JP6269443B2 - ピッキング設備及びピッキング方法 - Google Patents

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本発明は、物品を上下複数段の棚に積み込んで運搬する運搬用移動体によって運搬される物品を、搬送手段によって搬送される集品容器に投入するピッキング設備及びピッキング方法に関するものである。
従来のピッキング設備においては、積み込まれた物品を運搬する運搬用移動体と、作業支援用機器が搭載されるとともに上記運搬用移動体を結合分離自在な作業支援用移動体と、を備えるピッキング用移動体を用いて物品をコンベヤ等の搬送手段によって搬送される集品容器まで運搬し、運搬した物品を所定の集品容器に投入することが行われている(例えば、特許文献1参照)。
特開2014−31262号公報
しかしながら、従来のピッキング設備においては、運搬用移動体に物品を投入するための複数の間口が形成されているものの、その間口の数及び幅が一定である(固定されている)。そのため、一度に運搬できる物品の数は間口の数に限定されるとともに、間口の幅より大きな物品は運搬できず、効率良く物品を積み込んで運搬することができないという問題もあった。
そこで、本発明は、物品を上下複数段の棚に積み込んで運搬する運搬用移動体によって運搬される物品を、搬送手段によって搬送される集品容器に投入するピッキング設備において、運搬する物品の量或いは大きさに応じて間口の数及び幅を変更し、効率良く物品を積み込んで運搬することが可能なピッキング設備及びピッキング方法を提供することを目的とする。
本発明の解決しようとする課題は以上であり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、本発明のうち請求項1に記載のピッキング設備は、物品を上下複数段の棚に積み込んで運搬する運搬用移動体によって運搬される物品を、搬送手段によって搬送される集品容器に投入するピッキング設備であって、前記運搬用移動体は、前記棚に前記物品を投入する複数の間口が形成され、前記間口毎に設けられ、前記間口を所定の間隔で仕切る可動式の仕切体と、前記物品に付された識別子及び前記間口に付された識別子を読み取る読取手段と、を備え、物品を積み込む際に、前記物品に付された識別子と、前記物品を投入する間口に付された識別子と、を前記読取手段によって読み取ることにより前記物品と前記間口とを関連付け、前記間口と関連付けられた物品を前記搬送手段によって搬送される集品容器まで搬送し、前記間口は、その先端部分に段差が形成され、前記段差は、前記仕切体の一端部が摺動可能に篏合されるように形成され、前記仕切体は、その一端部が前記段差を摺動することにより前記間口に付された識別子を覆うものである。
上記構成では、仕切板によって間口の数及び間口の幅を調整する。また、物品と間口とを関連付けた状態で物品を運搬する。
上記構成では、仕切体を移動させることにより、間口に付された識別子を仕切体で隠すことができる。
上記構成では、間口の先端部分に物品を係止する部分を形成することができる。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のピッキング設備において、前記上下複数段の棚のうちの最下段の棚を単一の前記間口によって形成するものである。
上記構成では、最下段の棚の間口の幅を大きくすることができる。
さらにまた、請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載のピッキング設備において、前記集品容器は、表示部を備えた無線表示器とともに前記搬送手段によって搬送されるものである。
本発明のピッキング設備及びピッキング方法によれば、運搬する物品の大きさ或いは量に応じて間口の数及び間口の幅を変えることができるため、効率良く物品を積み込んで搬送できる。また、物品と間口とを関連付けた状態で物品を運搬するため、目的の物品を運搬先において的確に取り出すことができ、効率良く物品を集品容器に投入することができる。
本発明に係るピッキング設備の概略を示す斜視図である。 本発明に係るピッキング設備において用いられるピッキングカートの斜視図である。 本発明に係るピッキング設備において用いられるピッキングカートの側面図である。 本発明に係るピッキング設備において用いられるピッキングカートの別実施例を示す斜視図である。 本発明に係るピッキング設備において用いられる制御装置のブロック図である。
本発明に係るピッキング設備10について説明する。
図1に示すように、ピッキング設備10は、商品W(「物品」の一例)を保管する固定式の集品棚20と、集品棚20に保管された商品Wが投入されるとともに出荷先別に割り当てられたコンテナ31(「集品容器」の一例)を搬送するコンベヤ30(「搬送手段」の一例)と、集品棚20に保管された商品Wをコンベヤ30近くまで運搬する手押式のピッキングカート40(「運搬用移動体」の一例)と、ピッキングカート40で運搬された商品Wを適切なコンテナ31に投入させるための表示器付フレーム60とを具備する。
また、図5に示すように、ピッキング設備10には、商品Wの入出荷及び在庫を管理する上位システムと、この上位システムに接続されて全てのピッキングカート40を制御する制御装置70と、を具備する。制御装置70は、ピッキングカート40に直接備えられておらず、作業者Hが携帯する個々のハンディターミナル71(「読取手段」の一例)と無線により通信するように構成されている。
図1に示すように、集品棚20は、多数の商品Wを載置する集品棚板21を各段に備えている。なお、図示しないが、集品棚20はピッキング設備10に複数台設けられる。また、集品棚20に載置される商品Wには、商品用バーコード77(図5、「識別子」の一例)が貼付されている(取り付けられている)。商品用バーコード77には、商品Wのナンバーが割り当てられたバーコード、品番等が記載されている。商品用バーコード77の識別情報は、ハンディターミナル71によって読み取られ、制御装置70の無線通信部72に送信される。
コンベヤ30によって搬送されるコンテナ31には、表示部(図示せず)を備えた無線表示器32が取り付けられている。すなわち、コンテナ31は、コンベヤ30によって、表示部を備えた無線表示器32とともに搬送される。
表示器付フレーム60は、床に垂直に設置された2本の支柱部62及びこれら支柱部62の両上端を接続する水平部63からなる立設面61と、2本の支柱部62に取り付けられてピッキングカート40を案内する案内脚部64と、立設面61においてピッキングカート40の各棚板47高さで水平に配置された表示器レール65と、表示器レール65に配置されてピッキングカート40の各間口44に対応させた間口表示器66とを有する。また、立設面61は、コンベヤ30との間で作業者Hが商品Wをコンテナ31に投入する作業ができる間隔をおいて、コンベヤ30と平行にされている。なお、図示しないが、表示器付フレーム60はコンベヤ30に沿って複数基設けられる。
間口表示器66は、商品Wが積み下ろされるべき間口44であることを点灯により表示する表示ランプと、積み下ろされるべき商品Wの数量を表示するデジタル表示器と、から構成されている。
図1及び図2に示すように、ピッキングカート40は、棚用フレーム体41と、棚用フレーム体41に載置される棚42と、を有する。商品Wを積み込む棚42は、上下方向に複数段(図2では6段)形成される。また、棚42の各段には複数(図2では各段3個)の間口44が形成されている。ピッキングカート40は、図示しないが、ピッキング設備10において複数台設けられる。なお、以下では、ピッキングカート40において、棚42の間口44側を前後側、棚42の側板側を左右側という。
棚用フレーム体41は、例えば、アルミ製の強度部材である棒材が水平及び垂直に組み上げられて、前後面を開放させた直方体に構成されている。また、棚用フレーム体41は、左右側面の後部(前部であっても良い)にそれぞれ把手45が設けられるとともに、底面の四隅に制動可能なキャスタ46が設けられている。さらに、棚用フレーム体41は、図示しないが、棚42を固定する固定具が設けられている。
棚42は、例えば、プラスチックダンボールにより構成され、棚用フレーム体41に収まる大きさに形成されている。棚42は、その中央部に棚仕切板(図示せず)を配置して前後方向を仕切ることによって、その前後面が商品Wを積み込み可能に開放している。さらに、図2に示すように、棚42は、水平の棚板47と、水平の棚板47に直交する垂直の仕切板48とを備えることで、間口44が複数個形成されている。このため、棚用フレーム体41に載置された棚42は、複数個(36個(18個/面×前後2面、可動仕切板55を設けない場合))の間口44が形成された面を前面及び後面に有する。
また、棚42の側面(左側面)には、ピッキングカート40を識別するためのカート用バーコード49が貼付されている。カート用バーコード49には、例えば、ピッキングカート40のナンバーが割り当てられたバーコード、台車番号等が記載されている。カート用バーコード49の識別情報は、ハンディターミナル71によって読み取られ、制御装置70の無線通信部72に送信される。
図3に示すように、棚42の棚板47の一端部には段差部50が形成されている。段差部50は、棚板47の一方の縁部を上方に折り返し、折り返した縁部に側面断面視凹状のカバー51を嵌め込むことにより段差状に形成される。すなわち、棚板47の一端部が、棚板47における商品Wの載置面より高くなるように形成される。このように、棚42の棚板47の一端部に段差部50を形成することにより、棚42に商品Wを積み込んだ際に、段差部50が商品Wと係止する部分となるため、商品Wを運搬する際に、商品Wが間口44から落下することを防止できる。
また、図2に示すように、段差部50のカバー51の前面には、間口44の場所を識別する間口用バーコード52(「識別子」の一例)が貼付されている。間口用バーコード52には、例えば、間口44のロケーションIDが割り当てられたバーコード、棚42の前後の区分、間口番号(段番号、列番号)等が記載されている。間口用バーコード52の識別情報は、ハンディターミナル71によって読み取られ、制御装置70の無線通信部72に送信される。
さらに、各間口44には、可動仕切板55(「仕切体」の一例)が配置されている。可動仕切板55は、例えば、塩ビシートにより形成され、商品Wを載置するための載置部56と、間口44を仕切る仕切部57と、から構成される。
図2及び図3に示すように、載置部56は、商品Wを載置可能な板状の部材で形成される。載置部56は、その一端部56Aが側面断面視凹状に形成されている。載置部56の一端部56Aは、棚板47の段差部50(カバー51)に嵌合可能となっているとともに、棚板47の段差部50に対して摺動可能となっている。また、載置部56の一端部56Aには、間口44の場所を識別する間口用バーコード52が貼付されている。
仕切部57は、載置部56の一側面(右側面)に対して垂直に形成される板状の部材である。
図2に示すように、可動仕切板55は、載置部56の一端部56Aを棚板47の段差部50(カバー51)に対して摺動させることで、間口44の左右方向に移動する。
ピッキングカート40においては、比較的幅の広いキャベツ等の青果物(農産物)を運搬する場合には、可動仕切板55は間口44における一方側(右側)の垂直の仕切板48に寄せた状態(接触させた状態)で使用するが、比較的幅の狭い冷蔵商品等を運搬する場合には、可動仕切板55を一方(左方向)に移動させて使用する。すなわち、可動仕切板55を間口44内で移動させることにより、各間口44の幅を運搬する商品Wの幅に対応させて調整することができるとともに、間口44の数を可動仕切板55の移動前より最大2倍(図2では、移動前の間口44の数36個(18個/面×前後2面)に対して、異動後の間口44の数72個(36個/面×前後2面))の個数まで増やすことができる。
また、図2(d)及び(e)に示すように、可動仕切板55は、載置部56の一端部56Aを棚板47のカバー51の前面を覆うように、棚板47の段差部50(カバー51)に沿って移動する。そのため、可動仕切板55を、一方側(右側)の垂直の仕切板48に寄せた状態(接触させた状態)まで移動させることで、棚板47のカバー51の前面に取り付けられる間口用バーコード52を覆うように可動仕切板55を配置することができ、不要な間口用バーコード52を隠すことができる。
さらに、上述のように、可動仕切板55の載置部56の一端部56Aには、間口用バーコード52が貼付されている。そのため、可動仕切板55を一方(左方向)に移動させることで、新たに仕切られた間口44に対して間口用バーコード52を配置することができる。
さらにまた、図4に示すように、ピッキングカート40における棚42のうち最下段42Aを単一の間口44によって形成することも可能である。ピッキング設備10においては、青果物(農産物)或いは冷蔵商品等の比較的小物の商品Wを処理するだけでなく、飲料水、缶詰等を収納した大物の箱等(大物の商品W)も処理する。そのため、このような大物の商品Wをピッキングカート40で運搬する場合には、上記の間口44では大物の商品Wを棚42に積み込むことができない。また、大物の商品Wは比較的重量の重いものが多いため、ピッキングカート40における棚42の上段にそのような大物の商品Wを積み込むとピッキングカート40の上部に重心が偏り、ピッキングカート40を安定させた状態で移動させることができない場合がある。そこで、ピッキングカート40における棚42の最下段42Aを単一の間口44によって形成することで間口44の幅を広げ、大物の商品Wを積み込み可能とする。また、当該単一の間口44内に可動仕切板55を配置することで、棚42の最下段42Aにおける間口44の数及び間口44の幅を調整することができる。
次に、制御装置70について説明する。
図5に示すように、制御装置70は、作業者Hが携帯するハンディターミナル71と無線により通信する無線通信部72と、無線通信部72からハンディターミナル71の情報を受信して全てのピッキングカート40による作業を管理する作業管理部73と、作業管理部73からの情報に基づき所定のピッキングカート40を組み付けるべき表示器付フレーム60を選定するフレーム選定部74と、商品Wが実際に積み込まれた間口44と積み込まれるべき間口44とが一致するかを判断する誤作業検知部75と、作業管理部73が上位システムと通信するための上位システム通信部76とを有する。
無線通信部72は、例えば、無線LANの親機である。無線通信部72がハンディターミナル71から受信する情報は、ピッキングカート40の棚42の側面に貼付されているカート用バーコード49の識別情報(ピッキングカート40のナンバー)と、ピッキングカート40の各間口44(或いは可動仕切板55)に貼付されている間口用バーコード52の識別情報(間口44のロケーションID)と、各商品Wに貼付されている商品用バーコード77(「識別子」の一例)の識別情報と、である。また、無線通信部72がハンディターミナル71に発信する情報は、ピッキングカート40を組み付けるべき表示器付フレーム60の選定情報と、ピッキングカート40を使用した作業の指示情報とである。
作業管理部73は、ハンディターミナル71からの識別情報に基づいて、ハンディターミナル71で読み取られたピッキングカート40、棚42(間口44)及び商品Wを識別する一方、上位システム通信部76を介して上位システムから在庫の情報を受信して、全てのピッキングカート40による作業を管理する。また、作業管理部73は、これら作業の管理に基づいて、ピッキングカート40を使用した作業の指示情報を無線通信部72に送信する。特に、作業管理部73は、ハンディターミナル71からの商品Wの識別情報に基づいて積み込まれるべき間口44を決定し、決定した間口44の位置情報及び積み込む商品Wの識別情報を無線通信部72に送信する。なお、商品Wが積み込まれるべき間口44として、所定重量(作業者Hが重いと感じる重量であり例えば3kgf)以上の商品Wについては下部(下段)の間口44、多数の同種商品Wについては積み下ろしが容易な中部(中段)又は上部(上段)の間口44とされる。
フレーム選定部74は、作業管理部73で識別された棚42で運搬される商品Wを決定し、これら商品Wを積み下ろしてコンテナ31に投入する作業を支援すべき表示器付フレーム60を選定する。また、フレーム選定部74は、表示器付フレーム60の選定情報を無線通信部72に送信する。
誤作業検知部75は、作業管理部73が識別したピッキングカート40、棚42(間口44)及び商品Wの識別情報に基づいて、実際に商品Wが積み込まれた間口44と、商品Wが積み込まれるべき間口44とが一致するか否かを判断し、一致しなければ警告情報を無線通信部72に送信する。
次に、ピッキング設備10におけるピッキングカート40の使用方法について説明する。
図1に示すように、作業者Hは、棚42を棚用フレーム体41に載置した後に固定具で固定し、ピッキングカート40を構成する。そして、作業者Hがピッキングカート40の棚42の側面に貼付されたカート用バーコード49をハンディターミナル71で読み取ると、ピッキングカート40を組み付けるべき表示器付フレーム60の選定情報の内容がハンディターミナル71に表示される。作業者Hは、この選定情報に対応するカード79(例えば、ラミネート加工されたカード)を棚42の左側面にセットする。
その後、作業者Hは、ピッキングカート40のキャスタ46の制動を解除し、ピッキングカート40を手押しにより集品棚20近くまで移動させる。そして、作業者Hは、集品棚20から商品Wを取り出し、その商品Wに貼付された商品用バーコード77をハンディターミナル71で読み取らせる。これにより、集品棚20から取り出された商品Wが制御装置70で識別されるとともに、この商品Wが積み込まれるべき間口44の位置情報及び当該間口44に積み込まれるべき商品Wの数量情報が制御装置70からハンディターミナル71に送信される。そして、商品Wが積み込まれるべき間口44の位置及び積み込まれるべき商品Wの数量がハンディターミナル71に表示される。
作業者Hは、ハンディターミナル71に表示された間口44に、集品棚20から取り出した商品Wをハンディターミナル71に表示された数量だけ積み込む。そして、作業者Hは、商品Wを積み込んだ間口44に貼付されている間口用バーコード52をハンディターミナル71に読み取らせる。すなわち、集品棚20から取り出した商品Wと、商品Wを積み込んだ間口44と、を関連付ける。そして、制御装置70は、ハンディターミナル71が読み込んだ間口用バーコード52が貼付されている間口44と商品Wが積み込まれるべき間口44とが一致するか否かを判断し、一致しなければ、ハンディターミナル71に警告情報を表示させることで、作業者Hに警告する。このようにして、作業者Hは、(1)商品Wを集品棚20から取り出す、(2)その商品Wに貼付された商品用バーコード77をハンディターミナル71で読み取らせる、(3)ハンディターミナル71の表示に従って間口44に商品Wを積み込む、という作業を続けていく。ここで、前面の間口44と後面の間口44には、商品Wを積み込む作業において、異なる作業の情報が割り付けられる。具体的には、前面の間口44に積み込まれる商品Wの出荷先群と、後面の間口44に積み込まれる商品Wの出荷先群とが、異なるようにされている。
ピッキングカート40を表示器付フレーム60まで移動させる指示がハンディターミナル71に表示されると、作業者Hは、棚42にセットされたカード79に従って、ピッキングカート40を表示器付フレーム60近くまで手押しにより移動させて、表示器付フレーム60の案内脚部64に案内させる。そして、作業者Hは、ピッキングカート40の前面と表示器付フレーム60の立設面61とを一致させるようにして、ピッキングカート40を表示器付フレーム60に組み付ける。
その後、コンテナ31に投入すべき商品Wを積み込んだ間口44に対応する間口表示器66が点灯するので、作業者Hは、点灯した間口表示器66に対応する間口44から商品Wを積み下ろして、この商品Wをコンテナ31に投入する。ピッキングカート40の前面における間口44の全ての商品Wがコンテナ31に投入されると、作業者Hは、ピッキングカート40を表示器付フレーム60から離して、鉛直軸回りにピッキングカート40を180度回転させる(つまり、前後面を反転させる)。そして、商品Wが積み込まれた間口44を有する面(つまり後面)と表示器付フレーム60の立設面61とを一致させるようにして、ピッキングカート40を再び表示器付フレーム60に組み付ける。
その後、上述と同様に、コンテナ31に投入すべき商品Wが積み込まれた間口44に対応する間口表示器66が点灯するので、作業者Hは、この間口44から商品Wを積み下ろしてコンテナ31に投入する。
以上のように、本実施の形態によると、運搬する商品Wの大きさ或いは量に応じて間口44の間隔或いは間口44の数を変えることができるため、効率良く商品Wを積み込んで搬送できる。商品Wと間口44とを関連付けた状態で商品Wを運搬するため、目的の商品Wを運搬先で的確に取り出すことができ、効率良く商品Wをコンテナ31に投入することができる。
また、本実施の形態によると、上下複数段の棚42のうちの最下段の棚42Aを単一の間口44によって形成することで、最下段の棚42の間口44の幅を大きくすることができるため、大物の商品Wを容易に積み込むことができる。
さらに、本実施の形態によると、可動仕切板55を間口44に付された間口用バーコード52を覆う位置に配置可能であることから、間口44に付された不要な間口用バーコード52を隠すことができる。
さらにまた、本実施の形態によると、間口44の先端部分に形成される段差部50が商品Wを係止する部分となるため、運搬時に、商品Wがピッキングカート40の間口44から落下することを防止できる。
なお、本実施の形態においては、ピッキングカート40の棚用フレーム体41に載置される1つの棚42はとして説明したが、1つの棚に限定されるものではなく、2つ以上の棚を組み合わせたものであっても構わない。
また、本実施の形態においては、コンテナ31に直接無線表示器32を備えた(取り付けた)ものであるが、これに限定されるものではなく、コンテナ31をコンベヤ30によって無線表示器32とともに搬送可能な構成であれば、無線表示器32を支持する台座の上にコンテナ31を載置させ、そのコンテナ31を載置させた台座をコンベヤ30によって搬送する構成であっても構わない。すなわち、コンテナ31に直接無線表示器32を取り付けたものをコンベヤ30によって搬送する構成でなくてもよい。さらに、無線表示器32をコンベヤ30とは異なるコンベヤによってコンテナ31に沿って搬送する構成であっても構わない。
さらに、本実施の形態においては、読取手段をハンディターミナル71としているが、これに限定されるものではなく、バーコードを読み取り可能なものであれば、例えば、スキャナ(バーコードリーダー)と、端末とを別体に構成したものでも構わない。
さらにまた、本実施の形態においては、集品棚20に載置された商品Wをピッキングカート40によって運搬しているが、これに限定されるものではなく、平置きされた集品箱内に収納されている商品W、或いはカゴ車内に収納されている商品Wを運搬しても構わない。
10 ピッキング設備
30 コンベヤ(搬送手段)
31 コンテナ(集品容器)
40 ピッキングカート(搬送用移動体)
42 棚
44 間口
52 間口用バーコード(識別子)
55 可動仕切板(仕切体)
71 ハンディターミナル(読取手段)
77 商品用バーコード(識別子)
W 商品(物品)

Claims (3)

  1. 物品を上下複数段の棚に積み込んで運搬する運搬用移動体によって運搬される物品を、搬送手段によって搬送される集品容器に投入するピッキング設備であって、
    前記運搬用移動体は、
    前記棚に前記物品を投入する複数の間口が形成され、
    前記間口毎に設けられ、前記間口を所定の間隔で仕切る可動式の仕切体と、
    前記物品に付された識別子及び前記間口に付された識別子を読み取る読取手段と、
    を備え、
    物品を積み込む際に、前記物品に付された識別子と、前記物品を投入する間口に付された識別子と、を前記読取手段によって読み取ることにより前記物品と前記間口とを関連付け、
    前記間口と関連付けられた物品を前記搬送手段によって搬送される集品容器まで搬送し、
    前記間口は、その先端部分に段差が形成され、
    前記段差は、前記仕切体の一端部が摺動可能に篏合されるように形成され、
    前記仕切体は、その一端部が前記段差を摺動することにより前記間口に付された識別子を覆うこと
    を特徴とするピッキング設備。
  2. 前記上下複数段の棚のうちの最下段の棚を単一の前記間口によって形成すること
    を特徴とする請求項1に記載のピッキング設備。
  3. 前記集品容器は、表示部を備えた無線表示器とともに前記搬送手段によって搬送されること
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載のピッキング設備。
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