JP5594206B2 - ピッキング設備 - Google Patents
ピッキング設備 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5594206B2 JP5594206B2 JP2011069081A JP2011069081A JP5594206B2 JP 5594206 B2 JP5594206 B2 JP 5594206B2 JP 2011069081 A JP2011069081 A JP 2011069081A JP 2011069081 A JP2011069081 A JP 2011069081A JP 5594206 B2 JP5594206 B2 JP 5594206B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- picking
- shelf
- zone
- article
- collection container
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Warehouses Or Storage Devices (AREA)
Description
、前記ピッキング棚に沿って、複数の集品容器が搬送される搬送手段(搬送コンベヤ)を備え、前記ピッキング棚の物品収納部から取り出した物品を、前記集品容器へ投入するピッキング作業を行うピッキング作業者に対して、前記ピッキング棚と前記搬送手段が同じ側に配設されたピッキング設備であって、平面的に、前記ピッキング棚の少なくとも最下段の棚と、前記搬送手段の前記ピッキング棚側の一部および前記搬送手段上の集品容器の一部とを重ねて配置したことを特徴とするものである。
また搬送手段に面するピッキング棚の最下段の棚の先端(搬送手段に面する端部)の高さが、搬送手段上の集品容器の上端の高さより低く設定されることにより、ピッキング棚における最下段の棚の位置を低くでき、よって全体の棚の高さを低くすることが可能となり、ピッキング作業者は、さらに棚の物品収納部より物品を取り出しやすくなり、さらにピッキング作業の効率が改善される。このとき、最下段の棚より1つ上方の段の棚の先端の高さが、ピッキング作業者により最下段の棚より物品を取り出せる高さに設定されることにより、最下段の棚よりの物品の取り出しが補償される。
て、前記各集品容器に、前記物品収納部より取り出した物品を投入する投入対象の集品容
器であることを表示する投入表示器を設けたことを特徴とするものである。
て、前記ピッキング棚および前記搬送手段に、搬送手段により搬送されてくる各集品容器
に対してピッキング棚に保管された物品を取り出して投入するピッキング作業を実行する
複数のゾーンを形成し、前記搬送手段を、前記集品容器1個毎に蓄積・移動可能で、集品
容器が互いにぶつからないで集積するように設計されたコンベヤにより構成し、各ゾーン
毎に、下流側に詰めて複数の集品容器を蓄積・移動可能としたことを特徴とするものであ
る。
て、前記物品収納部に収納する物品を、元の収納箱から取り出されて個別とされた物品、
あるいは前記元の収納箱より物品が移し変えられた、前記元の収納箱より小さい収納箱と
したことを特徴とするものである。
て、前記物品収納部にそれぞれ、取り出す物品があることを表示する表示手段を設け、前
記ピッキング棚の最下段の棚の物品収納部に設けた表示手段の表示の向きと、他の段の物
品収納部に設けた表示手段の表示の向きとを、異なる向きとしたことを特徴とするもので
ある。
上記構成によれば、最下段の棚の物品収納部に設けた表示手段の表示の向きを、例えば上向きとして、他の段の物品収納部に設けた表示手段の表示の向きとは異なる向きとすることにより、見やすさを改善できる。
て、物品をそれぞれ収納する複数の物品収納部を有し、所定数の物品収納部毎に、ピッキ
ング作業を実行するゾーンが設定された第2のピッキング棚を備え、前記第2のピッキン
グ棚を、前記ピッキング作業者を挟んで、前記搬送手段と反対側に配置したことを特徴と
するものである。
よって、ユーザーから注文される割合が高い物品(高頻度の物品)を、作業効率が高い同面ピッキングエリアに集中して配置し、ユーザーから注文される割合が低い物品(低頻度の物品)を対面ピッキングエリアに配置することにより、ピッキング設備全体として、ピッキング作業の効率の改善を期待できる。
図1に本発明の実施の形態1におけるピッキング設備の概略構成図、図2に概略斜視図を示す。
ピッキング設備は、基本的に、集品される物品11が収納される収納箱11Aが保管されるストレージラインAと、ユーザーからの注文(以下、オーダーという)毎に、ピッキングされた物品11を収納する集品容器10を搬送する集品ラインBとから構成されている。また前記収納箱11Aは、上面が開放され、物品11を上方から取り出すことができる箱(ボックス)にて構成されている。
ストレージラインAは、フローラック(ピッキング棚の一例)12から構成され、フローラック12は、1種類(1品目)の物品11が収納された収納箱11Aが載置される(収納される)間口14(物品収納部の一例)を複数列有する棚13を、上下に複数段(本実施の形態1では3段;3段以上が好ましい)配置して構成され、複数の間口14(本実施の形態では、棚が3段で、間口が5列の計15個)毎に前記ゾーンZが形成されている。
作業者Hは、各間口表示器15の表示に従って、間口14(収納箱11A)から物品11をピッキングして集品容器10に投入する。
集品ラインBは、フローラック12に沿って配置されたアキュムレーションコンベヤ(集品容器1個毎に蓄積・移動可能で、集品容器が互いにぶつからないで集積するように設計されたコンベヤ)からなる直進搬送ライン(搬送手段の一例)21から構成され、1個の集品容器10毎に、集品容器10を蓄積・順送り可能なアキュムレーション部22を備えており、各アキュムレーション部22はそれぞれ、公知のように、前に空き(集品容器10が存在しない)のアキュムレーション部22があるとき、集品容器10を前送りする機能を有し、ゾーンZ毎に複数個(実施の形態では最大6個)の集品容器10が、蓄積・順送り可能とされている。
この直進搬送ライン21の一部(フローラック12に沿ったフローラック12側の一部)は、図4に示すように、平面的に(平面視で)、前記フローラック12の各棚13と重なって配置され、さらに平面的に(平面視で)、直進搬送ライン21上の集品容器10と、前記フローラック12の各棚13とが、重なって配置されている。また側面的には、フローラック12の各棚13の先端(直進搬送ライン21に面する作業者Hの端部)は、直進搬送ライン21上の集品容器10の上方に位置している。
なお、図4に示すように、各集品容器10は、直進搬送ライン21により、コンテナ25の長軸方向が搬送方向正面となり、上述したように、ゾーンZ毎に複数個(実施の形態では最大6個)の集品容器10が、蓄積・順送り可能とされている。
ピッキング設備の制御手段として、上記ゾーンZ毎のゾーンコントローラ24と、統括コントローラ51と、通信コントローラ52が備えられている。
そして、統括コントローラ51には、予め次のデータが設定されている。
・登録されたユーザー。
・注文対象の物品11がそれぞれ格納されているゾーンZの間口14の配列データ(各物品11に対応するゾーンZの間口14のデータ)。
(イ).ゾーンZ毎のゾーンコントローラ24と、通信コントローラ52へ作業の開始指令と終了指令を出力する。
(ロ).直進搬送ライン21を起動し、停止する。
(ハ).予め登録された各個別のユーザーからオーダー{注文:各仕分け先からの物品要求情報の一例;物品を特定する情報(例えば、物品の品種、物品名、物品コード等)と数量(個数)からなる単数または複数のデータ}を受け付けると、図9に示すように、オーダーを受けた予め登録されたユーザーの順に、ユーザーのオーダーに(あるいはユーザー、すなわち仕分け先、または仕分け先の物品要求情報に)、連続したオーダー・ナンバー(独自の符号の一例)を割り付け、各ゾーンZの各間口14にオーダーの数量(ピッキング数量)を書き込み、ストレージラインAのピッキングデータを形成する。またこのとき、ピッキングが終了するゾーン・ナンバーを求めて記憶する。
(ニ).各ユーザーに割り付けたオーダー・ナンバーと、形成したストレージラインAのピッキングデータ(ピッキングが終了するゾーン・ナンバーを含む)を、各ゾーンZのゾーンコントローラ24へ出力する。
(ホ).RFIDライタ42Bにより、RFID34が検出されると、予め登録されたユーザーの順に、ユーザーのオーダーに割り当てられたオーダー・ナンバーをRFIDライタ42Bへ出力してRFID34にオーダー・ナンバーを書き込ませる。これにより、投入表示器26を取り付けた集品容器10に、オーダー・ナンバーが割り付けられる。
ゾーンコントローラ24は、上記配列データ、各ユーザーに割り当てられたオーダー・ナンバー、ピッキングデータ(ピッキングが終了するゾーン・ナンバーを含む)、およびピッキングデータによるピッキング作業が終了しているか否かが記憶されるピッキングメモリ71と、上流ゾーンZに上流から下流に向けて位置する(移動してきている)最大6個の各集品容器10に取り付けられた投入表示器26のRFID34に書き込まれたオーダー・ナンバーが記憶される上流ゾーンメモリ72と、自ゾーンZに上流から下流に向けて位置する最大6個の各集品容器10の同様のオーダー・ナンバーが記憶される自ゾーンメモリ73と、前記ピッキングメモリ71へ、統括コントローラ51から入力された上記各ユーザーに割り当てられたオーダー・ナンバー、およびピッキングデータを記憶するデータ処理部74と、上流ゾーン容器検出部75と、自ゾーン容器検出部76と、上流ゾーン先行表示制御部77と、自ゾーン先行表示制御部78と、ピッキング制御部79と、前送り許可制御部80から構成されている。
オーダー・ナンバーにピッキングデータが有れば(ピッキング作業が有れば)、そのオーダー・ナンバーを記憶し、さらに最も下流のオーダー・ナンバー(集品容器10)をピッキング作業対象のオーダー・ナンバー(集品容器)として決定し、そのオーダー・ナンバーに、自ゾーンZのナンバーを加えてピッキング制御部79へ出力する。またこのピッキング作業対象の集品容器10のオーダー・ナンバーを除いた他のオーダー・ナンバーに、自ゾーンZのナンバー、および点灯信号であることを加えた自ゾーン点灯データを通信コントローラ63へ出力する。この自ゾーン点灯データに基づいて、第2ランプ部33のランプ38が点灯される(後述する)。
また検索してオーダー・ナンバーにピッキングデータが無ければ(ピッキング作業が無ければ)、オーダー・ナンバーに、自ゾーンZのナンバー、および消灯信号であることを加えた自ゾーン消灯データを通信コントローラ63へ出力する。またピッキングデータが全く無いとき、ピッキングデータ無し信号を上流ゾーン先行表示制御部77へ出力する。前記自ゾーン消灯データに基づいて、第2ランプ部33のランプ38が消灯される(後述する)。
オーダー・ナンバーにピッキングデータが有れば(ピッキング作業が有れば)、オーダー・ナンバーを記憶し、続いて自ゾーン先行表示制御部78より前記ピッキングデータ無し信号を入力しているかどうかを確認する。ピッキングデータ無し信号を確認すると、最も下流のオーダー・ナンバー(集品容器10)をピッキング作業対象のオーダー・ナンバー(集品容器)として決定し、そのオーダー・ナンバーに、上流ゾーンZのナンバー(自ゾーンZのナンバーより1を減算)を加えてピッキング制御部79へ出力する。
またこのピッキング作業対象の集品容器10のオーダー・ナンバーを除いた他のオーダー・ナンバーに、上流ゾーンZのナンバー、および点灯信号であることを加えた上流ゾーン点灯データを通信コントローラ63へ出力する。また検索してオーダー・ナンバーにピッキングデータが無ければ(ピッキング作業が無ければ)、オーダー・ナンバーに、上流ゾーンZのナンバー、および消灯信号であることを加えた上流ゾーン消灯データを通信コントローラ63へ出力する。前記上流ゾーン点灯データに基づいて、第1ランプ部31のランプ38が点灯され、また前記上流ゾーン消灯データに基づいて、第1ランプ部31のランプ38が消灯される(後述する)。
続いて検索したピッキング作業対象の集品容器10のピッキングデータにしたがって、間口表示器15により、物品11を取り出す間口14と取り出す物品11の数量を表示する。そして、間口表示器15の完了押釦スイッチ15Bの操作により、間口14からの物品11の取り出しを確認し、テープスイッチ23(自ゾーンZ)の操作により、集品容器10へのピッキング作業終了を確認する。確認すると、実行したピッキングメモリ71のピッキングデータをピッキング作業終了とし、ピッキング作業が終了したオーダー・ナンバーを、前送り許可制御部80へ出力し、続いてピッキングデータにおいて、自ゾーンZがピッキング終了ゾーンに設定されているかどうかを確認する。
また自ゾーンZがピッキング終了ゾーンに設定されている場合、オーダー・ナンバーに、「オーダー・ナンバーの反転指令」(“物品の投入終了”の表示の一例)、および消灯信号であることを加えたゾーン終了消灯データを通信コントローラ63へ出力する。
・自ゾーン点灯データ…第2ランプ部33のランプ38を点灯。
・自ゾーン消灯データまたはゾーン終了消灯データ…第2ランプ部33のランプ38を消灯。
・自ゾーン点滅データ…第2ランプ部33のランプ38を点滅。
・上流ゾーン点灯データ…第1ランプ部31のランプ38を点灯。
・上流ゾーン消灯データ…第1ランプ部31のランプ38を消灯。
・上流ゾーン点滅データ…第1ランプ部31のランプ38を点滅。
なお、投入表示器26の第2ランプ部33のランプ38の状態(点灯/点滅/消灯の状態)は、自ゾーン先行表示制御部78により制御され、また第1ランプ部31のランプ38の前記状態は、上流ゾーン先行表示制御部77により制御されていることにより、集品容器10が上流のゾーンZから下流のゾーンZへ移動されたとき、この投入表示器26の第1ランプ部31および第2ランプ部33のランプ38の前記状態は、同時に見直され、第1ランプ部31および第2ランプ部33のランプ38の両方の前記状態が同時に更新されることになる。
上記直進搬送ライン21の構成と、ゾーンコントローラ24の構成によるゾーンZ毎の集品容器10の移動動作は、次のようになる。
a.ゾーンZ内では、空きのアキュムレーション部22があると、前詰めされる。
b.ゾーンZに渡る移動は、ピッキング作業対象ではない集品容器10のとき、無条件で、自ゾーンZに対向する対応する自ゾーンZのゾーンコントローラ24より前送り許可信号が出力され、下流ゾーンZの上流に空きのアキュムレーション部22が発生すると移動する。
c.ゾーンZに渡る移動は、ピッキング作業対象の集品容器10のとき、ゾーンZのゾーンコントローラ24より前送り許可信号が出力されるまで、すなわちピッキング作業が終了するまで、下流のゾーンZの上流に空きのアキュムレーション部22が発生したとしても移動することはなく停止し、ピッキング作業が終了していない最下流の集品容器10が下流のゾーンZへ移動してしまうことが阻止され、前送り許可信号の出力により、はじめて下流のゾーンZへ移動する(下流のゾーンZの上流に空きのアキュムレーション部22が発生していることが条件)。
このように、ゾーンZを渡ることが可能な(許可されている)集品容器10は、ゾーンZに渡って移動するとき、下流のゾーンZが詰まっている場合(空きのアキュムレーション部22が無い場合)には待機し、下流のゾーンZの上流に空きのアキュムレーション部22が発生した状態になれば移動する。
図3に示すように、自ゾーンZに位置する集品容器10に取り付けられた投入表示器26の第2ランプ部33のランプ38は、点灯または点滅または消灯し、点灯によりピッキング作業あり、点滅によりピッキング作業実行、消灯によりピッキング作業無しが表示され、このとき、各間口表示器15が表示される。
自ゾーンZに配置された作業者Hは、各間口表示器15の表示に基づいて、集品容器10へ投入する物品11を収納箱11Aより取り出して、取り出す毎に、間口表示器15の完了押釦スイッチ15Bを押し、間口表示器15の表示の消灯を確認して、物品11を取り出し、自ゾーンZに搬送されてきており、且つ第2ランプ部33のランプ38が点滅している投入表示器26が取り付けられた集品容器10へ投入する(ピッキング作業を実行する)。そして、全ての物品11の投入が終了すると、自ゾーンZのテープスイッチ23を押し、対象の集品容器10に対するピッキング作業を終了する。このように、第2ランプ部33のランプ38は、投入表示器26が取り付けられた集品容器10が自ゾーンZに位置するとき、自ゾーンZからのみ見ることが可能で、ピッキング作業を可能とする自ゾーンランプを形成している。
また上流ゾーンZに位置する集品容器10に取り付けられた投入表示器26の第1ランプ部31のランプ38(自ゾーンZからのみ見ることが可能)は、点灯または点滅または消灯し、点灯によりピッキング作業あり、点滅によりピッキング作業実行、消灯によりピッキング作業無しが表示される。
またピッキング作業の実行終了により、この集品容器10へのピッキング作業が終了した場合、ディジタル表示器32に、白黒が反転されてオーダー・ナンバーが表示される。
また投入表示器26のディジタル器(表示画面)32は、第2ランプ部33のランプ(自ゾーンランプ)38と第1のランプ部31のランプ(先行ゾーンランプ)38の中央に取り付けられることにより、投入表示器26が取り付けられた集品容器10に物品11を投入する作業者より最も、見やすくされている。
実施の形態2では、実施の形態1のストレージラインAにおけるフローラック12の棚13の位置を変更している。以下、フローラック12の棚13の位置の変更について図12を参照しながら説明する。なお、実施の形態1と同一の構成には同一の符号を付し、説明を省略する。
実施の形態3では、ストレージラインA’の構成を、実施の形態1のストレージラインAの構成とは変更している。以下、変更したストレージラインA’について図13〜図15を参照しながら説明する。なお、実施の形態1と同一の構成には同一の符号を付し、説明を省略する。
また最下段の棚13より1つ上の段(図15では下から2段目)の棚13の先端の高さは、作業者Hにより最下段の棚13より物品(ピース)11を取り出せる高さに設定されている。
また本実施の形態1〜3では、直進搬送ライン21をアキュムレーションコンベヤにより構成しているが、直進搬送ライン21をフリーローラのコンベヤ(以下、フリーコンベヤと称す)により構成した場合においても、平面的に(平面視で)、フリーコンベヤの一部(フリーコンベヤに沿ったフリーコンベヤ側の一部)とフローラック12の棚13とを重ねて配置したとき、ならびに平面的に(平面視で)、フリーコンベヤ上の集品容器10とフローラック12各棚13とを重ねて配置したとき、直進搬送ライン21と同様に、フローラック12の棚13に対して作業者Hを接近でき、よって、作業者Hは、棚13の間口14(収納箱11A)より物品11をさらに取り出しやすくなり、ピッキング作業の効率を改善できる、という効果が得られる。
上記構成によれば、集品容器10は、これら2つのピッキングエリアC,C’に渡って搬送され、各ピッキングエリアC,C’において、ピッキング作業が実行されることによって、ユーザーから注文される割合が高い物品(高頻度の物品)を、作業効率が高い同面ピッキングエリアCに集中して配置し、ユーザーから注文される割合が低い物品(低頻度の物品)を対面ピッキングエリアC’に配置することにより、ピッキング設備全体として、ピッキング作業の効率の改善を期待できる。
またフローラック12,12’は、図4、図12、および図15に示すように、直進搬送ライン21があるために、作業者Hは、直進搬送ライン21の裏側(作業者Hとは反対側)に棚を設けたとしても物品11を取り出すことが困難であることから、直進搬送ライン21の裏側には基本的に棚13を設けることができない。よって、フローラック12,12’には、棚13の段数に制限があるが、対面ピッキングエリアC’の第2のフローラック12”には、このような制限がなく、棚13を床面に近いところから設置でき、段数を増加できる。したがって、第2のフローラック12”は、ゾーンZ毎の間口14の数を増加でき、大量の物品11の保管・ピッキング作業に適しており、物品11の種類(アイテム数)が多いピッキング設備において、対面ピッキングエリアC’を設けることは極めて有効となる。
また本実施の形態1〜3では、集品容器10としてコンテナ25を用いているが、この集品容器10は、物品11を一時収納することができ、投入表示器26を取り付けることができればどのようなものでもよく、例えば、段ボール、パレット、トレイのような側面の立ち上がりが小さい容器等であることも可能である。
また本実施の形態1〜3では、ピッキング作業完了を入力する手段として、テープスイッチ23を使用しているが、単にピッキング作業を完了入力するスイッチであればよく、単なる押釦スイッチでもよい。
また本実施の形態1〜3では、各ゾーンZは、1人の作業者Hを配置する構成としているが、各ゾーンZに複数(例えば、2人)の作業者Hを配置する構成とすることもできる。これにより、ゾーンZ内にピッキング対象の集品容器10が間を置くことなく搬入される状況にあっても、ゾーンZ内の作業速度が向上するため、各集品ラインBを緊急停止する状況が発生する可能性を低減でき、ピッキング作業の効率を向上できる。
また本実施の形態1〜3では、仕分け先をユーザー別としているが、ユーザーに限ることはなく、店舗別、商品などのカテゴリー別あるいは区分別、地域別、搬送トラック別などとすることもできる。
B 集品ライン
C,C’ ピッキングエリア
Z ゾーン
10 集品容器
11 物品
12,12’,12” フローラック
13 棚
14 間口
15 間口表示器
21 直進搬送ライン
23 テープスイッチ
24 ゾーンコントローラ
25 コンテナ
26 投入表示器
42A RFIDリーダ
42B RFIDライタ
43 アンテナ
51 統括コントローラ
52 通信コントローラ
Claims (7)
- 物品をそれぞれ収納する複数の物品収納部を有する複数の棚が上下段に配置されたピッキング棚を備え、
前記ピッキング棚に沿って、複数の集品容器が搬送される搬送手段を備え、
前記ピッキング棚の物品収納部から取り出した物品を、前記集品容器へ投入するピッキング作業を行うピッキング作業者に対して、前記ピッキング棚と前記搬送手段が同じ側に配設されたピッキング設備であって、
平面的に、前記ピッキング棚の少なくとも最下段の棚と、前記搬送手段の前記ピッキング棚側の一部および前記搬送手段上の集品容器の一部とを重ねて配置したこと
を特徴とするピッキング設備。 - 物品をそれぞれ収納する複数の物品収納部を有する複数の棚が上下段に配置されたピッキング棚を備え、
前記ピッキング棚に沿って、複数の集品容器が搬送される搬送手段(搬送コンベヤ)を備え、
前記ピッキング棚の物品収納部から取り出した物品を、前記集品容器へ投入するピッキング作業を行うピッキング作業者に対して、前記ピッキング棚と前記搬送手段が同じ側に配設されたピッキング設備であって、
平面的に、少なくとも最下段の棚を除いて前記ピッキング棚の他の段の棚と、前記搬送手段の前記ピッキング棚側の一部とを重ねて配置し、
前記ピッキング棚の最下段の棚の前記搬送手段に面する端部の高さを、前記搬送手段上の集品容器の上端の高さより低く設定し、
前記最下段の棚より1つ上方の段の棚の前記搬送手段に面する端部の高さを、前記ピッキング作業者により最下段の棚より物品を取り出せる高さに設定したこと
を特徴とするピッキング設備。 - 前記各集品容器に、前記物品収納部より取り出した物品を投入する投入対象の集品容器であることを表示する投入表示器を設けたことを特徴とする請求項1〜請求項2のいずれか1項に記載のピッキング設備。
- 前記ピッキング棚および前記搬送手段に、搬送手段により搬送されてくる各集品容器に対してピッキング棚に保管された物品を取り出して投入するピッキング作業を実行する複数のゾーンを形成し、
前記搬送手段を、前記集品容器1個毎に蓄積・移動可能で、集品容器が互いにぶつからないで集積するように設計されたコンベヤにより構成し、各ゾーン毎に、下流側に詰めて複数の集品容器を蓄積・移動可能としたこと
を特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のピッキング設備。 - 前記物品収納部に収納する物品を、元の収納箱から取り出されて個別とされた物品、あるいは前記元の収納箱より物品が移し変えられた、前記元の収納箱より小さい収納箱としたこと
を特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のピッキング設備。 - 前記物品収納部にそれぞれ、取り出す物品があることを表示する表示手段を設け、
前記ピッキング棚の最下段の棚の物品収納部に設けた表示手段の表示の向きと、他の段の物品収納部に設けた表示手段の表示の向きとを、異なる向きとしたこと
を特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載のピッキング設備。 - 物品をそれぞれ収納する複数の物品収納部を有し、所定数の物品収納部毎に、ピッキング作業を実行するゾーンが設定された第2のピッキング棚を備え、
前記第2のピッキング棚を、前記ピッキング作業者を挟んで、前記搬送手段と反対側に配置したこと
を特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載のピッキング設備。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011069081A JP5594206B2 (ja) | 2011-03-28 | 2011-03-28 | ピッキング設備 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011069081A JP5594206B2 (ja) | 2011-03-28 | 2011-03-28 | ピッキング設備 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012201472A JP2012201472A (ja) | 2012-10-22 |
JP5594206B2 true JP5594206B2 (ja) | 2014-09-24 |
Family
ID=47182847
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011069081A Active JP5594206B2 (ja) | 2011-03-28 | 2011-03-28 | ピッキング設備 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5594206B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6269443B2 (ja) * | 2014-10-31 | 2018-01-31 | 株式会社ダイフク | ピッキング設備及びピッキング方法 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6317106U (ja) * | 1986-07-17 | 1988-02-04 | ||
JP2927132B2 (ja) * | 1993-02-10 | 1999-07-28 | 株式会社ダイフク | 棚装置 |
JP3591903B2 (ja) * | 1995-01-26 | 2004-11-24 | 三機工業株式会社 | 出版物のピッキング計量検品システム |
JP2005119809A (ja) * | 2003-10-16 | 2005-05-12 | Toyo Kanetsu Solutions Kk | ピッキング方法およびピッキング指示装置 |
DE102004001841A1 (de) * | 2004-01-07 | 2005-08-04 | SSI Schäfer PEEM GmbH | Kommissionierplatz |
JP5414210B2 (ja) * | 2008-07-09 | 2014-02-12 | トーヨーカネツソリューションズ株式会社 | ピッキングシステム |
-
2011
- 2011-03-28 JP JP2011069081A patent/JP5594206B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2012201472A (ja) | 2012-10-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2006213493A (ja) | 仕分け設備 | |
JP5849844B2 (ja) | ピッキング設備、集約棚、及びピッキング方法 | |
JP5218473B2 (ja) | ピッキング設備および投入表示器 | |
TWI494255B (zh) | Pick up equipment | |
TWI494254B (zh) | Picking up equipment and input display | |
JP5594206B2 (ja) | ピッキング設備 | |
JP5742444B2 (ja) | ピッキング設備 | |
JP5772249B2 (ja) | ピッキング設備およびピッキング方法 | |
JP5633347B2 (ja) | ピッキング設備およびピッキング方法 | |
JP5664438B2 (ja) | 仕分け設備 | |
JP5614435B2 (ja) | ピッキング設備 | |
JP5664439B2 (ja) | 仕分け設備 | |
JP5780323B2 (ja) | ピッキング設備およびピッキング方法 | |
JP5540989B2 (ja) | ピッキング方法およびピッキング設備 | |
JP5712967B2 (ja) | 仕分け設備及び仕分け方法 | |
JP5609414B2 (ja) | ピッキング設備およびピッキング設備におけるバッテリの充電方法 | |
JP5594223B2 (ja) | ピッキング設備 | |
JP5742431B2 (ja) | ピッキング設備 | |
JP5712766B2 (ja) | ピッキング設備 | |
JP5540988B2 (ja) | ピッキング設備および集品容器への袋掛け方法 | |
JP5482333B2 (ja) | ピッキング設備およびピッキング方法 | |
JP2012229092A (ja) | ピッキング設備 | |
JP2012041126A (ja) | ピッキング設備およびピッキング方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130227 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140114 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140307 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140708 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140721 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5594206 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |