JP4691146B2 - 飲食店における顧客の飲食管理分析システム - Google Patents

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Description

本発明は、飲食店における顧客の飲食管理分析を行うシステムに関する。
飲食店における顧客の飲食状況を把握するシステムが実用化されている。例えば、引用文献1には、飲食物を載せるための器の内容物の状態を定期的に把握することにより、利用者の要望や状態を簡易に把握できるシステムが記載されている。このシステムでは、器を配膳して飲食を行うテーブル上に、器の位置を特定するための位置特定装置が設置されており、位置特定装置は、器が配膳された位置を把握すると、その位置情報をコンピュータに送信する。また、器は自身の内部状態を認識する状態把握センサを備えており、状態把握センサにより得られた内部情報と自身のID情報とをコンピュータに送信する。コンピュータは、器のID情報と器の位置情報とを関連付けて記憶し、器の内部情報を受信すると、器の位置及び内部状態に関する情報を表示する。これにより、器内の飲食物の量が減少したことを簡易に把握し、適切なタイミングでサービスを提供することができる。
特開2005−253850号公報
しかしながら、従来技術では、飲食店のテーブル上で複数の顧客が飲食を行う場合、ある飲食物の量が減少したときに、それがどの顧客によって摂取されたのかを特定することができないという問題があった。換言すれば、個々の顧客がどの飲食物をどれだけ摂取したのかを把握することができないという問題があった。そのため、例えば居酒屋のように大きなテーブル上に複数の器が配膳され、大勢が飲食を行うような場合に、個々の顧客の飲食状況を把握することができなかった。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、飲食店のテーブル上で複数の顧客が飲食を行う場合に、個々の顧客がどの飲食物をどれだけ摂取したのかを把握することができる飲食管理分析システムを提供することを目的とする。
上記の問題点を解決するため、本発明に係る飲食店における顧客の飲食管理分析システムは、コンピュータと、飲食物を保持して口腔まで移動させるために個々の顧客が専有して使用する器具および飲食物を載せ器に付されたIDタグと、器を配膳するテーブル上に備えられてIDタグのテーブル上での位置を特定す位置特定手段、テーブル上での重量変化を検出す重量変化検出手段、位置特定手段よって特定されIDタグのテーブル上での位置および重量変化検出手段によって検出されたテーブル上での重量変化コンピュータに送信する制御手段とを備えコンピュータは、IDタグが付され器具とそれを専有して使用する顧客とを対応付ける情報、および、IDタグが付され器とそれに載せられている飲食物とを対応付ける情報を記録する記録手段と、記録手段に記録されている情報並びに、制御手段から受信しIDタグのテーブル上での位置およびテーブル上で重量変化基づいて、テーブル上におけるIDタグが付された器が配膳されている位置での重量変化を検出した際に、その器に載せられている飲食物を取得すると共に、重量変化を検出した時刻においてその器の最も近くに存在するIDタグが付された器具を特定することによって、IDタグが付された器に載せられている飲食物を摂取した顧客を特定する顧客情報処理手段有する。
これにより、飲食店のテーブル上で複数の顧客が飲食を行う場合に、個々の顧客がどの飲食物をどれだけ摂取したのかを把握することができる。
また、位置特定手段は、テーブルに複数のIDタグ読み取り装置を碁盤目状に配置し、IDタグを読み取ったIDタグ読み取り装置が配置されているテーブル上での位置に基づいて、IDタグのテーブル上での位置を特定してもよい。
また、IDタグはRFIDタグであり、IDタグ読み取り装置はRFIDリーダであってもよい。
さらに、記録手段は、IDタグが付され器に載せられている飲食物を摂取した顧客の飲食履歴情報を記録してもよい。
また、々の顧客が専有する情報配信端末をさらに含み、コンピュータは、個々の顧客の飲食履歴情報に基づいて、個々の顧客が専有する情報配信端末にメッセージを配信する機能を有してもよい。
これにより、個々の顧客の飲食状況に応じて適切なアドバイスを提示することができる。
本発明に係る飲食店における顧客の飲食管理分析システムによれば、飲食店のテーブル上で複数の顧客が飲食を行う場合に、個々の顧客がどの飲食物をどれだけ摂取したのかを把握することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
実施の形態1.
図1に、本発明の実施の形態1に係る、飲食店における顧客の飲食管理分析システムの構成の一例を示す。
飲食管理分析システムは、顧客が飲食を行うための複数のテーブル10と、複数のIDタグ付き箸20と、複数のIDタグ付き皿30と、顧客の飲食管理分析用のデータベースサーバ40と、顧客に各種のお知らせメッセージ13を配信する複数のお知らせ端末50と、複数のお知らせ端末50をデータベースサーバ40から制御できるようにするためのお知らせ端末コントローラ60とを含む。尚、図1には1つのテーブル10しか示されていないが、本実施例では、図示されていないものも含めて合計3つのテーブルが存在し、それぞれA、B、Cのテーブル番号が付されている。
テーブル10は、IDタグ付き皿30を配膳して飲食を行うためのものであり、IDタグ付き箸20のID、IDタグ付き皿30のID、及びテーブル10上の各位置での重量変化を読み取り、それらに基づいて、後述するIDタグ情報11及びセル重量変化情報12をデータベースサーバ40に送信する機能を備える。
以下、テーブル10の構成を詳細に説明する。
テーブル10は、真上から見た形状が略長方形である。テーブル10の一部を拡大した断面斜視図を図2に示す。図2に示されるようにテーブル10の表面は、「セル100」と呼ばれる真上から見た形状が略正方形である平板状の部品が碁盤目状に敷き詰められている(セル100は、テーブル10の上面に備えられている)。ここで、図2に示されるような向きにX軸とY軸を定義する。テーブル10の一部を拡大した断面斜視図である図2には、X軸方向に9個、Y軸方向に6個、合計9×6=54個のセル100が示されている。本実施例では、テーブル10全体としては、X軸方向に40個、Y軸方向に20個、合計40×20=800個のセル100が敷き詰められている。
各セル100の座標を(x,y)とすると、x,yはそれぞれ0≦x≦39、0≦y≦19の範囲の値をとる、ただし、x,yは0又は正の整数である。すなわち、各セル100は、座標(0,0)〜(39,19)の範囲内のいずれかの位置に配置されている。
図2に示される例では、斜線で示されているセル100は座標(4,3)に配置されている。
図3にセル100の斜視図を示す。セル100は、真上から見た形状が略正方形である平板状の3つの部品が積み重ねられて構成されている。これらは、上から順に、荷重センサ101、IDタグ読み取り装置102、セル制御部103である。
荷重センサ101は自身の上に載せられた物体の重量を計測可能なセンサであり、テーブル10における重量変化検出手段101として機能する。これは例えば、周知のロードセル等である。荷重センサ101は、計測した重量をセル制御部103に出力する。
IDタグ読み取り装置102は、自身の直上に存在するIDタグ付き箸20のID及びIDタグ付き皿30のIDを、IDタグと接触することなく読み取り可能な装置であり、テーブル10におけるIDタグ付き箸20及びIDタグ付き皿30の位置特定手段102として機能する。これは例えば、周知のRFIDリーダ等である。IDタグ読み取り装置102は、セル制御部103からの制御信号に従って、IDタグ付き箸20のID又はIDタグ付き皿30のIDの読み取り動作を行う。また、読み取ったIDをセル制御部103に出力する。なおIDタグ読み取り装置102は、一定期間内に複数のIDを読み取ることが可能であり、読み取ったID情報を全てセル制御部103に出力する。
セル制御部103は、荷重センサ101及びIDタグ読み取り装置102の出力を受け取ると共に、IDタグ読み取り装置102の動作を制御する。また、自身が配置されているテーブル10のテーブル番号、及び自身が配置されているテーブル10上での位置を示す座標を記憶している。さらに、荷重センサ101及びIDタグ読み取り装置102の出力、並びに自身が記憶するテーブル番号及び座標に基づいて、後述するIDタグ情報11及びセル重量変化情報12を作成し、有線ネットワーク、無線ネットワーク、又は光ネットワーク等のネットワーク回線を介してデータベースサーバ40に送信する機能を備える。セル制御部103は、制御手段103として機能する。
IDタグ付き箸20は、顧客がIDタグ付き皿30に載せられた飲食物を保持して自身の口腔へと移動させるために専有して使用する器具であり、個々の一対の箸を一意に識別可能なIDタグが、一対の箸のいずれか一方に付されている。また、顧客の性別及び年代別に専用のIDタグ付き箸20が用意されており、顧客の性別及び年代と、それに対応する専用のIDタグ付き箸20との対応付けは、後述するIDタグ付き箸管理マスタファイル202によって行われる。
IDタグ付き皿30は、飲食物を載せるための器であり、個々の皿を一意に識別可能なIDタグが付されている。また、飲食物の種別ごとに専用のIDタグ付き皿30が用意されており、飲食物の種別と、それに対応する専用のIDタグ付き皿30との対応付けは、後述するIDタグ付き皿管理マスタファイル203によって行われる。
データベースサーバ40は、飲食店のバックヤード等に設置され、飲食店の店員等が使用するコンピュータである。データベースサーバ40は、周知のコンピュータとしての構成を有し、使用者からの入力を受け取るデータ入力部(図示せず)と、使用者に出力を行うデータ表示部(図示せず)と、情報を格納する記憶装置41と、記録手段42と、顧客情報処理手段43とを備える。データ入力部はキーボート、マウス等であり、データ表示部は、ディスプレイ、プリンタ等である。
記憶装置41は、周知のHDD(ハードディスクドライブ)等であり、顧客の飲食管理分析用のデータベースファイル群を格納する。データベースファイル群の詳細については、図6〜15を用いて後述する。
お知らせ端末50は、100mm×60mm×20mm程度の外形寸法を有し、顧客が身につけることができる装置である。お知らせ端末50は、データベースサーバ40からお知らせ端末コントローラ60を介して無線通信により受信した各種のお知らせメッセージ13を顧客に提示すると共に、お知らせメッセージ13に対する顧客の応答を、お知らせ端末コントローラ60を介して無線通信によりデータベースサーバ40に返信する。お知らせメッセージ13の提示手段は、音声、文字等であり、お知らせメッセージ13への応答手段は、音声認識、タッチパネル等である。本実施例では、6個のお知らせ端末50が存在し、それぞれA1、A2、B1、B2、C1、C2の端末番号が付されている。お知らせメッセージ13の詳細については、図10を用いて後述する。
お知らせ端末コントローラ60は、飲食店のバックヤード等に設置され、データベースサーバ40から、有線ネットワーク、無線ネットワーク、又は光ネットワーク等のネットワーク回線を通して送信される各種のお知らせメッセージ13を受信し、お知らせ端末50へと無線通信により中継する装置である。また、お知らせ端末コントローラ60は、お知らせ端末50から返信される顧客の応答を、データベースサーバ40へと中継する。
本発明に係る飲食店での顧客の飲食管理分析システムにおける、テーブル10の制御手段103(セル制御部103)からデータベースサーバ40へと送信されるIDタグ情報11及びセル重量変化情報12について説明する。
図4に、IDタグ情報11の一例を示す。これは、テーブル10上に存在するIDタグが付された、IDタグ付き箸20またはIDタグ付き皿30の座標情報である。この情報は、テーブル10の位置特定手段102(テーブル10上に配置されているセル100のIDタグ読み取り装置102)が、テーブル上のIDタグ付き箸20またはIDタグ付き皿30(テーブル面に接触しているもの、テーブル上の空間にあるものを含む)のIDを読み取り、それに基づいて制御手段103(セル制御部103)が作成するものである。
IDタグ情報11に格納される内容について、以下に説明する。
「IDタグのID」は、IDタグ付き箸20またはIDタグ付き皿30のIDである(IDタグ読み取り装置102がIDを読み取った段階では、どちらのIDかは判別付かない)。「ID読み取り時刻」は、テーブル10のIDタグ読み取り装置102がIDタグ付き箸20またはIDタグ付き皿30のID読み取り動作を行った時刻である。「テーブル番号」は、IDタグ付き箸20またはIDタグ付き皿30のIDを読み取ったテーブル10のテーブル番号であり、A〜Cのいずれかの値をとる。「座標」は、テーブル10上でのIDタグ付き箸20またはIDタグ付き皿30のIDを読み取った位置の座標であり、(0,0)〜(39,19)の範囲の値をとる。
図4に示されるIDタグ情報11の例では、IDが1003であるIDタグ付き箸20またはIDタグ付き皿30が、時刻20時11分02秒に、テーブル番号Aのテーブル10上の座標(31,17)上に存在していることを意味する。
図5に、セル重量変化情報12の一例を示す。これは、テーブル10上に配置されている各セル100上での重量変化情報である。この情報は、テーブル10の重量変化検出手段101(テーブル10上に配置されているセル100の荷重センサ101)がセル100上での重量を計測すると共に、位置特定手段102(IDタグ読み取り装置102)がセル100上のIDタグ付き箸20またはIDタグ付き皿30のIDを読み取り、それらに基づいて制御手段103(セル制御部103)が作成するものである。
セル重量変化情報12に格納される内容について、以下に説明する。
「IDタグのID」は、IDタグ付き箸20またはIDタグ付き皿30のIDである(IDタグ読み取り装置102がIDを読み取った段階では、どちらのIDかは判別付かない)。「ID読み取り時刻」は、テーブル10のIDタグ読み取り装置102がIDタグ付き箸20またはIDタグ付き皿30のIDを読み取った時刻であり、これは後述するように荷重センサ101による重量変化検出時刻にほぼ等しい。「テーブル番号」は、重量変化を検出したテーブル10のテーブル番号であり、A〜Cのいずれかの値をとる。「座標」は、テーブル10上での重量変化を検出した位置の座標であり、(0,0)〜(39,19)の範囲の値をとる。「変化後の重量」は、重量変化を検出した位置における重量変化後の重量である。
図5に示されるセル重量変化情報12の例では、重量変化を検出した位置のIDタグ付き箸20またはIDタグ付き皿30のIDは0007であり、ID読み取り時刻(≒重量変化検出時刻)は20時11分02秒であり、重量変化を検出したのはテーブル番号Bのテーブル10の座標(31,16)であり、重量変化を検出した位置における重量変化後の重量は940グラムであることを意味する。
本発明に係る飲食店における顧客の飲食管理分析システムにおける、データベースサーバ40で用いられる顧客の飲食管理分析用のデータベースファイル群について説明する。これらのデータベースファイル群は、データベースサーバ40の記憶装置41に格納されており、飲食店に会員登録している顧客に関する情報を格納する「会員顧客管理マスタファイル200」、飲食店が提供する飲食物メニューに関する情報を格納する「飲食物メニューマスタファイル201」、顧客の性別及び年代と専用のIDタグ付き箸20との対応付けを格納する「IDタグ付き箸管理マスタファイル202」、飲食物の種別と専用のIDタグ付き皿30との対応付けを格納する「IDタグ付き皿管理マスタファイル203」、お知らせメッセージ13に関する情報を格納する「お知らせメッセージマスタファイル204」、IDタグ付き箸20の使用履歴を記録する「IDタグ付き箸の使用履歴ファイル205」、IDタグ付き箸20の座標変化の履歴を記録する「IDタグ付き箸の座標変化履歴ファイル206」、IDタグ付き皿30の重量変化の履歴を記録する「IDタグ付き皿の重量変化履歴ファイル207」、顧客の飲食履歴を記録する「顧客の飲食履歴ファイル208」、及び顧客に配信したお知らせメッセージ13の履歴を格納する「お知らせ履歴ファイル209」から構成される。
図6に、会員顧客管理マスタファイル200の構成の一例を示す。これは、飲食店に会員登録している顧客に関する情報を格納する表形式のデータベースファイルである。このファイルの内容は、飲食店の店員等が、データベースサーバ40のデータ入力部を介して予め入力しておく。図6では、5人の会員登録している顧客に関する情報が格納されている。
会員顧客管理マスタファイル200に含まれる項目について、以下に説明する。
「顧客ID」は、会員登録された顧客ごとに割り当てられる数字列であり、顧客を一意に識別するためのものである。「姓」及び「名」は、それぞれ顧客の姓及び名である。「性別」、「年代」、「身長」、「体重」は、それぞれ顧客の性別、年代、身長、体重である。「アレルギー」は、「卵」、「小麦」、「そば」、「大豆」、「落花生」、又は「−(なし)」のいずれかの値をとり、顧客が食物アレルギーをもっている場合には、アレルギーを引き起こす原因となる食品に対応する値をとる。顧客が食物アレルギーをもっていない場合には、「−(なし)」となる。
図6に示される例では、顧客IDが000001の田中一郎は、20代の男性であり、身長170cm、体重70kg、大豆に対してアレルギーがある。
図7に、飲食物メニューマスタファイル201の構成の一例を示す。これは、飲食店が提供する飲食物メニューに関する情報を格納する表形式のデータベースファイルである。このファイルの内容は、飲食店の店員等が、データベースサーバ40のデータ入力部を介して予め入力しておく。図7では、4種類の飲食物に関する情報が格納されている。
飲食物メニューマスタファイル201に含まれる項目について、以下に説明する。
「メニューID」は、飲食物の種別ごとに割り当てられる数字列であり、飲食物の種別を一意に識別するためのものである。「名称」は、飲食物の名称である。「分類」は、飲食物を、「揚げ物」、「野菜」、「大豆製品」、又は「麺類」のいずれかに分類したものであり、これらいずれかの値をとる。「主栄養素」は、その飲食物に含まれる主たる栄養素であり、「タンパク質」、「炭水化物」、「脂質」、「ビタミン」、「ミネラル」、又は「−(なし)」のいずれかの値をとる。「1g当たりのカロリー」は、その飲食物を1グラム摂取することによって得られる生理的熱量である。「アレルギー」は、「卵」、「小麦」、「そば」、「大豆」、又は「−(なし)」のいずれかの値をとり、対応するアレルギーを持った人間がその食品を摂取すると、アレルギー症状を引き起こす可能性があることを示す。
図7に示される例では、メニューIDが1203の豆腐は、大豆製品に分類され、主たる栄養素はタンパク質であり、1g当たりのカロリーは0.5kcal、大豆アレルギーの人が食べるとアレルギー症状を引き起こす可能性がある。
図8に、IDタグ付き箸管理マスタファイル202の構成の一例を示す。このファイルは、顧客の性別及び年代と、それに対応する専用のIDタグ付き箸20との対応付けを格納する表形式のデータベースファイルである。このファイルの内容は、飲食店の店員等が、データベースサーバ40のデータ入力部を介して予め入力しておく。図8では、6膳のIDタグ付き箸20に関する情報が格納されている。
IDタグ付き箸管理マスタファイル202に含まれる項目について、以下に説明する。
「箸のID」は、IDタグ付き箸20ごとに割り当てられる数字列であり、各IDタグ付き箸20を一意に識別するためのものである。ここで、箸のIDは、1001から(最大で1999まで)順に割り当てられていく。「性別」及び「年代」は、図6の説明で述べたのと同じものである。
図8に示される例では、IDが1001のIDタグ付き箸20は、20代の男性用である。
図9に、IDタグ付き皿管理マスタファイル203の構成の一例を示す。このファイルは、飲食物の種別と、それに対応する専用のIDタグ付き皿30との対応付けを格納する表形式のデータベースファイルである。このファイルの内容は、飲食店の店員等が、データベースサーバ40のデータ入力部を介して予め入力しておく。図9では、12枚のIDタグ付き皿30に関する情報が格納されている。
IDタグ付き皿管理マスタファイル203に含まれる項目について、以下に説明する。
「皿のID」は、IDタグ付き皿30ごとに割り当てられる数字列であり、各IDタグ付き皿30を一意に識別するためのものである。ここで、皿のIDは、0001から(最大で0999まで)順に割り当てられていく。「メニューID」は、図7の説明で述べたものと同じものであり、飲食物の種別ごとに一意に割り当てられる数字列である。
図9に示される例では、IDが0001、0002、0003のIDタグ付き皿30は、メニューIDが1201の唐揚げ専用である。
図10に、お知らせメッセージマスタファイル204の構成の一例を示す。これは、お知らせ端末50により顧客に配信される各種のお知らせメッセージ13を格納する表形式のデータベースファイルである。このファイルの内容は、飲食店の店員等が、データベースサーバ40のデータ入力部を介して予め入力しておく。図10では、4つのお知らせメッセージ13に関する情報が格納されている。
お知らせメッセージマスタファイル204に含まれる項目について、以下に説明する。 「お知らせパターンNo」は、お知らせメッセージ13を一意に識別するための番号である。「種類」は、お知らせメッセージ13を「警告」、「注意」、「情報」、又は「質問」のいずれかに分類したものであり、これらいずれかの値をとる。「メッセージ」は、お知らせメッセージ13の内容であり、この内容がお知らせ端末50により、音声又は文字として顧客に配信される。「レスポンス」は、「0:不要」又は「1:必要」の値をとり、値が「0:不要」の場合には、お知らせ端末50がそのお知らせメッセージ13を顧客に配信後、顧客からの応答を必要としないことを示し、値が「1:必要」の場合には、お知らせ端末50がそのお知らせメッセージ13を顧客に配信後、顧客からの応答を必要とすることを示す。
図10に示される例では、お知らせパターンNoが1のお知らせメッセージ13は、「食べるペースが速いです。ゆっくり食べましょう。」というメッセージを顧客に配信するものであり、そのメッセージに対する顧客からの応答は不要である。
図11に、IDタグ付き箸の使用履歴ファイル205の構成の一例を示す。これは、各IDタグ付き箸20の使用履歴を記録すると共に、IDタグ付き箸20と、それを使用している(又は、使用していた)顧客との対応付けを行う表形式のデータベースファイルである。このファイルの内容は、飲食店の店員等が、顧客の来店時及び精算終了時に、データベースサーバ40のデータ入力部を介して入力する。
IDタグ付き箸の使用履歴ファイル205に含まれる項目について、以下に説明する。
「箸のID」は、図8の説明で述べたものと同じものである。「顧客ID」は、図6の説明で述べたものと同じものであり、そのIDタグ付き箸20を現在使用している(又は、過去に使用していた)顧客のIDである。ただし、会員登録されていない顧客の場合には「−(なし)」の値をとる。「お知らせ端末番号」は、そのIDタグ付き箸20を現在使用している(又は、過去に使用していた)顧客が身につけている(又は、身につけていた)お知らせ端末50の端末番号であり、A1、A2、B1、B2、C1、C2のいずれかの値をとる。「来店日時」は、そのIDタグ付き箸20を現在使用している(又は、以前に使用していた)顧客が来店した日時である。「使用中フラグ」は、「0:精算済」又は「1:使用中」の値をとり、値が「0:精算済」の場合には、そのIDタグ付き箸20を使用していた顧客は既に精算を済ませていることを示し、値が「1:使用中」の場合には、そのIDタグ付き箸20をその顧客が現在使用していることを示す。
図11に示される例では、IDが1001のID付き箸20は、現在は、端末番号B1のお知らせ端末50を持ち2008年5月10日18時30分に来店した顧客に使用されている。
図12に、IDタグ付き箸の座標変化履歴ファイル206の構成の一例を示す。これは、IDタグ付き箸20の座標変化の履歴を記録する表形式のデータベースファイルである。このファイルの内容は、データベースサーバ40の記録手段42が、テーブル10の制御手段103から受信するIDタグ情報11に基づいて作成する。
IDタグ付き箸の座標変化履歴ファイル206に含まれる項目について、以下に説明する。
「箸のID」は、図8の説明で述べたものと同じものであり、IDタグ付き箸20のIDである。「時刻」は、テーブル10の位置特定手段102がIDタグ付き箸20のIDを読み取った時刻である。「テーブル番号」は、IDタグ付き箸20のIDを読み取ったテーブル10のテーブル番号であり、A〜Cのいずれかの値をとる。「座標」は、テーブル10上でのIDタグ付き箸20のIDを読み取った位置の座標であり、(0,0)〜(39,19)の範囲の値をとる。
図12に示されるIDタグ付き箸の座標変化履歴ファイル206の例では、1行目は、IDが1001であるIDタグ付き箸20が、20時11分00秒に、テーブル番号Bのテーブル10上の座標(1,2)上に位置していたことを意味する。2行目は、同じIDタグ付き箸20が、20時11分01秒に、同じテーブル10上の同じ座標上に位置していたことを意味する。3行目は、同じIDタグ付き箸20が、20時11分02秒に、同じテーブル10上の座標(2,2)上に移動したことを意味する。
図13に、IDタグ付き皿の重量変化履歴ファイル207の構成の一例を示す。これは、IDタグ付き皿30の重量変化の履歴を記録する表形式のデータベースファイルである。このファイルの内容は、データベースサーバ40の顧客情報処理手段43が、テーブル10の制御手段103から受信するセル重量変化情報12に基づいて作成する。
IDタグ付き皿の重量変化履歴ファイル207に含まれる項目について、以下に説明する。
「皿のID」は、図9の説明で述べたものと同じものであり、IDタグ付き皿30のIDである。「時刻」は、テーブル10の位置特定手段102がIDタグ付き皿30のIDを読み取った時刻(≒重量変化検出手段101による重量変化検出時刻)である。「テーブル番号」は、重量変化を検出したテーブル10のテーブル番号であり、A〜Cのいずれかの値をとる。「座標」は、テーブル10上での重量変化を検出した位置の座標であり、(0,0)〜(39,19)の範囲の値をとる。「重量」は、重量変化を検出した位置における重量変化後の重量である。
図13に示されるIDタグ付き皿の重量変化履歴ファイル207の例では、1行目は、IDが0001であり重量が1000グラムのIDタグ付き皿30が、19時01分17秒に、テーブル番号Bのテーブル10上の座標(5,6)上に配膳されたことを意味する。2行目は、同じIDタグ付き皿30から、19時02分02秒に、50グラムの料理が取られたことを意味する。3行目は、同じIDタグ付き皿30から、19時02分30秒に、さらに30グラムの料理が取られたことを意味する。
図14に、顧客の飲食履歴ファイル208の構成の一例を示す。これは、顧客の飲食履歴を記録する表形式のデータベースファイルである。このファイルの内容は、後述するように、データベースサーバ40の顧客情報処理手段43が、テーブル10の制御手段103からセル重量変化情報12を受信した際に行う処理の過程で作成する。
顧客の飲食履歴ファイル208に含まれる項目について、以下に説明する。
「箸のID」は、図8の説明で述べたものと同じものであり、IDタグ付き箸20のIDである。尚、会員登録していない顧客も存在するため、各顧客の飲食履歴の管理は、IDタグ付き箸20のIDに基づいて行う。「メニューID」は、図7の説明で述べたのと同じものである。「最終摂取時刻」は、その行の「箸のID」項目のIDを有するIDタグ付き箸20を使用している顧客が、その行のメニューIDに対応する飲食物を最後に摂取した時刻である。「回数」は、その行のメニューIDに対応する飲食物を摂取した回数である。「摂取量(累計)」は、その行のメニューIDに対応する飲食物の累計の摂取量である。
図14に示される顧客の飲食履歴ファイル208の例では、1行目は、IDが1001であるIDタグ付き箸20を使用している顧客が、メニューIDが1201である飲食物を2回摂取し、その合計摂取量は80グラムであり、最後に摂取した時刻は19時02分30秒であることを意味する。2行目は、IDが1002であるIDタグ付き箸20を使用している顧客が、メニューIDが1202である飲食物を2回摂取し、その合計摂取量は110グラムであり、最後に摂取した時刻は19時04分33秒であることを意味する。3行目は、IDが1003であるIDタグ付き箸20を使用している顧客が、メニューIDが1203である飲食物を1回摂取し、その摂取量は60グラムであり、摂取した時刻は20時11分02秒であることを意味する。
図15に、お知らせ履歴ファイル209の構成の一例を示す。これは、お知らせ端末50により顧客に配信したお知らせメッセージ13の履歴を記録する表形式のデータベースファイルである。このファイルの内容は、後述するように、データベースサーバ40の顧客情報処理手段43が、テーブル10の制御手段103からセル重量変化情報12を受信した際に行う処理の過程で作成する。
お知らせ履歴ファイル209に含まれる項目について、以下に説明する。
「お知らせ端末番号」は、図11の説明で述べたものと同じものであり、お知らせメッセージ13を配信したお知らせ端末50の端末番号である。「お知らせパターンNo」は、図10の説明で述べたのと同じものであり、配信したお知らせメッセージ13を示す。「配信時刻」は、お知らせメッセージ13を配信した時刻である。「お知らせ回数」は、その行の「お知らせ端末」項目の端末番号を有するお知らせ端末50が、その行の「お知らせパターンNo」項目の番号に対応するお知らせメッセージ13を配信した回数である。
図15に示されるお知らせ履歴ファイル209の例では、1行目は、端末番号B1のお知らせ端末50が、お知らせパターンNoが1であるお知らせメッセージ13を17時15分35秒に初回配信したことを意味する。2行目は、同じお知らせ端末50が、同じお知らせメッセージ13を17時20分23秒に再び配信したことを意味する。3行目は、同じお知らせ端末50が、お知らせパターンNoが2であるお知らせメッセージ13を17時22分45秒に初回配信したことを意味する。
本発明に係る飲食店における顧客の飲食管理分析システムにおける、テーブル10に備えられた、位置特定手段102、重量変化検出手段101、制御手段103、が行う処理について説明する。以下に示す2つの処理を行う。
第1の処理として、制御手段103は、位置特定手段102が検出した、テーブル10上を移動するIDタグ付き箸20またはIDタグ付き皿30の座標の情報をデータベースサーバ40に送信する(IDタグ付き箸20の位置を検出するのが目的であるが、位置特定手段102が読み取った段階では、IDタグ付き箸20またはIDタグ付き皿30のどちらのIDかは判別付かないため、検出した位置情報を送信する)。
第2の処理として、制御手段103は、重量変化検出手段101が検出した、テーブル10上の各位置での重量変化の情報をデータベースサーバ40に送信する(IDタグ付き皿30の重量変化を検出するのが目的であるが、位置特定手段102が読み取った段階では、IDタグ付き箸20またはIDタグ付き皿30のどちらのIDかは判別付かないため、検出した重量変化情報を送信する)。
以下、それぞれの処理を図16〜17に示すフローチャートを用いて詳細に説明する。
図16は、制御手段103が行う第1の処理である、テーブル10上を移動するIDタグの座標の情報をデータベースサーバ40に送信する処理の流れを説明するフローチャートである。この処理は所定の周期ごとに行われ、本実施例では、1秒に1回ごとに行われる。
ステップS11において、テーブル10上に配置されている各セル100の各セル制御部103は、IDタグ読み取り装置102に対して、IDタグのID読み取り動作を試行させる。
ステップS12において、各セル制御部103は、IDタグ読み取り装置102がいずれかのIDタグのIDを読み取ったか否かを判定する。いずれかのIDタグのIDを読み取った場合にはステップS13に進む。いずれのIDタグのIDも読み取らなかった場合には処理を終了する。
ステップS13において、各セル制御部103は、IDタグのID、ID読み取り時刻、自身が配置されているテーブル10のテーブル番号、及び自身が配置されているテーブル10上での座標を含むIDタグ情報11をデータベースサーバ40に送信する。
以上の処理を1秒に1回の周期で行うことにより、各時刻(1秒毎)における各IDタグのテーブル10上での位置が、データベースサーバ40に送信される。
図17は、制御手段103が行う第2の処理である、テーブル10上の各位置での重量変化の情報をデータベースサーバ40に送信する処理の流れを説明するフローチャートである。この処理は、IDタグ付き皿30に載せられた料理がIDタグ付き箸20で取られたことにより、或いは新たなIDタグ付き皿30がテーブル10上に配膳されたことにより、その位置に配置されたセル100の荷重センサ101の出力に変化が生じ、それがセル制御部103により検出されることにより開始される。
ステップS21において、荷重センサ101の出力の変化を検出したセル制御部103は、IDタグ読み取り装置102に対してIDタグのID読み取り動作を行わせる。
ステップS22において、セル制御部103は、IDタグのID、ID読み取り時刻(≒重量変化検出時刻)、自身が配置されているテーブル10のテーブル番号、自身が配置されているテーブル10上での座標、及び重量変化後の重量を含むセル重量変化情報12をデータベースサーバ40に送信する。
以上の処理を行うことにより、IDタグ付き皿30に載せられた料理がIDタグ付き箸20で取られた、或いは新たなIDタグ付き皿30がテーブル10上に配膳された場合を含む重量変化の情報がセル重量変化情報12としてデータベースサーバ40に送信される。
本発明に係る飲食店における顧客の飲食管理分析システムにおける、データベースサーバ40が行う処理について説明する。データベースサーバ40は以下に示す2つの処理を行う。
第1の処理として、記録手段42は制御手段103からIDタグ情報11を受信した際に、IDタグ付き箸の座標変化履歴ファイル206に情報を追加する。
第2の処理として、顧客情報処理手段43は制御手段103からセル重量変化情報12を受信した際に、IDタグ付き皿の重量変化履歴ファイル207に情報を追加すると共に、その重量変化がIDタグ付き皿30に載せられた料理がIDタグ付き箸20で取られたことにより生じた重量変化であると判定される場合には、その飲食物を摂取した顧客を特定し、顧客の飲食履歴ファイル208に情報を追加する。また、お知らせ端末コントローラ60を介してお知らせ端末50にお知らせメッセージ13を配信させると共に、お知らせ履歴ファイル209に情報を追加する。
以下それぞれの処理を図18〜19に示すフローチャートを用いて詳細に説明する。
図18は、記録手段42が行う処理である、テーブル10の制御手段103からIDタグ情報11を受信した際に、IDタグ付き箸の座標変化履歴ファイル206に情報を追加する処理の流れを説明するフローチャートである。この処理は、データベースサーバ40が、テーブル10の制御手段103からIDタグ情報11を受信した際に開始される。
ステップS31において、受信したIDタグ情報11を解析する。
ステップS32において、IDタグ付き箸管理マスタ202を参照し、「IDタグのID」がIDタグ付き箸管理マスタ202に記録されているいずれかの「箸のID」と一致する場合は、受信したIDタグ情報11がIDタグ付き箸20に関する情報であると判定し、IDタグ付き箸20のID、ID読み取り時刻、IDタグ付き箸20のIDを読み取ったテーブル10のテーブル番号、及びテーブル10上でのIDタグ付き箸20のIDを読み取った位置の座標を取得し、ステップS33に進む。受信したIDタグ情報11がIDタグ付き箸20に関する情報ではないと判定したときは、処理を終了する。
ステップS33において、IDタグ付き箸の座標変化履歴ファイル206に新しい行を追加し、「箸のID」、「時刻」、「テーブル番号」、及び「座標」の項目に、ステップS32で取得した、IDタグ付き箸20のID、ID読み取り時刻、テーブル番号、及び座標をそれぞれ入力する。
以上の処理を行うことにより、各時刻(1秒毎)における各IDタグ付き箸20のテーブル10上での位置が、IDタグ付き箸の座標変化履歴ファイル206に記録される。
図19は、顧客情報処理手段43が行う処理である、テーブル10の制御手段103からセル重量変化情報12を受信した際に、IDタグ付き皿の重量変化履歴ファイル207に情報を追加すると共に、その重量変化がIDタグ付き皿30に載せられた料理がIDタグ付き箸20で取られたことにより生じた重量変化であると判定される場合には、その飲食物を摂取した顧客を特定し、顧客の飲食履歴ファイル208に情報を追加し、また、お知らせ端末コントローラ60を介してお知らせ端末50にお知らせメッセージ13を配信させると共に、お知らせ履歴ファイル209に情報を追加する処理の流れを説明するフローチャートである。この処理は、データベースサーバ40が、テーブル10の制御手段103からセル重量変化情報12を受信した際に開始される。
ステップS41において、受信したセル重量変化情報12を解析する。
ステップS42において、IDタグ付き皿管理マスタ203を参照し、受信した「IDタグのID」がIDタグ付き皿管理マスタ203に記録されているいずれからの「皿のID」と一致するときは、受信したセル重量変化情報12がIDタグ付き皿30に関する情報であると判定する。その場合は、重量変化を検出した位置に配膳されているIDタグ付き皿30のID、ID読み取り時刻(≒重量変化検出時刻)、重量変化を検出したテーブル10のテーブル番号、テーブル10上での重量変化を検出した位置の座標、及び重量変化後の重量を取得し、ステップS43に進む。受信したセル重量変化情報12がIDタグ付き皿30に関する情報ではないと判定したときは、処理を終了する。
ステップS43において、IDタグ付き皿の重量変化履歴ファイル207に新しい行を追加し、「皿のID」、「時刻」、「テーブル番号」、「座標」、及び「重量」の項目に、ステップS42で取得した、IDタグ付き皿30のID、ID読み取り時刻(≒重量変化検出時刻)、テーブル番号、座標、及び重量変化後の重量をそれぞれ入力する。
ステップS44において、重量変化が、IDタグ付き皿30に載せられた料理がIDタグ付き箸20で取られたことにより生じた重量変化であるか否かを判定する。この判定は、IDタグ付き皿の重量履歴ファイル207の中で、「皿のID」項目にステップS42で取得したIDタグ付き皿30のIDを含み、ステップS42で取得したセル重量変化情報12のテーブル番号と同一のテーブル番号が記録された行が直近で、複数(2行以上)存在するか否かを調べることにより行う。直近とは「時刻」から一定時間内、例えば1時間以内と適宜指定した時間である。ステップS42で取得したIDタグ付き皿30のIDを含む行が同一テーブルにおいて、直近の範囲内で複数存在する場合、これはIDタグ付き皿30に載せられた料理がIDタグ付き箸20で取られたことにより生じた重量変化であると判断し、ステップS45に進む。ステップS42で取得したIDタグ付き皿30のIDを含む行が同一テーブル番号で、直近で複数存在しない(1行しか存在しない)場合、これは新たなIDタグ付き皿30がテーブル10上に配膳されたことにより生じた重量変化であり、処理を終了する。
図13に示される例では、ステップS43で8行目が追加されたとすると、「皿のID」項目の値が0007である行がテーブル番号Aの中で、1時間以内に複数存在するか否かを調べる。この場合、条件を満たし(8行目及び7行目)、ステップS45に進む。
ステップS45において、IDタグ付き皿30に載せられた料理がIDタグ付き箸20で取られたことにより生じた重量変化Δg(減少)を算出する。これは、IDタグ付き皿の重量変化履歴ファイル207から、「皿のID」項目にステップS42で取得したIDタグ付き皿30のIDを含む行を表の末尾から順に2行抽出し、1番目に抽出された行(これはステップS43で追加された行である)における「重量」項目の値から、2番目に抽出された行における「重量」項目の値を減算することにより算出する。
図13に示される例では、ステップS43で8行目が追加されたとすると、「皿のID」項目の値が0007である行を表の末尾から順に2行抽出する。その場合、1番目に抽出されるのは8行目であり、その「重量」項目の値は940グラムである。2番目に抽出されるのは7行目であり、その「重量」項目の値は1000グラムである。それ故、重量変化Δg=1000−940=60グラムである。
ステップS46において、ステップS42で取得したIDタグ付き皿30のIDをキーにしてIDタグ付き皿管理マスタファイル203を検索し、そのIDタグ付き皿30のIDに対応するメニューIDを取得する。
図9に示される例では、IDタグ付き皿30のIDが0007である場合、対応するメニューIDは1203である。
ステップS47において、ステップS46で取得したメニューIDに対応する飲食物を摂取した顧客が使用しているIDタグ付き箸20のIDを特定する。これは、ステップS42で取得した時刻、テーブル番号、及び座標に基づいて、IDタグ付き箸の座標変化履歴ファイル206から、ステップS42で取得した時刻において、ステップS42で取得したテーブル番号のテーブル10における、ステップS42で取得した座標の最も近くに存在したIDタグ付き箸20のIDを特定することにより行う。詳細には、まず、IDタグ付き箸の座標変化履歴ファイル206から、表中に含まれる各箸のIDにおいて「時刻」項目の値がステップS42で取得した時刻である行を抽出する(完全に等しい行がない場合には最も近い時刻である行を抽出する)。次いで、それらの中で「テーブル番号」項目の値がステップS42で取得したテーブル番号である行を抽出する。最後に、抽出された各行の「座標」項目の値と、ステップS42で取得した座標との間のユークリッド距離を計算し、距離が最も短い行の「箸のID」項目の値を特定する。ユークリッド距離により、空間として最短の「箸のID」を特定することができるが、「箸のID」を特定する方法は、それに限定されない。
図12に示される例では、ステップS42で取得した時刻が20時11分02秒、テーブル番号がA、座標が(31,16)である場合、「時刻」項目の値が20時11分02秒であるのは、箸のID1001においては3行目、箸のID1002においては6行目、箸のID1003においては9行目である。それらの中で「テーブル番号」項目の値がAであるのは6行目と9行目である。6行目の座標項目の値(15,3)と9行目の座標項目の値(31,17)とでは、座標(31,16)とのユークリッド距離が短いのは9行目であり、9行目の「箸のID」項目の値は1003である。すなわち、ステップS42で取得した時刻「20時11分02秒」において、ステップS42で取得したテーブル番号「A」のテーブル10における、ステップS42で取得した座標「(31,16)」の最も近くに存在したのは、IDが1003のIDタグ付き箸20であると特定される。よって、ステップS46で取得したメニューIDに対応する飲食物を摂取したのは、IDが1003のIDタグ付き箸20を使用している顧客であると特定される。
ステップS48において、顧客の飲食履歴ファイル208から、「箸のID」項目の値がステップS47で特定したIDタグ付き箸20のIDであり、「メニューID」項目の値がステップS46で取得したメニューIDである行を検索する。顧客の飲食履歴ファイル208の中にそのような行が既に存在する場合には、該当する行の「最終摂取時刻」項目の値をステップS42で取得した時刻に書き換え、「回数」の項目の値を+1加算した後、「摂取量」項目の値にステップS45で算出した重量変化Δgを加算する。顧客の飲食履歴ファイル208の中にそのような行が存在しない場合には、新しい行を追加し、「箸のID」項目の値をステップS47で特定したIDタグ付き箸20のIDに、「メニューID」項目の値をステップS46で取得したメニューIDに、「最終摂取時刻」項目の値をステップS42で取得した「時刻」に、「回数」項目の値を0に、「摂取量」項目の値をステップS45で算出した重量変化Δgに初期化する。
以上のステップS41〜S48の処理を行うことにより、テーブル10上での重量変化が検出された際に、IDタグ付き皿の重量変化履歴ファイル207に情報が追加されると共に、その重量変化がIDタグ付き皿30に載せられた料理がIDタグ付き箸20で取られたことにより生じた重量変化であると判定される場合には、その飲食物を摂取した顧客が特定され、顧客の飲食履歴ファイル208に情報が追加される。
ステップS49において、お知らせメッセージマスタファイル204に示される各種お知らせメッセージ13をお知らせ端末50に配信すると共に、お知らせ履歴ファイル209に情報を追加する処理を行うサブルーチンA〜Cを呼び出す。
以下、サブルーチンA〜Cについて説明する。
サブルーチンAは、顧客が飲食物を摂取する速度を監視し、1分間に60回以上のペースで摂取していると判断される場合には、お知らせメッセージマスタファイル204に示される、パターンNo1のお知らせメッセージ13(「食べるペースが速いです。ゆっくり食べましょう。」)を顧客のお知らせ端末50に配信すると共に、お知らせ履歴ファイル209に情報を追加する。
また、パターンNo1のお知らせメッセージ13を配信してから5分間同じお知らせメッセージ13を配信しなかった場合には、改善が見られると判断し、お知らせメッセージマスタファイル204に示される、パターンNo3のお知らせメッセージ13(「次第によくなってきましたよ。その調子!」)を顧客のお知らせ端末50に配信すると共に、お知らせ履歴ファイル209に情報を追加する。
サブルーチンBは、顧客が摂取する飲食物の種類を監視し、飲食物メニューマスタファイル201における分類が野菜以外の飲食物を50回連続して摂取したと判断される場合には、お知らせメッセージマスタファイル204に示される、パターンNo2のお知らせメッセージ13(「栄養が偏っています。シーザーサラダを食べるとよいでしょう。注文しますか?」)を顧客のお知らせ端末50に配信すると共に、お知らせ履歴ファイル209に情報を追加する。顧客からの返答が「Yes」である場合には、注文を確定し、「シーザーサラダの注文をお受けしました。」というメッセージをお知らせ端末50に配信する。顧客からの返答が「No」である場合には、「了解しました。」というメッセージをお知らせ端末50に配信する。
また、パターンNo2のお知らせメッセージ13を配信してから5分間同じお知らせメッセージ13を配信しなかった場合には、改善が見られると判断し、お知らせメッセージマスタファイル204に示される、パターンNo3のお知らせメッセージ13(「次第によくなってきましたよ。その調子!」)を顧客のお知らせ端末50に配信すると共に、お知らせ履歴ファイル209に情報を追加する。
サブルーチンCは、顧客が摂取する飲食物のカロリーを監視し、顧客が摂取した合計カロリーが、基準カロリーである1000kcalに近づいた場合には、お知らせメッセージマスタファイル204に示される、パターンNo4のお知らせメッセージ13(「今日の運動量はどれくらいでしたか?」)を顧客のお知らせ端末50に配信すると共に、お知らせ履歴ファイル209に情報を追加する。顧客からの返答が「1時間以上」である場合には基準カロリーに40kcalを加算し、「よく運動されていますね。」というメッセージをお知らせ端末50に配信する。顧客からの返答が「30分以内」である場合には基準カロリーに35kcalを加算し、「了解しました。」というメッセージをお知らせ端末50に配信する。顧客からの返答が「通勤」である場合には基準カロリーに30kcalを加算し、「了解しました。」というメッセージをお知らせ端末50に配信する。顧客からの返答が「家事」である場合には基準カロリーに25kcalを加算し、「了解しました。」というメッセージをお知らせ端末50に配信する。顧客からの返答が「なし」である場合には「運動不足、カロリーオーバーです。」というメッセージをお知らせ端末50に配信する。
以上のステップS49から呼び出されるサブルーチンA〜Cの処理を行うことにより、お知らせメッセージマスタファイル204に示される各種お知らせメッセージ13が、お知らせ端末コントローラ60を介してお知らせ端末50に配信されると共に、お知らせ履歴ファイル209に情報が追加される。
以上説明した飲食管理システムにおける一連の動作を、以下に説明する。
飲食店の店員は、顧客が飲食店に来店するとIDタグ付き箸管理マスタファイル202を参照し、顧客の性別及び年代に適合するIDタグ付き箸20を顧客に貸与する。また、お知らせ端末50を顧客に貸与する。顧客の性別及び年代は、会員登録している顧客の場合には会員顧客管理マスタファイル200を参照することにより判断し、会員登録していない顧客の場合には外見から判断する。続いて、IDタグ付き箸の使用履歴ファイル205に、貸与したIDタグ付き箸20のID、顧客ID(会員登録している顧客の場合)、貸与したお知らせ端末50の端末番号、来店日時を入力し、「使用フラグ」項目の値を「1:使用中」に設定する。
顧客が飲食物を注文し、飲食店の店員により飲食物が載せられたIDタグ付き皿30がテーブル10上に配膳されると、テーブル10の重量変化検出手段101がその重量変化を検出し、制御手段103はセル重量変化情報12をデータベースサーバ40に送信する(ステップS21〜S22)。
データベースサーバ40の顧客情報処理手段43は、テーブル10の制御手段103からセル重量変化情報12を受信すると、IDタグ付き皿の重量変化履歴ファイル207に情報を追加し(ステップS41〜S43)、その重量変化がIDタグ付き皿30に載せられた料理がIDタグ付き箸20で取られたことにより生じた重量変化であるか否かを判定する(ステップS44)。この場合、IDタグ付き箸20で取られたことにより生じた重量変化ではないと判定されるので、この処理を終了する。
顧客は、テーブル10上に配膳されたIDタグ付き皿30に載せられた飲食物を取るためにIDタグ付き箸20を移動させる。
テーブル10の制御手段103は、位置特定手段102に1秒に1回の周期でIDタグ付き箸20のID読み取り動作を試行させ、IDタグ情報11をデータベースサーバ40に送信する(ステップS11〜S13)。
データベースサーバ40の記録手段42は、テーブル10の制御手段103からIDタグ情報11を受信すると、IDタグ付き箸の座標変化履歴ファイル206に情報を追加する(ステップS31〜S33)。
顧客がIDタグ付き皿30に載せられた料理をIDタグ付き箸20で取ると、テーブル10の重量変化検出手段101がその重量変化を検出し、制御手段103はセル重量変化情報12をデータベースサーバ40に送信する(ステップS21〜S22)。
データベースサーバ40の顧客情報処理手段43は、テーブル10の制御手段103からセル重量変化情報12を受信すると、IDタグ付き皿の重量変化履歴ファイル207に情報を追加し(ステップS41〜S43)、その重量変化がIDタグ付き皿30に載せられた料理がIDタグ付き箸20で取られたことにより生じた重量変化であるか否かを判定する(ステップS44)。この場合、IDタグ付き箸20で取られたことにより生じた重量変化であると判定されるので、重量変化Δgを算出し(ステップS45)、IDタグ付き皿30に載せられた飲食物の種別を取得する(ステップS46)。続いて、その飲食物を摂取した顧客を特定し(ステップS47)、顧客の飲食履歴ファイル208に情報を追加する(ステップS48)。また、お知らせ端末コントローラ60を介してお知らせ端末50にお知らせメッセージ13を配信させると共に、お知らせ履歴ファイル209に情報を追加する(ステップS49のサブルーチンA〜C)。
飲食店の店員は、顧客が飲食を終えて精算を済ませると、IDタグ付き箸20及びお知らせ端末50を顧客から受け取り、IDタグ付き箸の使用履歴205の「使用フラグ」項目の値を「0:精算済み」に設定する。
以上説明されるように、本発明に係る飲食店における顧客の飲食管理分析システムによれば、飲食店のテーブル上で複数の顧客が飲食を行う場合に、個々の顧客がどの飲食物をどれだけ摂取したのかを把握することができる。また、個々の顧客の飲食状況に応じて適切なアドバイスを提示することができる。
さらに、個々の顧客がどの飲食物をどれだけ摂取したかの情報に基づいて、どの顧客が何を多く食べたかの分析、性別や客層による分析、飲食物が運ばれてから飲食を終えるまでの動きの分析、食材と顧客の位置関係の分析等を行うこともできる。
上述の実施の形態では、IDタグ付きの専用の箸を用意していたが、取り外し可能なキャップ式のIDタグを取り付けてもよい。これにより、使い捨ての割ばし、顧客が持参するマイ箸等にも対応することができる。
上述の実施の形態では、IDタグ付き皿30の重量変化を、テーブル10上に碁盤目状に配置されたセル100の荷重センサ101により検出していたが、IDタグ付き皿30自体が重量変化検出手段101を備えてもよい。
また、飲食物を保持して口腔へと移動させるために使用する器具は箸に限定されるものではなく、フォーク、スプーン等でもよい。同様に、飲食物を載せるための器は皿に限定されるものではなく、盆、鍋、椀等でもよい。
IDタグ付きの指輪又は腕輪を顧客に身につけさせるようにすれば、箸、フォーク、スプーン等の器具を必要としない、サンドイッチ、おにぎり、飲料等にも対応することができる。さらに、大きな皿に載せられた飲食物を、複数の顧客が共用の菜箸を用いて個々の取り皿に移して摂取するような場合にも対応することができる。
大きな皿に載せられた飲食物を、複数の顧客が共用の菜箸を用いて個々の取り皿に移して摂取するような場合には、IDタグ付きの指輪又は腕輪を顧客に身につけさせるのではなく、以下のようにして対応してもよい。
「IDタグ付き菜箸」と、個々の顧客が専有して使用する「IDタグ付き取り皿」とを用意する。
データベースサーバ40の顧客情報処理手段43が行う処理において、飲食物を取ったIDタグ付き箸20を専有して使用する顧客を特定する代わりに、そのIDタグ付き菜箸専用の変数に、IDタグ付き菜箸により取られた飲食物の情報を一旦記憶する。IDタグ付き取り皿の重量変化(増加)を検出時に、最も近くに存在したIDタグ付き菜箸を特定し、そのIDタグ付き取り皿を専有して使用する顧客が、先の変数に記憶された情報に対応する飲食物を摂取したと判断する。
この場合は、IDタグ付き菜箸は、特定のメニューに紐づいていて(図9で示したIDタグ付き皿管理マスタ203の「皿のID」を、「箸のID」に置き換えたファイル構成で、管理する)、「IDタグ付き取り皿」は、顧客の性別と年代に紐づいている(図8で示したIDタグ付き箸管理マスタ202の「箸のID」を、「取り皿のID」に置き換えたファイル構成で、管理する)。それにより、IDタグ付き菜箸で特定されるメニューが一時的に記憶された重量分、特定の顧客が摂取したと判断する。
この実施の形態1を変形した、飲食管理分析システムは、次のような構成になる。
コンピュータを備えた、飲食店における顧客の飲食管理分析システムであって、
飲食物を載せるための器を配膳するためのテーブルに備えられ、飲食物を保持し個々の顧客が専有して使用する器または、飲食物を取り分けるための器具に付されたIDタグの前記テーブル上での位置を特定するための位置特定手段、
前記テーブル上の各位置での重量変化を検出するための重量変化検出手段、
前記位置特定手段と前記重量変化検出手段とによって取得された、前記IDタグの前記テーブル上での位置情報、前記テーブル上での重量変化情報を前記コンピュータに送信する制御手段、
前記IDタグが付された前記器とそれを専有して使用する顧客とを対応付ける情報、及び前記IDタグが付された前記器具とそれにより取り分けられた飲食物とを対応付ける情報を記録する記録手段と、
前記記録手段に記録された、情報並びに、前記制御手段から受信した、前記IDタグの前記テーブル上での位置情報、及び前記テーブル上での前記重量変化情報に基づいて、前記IDタグが付された器に載せられた飲食物を摂取した顧客を特定する顧客情報処理手段とを有する、コンピュータ、
を備えたことを特徴とする飲食管理分析システム。
上述の実施の形態のデータベースサーバ40の記録手段42が行う処理において、会員顧客管理マスタファイル200及び飲食物メニューマスタ201の情報に基づいて、特定の食品に対してアレルギーを持っている顧客が使用しているIDタグ付き箸20が、その特定の食品の所定距離内に接近しているか否かを監視する処理を追加し、所定距離内に接近している場合に「アレルギー食材が含まれています。」というお知らせメッセージ13を配信するようにしてもよい。
同様に、顧客にIDタグ付き指輪又は腕輪を身につけさせ、車で来店している顧客や未成年の顧客が身につけているIDタグ付き指輪又は腕輪が、アルコールが含まれる飲食物の所定距離内に接近しているか否かを監視する処理を追加し、所定距離内に接近している場合に「あなたはお車でご来店です。飲酒できません。」或いは「あなたは未成年です。飲酒できません。」というお知らせメッセージ13を配信するようにしてもよい。
上述の実施の形態では、テーブル10の制御手段103は、IDタグ情報11を1秒に1回の周期でデータベースサーバ40に送信していたが、テーブル10上での重量変化を検出した時にのみ、セル重量変化情報12と共にIDタグ情報11を送信するようにしてもよい。
上述の実施の形態における顧客の飲食管理分析用のデータベースファイル群200〜209は、実際の飲食店における業務の際に必要となる他の多くの項目を追加してもよい。また、異なるファイル構成としてもよい。
上述の実施の形態では、お知らせメッセージ13を専用の端末であるおしらせ端末50に配信していたが、顧客が所有している携帯電話等の情報機器に配信するようにしてもよい。
本発明に係る、飲食店における飲食管理分析システムの構成の一例を示す。 本発明に係る、テーブル10の一部を拡大した断面斜視図を示す。 本発明に係る、セル100の斜視図を示す。 本発明に係る、IDタグ情報11の構成の一例を示す。 本発明に係る、セル重量変化情報12の構成の一例を示す。 本発明に係る、会員顧客管理マスタファイル200の構成の一例を示す。 本発明に係る、飲食物メニューマスタファイル201の構成の一例を示す。 本発明に係る、IDタグ付き箸管理マスタファイル202の構成の一例を示す。 本発明に係る、IDタグ付き皿管理マスタファイル203の構成の一例を示す。 本発明に係る、お知らせメッセージマスタファイル204の構成の一例を示す。 本発明に係る、IDタグ付き箸の使用履歴ファイル205の構成の一例を示す。 本発明に係る、IDタグ付き箸の座標変化履歴ファイル206の構成の一例を示す。 本発明に係る、IDタグ付き皿の重量変化履歴ファイル207の構成の一例を示す。 本発明に係る、顧客の飲食履歴ファイル208の構成の一例を示す。 本発明に係る、お知らせ履歴ファイル209の構成の一例を示す。 本発明に係る、テーブル10の制御手段103が行う第1の処理の流れを説明するフローチャートである。 本発明に係る、テーブル10の制御手段103が行う第2の処理の流れを説明するフローチャートである。 本発明に係る、データベースサーバ40の記録手段42が行う処理の流れを説明するフローチャートである。 本発明に係る、データベースサーバ40の顧客情報処理手段43が行う処理の流れを説明するフローチャートである。
符号の説明
10 テーブル、11 IDタグ情報(位置情報)、12 セル重量変化情報(重量変化情報)、20 IDタグ付き箸(器具)、30 IDタグ付き皿(器)、40 データベースサーバ(コンピュータ)、42 記録手段、43 顧客情報処理手段、50 お知らせ端末(情報配信手段)、101 荷重センサ(重量変化検出手段)、102 IDタグ読み取り装置(位置特定手段102)、103 セル制御部(制御手段)、200 会員顧客管理マスタファイル(IDタグが付された器具とそれを専有して使用する顧客とを対応付ける情報)、201 飲食物メニューマスタファイル(IDタグが付された器とそれに載せられた飲食物とを対応付ける情報)、202 IDタグ付き箸管理マスタファイル(IDタグが付された器具とそれを専有して使用する顧客とを対応付ける情報)、203 IDタグ付き皿管理マスタファイル(IDタグが付された器とそれに載せられた飲食物とを対応付ける情報)、205 IDタグ付き箸の使用履歴(IDタグが付された器具とそれを専有して使用する顧客とを対応付ける情報)、208 顧客の飲食履歴ファイル(顧客の飲食履歴情報)。

Claims (5)

  1. 食店における顧客の飲食管理分析システムであって、
    コンピュータと、
    食物を保持して口腔まで移動させるために個々の顧客が専有して使用する器具および飲食物を載せ器に付されたIDタグと、
    前記器を配膳するテーブル上に備えられて前記IDタグの該テーブル上での位置を特定す位置特定手段
    前記テーブル上での重量変化を検出す重量変化検出手段
    前記位置特定手段よって特定され前記IDタグの前記テーブル上での位置および前記重量変化検出手段によって検出された前記テーブル上での重量変化前記コンピュータに送信する制御手段
    を備え
    前記コンピュータは、
    前記IDタグが付され器具とそれを専有して使用する顧客とを対応付ける情報、および、前記IDタグが付され器とそれに載せられている飲食物とを対応付ける情報を記録する記録手段と、
    前記記録手段に記録されている情報並びに、前記制御手段から受信し前記IDタグの前記テーブル上での位置および前記テーブル上で重量変化基づいて、前記テーブル上における前記IDタグが付された器が配膳されている位置での重量変化を検出した際に、該器に載せられている飲食物を取得すると共に、前記重量変化を検出した時刻において該器の最も近くに存在する前記IDタグが付された器具を特定することによって、前記IDタグが付された器に載せられている飲食物を摂取した顧客を特定する顧客情報処理手段
    有する、飲食管理分析システム。
  2. 前記位置特定手段は、前記テーブルに複数のIDタグ読み取り装置を碁盤目状に配置し、前記IDタグを読み取った前記IDタグ読み取り装置が配置されている前記テーブル上での位置に基づいて、前記IDタグの前記テーブル上での位置を特定する、請求項1に記載の飲食管理分析システム。
  3. 前記IDタグはRFIDタグであり、
    前記IDタグ読み取り装置はRFIDリーダである、
    請求項2に記載の飲食管理分析システム。
  4. 記記録手段は、前記IDタグが付され器に載せられている飲食物を摂取した顧客の飲食履歴情報を記録する請求項1〜3のいずれか一項に記載の飲食管理分析システム。
  5. 々の顧客が専有する情報配信端末をさらに含み、
    前記コンピュータは、個々の顧客の前記飲食履歴情報に基づいて、個々の顧客が専有する前記情報配信端末にメッセージを配信する請求項に記載の飲食管理分析システム。
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