基づいて行う。「メニューID」は、図7の説明で述べたのと同じものである。「最終摂取時刻」は、その行の「箸のID」項目のIDを有するIDタグ付き箸20を使用している顧客が、その行のメニューIDに対応する飲食物を最後に摂取した時刻である。「回数」は、その行のメニューIDに対応する飲食物を摂取した回数である。「摂取量(累計)」は、その行のメニューIDに対応する飲食物の累計の摂取量である。
「お知らせ端末番号」は、図11の説明で述べたものと同じものであり、お知らせメッセージ13を配信したお知らせ端末50の端末番号である。「お知らせパターンNo」は、図10の説明で述べたのと同じものであり、配信したお知らせメッセージ13を示す。「配信時刻」は、お知らせメッセージ13を配信した時刻である。「お知らせ回数」は、その行の「お知らせ端末」項目の端末番号を有するお知らせ端末50が、その行の「お知らせパターンNo」項目の番号に対応するお知らせメッセージ13を配信した回数である。
第1の処理として、制御手段103は、位置特定手段102が検出した、テーブル10上を移動するIDタグ付き箸20またはIDタグ付き皿30の座標の情報をデータベースサーバ40に送信する(IDタグ付き箸20の位置を検出するのが目的であるが、位置特定手段102が読み取った段階では、IDタグ付き箸20またはIDタグ付き皿30のどちらのIDかは判別付かないため、検出した位置情報を送信する)。
第2の処理として、制御手段103は、重量変化検出手段101が検出した、テーブル10上の各位置での重量変化の情報をデータベースサーバ40に送信する(IDタグ付き皿30の重量変化を検出するのが目的であるが、位置特定手段102が読み取った段階では、IDタグ付き箸20またはIDタグ付き皿30のどちらのIDかは判別付かないため、検出した重量変化情報を送信する)。
以下、それぞれの処理を図16〜17に示すフローチャートを用いて詳細に説明する。
ステップS12において、各セル制御部103は、IDタグ読み取り装置102がいずれかのIDタグのIDを読み取ったか否かを判定する。いずれかのIDタグのIDを読み取った場合にはステップS13に進む。いずれのIDタグのIDも読み取らなかった場合には処理を終了する。
ステップS13において、各セル制御部103は、IDタグのID、ID読み取り時刻、自身が配置されているテーブル10のテーブル番号、及び自身が配置されているテーブル10上での座標を含むIDタグ情報11をデータベースサーバ40に送信する。
ステップS22において、セル制御部103は、IDタグのID、ID読み取り時刻(≒重量変化検出時刻)、自身が配置されているテーブル10のテーブル番号、自身が配置されているテーブル10上での座標、及び重量変化後の重量を含むセル重量変化情報12をデータベースサーバ40に送信する。
第1の処理として、記録手段42は制御手段103からIDタグ情報11を受信した際に、IDタグ付き箸の座標変化履歴ファイル206に情報を追加する。
第2の処理として、顧客情報処理手段43は制御手段103からセル重量変化情報12を受信した際に、IDタグ付き皿の重量変化履歴ファイル207に情報を追加すると共に、その重量変化がIDタグ付き皿30に載せられた料理がIDタグ付き箸20で取られたことにより生じた重量変化であると判定される場合には、その飲食物を摂取した顧客を特定し、顧客の飲食履歴ファイル208に情報を追加する。また、お知らせ端末コントローラ60を介してお知らせ端末50にお知らせメッセージ13を配信させると共に、お知らせ履歴ファイル209に情報を追加する。
以下それぞれの処理を図18〜19に示すフローチャートを用いて詳細に説明する。
ステップS32において、IDタグ付き箸管理マスタ202を参照し、「IDタグのID」がIDタグ付き箸管理マスタ202に記録されているいずれかの「箸のID」と一致する場合は、受信したIDタグ情報11がIDタグ付き箸20に関する情報であると判定し、IDタグ付き箸20のID、ID読み取り時刻、IDタグ付き箸20のIDを読み取ったテーブル10のテーブル番号、及びテーブル10上でのIDタグ付き箸20のIDを読み取った位置の座標を取得し、ステップS33に進む。受信したIDタグ情報11がIDタグ付き箸20に関する情報ではないと判定したときは、処理を終了する。
ステップS33において、IDタグ付き箸の座標変化履歴ファイル206に新しい行を追加し、「箸のID」、「時刻」、「テーブル番号」、及び「座標」の項目に、ステップS32で取得した、IDタグ付き箸20のID、ID読み取り時刻、テーブル番号、及び座標をそれぞれ入力する。
ステップS42において、IDタグ付き皿管理マスタ203を参照し、受信した「IDタグのID」がIDタグ付き皿管理マスタ203に記録されているいずれからの「皿のID」と一致するときは、受信したセル重量変化情報12がIDタグ付き皿30に関する情報であると判定する。その場合は、重量変化を検出した位置に配膳されているIDタグ付き皿30のID、ID読み取り時刻(≒重量変化検出時刻)、重量変化を検出したテーブル10のテーブル番号、テーブル10上での重量変化を検出した位置の座標、及び重量変化後の重量を取得し、ステップS43に進む。受信したセル重量変化情報12がIDタグ付き皿30に関する情報ではないと判定したときは、処理を終了する。
図13に示される例では、ステップS43で8行目が追加されたとすると、「皿のID」項目の値が0007である行がテーブル番号Aの中で、1時間以内に複数存在するか否かを調べる。この場合、条件を満たし(8行目及び7行目)、ステップS45に進む。
図13に示される例では、ステップS43で8行目が追加されたとすると、「皿のID」項目の値が0007である行を表の末尾から順に2行抽出する。その場合、1番目に抽出されるのは8行目であり、その「重量」項目の値は940グラムである。2番目に抽出されるのは7行目であり、その「重量」項目の値は1000グラムである。それ故、重量変化Δg=1000−940=60グラムである。
図9に示される例では、IDタグ付き皿30のIDが0007である場合、対応するメニューIDは1203である。
図12に示される例では、ステップS42で取得した時刻が20時11分02秒、テーブル番号がA、座標が(31,16)である場合、「時刻」項目の値が20時11分02秒であるのは、箸のID1001においては3行目、箸のID1002においては6行目、箸のID1003においては9行目である。それらの中で「テーブル番号」項目の値がAであるのは6行目と9行目である。6行目の座標項目の値(15,3)と9行目の座標項目の値(31,17)とでは、座標(31,16)とのユークリッド距離が短いのは9行目であり、9行目の「箸のID」項目の値は1003である。すなわち、ステップS42で取得した時刻「20時11分02秒」において、ステップS42で取得したテーブル番号「A」のテーブル10における、ステップS42で取得した座標「(31,16)」の最も近くに存在したのは、IDが1003のIDタグ付き箸20であると特定される。よって、ステップS46で取得したメニューIDに対応する飲食物を摂取したのは、IDが1003のIDタグ付き箸20を使用している顧客であると特定される。
以下、サブルーチンA〜Cについて説明する。
また、パターンNo1のお知らせメッセージ13を配信してから5分間同じお知らせメッセージ13を配信しなかった場合には、改善が見られると判断し、お知らせメッセージマスタファイル204に示される、パターンNo3のお知らせメッセージ13(「次第によくなってきましたよ。その調子!」)を顧客のお知らせ端末50に配信すると共に、お知らせ履歴ファイル209に情報を追加する。
また、パターンNo2のお知らせメッセージ13を配信してから5分間同じお知らせメッセージ13を配信しなかった場合には、改善が見られると判断し、お知らせメッセージマスタファイル204に示される、パターンNo3のお知らせメッセージ13(「次第によくなってきましたよ。その調子!」)を顧客のお知らせ端末50に配信すると共に、お知らせ履歴ファイル209に情報を追加する。
飲食店の店員は、顧客が飲食店に来店するとIDタグ付き箸管理マスタファイル202を参照し、顧客の性別及び年代に適合するIDタグ付き箸20を顧客に貸与する。また、お知らせ端末50を顧客に貸与する。顧客の性別及び年代は、会員登録している顧客の場合には会員顧客管理マスタファイル200を参照することにより判断し、会員登録していない顧客の場合には外見から判断する。続いて、IDタグ付き箸の使用履歴ファイル205に、貸与したIDタグ付き箸20のID、顧客ID(会員登録している顧客の場合)、貸与したお知らせ端末50の端末番号、来店日時を入力し、「使用フラグ」項目の値を「1:使用中」に設定する。
さらに、個々の顧客がどの飲食物をどれだけ摂取したかの情報に基づいて、どの顧客が何を多く食べたかの分析、性別や客層による分析、飲食物が運ばれてから飲食を終えるまでの動きの分析、食材と顧客の位置関係の分析等を行うこともできる。
「IDタグ付き菜箸」と、個々の顧客が専有して使用する「IDタグ付き取り皿」とを用意する。
データベースサーバ40の顧客情報処理手段43が行う処理において、飲食物を取ったIDタグ付き箸20を専有して使用する顧客を特定する代わりに、そのIDタグ付き菜箸専用の変数に、IDタグ付き菜箸により取られた飲食物の情報を一旦記憶する。IDタグ付き取り皿の重量変化(増加)を検出時に、最も近くに存在したIDタグ付き菜箸を特定し、そのIDタグ付き取り皿を専有して使用する顧客が、先の変数に記憶された情報に対応する飲食物を摂取したと判断する。
この場合は、IDタグ付き菜箸は、特定のメニューに紐づいていて(図9で示したIDタグ付き皿管理マスタ203の「皿のID」を、「箸のID」に置き換えたファイル構成で、管理する)、「IDタグ付き取り皿」は、顧客の性別と年代に紐づいている(図8で示したIDタグ付き箸管理マスタ202の「箸のID」を、「取り皿のID」に置き換えたファイル構成で、管理する)。それにより、IDタグ付き菜箸で特定されるメニューが一時的に記憶された重量分、特定の顧客が摂取したと判断する。
この実施の形態1を変形した、飲食管理分析システムは、次のような構成になる。
コンピュータを備えた、飲食店における顧客の飲食管理分析システムであって、
飲食物を載せるための器を配膳するためのテーブルに備えられ、飲食物を保持し個々の顧客が専有して使用する器または、飲食物を取り分けるための器具に付されたIDタグの前記テーブル上での位置を特定するための位置特定手段、
前記テーブル上の各位置での重量変化を検出するための重量変化検出手段、
前記位置特定手段と前記重量変化検出手段とによって取得された、前記IDタグの前記テーブル上での位置情報、前記テーブル上での重量変化情報を前記コンピュータに送信する制御手段、
前記IDタグが付された前記器とそれを専有して使用する顧客とを対応付ける情報、及び前記IDタグが付された前記器具とそれにより取り分けられた飲食物とを対応付ける情報を記録する記録手段と、
前記記録手段に記録された、情報並びに、前記制御手段から受信した、前記IDタグの前記テーブル上での位置情報、及び前記テーブル上での前記重量変化情報に基づいて、前記IDタグが付された器に載せられた飲食物を摂取した顧客を特定する顧客情報処理手段とを有する、コンピュータ、
を備えたことを特徴とする飲食管理分析システム。
同様に、顧客にIDタグ付き指輪又は腕輪を身につけさせ、車で来店している顧客や未成年の顧客が身につけているIDタグ付き指輪又は腕輪が、アルコールが含まれる飲食物の所定距離内に接近しているか否かを監視する処理を追加し、所定距離内に接近している場合に「あなたはお車でご来店です。飲酒できません。」或いは「あなたは未成年です。飲酒できません。」というお知らせメッセージ13を配信するようにしてもよい。
Claims (5)
- 飲食店における顧客の飲食管理分析システムであって、
コンピュータと、
飲食物を保持して口腔まで移動させるために個々の顧客が専有して使用する器具および飲食物を載せる器に付されたIDタグと、
前記器を配膳するテーブル上に備えられて前記IDタグの該テーブル上での位置を特定する位置特定手段と、
前記テーブル上での重量変化を検出する重量変化検出手段と、
前記位置特定手段によって特定された前記IDタグの前記テーブル上での位置および前記重量変化検出手段によって検出された前記テーブル上での重量変化を前記コンピュータに送信する制御手段と
を備え、
前記コンピュータは、
前記IDタグが付された器具とそれを専有して使用する顧客とを対応付ける情報、および、前記IDタグが付された器とそれに載せられている飲食物とを対応付ける情報を記録する記録手段と、
前記記録手段に記録されている情報、並びに、前記制御手段から受信した前記IDタグの前記テーブル上での位置および前記テーブル上での重量変化に基づいて、前記テーブル上における前記IDタグが付された器が配膳されている位置での重量変化を検出した際に、該器に載せられている飲食物を取得すると共に、前記重量変化を検出した時刻において該器の最も近くに存在する前記IDタグが付された器具を特定することによって、前記IDタグが付された器に載せられている飲食物を摂取した顧客を特定する顧客情報処理手段と
を有する、飲食管理分析システム。 - 前記位置特定手段は、前記テーブル上に複数のIDタグ読み取り装置を碁盤目状に配置し、前記IDタグを読み取った前記IDタグ読み取り装置が配置されている前記テーブル上での位置に基づいて、前記IDタグの前記テーブル上での位置を特定する、請求項1に記載の飲食管理分析システム。
- 前記IDタグはRFIDタグであり、
前記IDタグ読み取り装置はRFIDリーダである、
請求項2に記載の飲食管理分析システム。 - 前記記録手段は、前記IDタグが付された器に載せられている飲食物を摂取した顧客の飲食履歴情報を記録する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の飲食管理分析システム。
- 個々の顧客が専有する情報配信端末をさらに含み、
前記コンピュータは、個々の顧客の前記飲食履歴情報に基づいて、個々の顧客が専有する前記情報配信端末にメッセージを配信する、請求項4に記載の飲食管理分析システム。
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